JP3245691U - 多機能性バッグ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、買い物時の商品の収納・搬送が可能であると共に、急激な気象変動に際しても、使用者の身体を保護できる防護体としても効果的に反復が使用出来る多機能性バッグを提供する。【解決手段】商品収納用の物品収納本体部1内に予めフード部11及び円筒状或いは円錐形状の筒体部5で構成された補助覆部6を内蔵保持させており、必要時にそれら部材を物品収納本体部内部から外報部に延展させて防護服として使用する。【選択図】図1

Description

本考案は、商品等の買い物時に当該商品等を収納・搬送する為のバッグに関するものであり、更に詳しくは、複数種の用途に使用出来る多機能性バッグに関するものである。
処で、バッグは、消費者が買物した際の購入商品を自らが事前に用意した買物用の袋類或いはバッグ類を示すものであり、所謂、プラスチックゴミの削減運動の中で、買物時に商店側から提供されるプラスチック製袋の使用を削減し、消費者自らが、買い物時に、自身が購入した商品等を収納して且つ搬送する為に使用するための簡易な構成の袋或いはバッグ類を事前に用意して持ち歩くという傾向が高まって来ている。
係るバッグは、主として、薄めの素材で構成され、その構造も極めてシンプルな形をしており、通常は、小さく折り畳んで、持ち運び易い形状になる様に設計されているものが多い状況にある。
つまり、従来のバッグは、買い物した商品を単に収納し、搬送するという機能のみを有する物にすぎず、所謂、単機能型のバッグに過ぎなかった。
処で、係る買物時の収納・搬送用の袋類は、当該購入商品類の収納・搬送のみに使用されるだけではなく、どうせ人が持ち運ぶものであるから、買い物時以外の場合でも、それに何か役に立つ様な別の機能を付与しておくと何かと便利であろうと考える事は極自然なことである。
その為、従来から、当該多機能性バッグに限らず、例えば、通常の携帯式鞄やバッグのみならずリュックサック、ナップサック或いはランドセル等の所謂袋物に、所定の商品或いは製品を収納して搬送するだけでは無く、当該袋物そのものに防寒・防水・防災等の機能を発揮する構成を付加したり、当該機能を発揮する別途に形成した部材を取り付けたりして、多機能化を計った多種多様な袋物製品が開発されて来ている。
例えば、実開昭63-62375号公報(特許文献1)には、袋物の一つであるポリ袋に適宜に切り取り線を配置形成して、当該切り取り線を適宜切り剥がして、雨具或いは防寒具として活用する袋類が開示されており、又、実開昭59-29926号公報(特許文献2)には、三角状に形成された頭巾部を一体的に形成した雨具本体部を平たく矩形状に折り畳み、その中間分部を中折してその両端縁部にファスナー手段を形成した、内部に雨具本体を内蔵した雨具兼用手提げ袋が開示されている。
前者に於いては、一旦雨具として利用すると当該ポリ袋は最早収納機能はなくなるので、廃棄せざるを得ず、繰り返し商品収納袋としは使用できないという欠点があり、一方、後者では、緊急時に当該雨具本体部を簡易に且つ短時間で使用する事や、元の状態に収納するのにかなりの手間と時間が必要であり、容易に使用する事が出来ないという不便さがある。
同様に、実新案登録第3032218号公報(特許文献3)には、特許文献2と同様に、頭巾部を一体的に形成した防災用本体部を平たく矩形状に折り畳み、その状態のまま、適宜の手提げ袋の外周壁面の着脱自在に取り付けた手提げ鞄が開示されているが、当該特許文献2と同様の欠点を有していることは言うまでもない。
その他、実新案登録第3116626号公報(特許文献4)、特開2013-83029号公報(特許文献5)、特開2019-180954号公報(特許文献6)等には、何れも単に、当該雨具や防水用エプロンのみを収納して保持するための袋を開示しているに過ぎず、当該収納袋そのものを買い物等に於ける商品を収納するために使用するものではない事は明らかである。
一方、実開昭61-23826号公報(特許文献7)には、背負い袋の一部に雨具用の収納袋が設けられ、当該収納袋の内部に、フード部付き雨具が折り畳まれた状態で収納されており、且つ当該フード部付き雨具の一部が適宜の連結帯により当該収納部内部の一部と接続されている雨具付き背負い袋が開示されてはいるが、上記公知例と同様に、当該雨具収納袋が別の商品を収納する機能を有する者ではない事は明かであり、又、特開2000-60638号公報(特許文献8)には、防災頭巾が外部に連結されているフード付き非常持出袋が開示されているものの、当該防災頭巾は、当該非常持出袋、つまり、商品を収納する為の袋の内部には、一切収納されることのない構造でしか無いのである。
その他、特開2013-212338号公報(特許文献9)、特開2008-45232号公報(特許文献10)或いは、実新案登録第3132254号公報(特許文献11)等には、物品収納袋そのものが直接防災用頭巾やベストになる様に設計された多機能性バッグを含む手提袋が開示されている。
然しながら上記した何れの公知例に於いても、使用用途が狭い範囲で特定され、使用時或いは収納時に手間を要する多機能性バッグ、買い物袋等を含む手提袋が示されているのみであって、当該手提袋の本体部そのものを有効的に活用し、使用者の身体全体を略被覆できる大型の衣服状の防護体を形成すると共にその収納も簡単に出来、且つ何回でも繰り返し使用可能な経済的且つ携帯に便利な構造を有する多機能性バッグ、買い物袋等を含む手提袋に関して全く開示されていないため、その様な機能を有する手提袋の開発が強く要望されて来ていた。
