JP3244686B1 - ヒジキの加工装置及びその蒸煮室の清掃方法 - Google Patents

ヒジキの加工装置及びその蒸煮室の清掃方法

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JP3244686B1
JP3244686B1 JP2000396443A JP2000396443A JP3244686B1 JP 3244686 B1 JP3244686 B1 JP 3244686B1 JP 2000396443 A JP2000396443 A JP 2000396443A JP 2000396443 A JP2000396443 A JP 2000396443A JP 3244686 B1 JP3244686 B1 JP 3244686B1
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繁樹 山城
義敦 戸高
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Abstract

【要約】 【課題】 ヒジキの蒸煮工程から乾燥工程に移行する時
にヒジキに含まれている酪酸菌等の細菌増殖を防止し、
低コストで加工ヒジキの生産を可能にし、更にメンテナ
ンスや清掃が容易なヒジキの加工装置及びその蒸煮室の
清掃方法の提供。 【解決手段】 洗浄室から送られたヒジキを蒸煮するた
めの蒸気がボイラから供給されている蒸煮室で、蒸気に
晒しながら搬送するための多段式のベルトコンベヤを備
え、前記多段式ベルトコンベヤはその上に載せられたヒ
ジキを上方からだけでなくその下方からも蒸気に晒すこ
とができるように網状又は多孔状に形成され、且つ、前
記多段式ベルトコンベヤは乾燥室の中に備えられたベル
トコンベヤの幅寸法とほぼ同じ幅寸法を有するように形
成されている蒸煮室と、前記ヒジキを搬送するためのベ
ルトコンベヤを備えた乾燥室とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒジキを衛生的で
高品質に且つ効率的に加工するためのヒジキの加工装
置、及び、ヒジキの加工装置の蒸煮室の清掃方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のヒジキの加工においては、洗浄し
た大量のヒジキを大型の容器に収容して、その中で長時
間蒸煮するバッチ処理方式が一般的であった。しかしな
がら、このようなバッチ処理方式では、大型の容器に収
容されたヒジキが、その自重と蒸気圧(例えば1平方セ
ンチメートル当たり2kgの蒸気圧)により例えば全体
として7トン以上の荷重がかけられた状態で長時間保持
されることになり、その結果、図3に示すように、ヒジ
キ21の内部の空洞22が押し潰されたり、さらに、ヒ
ジキ21の多孔質の細胞組織23が破壊されてしまうと
いう問題があった。
【0003】また、特開平11−318396号公報
は、前述のようなバッチ処理方式における問題を解決す
るために、メッシュ状(網状)のスパイラルコンベヤを
使用したヒジキの加工方法を提案している。この特開平
11−318396号公報の提案するヒジキの加工方法
は、図4(a)及び(b)に示すように、ボイラ24か
らの蒸気が配管25を介して供給されている四角柱状も
しくは箱状の容器26内に、メッシュ状のスパイラルコ
ンベヤ27が収容されている。この四角柱状容器26内
では、洗浄・浸漬工程から送られて来たヒジキ21をこ
のスパイラルコンベヤ27に載せて、前記ヒジキ21を
スパイラル状に搬送しながら前記ヒジキ21に前記蒸気
を供給するようにしている。この方法によれば、前記ヒ
ジキ21は、前記スパイラルコンベヤ27の上に載せら
れて搬送されながら蒸気に晒されるので、従来のバッチ
処理方式におけるように、ヒジキがその自重と蒸気圧で
押し潰されてヒジキ21の内部の空洞(図3(a)の符
号22参照)が押し潰されたり、ヒジキ21の多孔質の
