JP3251486B2 - 回路遮断器およびそのテスト装置 - Google Patents

回路遮断器およびそのテスト装置

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JP3251486B2 JP01346996A JP1346996A JP3251486B2 JP 3251486 B2 JP3251486 B2 JP 3251486B2 JP 01346996 A JP01346996 A JP 01346996A JP 1346996 A JP1346996 A JP 1346996A JP 3251486 B2 JP3251486 B2 JP 3251486B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検出電流の一部
を電子回路の作動電源としている電子式回路遮断器とそ
のテスト装置に関するもので、特にテスト時の消費電力
を少なくし、また、引外し検出回路が瞬時引外しと時限
引外しとに分けて構成された回路に対し個別にオフライ
ンで動作テストを行うテスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特開昭60−79621
号公報に示された従来の電子式回路遮断器の引外し動作
テスト装置の回路図である。図において、1は電子式回
路遮断器、2は主回路導体、3は主回路導体2の電流を
検出する変流器、4は変流器3の二次出力を直流にする
整流回路、5はこの整流回路4の出力レベルが所定レベ
ルと所定時限とを越えたことを判定してサイリスタ6を
作動させる判定回路である。
【0003】7は引外しコイルであり、サイリスタ6の
作動による電流で図示しない開閉機構を介して主回路接
点8を開離する。10は引外し動作テスト装置、11は
外部電源15からテスト信号を生成するテスト信号発生
回路であり、整流回路や定電圧回路等から構成されてい
る。12は電流表示器、13はテスト信号設定器、14
はテストスイッチ、16は回路遮断器1と引外し動作テ
スト装置10とのテスト信号回路を接続する接続コネク
タである。
【0004】電子式回路遮断器ではその動作を主回路導
体2が電源に接続されていない状態のオフラインでテス
トするためには、判定回路5等の電子式回路を駆動させ
るための電源と、変流器3が検出する主回路導体2の電
流に相当する引外しテスト信号を外部から与える必要が
ある。そこで、接続コネクタ16を介して引外し動作テ
スト装置10から駆動電源とテスト信号を外部電源15
から編成して供給してオフライン動作テストを実施す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の引
外し動作テスト装置では、引外し動作テスト装置10の
外部電源15を外部から得なければならず、新設の配電
盤等で全く外部電源が無い所ではオフラインテストが実
施できない。このため電池を用いた引外しテスト信号を
供給する引外し動作テスト装置が考えられるが、この動
作テスト装置は小形で可搬容易なものが望まれる。
【0006】そのためには重量と体積を最も占有する電
池を小さくする必要があり、電池が小形で長時間使用で
きるように動作テスト電流の省電流構成の動作テスト装
置を得る必要がある。従って、回路遮断器の動作テスト
が少ない消費電力で行えるテスト装置を得ることをこの
発明の第1の目的とする。
【0007】また、回路遮断器において、その動作特性
は図8に示すように時限引外し特性と瞬時引外し特性が
ある。このため最近の電子式回路遮断器において、例え
ば図9のような特願平7−074933号に示される瞬
時引外しと、時限引外しとの各々の検出回路を設け別々
にレベル判定させているものがある。これは瞬時引外し
は主回路導体2の全電流を、時限引外しは複数相の相電
流を個別に過電流のレベル判定させるためである。
【0008】このように分別して動作テストが可能な回
路遮断器とそのテスト装置を得ると共に、瞬時引外しと
時限引外しの2種類のテスト信号がコネクタの接続点を
極力増やすことなく供給することのできることをこの発
明の第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係る回
路遮断器のテスト装置は、主回路の電流を検出する変流
器の二次出力を整流し、この整流出力を電源として電子
回路で構成された過電流検出用の瞬時引き外し判定回路
