JP3249436B2 - 育苗箱並列敷設方法および育苗箱並列敷設用台車 - Google Patents

育苗箱並列敷設方法および育苗箱並列敷設用台車

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JP3249436B2
JP3249436B2 JP17773297A JP17773297A JP3249436B2 JP 3249436 B2 JP3249436 B2 JP 3249436B2 JP 17773297 A JP17773297 A JP 17773297A JP 17773297 A JP17773297 A JP 17773297A JP 3249436 B2 JP3249436 B2 JP 3249436B2
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芳夫 館
道夫 手塚
孝 小村
淳一 神崎
博 秋沢
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱並列装置の搬入
搬出に関する育苗箱並列敷設方法および育苗箱並列敷設
用台車に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開平8−322388号公
報には、載置場に設けた前後方向のレール上に前後移動
可能に走行枠体を設置し、該走行枠体に複数供給した育
苗箱を載置場に敷設するように構成した並列敷設装置に
ついて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、並
列敷設装置の運搬について何の考慮もされていないとい
う課題がある。本発明は、並列敷設装置の運搬の容易
化、作業の容易化を図ったものである。
【0004】
【発明の目的】載置場への並列敷設装置の運搬の容易
化、作業の容易化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビニールハウ
ス2内の載置場1に設けた前後方向のレール2a上に
苗箱並列装置3を設置して移動させ育苗箱並列装置3
に複数供給した育苗箱Aを移動中または停止した状態で
載置場1に順次降下させて敷設する敷設方法において
前記ビニールハウス2の出入口118の内側と外側のレ
ール2a上を往復走行する搬入用台車102のターンテ
ーブル107の載置レール109に育苗箱並列装置3を
載せ搬入用台車102を往復走行させる際に、ターン
テーブル107を搬入用台車102に対して回転させる
ことにより育苗箱並列装置3を出入口118を通過する
向きにしてビニールハウス2に搬入および搬出し、ター
ンテーブル107を回転させて載置レール109の向き
をレール2aに合わせて載置レール109とレール2a
の間育苗箱並列装置3を載せ変えるようにした育苗箱並
列敷設方法としたものである。本発明は、搬入用台車1
02の載置レール109に延長レール110を着脱自在
に取付けて、延長レール110により前記レール2aと
載置レール109との間育苗箱並列装置3を移送する育
苗箱並列敷設方法としたものである。本発明は、並設し
た前記ビニールハウス2間に設けたハウス接続用レール
2b上に運搬用台車119を走行自在に設置し、該運搬
用台車119のターンテーブル107の載置レール10
9と、前記搬入用台車102の載置レール109とを着
脱自在に接続し、運搬用台車119と搬入用台車102
との間で、育苗箱並列装置3を相互に受け渡す育苗箱並
列敷設方法としたものである。本発明は、育苗箱Aをビ
ニールハウス2内の載置場1に敷設するように構成した
育苗箱並列装置3が走行するレール2a上に走行自在に
設けた走行車体103と、該走行車体103に対して回
転自在のターンテーブル107と、該ターンテーブル1
07に設けた載置レール109と、該載置レール109
に着脱自在に取付けて前記育苗箱並列装置3を積み降ろ
し走行させる延長レール110とを有する育苗箱並列敷
設用台車としたものである。本発明は、前記ターンテー
ブル107の上面に分割した状態で載置した載置レール
109および延長レール110の上方に、搬送ローラー
114を並設した載置台112を着脱自在に設けた育苗
箱並列敷設用台車としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の方法を実施し得る装置の一実施例を
図により説明すると、1は育苗箱Aを並べる載置場であ
り、所定の広さを有して床面は土のビニールハウス2内
に設ける。ビニールハウス2内には、レール2aを敷設
し、レール2a上には育苗箱並列装置3の走行枠体4を
走行可能に載置する。実施例の育苗箱Aは合成樹脂製で
縦横に多数のポットを有し、前記載置場1に載置して育
苗するが、上面を開口させた引き出し形状の育苗箱でも
よい。育苗箱並列装置3は、前記レール2a上を走行し
て、中央のレール2aを挟んで左右両側に育苗箱Aを並
列させるものであり、前記走行枠体4と後述する育苗箱
供給部22により構成し、該育苗箱並列装置3の搬入お
よび搬出方法に係るものである。
【0007】しかして、走行枠体4の中央下部には前記
レール2aに合わせて車輪96を設け、車輪96は走行
用モータ98により駆動走行する。前記レール2aに
は、搬入用台車102を設ける。搬入用台車102は走
行車体103に走行車輪104を設け、走行車体103
の中央部には円形状の受枠105を設け、受枠105に