細胞組織(図3(a)の符号23参照)が破壊されてし
まうなどの問題は回避されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平11−318396号公報の方法においては、四角
柱状容器26の全体の容積の制約から、前記四角柱状容
器26の中に収容されている前記スパイラルコンベヤ2
7の幅は、例えば約0.5mというようにある程度狭い
寸法にする必要がある。他方、この蒸煮工程の後の乾燥
工程では、乾燥室を搬送する乾燥用コンベヤベルトの幅
寸法は、乾燥効率を高めるために、例えば約2m幅とい
うようにある程度大きくする必要がある。そのため、こ
の特開平11−318396号公報の方法では、前記蒸
煮工程から乾燥工程に移行するとき、幅が狭いスパイラ
ルコンベヤ27のベルト(例えば約0.5m幅)の上に
載置されているヒジキ21が、幅が広い乾燥用ベルトコ
ンベヤのベルト(例えば約2m幅)全体の上にほぼ均一
の厚さで載せられるように、「人手で、前記ヒジキを揺
さぶって広げながら、前記乾燥用ベルトコンベヤの上
に、ほぼ均一な厚さとなるように載せていくという作
業」が必要になっていた。
【0005】ところで、一般に、ヒジキは、約40℃か
ら約70℃の温度範囲に置かれると、短時間でヒジキに
含まれている細菌(酪酸菌など)が大量に増殖してしま
うという性質を有している。そのため、前記の特開平1
1−318396号公報の方法によるときは、前記の蒸
煮工程から乾燥工程に移行するときの「人手によりヒジ
キを揺さぶって広げる」という作業の過程で、蒸煮工程
で蒸煮されて高温になったヒジキが約40℃から約70
℃の温度範囲まで低下してしまい、前記細菌が大量発生
してしまうという問題があった。
【0006】また、前記の特開平11−318396号
公報の方法では、故障などが多発しやすいスパイラルコ
ンベヤ27を使用しているので、故障修理などのメンテ
ナンスに多額のコストがかかってしまうという問題があ
った。
【0007】さらに、前記の特開平11−318396
号公報の方法では、スパイラルコンベヤ27を清掃する
ときは、人手で清掃作業を行う必要があるため、スパイ
ラルコンベヤ27の温度が人手で清掃作業ができる温度
になるまで冷やし、その後に、所定時間、人手で清掃し
ていた。そのため、前記の特開平11−318396号
公報の方法では、スパイラルコンベヤ27や蒸気供給部
の駆動を長時間停止する必要があり、ヒジキの加工装置
全体の稼働率が低下し、生産効率が低下してしまうとい
う問題があった。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたものであって、ヒジキを蒸煮工程から乾
燥工程に移すときに、「従来のように、蒸煮工程で高温
に加熱されてヒジキを、約40℃から約70℃の温度ま
で低下させてしまい、ヒジキに含まれている細菌(酪酸
菌など)を大量に増殖させてしまうこと」を防止して衛
生的な加工ヒジキを生産し、また、従来よりも低コスト
で加工ヒジキを生産することを可能にし、さらに、ヒジ
キ加工装置のメンテナンスが容易なヒジキの加工装置を
提供することを目的とするものである。また、本発明
は、蒸煮室内のベルトコンベヤの清掃のためにヒジキの
加工装置全体を停止させる必要を無くしてヒジキの加工
装置全体の稼働率を従来よりも大幅に向上させ、これに
よりヒジキの加工コストを大幅に低減させることができ
る、ヒジキの加工装置の蒸煮室の清掃方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような従来技術の課
題を解決するための本発明によるヒジキの加工装置は、
ヒジキを洗浄するための洗浄室と、前記洗浄室から送ら
れたヒジキを蒸煮するための蒸気がボイラから供給され
ている蒸煮室であって、前記ヒジキを前記蒸気に晒しな
がらほぼ直線状に搬送するための多段式のベルトコンベ
ヤを備えており、前記多段式ベルトコンベヤはその上に
載せられたヒジキをその上方からだけでなくその下方か
