JP3250412B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3250412B2
JP3250412B2 JP08989295A JP8989295A JP3250412B2 JP 3250412 B2 JP3250412 B2 JP 3250412B2 JP 08989295 A JP08989295 A JP 08989295A JP 8989295 A JP8989295 A JP 8989295A JP 3250412 B2 JP3250412 B2 JP 3250412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の画像形成手段
を転写ベルトに沿って配設して多重画像を形成するタン
デム型カラープリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラードキュメントを扱う画
像出力機器として、例えば黒(K)、イエロー(Y)、
マゼンダ(M)、シアン(C)の各色毎にROS(Raste
rOutput Scanner)を有した、いわゆるタンデム型カラー
プリンタが知られている。このタンデム型カラープリン
タは、複数個のROSによって一つの画像を形成する方
式であるため、各々の出力の位置関係に微妙な誤差(以
下、レジずれという)が生じ易いという欠点がある。
【0003】このレジずれの要因には、ROSがスキャ
ンする主走査方向のずれ成分、転写部材搬送ベルトの搬
送方向(すなわち、副走査方向)のずれ成分、ROSの
スキャン倍率のずれによる主走査方向の像の伸び縮み、
ROSのスキャン方向のずれによるスキューずれ成分等
がある。
【0004】このようなレジずれを補正する技術は、例
えば特開平6−253151号公報に開示されている。
この公報に記載された方式では、まず各ROSによって
予め決められた像位置認識用パターンをパターンジェネ
レータから一定の決まりに従って出力し、その像位置認
識用パターンをROSの下流に配したCCDセンサによ
って予め決められたタイミングでサンプリングする。そ
して、実際にCCDセンサによってサンプリングした各
色の像位置認識用パターンのサンプリングデータの位置
関係が、予め決められた各色の像位置認識用パターンの
レジずれが無かったと仮定した場合に得られる位置関係
に対してどれだけ差異があるのかを検出し、この検出結
果から各色のレジずれ量を算出する。さらに、こうして
得られたレジずれ量に基づき各ROSの書き込みタイミ
ング等を補正することによりレジずれの補正を行ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の方式においては、一定の方向に一定量ずれる、いわ
ゆるDC的なレジずれ成分(以下、DC成分という)を
検出しこれを補正の対象としているが、レジずれには上
記DC成分の他にドラムやベルトロール等の主として回
転体が変動要因となる、いわゆるAC的に変動する成分
(以下、AC成分という)も含まれており、かかるAC
成分は補正の対象にはならず検出もされない。ところ
が、実際には部品不良や経時的な部品劣化またはメンテ
ナンス時の部品取り付け不良などの原因により、AC成
分は無視できない程大きくなることがある。しかしなが
ら、上述したように従来の方式では、上記AC成分を検
出できなかったため、レジずれがAC成分によって許容
誤差を越えている場合であってもこれを不良として検出
することなく画質の悪いプリント出力を許してしまうお
それがあるという問題があった。
【0006】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、レジずれのAC成分を検出し、このAC成分
を原因とするレジずれの異常を判別することができる画
像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、所定速度で周回駆動さ
れる環状の転写ベルトと、前記転写ベルトの走行方向に
沿って配設され、与えられた画像信号に応じて該ベルト
上に各色毎の画像を形成する複数の画像形成手段と、前
記転写ベルト上に各色のテストパターンを該ベルトの走
行方向に沿って所定間隔で繰り返し形成するための画像
信号を各画像形成手段に与えるテストパターン生成手段
と、前記転写ベルト上に形成された各色のテストパター
ンを検出する画像検出手段と、前記検出された各テスト
パターンについて、所定の基準位置との相対的な変位を
算出する相対位置算出手段と、前記算出された各テスト
パターンの相対的な変位の平均値を各色毎に算出する平
均値算出手段と、前記各テストパターンの相対的な変位
から各々のテストパターンの色に対応する前記平均値を
減算し、各テストパターンの位置変動値を求める変動値
算出手段と、前記各テストパターンの位置変動値に基づ
き、レジずれの異常を検出する異常検出手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記異常検出手段は、前記各テスト