および時限引き外し判定回路に供給し、上記いずれかの
判定回路が過電流を検出すると、半導体スイッチを導通
して引き外しコイルに通電し上記主回路を遮断する回路
遮断器に対し、上記瞬時引き外し判定回路および時限引
き外し判定回路のいずれか一方へ選択的にテスト信号を
供給するテスト信号供給手段により上記瞬時引き外し判
定回路および時限引き外し判定回路の何れか一方へテス
ト信号を供給して過電流を検出させ上記半導体スイッチ
を駆動して動作テストを行う回路遮断器のテスト装置に
おいて、電池と、この電池から上記電子回路の作動電源
を供給する第1の作動電源供給手段と、上記半導体スイ
ッチが導通したことを検知する検知手段と、この検知出
力に応じて上記引外しコイルを作動させる電流を供給す
る第2の作動電源供給手段と、で構成したしたものであ
る。
【0010】(2)また、上記(1)の回路遮断器のテ
スト装置において、第1の作動電源供給手段の供給電流
はパルス状の電流としたものである。
【0011】(3)また、上記()の回路遮断器のテ
スト装置において、作動電源供給手段は、第1の作動電
源供給手段のパルス状の電流に対し、電子回路の最低作
動電圧を維持するに必要な直流電流を重畳して供給する
第3の作動電源供給手段とで構成した手段としたしたも
のである。
【0012】(4)また、上記()または()の回
路遮断器のテスト装置において、第2の作動電源供給手
段の電源供給動作に対応して、第1の作動電源供給手段
からの電源供給を停止すると共に、テスト信号供給手段
からのテスト信号を停止するリセット手段を設けたもの
である。(5)また、上記(3)の回路遮断器のテスト装置にお
いて、第2の作動電源供給手段の電源供給動作に対応し
て、第1および第3の作動電源供給手段からの電源供給
を停止すると共に、テスト信号供給手段からのテスト信
号を停止するリセット手段を設けたものである。
【0013】()また、上記(1)〜()のいずれ
か1項に記載の回路遮断器のテスト装置において、テス
ト信号供給手段は、正または負の交番波形のテスト信号
を発生させて、このテスト信号の極性に応じて瞬時引き
外し判定回路および時限引き外し判定回路の何れか一方
にテスト信号を与える手段としたものである。
【0014】()また、上記()の回路遮断器のテ
スト装置において、テスト信号の極性に応じて瞬時引き
外し判定回路および時限引き外し判定回路の何れか一方
にテスト信号を与える手段として、正のテスト信号を導
通するダイオードと負のテスト信号を導通するダイオー
ドの一対のダイオードを設けた回路遮断器に対し、正の
テスト信号が与えられると、上記正側のダイオードを介
して瞬時引き外し判定回路および時限引き外し判定回路
の何れか一方にテスト信号を与え、負のテスト信号が与
えられると、上記負側のダイオードを介して上記他方の
判定回路にテスト信号を与えるようにしたものである。
【0015】()この発明に係る回路遮断器は、主回
路の電流を検出する変流器の二次出力を整流し、この整
流出力を電源として電子回路で構成された過電流検出用
の瞬時引き外し判定回路および時限引き外し判定回路に
供給し、上記いずれかの判定回路が過電流を検出する
と、半導体スイッチを導通して引き外しコイルに通電し
上記主回路を遮断する回路遮断器において、正のテスト
信号を導通するダイオードと負のテスト信号を導通する
ダイオードの一対のダイオードを設け、正のテスト信号
が与えられると、上記正側のダイオードを介して瞬時引
き外し判定回路および時限引き外し判定回路の何れか一
方にテスト信号を与え、負のテスト信号が与えられる
と、上記負側のダイオードを介して上記他方の判定回路
にテスト信号を与えるようにすると共に、テスト装置と
接続するコネクタを3端子とし、この3端子をテスト時
の電源供給用端子、上記正および負のテスト信号が入力
されるテスト信号入力端子、上記二つの端子に対応する
共通のアース端子で構成したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の電子式
回路遮断器の動作テスト装置の回路ブロック図、図2は
電子式回路遮断器の回路ブロック図である。図1におい
て、1は電子式回路遮断器、16は接続コネクタ、17
は電源供給端子、18はアース端子、19はテスト信号
入力端子である。20は動作テスト装置、21は動作テ
スト装置20を作動させる電池である。
【0017】22は第1の作動電源回路、23は第2の