らも前記蒸気に晒すことができるように網状又は多孔状
に形成されており、且つ、前記多段式ベルトコンベヤは
後述の乾燥室の中に備えられたベルトコンベヤの幅寸法
とほぼ同じ幅寸法を有するように形成されている蒸煮室
と、前記蒸煮室から送られたヒジキを乾燥するための乾
燥室であって、前記ヒジキを搬送するためのベルトコン
ベヤを備えた乾燥室と、を備えたことを特徴とするもの
である。
【0010】また、本発明のヒジキの加工装置において
は、前記多段式ベルトコンベヤは、前記ヒジキを前記洗
浄室から前記乾燥室に進む方向に搬送し、前記乾燥室方
向の端部から下方に落下させるほぼ直線状の上段コンベ
ヤと、前記上段のコンベヤの下方に設置されており、前
記上段コンベヤから落下された前記ヒジキを前記乾燥室
から前記洗浄室に進む方向に搬送し、前記洗浄室方向の
端部から下方に落下させるほぼ直線状の中段コンベヤ
と、前記中段コンベヤの下方に設置されており、前記中
段コンベヤから落下された前記ヒジキを前記洗浄室から
前記乾燥室に進む方向に搬送し、前記乾燥室方向の端部
から下方に落下させるためのほぼ直線状の下段コンベヤ
と、から構成されているのがよい。
【0011】また、本発明のヒジキの加工装置において
は、前記洗浄室と蒸煮室との間には、温水を収容した容
器が備えられており、前記洗浄室で洗浄されたヒジキ
は、洗浄用ベルトコンベヤにより洗浄室から前記容器内
の前記温水の上まで搬送され、前記洗浄用ベルトコンベ
ヤの端部から前記温水内に落下されるようになってお
り、前記温水内には、前記温水内に落下されたヒジキを
前記蒸煮室内に搬入するための蒸煮室搬入用ベルトコン
ベヤが備えられており、前記温水内に落下されたヒジキ
は、前記温水内で浮遊・拡散して前記蒸煮室搬入用ベル
トコンベヤの上面全体にほぼ均一な厚さで載置されるよ
うになっているのがよい。
【0012】また、本発明のヒジキの加工装置において
は、前記蒸煮室の底部には、前記ボイラからの蒸気が液
化されて成る温水が溜まるようになっており、前記蒸煮
室の底部の温水は、濾過部により濾過された後に、ポン
プにより前記容器の中に供給されるようになっているの
がよい。
【0013】また、本発明のヒジキの加工装置において
は、前記蒸煮室には、前記多段式ベルトコンベヤを清掃
するために、前記多段式ベルトコンベヤを一定方向に移
動させながら、前記多段式ベルトコンベヤに向けて、そ
れらの下方から、温水シャワーを放出するための温水シ
ャワー部が備えられているのがよい。
【0014】さらに、本発明のヒジキの加工装置の蒸煮
室の清掃方法は、前記蒸煮室内で、前記多段式ベルトコ
ンベヤをヒジキの蒸煮のために駆動させながら、所定時
間だけ、ヒジキを前記多段式ベルトコンベヤに供給する
ことを一時的に停止し、前記所定時間だけ、前記多段式
ベルトコンベヤに向けて、その下方から、温水シャワー
を放出するようにし、前記所定時間が経過した後は、前
記温水シャワーの放出を停止すると共に、前記多段式ベ
ルトコンベヤへのヒジキの供給を再開するようにした、
ことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は本実施形態によるヒジキの加工装置の全体構
成を概念的に示す概略ブロック図である。図1におい
て、1はヒジキを洗浄するための洗浄室、2は前記洗浄
室1からのヒジキを受け入れて、その受け入れたヒジキ
を蒸煮室搬入用のベルトコンベヤの上にほぼ均一な厚さ
となるように載せるための温水が入っている容器、3は
前記容器2内のヒジキを搬入してその搬入したヒジキを
蒸気により蒸煮するための蒸煮室、4は前記蒸煮室3か
らのヒジキを乾燥させるための乾燥室、20は前記乾燥
室4からのヒジキを、そのまま乾燥ヒジキとして製品化
したり、又は、後の味付け工程に移したりするために選
別するための選別機、である。
【0016】次に、図2は、図1の温水入り容器2及び
蒸煮室3の構成を示す概略図である。図2において、1
aは前記洗浄室1において洗浄されたヒジキをその図示
