JP3246915U - 組立式宅配ボックス - Google Patents

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晶 劉
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Figure 0003246915000001
【課題】収容部から荷物を取り出す際の屈み込み量を小さくして配達員や住人の腰への負担を軽減して、宅配ボックスの使用時の腰痛の発生頻度を抑制することができる組立式宅配ボックスを提供する。
【解決手段】組立式宅配ボックス10として、収容部11の四隅に配された各支柱13A~13Dの高さを10cm~50cmとした高床式のものを採用したため、配達員や住人が収容部11から荷物を出し入れする際の屈み込み量を小さくして、腰への負担を軽減できる。その結果、組立式宅配ボックス10の使用時の腰痛の発生を抑えられる。
【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
この考案は、住人が不在でも宅配物の受取りが可能な組立式宅配ボックスに関する。
近年、オンラインショッピングや食品宅配サービスの利用が増加したため、住人が不在でも宅配物の受取りが可能な個人用の宅配ボックスの需要が急増している。この宅配ボックスは、利用者がインターネットや大型量販店等で購入し、自宅で組み立てるものが一般的となっている。
従来、個人用の組立式宅配ボックスは、前面に横開き式の扉がヒンジ連結された矩形ボックス状の収容部を本体としており、この収容部の下面四隅には、4本の支柱が配されている。
個人用の組立式宅配ボックスは、集合住宅用の大型な宅配ボックスに比べて小型であることから、安定性を高める目的で、各支柱は高さ8cm以下の短尺なものであった。
意匠登録第1752173号公報
しかしながら、従来の組立式宅配ボックスは、このように支柱の高さが8cm以下と短かったため、配達員が荷物を収容部に入れる際や、住人が収容部から荷物を取り出す際には、それぞれ前方へ大きく屈み込んで作業をしなければならず、腰痛を発生するおそれがあった。このことは、荷物が大型で重量物になるほど、その発生頻度が高くなっていた。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、収容部の下部に配された1本~4本の支柱を高くして組立式宅配ボックスを高床式とすれば、配達員や住人が収容部から荷物を出し入れする際の屈み込み量が小さくなるため、各々の腰痛の発生頻度を抑えられることを知見し、本考案を完成させた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、収容部から荷物を取り出す際の屈み込み量を小さくして配達員や住人の腰への負担を軽減して、宅配ボックスの使用時の腰痛の発生頻度を抑制することができる組立式宅配ボックスを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、前面に扉が軸支された矩形ボックス状の収容部と、前記収容部の下部に配設された1本~4本の支柱とを備えた組立式宅配ボックスにおいて、前記各支柱の高さが10cm~50cmの高床式のものとしたことを特徴とする組立式宅配ボックスである。
扉や収容部の素材としては、例えば、スチール、ステンレスといった各種の金属等を採用することができる。
扉や収容部のサイズは、宅配される荷物を出し入れ及び収容可能であれば任意である。
支柱としては、例えば、スチールやステンレスといった各種の金属製の角柱、丸柱などを採用することができる。支柱は細くすれば軽量化及び低コスト化が図れる。これに伴う支柱の強度低下は、例えば、隣接する支柱同士を横長な補強枠により連結することで補える。
支柱の本数は、1本でも、2本~4本でもよい。
支柱の高さが10cm未満では、支柱の高さが不十分となり、収容部から荷物を取り出す際の配達員や住人の腰への負担を十分に軽減できない。また、50cmを超えれば、収容部の高さが高くなり過ぎて、宅配ボックスの安定性が低下する。
支柱の好ましい高さは、20cm~30cmである。この範囲であれば、収容部から荷物を取り出す際の配達員や住人の腰への負担を十分に軽減できるとともに、組立式宅配ボックスの安定性も得られる。