はベアリング用のローラー106を所定位置に設ける。
受枠105の上方には円形のターンテーブル107を重
合させ、着脱回転自在に縦軸108により取付ける。タ
ーンテーブル107には走行車体103と同一長さの一
対の載置レール109の下面を固定し、載置レール10
9の端部には先端に至るに従い低く傾斜する延長レール
110の基部を着脱自在に取付ける。延長レール110
はその先端にレール2a上に嵌合する断面三角辺形状の
重合部111を設け、重合部111より育苗箱並列装置
3の走行枠体4の走行車輪96を乗り移らせる。
【0008】走行車体103には次に並べる育苗箱Aを
段積させた段積育苗箱Aを載せる載置台112を着脱自
在に取付ける。載置台112は育苗箱並列装置3を運搬
しないとき、ターンテーブル107の上方に取付ける。
したがって、載置台112には二股状の脚部113を設
け、脚部113を走行車体103に上方から嵌合させて
装着する。載置台載置台112の上面側には搬送ローラ
ー114を所定間隔おいて複数並設して段積育苗箱Aの
移動を容易にする。また、載置台112の両端部には育
苗箱Aのストッパ115を設け、ストッパ115は並行
リンクにより構成し、使用時はリンク杆116に固定ピ
ン117を当接させて固定し、固定ピン117を抜くと
下方に退避移動する。
【0009】しかして、前記レール2aはビニールハウ
ス2の出入口118より外側に延長する。レール2aは
そのまま延長して他のビニールハウス2の出入口118
より内側に延設してもよいが、実施例では、ビニールハ
ウス2の出入口118より所定間隔を置いたところにレ
ール2aと交差方向のハウス接続用レール2bを敷設
し、ハウス接続用レール2bの一方側あるいは両側にビ
ニールハウス2を並設し、ハウス接続用レール2bには
運搬用台車119を設ける。運搬用台車119は搬入用
台車102と同一構成でよい。即ち、二つのビニールハ
ウス2の場合は、出入口118が相対峙するように設
け、両方のビニールハウス2に一本のレール2aを設け
ればよいが、三つ以上のビニールハウス2を設置すると
きは、各ハウス2の出入口118から突出するレール2
aに交差するようにハウス接続用レール2bを設ければ
よく、運搬用台車119と搬入用台車102との間で、
育苗箱並列装置3を相互に受け渡す。なお、各ビニール
ハウス2から延びるレール2aを交互に接続し、これに
より搬入用台車102のみでの搬入搬出も可能である。
【0010】しかして、育苗箱並列装置3の走行枠体4
は、育苗箱供給部22の両側で分解可能に構成すると、
一層、搬入用台車102と運搬用台車119による育苗
箱並列装置3の搬入および搬出が容易になる。前記走行
枠体4は、育苗箱供給部22の左右両側の所定位置にて
分割し、一方側の車体横枠5分割面に嵌合凹部120を
形成し、他方側に嵌合凸部121を形成し、嵌合凹部1
20と嵌合凸部121とを嵌合させる。同様に、後述す
る案内レール11、11も一方側に嵌合凹部122を形
成し、他方側に嵌合凸部123を形成し、嵌合凹部12
2と嵌合凸部123とを嵌合させて接続する。走行枠体
4の分割部には接続金具124を設ける。車体横枠5の
一方側に係合片125を設け、他方側に移動自在に係合
片126を設ける。係合片126は取付体127にバネ
128により常時牽引するように付勢されて取付けら
れ、取付体127の基部をハンドル129の上側に軸1
30により軸着し、ハンドル129の下部を車体横枠5
に軸131により軸着する。
【0011】しかして、前記育苗箱並列装置3の構成は
任意であるが、その一例を示すと、前記走行枠体4は、
車体横枠5と車体側部枠6により平面視長四角形状に形
成し、前記車体横枠5および車体側部枠6により包囲さ
れた枠内は底抜け形状に形成する。車体横枠5の左右側
は、レール2aの左右両側であって、複数の育苗箱Aを
敷設させる敷設スペースの上方に位置させる。前記走行
枠体4には、該走行枠体4に対して長さ方向(左右方
向)に移動する載置移動枠7を設ける。載置移動枠7
は、該載置移動枠7の上面に複数の育苗箱Aを摺動自在
に載置可能に構成する。前記左右の車体側部枠6には、
上下一対の案内レール11、11の両端部を夫々固定
し、前記上下の案内レール11の間に移動ローラー12
を嵌合させる。移動ローラー12は取付軸14により前
記載置移動枠7の前後一対の移動横枠体15に左右方向
に所定間隔を置いて複数設ける。
【0012】前後並設された移動横枠体15は所定間隔
を置いて複数設けた前後方向の移動縦枠体16により連
結し、移動縦枠体16の上面には前記移動横枠体15と
平行の支持棒17を設けている。支持棒17は育苗箱A
の底面に摺接し、接触面積を減少させるものである。前
記移動横枠体15の下面にはラック(実施例ではチエ
ン)18を全長に亘って設け(図3、図4)、ラック1
8に走行枠体4側に設けた正逆転自在のピニオン19を
噛み合わせ、ピニオン19は枠移動用モータ20の軸2
1に固定する。
【0013】しかして、前記走行枠体4の前記レール2
aの略上方位置には、一枚ずつ育苗箱Aを供給し得る育
苗箱供給部22を設ける。育苗箱供給部22の一例を示
すと、側面視前後対称に形成した供給部フレーム23の
一方側側板24と他方側側板25のそれぞれに前側外板
26および前側内板27と後側外板26’と後側内板2
7’とをそれぞれ固定し、前後の内板27、27’と一
方側側板24と他方側側板25により平面視一枚の育苗