右側端部から前記容器2の温水2aの中に落下させるた
めのベルトコンベヤ(その幅寸法は、例えば約50cm
である)、2aは前記容器2に収容された温水、5は前
記温水2a中に落下されたヒジキをその図示左側端部5
aの上に載せて蒸煮室3の中に搬入し更にそのヒジキを
前記蒸煮室3内で図の矢印α方向(乾燥室4に向かう方
向)にほぼ直線状に搬送するための上段コンベヤ(その
幅寸法は、例えば約2mで、その長さは例えば約21m
である)である。なお、本実施形態では、前記上段コン
ベヤ5は、前記ヒジキを前記蒸煮室3の内部で搬送する
ためだけでなく、前記ヒジキを前記容器2の温水2aの
中から前記蒸煮室3の中に搬入するためのベルトコンベ
ヤとしても使用されている。
【0017】また、図2において、6は前記上段コンベ
ヤ5がその図示右側端部5bから落下させたヒジキを受
け取って前記蒸煮室3内を図の矢印β方向(洗浄室1に
向かう方向)にほぼ直線状に搬送するための中段コンベ
ヤ(その幅寸法は例えば約2m、長さは例えば約20m
である)、7は前記中段コンベヤ6がその図示左側端部
6bから落下させたヒジキを受け取って前記蒸煮室3内
を図の矢印γ方向(乾燥室4に向かう方向)にほぼ直線
状に搬送するための下段コンベヤ(その幅寸法は例えば
約2m、長さは例えば約20mである)である。
【0018】また、図2において、4aは前記下段コン
ベヤ7がその図示右側端部7bから落下させたヒジキを
受け取って前記乾燥室4の中に搬入するための搬入用コ
ンベヤ、4bは前記搬入用コンベヤ4aからのヒジキを
受け取ってそのヒジキを乾燥室4内でゆっくりと搬送さ
せながら乾燥させるための乾燥用コンベヤ、である。
【0019】本実施形態においては、前記の上段コンベ
ヤ5、中段コンベヤ6、下段コンベヤ7、及び乾燥用コ
ンベヤ4bは、いずれも、その上に載せられたヒジキの
下面側からも蒸気や熱を加えることができるように、メ
ッシュ(網)状(又は多数の孔が開けられた多孔状)に
形成されている。
【0020】また、図2において、11は蒸気を発生さ
せるためのボイラ、12は前記ボイラ11からの蒸気を
前記蒸煮室3内に供給するための配管(複数の穴12a
が開いており、それらの各穴12aから前記蒸気が噴出
される)、13は前記蒸煮室3の底部3aと前記容器2
とを接続するための配管、14は前記蒸煮室3の底部3
aに溜まった温水(前記蒸気が液化したもの)を前記配
管13を介して前記容器2内に供給するためのポンプ、
16は前記底部3aに備えられて前記温水を濾過するた
めの濾過部である。
【0021】また、図2において、15a,15b及び
15cは、前記上段コンベヤ5、中段コンベヤ6及び下
段コンベヤ7を、ヒジキを載せない状態で移動させなが
ら、それぞれ、各コンベヤ5,6,7に対して、その下
方向から温水シャワーを放出させるための温水シャワー
放出部である。これらの各温水シャワー放出部15a,
15b,15cは、それぞれ、前記蒸煮室3の例えば側
壁面に備え付けられている。
【0022】次に、本実施形態の動作を、蒸煮工程を中
心に説明する。洗浄室1で洗浄されたヒジキはベルトコ
ンベヤ1aにより前記洗浄室1から前記容器2内の前記
温水2a中に落下される。この前記ベルトコンベヤ1a
の幅寸法は、例えば約50cmである。この温水2a中
に落下された前記ヒジキは、前記温水2a中で浮遊し拡
散しながら下降して行き、自動的に、前記上段コンベヤ
5(例えば、幅寸法は約2m)の図示左側端部5aの上
に、ほぼ均一の厚さで載せられる。このように、本実施
形態では、前記のベルトコンベヤ1aから落下したヒジ
キが「前記温水2a中で浮遊・拡散しながら下降してい
く」という現象を利用して、例えば幅50cmの狭いベ
ルトコンベヤ1aから落下したヒジキを、前記温水2a
を介することにより、自動的に、例えば幅2mの広い上
段コンベヤ5の上に、ほぼ均一の厚さで載せられるよう
になっている。
【0023】また、前記蒸煮室3内には、前記ボイラ1
