JP3251852B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP3251852B2
JP3251852B2 JP14477996A JP14477996A JP3251852B2 JP 3251852 B2 JP3251852 B2 JP 3251852B2 JP 14477996 A JP14477996 A JP 14477996A JP 14477996 A JP14477996 A JP 14477996A JP 3251852 B2 JP3251852 B2 JP 3251852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計量室内に流入す
る液体の流量に応じて回転するロータの回転を検出して
その回転数から液体の流量を計測する流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体の流量を計測する流量計とし
てはその精度の信頼性からロータリピストン型流量計
(以下、流量計という)がよく利用されている。この流
量計は液体の流入口と流出口とを備えた環状凹溝様の計
量室を有し、その中心位置で回転自在に配置された偏心
軸受を介してロータが揺動回転しながら所定量ごと液体
を流出口から排出するように構成されている。また、こ
のロータの中心にはマグネットが植設されており、ロー
タの揺動回転にともなってマグネットが計量室を中心に
回転し、マグネットの回転磁界が発生するように構成さ
れている。さらに、前記計量室から離隔された位置でか
つマグネットの回転磁界上に位置して計量室側の1方向
に磁性感度の指向性を持つ磁性検出素子が配置されてお
り、磁性検出素子がマグネットの通過を検出することに
よりロータの回転が検出され、この回転数から液体の流
量が計測されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記流量計では、計測
精度を高めるためには、ロータ1回転あたり複数個の検
出信号が得られるように、マグネットの回転磁界上に複
数個の磁性抵抗素子を配置したり、マグネットをロータ
に複数個植設したりしなければならない。そのため、流
量計が小さくなると、マグネット間の距離も短くなり、
マグネットが磁性検出素子に接近、離反してもその出力
電圧の変化量が少なくなって、マグネットの通過の検出
ができなくなる等の欠点が生じている。
【0004】本発明は、上記欠点の除去を目的として発
明されたもので、ロータの回転を1個のマグネットと1
個の磁性検出素子とによりロータ1回転あたり複数個の
回転検出パルスを得ることができる流量計を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】液体の流入口と流出口と
を備えた計量室を有し、その中心線上で回転自在に配置
された偏心軸受を介して計量室の内壁に沿って移動しな
がら揺動回転する有底筒状のロータを備え、このロータ
の中心にマグネットをN極、S極がロータ軸と同方向に
延びるように植設し、ロータの揺動回転にともなってマ
グネットの回転磁界が発生するように構成する一方、計
量室から離隔された位置でかつ回転磁界の中心付近に位
置して周囲の4方向に磁性感度の指向性を持つ磁性抵抗
素子をこれら4方向でなる平面がマグネットの回転平面
と平行に延びるように配置して、マグネットの回転から
ロータの回転を検出してその回転数から液体の流量を計
測するように構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基き本発明の一実施
例をロータリピストン型流量計について説明する。図1
および図2において、1はロータリピストン型流量計
(以下、流量計という)であり、液体の流入口(図示せ
ず)と流出口(図示せず)とこれらに連通する環状凹溝
様の計量室2aとを備えた流量計本体2と、前記計量室
2aを塞ぐ離隔板3と、この離隔板3を流量計本体2側
に押圧する計量室蓋4とを有している。前記流量計本体
2にはその計量室側2aに突出して一端が開放された筒
状の隔壁2bが設けられており、計量室2aの壁面と隔
壁2bの外周との間には有底筒状のロータ5が底部上方
にして収納されている。このロータ5の中心にはロータ
軸5aが植設され、しかもこのロータ軸5aは前記隔壁
2b内で計量室2aの中心上で回転自在に保持された偏
心軸受6に取付けられており、ロータ5が計量室2a内
でその内壁に沿って移動しながら揺動回転可能に構成さ
れている。前記偏心軸受6は中心からの距離がわずかに
異なる複数個のロータ軸取付け穴6aを有しており、前
記ロータ軸5aを回転自在に保持しながらロータ軸5a
の計量室2aの中心からの位置を変更して計量室2aの
内壁とロータ5の外周との間隙が調整可能に構成されて
いる。
【0007】前記ロータ5の底部の中心にはマグネット
7がN極、S極をロータ軸と同方向にして植設されてお
り、ロータ5の回転にともなってマグネット7の回転磁
界が発生するように構成されている。また、前記計量室
2aから離隔された計量室蓋4の内部には信号処理部1
