JP3243831B2 - Fir型フィルタ - Google Patents

Fir型フィルタ

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JP3243831B2 JP10881392A JP10881392A JP3243831B2 JP 3243831 B2 JP3243831 B2 JP 3243831B2 JP 10881392 A JP10881392 A JP 10881392A JP 10881392 A JP10881392 A JP 10881392A JP 3243831 B2 JP3243831 B2 JP 3243831B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、FIR型フィルタに
関し、特に、必要なメモリ量が低減されたFIR型フィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】FIR型フィルタとして、図1に示す非
巡回型のものが知られている。図において、三角形のブ
ロックが乗算器を表し、四角形のブロックがDの遅延量
のメモリを表し、丸のブロックが加算器を表す。これら
のブロックの表記は、以下の説明でも同様である。この
図1のFIR型フィルタが下記の式で表される出力yk
を発生することは良く知られている。
【0003】
【数1】
【0004】このように、従来の非巡回型の構成のn次
のFIR型フィルタでは、n個のメモリが必要であっ
た。これに対してコンボリューションの途中結果だけを
記憶する巡回型の構成を用いることによって、m:1の
間引きを行う時に、メモリをn/mに節減できる方法が
提案されている。この巡回型の構成は、下記の数式で表
される出力を発生する。
【0005】
【数2】
【0006】wk は、図2に示すような時変係数の巡回
型回路で構成できる。すなわち、時刻k−nでメモリを
リセット(クリア)し、且つ乗算器係数αをα=an
し、乗算結果an k-n をメモリに取り込む。以下、時
刻k迄、αを下記のように変化させながら、巡回演算を
行う。
【0007】k+1の時刻から再び上述と同様に、αを
n からa0 迄変えながら演算すると、 wk+n =a0 k+n +a1 k+n-1 +a2 k+n-2 +・・・・+an k+1 が得られる。
【0008】一方、出力は、 yk =wkk+n =wk+nk+2n=wk+2n ・・・・・ のように、n個おきの出力が1組の巡回型構成で得られ
る。
【0009】また、FIR型フィルタとして係数が対称
のものが知られている。非巡回型の従来の構成では、図
3に示す非巡回型構成を図4に示す構成に変形すること
によって、乗算器の数を減少できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】先に提案されている巡
回型の構成によりメモリを節減するものは、コンボリュ
ーションの数式を変更しており、二つの乗算器を必要と
し、乗算回数が増える問題があった。
【0011】従って、この発明の目的は、巡回型の構成
でメモリを節減することができるとともに、乗算器およ
び乗算回数を従来と同等とできるFIR型フィルタを提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の係数が循環的にシフトされるシフトレジスタと、入力
ディジタル信号とシフトレジスタからの係数とを乗算す
る複数のIIRセクションと、IIRセクションの出力
を順次選択するロータリ・セレクタとを有し、IIRセ
クションは、入力ディジタル信号とシフトレジスタから
の係数とを乗算する乗算器と、遅延用のメモリと、メモ
リの出力を乗算器の出力に加算する加算器と、 加算器か
らの出力と乗算器からの出力とを、メモリに選択的に供
給するスイッチとを有すること を特徴とするFIR型フ
ィルタである。
【0013】請求項2の発明は、シフトレジスタは複数
のIIRセクションに対応する複数のシフトレジスタか
らなり、各IIRセクションに対して、対応する係数を
循環的に供給するFIR型フィルタである。
【0014】請求項3の発明は、IIRセクションの少
なくとも一つは、入力ディジタル信号とシフトレジスタ
からの係数とを乗算する乗算器と、乗算器の出力を遅延