1からの蒸気が配管12を介して供給され、例えば1時
間当たり500kgの蒸気量で蒸気が満たされた状態に
なっている。その状態で、前記温水2a中で前記上段コ
ンベヤ5に載せられたヒジキは、前記蒸煮室3内に搬入
され、前記蒸煮室3内で、前記上段コンベヤ5によっ
て、図示右側方向(図2の矢印α方向)にほぼ直線状に
搬送されていく。この搬送の過程で、前記ヒジキには、
その上面と下面の両面から蒸気に晒されて蒸煮される
(前述のように、前記の各コンベヤ5,6,7は、例え
ばメッシュ状に形成されているので、前記ヒジキの下面
にも、その上面と同様に蒸気を晒すことができる)。そ
して、前記ヒジキが前記上段コンベヤ5の右側端部5b
まで移動したとき、前記ヒジキは、その右側端部5bか
ら下方に落下する。
【0024】前記上段コンベヤ5の右側端部5bから落
下した前記ヒジキは、前記中段コンベヤ6の右側端部6
aの上に落下し、そこで受け止められて、そこに載せら
れたまま、蒸煮室3内を、図示左側方向(図2の矢印β
方向)に搬送されていく。このとき、前記ヒジキは、前
記上段コンベヤ5の上では上側に位置していた部分のヒ
ジキが、前記中段コンベヤ6の上では逆にその下側に位
置するようになるので、ヒジキ全体に蒸気が均一に与え
られるようになっている。また、このメッシュ状の中段
コンベヤ6による搬送の過程で、前記ヒジキには、その
上面と下面の両面から蒸気に晒されて蒸煮される。そし
て、前記ヒジキが前記中段コンベヤ6の左側端部6bま
で移動したときは、前記ヒジキは、前記左側端部6bか
ら落下する。
【0025】前記中段コンベヤ6の左側端部6bから落
下した前記ヒジキは、前記下段コンベヤ7の左側端部7
aの上に落下し、そこで受け止められて、そこに載せら
れたまま、前記蒸煮室3内を、図示右側方向(図2の矢
印γ方向)に搬送されていく。このとき、前記ヒジキ
は、前記中段コンベヤ6の上では上側に位置していた部
分のヒジキが、前記下段コンベヤ7の上では逆にその下
側に位置するようになるので、ヒジキ全体に蒸気が均一
に与えられるようになっている。また、この搬送の過程
で、前記ヒジキには、その上面と下面の両面から蒸気に
晒されて蒸煮される。そして、前記ヒジキが前記下段コ
ンベヤ7の右側端部7bまで移動したときは、前記ヒジ
キは、前記右側端部7bから落下する。
【0026】前記の下段コンベヤ7の右側端部7bから
落下したヒジキは、前記乾燥室への搬入用コンベヤ4a
の上に落下し、そこに載せられて、そのまま乾燥室4の
方に搬送される。そして、前記ヒジキは、乾燥室4の中
で、前記搬送用コンベヤ4aから乾燥用コンベヤ4bに
移されて、乾燥室4内をゆっくりと搬送されていく。こ
の搬送の過程で、前記ヒジキは、その上面と下面との双
方から熱が与えられて、乾燥される。
【0027】また、前記蒸煮室3の中に充満している蒸
気は時間と共に液化して温水の状態で蒸煮室3の底部3
aに溜まる。本実施形態では、この蒸煮室3の底部3a
に溜まった温水(例えば、約70℃から約100℃まで
の温水)を、濾過部16で濾過して前記配管13及びポ
ンプ14により、前記容器2内に供給するようにしてい
る。このように、本実施形態では、前記容器2内に温水
2aを入れておくために前記蒸煮室3の廃熱を利用する
ようにしているので、前記容器2内に温水2aを収容し
ておくために特別な加熱のためのエネルギー(熱源)を
使用することが不要になるので、ヒジキの加工装置全体
の運用コストを低減できるようになる。
【0028】また、本実施形態では、前記の上段コンベ
ヤ5、中段コンベヤ6、及び下段コンベヤ7を清掃する
ときは、前記各コンベヤ5,6,7へのヒジキの供給を
一時停止する。そして、ヒジキを載せない状態のまま前
記各コンベヤ5,6,7をそれぞれ前記α、β、γ方向
に移動させながら、前記温水シャワー放出部15a,1
5b,15cから、それぞれ、所定時間、温水シャワー
を前記各コンベヤ5,6,7の下面に向けてその下方か
ら噴出させるようにしている。このような所定時間の温
