JP3246933B2 - トルエンの不均化反応用金属含有結晶質アルミノシリケート触媒 - Google Patents

トルエンの不均化反応用金属含有結晶質アルミノシリケート触媒

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルエンの不均化反応
金属含有結晶質アルミノシリケート触媒に関し、さら
に詳しく言うと、結晶質アルミノシリケートから、M
o、Cu、Mn、Cr及びGaから選ばれた少なくとも
1種を含有している金属含有結晶質アルミノシリケート
触媒であって、トルエンの不均化反応に対して有利に利
用することができる金属含有結晶質アルミノシリケート
触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、結晶質アルミノシリケート
(通称、ゼオライト)からなる触媒は、多種多様な炭化
水素類の転換反応[例えば、水素化分解(水添クラッキ
ング等)、異性化、アルキル化、脱アルキル化、不均
化、オリゴマー化、芳香族化、水素化、脱水素、改質反
応等]をはじめ、メタノール等の含酸素炭化水素類の転
換反応、一酸化炭素の水素化反応など極めて広範囲の触
媒反応に使用されている。これらの反応に結晶質アルミ
ノシリケートを用いる場合、結晶質アルミノシリケート
の酸機能とともに水素化・脱水素能が必要となる場合が
多く、そのため、通常、遷移金属が担持される。また、
担持する金属の種類によっては結晶質アルミノシリケー
トの酸性質を著しく改善することも可能であり、最近、
脱硝触媒等において、酸化・還元能を有する金属を結晶
質アルミノシリケートに導入することも広く行われてい
る。つまり、担持する金属の種類によって特有の触媒機
能を持たせることができる。結晶質アルミノシリケート
に金属を担持する方法としては、イオン交換法、含浸法
等が知られている。
【0003】高活性の金属含有結晶質アルミノシリケー
トを得るためには、活性金属を結晶質アルミノシリケー
ト上に高分散状態で担持することが重要である。そこ
で、結晶質アルミノシリケートに金属を高分散状態で担
持する方法が種々探索されている。
【0004】その際、触媒活性をより一層高めるには、
所定の金属を高担持率に至るまで高分散状態で担持する
ことが望ましく、また、触媒活性を安定に維持するため
に、活性金属成分の凝集をできるだけ抑制し、高分散状
態が安定に保持できるようなすることも重要である。
【0005】さらに、結晶質アルミノシリケート特有の
結晶構造を破壊しないように担持することも重要であ
る。また、触媒性能に係わる物性(特に、活性、選択性
等の制御に重要な酸特性や耐水熱性等の熱安定性といっ
た構造安定性)の制御という点から、結晶質アルミノシ
リケート自体の組成、例えば、SiO2/Al23 比や
Na2O含量、担持されている金属の種類や含量なども
重要な因子となっている。例えば、SiO2/Al23
比が低いものは、一般に耐水熱性等の熱安定性や耐酸性
が低く、また、コーキングを起こしやすいことが知られ
ている。Na2O含量が高いものをそのまま担体として
使用した場合には、その分H+ 含有量が低くなるので酸
性度が低くなり高活性が期待できないので、酸性質を与
えるような陽イオンによって適宜イオン交換してから使
用される。適当な金属を担持させることによって触媒機
能や熱安定性等の構造安定性を向上することができるの
で、こうした手段もしばしば有力となる。
【0006】結晶質アルミノシリケートのこうした組成
の調整は、その合成時(水熱合成の際)やイオン交換時
にも可能であるが、従来法においては、不十分な場合が
多い。そこで、SiO2/Al23 比の最終的な調整特
に過剰のアルミニウム分の除去を高温下でのスチーミン
グによる脱アルミニウム処理によって行い、結晶質アル
ミノシリケートの熱安定性等の構造安定性や触媒機能の
向上をはかることもしばしば実施されている。しかしな
がら、スチーミングは高温下で行うので、結晶質アルミ
ノシリケートの結晶構造を破壊せずに脱アルミニウムを
十分に達成することが困難となる場合も多い。それ故、
このようなスチーミング処理を必ずしも用いないでも安