また、請求項2に記載の考案は、前記収容部の上部に郵便受け部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の組立式宅配ボックスである。
ここでいう「収容部の上部に郵便受け部が設けられる」とは、(1)収容部の上面に別体の郵便受け部が連結されたものでも、(2)収納部の内部空間の上部が区画されて、ここに郵便受け部が設けられたものでもよい。(2)の場合、郵便物の投入口は収容部の前壁又は側壁の上部に形成されるとともに、郵便受け部付きの組立式宅配ボックスがコンパクトとなって、工場出荷時の梱包サイズを小さくできる。
郵便受け部の素材としては、例えば、スチール、ステンレスといった各種の金属等を採用することができる。
郵便受け部の構造は、例えば、その前面上部に郵便の投入口が形成され、かつその前面下部やその上面に、開閉蓋付きの郵便の取出し口が形成されたものでもよい。
郵便受け部の形状は、ボックス状であれば任意である。
郵便受け部のサイズも、郵便物を収納可能であれば任意である。
郵便受け部は、収容部に対して分離不能に連結されても、ビス等で着脱可能に連結されてもよい。このように郵便受け部を着脱可能にすれば、組立式宅配ボックスとは別の場所で郵便受け部を使用することができる。
さらに、請求項3に記載の考案は、前記支柱は、前記収容部の下部コーナーにそれぞれ1本ずつ配設され、前記4本の支柱のうち、左前支柱と右前支柱との各下端部同士が前補強枠により連結されるとともに、左後支柱と右後支柱との各下端部同士が後補強枠により連結され、前記前補強枠及び前記後補強枠は、それぞれの長さ方向の中間部の両側部分が、左右一対ずつのアンカー部材を介して、前記宅配ボックスの設置面に固定されるものであることを特徴とする組立式宅配ボックスである。
前補強枠及び後補強枠の素材としては、例えば、支柱と同じスチール、ステンレス等の各種の金属を採用することができる。
前補強枠及び後補強枠の形状は任意である。例えば、平板、角棒、丸棒、丸パイプ、角パイプ、アングル等でもよい。
アンカー部材の種類は任意である。例えば、各種のアンカーボルト、各種のアンカー杭等でもよい。
本考案の請求項1に記載の組立式宅配ボックスによれば、収容部の下部に配された1本~4本の支柱の高さが10cm~50cmの高床式としたため、荷物の配達員や住人が収容部から荷物を出し入れする際の屈み込み量を小さくして腰への負担を軽減でき、これにより組立式宅配ボックスの使用時の腰痛の発生を抑えられる。
特に、請求項2に記載の考案によれば、収容部の上部に郵便受け部を設けたため、住人の不在時に、宅配の荷物だけでなく、郵便物も受け取ることができる。
また、請求項3に記載の考案によれば、組立式宅配ボックスの脚部となる4本の支柱のうち、左前支柱と右前支柱との各下端部同士が前補強枠により連結されている一方、左後支柱と右後支柱との各下端部同士が後補強枠により補強されている。これにより、4本の支柱が互いに連結されずに独立しているものに比べて支柱の強度が高まる。
また、ボックスを設置面に固定する際には、前,後補強枠の各長さ方向の中間部両側を、左右一対ずつのアンカー部材を使用して、それぞれ設置面に固定する。
ところで、組立式宅配ボックスの使用に際しては、荷物が収容部の開扉された前面開口より出し入れされる。
このとき、荷物は、重量物になるほど大きな摩擦抵抗を受けながら収容部の底板の上を、荷物の預け入れ収容時(収容時)には奥方へと押し込まれる一方、荷物の取り出し時には反対に前方へと引き寄せられる。
そのため、アンカー部材により支柱が設置面に固定された組立式宅配ボックスであっても、何年間も使用すれば、荷物の出し入れに伴って組立式宅配ボックスに前後方向への外力が作用し、これにより、各アンカー部材による支柱の設置面への固定が徐々に緩んで、ガタつきが発生するおそれがあった。
しかしながら、本考案では、前,後補強枠の各長さ方向の中間部両側、特に前補強枠の長さ方向の中間部両側が、それぞれアンカー部材を介して設置面に固定されるため、このガタつきを効果的に抑制することができる。