箱Aを収容する面積を有する育苗箱供給空間28を形成
する。実施例の育苗箱供給空間28の容積は、一列に載
置する育苗箱Aの数に合わせ、4〜10枚に重ねた段積
育苗箱Aを収容し得る大きさに形成しているが、もっと
大きく形成してもよい。前記内板27、27’は、その
中間部より上方に至るに従い外側(前後側)に開くよう
に傾斜させ、育苗箱Aを上方から供給する際の案内傾斜
部29に形成する。
【0014】一方側側板24と他方側側板25の間には
左右方向の取付軸30を前後一対となるように軸装し、
各取付軸30には育苗箱Aを支持する支持部材31の基
部を固定し、支持部材31は前記内板27、27’より
前記育苗箱供給空間28内に略水平突出する支持位置S
と育苗箱供給空間28より退避する退避位置Tとの間回
動する。そして、前記載置移動枠7上に育苗箱Aを載置
してから支持位置に回動する支持部材31は、下から2
段目の育苗箱Aの鍔部32に係合して支持位置Sまで持
ち上げて支持するように構成する。
【0015】前記各取付軸30には回動アーム33の基
部を固定し、回動アーム33の先端にローラー34を取
付け、ローラー34は前記取付軸30と平行な回転軸3
5に固定したカム板36の周縁に当接させる。回転軸3
5の左右両端は前記一方側側板24と他方側側板25に
軸装する。37は前記カム板36の周縁にローラー34
を常時当接させるように付勢するバネである。前記他方
側側板25より側方に突き出ているそれぞれの回転軸3
5にはベベルギヤ38を固定し、ベベルギヤ38には供
給用モータ39により回転する前後方向の伝動軸40に
固定のベベルギヤ41を噛み合わせる。以上のように、
育苗箱供給部22は下から2段目の育苗箱Aごと全体を
支持して最下段の育苗箱Aを供給する。
【0016】しかして、前記育苗箱供給部22の左右両
側の走行枠体4は、複数並列させた育苗箱Aを待機させ
るスペースを有する待機部42に構成し、前記載置移動
枠7は、一方の待機部42の長さに形成し、育苗箱供給
部22の両側位置には移動する載置移動枠7に対して育
苗箱Aの移動を停止させるストッパー43を設ける。即
ち、載置移動枠7を左右いずれか一方の待機部42から
他方の待機部42に移動させるときに、育苗箱供給部2
2から育苗箱Aの供給を受け、同時に、載置移動枠7上
の育苗箱Aをストッパー43より不動状態にしてから、
載置移動枠7を移動させると、端側の載置移動枠7上の
育苗箱Aが順に降下し、中央のレール2aを挟んで左右
両側に育苗箱Aを並列させる。
【0017】前記ストッパー43は載置移動枠7の上方
の前記一方側側板24と他方側側板25の下方に載置移
動枠7は通過するが育苗箱Aは通過できないように設け
る。実施例では、一方側側板24および他方側側板25
の下部側面に取付板44を固定し、取付板44の窓44
a にストッパー43の上部を軸45により軸着する。ス
トッパー43は、前記載置移動枠7がレール2aの一側
の敷設スペースの上方に育苗箱Aを移送する往路では育
苗箱Aの端面が当接すると上方回動して退避するように
傾斜面を有し、前記敷設スペースに育苗箱Aを降ろす復
路では前記軸45による軸着部分の下面が取付板44の
上面にして回動せず、このストッパー43に育苗箱Aの
端面が当接して載置移動枠7に対して不動状態にして堰
き止めるように構成する。
【0018】この場合、育苗箱供給部22に対して左右
のストッパー43を位置固定にすると、レール2aの幅
よりはるかに大きくなるが、育苗箱供給部22は走行枠
体4に対して左右方向に移動可能に設け、レール2aの
可及的近傍位置にも育苗箱Aを載置できるようにしてい
る。育苗箱供給部22は、図5に示したように、前記取
付軸30の下方にそれぞれ底板46を設け、底板46に
は軸受部47と窓孔48を形成し、窓孔48は前記走行
枠体4の前後の車体横枠5と同一間隔で形成して車体横
枠5の上方に位置させ、前記窓孔48に案内走行ローラ
ー49を嵌め、案内走行ローラー49の回転軸50を軸
受部47に軸装する。案内走行ローラー49はそれぞれ
車体横枠5の上面に上方より嵌合させる。
【0019】育苗箱供給部22は、育苗箱Aの供給を受
けるときは中央に位置し、次に、載置移動枠7の移動方
向側に寄せ(図11)、ストッパー43をレール2aの
略上方に位置させ、レール2aの近傍に育苗箱Aを載置
する。したがって、レール2aより前記間隔Lだけ左右
方向の外側に位置した前記走行枠体4の車体横枠5の上
面に前記育苗箱供給部22の移動を停止させる移動停止
用部材53を設ける。移動停止用部材53は一方側側板
24および他方側側板25の下部側面が当接するように
設ける。なお、前記育苗箱供給部22は、一方側または
他方側に寄った位置でのみ育苗箱Aを供給し、その中間
位置では供給しないように構成する。また、載置移動枠
7の移動は1箱ごと間欠移動するように構成し、載置移
動枠7から載置場1への載置と、載置移動枠7への育苗
箱Aの供給を同時に進行させるとき、円滑かつ確実にで
きる。即ち、育苗箱供給部22から載置移動枠7に育苗
箱Aを供給するとき、載置移動枠7は停止しているの
で、載置移動枠7に対して育苗箱Aがずれるのを防止
し、床に載置するのも円滑になる。
【0020】載置移動枠7の左右両側には育苗箱Aを降
ろす際の衝撃を緩和させる衝撃緩和用回動部材54を設
ける。衝撃緩和用回動部材54は回動板55の基部を前
記載置移動枠7の下部縦板57に軸58により軸着す