定に脱アルミニウムを達成する手法の開発も強く望まれ
ている。
【0007】すなわち、結晶質アルミノシリケートを触
媒反応に十分に活用するためには、酸特性の制御、結晶
構造の破壊の抑制、脱アルミニウム等による構造安定性
や触媒機能を十分に保った上で、適当な金属を高分散に
しかも凝集を抑制して安定性よく担持することが重要な
課題となっている。
【0008】ゼオライト等の結晶質アルミノシリケート
への金属の担持法に関しては、数多くの技術が開発され
ている。現在、多く用いられている担持法は、イオン交
換法及び含浸法である。この他、混練法、浸漬法、沈着
法などを知られている。
【0009】例えば、特開昭63−190877号公報
には、金属塩水溶液を用いたイオン交換、あるいは、金
属化合物を用いた混練法、含浸法、沈着法、浸漬法によ
り調製した金属含有結晶質アルミノシリケートをピリジ
ン塩基類の合成に用いた例が記載されている。また、特
開平2−40238号公報には、結晶質アルミノシリケ
ートを、まず、多価金属塩の溶液によりイオン交換した
後、更に、金属塩を用いて担持する方法が開示されてい
る。
【0010】しかしながら、混練法、含浸法、沈着法及
び浸漬法は、高濃度(高担持率)まで金属を担持するこ
とができるものの、従来の方法を用いる限り、金属の凝
集が起こりやすく、高分散に金属を担持することは難し
い。一方、イオン交換法は、金属を結晶質アルミノシリ
ケート上に高分散状態で担持するという点では優れてい
るものの、従来常用されている単純なイオン交換法で
は、イオン交換率(すなわち、担持率)を十分に高める
には長時間を要するなどの問題があり、その上、結晶質
アルミノシリケートの結晶格子構造自体の修飾法(すな
わち、脱アルミニウムやフレームワーク中への金属の置
換導入等を目的とした方法)ではないので、耐水熱性等
の構造安定性の改善や酸機能及び金属機能(水素化・脱
水素能等)の改善という点では限界があるという重大な
欠点がある。
【0011】すなわち、従来の担持方法においては、結
晶質アルミノシリケートに活性金属を高担持率に至るま
で高分散にしかも安定性よく担持すること困難であった
り、結晶質アルミノシリケートの結晶格子構造自体の修
飾を十分に行うことができなかったり、また、できたと
しても、結晶構造の破壊抑制のための条件の選定が難し
かったり、操作が著しく複雑となるなどの問題点があっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の諸々
の事情を鑑みてなされたものである。本発明の目的は、
結晶質アルミノシリケートの結晶構造を破壊することな
しに、脱アルミニウム等の結晶構造の修飾を容易に行う
ことができて、耐水熱性等の構造安定性を高めながら、
各種の触媒機能を有する金属を、十分に高い担持率の場
合においても、高分散状態にしかも安定性よく担持する
ことができる方法を開発し、酸機能及び/又は金属機能
等の触媒機能、さらには、耐水熱性等の安定性などの触
媒性能が著しく向上しており、トルエンの不均化反応に
対して優れた反応成績を有するトルエンの不均化反応用
金属含有結晶質アルミノシリケート触媒を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために、まず、担持する活性金属として周期
表IIIA、IVA、VA、VIA、VIIA、IB、
IIB、IIIB及びIVB族の金属に着目し、これら
の金属をゼオライト等の結晶質アルミノシリケートに高
分散状態でしかも安定性よく担持するための方法につい
て鋭意研究を重ねた。その結果、SiO2/Al23
が特定の値以上であり、かつNa2O含量が特定の重量
%値以下にあるという特定の組成の結晶質アルミノシリ
ケートを、pHが特定の値未満であり、かつ、Mo、C
u、Mn、Cr及びGaから選ばれた少なくとも1種を
含む金属の塩が少なくとも1種溶解されている金属塩水
溶液に接触させるという極めて簡単な操作を用いること
によって、低担持率の場合はもとより十分に高担持率に
しても前記所定の金属が高分散状態で安定性よく担持さ
れている所望の金属含有結晶質アルミノシリケートを容