作動電源回路であり、各々出力値の異なる定電流回路と
外部からの信号により出力開閉制御されるスイッチ22
a、23aが設けられており、その出力は電源供給端子
17を通して回路遮断器1へ供給される。定電流回路の
電流供給能力は第1の作動電源回路22<第2の作動電
源回路23としている。
【0018】24は動作テスト装置20から電子式回路
遮断器1への動作テストを開始させるテストスイッチ、
25はマルチバイブレータからなる発振回路であり、所
定間隔のパルス信号を出力する。26は電圧検出回路で
あり、電源供給端子17とアース端子18間の電圧変化
を監視して所定以上の変化を検出したとき、ワンショッ
ト回路27へ信号出力する。28は電圧検出回路26と
電源供給端子17とを発振回路25の出力に同期して開
閉する同期スイッチである。
【0019】29はスイッチ制御端子、30はテスト信
号発生回路であり、テスト用の交流信号を発生する。3
1はテスト信号発生回路30の交流信号を電子式回路遮
断器1が検出できるレベルに増幅するレベルシフト回
路、32はテスト用の交流信号を半波にしてその極性の
一方のみをテスト信号入力端子19へ出力する極性切替
スイッチである。33は信号出力スイッチであり、スイ
ッチ制御素子29により制御され、テストスイッチ24
のオンによりテスト用の交流信号を出力可能にして、ワ
ンショット回路27からの信号によりリセット停止され
る。
【0020】図2において、1〜4、6〜8、16〜2
0は上記従来例及び図1で説明のものと同様である。5
1は瞬時引外し判定回路、52は時限引外し判定回路、
53は電源回路であり、整流回路4の電流を瞬時引外し
判定回路51および時限引外し判定回路52が作動でき
る電圧に調節する。
【0021】54は平滑コンデンサ、55、56は分圧
抵抗であり、分圧抵抗55は整流回路4の出力を瞬時引
外し判定回路51が判定する検知電圧として与えるよう
にするもので、、主回路導体2の電流に比例した検知電
圧を瞬時引外し判定回路51にてレベル判定して所定値
以上になればサイリスタ6をオンにさせる。57、58
は分流抵抗であり、主回路導体2の各相の電流に比例し
た電圧を時限引外し判定回路52にてレベル判定して所
定値以上になればサイリスタ6をオンさせる。
【0022】61は電源供給端子17と整流回路4のプ
ラス側を接続する接続線である。62、63は分別ダイ
オードであり、一方を互いに極性を反対にテスト信号入
力端子19に接続し、各々の他端は瞬時引外し判定回路
51と時限引外し判定回路52の検出端に接続されてい
る。
【0023】従って、アース端子18とテスト信号入力
端子19間には、テスト信号入力端子19がプラスのと
き、「ダイオード62→瞬時引外し判定回路51の検出
端→分圧抵抗55→アース端子18」の閉回路Aが形成
される。そして、アース端子18がプラスのとき、「分
流抵抗57→時限引外し判定回路52の検出端→ダイオ
ード63→テスト信号入力端子19」の閉回路Bが形成
される。
【0024】また、電源供給端子17とアース端子18
間には、「接続線61→電源回路53の入力端→分圧抵
抗56→分圧抵抗5→アース端子18」の閉回路Cが
形成される。そして、サイリスタ6の導通状態では、
「接続線61→引外しコイル7→サイリスタ6→アース
端子18」の閉回路Dが形成される。
【0025】次に、上記の動作テストを図3に示す各部
の波形図と共に説明する。 (1)回路遮断器1がオフラインの状態で、テストスイ
ッチ24をオンすると(図3(イ))、発振回路25が
作動してオンオフ信号を発信し(図3(ロ))、そのオ
ン・オフ信号に同期してスイッチ22aが開閉され、第
1の作動電源回路22から電源供給端子17を通して図
3(ハ)に示すパルス状の電源供給電流が電子式回路遮
断器1へ送られる。
【0026】(2)また、テストスイッチ24のオンに
より、スイッチ制御素子29を介して信号出力スイッチ
33をオンにして、テスト信号発生回路30の交流信号
をレベルシフト回路31へ伝え、適切なレベルシフトを
行い(図3(ニ))、極性切替スイッチ32でテストの
目的に合致した極性の半波にしてテスト信号入力端子1
9を通して電子式回路遮断器1へ送られる(図3
(ホ))。なお、図3(ホ)の例ではテスト信号は負側
の極性の半波にしている。
【0027】(3)回路遮断器1では電源供給電流が電
源供給端子17から閉回路Cに流れ、電源回路53で瞬
時引外し判定回路51および時限引外し判定回路52の