る。回動板55の左右一側には係合板59の下部を固定
し、係合板59の上部の屈曲部を載置移動枠7の横板部
60に係合させて下方回動を規制する。回動板55の先
端側には前後方向に突き出る係合軸61を設け、係合軸
61は載置移動枠7に設けた係合フック62に係合させ
る。係合フック62は載置移動枠7に中間部を軸63に
より軸着し、その下部はフック部64に上部はガイド部
65に夫々形成し、フック部64とガイド部65の重量
バランスにより通常は起立状態に保持され、復路移動中
にロック解除体66に当接して回動しロック解除して育
苗箱Aの自重で下方回動し、また、回動板55は、前記
育苗箱供給部22の下方の往路から復路への移動路中に
設けた復帰用当接体67に当接して上方回動して水平状
態になり、このとき、係合軸61はフック部64に係合
し、この状態に保持される。前記ロック解除体66は弾
性部材である平板状の板バネを円弧形状に曲げて形成し
て、往路での上方退避を容易にするだけでなく、復路で
ガイド部65を十分に下方回動させて、フック部64の
ロックを確実に外す。
【0021】しかして、前記走行枠体4の車体側部枠6
には、走行枠体4を育苗箱A一箱(一枚)分移動させて
停止させる箱検出装置70を設ける。箱検出装置70
は、上側横板71の外側(レール2aより離れた側)に
縦板72の上端を接続し、縦板72の下端に内側に突き
出るように下側横板73の外端を接続し、下側横板73
は前記上側横板71より短く形成し、下側横板73の内
端には内側に至るに従い低くなる傾斜板74の上部を接
続し、傾斜板74の下部に略垂直の当接部75を形成し
て検出体76を構成する。前記車体側部枠6には取付板
77を設け、取付板77の先端に前記上側横板71の内
端を軸78により回動自在に取付ける。取付板77には
窓孔79を形成し、窓孔79の上方にはセンサーあるい
はスイッチ等により構成した検出部80を設ける。育苗
箱Aが載置移動枠7により外側に移動すると、縦板72
に当たって、検出体76を上方回動させ、次に、載置移
動枠7が内側に移動すると、育苗箱Aが傾斜板74を滑
りながら降下し、育苗箱Aの外面(側面)に検出体76
の当接部75が当接し、これにより検出部80が窓孔7
9に近づいた上側横板71を検出し、次に、走行枠体4
を別のスイッチによる前進操作で前進させると、当接部
75は育苗箱Aの端面を摺接し、当接部75が育苗箱A
の端面を通過すると、検出体76は軸78中心に自重で
下方回動して、待機状態になり、上側横板71は検出部
80から離脱して、走行枠体4の走行を自動停止させ
る。
【0022】しかして、前記レール2aを挟んで左右両
側に位置する走行枠体4の車体横枠5の前側には、根切
り用のネットを巻いてローラーにしたネットローラーま
たは根切り用のシートを巻いてシートローラー81(以
下ネットローラー81という)を交換自在に取付ける左
右フレーム82を設ける。左右フレーム82の左右両側
には取付腕部83を設け、各取付腕部83間にネットロ
ーラー81を回転自在に取付ける。前記左右フレーム8
2の上面には前後方向のアーム84の先端を固定し、ア
ーム84の基部を軸85により走行枠体4側に回動自在
に軸着する。なお、アーム84と左右フレーム82と取
付腕部83は、一体に形成してもよく、これらは軸85
を中心に一体的に回動する。ネットまたはシートの端部
を載置場1に止着して、走行枠体4を前進させると、走
行枠体4はネットまたはシート上に育苗箱Aを載置す
る。
【0023】しかして、実施例の育苗箱Aは、合成樹脂
製で縦横に多数のポットを有して形成し、ポット内の土
では十分に成育できないので、載置場1の土を床土とし
て育苗している。したがって、載置場1に育苗箱Aを載
置してから十分に踏み固めて、各ポットを土に密着させ
る必要があるが、この作業は相当に面倒であるが、走行
枠体4の後方には、踏み板用走行枠体86を設け、踏み
板用走行枠体86の左右側には夫々螺子軸87を螺合さ
せ、螺子軸87の下端にはバネ(牽引バネ)88の上端
を係止し、バネ88の下端に踏み板89を取付ける。踏
み板89は前端が少し上動する重心位置をバネ88に取
付け、バネ88は作業者が踏み板89に載ると育苗箱A
の上面に密着し、踏み板89より降りると、育苗箱Aの
上面より上方に退避する弾力に構成する。前記踏み板用
走行枠体86の前側には左右一対の連結杆90の基部を
固定し、連結杆90の先端は走行枠体4の車体横枠5の
後面に係合軸91により着脱自在、かつ、回動自在に取
付ける。踏み板用走行枠体86の側部には夫々踏み板用
走行車輪92を設ける。
【0024】しかして、前記走行枠体4は中央に設けた
車輪96をレール2a上を走行させ、走行枠体4の左右
両側の車体側部枠6に支持転輪97を設け、のみなら
ず、前記ネットローラー81および踏み板用走行車輪9
2により夫々を支持して、走行枠体4に掛かる負担を軽
減している。99は前記走行車輪96に設けた歯車、1
00は走行用モータの回転軸に設けた歯車、101は歯
車99と歯車100の間に掛け回したチエンである。
【0025】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、前記レール2aに搬入用台車102を載置し、延
長レール110の先端の重合部111をレール2aに上
方より嵌合させ、延長レール110の基部を載置レール
109の先端に接続する。次に、走行枠体4の分離部の
接続金具124のハンドル129を操作して、走行枠体