水シャワーの噴出により、前記各コンベヤ5,6,7の
清掃が完了できる。このように、本実施形態では、ヒジ
キを蒸煮するときに前記各コンベヤ5,6,7を移動さ
せているが、その動作と連続的に前記各コンベヤ5,
6,7の清掃が可能になっている。
【0029】すなわち、本実施形態では、ヒジキを蒸煮
するために前記各コンベヤ5,6,7を駆動(移動)し
ているとき、一時的にヒジキの供給だけを停止して、前
記各コンベヤ5,6,7を所定時間だけヒジキを載せな
いまま移動させるようにし、その所定時間だけ前記温水
シャワーを供給して前記各コンベヤ5,6,7を清掃す
るようにしている。そして、清掃が終了したら、前記各
コンベヤ5,6,7はそのまま移動を継続させながら、
ヒジキの供給を再開するだけで、ヒジキの蒸煮を再開す
ることができる。したがって、本実施形態によれば、前
記各コンベヤ5,6,7の清掃のためにいちいちヒジキ
の加工装置全体を停止させる必要がないので、ヒジキの
加工装置全体の稼働率を従来よりも大幅に向上させるこ
とができるようになる。また、本実施形態では、前記各
コンベヤ5,6,7の清掃を人手ではなく「各コンベヤ
5,6,7を移動させながら温水シャワーを放出するこ
と」により自動的に行っているので、従来の人手で清掃
していたときのようにコンベヤを人手で清掃できる温度
になるまで冷やす必要がなく、清掃のための時間を少な
くすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のヒジキ
の加工装置によれば、蒸煮室の多段式ベルトコンベヤの
幅寸法と乾燥室のベルトコンベヤの幅寸法とが互いにほ
ぼ同じ寸法となるように構成されているので、ヒジキを
蒸煮室の多段式ベルトコンベヤから乾燥室のベルトコン
ベヤに、そのまま(従来のように人手による作業を介す
ることなく)直ちに、移動させることができる。
【0031】すなわち、本発明においては、ヒジキを蒸
煮室から乾燥室に移すときに、従来の図4に示すスパイ
ラルコンベヤを使用したヒジキの加工装置のようにヒジ
キをスパイラルコンベヤ(幅寸法約50cm)から乾燥
室のコンベヤ(幅寸法約2m)に移すときにヒジキが乾
燥室のコンベヤの上に均一な厚さで載せられるように人
手でヒジキを広げる作業を行うこと(その作業を行って
いる間に、蒸煮工程で加熱されたヒジキが約40℃から
約70℃までの温度に低下し、ヒジキに含まれている細
菌(酪酸菌など)が大量に増殖してしまう)が、不要に
なる。よって、本発明によれば、ヒジキを蒸煮室から乾
燥室に移すときに、ヒジキの温度を低下させてヒジキに
含まれている細菌(酪酸菌など)が大量に増殖させてし
まうことを防止することができ、衛生的な加工ヒジキを
生産することができるようになる。
【0032】また、本発明においては、前記蒸煮室内で
ヒジキを搬送するベルトコンベヤは、各ベルトコンベヤ
がそれぞれほぼ直線状に移動する多段式ベルトコンベヤ
となっているので、例えばスパイラルコンベヤを使用し
た従来のヒジキの加工装置と比較して、故障が極めて少
なくメンテナンス・コストが大幅に低減できるようにな
る。
【0033】また、本発明において、前記蒸煮室内でヒ
ジキを搬送するベルトコンベヤとして、洗浄室から乾燥
室への方向に進む上段コンベヤと、乾燥室から洗浄室へ
の方向に進む中段コンベヤと、洗浄室から乾燥室への方
向に進む下段コンベヤとの3段式ベルトコンベヤにより
構成したときは、上段コンベヤで搬送された前記ヒジキ
が次の中段コンベヤに移されたときに前記ヒジキの上側
と下側とが入れ替わり、さらに、中段コンベヤで搬送さ
れた前記ヒジキが次の下段コンベヤに移されたときに前
記ヒジキの上側と下側とが入れ替わるので、前記ヒジキ
の全体が均一に蒸煮されるようになる。
【0034】また、本発明において、前記洗浄室から移
動してきたベルトコンベヤの上のヒジキをいったん温水
入りの容器の中に落下させて、前記ヒジキを温水中で浮
遊・拡散しながら下降させて、その下方にある蒸煮室搬