パターンの位置変動値を異なる2つのしきい値と比較
し、前記位置変動値が第1のしきい値を超えた場合、異
常を報知する第1の異常検出信号を出力する一方、前記
位置変動値が前記第1のしきい値より高い第2のしきい
値を超えた場合、停止要求を示す第2の異常検出信号を
出力することを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記基準位置との相対的な変位を任
意の2色間の相対的な位置ずれ量としたことを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記異常検出手段によって異常を検
出されたテストパターンの色の種類に基づき、異常原因
を特定することを特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記異常検出手段によって異常を検
出されたテストパターンの2色間の組み合わせの種類に
基づき、異常原因を特定することを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記異常検出手段は、前記各テスト
パターンの位置変動値に基づき周波数解析を行い、得ら
れる周波数的な特徴から異常原因を特定することを特徴
としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、各色に対応した
画像形成手段は、与えられた画像信号に応じて、所定速
度で周回駆動される環状の転写ベルト上に各色毎の画像
を形成し、テストパターン生成手段は、転写ベルト上に
各色のテストパターンを該ベルトの走行方向に沿って所
定間隔で繰り返し形成するための画像信号を上記各画像
形成手段に与え、画像検出手段は、転写ベルト上に形成
された各色のテストパターンを検出し、相対位置算出手
段は、検出された各テストパターンについて所定の基準
位置との相対的な変位を算出し、平均値算出手段は、算
出された各テストパターンの相対的な変位の平均値を各
色毎に算出し、変動値算出手段は、各テストパターンの
相対的な変位から各々のテストパターンの色に対応する
上記平均値を減算して各テストパターンの位置変動値を
求め、異常検出手段は、各テストパターンの位置変動値
に基づきレジずれの異常を検出する。これにより、レジ
ずれのAC成分に基づく異常を判別することができる。
【0014】また、請求項2記載の発明によれば、レジ
ずれのAC成分が第1のしきい値を超えた場合、異常を
知らせた状態で画像形成装置の稼動を継続させることが
できる一方、レジずれのAC成分が上記第1のしきい値
より高い第2のしきい値を超えた場合、画像形成装置の
稼動を停止させることができる。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、任意
の2色間についてレジずれのAC成分を検出することが
できる。
【0016】また、請求項4記載の発明によれば、レジ
ずれのAC成分に異常があった色の種類に基づき異常原
因を特定することにより、異常原因を究明する際の原因
の絞り込みが可能となる。
【0017】また、請求項5記載の発明によれば、レジ
ずれのAC成分に異常があった2色間の組み合わせの種
類に基づき異常原因を特定することにより、よりきめ細
かな原因の絞り込みが可能となる。
【0018】また、請求項6記載の発明によれば、レジ
ずれのAC成分の周波数的な特徴から、例えば周波数が
一致する回転体等の部品を異常箇所として特定するなど
の原因の絞り込みが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 A:実施例の構成 図1はこの発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
である。同図において、10は、所定の処理を施した画
像データをK、Y、M、Cの各色毎に出力する画像処理
装置である。11K,11Y,11M,11Cは、RO
Sと感光体ドラムからなるK、Y、M、C各色に対応し
た画像形成装置であり、画像処理装置10から供給され
る画像データに基づき、それぞれK、Y、M、C各色に
対応した画像を転写ベルト12によって搬送される用紙
P上に形成する(ただし、後述する本実施例のレジずれ
検出補正サイクルでは転写ベルト12上に直接形成す
る)。13K,13Y,13M,13CはROSインタ
フェースであり、システム制御部14による制御の下、
画像処理装置10から出力される画像データを各々に対
応した画像形成装置11K,11Y,11M,11Cに
供給する。システム制御部14は、この実施例装置の各
部を制御するものである。
【0020】次に、15は、転写ベルト12上に直接形
成されたレジずれ検出用パターンを読み取るCCDセン
サであり、転写ベルト12上の転写ベルト搬送方向(副
走査方向)に垂直な方向(主走査方向)について画像領
域の両端に各1個ずつ、合計2個配置されている。
【0021】ここで、レジずれ検出用パターンとは、電
源投入直後等において実行されるセルフチェックルーチ
