JP3249174B2 - 赤外線センサおよびその製造方法 - Google Patents

赤外線センサおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触で被計測対象の温
度を計測する赤外線センサおよびその製造方法に係り、
特に赤外線感温膜上に電極を有する赤外線センサおよび
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、非接触の鼓膜体温計等に用いて好
適な赤外線センサを半導体微細加工技術を利用して作製
する技術が種々開発されている。この赤外線センサは、
センサ基板上に絶縁膜により形成された非常に小さな架
橋部を形成し、さらにこの架橋部の上に赤外線感温膜を
形成した構造となっている。すなわち、素子の感熱部分
を支持基板から浮かせた架橋構造とすることにより応答
感度の改善を図るものである。
【0003】この赤外線センサに用いる赤外線感温膜
は、赤外線によりセンサ温度が変化して素子の電気抵抗
値が変化するボロメータ型、起電力が変化するサーモパ
イル型、赤外線量に対応して起電力が変化する焦電型な
どに分けることができる。この中でもボロメータ型は、
電気抵抗値から直接温度を知ることができるなどの理由
により、センサの大きさを微小にすることが可能であ
る。
【0004】この種の赤外線センサでは、検出信号を外
部の信号処理回路に取り出すために、赤外線感温膜上に
アルミニウム(Al)等の金属により形成された電極を
設ける必要がある。
【0005】図4(A)〜(E)は、その電極部分の作
製工程を表すものである。まず、図4(A)に示すよう
にシリコン基板11上にシリコンオキシナイトライド膜
12を形成する。次に、スパッタリングを行い、シリコ
ンオキシナイトライド膜12上に、膜厚1μmのゲルマ
ニウム膜からなる赤外線感温膜13を形成する。続い
て、反応性イオンエッチング(RIE)を行って多結晶
化されたゲルマニウム膜のパターニングを行う。次に、
図4(B)に示すように、シリコンオキシナイトライド
膜12上に赤外線感温膜13を覆うようにシリコンオキ
シナイトライド膜14を形成する。続いて、このシリコ
ンオキシナイトライド膜14をパターニングして図4
(C)に示すように、コンタクトホール14a、14b
を形成する。次に、図4(D)に示すように、シリコン
オキシナイトライド膜14および赤外線感温膜13上
に、蒸着法によりアルミニウム(Al)膜15を形成す
る。続いて、アルミニウム膜15を選択的にエッチング
し、図4(E)に示すような、コンタクトホール14
a、14bの幅と同じ幅を有する電極15a、15bを
形成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように得られた電
極15a、15bの幅は、本来、それぞれ図4(E)に
示したように、コンタクトホール14a、14bの幅と
同じ幅を有しているはずである。しかしながら、現状
は、アルミニウム膜15をきれいにエッチングすること
は困難であり、そのためアルミニウム膜15にはいわゆ
るサイドエッチングが生じていた。すなわち、電極15
a、15bとシリコンオキシナイトライド膜14との間
に、図5に示すように隙間16が形成されていた。ま
た、この隙間16を通じて赤外線感温膜13までエッチ
ングされてしまい、そのため赤外線感温膜13の電気抵
抗値にばらつきが生ずるという問題があった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、電極形成のためのエッチング時に、
サイドエッチングが生じても電極と絶縁膜との間に隙間
が生ずることがなく、しかも赤外線感温膜がエッチング
されることがなく、赤外線感温膜の電気抵抗値にばらつ
きが生ずることがない赤外線センサを提供することにあ
る。
【0008】本発明は、また、このような構造を有する
赤外線センサの製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による赤外線セン
サは、センサ基板上に第1の絶縁膜を介して形成された
赤外線感温膜と、この赤外線感温膜上に形成されるとと
もに前記赤外線感温膜に達する互いに対向した櫛形状の
一組のコンタクトホールを有する第2の絶縁膜と、この
第2の絶縁膜上に形成され、前記コンタクトホールを通
じて前記赤外線感温膜に電気的に接続されるとともに、
前記第2の絶縁膜上に、前記コンタクトホール内の部分
の幅よりも広い拡幅部を有する互いに対向した櫛形状の
一組の電極とを備えたもので、該電極は前記赤外線感応
膜の電気抵抗値を計測するための電極である
【0010】この赤外線センサでは、第2の絶縁膜に形
成されたコンタクトホールの上面周縁部が、電極の拡幅