特に、大型で重量物となる荷物を前面開口から収容部に出し入れする際に最も荷重がかかるのは、荷物が最初に当接しやすい前記底板の前端部である。本考案では、この前端部の直下に前補強枠が配され、かつこの前補強枠が左右一対のアンカー部材によって設置面に固定されているため、その大きな荷重を、前補強枠及び各アンカー部材を介して設置面に逃がすことができる。これにより、組立式宅配ボックスのガタつきをより低減することができる。
本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックスの斜視図である。 本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックスの一部を構成する扉及び郵便用蓋を開いた状態を示す斜視図である。 本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックスの一部を構成する掛止金具へのワイヤの掛止作業を示す要部拡大斜視図である。 本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックスの一部を構成するゼロリターン錠の拡大正面図である。 本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックスの一部を構成する前,後補強枠を、4本のアンカー部材により設置面に固定している状態を示す要部拡大斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
図1において、10は本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックスで、この組立式宅配ボックス10は、前面に扉が軸支された矩形ボックス状の収容部11と、収容部11の上部に連結された郵便受け部12と、収容部11の下部コーナーに配設された4本の支柱13A~13Dとを備えたものである。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図1及び図2に示すように、収容部11は、高さ55cm、幅40cm、奥行き38cmの縦長なスチール製のボックス10で、その後面上部の左右一対のコーナー部には、盗難防止等のために組立式宅配ボックス10を玄関等に締結するためのワイヤ14の掛止金具15が配設されている(図3を参照)。
収容部11の略前面全域には、荷物を出し入れするための前面開口(荷物出し入れ口)16が形成されている。この前面開口16の右縁部には、スチール製の片開き式の扉17がヒンジ連結されている。
この扉17の先端部には、ダイヤル錠の一種であるゼロリターン錠18が設けられている(図4を参照)。このゼロリターン錠18は、開錠後に4つの数字ダイヤル19の暗証番号(ダイヤル)を、自動的に“0”にセットする機能を有したキーである。
また、扉17の裏面には、マグネット式の印鑑ホルダ20が着脱可能に磁着されている(図2を参照)。宅配業者によっては、配達伝票に配達先の押印を求める場合があるため、必要により印鑑ホルダ20の中に住人の印鑑21を収納しておくことができる。
さらに、例えばこの扉17の表面には、荷物の配達員に対しての組立式宅配ボックス10の使い方が表示されたマグネットシート22を磁着してもよい(図1を参照)。
郵便受け部12は、高さ31cm、幅40cm、奥行き38cmの横長なスチール製の小型ボックスである。
郵便受け部12の前面上部には、庇が付いた郵便物の投入口23が形成されている。一方、郵便受け部12の前面下部には、郵便物を取り出すための横長な矩形状の郵便取出し口24が形成され、この郵便取出し口24の下縁部には、ステンレス製の郵便用蓋25が上下方向に回動自在にヒンジ連結されている。
郵便用蓋25の上端部の表面中央にはツマミ26が突設されている。郵便用蓋25の左上端部の裏面には、郵便用蓋25を上方回動して閉蓋した状態を磁力により維持するためのマグネット27が1つ固定されている(図2を参照)。
また、郵便取出し口24及び郵便用蓋25の各右上コーナー部には、閉蓋状態の郵便用蓋25を、図示しない南京錠を使用して鍵止めするため、上下一対の穴付きの舌片板28が、それぞれ対峙状態で片持ち支持されている。
収容部11の底板の各コーナーには、高さHが24cmの4本の細長い支柱13A~13Dが配設されている。