4を分解し、育苗箱供給部22を有する育苗箱並列装置
3の中央部だけの状態で、走行用モータ98に通電して
走行車輪96を駆動回転させると、前記育苗箱並列装置
3の中央部は重合部111から延長レール110に乗り
上がって、更に載置レール109の上に乗り移って、搬
入用台車102上に位置する。次に、延長レール110
を外し、育苗箱並列装置3の端を押すと、育苗箱並列装
置3はターンテーブル107により回転し、育苗箱並列
装置3の向きと走行方向が一致し、このまま、搬入用台
車102によりビニールハウス2の出入口118を通過
し、次に、育苗箱並列装置3をターンテーブル107に
より回転させ育苗箱並列装置3の走行方向とレール2a
の向きが一致する。
【0026】次に、延長レール110の先端の重合部1
11をレール2aに上方より嵌合させ、延長レール11
0の基部を載置レール109の先端に接続し、走行用モ
ータ98に通電して走行車輪96を駆動回転させると、
育苗箱並列装置3はレール2a上に降下する。次に、分
解した車体横枠5を取付けて後述する並列敷設作業を開
始する。したがって、育苗箱供給部22を有する育苗箱
並列装置3の中央部は、幅狭の搬入用台車102からで
もビニールハウス2内に容易に搬入、搬出でき、作業性
を頗る向上させることができる。特に、狭い出入口11
8を通過させて、育苗箱並列装置3の向きをレール2a
に合わせる作業を容易にできる。しかして、搬入用台車
102は、ターンテーブル107の載置レール109の
側部に外した延長レール110を載置し、その上に載置
台112を載置し、育苗箱並列装置3側に設けたリンク
杆116を固定ピン117に当接させて固定してストッ
パ115とし、載置台112上に次に供給する段積育苗
箱Aを載置する。したがって、搬入用台車102は、段
積育苗箱Aを載置する載置台として使用でき、育苗箱並
列装置3への播種済育苗箱Aの補給を容易にする。この
場合、載置台112の上面側には搬送ローラー114を
設けているから、段積育苗箱Aの移動を容易にでき、移
動した段積育苗箱Aはストッパ115に当たって停止し
て載置台112より落下するのを防止する。ストッパ1
15は3本のリンク杆116により構成しているから、
製造、組立、操作何れも簡単である。
【0027】次に、育苗箱Aの並列敷設作業が終了する
と、前記とは反対に、走行枠体4を分解し、搬入用台車
102上に載せ、ターンテーブル107を回して向きを
変え、狭い出入口118を通過させ、次のビニールハウ
ス2内において作業する。しかして、ビニールハウス2
がひとつのときは、レール2aはビニールハウス2の出
入口118より外側に延長し、レール2a上に搬入用台
車102を置き、前記したように作業を行う。次に、ビ
ニールハウス2が二つのときは出入口118を相対峙す
るように設け、両方のビニールハウス2に一本のレール
2aを設け、一台の搬入用台車102を置き、前記した
ように作業を行う。次に、三つ以上のビニールハウス2
を設置するときは、各ハウス2の出入口118から突出
するレール2aに交差するようにハウス接続用レール2
bを設け、ハウス接続用レール2bの一方側あるいは両
側にビニールハウス2を並設し、ハウス接続用レール2
bには運搬用台車119を設け、運搬用台車119の載
置レール109に任意の方法で育苗箱供給部22を有す
る育苗箱並列装置3の中央部を載置し、ハウス接続用レ
ール2b上を走行させ、任意のビニールハウス2のレー
ル2aにある搬入用台車102の載置レール109と運
搬用台車119の載置レール109とを接続し、走行用
モータ98に通電して走行車輪96を駆動回転させて運
搬用台車119上の育苗箱並列装置3の中央部を搬入用
台車102に移し替える。
【0028】この場合、運搬用台車119も、ターンテ
ーブル107を有しているから、運搬用台車119の載
置レール109と搬入用台車102の載置レール109
との接続も容易にできる。しかして、ビニールハウス2
のレール2aに育苗箱並列装置3を搬入すると、任意の
手段により上下に段積した播種済育苗箱Aを育苗箱供給
部22に供給し(図11イ)、次に、育苗箱供給部22
を、載置移動枠7が右側に移動するので間隔Lだけ右側
に寄せ(図11ロ)、次に、枠移動用モータ20に通電
して載置移動枠7の右端の一枚分のスペースが育苗箱供
給部22の下方に位置するまで移動させてから停止させ
る。次に、この状態で、供給用モータ39に通電して、
伝動軸40とベベルギヤ41とベベルギヤ38と回転軸
35を介してはカム板36を回転させる。カム板36は
ローラー34を上下に移動させ、これにより回動アーム
33が回動して取付軸30を正逆回転させ、取付軸30
の正逆回転により育苗箱Aを支持している支持部材31
は、支持位置Sから退避位置Tに回動し、育苗箱供給空
間28内の育苗箱A全部が載置移動枠7上に落下し、次
に、退避位置Tから支持位かSに支持部材31が戻ると
き、最下段の育苗箱Aは載置移動枠7上に残り、下から
2段目の育苗箱Aの鍔部32に支持部材31が係合して
支持位置Sまで持ち上げて支持する。このようにして、
載置移動枠7に一枚育苗箱Aが供給される。
【0029】再び、枠移動用モータ20を正転させて載
置移動枠7を右側の待機部42に向けて1箱分移動させ
ると(図11ハ)、載置移動枠7の1箱分の載置スペー
スが育苗箱供給部22の下方に位置するので、枠移動用
モータ20を停止させ、次に供給用モータ39に通電し