作動電源となる。作動電源に使用される以外の電流は分
圧抵抗55、56を流れ、アース端子18を通じて動作
テスト装置20に帰還される。
【0028】(4)テスト信号入力端子19から入力さ
れたテスト信号は、その極性によりダイオード62また
はダイオード63により流れる閉回路が選択される。図
3(ホ)では閉回路Bが選択された例であり、時限引外
し判定回路52の動作テストを示している。
【0029】(5)時限引外し判定回路52は、テスト
信号が所定のレベル以上であることを判別してサイリス
タ6を導通にする(図3(ヘ))。
【0030】(6)サイリスタ6の導通により電源供給
電流は引外しコイル7へ分流される。この分流によるイ
ンピーダンスの変化を電圧検出回路26が図3(ト)に
示す電圧変化で検出してワンショット回路27へトリガ
出力する(図3(チ))。
【0031】(7)ワンショット回路27の出力(図3
(リ))は、発振回路25および信号出力スイッチ33
をオフにする。また、ワンショット回路27の出力はス
イッチ23aをオンにして、第2の作動電源回路23か
ら図3(リ)に示す波形と同一の引外しコイル7の作動
電流(図3(ヌ)参照)が電源供給端子17を通して電
子式回路遮断器1へ送られ、引外しコイル7が開閉機構
を介して主回路接点8を開離して動作テストが終了す
る。
【0032】ちなみに、第1の作動電源回路22からの
電子回路の作動可能な最小の電源供給電流は通常20〜
50mAであり、引外しコイル7の作動電流は通常10
0〜200mAである。
【0033】従って、動作テストの出力電流は図3
(ヌ)のように、動作テスト始めに回路遮断器1の電子
回路の作動可能な最小の電源供給電流をパルス状にして
間引きしながら供給し、サイリスタ6の導通を検知した
後、引外しコイル7を作動させるのに必要な電流値をワ
ンショット通電としているので、電池21から取り出さ
れるエネルギーは、定常的に引外しコイル7の作動に必
要な電流値を流し続ける場合に比べて少なくなり、電池
21の消耗を少なくすることができる。
【0034】また、電子式回路遮断器とそのテスト装置
間をテスト端子を介して接続し、電路より電源供給をせ
ずにオフラインで動作テストを行う際、瞬時引外し判定
回路および時限引外し判定回路へのテスト信号を分ける
分流回路を設けることにより、瞬時または時限いずれか
の任意の引外し動作がテスト可能となる。また、電子式
回路遮断器とテスト装置間の接続コネクタは3端子と
し、電源供給端子と、二つの判定回路のテスト信号を共
用するテスト信号入力端子と、これらの端子に共通のア
ース端子とから構成したので、端子数を少なくすること
ができる。
【0035】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2の動作テスト装置の回路ブロック図である。図にお
いて、1、16〜33は上記実施の形態1で説明のもの
と同一である。34は第3の作動電源回路、34aはス
イッチであり、外部からの信号により第3の作動電源回
路34を出力開閉制御する。35はスイッチ制御素子で
あり、テストスイッチ24のオンにより第3の作動電源
回路34の電流出力を閉回路Cへ供給し、ワンショット
回路27の出力により閉回路Cへの電流出力を停止す
る。
【0036】この実施の形態2の発明の目的を説明す
る。図5に実施の形態1における第の作動電源回路2
2からの出力電流と、平滑コンデンサ54の電圧の波形
を示す。平滑コンデンサ54の電圧は、閉回路Cに流れ
る第1の作動電源回路22からの出力電流による分圧抵
抗55、56の電圧を電源回路53を通したものであ
り、パルス状の第の作動電源回路22の電流波形によ
り変動する。
【0037】第1の作動電源回路22からのパルス状供
給電流の間隔が長く、電子回路の消費電流が増えると、
電子回路の最低動作電圧より下がってしまい電子回路の
動作が不安定となる。この実施の形態2の発明は電子回
路の最低動作電圧を確保することを目的としている。
【0038】次に動作について図6を用いて説明する。
なお、上記実施の形態1での図3と同一部分は省略す
る。 (1)テストスイッチ24をオンすると(図6
(イ))、スイッチ制御素子35を介してスイッチ34
aがオン状態にされる。これにより、図6(ロ)に示す
電流が第3の作動電源回路34から電源供給端子17を
通して閉回路Cへ供給される。
【0039】(2)同時に発振回路25のオン・オフ信
号(図6(ハ))に同期して、第1の作動電源回路22
