JP3247557B2 - 紙おむつ用バックシート - Google Patents

紙おむつ用バックシート

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JP3247557B2 JP24730694A JP24730694A JP3247557B2 JP 3247557 B2 JP3247557 B2 JP 3247557B2 JP 24730694 A JP24730694 A JP 24730694A JP 24730694 A JP24730694 A JP 24730694A JP 3247557 B2 JP3247557 B2 JP 3247557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透湿性および防臭効果
にすぐれた紙おむつ用バックシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙おむつの外側を構成するバ
ックシートには、尿を通さない材料、例えば、ポリエチ
レンなどのシートが用いられており、該ポリエチレンシ
ートは尿などの臭気成分は漏れることはないが透湿性が
ないため蒸れ易く、肌のかぶれが多かった。最近、この
ような紙おむつによるムレを防止するために、尿を通さ
ずしかも通気性および透湿性を有する微多孔性のポリエ
チレンシートが開発されてバックシートとして用いられ
ている。
【0003】該シートは、ポリオレフィンと無機充填材
を配合して延伸したもので、シート成形後はポリオレフ
ィンと無機充填剤との間で界面剥離が生じ、その結果微
細孔を有するというものであり、水蒸気はこの微細孔を
通過するが、水はポリオレフィンの撥水性のために微細
孔を通過することが出来ないためにシートは透湿性かつ
非透水性を示すのである。一方、特開平4−90337
号公報には水仕事用手袋の素材として、透湿性を示すポ
リエステルエラストマーよりなる非透水性の層とポリオ
レフィンの層からなる積層体が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
微細孔を有するポリオレフィンは高い通気性および透湿
性を得るために多量の無機物質の粉末を混練しなければ
ならず、シートの強度が弱く、また微細孔を有するため
尿の臭気成分はほとんど通過してしまうという問題があ
り、一方、特開平4−90337号公報開示技術は、手
袋を対象としており、紙おむつのように数時間以上も装
着した場合の蒸れや尿の臭気漏れ等については何等考慮
されておらず、また強度的にも不織布を積層する必要が
ある。
【0005】そのため高い透湿性を示し、尚かつ臭気成
分を通過させず、さらに柔軟で、装着していても静か
な、紙おむつ用バックシートが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
かかる問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、芳香族
ポリエステル単位をハードセグメントとし、ポリ(アル
キレンオキシド)グリコール単位をソフトセグメントと
してなり、且つ下式(1)、(2)を満足するポリエス
テルエラストマーフィルムに不織布を積層し、かかるポ
リエステルエラストマーフィルムと不織布が、下式
(3)を満足する構造物が、紙おむつ用バックシートと
して有用な透湿性をもち、しかも臭気成分を通過させな
い顕著な効果を発揮し、なおかつ装着時に耳障りな音が
しないことを見いだし、本発明を提案するに至った。 0<(1/d)(1000/F−b)≦0.0125 ・・・(1) 0<b≦0.15 ・・・(2) 0<(1/d)(1000/F−b)(γ 1/2 −1)/γ 1/2 <0.015・・・(3) [但し、dはフィルムの厚さ(μm)、Fはフィルムの
透湿度(g/m2・24hr)、bはフィルムの透過定
数(m2・24hr/g)、γは不織布の嵩高性(cm 3
/g)。]以下に本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明のポリエステルエラストマーフィル
ムにおけるポリエステルエラストマーとは、芳香族ポリ
エステル単位をハードセグメントとし、ポリ(アルキレ
ンオキシド)グリコール単位をソフトセグメントとする
もので、より具体的には、芳香族ジカルボン酸、アルキ
レングリコール及びポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールを重縮合して得られるもので該芳香族カルボン酸と
しては、主としてテレフタル酸及びその低級アルキルエ
ステルが用いられ、その他としてはイソフタル酸、フタ
ル酸、2,5−ノルボナンジカルボン酸、1,4−ナフ
タル酸、1,5−ナフタル酸、4,4−オキシ安息香酸
及びそれらの低級アルキルエステル等が挙げられるが中