入用のベルトコンベヤの上に、均一に厚さで載せるよう
にしているので、前記洗浄室からのベルトコンベヤの幅
寸法が前記蒸煮室搬入用ベルトコンベヤの幅寸法よりも
小さい場合でも、前記の「温水中でヒジキが浮遊・拡散
しながら落下する」という現象を利用することにより、
人手を介することなく自動的に、前記洗浄室からのベル
トコンベヤから前記蒸煮室搬入用ベルトコンベヤに前記
ヒジキを移すことができる。また、本発明では、前述の
ように、前記洗浄室から移動してきたヒジキをいったん
温水入りの容器の中に落下させその後に蒸煮室内に搬入
するようにしているので、洗浄室からのヒジキは、前記
蒸煮室に搬入される前に前記容器内の温水により予熱さ
れるようになり、従来のように予熱していないヒジキを
そのまま蒸煮室に搬入する場合と比較して、前記蒸煮室
内でヒジキを加熱するための時間及びエネルギーを大幅
に節約することができ、ヒジキの加工コストを大幅に低
減することができる。
【0035】また、本発明においては、前記蒸煮室内の
蒸気が液化して蒸煮室の底部に溜まる温水を前記洗浄室
と前記蒸煮室との間にある前記容器の中に供給するとい
うように、前記容器内に温水を入れるための熱源として
前記蒸煮室の廃熱を利用するようにしているので、前記
容器内に温水を入れるための特別の熱源が不要になり、
ヒジキの加工装置の運用コストを大幅に低減させること
ができる。
【0036】また、本発明のヒジキの加工装置の蒸煮室
の清掃方法によれば、前記蒸煮室内の前記多段式ベルト
コンベヤを稼動(移動)させたまま温水シャワーを放出
することにより、前記多段式ベルトコンベヤの清掃を行
うようにしているので、前記多段式ベルトコンベヤの清
掃のための人手による作業が不要になる。したがって、
従来は蒸煮室内のベルトコンベヤを人手で清掃するため
に蒸煮室内の温度が低下するまで前記蒸煮室全体の稼動
(蒸煮室への蒸気の供給などを含む)を停止する必要が
あったが、本発明では、前記蒸煮室内の前記多段式ベル
トコンベヤの清掃のために前記蒸煮室の稼動を停止させ
る必要が無くなる。したがって、本発明の清掃方法によ
れば、ヒジキの加工装置全体の稼働率を従来よりも大幅
に向上させることができるようになる(これに対して、
従来のスパイラルコンベヤを使用したヒジキの加工装置
においては、蒸煮室内のスパイラルコンベヤを清掃する
ときは、ヒジキの加工装置全体を長時間停止しなければ
ならないため、ヒジキの加工装置全体の稼働率が大きく
低下してしまうという問題があった)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態によるヒジキの加工装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】 本実施形態における温水入り容器と蒸煮室の
構成を示す概略図である。
【図3】 従来のスパイラルコンベヤを使用して製造さ
れたヒジキの組織を示す図である。
【図4】 従来のスパイラルコンベヤを使用したスパイ
ラル処理方式によるヒジキの加工方法の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 洗浄室 1a ベルトコンベヤ 2 温水入りの容器 2a 温水 3 蒸煮室 4 乾燥室 4a 搬入用コンベヤ 4b 乾燥用コンベヤ 5 上段コンベヤ 6 中段コンベヤ 7 下段コンベヤ 11 ボイラ 12,13 配管 12a 穴 14 ポンプ 15a,15b,15c 温水シャワー放出部 20 選別機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/337 A47J 27/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒジキを洗浄するための洗浄室と、 前記洗浄室から送られたヒジキを蒸煮するための蒸気が
    ボイラから供給されている蒸煮室であって、前記ヒジキ
    を前記蒸気に晒しながらほぼ直線状に搬送するための多