実開昭63-62375号公報 実開昭59-29926号公報 実新案登録第3032218号公報 実新案登録第3116626号公報 特開2013-83029号公報 特開2019-180954号公報 実開昭61-23826号公報 特開2000-60638号公報 特開2013-212338号公報 特開2008-45232号公報 実新案登録第3132254号公報
従って本考案の目的は、上記した従来技術の欠陥を改良し、当該手提袋としての多機能性バッグであって、簡易な構成でありながら当該多機能性バッグの本体部分そのものを有効的に活用すると共に、使用者の頭部を含む身体全体を略被覆できる様な大型の衣服状の防護体(コート或いはポンチョ形態)を形成すると共に、その使用時の展開方法や当該防護体部の収納も容易に且つ短時間で簡単に出来、且つ何回でも繰り返し使用可能な経済的且つ小型軽量で携帯に便利な構造を有する多機能性バッグを提供するものである。
本考案は、上記した目的を達成するため、以下に記載されたような、基本的な技術構成を採用するものである。
即ち、本考案の基本的な技術思想の具体的な態様としては 物品を収納する為の、開放状態にある上部縁部と閉鎖状態にある下部縁部とからなる、側面から見た形状が略四角状を呈している袋状の物品収納本体部であって、且つ当該上部縁部近傍部に手提用把持部が設けられている物品収納本体部からなり、更に、当該物品収納本体部の当該上部縁部に沿って、その中心軸線方向に所望の長さを有する円筒状或いは円錐形状の筒体部で構成された補助覆部の一方の端部が接合せしめられており、且つ当該補助覆部は、当該上部縁部に沿って当該物品収納本体部の内側に折り畳む様にして収納可能に構成されているとともに、当該補助覆部は、当該円筒状或いは円錐形状筒体部の他方の自由端部を含めて当該上部縁部の外方部にも引っ張り出せる様に当該物品収納本体部に対して収納・引き出し自在に構成されており、一方、当該物品収納本体部の当該閉鎖状下部縁部に開口部を設け、当該開口部を開閉自在手段を介して開閉自在に構成すると共に、当該開口部の相互に対向する少なくとも一方の縁部の少なくとも一部若しくはその近傍部に、所望の大きさのフード部の頭部とは反対側の下部縁部の少なくとも一部を接合させ、当該フード部を適宜、当該開口部を介して当該物品収納本体部の内部に収納させると共に、当該開口部が開口状態にある場合に、当該開口部から当該フード部を当該物品収納本体部より外部に引き出すことが可能な様に構成し、当該物品収納本体部に於ける当該補助覆部が外部に引き出された後の当該補助覆部の当該自由端部から使用者の頭を当該補助覆部の内部に挿入させ、引き続き当該使用者の頭を当該物品収納本体部に於ける当該下部縁部の当該開口された開口部から外方に突出させた後、当該使用者の頭を既に当該開口部から外方に引き出されている当該フード部内に挿入させると共に、当該物品収納本体部と当該補助覆部で当該使用者の肩部及びそれ以下の体部の少なくとも一部を被覆する様に構成されている事を特徴とする多機能性バッグである。
本考案に係る当該多機能性バッグによれば、上記した様な基本的技術構成を採用した結果、簡易な構成でありながら、当該多機能性バッグの本体部分そのものを有効的に活用すると共に、使用者の頭部を含む身体全体の少なくとも一部を略被覆できる様な衣服状の防護体(コート或いはポンチョ形態)を形成すると共に、その使用時の展開方法や当該防護体部の収納も容易に且つ短時間で簡単に出来、且つ何回でも繰り返し使用可能な経済的且つ小型軽量で携帯に便利な構造を有する多機能性バッグが提供される。
図1は本考案に係る多機能性バッグの使用状態の変化を説明する側面図である。 図2は、本考案に係る多機能性バッグで使用される筒体部からなる補助覆部の一具体例の構成を示す斜視図である。 図3は、本考案に係る多機能性バッグで使用されるフード部の一具体例の構成を示す正面図及び側面図である。 図4は、本考案に係る多機能性バッグの構成例を示す側面図である。 図5は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、補助覆部が物品収納本体部内に収納されている場合の一具体例を示す側面断面図である。 図6は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、補助覆部が物品収納本体部内から外部に引き出された状態の一具体例を示す側面図である。 図7は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、補助覆部が物品収納本体部内から外部に引き出された状態の他の具体例を示す斜視図である。 図8は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、フード部が物品収納本体部に取り付けられている構成の一具体例の態様を説明する斜視図である。 図9は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、フード部が物品収納本体部に収納されている状態と当該物品収納から外部に引き出されている状態(点線による表示)の一具体例を示す側面図である。 図10は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、フード部が物品収納本体部から外部に引き出された状態の一具体例を説明する側面図である。 図11は、本考案に於ける多機能性バッグに於いて、物品収納本体部から外部に引き出された補助覆部の更に別の具体例を示す斜視図である。 図12は、図11に示される本考案に於ける別の具体例である多機能性バッグの使用状態に於ける側面図である。 図13は、図12に示される本考案に於ける別の具体例である多機能性バッグの使用状態から膨出部を収納した状態を示す側面図である。 