でもジメチルテレフタレートが原料の入手し易さ、ポリ
エステル化速度の速いこと、ポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールに対する影響(酸分解しない)の面から
特に好ましい。
【0008】またアルキレングリコールとしては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール等が挙げられるが中でも1,4−ブタン
ジオールが良好な弾性特性を示し特に好ましい。更に、
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールとしては、ポリ
テトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等で分子量600〜4000
のものが挙げられるが中でも分子量1000〜2000
のポリテトラメチレングリコールが良好な弾性特性を示
し特に好ましい。
【0009】上記のポリエステルエラストマーは、通常
の共重合方法により得ることができる。つまり、上記の
如く、芳香族ジカルボン酸、アルキレングリコール及び
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを反応させるの
であって、反応機構としては、まず、芳香族ジカルボン
酸とアルキレングリコール及び芳香族ジカルボン酸とポ
リ(アルキレンオキシド)グリコールのエステル反応が
おこり、その後重縮合して、ポリエステルエラストマー
を生成するのである。
【0010】そして、上記のエステル化反応工程及び重
縮合反応工程には、必要に応じて触媒を用いることがあ
り、その触媒としては、リチウム、カリウム、ナトリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、アル
ミニウム、チタン、コバルト、ゲルマニウム、錫、鉛、
アンチモン、カドミウム、マンガンなどの化合物が挙げ
られ、特に好ましくはテトライソプロピルチタネート、
テトラ−n−ブチルチタネート、ジブチルチンオキサイ
ド、酢酸カルシウム、酢酸亜鉛が使用でき、またこれら
の触媒は2種以上併用してもよい。
【0011】かかる方法により、本発明に用いるポリエ
ステルエラストマーは得られるわけであるが、本発明の
最大の特徴はかかる方法で得られる該ポリエステルエラ
ストマーのフィルムが下式(1)、(2)を満足するよ
うに反応原料、反応条件をコントロールすることが必要
である。 0<(1/d)(1000/F−b)≦0.0125 ・・・(1) 0<b≦0.15 ・・・(2) [但し、dはフィルムの厚さ(μm)、Fはフィルムの
透湿度(g/m2・24hr)、bはフィルムの透過定
数(m2・24hr/g)。]
【0012】ここでポリエステルエラストマーフィルム
の透湿度Fは、JISZ0208のカップ法により測定
されるものである。又、透過定数bはフィルム厚d(μ
m)の時の透湿度Fと、該フィルムを2枚積層したフィ
ルム2d(μm)の時の透湿度F′より求められる値
で、具体的には、横軸にフィルムの厚さ、縦軸に透湿度
の逆数をとって上記の2点の測定値をプロットして、直
線で結び、該直線の縦軸との切片の値をbとするのであ
る。ここで(1/d)(1000/F−b)が0.01
25を越えるとバックシートの透湿性が低下しかぶれの
原因となり不適であり、好ましくは0.0005〜0.
0110である。又bが0.15を越えると、同様に透
湿性が低下し、特に膜厚が厚くなるほどその傾向が顕著
となり不適であり、好ましくは、0.14〜0.10で
ある。
【0013】上記(1)、(2)式を満足するポリエス
テルエラストマーを得る方法としては、具体的には第一
のエステル化工程で原料仕込み、昇温、撹拌開始、触媒
添加、エステル化の順に行い、次にエステル化物に酸化
防止剤や触媒を添加し、それを昇温、減圧化で重縮合を
行う。得られたポリエステルエラストマーはペレット加
工等の後処理がなされる。仕込み量は、芳香族ジカルボ
ン酸又はその低級アルキルエステル、アルキレングリコ
ール及びポリ(アルキレンオキシド)グリコールをモル
比で 1.0/0.5〜2.5/0.05〜0.3の割
合とするのが好ましく、特に好ましくは、1.0/1.
0〜2.0/0.10〜0.20である。芳香族ジカル
ボン酸1モルに対する触媒の添加量は、0.0001〜
0.1モルが好ましく、特に好ましくは1.0/0.0
01〜0.01モルである。触媒の添加方法は、最初に
一括添加しても良いがエステル反応時と重縮合反応時に
分けて添加した方が良好であり、その添加量の比率は
1.0/1.0〜1.0/10.0重縮合時の熱劣化防
止剤としては、その種類により効果が異なる為、一概に
限定出来ないが、ヒンダードフェノール系の酸化防止剤
であるイルガノックス1330(チバガイギー社製)を
例に挙げると、仕込み原料の全量に対して0.1〜2.