ンの中で行われるレジずれ検出補正サイクルにおいて、
画像処理装置10によって生成される所定のパターンデ
ータに基づき、転写ベルト12上に直接形成されるテス
ト用の画像である。このレジずれ検出用パターンは、例
えば図2に示すように、ROSの走査方向(以下、主走
査方向という)とこれと直角のベルト搬送方向(以下、
副走査方向という)にK、Y、M、C各色について周期
的に形成される。すなわち、主走査方向に形成された線
状の各パターンは、副走査方向のレジずれを検出するた
めのものであり、副走査方向に形成された線状の各パタ
ーンは、主走査方向のレジずれを検出するためのもので
ある。これらパターンがCCDセンサ15によって順次
読み取られ、レジずれが検出されるようになっている。
【0022】さて、図1に戻って構成の説明を続ける。
図1において、16は、LED、ハロゲンランプ等によ
って構成された光源であり、CCDセンサ15が転写ベ
ルト12上の像を検出するために必要な背景光を供給す
る。また、17はレジずれ検出補正部であり、CCDセ
ンサ15によって検出される、K、Y、M、C各色のパ
ターンから、各色についての主走査方向および副走査方
向のレジずれを検出する。このレジずれには、既に述べ
たようにDC成分とAC成分とがあり、レジずれ検出補
正部17は、DC成分のレジずれを検出し補正するとと
もに、AC成分のレジずれを検出しその結果に応じて後
述する異常の判別を行う。
【0023】次に、図3に示すブロック図を参照し、レ
ジずれ検出補正部17の詳細について説明する。同図に
おいて、レジずれ検出補正部17では、CCD駆動クロ
ック生成回路38で生成されるクロックに従ってドライ
バ32がCCDセンサ15をドライブし、画素単位で例
えば8ビット、256階調の読み取り画像データを順次
レシーバ31に取り込む。そして、主走査に関する画像
データは、バス制御系34を介して主走査用高速画像メ
モリ35に格納され、副走査に関する画像データは、副
走査用画像積算回路33で平均化処理をした後、バス制
御系34を介して副走査用高速画像メモリ36に格納さ
れる。
【0024】サンプルタイミング制御回路39は、CP
U44で設定されたサンプル開始タイミング、サンプル
期間等に従って、副走査用画像演算回路33、主走査用
高速画像メモリ35および副走査用高速画像メモリ36
に画像データを取り込むタイミングを制御するものであ
る。メインRAM42は、CPU44のワークエリアと
して用いるものであり、ROM43は、CPU44の制
御プログラム(後述するレジずれ検出補正サイクルに対
応したプログラム)を格納するものである。
【0025】シリアル通信ドライバ41は、各種補正系
47(ROSインタフェース13K,13Y,13M,
13Cを含む)に対してCPU44から設定パラメータ
等の制御データを送信するものであり、I/Oインタフ
ェース45は、CPU44との間にあって、各種補正系
47に対してオンオフの信号を出力し、センサ(CCD
センサ15以外のセンサ)からのオンオフ信号を入力
し、システム制御部14との間でオンオフ信号を授受す
るためのものである。シリアル通信ドライバ46は、C
PU44とシステム制御部14との間でデータの授受を
行うものである。
【0026】CPU44は、CCD駆動クロック生成回
路38、サンプルタイミング制御回路39、バス制御系
34,37を制御して転写ベルト12上に形成されたレ
ジずれ検出用パターンの像データを取り込み、像位置ア
ドレスを確定してレジずれ量を算出し、シリアル通信I
C40、シリアル通信ドライバ41を介して、あるいは
I/Oインタフェース45、シリアル通信ドライバ46
を介して各種補正系47を制御するものである。
【0027】B:実施例の動作 次に、図4に示すフローチャートを参照し、本実施例に
よるレジずれ検出補正サイクルの動作について説明す
る。図4において、まずレジずれ検出補正部17では、
レジずれ検出補正サイクルを実行するか否かを判断する
(ステップSa1)。通常、このレジずれ検出補正サイ
クルは、電源投入直後等におけるセルフチェックルーチ
ンの中で実行される。
【0028】レジずれ検出補正部17にてレジずれ検出
補正サイクルが開始されると、まず図2に示したレジず
れ検出用パターンを転写ベルト12上に形成し、これら
をCCDセンサ15によって順次読み取る(ステップS
a2)。そして、各色毎にサンプルしたレジずれ検出用
パターン(以下、サンプルパターン)の重心データの平
均値を算出した後、Kの位置に対するレジずれのDC成
分としてK−Y間、K−M間、K−C間で各々の平均値
の差を求め、このDC成分を補正するための各色の補正
値を算出する(ステップSa3)。ここで、重心データ
とは、サンプルパターンの重心位置を所定の基準位置か
らの主走査方向および副走査方向の変位として求めた値
である。そして、上記各色の補正値を設定するとともに
(ステップSa4)、補正値の設定終了をシステム制御
部14に知らせる(ステップSa5)。これによって、
レジずれのDC成分が補正され、Kの位置を基準とした
レジ合わせが行われる。