図14は、図13に示される膨出部の収納方法の一例を説明する斜視図である。 図15は、図13に示される膨出部の収納方法の一例を説明する別の斜視図である。 図16は、図13に示される膨出部の収納方法の一例を説明する上面図である。 図17は、図11に示される本考案に於ける別の具体例である多機能性バッグの使用状態の例を示す正面図である。 図18は、図17(B)に示される本考案に於ける具体例である多機能性バッグの使用状態の例を示す側面図である。 図19は、本考案に於いて使用されるフード部の別の具体例を示す正面図である。 図20は、図19に示される別の具体例のフード部を使用した本考案に於ける多機能性バッグの使用状態の例を示す正面図である。 図21は、図18、図19に示される別の具体例のフード部を使用した多機能性バッグにおけるフード部と開口部縁部との接合状態を説明する図である。 図22は、多機能性バッグの把持部の他の構成例を示す図である。
以下に本考案に係る当該多機能性バッグの一具体例の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1乃至図3には、本考案に於ける当該多機能性バッグ100の基本的な構造の具体例を示す図であって、図中、物品を収納する為の、開放状態にある上部縁部2と閉鎖状態にある下部縁部3とからなる、側面から見た形状が略四角状を呈している袋状の物品収納本体部1であって、且つ当該上部縁部2の近傍部に手提用把持部4が設けられている物品収納本体部1からなり、更に、当該物品収納本体部1の開放状態50にある当該上部縁部2に沿って、その中心軸線Pの方向に所望の長さを有する円筒状或いは円錐形状の筒体部5で構成された補助覆部6の一方の端部7が接合せしめられており、且つ当該補助覆部6は、当該上部縁部2に沿って当該物品収納本体部1の内側に折り畳む様にして収納可能に構成されているとともに、当該補助覆部6は、当該円筒状或いは円錐形状筒体部5の他方の自由端部8を含めて開放状態にある当該上部縁部2の外方部にも引っ張り出せる様に当該物品収納本体部1に対して収納・引き出し自在に構成されており、一方、当該物品収納本体部1の当該閉鎖状下部縁部3に開口部9を設け、当該開口部9を開閉自在手段10を介して開閉自在に構成すると共に、当該開口部9の相互に対向する少なくとも一方の縁部3の少なくとも一部若しくはその近傍部に、所望の大きさのフード部11の頭部12とは反対側の下部縁部13の少なくとも一部を接合させ、当該フード部11を適宜、当該開口部9を介して当該物品収納本体部1の内部に収納させると共に、当該開口部9が開口状態にある場合に、当該開口部9から当該フード部11を当該物品収納本体部1より外部に引き出すことが可能な様に構成し、当該物品収納本体部1に於ける当該補助覆部6が外部に引き出された後の当該補助覆部6の当該自由端部8から使用者の頭を当該補助覆部6の内部に挿入させ、引き続き当該使用者の頭を当該物品収納本体部1に於ける当該下部縁部3の当該開口された開口部9から外方に突出させた後、当該使用者の頭を既に当該開口部9から外方に引き出されている当該フード部11内に挿入させると共に、当該物品収納本体部1と当該補助覆部6で当該使用者の肩部及びそれ以下の体部の少なくとも一部を被覆する様に構成されている事を特徴とする多機能性バッグ100が示されている。
つまり、図1(A)は、本考案に係る当該多機能性バッグ100を通常の買い物用多機能性バッグとして使用する場合の外観状態の一具体例を示すものであり、又、図1(B)は、本考案に係る当該多機能性バッグ100を防護用材料として使用する場合の外観状態の一具体例を示すものである。
又、本考案に係る当該多機能性バッグ100は、上記した図1(A)に示されている態様と図1(B)に態様と示されている態様の双方を任意に且つ容易に採用する事が可能である。
処で、本考案に係る当該多機能性バッグ100の素材或いはその寸法等に関しては特に限定されるものではないが、好ましくは、薄手でそこそこの強度を有する天然繊維或いは合成樹脂製繊維等で構成された適宜の布帛類(織編物或いは不織布を含む)或いはフィルム素材や合成皮革等が使用されることが望ましく、更には、当該布帛素材としては、防水性、撥水性、難燃性等の特性を有するものであることが望ましい。
又、当該布帛類に適宜の発泡性樹脂フィルムを添着させた素材等も使用可能ではあるが、当該素材の折り畳み容易性を考慮するならば、あまり厚手の当該フィルム材の使用は望ましくない。
一方、本考案に係る当該多機能性バッグ100の外観形状は、基本的には、図1に示される通り、側面から見た場合に、矩形状であることが基本的形状ではあるが、使用形態を考慮すると、図4(A)に示される通り、当該物品収納本体部1の当該下部縁部3と当該物品収納本体部1の両側側方縁部21,22との交点である角部を適宜の角度に形成された斜め切り欠け部14に形成する事も可能であり、更には、図4(B)に示される通り、当該物品収納本体部1の当該上部縁部2の長さを当該物品収納本体部1に於ける当該下部縁部3の長さよりも長く設定し、当該物品収納本体部1に於ける当該側方縁部21、22に傾斜角度を設け、当該物品収納本体部1の側面を逆台形状を呈する様に構成する事も可能である。
又、本考案に係る当該多機能性バッグ100に於ける当該物品収納本体部1の各部の寸法も特に限定されるものではないが、例えば、当該物品収納本体部1に於ける当該開口部50が形成されている当該上部縁部2の長さは、使用する人間の肩幅よりも若干長くなるように設定する事が望ましく、例えば40cm乃至55cm程度に設定する事が出来る。