て右側に位置する育苗箱供給部22により育苗箱Aを供
給し(図11ハ)、これを反復すると(図11ニ、
ホ)、載置移動枠7全長に亘って育苗箱Aが載置されて
右側の待機部42に位置する(図11ヘ)。次に、この
状態で、まず、育苗箱供給部22を左側に移動させる
と、一番内側の育苗箱Aの上面に位置していた退避状態
のストッパー43が、育苗箱Aの端面を過ぎると起立状
態に回動して右側のレール2aの略上に位置する(図1
1ト)。次に、枠移動用モータ20を逆転させて、載置
移動枠7の左端に育苗箱A1箱分の載置スペースが開く
と、この載置スペースは左側に寄っている育苗箱供給部
22の下方に位置して、枠移動用モータ20を停止さ
せ、次に、次に供給用モータ39に通電して育苗箱供給
部22により一枚だけ育苗箱Aを供給する(図11
チ)。
【0030】このとき、ストッパー43より右側にある
育苗箱Aの左端面は、ストッパー43に当接しているか
ら、載置移動枠7が左側に移動すると、載置移動枠7の
みが移動し、他方側側板25に設けたストッパー43に
内側の育苗箱Aが当接して不動状態になり、このストッ
パー43により堰き止められた育苗箱Aに隣接する育苗
箱Aが当接して全体の育苗箱Aが堰き止められて載置移
動枠7に対して不動状態になり、左側に1箱分の載置ス
ペースが開くまで移動すると、右側の1箱の育苗箱Aが
落下して載置される(図11チ)。再び、載置移動枠7
を1箱分左側に移動させると、右側の育苗箱Aが落下し
(図11リ)、左側の載置移動枠7のスペースが育苗箱
供給部22の下方に臨むので、育苗箱Aを供給し(図1
1リ)、これを反復すると(図11ヌ、ル、オ、ワ)、
載置移動枠7を左側に移動させて育苗箱Aを供給しなが
ら、レール2の右側の載置場1に育苗箱Aを載置する。
次に、図示は省略するが、育苗箱供給部22を右側に移
動させ、載置移動枠7を右側に向けて移動させると、1
列目の育苗箱並列作業が終わり、右側に移動した載置移
動枠7上には次の育苗箱Aが供給され、この状態で、走
行枠体4を前進させ、前記作動を反復することにより、
2列目以降の育苗箱並列作業を行い、中央のレール2の
左右両側に育苗箱Aを並列させることができる。
【0031】したがって、載置移動枠7が一方の待機部
42から他方の待機部42に移動する際、一方の待機部
42側の載置移動枠7上の育苗箱Aを降ろし、他方の待
機部42側の載置移動枠7上に育苗箱Aを供給するか
ら、作業効率を向上させる、即ち、作業初期の一列目に
限っては、載置移動枠7上に育苗箱Aを供給するために
載置移動枠7を移動させる必要があるが、二列目のとき
には既に載置移動枠7上に育苗箱Aを供給済となって、
すこぶる作業効率を向上させる。しかして、前記育苗箱
供給部22は取付軸30の下方にそれぞれ設けた底板4
6に窓孔48を形成し、窓孔48は走行枠体4の車体横
枠5上に位置させ、窓孔48に案内走行ローラー49を
嵌めているから、案内走行ローラー49を車体横枠5の
上面に嵌合させて育苗箱供給部22を載置すると、育苗
箱供給部22は走行枠体4に対して左右方向に移動可能
になる。実施例では、手動操作により育苗箱供給部22
を左右に移動位置切替しているが、モータを使用しても
よい。
【0032】しかして、載置移動枠7の左右両側には、
前後一対の縦板形状の衝撃緩和用回動部材54を軸58
により回動自在に設け、前記衝撃緩和用回動部材54は
育苗箱Aを移送する往路では育苗箱Aを支持し、育苗箱
Aを降ろす復路では下方回動するように構成しているか
ら、中央側に向けて移動する復路では、床面等と干渉せ
ず、万が一凸部に当たったときは上方回動して逃げるこ
とが可能であり、上方回動しないで床面等と干渉する惧
れがある往路では上方に位置する。特に、圃場面に根切
り用のネットを敷設しているので、落下の衝撃を緩和し
て育苗箱A内の土や種子の飛散を防止すると共に、ネッ
トに引っ掛かるのを防止する。即ち、係合フック62に
係合軸61が係合しているので、確実に支持し、育苗箱
Aを移送する往路ではガイド部65にロック解除体66
が当接してもフック部64に係合軸61が係合している
ので回動せず、ロック解除体66が弾性変形して退避
し、反対に、復路ではガイド部65がロック解除体66
に当接して回動してロック解除し、育苗箱Aの自重で下
方回動し、また、回動板55は、前記育苗箱供給部22
の下方の往路から復路への移動路中に設けた当接体復帰
用当接体67に当接して支持状態に復帰する。
【0033】また、載置移動枠7の前後幅は任意に構成
できるが、特に、育苗箱Aは横向きに並列するように構
成しているから、ハウス内の育苗では、左右側の育苗箱
Aの成育が遅れることがあっても、その部分を取り除い
て田植機に供給すればよいので、苗の無駄を発生させな
い。即ち、育苗箱Aを縦向きに並列させると、育苗箱の
外側の縦列の苗が成育不良になり、この苗マットを縦長
方向にして田植機に供給するので、この端の不良苗を取
り除いて供給すると、欠株となってしまうので不良苗を
取り除くことはできず、一箱分の苗が無駄になる。この
点、横向きに並列させて敷設すると、その部分だけ除去
しても、田植機に供給できるのである。
【0034】
【効果】本発明は、ビニールハウス2内の載置場1に設
けた前後方向のレール2a上に育苗箱並列装置3を設置
して移動させ育苗箱並列装置3に複数供給した育苗箱
Aを移動中または停止した状態で載置場1に順次降下さ
せて敷設する敷設方法において、前記ビニールハウス2
