JP3250912B2 - パッケージ形スクリュー圧縮機 - Google Patents

パッケージ形スクリュー圧縮機

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JP3250912B2 JP23121094A JP23121094A JP3250912B2 JP 3250912 B2 JP3250912 B2 JP 3250912B2 JP 23121094 A JP23121094 A JP 23121094A JP 23121094 A JP23121094 A JP 23121094A JP 3250912 B2 JP3250912 B2 JP 3250912B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧縮機本体や該圧縮機本
体を駆動するモータ等をパッケージ内に収納したパッケ
ージ形スクリュー圧縮機の容量制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常スクリュー圧縮機のトルク特性は定
トルク特性を有している。一方インバータは高回転〜低
回転まで定トルクを発生させることが難しく、特に低回
転域になるとトルクが低下する。このため、スクリュー
圧縮機をインバータで駆動する場合には低回転域におい
ては、圧縮機を駆動できるトルクを発生できる一定の回
転数に固定し、吸込絞り弁にて容量制御を行い、中〜高
回転域では回転数を変化させて容量制御を行なってい
る。ところでインバータを内蔵するパッケージ形スクリ
ュー圧縮機の容量制御は、図2に示すように、低回転時
のインバータのトルク出力の低下をカバーするため空気
量比100%(A)から30〜40%(例えば35%
(B))までは回転数制御を行い、30〜40%(例え
ば35%(B))以下では回転数を固定し、吸込絞り弁
にて制御する方式が採用されている。同様にインバータ
駆動の従来技術として特願平6−81782号(インバ
ータ駆動圧縮機の容量制御装置)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で述べたよう
に、インバータ駆動スクリュー圧縮機において空気量比
30〜40%以下で回転数を固定して吸込絞り弁制御を
行った場合、吸込絞り弁が全閉状態においては、圧縮機
本体へ空気が流入しなくなる。一方潤滑は差圧給油によ
って行われているため、圧縮機本体内には非圧縮性流体
である潤滑油のみが流れることになり、液圧縮がおこり
過大な負荷トルクが発生して、インバータの発生トルク
を超え、インバータトリップが発生する。
【0004】本発明は、上記の問題を機械的にしかも経
済的に解決し、信頼性の高いパッケージ形スクリュー圧
縮機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
するためにインバータトリップの原因を調査した。図3
は、空気量比を100〜0%に変化させたときの吐出圧
力と潤滑油量の変化を示したものである。空気量比が約
35%になると回転数を固定して吸込絞り弁制御に切り
替わり、吐出圧力が上昇してくるため、差圧給油を行っ
ている潤滑油の給油量が増加してくる。そして吸込絞り
弁全閉時は空気量比が0、即ち吸込空気量が0になり、
定常時より増加した潤滑油のみが圧縮機本体内を流れ
る。潤滑油は非圧縮性流体であるため圧縮が不可能で、
これにより過大なトルクが発生してインバータトリップ
に至ることが分かった。
【0006】上記の課題を解決するために、本発明によ
るパッケージ形スクリュー圧縮機は、パッケージ内に圧
縮機本体、該圧縮機本体を駆動するモータ及び該モータ
を駆動するインバータを備えたスクリュー圧縮機におい
て、液圧縮を防止するように、圧縮機本体に接続された
吸込絞り弁の一次側と二次側を逆止弁及びオリフィス
又は細管よる流量制限手段を配設したバイパス配管で連
通したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によるパッケージ形スクリュー圧縮機
は、以下のように作用する。吸込絞り弁の一次側と二次
側を、流量制限手段及び逆止弁を配設したバイパス配管
により連通しているため、吸込絞り弁が全閉の状態でも
流量制限手段により制限された空気量を常に圧縮機本体
側へ流すことができ、また、逆止弁を設けているのでス
クリュー圧縮機停止時における圧縮空気の一次側への吹
き出しを防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。図1は本発明の一実施例を示したパッケージ形スク
リュー圧縮機のフローシートである。説明に必要な部分
を記載し詳細な内部構造は省略してある。1は圧縮機本
体、2はモータ、3は該圧縮機本体1及び縦型モータ2
を連結するカップリングで、該圧縮機本体1及びモータ
2は好ましくは図示のように縦型に配置連結されてい
る。4は圧縮機本体への空気吸入側に設けれ、圧力調
整弁PRからの操作空気により作動される吸込絞り弁、
Sは大気開放弁、5は吸込フィルタである。6は吸込絞
り弁4の一次側5aと二次側9aを、逆止弁7及び流量
制限手段としてのオリフィス8を介して連通させるバイ
パス配管である。9は吸込絞り弁4と圧縮機本体1を連
結する吸込配管であり、空気は、フィルタ5、吸込絞り