0が取り付けられた基板11が配置されており、この基
板には磁性検出素子の一例の磁性抵抗素子9が計量室2
aから離隔された位置で離隔板3に沿って配置され、マ
グネット7の回転平面から離れた位置でかつ回転磁界の
中心付近でマグネット7の通過を検出するように構成さ
れている。また、前記磁性抵抗素子9は図2および図3
に示すように周囲の4方向に磁性感度(X域、Y域)の
指向性を持っており、これら4方向でなす平面がマグネ
ット7の回転平面と平行に延びるように構成されてい
る。しかも、この磁性抵抗素子9は直交する2方向の磁
界に対して正負2方向の出力電圧を出力するよう構成さ
れており、マグネット7通過時に他方向の出力電圧が影
響を受けないように構成されている。前記磁性抵抗素子
9の出力電圧は、信号処理部10を構成する増幅部1
2、パルス変換部13、計数部14を介して回転検出パ
ルスに変換され、その個数からロータ5の回転数が計測
され、この回転数から液体の流量が計測されてこれが表
示部15で表示されるように構成されている。
【0008】前記流量計では、液体が流入口から流入す
ると、これが計量室2a内に入り、ロータ5を揺動回転
させながら、計量室2a内を移動して流出口から排出さ
れる。この時、ロータ5の回転にともなって、その中心
に配置されたマグネット7が回転して磁性抵抗素子9の
周囲に回転磁界が発生する。そのため、磁性抵抗素子9
の出力電圧はマグネット7が磁性抵抗素子9の一感度方
向に接近すると、大きくなり、これから離反して行く
と、前記出力電圧は小さくなり、図4に示す正の波形の
出力電圧が得られる。また、ロータ5が90度を超えて
回転すると、前記マグネットからの磁界の方向が90度
変わり、前記出力電圧の極性が負となって正の場合と同
様な負の波形を持った出力電圧が得られる。この出力電
圧は回転検出パルスに変換され、その個数が計数されて
この計数値から液体の流量が算出され、表示される。
【0009】この間、前記ロータ5が1回転すると、磁
性抵抗素子9は交互に正負の出力電圧を2個づつ出力
し、1回転に4個の回転検出パルス信号を出力するの
で、ロータ5の1回転あたり4個の回転検出パルスを得
ることができる。そのため、ロータ1回転あたり複数個
の回転検出パルスを出力するに際してマグネット7、磁
性検出素子とも1個でよく、マグネット7、磁性検出素
子9を余分に設ける必要がなく、流量計本体が小さくな
っても分解能の高い流量計を提供することができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は液体の流
量に応じて回転するロータリピストン型流量計のロータ
にマグネットをN極、S極がロータ軸と同方向に延びる
ように植設してロータの回転にともなって回転磁界を発
生させる一方、計量室から離隔された位置でかつ回転磁
界の中心付近に位置して周囲の4方向に磁性感度の指向
性を持つ磁性抵抗素子をこれら4方向でなす平面がマグ
ネットの回転平面と平行となるように配置しているた
め、マグネット、磁性検出素子はそれぞれ1個で、ロー
タ1回転あたり複数個の検出パルスを得ることができ、
小さな流量計にも対応できる安価で分解能の高い流量計
を提供することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明する説明図である。
【図2】本発明に係るロータリピストン型流量計の概略
を説明する断面図である。
【図3】本発明に係る磁性抵抗素子の磁性感度を示す説
明図である。
【図4】本発明に係る磁性抵抗素子の出力波形図であ
る。
【符号の説明】
1 流量計 2 流量計本体 2a 計量室 2b 隔壁 3 離隔板 4 計量室蓋 5 ロータ 5a ロータ軸 6 偏心軸受 6a ロータ軸取付け穴 7 マグネット 9 磁性抵抗素子 10 信号処理部 11 基板 12 増幅部 13 パルス変換部 14 計数部 15 表示部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体の流入口と流出口とを備えた環状凹溝
    様の計量室を有し、その中心線上で回転自在に配置され
    た偏心軸受を介して計量室の内壁に沿って移動しながら
    揺動回転する有底筒状のロータを備え、このロータの中
    心にマグネットをN極、S極がロータ軸と同方向に延び
    るように植設し、ロータの揺動回転にともなってマグネ
    ットの回転磁界が発生するように構成する一方、計量室
    から離隔された位置でかつ回転磁界の中心付近に位置し
    て周囲の4方向に磁性感度の指向性を持つ磁性抵抗素子
    をこれら4方向でなる平面がマグネットの回転平面と平
    行に延びるように配置して、マグネットの回転からロー
    タの回転を検出してその回転数から液体の流量を計測す
    ることを特徴とする流量計。
JP14477996A 1996-04-30 1996-04-30 流量計 Expired - Fee Related JP3251852B2 (ja)

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