    段式のベルトコンベヤを備えており、前記多段式ベルト
    コンベヤはその上に載せられたヒジキをその上方からだ
    けでなくその下方からも前記蒸気に晒すことができるよ
    うに網状又は多孔状に形成されており、且つ、前記多段
    式ベルトコンベヤは後述の乾燥室の中に備えられたベル
    トコンベヤの幅寸法とほぼ同じ幅寸法を有するように形
    成されている蒸煮室と、 前記蒸煮室から送られたヒジキを乾燥するための乾燥室
    であって、前記ヒジキを搬送するためのベルトコンベヤ
    を備えた乾燥室と、 を備えたヒジキの加工装置であって、 前記洗浄室と蒸煮室との間には、温水を収容した容器が
    備えられており、 前記洗浄室で洗浄されたヒジキは、洗浄用ベルトコンベ
    ヤにより洗浄室から前記容器内の前記温水の上まで搬送
    され、前記洗浄用ベルトコンベヤの端部から前記温水内
    に落下されるようになっており、 前記温水内には、前記温水内に落下されたヒジキを前記
    蒸煮室内に搬入するための蒸煮室搬入用ベルトコンベヤ
    が備えられており、 前記温水内に落下されたヒジキは、前記温水内で浮遊・
    拡散して前記蒸煮室搬入用ベルトコンベヤの上面全体に
    ほぼ均一な厚さで載置されるようになっている、ことを
    特徴とするヒジキの加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記多段式ベルトコ
    ンベヤは、 前記ヒジキを前記洗浄室から前記乾燥室に進む方向に搬
    送し、前記乾燥室方向の端部から下方に落下させるほぼ
    直線状の上段コンベヤと、 前記上段コンベヤの下方に設置されており、前記上段コ
    ンベヤから落下された前記ヒジキを前記乾燥室から前記
    洗浄室に進む方向に搬送し、前記洗浄室方向の端部から
    下方に落下させるほぼ直線状の中段コンベヤと、 前記中段コンベヤの下方に設置されており、前記中段コ
    ンベヤから落下された前記ヒジキを前記洗浄室から前記
    乾燥室に進む方向に搬送し、前記乾燥室方向の端部から
    下方に落下させるためのほぼ直線状の下段コンベヤと、 から構成されていることを特徴とするヒジキの加工装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記蒸煮室の底部に
    は、前記ボイラからの蒸気が液化されて成る温水が溜ま
    るようになっており、 前記蒸煮室の底部の温水は、濾過部により濾過された後
    に、ポンプにより前記容器の中に供給されるようになっ
    ている、ことを特徴とするヒジキの加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記蒸煮室には、前
    記多段式ベルトコンベヤを清掃するために、前記多段式
    ベルトコンベヤを一定方向に移動させながら、前記多段
    式ベルトコンベヤに向けて、それらの下方から、温水シ
    ャワーを放出するための温水シャワー部が備えられてい
    る、ことを特徴とするヒジキの加工装置。
  5. 【請求項5】 請求項1のヒジキの加工装置の蒸煮室の
    清掃方法であって、 前記蒸煮室内で、前記多段式ベルトコンベヤをヒジキの
    蒸煮のために駆動させながら、所定時間だけ、ヒジキを
    前記多段式ベルトコンベヤに供給することを一時的に停
    止し、 前記所定時間だけ、前記多段式ベルトコンベヤに向け
    て、その下方から、温水シャワーを放出するようにし、 前記所定時間が経過した後は、前記温水シャワーの放出
    を停止すると共に、前記多段式ベルトコンベヤへのヒジ
    キの供給を再開するようにした、ことを特徴とするヒジ
    キの加工装置の蒸煮室の清掃方法。
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