一方、当該物品収納本体部1に於ける当該下部縁部3の長さは、当該物品収納本体部1に於ける当該上部縁部2の長さと同じに設定しても良く或いは、図4(B)に示される通り当該上部縁部2の長さよりも短くするものであっても良い。
更には、図4(C)に示される通り当該物品収納本体部1に於ける当該下部縁部3の横幅を広くする為に、適宜のマチ布片を介在させるか、裁断の際に拡張部を設ける等の手段により縫製した場合においては、当該物品収納本体部1に於ける当該下部縁部3は前例とは異なり、下方方向に膨出した膨出部分33が形成される事になる。
係る具体例に於いては、収納部の容積がかなり大きくなり、大量の商品を収納することが可能となる。
本考案に係る当該多機能性バッグ100に於ける当該物品収納本体部1に於ける当該上部縁部2と下部縁部3の間の長さも特に限定されるものではないが、例えば、40cm乃至60cm程度に設定する事が出来る。
次に、本考案に於いて使用される当該補助覆部6の構成に付いて説明するならば、当該補助覆部6は、図2に示されている通り、適宜の内径と長さを有する円筒状若しくは円錐形状を有する筒体部5で構成されており、それを構成する素材は、上記した当該物品収納本体部1を構成する素材と実質的に同一である事が望ましい。
又、当該筒体部5の各寸法も特に限定されるものではないが、例えば、当該筒体部5の当該一方の端部7に於ける平面載置時に於ける横方向の最大の長さは、当該物品収納本体部1に於ける当該上部縁部2の長さと程同一となるように設定されることが望ましく、又当該筒体部5の中心軸線P方向の長さも特には特定されるものではないが、基本的には、使用する人間の肩部から腰部あたりまでが被覆される程度の長さに設定する事が望ましく、例えば30cm乃至40cm程度に設定されることが望ましい。
そして、当該筒体部5からなる当該補助覆部6は、図5に示されている通り、当該物品収納本体部1の内部に挿入された後、その一方の端部7を介して当該物品収納本体部1の当該上部縁部2に設けられている当該開口部50の内部面の全周縁部に直接適宜の接合手段(例えば縫製手段)により接合固定されるものであり、係る構成により、図5に示されている通り、当該補助覆部6は、折り畳まれた状態で、当該物品収納本体部1の内部に収納されている状態と、図6に示す通り、当該補助覆部6が、当該物品収納本体部1の当該上部縁部2の開口部50から外方に引き出された状態との何れかの状態を任意にとる事が可能となる。
尚、本考案に於いて、当該筒体部5からなる当該補助覆部6の構成に於いて、当該補助覆部6を比較的に大きめに形成したい場合に、或いは、当該筒体部5が末広がり状態となる様に円錐形状に形成したい場合には、当該物品収納本体部1に於ける当該両側方縁部21,22とに対応する部位及び又は当該物品収納本体部1の下縁部3の近傍に、適宜の横幅を有する布片部或いはその横幅が順次拡大する様な形状に構成された布片部15,16等(まち部とも称される)を挿入して縫製する事も望ましい具体例である。
上記した様な構成例の具体的な態様の一例を図7で説明する。
即ち、当該多機能性バッグ100に於ける当該物品収納本体部1の当該左右側方縁部21,22に、図7に示す通り、当該物品収納本体部1の当該上部縁部2から当該下部縁部3に向けて当該布片部16が挿入されており、又、当該筒体部5に於ける当該布片部16と対応する部位に当該布片部15が挿入されており、全体として、厚みが増した状態の物品収納本体部1が形成されることになる。
係る構成を採用する事によって、物品収納本体部1の商品収納容量が増加されると共に、当該当該補助覆部6を大きく形成することが出来るので、着用する使用者が容易に着用・脱衣が出来る様になり、又、当該補助覆部6の着用時に十分な余裕を感じる事が出来る。
更に、本考案に於ける当該多機能性バッグ100に於いては、当該補助覆部6の当該自由端部8の周縁部に沿って、適宜の材質から構成された適宜の長さを有する緊締紐部17が配置されている事も好ましい具体例の一つである。
係る構成を採用する事により、当該補助覆部6を実際に使用する際に、その下端部である裾部を安定化させることが可能となり、使用者の行動の自由を促進させることが可能となる。
更に、本考案に於ける別の具体例としては、当該筒体部5からなる当該補助覆部6に於ける当該物品収納本体部1に於ける当該両側方縁部21,22に対応する部分の近傍に、使用者の腕部が貫通できる腕部用開口部26を設ける事も望ましい具体例の一つである。
一方、本考案に係る当該多機能性バッグ100に於いては、図1及び図7に示す様に、当該物品収納本体部1の当該閉鎖状下部縁部3に適宜の長さを有する開口部9が設けられており、且つ当該開口部9は、適宜の開閉自在手段10を介して任意で開閉自在となる様に構成されている。
本考案に於ける当該開閉自在手段10の構成は特に限定されるものではないが、ボタン機構や適宜のファスナー機構更にはマジックテープ(登録商標)等からなる感圧式自在接合機構等を使用する事が可能であり、又当該開口部9の長さも特に限定されるものではないが、少なくとも後述する、図3に示す様な本考案に係るフード部11が当該開口部9を介して出し入れ出来る程度の長さに設定されている事が望ましい。
次に、本考案に係る当該フード部11の構成に関する構成例を具体的に説明するならば、本考案に於いては、図8及び図9に示される様に、当該物品収納本体部1に於ける当該開口部9の相互に対向する縁部3、3’の内の少なくとも一方の縁部3の少なくとも一部若しくはその近傍部に、所望の大きさのフード部11の頭部12とは反対側の下部縁部13の全部分若しくはその少なくとも一部分とを縫製手段を含む適宜の接合手段を使用して接合23させ、図9に於ける実線で示される様に当該フード部11を適宜、当該開口部9の内部に収納させて当該開口部9を閉鎖すると共に、当該開口部9が開口状態にある場合に、図9に於ける点線で示される様に、当該開口部9から当該フード部11を外部に引き出すことが可能な様に構成されている事が望ましい。