易に得ることができることを見出した。また、こうして
金属含有結晶質アルミノシリケートを製造すると、金属
塩水溶液との接触の際に結晶質アルミノシリケートから
の脱アルミニウムやその結晶格子構造への金属の置換導
入も好適に進行して、結晶質アルミノシリケート担体の
耐水熱性等の熱安定性や構造安定性も著しく向上し、耐
久性等の触媒性能をも著しく改善することができること
がわかった。
【0014】さらに、この方法によって製造した各種の
金属含有結晶質アルミノシリケート触媒を、酸機能及び
/又は金属機能(水素化・脱水素能等)、さらには、耐
熱性等の安定性が要求される種々の触媒反応プロセスに
適用したところ、該触媒は、トルエンの不均化反応に対
して著しく優れた触媒となることを確認した。
【0015】本発明者らは、主として上記の知見の基づ
いて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
SiO2/Al23 比(モル比)が3.5以上であり、
かつ、Na2O含量が8.0重量%以下の結晶質アルミ
ノシリケートを、pHが1.5未満であり、かつ、M
o、Cu、Mn、Cr及びGaから選ばれた少なくとも
1種を含む金属塩水溶液と接触させることにより得られ
たトルエンの不均化反応用金属含有結晶質アルミノシリ
ケート触媒を提供するものである。
【0016】本発明においては、前記金属塩水溶液によ
る接触処理に供する結晶質アルミノシリケート(以下、
これを原料結晶質アルミノシリケートと呼ぶことがあ
る。)として、SiO2/Al23 比がモル比で3.5
以上であり、かつ、Na2O含量が8.0重量%以下で
ある結晶質アルミノシリケートを使用することが重要で
ある。ここで、もし、使用する原料結晶質アルミノシリ
ケートのSiO2/Al23 比(モル比)が3.5未満
であったり、Na2O含量が8.0重量%より多いと、
前記金属塩水溶液すなわちpHが1.5未満という強酸
性下で処理した際に結晶質アルミノシリケート特有の結
晶格子構造が破壊されるなどの支障が生じやすく、本発
明の目的を達成することができない。なお、好ましいS
iO2/Al23 比(モル比)の範囲は、通常、4.5
〜50であり、好ましいNa2O含量の範囲は、0.1
〜5.0重量%である。
【0017】本発明において前記原料結晶質アルミノシ
リケートとして使用する前記結晶質アルミノシリケート
としては、SiO2/Al23 比がモル比で3.5以上
であり、かつ、Na2O含量が8.0重量%以下である
ものであれば、各種の結晶質アルミノシリケート類、具
体的には、例えば、Y型ゼオライト、X型ゼオライト、
L型ゼオライト、モルデナイト、ZSM−5等のペンタ
シル型ゼオライト等の合成ゼオライト類、天然フォージ
ャサイト類、クリノプチライト等の天然鉱物系ゼオライ
ト類若しくは結晶質アルミノシリケート類などが使用可
能である。これらの中でも、特に、Y型ゼオライト等が
好ましい。これらの結晶質アルミノシリケートは、Si
2/Al23 比(モル比)及びNa2O含量が上記特
定の基準を満足しているならば、例えば、NH4 +型、H
+ 型など各種の陽イオン交換型のものが使用可能であ
る。例えば、NH+ 型のY型ゼオライトは、特に好まし
い原料結晶質アルミノシリケートの例として挙げること
ができる。なお、これらの各種の結晶質アルミノシリケ
ートは、1種単独で使用してもよく、あるいは、必要に
応じて、2種以上を混合物等として併用することもでき
る。また、これらの結晶質アルミノシリケートは、本発
明の目的を阻害しない範囲で、他の成分や添加物を含有
した形で使用することも可能である。
【0018】さらに、前記結晶質アルミノシリケート
を、前記金属塩水溶液と接触させる前に、適当な条件で
スチーミング処理しておくことも有効である。このスチ
ーミング処理は、通常、300〜810℃の範囲の温度
で好適に行うことができる。その際、通常は、系内にス
チームを添加して処理する通常のスチーミング法による
ことが好ましいが、場合に応じて、結晶質アルミノシリ
ケート中含まれる水分を加熱によりスチーム化し、この
スチームで処理するというセルフスチーミング法を採用