【0029】次いで、AC成分算出用サブルーチンを実
行し、各色間におけるレジずれのAC成分を算出する
(ステップSa6)。ここで、図5〜図7を参照し、A
C成分算出用サブルーチンの処理内容について説明す
る。まずこのサブルーチンの実行が開始されると、まず
サンプル数をカウントするためのカウンタNや各色間に
おけるレジずれのAC成分の異常を示す異常フラグを初
期化する(ステップSb1)。
【0030】次いで、K−Y間におけるレジずれのAC
成分を求めるべく、KとYの各サンプルパターンの重心
データの差の値からKとYの全サンプルパターンの重心
データの差の平均値(すなわち、K−Y間におけるレジ
ずれのDC成分)を減算する(ステップSb2)。そし
て、上記減算結果を所定のしきい値と比較し、AC成分
のピークが当該しきい値を超えたか否かを判断する(ス
テップSb3)。ここで、AC成分のピークが当該しき
い値を超えた場合、K−Y間についての異常フラグを立
てる(ステップSb4)。このような処理をカウンタN
をインクリメントすることにより(ステップSb5)、
KとYの各サンプルパターンについて全サンプル数に達
するまで繰り返す(ステップSb2〜Sb6)。
【0031】以下、上記と同様の処理をK−M間(ステ
ップSb7〜Sb12)、K−C間(ステップSb13
〜Sb18)、Y−M間(ステップSb19〜Sb2
4)、Y−C間(ステップSb25〜Sb30)、およ
びM−C間(ステップSb31〜Sb36)の全ての2
色間の組み合わせについて行い、このサブルーチンを終
了する。
【0032】こうして、サブルーチンの処理が終了する
と、図4に示すレジずれ検出補正サイクルに戻り、各2
色間について異常フラグが立っているか否かを判断する
(ステップSa7)。ここで、何れの2色間についても
異常フラグが立っていなければ、レジずれ異常がないも
のと判断し、前述のステップSa1に戻り、次のレジず
れ検出補正サイクルまで待機する。
【0033】一方、異常フラグが立っている場合、レジ
ずれ異常が発生しているものと判断し、当該異常フラグ
が立っている2色間の組み合わせとその2色間における
レジずれのAC成分の異常値とを抽出する(ステップS
a8)。
【0034】そして以下では、各2色間におけるレジず
れの相関を調べ、その結果に応じてレジずれの発生原因
を切り分ける。すなわち、レジずれが主走査方向でリニ
アに現れていれば(ステップSa9)、レジずれの原因
が転写ベルト12のベルトウオークの調整不良と判定し
(ステップSa10)、レジずれが副走査方向でリニア
あるいは均等に現れていれば(ステップSa11,Sa
12)、転写ベルト12またはその駆動系の異常と判定
し(ステップSa13)、レジずれが副走査方向で単色
について現れていれば(ステップSa14)、その色に
対応した感光体ドラムまたはその駆動系の異常と判定し
(ステップSa15)、上記何れにも該当しなければ、
その他のAC系の異常と判定する(ステップSa1
6)。
【0035】こうして異常原因が判定されると、その判
定結果がシステム制御部14に通知され、システム制御
部14は、各々の異常に対応したエラーコードあるいは
エラーメッセージを図示しない表示部に表示する(ステ
ップSa17)。
【0036】C:実施例のまとめ このように、本実施例においては、レジずれのDC成分
については、従来と同様、これを補正してレジ合わせを
行う一方、レジずれのAC成分については、各2色間に
ついてこれを検出し、その態様に応じて、例えば以下の
ような異常原因の判定が可能となる。
【0037】すなわち、K−Y間、Y−M間、Y−C
間の組み合わせについて副走査方向のレジずれ異常が検
出され、その他の2色間では異常が検出されなかった場
合、異常が検出された組み合わせの全てに含まれる色で
あるY(イエロー)に対応する感光体ドラムまたはドラ
ム駆動系に異常原因があるものと判定できる。
【0038】また、K−Y間、K−M間、K−C間、
Y−M間、Y−C間、M−C間の全ての組み合わせにつ
いて副走査方向のレジずれが均等に生じている場合に
は、全色について共通に影響を及ぼす転写ベルト12ま
たはベルト駆動系の異常と判定できる。
【0039】また、K−Y間、K−M間、K−C間の
組み合わせのうち少なくとも1つについて副走査方向の
レジずれ異常が検出され、かつK−Y間、K−M間、K
−C間の順にレジずれ量が大きく(または、小さく)な
っている場合には、転写ベルト12、転写ベルト12の
たわみ、あるいはベルト駆動系の異常と判定できる。
【0040】また、K−Y間、K−M間、K−C間の
組み合わせのうち少なくとも1つについて主走査方向の
レジずれ異常が検出され、かつK−Y間、K−M間、K
−C間の順にレジずれ量が大きく(または、小さく)な
っている場合には、転写ベルト12または転写ベルト1
2のベルトウオーク調整異常と判定できる。
【0041】D:他の実施例 次に、図8を参照し、FFT(高速フーリエ解析)によ
ってレジすれのAC成分を解析するレジずれ検出補正サ
イクルの他の実施例について説明する。同図において、