その場合の使用状態の外観例を図10に示しておく。
又、本考案に於ける当該多機能性バッグ100の当該防護状態に於ける使用形態の例は図1(B)或いは図9に示されている通りである。
一方、本考案に於ける上記態様に於いて、当該物品収納本体部1の内側面に於ける当該下部縁部3に沿った適宜の部位に、当該フード部11全体を収納する為のフード部収納部24が設けられている事も好ましい具体例であり、係る構成を採用することによって、当該物品収納本体部1の内部に於いて当該フード部11を安定的に保持収納する事が可能となり、当該物品収納本体部1内がすっきりした状態に保持される為、別途、他の商品を収納したり取り出したりする際の作業が容易となる。
本考案に係る当該多機能性バッグ100は上記した様な技術構成を採用しているので、当該多機能性バッグ100を実際に買い物等に使用する場合には、軽量で且つ小さく取り畳んで携帯し、買い物した商品は、通常の買い物袋と同様に、当該多機能性バッグ100の把持部4が取り付けられている当該物品収納本体部1に於ける当該上部縁部2に形成されている当該開口部50から当該物品収納本体部1の内部に容易に収納でき、そのまま適宜の場所まで搬送する事が可能である。
係る当該多機能性バッグ100の通常の袋体として使用する状態に於いては、図1(A)或いは図5等で示されている通り、当該補助覆部6及び当該フード部11は、当該物品収納本体部1の内部の内壁面に接触する様に折り畳まれて保管されている。
又、本考案に於ける別の具体例としては、図5及び図6に示される様に、当該物品収納本体部1に於ける当該上部縁部2の近傍部で且つ当該上部縁部2の環状周縁部に沿って、所定の幅を持った補強部27を設ける事も好ましい具体例である。
係る補強部27は、その部分の使用素材の構成を厚みが出る様な織構造とするか、別途に用意された適宜の幅を有する細幅状の芯地を内蔵させることにより実現可能である。
係る構成を採用する事によって、当該補助覆部6を当該物品収納本体部1の内部に折り込む際の操作が極めて容易となり、効率的な操作が実現できることになる。
更に、本考案に於ける別の具体例としては、当該多機能性バッグ100を例えば防寒具として使用する場合、図1(B)に示す通り、当該手提用把持部4が当該補助覆部6の表面で浮き上った状態で移動・変動を繰り返すことになり、外観上見苦しい場合があることから、このような状態の発生を防止するため、図7に示す様に、当該補助覆部6の表面の一部と当該手提用把持部4の裏面のそれぞれ相互に対向する部位に適宜の着脱具28,28’を個別に配置し、必要に応じて、当該一対の着脱具28,28’を相互に嵌合させて、当該手提用把持部4を当該補助覆部6の表面に固定保持させておくことが可能となる。
本具体例に於ける当該着T脱具28,28’としては特に限定されるものではないが、例えば、一対の相互嵌合・離脱可能なスナップボタンを含む公知の着脱具が使用可能である。
一方、本考案に係る当該多機能性バッグ100を、突然の降雨や降雪、或いは火災の際の火の粉等から自己の体を守る為に、保護具として使用する場合には、図1(B)、図6等で示されている通り、当該物品収納本体部1の配置位置を上下逆転させ、下方に向けた当該物品収納本体部1に於ける当該上部縁部2に於ける当該開口部50から当該補助覆部6全体を外部に引き出すと同時に上方に向けた当該物品収納本体部1に於ける当該下部縁部3に設けられた当該開閉自在手段10を開放し、当該下部縁部3に当該開口部9を形成させ、その後当該開口部9を介して、当該物品収納本体部1内部に収納されている当該フード部11を外方に突出させた後、当該物品収納本体部1の当該補助覆部6の下端部の自由端部8から使用者の頭及び肩部を当該補助覆部6の内部に挿入させ、引き続いて当該使用者の頭を当該開口部9から突出させて、既に外方に引き出されている当該フード部11の内部に挿入させ、且つ、当該物品収納本体部1と当該補助覆部6で当該使用者の肩部及びそれ以下の体部を被覆する様に使用するものである。
その後、当該補助覆部6の下端部自由端部8に設けられた当該締め紐17を適宜緊締して、当該補助覆部6の下端部自由端部8を使用者の体部分に安定的に固定保持させる事が望ましい。
尚、本考案に於ける当該多機能性バッグ100に於いて、当該フード部11及び当該補助覆部6の使用が中止された場合には、当該両部分を当該物品収納本体部1内の所定の部位に戻して安定的に保管保持すると同時に当該開口部9を当該開閉自在手段10を活用して完全に閉鎖しておくものであり、当該フード部11は、上記したフード部収納部24に適宜の形で収納する事が望ましく、又、当該補助覆部6は、適宜の形で折り畳み、当該物品収納本体部1の内部に収納させるものである。
本考案に於いての、好ましい具体例に於いては、当該物品収納本体部1の縦方向の長さと当該補助覆部6の縦方向の長さは略同等となるように設定しているので、この場合に於いては、当該補助覆部6と当該物品収納本体部1とを当該物品収納本体部1の当該上部縁部2に沿って山折りし、当該補助覆部6を当該物品収納本体部1の内部側壁面にそって併置させるように処理することが可能である。
勿論、当該補助覆部6の縦方向の長さを、当該物品収納本体部1の縦方向の長さよりも長く設定する具体例では、当該補助覆部6の折り畳み方法や収納手中はより複雑となる。
更に本考案に係る当該多機能性バッグ100の他の態様としては、上記した本考案に係る当該多機能性バッグ100を適宜の大きさに小さく折り畳み、当該折り畳まれた状態の当該多機能性バッグ100を、適宜の大きさを有する補助的搬送容器つまり補助ケース(図示せず)内に挿入させ保管する事も望ましい具体例である。