部により覆われた構造となっている。このような構成で
は、電極をエッチングにより作製する際にサイドエッチ
ングが生じていても、その分拡幅部がエッチングされ狭
くなるだけであり、そのため電極と第2の絶縁膜との間
には隙間がなく、また赤外線感温膜がエッチングされる
ようなこともなく、電気抵抗値のばらつきも少ない。
【0011】本発明の赤外線センサの製造方法は、セン
サ基板の表面に第1の絶縁膜を形成した後、この絶縁膜
上に赤外線感温膜を形成する工程と、前記赤外線感温膜
を覆うように第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2
の絶縁膜上に互いに対向した櫛形状の一組のコンタクト
ホールパターンを有する第1の耐エッチング膜を形成
し、この第1の耐エッチング膜をマスクとしてエッチン
グすることにより前記第2の絶縁膜に前記赤外線感温膜
に達するコンタクトホールを形成する工程と、前記コン
タクトホールが形成された第2の絶縁膜上に導電性層を
積層させる工程と、前記導電性層上に前記第1の耐エッ
チング膜のコンタクトホールパターンよりも幅広の互い
に対向した櫛形状の一組の電極パターンを有する第2の
耐エッチング膜を形成し、この第2の耐エッチング膜を
マスクとして前記導電性層をエッチングすることにより
前記赤外線感応膜の電気抵抗値を計測するための電極を
形成する工程とを備えている。
【0012】この方法によれば、第2の耐エッチング膜
をマスクとして導電性層をエッチングする際、この第2
の耐エッチング膜の電極パターンが、第1の耐エッチン
グ膜のコンタクトホールパターンよりも幅広になってい
るため、導電性層にサイドエッチングが生じても、電極
と第2の絶縁膜との間に隙間が生ずることがなく、した
がって赤外線感温膜がエッチングされることがなく、電
気抵抗値のばらつきの発生を防止できる。
【0013】センサ基板としては、シリコン、ゲルマニ
ウム等の半導体基板が用いられるが、容易にしかも安価
に手に入れることが可能なシリコン基板を用いることが
好ましい。絶縁膜はセンサ基板の表面に架橋(ブリッ
ジ)構造とし、この架橋部上に赤外線感温膜を形成する
態様とすることが好ましい。絶縁膜は、シリコン酸化膜
(SiOx)、シリコン窒化膜 (SiNy) 、シリコンオキシナイ
トライド(SiOxNy)膜等により形成することができるが、
特にシリコンオキシナイトライド膜により形成すること
が好ましい。シリコンオキシナイトライド膜は、シリコ
ン酸化膜とシリコン窒化膜との両者の性質を持ち、その
ため応力バランスが良く、安定した架橋構造を形成する
ことができる。
【0014】赤外線感温膜は、アモルファスゲルマニウ
ム(a−Ge)や多結晶ゲルマニウム、アモルファスシ
リコン(a−Si)や多結晶シリコン等により形成され
る。この赤外線感温膜の成膜には、スパッタリング、イ
オンビームスパッタリング、CVD(化学的気相成長
法)等が用いられる。電極は、アルミニウム(Al)等
の導電性層により形成される。その平面形状は、赤外線
感温膜上において互いに対向する1組の櫛形状とするこ
とが好ましく、このような櫛形電極とすることにより、
赤外線感温膜の電気抵抗値を限られたスペースで制御す
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係る赤外線セン
サ10の平面構造を表すものである。また、図2は図1
のA−A矢視線に沿う断面構造を表すものである。な
お、図4および図5と同一構成部分については同一符号
を付して説明する。
【0017】この赤外線センサ10では、センサ基板と
してのシリコン基板11の上面に第1の絶縁膜として膜
厚1μmのシリコンオキシナイトライド膜12が形成さ
れている。このシリコンオキシナイトライド膜12上に
は、たとえば多結晶ゲルマニウム(poly−Ge)に
より形成された赤外線感温膜13が設けられている。こ
の赤外線感温膜13は第2の絶縁膜としてのシリコンオ
キシナイトライド膜14により覆われている。シリコン
オキシナイトライド膜14には、互いに対向した櫛形の
コンタクトホール24a、24bがそれぞれ形成されて
いる。
【0018】シリコンオキシナイトライド膜14上に
は、各々コンタクトホール24a、24bを通して赤外
線感温膜13に達する電極25a、25bが設けられて
いる。電極25a、25bは、導電性層たとえばアルミ
ニウム膜により形成されており、その平面形状はコンタ
クトホール24a、24bに合わせて互いに対向した櫛
形状となっている。電極25a、25bは、それぞれア
ルミニウム膜により形成された配線層18a、18bを
介して配線電極(図示せず)に接続されている。ここ
で、各電極25a、25bのシリコンオキシナイトライ
ド膜14上の部分の幅は、コンタクトホール24a、2