0重量%が好ましく、特に好ましくは0.2〜1.0重
量%である。さらにアルカリ金属化合物、タルク等の結
晶化剤、ガラス繊維、難燃剤、紫外線吸収剤、着色剤を
配合することが出来るがこれらに限定されるものではな
い。
【0014】本発明においては、上記ポリエステルエラ
ストマーは周知の方法に従って、溶融成形されフィルム
又は、シート状に成形される。フイルムの厚みは特に限
定はなく、数μmないし数100μmに設定することが
できる。好ましくは、5〜50μm、特に好ましくは、
10〜30μmである。上記の如くして得られたフイル
ムは必要に応じ、吸湿或は乾燥等の調湿処理した後延伸
に供せられる。延伸は、一軸延伸、二軸延伸のいずれで
あってもよい。一軸延伸の場合は1.5倍以上、特に2
倍以上とすることが好ましい。二軸延伸の場合は面積倍
率で1.5倍以上、特に2倍以上、更には4倍以上とす
ることが好ましい。延伸方法としてはロール延伸法、テ
ンター延伸法、延伸ブロー法などが採用できる。二軸延
伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸延伸方式のいず
れの方式も採用できる。また一般にかかる延伸加工後、
熱処理を行うことやコロナ放電処理の表面処理等を行う
事もできる。
【0015】かくして得られたポリエステルエラストマ
ーフィルムは、吸収体コアの外側に設けられたポリエチ
レンシートと重なり合う縁を加熱シールする方法により
紙おむつ用バックシートに加工されるわけであるが、本
発明では不織布と積層することにより、より一層紙おむ
つ用バックシートとしての機能を発揮することができ
る。
【0016】具体的には、不織布の嵩高性をγ(cm3/
g)とすると
【数1】 [但し、dはフィルムの厚さ(μm)、Fは透湿度(g
/m2・24hr)、bは透過定数(m2・24hr/
g)。]を満足する不織布をポリエステルエラストマー
フィルムと積層することである。ここで用いられる不織
布は、上記(3)式を満足すれば特に限定されないが、
収縮性を有する親水性のポリマーからなるファイバーが
用いられる。具体的にはポリビニルアルコール、加水分
解ポリアクリロニトリル、セルロースのカルボキシメチ
ル化物、セルロースのアクリル酸グラフト物等からなる
繊維などが用いられる。またポリオレフィンやポリエス
テルからなる複合繊維も用いられる。本発明に用いる不
織布はこれらのファイバーを主体として用いてニードル
パンチ方式、熱融着方式、アラクネ方式により製造され
る。積層体を構成するには、上記の(1/d)(100
0/F−b)の範囲を満足する様なポリエステルエラス
トマーフィルムと上式を満足する不織布を選定して積層
すれば良いのである。
【0017】該不織布とポリエステルエラストマーフィ
ルムの積層方法は、ニードルパンチのような物理的、機
械的の方法、エマルジョン接着剤、ホットメルト接着剤
のような化学的方法、または溶融による熱接着を用いる
方法等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。かかる方法で得られた積層体もポリエステルエラス
トマーフィルム単体と同様の方法により紙おむつ用バッ
クシートに供されるのである。
【数2】 の値は好ましくは0.015以下であり、特に好ましく
は0.006〜0.010である。この値がが0.01
5を越えると、不織布の空隙率が低下し、透湿性に悪影
響を及ぼし不適である。
【0018】
【作 用】本発明のポリエステルエラストマーフィルム
あるいは、該フィルムと特定の不織布を積層した積層体
は、透湿性にすぐれ、なおかつ防臭作用があり、紙おむ
つ用バックシートとして用いられる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。尚、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特に
断りのない限り重量基準である。 実施例1 撹拌機、温度計、ガス吹き込み口及び蒸留口を備えた反
応器に窒素ガス雰囲気下でジメチルテレフタレート2
9.4kg、1,4−ブタンジオール18.3kg、平
均分子量2000のポリテトラメチレングリコール7
3.9kg、触媒としてテトラブチルチタネート4.6
gを仕込み210℃で窒素ガス中で2時間反応させ、メ
タノール9.6kgを溜出後、テトラブチルチタネート
11gを添加して210℃から250℃まで90分で昇
温し、同時に反応系の圧力を徐々に減じて真空度0.5
Torrで2時間反応させた。続いて反応系の温度を2
20〜230℃まで冷却後、ペレタイザーにてペレット
化して本発明のポリエステルエラストマーを得た。本ペ
レットをスクリュー径40mmφ、L/D=28の押出
機に取り付けたリップ開度0.6mm、幅500mmの
Tダイを用いて樹脂の融点より50℃高い温度で押出
し、内部が25℃の水が循環する直径350mmφの冷
却ロールに接触せしめ、10m/分で引き取りフィルム
を作成した。該フィルムの測定値は以下の通りである。
【0020】 d=10 (μm) F=6700 (g/m2・24hr) b=0.125(m2・24hr/g) (1/d)(1000/F−b)=0.0024 該フィルムのバックシートとしての性能を評価するため