以下に、本考案に係る更に別の具体例の構成について説明する。
即ち、本具体例は、上記した基本的な構成からなる当該物品収納本体部1の物品の収納容量を更に拡大すると同時に、当該補助覆部6の全体の寸法を拡大し、使用者が容易且つ迅速に然もより快適に体に着用させることが出来る様に考慮されているものである。
具体的には、図7に示されている具体例を基礎とし、これを更に発展させた具体例が図11に示されており、図11図の具体例にあっては、当該物品収納本体部1の下端縁部3で且つ開閉自在手段10が設けられている当該開口9が設けられている部位を含めて、当該物品収納本体部1の側方縁部21,22を構成する当該布片部16及び15のすべてを、それらの横幅を20cm乃至25cmとかなりの広幅な布帛で構成したものであり、更に、当該布片部16に於ける当該物品収納本体部1と当該補助覆部6との接合部近傍部に、相互に任意に着脱可能に構成された複数個の係止具S1乃至S4が設けられている。
図12は、上記した本考案に係る具体例に係る当該多機能性バッグ100を平面上に展開した場合の外形形状を示すものであり、当該物品収納本体部1の側方縁部21,22から左右方向に向けて当該布片部16が折り畳まれた状態で三角形状に膨出している構造を有するものである。
勿論、内部に折り畳まれている当該補助覆部6も同様の形態を保つものである。
又、図12から明らかな様に、当該物品収納本体部1の上部縁部2の近傍に沿って、上記した複数個の係止具S1乃至S4が配置されている。
尚、図12に於いて、当該膨出した三角形状部Bの最大長さ部L1の値は、例えば12cm前後であることが望ましい具体例である。
更に、図12に於いて、当該係止S4の配置位置は、例えば、当該膨出した三角形状部Bの最膨出点Dからの長さL2の長さは、例えば24cm前後であることが望ましい具体例である。
次に、本具体例に於いて、図12に示す様に使用時に展開された当該多機能性バッグ100の使用を中止して元の状態に戻す場合の具体例を以下に説明する。
本具体例に於いては、当該多機能性バッグ100を小さく折り畳んで、ポケットとか小袋に収納するものであるが、その前の第1段目に於いては、図13に示す様に、当該物品収納本体部1と当該補助覆部6とが多重化されている当該三角状膨出部Bを中折れ状に折り曲げて当該物品収納本体部1の内部に収納するものである。
その手順としては、先ず、図14を参照してその操作を説明する。
即ち、図14は図12と同様の構成図であって、当該品収納本体部1の上部縁部2を斜め上方から俯瞰した図であって、当該品収納本体部1の上部縁部2に沿って、当該品収納本体部1の表面部であって、左右対称部分に2個の相互に着脱係止具S1及びS2が所定の間隔を介して取り付けられており、又、当該着脱係止具S1及びS2の略中間部であって、且つ、当該品収納本体部1の裏面の当該補助覆部6の表面に別の当該着脱係止具S3が取り付けられている。
更に、当該品収納本体部1の裏面の当該補助覆部6の表面表面部であって、当該三角状膨出部Bの最大膨出点Dから上記した距離L2だけ離れた部位に当該着脱係止具S3と相互に着脱しえる着脱係止具S4が設けられている。
その後、図15に示す様に、当該布片部15,16で二層化された当該三角状膨出部Bの中央部分を内側に押し込み、中折れ状に折り曲げた後、当該着脱係止具S1とS2とを相互に係合固着させると同時に当該着脱係止具S3とS4とを相互に係合固着させることによって、当該品収納本体部1を真上から見た図16に示される様に、当該膨出部Bの収納が完了する。
因みに、本具体例に係る当該多機能性バッグ100の一構成例においては、図12に示される横方向の長さ(当該最大膨出点D―D間の長さ)は、例えば76cmであり、又、図13で示す縦方向の長さ(上部縁部2と膨出状の下部縁部3との間の距離)は38cmである。
尚、参考までに言及するならば、図17(A)は、本具体例に於いて、当該 当該物品収納本体部1の下部縁部3の開口部9から当該フード部11を外部に引き出した状態を示すものであり、本考案の基本形態に於ける図10に対応するものであり、又、図17(B)は、本具体例に於いて、当該物品収納本体部1の上部縁部2の開口部50から当該補助覆部6を外部に引き出した状態を示すものであり、本考案の基本形態に於ける図1(B)に対応するものである。
更に、本考案に係る図17(B)に示されている具体例の外観側面図を図18に示しておく。
又、本考案に係る当該フード部11の形態を、フードウォーマー或いはネックウォーマーと称される顔前面部の鼻部から首部にかけての部位を開放状態或いは閉鎖状態の何れかの状態を任意に採りうる様に構成された形のフード部を使用する例を更に別の具体例として以下に詳細に説明する。
即ち、図19(A)、図19(B)及び図19(C)に示されている様に、当該フード部11の顔面部と対応する開口部分11’の上端部111からその下端部112にかけて、開口部面積を漸次狭くなる様に形成する様に構成し、且つ、鼻部から下方部分では、当該開口部分11’の左右両端縁部から相互に延展されてきた先細り形状の補助被覆布帛構造体18、18’の先端端部同士が、当該開口部分11’の下端部の略中央部で相互に重複積層17される様に着脱自在の接合手段を介して重ね合わせて、その部分を閉鎖する様にした構造のフード部11を使用する例を示すものである。