からも電流出力があるので、閉回路Cの電流は図6
(ニ)に示すように、第3の作動電源回路34の電流と
第1の作動電源回路22の電流の重畳されたものが閉回
路Cへ供給される。
【0040】(3)平滑コンデンサ54の電圧は第3の
作動電源回路34の電流による電圧が必ず確保されるの
で、図6(ト)に示すように電子回路の最低動作電圧の
維持が容易となる。
【0041】以上のように、第1の作動電源回路22か
らのパルス状出力電流の実効値を減ずることが可能とな
り、この部分と第3の作動電源回路34との電流の和
が、実施の形態1の第1の作動電源回路22からのパル
ス状出力電流の実効値より少なくすることができ、電池
21の消耗が更に防げる。
【0042】実施の形態3.実施の形態1の図1および
実施の形態2の図4に示すテスト信号発生装置は、テス
ト用の交流信号を発生するようにしたが、交流波形(図
3(ニ)参照)でなくても、正負が交互に表れる矩形波
やパルス状の波形、つまり正負が交互に表れる交番波形
であればよい。
【0043】実施の形態4.実施の形態2の図4のスイ
ッチ制御素子29,35は、スイッチ制御素子29のみ
を用いて、そのQ端子から信号出力スイッチ33と接点
34aとをオンオフしてもよい。また、発振回路25の
入力もテストスイッチ24からでなく、スイッチ制御素
子29のQ端子から入力してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電子式回路遮
断器の動作テスト装置の回路ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電子式回路遮
断器の回路ブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による各部の信号の
波形図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による電子式回路遮
断器の動作テスト装置の回路ブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による要部の波形図
である。
【図6】 この発明の実施の形態3による要部の波形図
である。
【図7】 従来の電子式回路遮断器の引外し動作テスト
装置における動作テスト回路図である。
【図8】 回路遮断器の動作テストできる領域を示した
特性曲線図である。
【図9】 従来の電子式回路遮断器の回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 電子式回路遮断器、3 変流器、4 変流回路、6
サイリスタ、7 引外しコイル、8 主回路接点、1
6 接続コネクタ、17 電源供給端子、18 アース
端子、19 テスト信号入力端子、20 動作テスト装
置、21 電池、22 第1の作動電源回路、23 第
2の作動電源回路、22a、23a、34a スイッ
チ、24 テストスイッチ、25 発振回路、26 電
圧検出回路、27 ワンショット回路、28 同期スイ
ッチ、30 テスト信号発生回路、31 レベルシフト
回路、32 極性切替スイッチ、33 信号出力スイッ
チ、34 第3の作動電源回路、29、35 スイッチ
制御素子、51 瞬時引外し判定回路、52 時限引外
し判定回路、53 電源回路、54 平滑コンデンサ、
55、56 分圧抵抗、57、58 分流抵抗、61
接続線、62、63 ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 G01R 31/327 - 31/333

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路の電流を検出する変流器の二次出
    力を整流し、この整流出力を電源として電子回路で構成
    された過電流検出用の瞬時引き外し判定回路および時限
    引き外し判定回路に供給し、上記いずれかの判定回路が
    過電流を検出すると、半導体スイッチを導通して引き外
    しコイルに通電し上記主回路を遮断する回路遮断器に対
    し、上記瞬時引き外し判定回路および時限引き外し判定
    回路のいずれか一方へ選択的にテスト信号を供給するテ
    スト信号供給手段により上記瞬時引き外し判定回路およ
    び時限引き外し判定回路の何れか一方へテスト信号を供
    給して過電流を検出させ上記半導体スイッチを駆動して