4b内の部分の幅(たとえば10μm)よりも、幅t
(たとえば5μm)だけ大きく形成されている。すなわ
ち、シリコンオキシナイトライド膜14上には拡幅部1
7が形成されており、その結果電極25a、25bの断
面形状はT字状となっている。
【0019】この赤外線センサ11では、入射される赤
外線の量(熱量)に応じて赤外線感温膜13の電気抵抗
値が変化するもので、その抵抗値の変化に応じて変化す
る電極25a、25bおよび配線層18a、18bに流
れる電流値、または配線電極(図示せず)間の電圧値を
信号処理回路(図示せず)により計測することにより、
赤外線の量(温度)を検知することができる。
【0020】本実施例の赤外線センサ10では、各電極
25a、25bのシリコンオキシナイトライド膜14上
の部分(拡幅部17)の幅は、コンタクトホール24
a、24b内の部分の幅よりも広くなっており、コンタ
クトホール24a、24bの上面周縁部はそれぞれ電極
25a、25bの拡幅部17により覆われた構造となっ
ている。すなわち、この赤外線センサ10では、電極2
5a、25bのエッチング形成時にサイドエッチングが
生じても、拡幅部17がエッチングされ狭くなるだけで
ある。そのため電極25a、25bとシリコンオキシナ
イトライド膜14との間には隙間が生ずることがなく、
また赤外線感温膜13がエッチングされることがないた
め、電気抵抗値のばらつきが発生することもない。
【0021】図3(A)〜(E)はこの赤外線センサ1
0の電極部の作製工程を表すものである。
【0022】まず、図3(A)に示すように、シリコン
基板11上にプラズマCVD法によりシリコンオキシナ
イトライド膜12を形成する。次に、スパッタリングを
行い、シリコンオキシナイトライド膜12上に、膜厚1
μmのアモルファスゲルマニウム(a−Ge)膜からな
る赤外線感温膜13を形成する。このスパッタリング
は、ガス流量をアルゴン(Ar)=4SCCM、成膜圧力を
3×10-3Torr、高周波出力を160Wとして、約10
分間行う。続いて、100°Cの温度でアニール処理を
行い、アモルファスゲルマニウムの多結晶化を促進す
る。続いて、反応性イオンエッチング(RIE)を行っ
て多結晶化されたゲルマニウム膜のパターニングを行
う。この反応性イオンエッチングは、ガス流量をフロン
(CF4 )=40SCCM、圧力を0.2Torr、高周波出力
を150Wとして、約10分間行う。
【0023】次に、図3(B)に示すように、シリコン
オキシナイトライド膜12上の赤外線感温膜13を覆う
ように、プラズマCVD法によりシリコンオキシナイト
ライド膜14を形成する。続いて、このシリコンオキシ
ナイトライド膜14上に、コンタクトホールパターン
(幅t1 )を有するフォトレジスト膜26を形成し、こ
のフォトレジスト膜26をマスクとしてシリコンオキシ
ナイトライド膜14のエッチングを行い、図3(C)に
示すようなコンタクトホール24a、24bを形成す
る。
【0024】次に、150°Cの温度で、アルミニウム
の蒸着を約8分間行い、図3(D)に示すように、赤外
線感温膜13上に膜厚1.5μmのアルミニウム膜15
を形成する。続いて、アルミニウム膜15上に電極パタ
ーンを有する膜厚1μmのフォトレジスト膜27を形成
する。ここで、フォトレジスト膜27の電極パターンの
幅t2 は、コンタクトホール24a、24bの幅t1
りも幅2tだけ大きくしておく。
【0025】その後、このフォトレジスト膜27をマス
クとしてウェットエッチングによりアルミニウム膜15
を選択的にエッチングし、図3(E)に示すような電極
25a、25bを形成する。ウェットエッチングの条件
は、燐酸(H3 PO4 ):硝酸(HNO3 ):酢酸(C
3 COOH):水(H2 O)=18:1:2:1のエ
ッチング液を用い40°Cに加熱し、約5分の処理を行
う。以上の工程により図2に示した構成の赤外線センサ
10を得ることができる。
【0026】この方法では、図3(E)の工程において
アルミニウム15をエッチングする際、フォトレジスト
膜27の電極パターンが、フォトレジスト26(図3
(B))のコンタクトホールパターンよりも幅広になっ
ているため、アルミニウム膜15にサイドエッチングが
生じても、電極25a、25bのシリコンオキシナイト
ライド膜14上の部分が狭くなるだけである。そのため
電極25a、25bとシリコンオキシナイトライド膜1
4との間に隙間が生ずることがなく、また赤外線感温膜
13がエッチングされることもない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の赤外
線センサによれば、赤外線感温膜上の電極の第2の絶縁
膜上の部分の幅を、コンタクトホール内の部分の幅より