してもよい。なお、このスチーミング処理は、流通系、
密封系など各種の方式によって行うことができる。
【0019】本発明において、前記結晶質アルミノシリ
ケートに接触させる前記金属塩水溶液は、Mo、Cu、
Mn、Cr及びGaから選ばれた少なくとも1種の金属
の塩が溶解されており、かつ、pHが1.5未満である
水溶液であることが肝要である。ここで使用する金属塩
水溶液のpHが1.5以上であると結晶質アルミノシリ
ケートからの脱アルミニウムが十分に進行せず、したが
って、結晶質アルミノシリケートの耐水熱性等の安定性
の向上を十分に達成することができないし、脱アルミニ
ウムによって形成される格子欠陥への金属の導入が不十
分となるなどの理由によって、所定の金属を高分散状態
で安定性よく担持することができないなどの支障が生
じ、本発明の目的を十分に達成することができない。金
属塩水溶液のpHを1.5未満に調整する手法として
は、各種の方法が使用可能であるが、通常は、例えば塩
酸、硝酸、硫酸等の適当な酸を添加する方法が好適に採
用される。なお、添加する酸として、フッ化水素酸は、
結晶質アルミノシリケートの構造を破壊するので好まし
くない。
【0020】前記金属塩水溶液として使用されるところ
の前記金属のうち1種又は2種以上のものを、適宜選定
して使用すればよい。トルエンの不均化反応における不
均化反応収率の向上等に有効な金属含有結晶質アルミノ
シリケートを得ることを目的とする場合には、前記各種
の金属の中でも、特に、モリブデンが好適に使用され
る。
【0021】前記金属塩水溶液の調製に際して使用する
前記金属の形態としては、pHや添加する酸等の添加可
能な成分の使用を考慮して金属塩水溶液に調製可能なも
のであれば特に制限はなく、場合に応じて所定の金属を
各種の化合物としてあるいは単体金属等の金属状態とし
て使用することができるが、通常は、硝酸塩、硫酸塩、
塩化物、臭化物、ヨウ化物等の無機塩、酢酸塩等の有機
酸塩、過レニウム酸、ヘテロポリ酸等の金属オクソ酸類
あるいはその塩(例えば、過レニウム酸アンモニウム
等)、各種の錯体若しくは錯塩、酸化物、水酸化物、炭
酸塩などが好適に使用される。これらの中でも、硝酸
塩、塩化物などが特に好適に使用される。なお、前記金
属塩水溶液は、前記金属のうち所望の1種の金属成分を
含有するものであってよく、所望の組合わせの2種以上
の金属成分を含有するものであってもよい。また、前記
金属塩水溶液には、必要に応じて本発明の目的を阻害し
ない範囲で、他の成分を含有させてもよい。
【0022】前記金属塩水溶液における前記金属成分の
濃度としては、特に制限はないが、通常は、該金属の濃
度として計算して、0.01〜2.5mol/lの範囲
から適宜選定するのが好ましい。
【0023】前記原料結晶質アルミノシリケートを前記
金属塩水溶液に接触させる方法としては、各種の方法が
適用可能であるが、通常は、該原料結晶質アルミノシリ
ケートを単に前記所定の金属塩水溶液に浸漬するだけで
十分である。その際、攪拌等により接触効率を向上させ
ることによって、より短時間の接触処理で目的を達成す
ることができる。また、この接触処理を複数回繰り返す
ことによって、所定の金属含有量が高い結晶質アルミノ
シリケートを容易に得ることができる。この接触処理
は、通常、0〜100℃の範囲の温度で、0.5〜10
時間程度行うことによって好適に達成することができ
る。
【0024】以上のように、所定の金属塩水溶液によっ
て接触処理することによって、所望の金属成分が種々の
担持量で担持含有されている結晶質アルミノシリケート
すなわち金属含有結晶質アルミノシリケートを得ること
ができる。こうして得られた金属含有結晶質アルミノシ
リケートは、そのまま、触媒や触媒成分として使用する
ことができるが、通常は、前記金属塩水溶液処理後、得
られた金属含有結晶質アルミノシリケートを、常法に従
って、十分に水洗し、適宜乾燥した後、適当な条件で焼
成するのが好ましい。この焼成は、通常、300〜80
0℃の範囲の温度で好適に行われる。
【0025】なお、前記金属塩水溶液により処理して得
られた金属含有結晶質アルミノシリケートを、前記焼成
の前に成形してもよいし、前記焼成後に成形してもよ