必要により各支柱13の下端には、対応する支柱13A~13Dの高さを調整可能なねじ式のアジャスタaがそれぞれ取り付けられる。
また、これらの支柱13A~13Dのうち、左前支柱13Aと右前支柱13Bとの各下端部同士が、予め工場内で前補強枠29Aにより連結されている。また、予め左後支柱13Cと右後支柱13Dとの各下端部同士が、同じく工場内で後補強枠29Bにより連結されている。
さらに、前補強枠29A及び後補強枠29Bの長さ方向の中間部の両側部分には、長さ10cmのアンカーボルト30(アンカー部材)用の挿入孔31が左右一対ずつ形成されている(図5を参照)。
次に、図1~図5を参照して、本考案の実施例1に係る組立式宅配ボックス10の使用方法を説明する。
予め、工場から段ボールに詰めて分解出荷された組立式宅配ボックス10を組み立てる。すなわち、収容部11の前面開口16に扉17をヒンジ連結するとともに、収容部11の上部に郵便受け部12を取り付ける。このとき、郵便受け部12の郵便取出し口24に郵便用蓋25をヒンジ連結する。
その後、収容部11の4つの下部コーナーに支柱13A~13Dを配設する。このとき、左前支柱13Aと右前支柱13Bとの各下端部同士は、前補強枠29Aにより連結されている一方、左後支柱13Cと右後支柱13Dとの各下端部同士は、後補強枠29Bにより連結されている。
次に、組み立てられた組立式宅配ボックス10を、例えば住宅の玄関等に設置する。設置に際しては、必要により各支柱13A~13Dの下端にアジャスタaをそれぞれ取り付けて、収容部11の底板が水平となるように、対応する支柱13の高さを調整する(図2を参照)。
また、組立式宅配ボックス10を玄関に固定する場合には、前補強枠29A及び後補強枠29Bの長さ方向の中間部の両側部分に形成された左右一対ずつの挿入孔31に、それぞれアンカーボルト30を挿入してから、所定の組立式宅配ボックス10の固定操作を行う(図5を参照)。
具体的には、まず挿入孔31に挿入されたアンカーボルト30をハンマで軽くたたき、その後、これのボルト頭部をスパナにより締め付けて、組立式宅配ボックス10を住宅の玄関に固定する。これにより、組立式宅配ボックス10の盗難防止を図ることができる。
また、その他の盗難防止策としては、収容部11の後面上部の両コーナー部に配された一対の掛止金具15に、2本のワイヤ14の一端部をそれぞれ掛止する一方、各ワイヤ14の他端部を玄関のドアの取っ手等に固定してもよい(図3を参照)。
次に、荷物の預け入れ時には、まず、宅配業者の配達員が組立式宅配ボックス10の収容部11の扉17を開け、その内部空間に荷物を入れて閉扉する。その後は、ゼロリターン錠18を施錠操作して扉17に鍵をかける(図4を参照)。
一方、荷物の取り出し時には、まず住人がゼロリターン錠18に配された複数の数字ダイヤル19のダイヤル番号を、予め設定したものに合わせて開錠して、この収容部11の扉17を開ける。
ここでは、閉扉用のキーとしてゼロリターン錠18を採用したため、開錠後、4つの数字ダイヤル19が自動的に“0”にセットされる。これにより、ダイヤル番号の崩し忘れによる盗難や暗証番号の漏洩を防止できる。
なお、印鑑21の必要時には、配達員が扉17の裏面にある印鑑ホルダ20から印鑑21を取り出して使用する。
また、郵便受け部12を使用に際しては、郵便配達人が投入口23から郵便物を投入する。その後、住人は、図示しない南京錠を外して郵便用蓋25を開き、郵便取出し口24から郵便物を取り出す。
このように、組立式宅配ボックス10を各支柱13の高さHが24cmの高床式としたため、配達員や住人が収容部11から荷物を出し入れする際の屈み込み量が小さくなり、腰への負担を軽減することができる。これにより、宅配ボックス10の使用時の腰痛の発生を抑えられる。
また、収容部11の上部に郵便受け部12を設けたため、住人の不在時に、宅配の荷物だけでなく、郵便物も受け取ることができる。
さらに、組立式宅配ボックス10の脚部となる4本の支柱13A~13Dのうち、左前支柱13Aと右前支柱13Bとの各下端部同士が前補強枠29Aにより連結されている一方、左後支柱13Cと右後支柱13Dとの各下端部同士が後補強枠29Bにより補強されている。これにより、4本の支柱13A~13Dが独立したものに比べて支柱13A~13Dの強度が高まる。