も広くなるようにしたので、電極と第2の絶縁膜との間
には隙間がなく、また赤外線感温膜の電気抵抗値にばら
つきがなくなる。
【0028】また、請求項2記載の赤外線センサの製造
方法によれば、センサ基板の表面に第1の絶縁膜を形成
した後、この絶縁膜上に赤外線感温膜を形成する工程
と、前記赤外線感温膜を覆うように第2の絶縁膜を形成
する工程と、前記第2の絶縁膜上に互いに対向した櫛形
状の一組のコンタクトホールパターンを有する第1の耐
エッチング膜を形成し、この第1の耐エッチング膜をマ
スクとしてエッチングすることにより前記第2の絶縁膜
に前記赤外線感温膜に達するコンタクトホールを形成す
る工程と、前記コンタクトホールが形成された第2の絶
縁膜上に導電性層を積層させる工程と、前記導電性層上
に前記第1の耐エッチング膜のコンタクトホールパター
ンよりも幅広の互いに対向した櫛形状の一組の電極パタ
ーンを有する第2の耐エッチング膜を形成し、この第2
の耐エッチング膜をマスクとして前記導電性層をエッチ
ングすることにより前記赤外線感応膜の電気抵抗値を計
測するための電極を形成する工程とを備えるようにした
ので、第2の耐エッチング膜をマスクとして導電性層を
エッチングする際、導電性層にサイドエッチングが生じ
ても、電極と第2の絶縁膜との間に隙間が生ずることが
なく、したがって赤外線感温膜がエッチングされること
がなく、電気抵抗値のばらつきの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る赤外線センサの平面図
である。
【図2】図1のA−A矢視方向の断面図である。
【図3】図1の赤外線センサの製造工程を表す断面図で
ある。
【図4】従来の赤外線センサの製造工程を表す断面図で
ある。
【図5】図4の工程により得られた赤外線センサの問題
点を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10 赤外線センサ 11 シリコン基板(センサ基板) 12 シリコンオキシナイトライド膜(第1の絶縁膜) 13 赤外線感温膜 14 シリコンオキシナイトライド膜(第2の絶縁膜) 17 拡幅部 24a、24b コンタクトホール 25a、25b 電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01J 1/02 G01J 5/02 G01J 5/10 G01J 5/12 G01J 5/20 - 5/24 G01K 7/20 - 7/22 A61B 5/00 101 H01L 31/00 - 31/02 H01L 31/08 H01L 37/00 H01C 7/02 - 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ基板上に第1の絶縁膜を介して形
    成された赤外線感温膜と、 この赤外線感温膜上に形成されるとともに前記赤外線感
    温膜に達する互いに対向した櫛形状の一組のコンタクト
    ホールを有する第2の絶縁膜と、 この第2の絶縁膜上に形成され、前記コンタクトホール
    を通じて前記赤外線感温膜に電気的に接続されるととも
    に、前記第2の絶縁膜上に、前記コンタクトホール内の
    部分の幅よりも広い拡幅部を有する互いに対向した櫛形
    状の一組の電極とを備え、該電極は前記赤外線感応膜の電気抵抗値を計測するため
    の電極である ことを特徴とする赤外線センサ。
  2. 【請求項2】 センサ基板の表面に第1の絶縁膜を形成
    した後、この絶縁膜上に赤外線感温膜を形成する工程
    と、 前記赤外線感温膜を覆うように第2の絶縁膜を形成する
    工程と、前記第2の絶縁膜上に互いに対向した櫛形状の
    一組のコンタクトホールパターンを有する第1の耐エッ
    チング膜を形成し、この第1の耐エッチング膜をマスク
    としてエッチングすることにより前記第2の絶縁膜に前
    記赤外線感温膜に達するコンタクトホールを形成する工
    程と、 前記コンタクトホールが形成された第2の絶縁膜上に導
    電性層を積層させる工程と、 前記導電性層上に前記第1の耐エッチング膜のコンタク
    トホールパターンよりも幅広の互いに対向した櫛形状の
    一組の電極パターンを有する第2の耐エッチング膜を形
    成し、この第2の耐エッチング膜をマスクとして前記導
    電性層をエッチングすることにより前記赤外線感応膜の
    電気抵抗値を計測するための電極を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする赤外線センサの製造方法。
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