い。この成形は、常法に従って行うことができ、成形す
るに際して、必要に応じて適当なバインダー成分を添加
してもよい。
【0026】以上のようにして、前記所定の結晶質アル
ミノシリケートから、前記所定の族に属する金属のうち
少なくとも1種の金属成分を含有している金属含有結晶
質アルミノシリケートを簡便な操作で経済性よく製造す
ることができる。
【0027】このように製造された金属含有結晶質アル
ミノシリケート触媒においては、酸性質の結晶質アルミ
ノシリケートに水素化・脱水素能等の各種の触媒機能を
有する上記の金属成分を高分散状態で安定性よく担持含
有させることができ、しかも、結晶質アルミノシリケー
ト特有の結晶格子構造を破壊することなく、脱アルミニ
ウムを好適に行うことができ、結晶質アルミノシリケー
ト担体ひいては金属含有結晶質アルミノシリケート触媒
の耐水熱性等の構造安定性を著しく向上させることもで
きる。また、その脱アルミニウムの際に、前記金属の少
なくとも1部を結晶質アルミノシリケートの格子構造に
組み込むことができるので、この点からも触媒性能を著
しく改善することができる。例えば、金属成分の凝集を
著しく抑制して、所望の金属成分を十分に高担持率に至
るまで高分散状態で安定に担持含有させることができ
る。このように製造された本発明の金属含有結晶質アル
ミノシリケート触媒は、従来の混練法、含浸法、沈着
法、浸漬法やイオン交換法等の従来の担持方法による場
合と比較して、触媒活性の向上、選択性の改善、コーキ
ングの抑制、耐水熱性等の構造安定性の向上、触媒寿命
の増加、などの触媒性能の改善を大幅に図ることができ
る。
【0028】すなわち、本発明の金属含有結晶質アルミ
ノシリケート触媒は、上記の種々の点で優れているの
、トルエンの不均化反応に対して有利に利用すること
ができる
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例及びその比較例によ
って本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら
の実施例に限定されるものではない。 実施例1 Na2O含量が1.2重量%、SiO2 /Al23
(モル比)が5.0である粉末状のNH4Y型ゼオライ
ト(結晶質アルミノシリケート)80gを、濃度0.1
モル/lの塩化モリブデン水溶液800mlに6規定の
塩酸を加えてpHを0.3に調整した溶液に加えて、7
5℃で2時間攪拌して接触処理した。こうして処理した
粉末を濾過し、温水で洗浄した後、90℃で乾燥し、続
いて空気気流中、500℃で2時間焼成し、所望のモリ
ブデン含有結晶質アルミノシリケートを得た。こうして
製造したモリブデン含有結晶質アルミノシリケートの組
成及び物性を表1に示す。
【0030】次に、上記で得た粉末状のモリブデン含有
結晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧
力で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体
とした。該触媒体を触媒として用い、次のようにしてト
ルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価した。
すなわち、反応装置として加圧固定床流通反応装置を用
い、内径6mmのステンレス製反応器に該触媒体5cc
を充填し、反応温度350℃、圧力60kg/cm2
G、供給トルエン液を基準とする液時空間速度(LHS
V)4hr-1、水素及び硫化水素の供給速度210cc
/分及び水素と硫化水素の分率(トルエンを気体とし
て)0.2vol%の条件で、水素及び硫化水素加圧下
でのトルエンの不均化反応を行った。結果を表2に示
す。
【0031】実施例2 Na2O含量が1.2重量%、SiO2 /Al23
(モル比)が5.0である粉末状のNH4Y型ゼオライ
ト(結晶質アルミノシリケート)2,000gを、ロー
タリーキルン内に投入し、700℃で3時間セルフスチ
ーミング処理を行った。次に、このセルフスチーミング
処理した結晶質アルミノシリケート50gを、濃度0.