ステップSc1〜Sc7では、前述のステップSa1〜
Sa7(図4参照)と同様に動作する。
【0042】そして、ステップSc7においてレジずれ
異常が発生していると判断すると、各色間におけるレジ
ずれのAC成分の演算結果をFFT解析する(ステップ
Sc8)。これによって、どの周波数においてAC成分
が顕著に現れているかを知ることができ、AC成分が顕
著に現れる周波数が特定されれば、装置のどの部分に異
常の原因があるかを判定することが可能となる。
【0043】すなわち、主走査方向のAC成分が顕著に
現れる周波数と転写ベルト12またはベルトロールの回
転周期とが一致していれば(ステップSc9,Sc1
1)、レジずれの原因が転写ベルト12の不良またはベ
ルトウオークの調整不良と判定し(ステップSc10,
Sc12)、副走査方向のAC成分が顕著に現れる周波
数と感光体ドラムの回転周期とが一致していれば(ステ
ップSc13)、感光体ドラムまたはその駆動系の異常
と判定し(ステップSc14)、副走査方向のAC成分
が顕著に現れる周波数とギアの回転周期とが一致してい
れば(ステップSc15)、ドラム駆動ギアの異常と判
定し(ステップSc16)、副走査方向のAC成分が顕
著に現れる周波数とベルトロールの回転周期とが一致し
ていれば(ステップSc17)、ベルト駆動系の異常と
判定し(ステップSc18)、上記何れにも該当しなけ
れば、その他のAC系の異常と判定する(ステップSc
19)。
【0044】こうして異常原因が判定されると、その判
定結果がシステム制御部14に通知され、システム制御
部14は、各々の異常に対応したエラーコードあるいは
エラーメッセージを図示しない表示部に表示する(ステ
ップSc20)。
【0045】このように、各色間のレジずれの検出結果
をFFT解析した場合、その解析結果から、レジずれの
AC成分が顕著に現れる周波数と感光体ドラム、転写ベ
ルト12、ベルトロール等の各部の回転周期とが一致す
るか否かを調べることにより、原因と考えられる部分を
絞り込むことができる。
【0046】E:その他の変更例 (1)なお、異常検出後の動作としては、上述したよう
に、エラーコードやエラーメッセージを単に表示するの
ではなく、例えば、実施例装置を公衆回線等を介して集
中管理センタのホストコンピュータと接続しておき、エ
ラーコード等をホストコンピュータに送信するようにし
てもよい。これによって、異常発生時の状況把握や修理
に迅速に対応することができる。
【0047】(2)また、異常の程度や種類に応じて、
異常検出後の対応の仕方を変えるようにしてもよい。例
えば、正常とは言えないが一定の制約の下では継続して
使用可能な状態と、使用が継続できない程度に異常な状
態とを区別する。すなわち、検出されたレジずれのAC
成分が所定のしきい値S1を超えた場合、その旨を例え
ば「良好な状態ではない」として警告表示はするが、プ
リント動作自体は継続する。これによって、高精度の画
質が要求されない場合や緊急の使用等の場合に対処する
ことができる。一方、レジずれのAC成分がしきい値S
1より高いしきい値S2を超えた場合、「使用の継続が
不可能である」旨を表示するとともに、装置を停止させ
る。
【0048】(3)また、単にレジずれのAC成分をし
きい値と比較するだけでなく、各色間のレジずれのAC
成分のピークまたはピーク・ツー・ピーク(すなわち、
最大振幅)の値を検出することにより、各色間のレジず
れの最大値(すなわち、最悪値)を知ることができる。
また、ピーク値を見るのではなく、レジずれのAC成分
の絶対値を積分した値に基づき異常を検出するようにし
てもよい。
【0049】(4)また、既述した実施例では、任意の
2色間について、2色間の各サンプルパターンのレジず
れ量から該2色間のレジずれ量の平均値(すなわちDC
成分)を減算することにより、2色間のレジずれ量のA
C成分を検出するようにしたが、これに限らず、K、
Y、M、Cの各色毎にレジずれ量のAC成分を検出する
ようにしてもよい。
【0050】すなわち、Kを例にとると、Kの各サンプ
ルパターンについての重心データ(すなわち、所定の基
準位置からの主走査方向および副操作方向の変位)から
Kの全サンプルパターンについての重心データの平均値
(すなわち、Kのレジずれ量のDC成分)を減算するこ
とにより、Kのレジずれ量のAC成分を抽出する。これ
により、各色毎のレジずれ量のAC成分が検出でき、各
色の感光体ドラムの異常等、各色に特有の異常を検出す
ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至6記
載の発明によれば、レジずれのAC成分を検出し、この
AC成分を原因とするレジずれの異常を判別することが
できる。この結果、画質の悪い出力画像を利用者に提供
してしまうことを未然に防止することができるととも
に、レジずれのDC成分による異常との原因の切り分け
が可能となる。また、請求項2記載の発明によれば、レ
ジずれのAC成分による異常が生じても、異常の程度が
低い等の場合には、異常の事実を知った上で継続して使