また、上述したように組立式宅配ボックス10を設置面に固定する際には、前,後補強枠29A,29Bの各長さ方向の中間部両側を、左右一対ずつのアンカーボルト30を使用して、それぞれ設置面に固定する。
ところで、組立式宅配ボックス10の使用に際しては、荷物が収容部11の開扉された前面開口16より出し入れされる。このとき、荷物は、重量物となるほど大きな摩擦抵抗を受けながら収容部11の底板32の上を、荷物の預け入れ収容時(収容時)には奥方へと押し込まれる一方、荷物の取り出し時には反対に前方へと引き寄せられる。
そのため、アンカーボルト30により支柱13A~13Dが設置面に固定された宅配ボックス10であっても、何年にもわたって長期間使用すれば、荷物の出し入れに伴って組立式宅配ボックス10に前後方向への外力が作用する。これにより、各アンカーボルト30による支柱13A~13Dの設置面への固定が徐々に緩んで、ガタつきが発生するおそれがあった。
しかしながら、この組立式宅配ボックス10では、前,後補強枠29A~29Bの各長さ方向の中間部両側、特に前補強枠29Aの長さ方向の中間部両側が、それぞれアンカーボルト30を介して設置面に固定されるため、このガタつきを効果的に抑制することができる。
特に、大型で重量物となる荷物を前面開口16から収容部11に出し入れするとき、最も荷重がかかるのは、荷物が最初に当接しやすい底板32の前端部である。しかながら、この前端部の直下には前補強枠29Aが配され、かつこの前補強枠29Aが左右一対のアンカーボルト30によって設置面に固定されているため、その大きな荷重を、前補強枠29A及び対応する2本のアンカーボルト30を介して、設置面に逃がすことができる。これにより、組立式宅配ボックス10のガタつきをより低減することができる。
なお、前,後支柱13A,13Cを、図示しない左,右補強枠により連結し、左,右補強枠の長さ方向の中間部の前後側で、同じく2対のアンカーボルトを介して設置面とを連結することも考えられる。しかしながら、重い荷物の出し入れ時には、荷物が底板32を摺って移動される際に、外力によって収容部11が前後方向へ大きく揺さ振られることとなる。
その際、4本すべてのアンカーボルトは、この揺動の起点となる底板32の先端部からそれぞれ所定長さだけ離間している。そのため、実施例1のように底板32の先端部にアンカーボルト30が配置された場合に比べて、各アンカーボルトの引き抜き方向への力の作用が大きくなって抜けやすくなる。
もちろん、4本の支柱13A~13Dを、前,後,左,右補強枠によってそれぞれ連結すれば、このような問題は発生しない。しかしながら、このように構成すれば、部品点数が増えてコスト高を招くとともに、組立式宅配ボックス10の組み立てが面倒になり、これに要する作業時間も長くなるために好ましくない。
この考案は、住人が不在でも宅配物の受取りが可能な組立式宅配ボックスの技術として有用である。
10 宅配ボックス
11 収容部
12 郵便受け部
13A 左前支柱
13B 右前支柱
13C 左後支柱
13D 右後支柱
17 扉
29A 前補強枠
29B 後補強枠
a アンカーボルト(アンカー部材)

Claims (3)

  1. 前面に扉が軸支された矩形ボックス状の収容部と、
    前記収容部の下部に配設された1本~4本の支柱とを備えた組立式宅配ボックスにおいて、
    前記各支柱の高さが10cm~50cmの高床式のものとしたことを特徴とする組立式宅配ボックス。
  2. 前記収容部の上部に郵便受け部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の組立式宅配ボックス。
  3. 前記支柱は、前記収容部の下部コーナーにそれぞれ1本ずつ配設され、
    前記4本の支柱のうち、左前支柱と右前支柱との各下端部同士が前補強枠により連結されるとともに、左後支柱と右後支柱との各下端部同士が後補強枠により連結され、
    前記前補強枠及び前記後補強枠は、それぞれの長さ方向の中間部の両側部分が、左右一対ずつのアンカー部材を介して、前記宅配ボックスの設置面に固定されるものであることを特徴とする組立式宅配ボックス。
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