係る具体例に於いては、当該補助被覆布帛構造体18、18’は常時、空中を自在に移動する事が必要であることから、当該フード部11の当該顔面部と対応する開口部分11’とは反対側にある部分11の下端部13は、当然の事ながら、当該物品収納本体部1の下端縁部3に設けられている当該開口9の一方の縁部3と適宜の接合・逢着手段により接合されるものであるが、一方、当該補助被覆布帛構造体18、18’の下端部13’は、その機能の実現の必要上、当該物品収納本体部1の下端縁部3に設けられている当該開口9の一方の縁部3とは、縫合或いは接合されることなく、自在に可動可能に構成されているものである。
尚、図19に示された本考案の別の具体例に係るフード部11を使用した多機能性バッグ100の使用形態の一例を図20に示す。
つまり、図20(A)は、当該フード部11のみを当該物品収納本体部1から外部に引き出した状態を示す正面図であり、又図20(B)は、当該フード部11と当該補助覆部6とを当該物品収納本体部1から外部に引き出した状態を示す正面図である。
次に、本考案に係る当該多機能性バッグに於ける別の具体例について詳細に説明する。
即ち、上記で詳細に説明した通り、本考案に於ける当該フード部11と当該本体部1の当該下部縁部3の開口部9に於ける一対の縁部3‘との逢着等による接合形態としては、当該フード部11の下部縁部13の少なくとも一部を、当該開口部9に於ける一対の縁部3‘、3‘の少なくとも一方に於ける少なくとも一部と接合するものであって、当該フード部11の下部縁部13の全部と当該一対の縁部3‘、3‘の全部とを接合する場合を最大の接合状態とし、それぞれの一部分毎に相互に接合する場合が存在する事を示している。
更に、本考案に於いて、当該フード部11の下端部13と当該開口部縁部3’とを接合するに際しては、当該処で、当該フード部11の下端部13と当該開口部縁部3’とを近接した状態或いは当該フード部11の下端部13を当該開口部縁部3’と重ねた状態で縫合接合させる事が好ましい具体例ではあるが、当該フード部11の下端部13を当該開口部縁部3’の下方部に所望の距離だけ移動させた部位、つまり当該開口部縁部3’の近傍部101に接合させることも望ましい具体例である。
この場合、当該近傍部101の部位は特に特定されるものではないが、望まししくは、当該開口部縁部3’から下方(つまり当該本体部の上部縁部2の方向に向けて)最大12cm程度移動させた部位に設定される事が望ましい具体例である。
図21は、上記した別と具体例の構成を説明する図であって、例えば、図18或いは図19に示される様なフード部11を使用する場合、図21(A)に示す様に、当該フード部11の下部縁部13を全てつまり全周部を当該下部開口部9の一対の縁部3’、3’の全ての部分とに直接的に或いはその極近接した部位に於いて接合させるものであってもよく、或いは、当該下部開口部9の一対の縁部3’、3’の全ての部分を、上記した当該下部開口部9の一対の縁部3’に対する近傍部101の全周部と接合させるものであっても良い。
本考案に於いて、係る構成を採用することによって、当該フード部11に於ける顔面用開口窓11’の開口面積を縮小化する事が可能となると同時に、雨水や雪が当該物品収納本体部1の内部に侵入する事を防止する事が可能となる。
尚、図21(B)は、図21(A)の側面断面図であり、当該フード部収納部24が、使用状態に応じて実線で示す状態に配置されている場合と、当該フード部収納部24内部に当該フード部11が収納されて点線で示す部位に揺動的に移動保持される場合とを適宜取りうる様に構成されている事を示している。
本考案に於いて、当該当該フード部11を内部に収納した状態の当該フード部収納部24が上記した様に点線で示す部位に保持されている場合には、当該当該フード部収納部24が当該物品収納本体部1の下部縁部開口部9の補強材として機能する事になり、当該物品収納本体部1内により多くの重量物を収納・運搬する事が可能となる。
一方、図21(C)は、図21で示す本考案の具体例に於いて、当該フード部11を当該物品収納本体部1の下部縁部開口部9を当該開口部9から当該物品収納本体部1内部に引き込んだ状態で折り畳んで当該フード部収納部24内に収納する前の状態を示したものである。
又、図19(B)に示されているフード部11を使用する場合、つまり、当該フード部11の下部縁部13が前半部分の下部縁部13との下部縁部13後半部分13”でその配置部位が相互に異なる場合に於いては、当該フード部11の前半部の下部縁部13を当該下部開口部9の一対の縁部3’に対する近傍部101と接合させ、一方、当該フード部11の下部縁部13後半部分13”は、当該当該下部開口部9の一対の縁部3’に直接接合する構成を採用する事が望ましい。
次に、本考案に係る当該手提用把持部4に関する別の具体例を、図22を参照しながら詳細に説明する。
即ち、本考案に於いては、当該手提用把持部4は、図1等にも示されている通り、当該物品収納本体部1の上部縁部近傍の2か所に、全体として湾曲状態を呈する紐状或いはベルト状の長尺物の両端部を個別に固定した極一般的な構造を有する把持部を構成したものであるが、本具体例に於いては、当該物品収納本体部1を使用しない時或いは当該把持部を使用しない時には、当該手提用把持部4は外部から見えない様に構成しておき、その当該使用者が必要な時に当該手提用把持部4を起立させて使用可能とし、それ以外に於いては、当該手提用把持部4を隠匿させておき、当該物品収納本体部1の外観をシンプルは形状に保持しようとするものである。
具体的には、先ず、当該物品収納本体部1の上部縁部2に沿って所定の幅を持つ環状型の袋状部34を当該本体部1の外表面或いは内部表面に形成する。
当該袋状部34の幅は特に限定されるものではないが、例えば、2.5cm乃至4.0cm程度が望ましい。
又、本考案に於ける当該袋状部34は、後述する適宜の幅を持った、当該手提用把持部4を構成する適宜の幅を有する環状に形成された帯状体35を内蔵する部分である。