弁4、吸込配管9を介して圧縮機本体1へ吸入される。
10はモータ2を回転数制御により駆動するインバータ
である。また圧縮機本体1の出口側にはオイルセパ
タエレメント11を内蔵したオイルセパレータシェル1
2が配置され、該オイルセパレータシェル12内の下方
に潤滑油14が充填されている。13はオイルクーラ、
15はオイルセパレータからの吐出し配管であり、以上
の諸構成要素がパッケージ内に収納されている。圧縮機
を作動した場合、空気は図1中の白ぬきの矢印のように
流れ、また、潤滑油は黒塗りの矢印のように流れる。
【0009】次に上記実施例の動作について説明する。
インバータ10によってモータ2に回転動力が与えられ
ると、モータ2はカップリング3を介して圧縮機本体1
を駆動する。空気は吸込フィルタ5、吸込絞り弁4を通
過して圧縮機本体側へ吸込まれ、圧縮機本体1内にて昇
圧され圧縮空気として吐出管1aよりオイルセパレータ
12内へ吐出される。吐出された空気には潤滑油が混入
しており、オイルセパレータシェル12内のオイルセパ
レータエレメント11によって空気と潤滑油に分離さ
れ、圧縮空気は吐出し配管15を通って吐出され、潤滑
油はオイルセパレータシェル12の底の部分に溜まり、
オイルクーラ13等を経由して再び圧縮機本体1内へ給
油される。給油は図示のように、オイルセパレータシェ
ル12内の吐出圧と圧縮機本体1の吸入側圧との差であ
る差圧によって行われるため、圧縮機本体1の駆動によ
ってセパレータシェル12内に圧力が発生していれば常
に給油が行われる。圧縮空気の使用量が低下し、使用量
が0になった場合、吸込絞り弁4の弁4aを全閉にして
吸込空気を0にするが、吸込絞り弁4の一次側5aと二
次側9aを結ぶバイパス配管6が設けられているため、
オリフィスの開口面積に応じた少量の空気が常に圧縮機
本体へ流れ込み、圧縮機本体1の中へは少量の空気と潤
滑油の混合した流体が流れることになる。これにより、
圧縮機本体1の中を非圧縮性流体である潤滑油のみが流
れて液圧縮が発生し、インバータの許容トルクを超えた
過大な負荷トルクが発生することを防止でき、スクリュ
ー圧縮機の安定的な運転が可能となる。またバイパス配
管の途中に逆止弁を設けているので、圧縮機を停止させ
たときに圧縮空気が二次側9aから一次側5aへ逆流す
るのを防止できる。
【0010】以上のように本実施例によれば、吸込絞り
弁の一次側5aと二次側9aを連通するバイパス配管6
をオリフィス8と逆止弁7を設けて配置したので吸込絞
り弁4全閉時の圧縮機の液圧縮の発生を防止することが
できるので、インバータの許容トルクを超えた過大なト
ルクの発生を防止でき、結果的にインバータのトリップ
を防止することができる。
【0011】なお上記実施例において、流量制限手段と
してオリフィスを使用した例を説明したが、流量制限手
段は、上記の他にバイパスする空気量を所定量に制限す
る細管を用いたり、バイパス空気量を可変調整する流量
制御弁等を用いることもできる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
クリュー圧縮機の吸込絞り弁全閉時において潤滑油のみ
が圧縮される液圧縮を防止することができるので、過大
な負荷トルクの発生によるインバータのトリップを防止
することができ、また、吸込絞り弁の二次側9aから一
次側5aへの潤滑油の逆流を防止し、圧縮機を安全に運
転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパッケージ形スクリュ
ー圧縮機のフローシート図。
【図2】インバータを内蔵するパッケージ形スクリュー
圧縮機の容量制御特性を示す図。
【図3】スクリュー圧縮機における吐出圧力と給油量の
空気量比にする特性を示す図。
【符号の説明】
1…圧縮機本体 2…たて型モー
タ 3…カップリング 4…吸込絞り弁 4a…弁 5…吸込フィル
タ 5a…一次側 6…バイパス配
管 7…逆止弁 8…オリフィス 9…配管 9a…二次側 10…インバータ 11…オイルセ
パレータエレメント 12…オイルセレータシェル 13…オイルク
ーラ 14…潤滑油 15…配管
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昭 静岡県清水市村松390番地 株式会社日 立製作所空調システム事業部内 (56)参考文献 特開 昭59−188095(JP,A) 特開 平6−193579(JP,A) 実開 昭48−57704(JP,U) 特公 昭52−2481(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ内に圧縮機本体、該圧縮機本
    体を駆動するモータ及び該モータを駆動するインバータ
    を備えたスクリュー圧縮機において、液圧縮を防止するように、 圧縮機本体に接続された吸込
    絞り弁の一次側と二次側を逆止弁及びオリフィス又は
    細管による流量制限手段を配設したバイパス配管で連
    たことを特徴とするパッケージ形スクリュー圧縮機。
JP23121094A 1994-09-27 1994-09-27 パッケージ形スクリュー圧縮機 Expired - Fee Related JP3250912B2 (ja)

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