に、以下の如く臭気の試験を行った。臭気は人口尿にア
ンモニア水で匂いをつけ、カップに入れカップの口をフ
ィルムで覆い、密封し2時間放置後、カップから20c
m離れた所で匂いだところ、全く匂わなかった。
【0021】実施例2〜5 表1に示す如きポリエステルエラストマーフィルムと不
織布をもちいて、ヒートプレスにより、ポリエステルエ
ラストマーフィルムと不織布を190℃でプレスして積
層体を得た。該積層体について実施例1と同様に評価を
行った。結果は表2に示す。
【0022】比較例1 (1/d)(1000/F−b)が0.02のポリエス
テルエラストマーフィルムを用いた以外は実施例2と同
様に積層体を作製し、同様に評価を行った。結果を表2
に示す。 比較例2 bが0.2のポリエステルエラストマーフィルムを用い
た以外は実施例2と同様に積層体を作製し、同様に評価
を行った。結果を表2に示す。 比較例3 ポリエステルエラストマーフィルムの代わりにポリエチ
レンフィルム(フィルム厚さ50μm、透湿度F200
0g/m2・24hr)をもちいて実施例2と同様に積
層体を作製し、同様に評価を行った。結果を表2に示
す。
【0023】
【表1】 ポリエステルエラストマーフィルム 不織布 種類 d*1 F*2 b*3 (1/d)(1000/F-b) 種類 γ*4 M*5 実施例2 A-1 10 6700 0.125 0.0024 B-1 80 0.0021 3 A-2 10 4400 0.140 0.0087 B-1 80 0.0077 4 A-1 25 5400 0.125 0.0024 B-2 30 0.0020 比較例1 A-3 10 3200 0.115 0.02 B-1 80 0.018 2 A-4 25 2300 0.2 0.01 B-1 80 0.0089 3 A-5 50 1400 − − B-1 80 − 注)略号は以下の通り
【0024】A−1:実施例1で得られたポリエステル
エラストマーフィルム A−2:実施例1と同様の方法で、仕込組成をジメチル
テレフタレート29.4kg,1,4−ブタンジオール
18.3kg、平均分子量2000のポリテトラメチレ
ングリコール40.0kgとして得られたポリエステル
エラストマー A−3:実施例1と同様の方法で、仕込組成をジメチル
テレフタレート29.4kg、1,4−ブタンジオール
20.0kg、平均分子量1000のポリテトラメチレ
ングリコール13.5kgとして得られたポリエステル
エラストマー A−4:実施例1と同様の方法で、仕込組成をジメチル
テレフタレート29.4kg,1,4−ブタンジオール
20.0kg、平均分子量2000のポリテトラメチレ
ングリコール13.5kgとして得られたポリエステル
エラストマー A−5:ポリエチレンフィルム(フィルム厚さ50μ
m、透湿度F1400g/m2・24hr) B−1:嵩高性80cm3/gのポリビニルアルコール
製の不織布 B−2:嵩高性30cm3/gのポリエステル製の不織
【0025】*1:単位はμm *2:単位はg/m2・24hr *3:単位はm2・24hr/g、bは本文中に記載の
方法により測定したものである。 *4:単位はcm2/g *5:Mは
【数2】 を表す。
【0026】
【表2】 *1:積層体の透湿度を表し、単位はg/m2・24h
r *2:評価基準は以下の通り ×:殆ど臭気は防げない、△:やや匂う、○:全く匂わ
ない
【0027】
【発明の効果】本発明のポリエステルエラストマーフィ
ルムあるいは、該フィルムと特定の不織布を積層した積
層体は透湿性にすぐれ、なおかつ防臭作用があり紙おむ
つ用バックシートとして用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/49 A61F 13/514 B32B 25/10 B32B 27/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ポリエステル単位をハードセグメ
    ントとし、ポリ(アルキレンオキシド)グリコール単位
    をソフトセグメントとしてなり、且つ下式(1)、
    (2)を満足するポリエステルエラストマーフィルム
    不織布を積層し、かかるポリエステルエラストマーフィ
    ルムと不織布が、下式(3)を満足することを特徴とす
    る紙おむつ用バックシート。 0<(1/d)(1000/F−b)≦0.0125 ・・・(1) 0<b≦0.15 ・・・(2) 0<(1/d)(1000/F−b)(γ 1/2 −1)/γ 1/2 <0.015・・・(3) [但し、dはフィルムの厚さ(μm)、Fはフィルムの
    透湿度(g/m2・24hr)、bはフィルムの透過定
    数(m2・24hr/g)、γは不織布の嵩高性(cm 3
    /g)。]
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湯木和男「飽和ポリエステル樹脂ハンドブック」1989.12.22初版、日刊工業新聞社、P476−47

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