一方、当該帯状体35の幅は特に限定されるものではないが、例えば、2.0cm乃至3.0cmである事が望ましい。
又、当該帯状体35の材質も特定されるものではないが、織物、編物、不織布等からなる帯状布帛であるか、合成樹脂から構成される帯状体或いは皮革からなる帯状体等が使用される。
又、本考案の当該具体例に於いては、当該袋状部34は、当該物品収納本体部1の上部縁部2に沿って全周に亘って形成されたものであってもよく或いは当該物品収納本体部1の上部縁部2の正面部と裏面部とに個別的に配置形成されたものであっても良い。
一方、本考案に於ける上記具体例にあっては、図示する通り、当該袋状部34は、当該物品収納本体部1の上部縁部2の正面部と裏面部とに於いて適宜の長さを有する開口域部36が適形成されており、当該対向する袋状部34内に内蔵されている当該帯状体35を当該袋状部34の各開孔端部37から外部に顕出させ、当該各開孔端部37の間に形成されている当該開口域部36から当該物品収納本体部1の表面に引き出される様に構成されているものである。
つまり、図22(A)に示されている通り、当該左右両端部に分かれて形成されている当該袋状部34の袋部開口端部37から当該帯状体35を外部に表出せしめ、把持部として使用するものである。
その際、当該袋状部34内に存在している当該帯状体35を包んでいる当該袋状部34を構成する布帛部分を絞り込む様にして当該帯状体35を外方に引き出す様にすれば、図22(B)に示されている様に、当該物品収納本体部1の上部縁部2が巾着状に絞り込まれ、当該上部縁部2の幅方向の長さが縮小され、外観形状を異なったものに変身させることが可能となる。
又、上記具体例は、当該袋状部34と当該帯状体35とを何れも円環状に形成させる事を前提としたものであるが、別の具体例としては、図22(C)に示す様に、当該物品収納本体部1の上部縁部2の表面と裏面に別々に独立した袋状部34を個別に形成し、それぞれの袋状部34の略中央部に上記した袋状部34が欠如している当該開口域部36を設け、且つ直線状の長尺に形成された適宜の帯状体35を当該袋状部34の各開孔端部37から当該袋状部34内に挿入させ、その端部39を当該袋上部34の最奥部41に於いて適宜の接合手段40により接合固定するものである。
係る具体例でも、上記具体例と同様に当該袋状部34の各開孔端部37の間に形成された当該開口域部36に於いて当該袋状部34から露出している当該帯状体35をその両端部を絞り込む様に外報部に引き出してその部分を把持部4として使用するものである。
1:物品収納本体部
2:上部縁部
3:物品収納本体部の下部縁部
3’:下部縁部開口部の相互に対向する縁部
4:手提用把持部
5:円筒状筒体部
6:補助覆部
7:円筒状筒体部の一方の端部
8:円筒状筒体部の他方の自由端部
9:下部縁部の開口部
10:開閉自在手段
11:フード部
11’:フード部の顔面開口部
12:頭部
13:フード部の下部縁部
13’:縫合されていない下部縁部
14:斜め切り欠け部
15:布片部
16:布片部
18、18’ :補助被覆布帛構造体
21,22:側方縁部
23:接合部、縫合部
24:フード部収納部
26:腕部用開口部
27:補強部、芯地
28、28’:着脱具、スナップボタン
33:膨出状下縁部
34:袋状部
35:帯状体
36:開口域部
37:袋状部の開口端部
38:絞り部
39:帯状体の端部
40:接合手段
41:袋状部の最奥部
50:上部縁部の開口部
100:多機能性バッグ
101:下部縁部開口部の相互に対向する縁部の近傍部
B:三角状膨出部
D:三角状膨出部の最大膨出点

Claims (1)

  1. 物品を収納する為の、開放状態にある上部縁部と閉鎖状態にある下部縁部とからなる、側面から見た形状が略四角状を呈している袋状の物品収納本体部であって、且つ当該上部縁部近傍部に手提用把持部が設けられている物品収納本体部からなり、更に、当該物品収納本体部の開放状態にある当該上部縁部に沿って、その中心軸線方向に所望の長さを有する円筒状或いは円錐形状の筒体部で構成された補助覆部の一方の端部が接合せしめられており、且つ当該補助覆部は、当該上部縁部に沿って当該物品収納本体部の内側に折り畳む様にして収納可能に構成されているとともに、当該補助覆部は、当該円筒状或いは円錐形状筒体部の他方の自由端部を含めて当該上部縁部の外方部にも引っ張り出せる様に当該物品収納本体部に対して収納・引き出し自在に構成されており、一方、当該物品収納本体部の当該閉鎖状下部縁部に開口部を設け、当該開口部を開閉自在手段を介して開閉自在に構成すると共に、当該開口部の相互に対向する少なくとも一方の縁部の少なくとも一部若しくはその近傍部に、所望の大きさのフード部の頭部とは反対側の下部縁部の少なくとも一部を接合させ、当該フード部を適宜、当該開口部を介して当該物品収納本体部の内部に収納させると共に、当該開口部が開口状態にある場合に、当該開口部から当該フード部を当該物品収納本体部より外部に引き出すことが可能なように構成し、当該物品収納本体部に於ける当該補助覆部が外部に引き出された後の当該補助覆部の当該自由端部から使用者の頭を当該補助覆部の内部に挿入させ、引き続き当該使用者の頭を当該物品収納本体部に於ける当該下部縁部の当該開口された開口部から外方に突出させた後、当該使用者の頭を既に当該開口部から外方に引き出されている当該フード部内に挿入させると共に、当該物品収納本体部と当該補助覆部で当該使用者の肩部及びそれ以下の体部の少なくとも一部を被覆する様に構成されている事を特徴とする多機能性バッグ。
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