1モル/lの塩化モリブデン水溶液800mlに6規定
の塩酸を加えてpHを0.3に調整した溶液に加えて、
75℃で2時間攪拌して接触処理した。こうして処理し
た粉末を濾過し、温水で洗浄した後、90℃で乾燥し、
続いて空気気流中、500℃で2時間焼成し、所望のモ
リブデン含有結晶質アルミノシリケートを得た。こうし
て製造したモリブデン含有結晶質アルミノシリケートの
組成及び物性を表1に示す。
【0032】次に、上記で得た粉末状のモリブデン含有
結晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧
力で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体
とした。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様に
してトルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価
した。結果を表2に示す。
【0033】実施例3 実施例1において、濃度0.1モル/lの塩化モリブデ
ン水溶液800mlに6規定の塩酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液に代えて、濃度1.0モル/lの硝酸
銅水溶液800mlに6規定の硝酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液を用いて接触処理を行った以外は、実
施例1と同様の操作を行って、所望の銅含有結晶質アル
ミノシリケートを得た。こうして製造した銅含有結晶質
アルミノシリケートの組成及び物性を表1に示す。
【0034】次に、上記で得た粉末状の銅有結晶質アル
ミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で成形
後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とした。
該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にしてトル
エンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価した。結
果を表3に示す。
【0035】実施例4(参考例) 実施例1において、濃度0.1モル/lの塩化モリブデ
ン水溶液800mlに6規定の塩酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液に代えて、濃度1.0モル/lの硝酸
亜鉛水溶液800mlに6規定の硝酸を加えてpHを
0.3に調整した溶液を用いて接触処理を行った以外
は、実施例1と同様の操作を行って、所望の亜鉛含有結
晶質アルミノシリケートを得た。こうして製造した亜鉛
含有結晶質アルミノシリケートの組成及び物性を表1に
示す。
【0036】次に、上記で得た粉末状の亜鉛含有結晶質
アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で成
形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とし
た。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にして
トルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表2に示す。
【0037】実施例5 実施例1において、濃度0.1モル/lの塩化モリブデ
ン水溶液800mlに6規定の塩酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液に代えて、濃度1.0モル/lの硝酸
マンガン水溶液800mlに6規定の硝酸を加えてpH
を0.3に調整した溶液を用いて接触処理を行った以外
は、実施例1と同様の操作を行って、所望のマンガン含
有結晶質アルミノシリケートを得た。こうして製造した
マンガン含有結晶質アルミノシリケートの組成及び物性
を表1に示す。
【0038】次に、上記で得た粉末状のマンガン含有結
晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力
で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体と
した。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にし
てトルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表2に示す。
【0039】実施例6 実施例1において、濃度0.1モル/lの塩化モリブデ
ン水溶液800mlに6規定の塩酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液に代えて、濃度1.0モル/lの硝酸
クロム水溶液800mlに6規定の硝酸を加えてpHを
0.3に調整した溶液を用いて接触処理を行った以外
は、実施例1と同様の操作を行って、所望のクロム含有
結晶質アルミノシリケートを得た。こうして製造したク
ロム含有結晶質アルミノシリケートの組成及び物性を表
1に示す。
【0040】次に、上記で得た粉末状のクロム含有結晶
質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で
成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とし