の出入口118の内側と外側のレール2a上を往復走行
する搬入用台車102のターンテーブル107の載置レ
ール109に育苗箱並列装置3を載せ搬入用台車10
2を往復走行させる際に、ターンテーブル107を搬入
用台車102に対して回転させることにより育苗箱並列
装置3を出入口118を通過する向きにしてビニールハ
ウス2に搬入および搬出し、ターンテーブル107を回
転させて載置レール109の向きをレール2aに合わせ
て載置レール109とレール2aの間育苗箱並列装置3
載せ変えるようにした育苗箱並列敷設方法としたもの
であるから、育苗箱並列装置3を搬入用台車102上に
載置するだけで、搬入用台車102によりビニールハウ
ス2の出入口118を通過して搬入でき、育苗箱並列装
置3をターンテーブル107ごと回転させるだけで、育
苗箱並列装置3の走行方向とレール2aの向きが一致し
て容易に設置作業を行える効果を奏し、反対にすると、
搬入用台車102により搬出作業を容易にできる効果を
奏する。本発明は、搬入用台車102の載置レール10
9に延長レール110を着脱自在に取付けて、延長レー
ル110により前記レール2aと載置レール109との
間育苗箱並列装置3を移送する育苗箱並列敷設方法とし
たものであるから、育苗箱並列装置3の搬入用台車10
2上への積み降ろしも頗る容易にできる効果を奏する。
本発明は、並設した前記ビニールハウス2間に設けたハ
ウス接続用レール2b上に運搬用台車119を走行自在
に設置し、該運搬用台車119のターンテーブル107
の載置レール109と、前記搬入用台車102の載置レ
ール109とを着脱自在に接続し、運搬用台車119と
搬入用台車102との間で、育苗箱並列装置3を相互に
受け渡す育苗箱並列敷設方法としたものであるから、複
数のビニールハウス2への育苗箱並列装置3の搬入・搬
出作業を容易にでき、全体の作業時間を短縮で切る効果
を奏する。また、運搬用台車119と搬入用台車102
の2台の台車を使用するだけで、複雑な経路にレールを
敷設するのを不要とし、また、その分レール敷設のスペ
ースを不要とし、ビニールハウス2の設置も含め、スペ
ースを有効利用できる効果を奏する。本発明は、育苗箱
Aをビニールハウス2内の載置場1に敷設するように構
成した育苗箱並列装置3が走行するレール2a上に走行
自在に設けた走行車体103と、該走行車体103に対
して回転自在のターンテーブル107と、該ターンテー
ブル107に設けた載置レール109と、該載置レール
109に着脱自在に取付けて前記育苗箱並列装置3を積
み降ろし走行させる延長レール110とを有する育苗箱
並列敷設用台車としたものであるから、育苗箱並列装置
3を搬入用台車102上に載置するだけで、搬入用台車
102によりビニールハウス2の出入口118を通過し
て搬入でき、育苗箱並列装置3をターンテーブル107
ごと回転させるだけで、育苗箱並列装置3の走行方向と
レール2aの向きが一致して容易に設置作業を行える効
果を奏し、反対にすると、搬入用台車102により搬出
作業を容易にできる効果を奏する。本発明は前記ターン
テーブル107の上面に分割した状態で載置した載置レ
ール109および延長レール110の上方に、搬送ロー
ラー114を並設した載置台112を着脱自在に設けた
育苗箱並列敷設用台車としたから、搬入用台車102
は、搬入を容易にするだけでなく、その後の播種済育苗
箱Aの載置台としても利用できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 育苗箱並列装置の斜視図。
【図2】 同概略背面図。
【図3】 同走行枠体および載置移動枠の概略縦断側
面図。
【図4】 走行枠体および載置移動枠の一部平面図。
【図5】 育苗箱供給部の平面図。
【図6】 走行枠体および載置移動枠の一部斜視図。
【図7】 供給部の縦断側面図。
【図8】 同回転伝達機構の斜視図。
【図9】 ストッパーの斜視図。
【図10】 同縦断側面図。
【図11】 正面から見た並列状態説明図。
【図12】 衝撃緩和用回動部材の正面概略図。
【図13】 箱検出装置の縦断背面図。
【図14】 同検出体の待機状態の背面図。
【図15】 同斜視図。
【図16】 同平面から見た並列状態説明図。
【図17】 ネットローラーの斜視図。
【図18】 踏み板および踏み板走行枠体の斜視図。
【図19】 同側面図。
【図20】 正面から見た衝撃緩和用回動部材の作用状
態説明図。
【図21】 平面から見た並列状態説明図。
【図22】 搬入用台車(運搬用台車)の斜視図。
【図23】 搬入・搬出状態の斜視図。
【図24】 搬入用台車(運搬用台車)の側面図。
【図25】 ストッパの正面図。
【図26】 走行枠体の分割部分の斜視図。
【図27】 同側面図。
【符号の説明】
1…載置場、2…レール、3…育苗箱並列装置、4…走
行枠体、5…前後枠、6…側部枠、7…載置移動枠、1
2…移動ローラー、13…鍔部、14…取付軸、15…
移動横枠体、16…移動縦枠体、17…支持棒、18…
ラック、19…ピニオン、20…枠移動用モータ、21
…軸、22…育苗箱供給部、23…供給部フレーム、2
4…一方側側板、25…他方側側板、26…前側外板、
27…前側内板、28…育苗箱供給空間、29…案内傾
斜部、30…取付軸、31…支持部材、33…回動アー
ム、34…ローラ、35…回転軸、36…カム板、38
…ベベルギヤ、39…左供給用モータ、40…伝動軸、
41…ベベルギヤ、42…待機部、43…ストッパー、