用可能となるため、高精度の画質が要求されない場合や
緊急の使用等の場合に対処することができる。また、請
求項3乃至6記載の発明によれば、異常原因を究明する
際の原因の絞り込みが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 同実施例におけるレジずれ検出用パターンの
一例を示す平面図である。
【図3】 同実施例におけるレジずれ検出補正部の構成
を示すブロック図である。
【図4】 同実施例におけるレジずれ検出補正サイクル
を示すフローチャートである。
【図5】 同サイクルのサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図6】 同サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】 同サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図8】 他の実施例におけるレジずれ検出補正サイク
ルを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像処理装置(テストパターン生成手段) 11K,11Y,11M,11C 画像形成装置(画像
形成手段) 12 転写ベルト 13K,13Y,13M,13C ROSインタフェー
ス 14 システム制御部(異常検出手段) 15 CCDセンサ(画像検出手段) 16 光源 17 レジずれ検出補正部(相対位置算出手段、平均値
算出手段、変動値算出手段、異常検出手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−253151(JP,A) 特開 昭63−286865(JP,A) 特開 平6−118735(JP,A) 特開 平6−238954(JP,A) 特開 平6−261177(JP,A) 特開 平1−281468(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/16 G03G 21/00 370 G03G 21/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定速度で周回駆動される環状の転写ベ
    ルトと、 前記転写ベルトの走行方向に沿って配設され、与えられ
    た画像信号に応じて該ベルト上に各色毎の画像を形成す
    る複数の画像形成手段と、 前記転写ベルト上に各色のテストパターンを該ベルトの
    走行方向に沿って所定間隔で繰り返し形成するための画
    像信号を各画像形成手段に与えるテストパターン生成手
    段と、 前記転写ベルト上に形成された各色のテストパターンを
    検出する画像検出手段と、 前記検出された各テストパターンについて、所定の基準
    位置との相対的な変位を算出する相対位置算出手段と、 前記算出された各テストパターンの相対的な変位の平均
    値を各色毎に算出する平均値算出手段と、 前記各テストパターンの相対的な変位から各々のテスト
    パターンの色に対応する前記平均値を減算し、各テスト
    パターンの位置変動値を求める変動値算出手段と、 前記各テストパターンの位置変動値に基づき、レジずれ
    の異常を検出する異常検出手段とを具備することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、 前記各テストパターンの位置変動値を異なる2つのしき
    い値と比較し、 前記位置変動値が第1のしきい値を超えた場合、異常を
    報知する第1の異常検出信号を出力する一方、 前記位置変動値が前記第1のしきい値より高い第2のし
    きい値を超えた場合、停止要求を示す第2の異常検出信
    号を出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記基準位置との相対的な変位を任意の
    2色間の相対的な位置ずれ量としたことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検出手段によって異常を検出さ
    れたテストパターンの色の種類に基づき、異常原因を特
    定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記異常検出手段によって異常を検出さ
    れたテストパターンの2色間の組み合わせの種類に基づ
    き、異常原因を特定することを特徴とする請求項3記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記異常検出手段は、前記各テストパタ
    ーンの位置変動値に基づき周波数解析を行い、得られる
    周波数的な特徴から異常原因を特定することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
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