た。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にして
トルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表2に示す。
【0041】実施例7 実施例1において、濃度0.1モル/lの塩化モリブデ
ン水溶液800mlに6規定の塩酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液に代えて、濃度1.0モル/lの硝酸
ガリウム水溶液800mlに6規定の硝酸を加えてpH
を0.3に調整した溶液を用いて接触処理を行った以外
は、実施例1と同様の操作を行って、所望のガリウム含
有結晶質アルミノシリケートを得た。こうして製造した
ガリウム含有結晶質アルミノシリケートの組成及び物性
を表1に示す。
【0042】次に、上記で得た粉末状のガリウム含有結
晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力
で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体と
した。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にし
てトルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表1に示す。
【0043】比較例1 実施例1において、濃度0.1モル/lの塩化モリブデ
ン水溶液800mlに6規定の塩酸を加えてpHを0.
3に調整した溶液に代えて、濃度0.1モル/lのモリ
ブデン酸アンモニウム水溶液(pH4.6)800ml
を用いて接触処理を行った以外は、実施例1と同様の操
作を行って、従来型のモリブデン含有結晶質アルミノシ
リケートを得た。こうして製造したモリブデン含有結晶
質アルミノシリケートの組成及び物性を表1に示す。
【0044】次に、上記で得た粉末状のモリブデン含有
結晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧
力で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体
とした。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様に
してトルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価
した。結果を表2に示す。
【0045】比較例2 Na2O含量が1.2重量%、SiO2/Al23
(モル比)が5.0である粉末状のNH4Y型ゼオライ
ト(結晶質アルミノシリケート)80gを、濃度1.0
モル/lの塩化第二銅水溶液(pH4.0)800ml
中に投入し、75℃で2時間攪拌してイオン交換を行っ
た。こうしてイオン交換された粉末を濾過し、温水で洗
浄した後、90℃で乾燥し、続いて空気気流中、500
℃で2時間焼成し、従来型の銅含有結晶質アルミノシリ
ケートを得た。こうして製造した銅含有結晶質アルミノ
シリケートの組成及び物性を表1に示す。
【0046】次に、上記で得た粉末状の銅含有結晶質ア
ルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で成形
後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とした。
該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にしてトル
エンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価した。結
果を表2に示す。
【0047】比較例3 実施例1で用いたものと同じ結晶質アルミノシリケート
であるNa2O含量が1.2重量%、SiO2/Al23
比(モル比)が5.0である粉末状のNH4Y型ゼオラ
イト(結晶質アルミノシリケート)50gに、酢酸銅
[Cu(CH3COO)2 ・H2O]2.46gを溶解し
ているpHが4.7の酢酸銅水溶液20mlを含浸し
た。含浸完了後、得られた粉末を120℃で4時間乾燥
し、続いて空気気流中、500℃で2時間焼成し、従来
型の銅含有結晶質アルミノシリケートを得た。こうして
製造した銅含有結晶質アルミノシリケートの組成及び物
性を表1に示す。
【0048】次に、上記で得た粉末状の銅含有結晶質ア
ルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で成形
後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とした。
該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にしてトル
エンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価した。結
果を表1に示す。
【0049】比較例4 比較例3において、酢酸銅水溶液20mlに代えて酢酸
クロム[Cr(CH3COO)3 ]5.32gを溶解し
ている酢酸クロム水溶液(pH4.2)20mlを用い
た以外は、比較例3と同様の操作を行って、従来型のク
ロム含有結晶質アルミノシリケートを得た。こうして製
造したクロム含有結晶質アルミノシリケートの組成及び
物性を表1に示す。
【0050】次に、上記で得た粉末状のクロム含有結晶
