JP3246956U - 容器蓋 - Google Patents

Abstract

【課題】容器を見る位置に依らず効果的な装飾を容器に施すことができる容器蓋を提供する。【解決手段】容器蓋は、蓋本体１０と、板状の台座部材２０と、凹状の台座保持部３０とを具備する。蓋本体１０は、容器１の開口部を塞ぐ。台座部材２０は、アクリルスタンド２を蓋本体１０に支持する。台座保持部３０は、蓋本体１０に形成され、台座部材２０と嵌合し、台座部材２０を保持する。従って、アクリルスタンド２を容器１に対し例えば高い位置に取付けることが可能となり、容器を見る位置に依らず効果的な装飾を容器に施すことができる。【選択図】図１

Description

本考案は、容器蓋に関し、例えばコップ状の飲料用容器の上端開口を塞ぐ容器蓋であって、装飾用のアクリルスタンドを取付可能な容器蓋に関する。

コップ状の容器の上端開口を塞ぐ容器蓋として、特許文献１には、容器内壁に形成される円環状の溝部と嵌合され、容器に固定される平板状の容器蓋が記載されている。特許文献１に記載の容器蓋によれば、コップ状の容器が転倒しても蓋が外れにくく、飲料等がこぼれることを防止できる。

特開２０２３－１５８８９１号公報

しかしながら、特許文献１に記載の容器蓋は、容器蓋を容器にしっかりと固定するために、円環状の溝部が容器の上端開口からかなり下の位置に形成される。従って、蓋に図柄等の装飾を施した場合に容器の横方向からは装飾が見え難く、効果的な装飾を容器に施し難いといった問題がある。

本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、容器を見る位置に依らず効果的な装飾を容器に施すことができる容器蓋を提供することにある。

本願に開示する容器蓋は、蓋本体（１０）と、板状の台座部材（２０）と、凹状の台座保持部（３０）とを具備する。前記蓋本体（１０）は、容器（１）の開口部を塞ぐ。前記台座部材（２０）は、アクリルスタンド（２）を前記蓋本体（１０）に支持する。前記台座保持部（３０）は、前記蓋本体（１０）に形成され、前記台座部材（２０）と嵌合し、前記台座部材（２０）を保持する。

本願に開示する容器蓋において、前記台座部材（２０）は被嵌合孔部（２１）を有する。前記被嵌合孔部（２１）は、前記アクリルスタンド（２）と嵌合される。

また、本願に開示する容器蓋において、前記蓋本体（１０）は、ストロー（３）が挿通される挿通孔（１１）を有する。

本考案に係る容器蓋によれば、容器を見る位置に依らず効果的な装飾を容器に施すことができる。

本考案の実施形態に係る容器蓋を示す斜視図である。 図１の容器蓋の分解斜視図である。 本考案の他の実施形態に係る容器蓋を示す分解斜視図である。

以下、本考案の実施形態に係る容器蓋を図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本考案を実施するのに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本考案は、以下の説明において特に考案を限定する旨が明記されていない限り、この実施形態に限定されるものではない。

〈実施形態〉
以下に、図１、図２を参照して、本考案の実施形態に係る容器蓋を説明する。図１は、本考案の実施形態に係る容器蓋を示す斜視図である。図２は、図１の容器蓋の分解斜視図である。

図１、図２に示すように、実施形態に係る容器蓋は、コップ状の飲料用の容器１の上端開口に装着されるものであり、蓋本体１０と、板状の台座部材２０と、凹状の台座保持部３０とを具備する。

蓋本体１０は、容器１の開口部を塞ぐ。実施形態においては、容器１は、コップ状であり、蓋本体１０は、円形で薄めの樹脂板製であり、容器１の上端開口を塞ぐ。

台座部材２０は、アクリルスタンド２を蓋本体１０に支持する。実施形態においては、台座部材２０は、円形で厚めの樹脂板材から形成される。アクリルスタンド２は、キャラクター等の絵柄部２ａ、及び下端部から突設される嵌合片２ｂを有する。

また、実施形態においては、台座部材２０は、アクリルスタンド２と嵌合される被嵌合孔部２１を有する。被嵌合孔部２１は、アクリルスタンド２を台座部材２０に固定するために台座部材２０に形成されるものであり、アクリルスタンド２の嵌合片２ｂと嵌合される。

台座保持部３０は、蓋本体１０に形成され、台座部材２０と嵌合し、台座部材２０を保持する。実施形態においては、台座保持部３０は、蓋本体１０の中央上面に形成される。台座保持部３０の外形は、台座部材２０と略同径の円形である。また、台座保持部３０は、台座部材２０の外周部と当接する段差部３１と、底板部３２とを有する。

実施形態においては、蓋本体１０は、ストロー３が挿通されるストロー挿通孔１１を有する。ストロー挿通孔１１には、未使用時にストロー挿通孔１１を塞ぐように、図示しない破断可能な蓋片を設けることができる。

以上、図１、図２を参照して説明したように、実施形態の容器蓋によれば、容器１の開口部を塞ぐ蓋本体１０に、凹状の台座保持部３０が形成され、台座部材２０によって、キャラクター等の装飾の施されたアクリルスタンド２が、蓋本体１０に支持される。従って、例えばコップ状の容器１の上端開口に装着される容器蓋にアクリルスタンド２を取付けることができ、容器を見る位置に依らず効果的な装飾を容器に施すことができる。

次に、図３を参照して、本考案の他の実施形態を説明する。図３は、本考案の他の実施形態に係る容器蓋を示す分解斜視図である。

図３に示すように、本実施形態においては、台座部材２０Ａは扇形とされ、台座保持部３０Ａの外形も、台座部材２０Ａの形状に応じて扇形とされる。台座保持部３０Ａが蓋本体１０Ａに形成される位置は、中央から外れた外周寄りの位置とされ、長孔状のストロー挿通孔１１Ａが、蓋本体１０Ａの中央から外周部まで延びるように形成されている。

台座部材２０Ａが、被嵌合孔部２１を有する点と、台座保持部３０Ａが、段差部３１、及び底板部３２を有する点は、図１、図２の実施形態と同様である。

以上、図面（図１～図３）を参照しながら本考案の実施形態を説明した。但し、本考案は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である（例えば、下記（１））。

（１）上記の実施形態においては、台座部材（２０、２０Ａ）の形状は、円形、又は扇形であったが、台座部材の形状は、それ自体がデザイン性の高い形状であってもよく、例えば、星形、雲形、あるいは、人気キャラクターの外形を模した形状であってもよい。

１…容器
２…アクリルスタンド
２ｂ…嵌合片
３…ストロー
１０、１０Ａ…蓋本体
１１、１１Ａ…挿通孔
２０、２０Ａ…台座部材
２１…被嵌合孔部
３０、３０Ａ…台座保持部

Claims (3)

1. 容器（１）の開口部を塞ぐ蓋本体（１０）と、
   アクリルスタンド（２）を前記蓋本体（１０）に支持する板状の台座部材（２０）と、
   前記蓋本体（１０）に形成され、前記台座部材（２０）と嵌合し、前記台座部材（２０）を保持する凹状の台座保持部（３０）
   とを具備する容器蓋。
2. 前記台座部材（２０）は、前記アクリルスタンド（２）と嵌合される被嵌合孔部（２１）を有する、請求項１に記載の容器蓋。
3. 前記蓋本体（１０）は、ストロー（３）が挿通される挿通孔（１１）を有する、請求項１又は請求項２に記載の容器蓋。

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