    動作テストを行う回路遮断器のテスト装置において、 電池と、 この電池から上記電子回路の作動電源を供給する第1の
    作動電源供給手段と、上記半導体スイッチが導通したことを検知する検知手段
    と、 この検知出力に応じて上記引外しコイルを作動させる電
    流を供給する第2の作動電源供給手段と、で構成した
    とを特徴とする回路遮断器のテスト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の回路遮断器のテスト装置にお
    いて、第1の作動電源供給手段の供給電流はパルス状の電流で
    ある ことを特徴とする回路遮断器のテスト装置。
  3. 【請求項3】 請求項の回路遮断器のテスト装置にお
    いて、 作動電源供給手段は、第1の作動電源供給手段のパルス
    状の電流に対し、電子回路の最低作動電圧を維持するに
    必要な直流電流を重畳して供給する第3の作動電源供給
    手段とで構成した手段としたことを特徴とする回路遮断
    器のテスト装置。
  4. 【請求項4】 請求項または請求項の回路遮断器の
    テスト装置において、第2の作動電源供給手段の電源供
    給動作に対応して、第1の作動電源供給手段からの電源
    供給を停止すると共に、テスト信号供給手段からのテス
    ト信号を停止するリセット手段を設けたことを特徴とす
    る回路遮断器のテスト装置。
  5. 【請求項5】 請求項3の回路遮断器のテスト装置にお
    いて、 第2の作動電源供給手段の電源供給動作に対応して、第
    1および第3の作動電源供給手段からの電源供給を停止
    すると共に、テスト信号供給手段からのテスト信 号を停
    止するリセット手段を設けたことを特徴とする回路遮断
    器のテスト装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜のいずれか1項に記載の回
    路遮断器のテスト装置において、 テスト信号供給手段は、正または負の交番波形のテスト
    信号を発生させて、このテスト信号の極性に応じて瞬時
    引き外し判定回路および時限引き外し判定回路の何れか
    一方にテスト信号を与える手段としたことを特徴とする
    回路遮断器のテスト装置。
  7. 【請求項7】 請求項の回路遮断器のテスト装置にお
    いて、 テスト信号の極性に応じて瞬時引き外し判定回路および
    時限引き外し判定回路の何れか一方にテスト信号を与え
    る手段として、正のテスト信号を導通するダイオードと
    負のテスト信号を導通するダイオードの一対のダイオー
    ドを設けた回路遮断器に対し、正のテスト信号が与えら
    れると、上記正側のダイオードを介して瞬時引き外し判
    定回路および時限引き外し判定回路の何れか一方にテス
    ト信号を与え、負のテスト信号が与えられると、上記負
    側のダイオードを介して上記他方の判定回路にテスト信
    号を与えるようにしたことを特徴とする回路遮断器のテ
    スト装置。
  8. 【請求項8】 主回路の電流を検出する変流器の二次出
    力を整流し、この整流出力を電源として電子回路で構成
    された過電流検出用の瞬時引き外し判定回路および時限
    引き外し判定回路に供給し、上記いずれかの判定回路が
    過電流を検出すると、半導体スイッチを導通して引き外
    しコイルに通電し上記主回路を遮断する回路遮断器にお
    いて、 正のテスト信号を導通するダイオードと負のテスト信号
    を導通するダイオードの一対のダイオードを設け、正の
    テスト信号が与えられると、上記正側のダイオードを介
    して上記瞬時引き外し判定回路および上記時限引き外し
    判定回路の何れか一方にテスト信号を与え、負のテスト
    信号が与えられると、上記負側のダイオードを介して上
    記他方の判定回路にテスト信号を与えるようにすると共
    に、テスト装置と接続するコネクタを3端子とし、この
    3端子をテスト時の電源供給用端子、上記正および負の
    テスト信号が入力されるテスト信号入力端子、上記二つ
    の端子に対応する共通のアース端子で構成したことを特
    徴とする回路遮断器。
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