質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で
成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とし
た。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にして
トルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表1に示す。
【0051】比較例5 比較例3において、酢酸銅水溶液20mlに代えて硝酸
ガリウム1.36gを溶解している硝酸ガリウム水溶液
(pH4.2)20mlを用いた以外は、比較例3と同
様の操作を行って、従来型のガリウム含有結晶質アルミ
ノシリケートを得た。こうして製造したガリウム含有結
晶質アルミノシリケートの組成及び物性を表1に示す。
【0052】次に、上記で得た粉末状のガリウム含有結
晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力
で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体と
した。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にし
てトルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表2に示す。
【0053】比較例6 比較例3において、酢酸銅水溶液20mlに代えて酢酸
マンガン[Mn(CH3COO)2 ・4H2O]2.24
gを溶解している酢酸マンガン水溶液(pH5.3)2
0mlを用いた以外は、比較例3と同様の操作を行っ
て、従来型のマンガン含有結晶質アルミノシリケートを
得た。こうして製造したマンガン含有結晶質アルミノシ
リケートの組成及び物性を表1に示す。
【0054】次に、上記で得た粉末状のマンガン含有結
晶質アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力
で成形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体と
した。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にし
てトルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果は、表2に示す。
【0055】比較例7 比較例3において、酢酸銅水溶液20mlに代えて酢酸
亜鉛[Zn(CH3COO)2 ・2H2O]2.86gを
溶解している酢酸亜鉛水溶液(pH5.4)20mlを
用いた以外は、比較例3と同様の操作を行って、従来型
の亜鉛含有結晶質アルミノシリケートを得た。こうして
製造した亜鉛含有結晶質アルミノシリケートの組成及び
物性を表1に示す。
【0056】次に、上記で得た粉末状の亜鉛含有結晶質
アルミノシリケートを、600kg/cm2 の圧力で成
形後、32〜65メッシュに粒度調整して触媒体とし
た。該触媒体を触媒として用い、実施例1と同様にして
トルエンの不均化反応を行い、その触媒性能を評価し
た。結果を表2に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】表1及び表2に示す結果からもわかるよう
に、本発明の金属含有結晶質アルミノシリケート触媒
は、従来法であるpHが1.5以上と高い金属塩水溶液
を用いて行う含浸法及びイオン交換法によって製造した
ものと比較して、トルエンの不均化収率が明かに向上し
ている。
【0060】
【発明の効果】本発明の金属含有結晶質アルミノシリケ
ート触媒は、SiO2 /Al23 比が特定の値以上で
あり、かつ、Na2O含量が特定の特定の重量%値以下
であるという特定の結晶質アルミノシリケートを、pH
が特定の値未満であり、かつ、特定の金属の塩を溶解し
ているという強酸性の金属塩水溶液を接触させるという
特定の処理方法を用いているので、結晶質アルミノシリ
ケートの結晶構造を破壊することなしに、脱アルミニウ
ムを有効に行い、その耐水熱性等の構造安定性を高めな
がら、水素化・脱水素能等の各種の触媒機能を有すると
ころの金属を、十分に高い担持率の場合においても、高
分散状態にしかも安定性よく担持することができ、トル
エンの不均化反応に有利に利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 15/08 C07C 15/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 39/00 - 39/54 B01J 29/00 - 29/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2 /Al23 比(モル比)が
    3.5以上であり、かつ、Na2 O含量が8.0重量%
    以下の結晶質アルミノシリケートを、pHが1.5未満
    であり、かつ、Mo、Cu、Mn、Cr及びGaから選
    ばれた少なくとも1種を含む金属塩水溶液と接触させる
    ことにより得られたトルエンの不均化反応用金属含有結
    晶質アルミノシリケート触媒
  2. 【請求項2】 Moを含む金属塩水溶液と接触させる
    とにより得られた請求項1記載のトルエンの不均化反応
    金属含有結晶質アルミノシリケート触媒
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