44…ブラケット、45…軸、46…底板、47…軸受
部、48…窓孔、49…案内走行ローラー、50…回転
軸、54…衝撃緩和用回動部材、55…回動板、56…
連結部、57…下部縦板、58…軸、59…係合板、6
0…横板部、61…係合軸、62…係合フック、63…
軸、64…フック部、65…ガイド部、66…ロック解
除体、67…復帰用当接体、70…箱検出装置、71…
上側横板、72…縦板、73…下側横板、74…傾斜
板、75…当接部、76…検出体、77…取付板、78
…軸、79…窓孔、80…検出部、81…ネットローラ
ー、82…左右フレーム、83…取付腕部、84…アー
ム、85…軸、86…踏み板用走行枠体、87…螺子
軸、88…バネ、89…踏み板、90…連結杆、91…
係合軸、92…踏み板用走行車輪、96…車輪、97…
支持転輪、98…走行用モータ、99、100…歯車、
101…チエン、102…搬入用台車、103…走行車
体、104…走行車輪、105…受枠、106…ローラ
ー、107…ターンテーブル、108…縦軸、109…
載置レール、110…延長レール、111…重合部、1
12…載置台、113…脚部、115…ストッパ、11
6…リンク杆、117…固定ピン、114…搬送ローラ
ー、118…出入口、119…運搬用台車、120…嵌
合凹部、121…嵌合凸部、122…嵌合凹部、123
…嵌合凸部、124…接続金具、125…係合片、12
6…係合片、127…取付体、128…バネ、130…
軸、129…ハンドル、131…軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神崎 淳一 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株式会社スズテック内 (72)発明者 秋沢 博 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株式会社スズテック内 (72)発明者 黒田 健二 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株式会社スズテック内 (56)参考文献 特開 平8−266159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/00 - 9/02 A01G 9/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニールハウス2内の載置場1に設けた
    前後方向のレール2a上に育苗箱並列装置3を設置して
    移動させ育苗箱並列装置3に複数供給した育苗箱Aを
    移動中または停止した状態で載置場1に順次降下させて
    敷設する敷設方法において、前記ビニールハウス2の出
    入口118の内側と外側のレール2a上を往復走行する
    搬入用台車102のターンテーブル107の載置レール
    109に育苗箱並列装置3を載せ搬入用台車102を
    往復走行させる際に、ターンテーブル107を搬入用台
    車102に対して回転させることにより育苗箱並列装置
    3を出入口118を通過する向きにしてビニールハウス
    2に搬入および搬出し、ターンテーブル107を回転さ
    せて載置レール109の向きをレール2aに合わせて載
    置レール109とレール2aの間育苗箱並列装置3を
    せ変えるようにした育苗箱並列敷設方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、搬入用台車102の
    載置レール109に延長レール110を着脱自在に取付
    けて、延長レール110により前記レール2aと載置レ
    ール109との間育苗箱並列装置3を移送する育苗箱並
    列敷設方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、並設
    した前記ビニールハウス2間に設けたハウス接続用レー
    ル2b上に運搬用台車119を走行自在に設置し、該運
    搬用台車119のターンテーブル107の載置レール1
    09と、前記搬入用台車102の載置レール109とを
    着脱自在に接続し、運搬用台車119と搬入用台車10
    2との間で、育苗箱並列装置3を相互に受け渡す育苗箱
    並列敷設方法。
  4. 【請求項4】 育苗箱Aをビニールハウス2内の載置場
    1に敷設するように構成した育苗箱並列装置3が走行す
    るレール2a上に走行自在に設けた走行車体103と、
    該走行車体103に対して回転自在のターンテーブル1
    07と、該ターンテーブル107に設けた載置レール1
    09と、該載置レール109に着脱自在に取付けて前記
    育苗箱並列装置3を積み降ろし走行させる延長レール1
    10とを有する育苗箱並列敷設用台車。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記ターンテーブル
    107の上面に分割した状態で載置した載置レール10
    9および延長レール110の上方に、搬送ローラー11
    4を並設した載置台112を着脱自在に設けた育苗箱並
    列敷設用台車。
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