するメモリと、メモリの出力を乗算器の出力に加算する
加算器と、加算器からの出力と乗算器からの出力とを、
メモリに選択的に供給するスイッチとからなり、他のI
IRセクションは、入力ディジタル信号とシフトレジス
タからの係数とを乗算する乗算器と、乗算器の出力を遅
延するメモリと、メモリの出力を乗算器の出力に加算す
る加算器とからなるFIR型フィルタである。
【0015】
【作用】間引あるいはレート変換を行う時に、必要とす
るメモリ量を節減でき、時間方向の処理の際のフレーム
メモリあるいは垂直方向の処理の際のラインメモリを節
減できる。また、IIRセクションには、一つの乗算器
を設ければ良く、ハードウエアを簡単できる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。先に提案されている図2に示す巡回型
構成によって、n個おきの出力が得られる。図5に示す
n次のフィルタの例は、上述の演算を実現し、さらに、
これらの間の出力を含む出力yk を得ることができる。
【0017】図5において、1は、係数を循環的に乗算
器に対して与えるためのシフトレジスタである。この係
数がn組のIIRセクションにそれぞれ含まれる乗算器
に供給される。このn組のIIRセクションの出力がロ
ータリセレクタ(あるいはマルチプレクサ)Sの入力端
子s0、s1、・・・、snにそれぞれ供給される。ロ
ータリセレクタSから出力yk が取り出される。この図
5の構成では、シフトレジスタ1に格納されている係数
を1クロック毎にシフトし、ロータリセレクタSの選択
を1クロック毎にシフトし、ロータリセレクタSで選択
された回路のメモリをリセットすることにより、出力y
k が得られる。
【0018】ここで、(n=4)のFIR型フィルタの
場合の出力は、 yk =a0k +a1k-1 +a2k-2 +a3k-3
+a4k-4 である。この例では、5組のIIRセクションのメモリ
の内容w0 〜w4 が図6に示すように変化する。すなわ
ち、w 0 を例に説明すると、w 0 は入力データ系列がx 0
のときはa 4 0 、入力データ系列がx 1 のときはa 3
1 がメモリに加えられ、入力データ系列がx 2 のと
きはa 2 2 がメモリに加えられ、入力データ系列がx
3 のときa 0 4 がメモリに加えられる。メモリの内容
0 〜w4 は、出力が取り出されるタイミングでリセッ
トされる。
【0019】図5で示すように、入力データx k のとき
の5組のIIRセクションのメモリの内容w 0 〜w 4
0 , k 〜w 4 , k とすると、出力データy 4 は次のように
なる。 出力データy 4 のタイミングでは、ロータリーセ
レクタSは図5でS0に接続されるから、5組のIIR
セクションの内、最初のIIRセクションw 0 に接続さ
れる。そのためy 4 はそのときのw 0 の出力となる。そ
れは新係数に新入力データを乗じたものに前回のメモリ
の内容を加えたものである。新係数に新入力データを乗
じたものはa 0 4 であり、前回のメモリの内容はw 0 ,
3 であるから、 4 =w 0,3 +a 0 4 となる。 その後、メモリの内容w 0 は、出力が取り出さ
れるタイミングでリセットされるから、 0 , 4 =0 となる。 次のタイミングでは、新係数に新入力データを
乗じたものはa 4 5 であり、前回のメモリの内容はw
0 , 4 であるから、 となる。出力系列y 5 〜y 8 は同様に下記のようにな
る。5 =w1,4 +a05 , w1,5 =0, w1,6 =a466 =w2,5 +a06 , w2,6 =0, w2,7 =a477 =w3,6 +a07 , w3,7 =0, w3,8 =a488 =w4,7 +a08 , w4,8 =0, w4,9 =a49 出力y9 は、w0 が格納されていたメモリがリセットさ
れた後に、このメモリに格納されていたデータを用い
て、 y9 =w0,3 +a09 ・・・以下同様・・・ で与えられる。
【0020】さらに、この発明によって対称係数フィル
タを構成する場合、タイミング制御を工夫して、巡回ル
ープを減らすことができる。図7は、図6において(a
0 =a4 、a1 =a3 )としたものである。すなわち、
出力y4 は、時刻t4 におけるメモリの内容w0 とa0
4 の和として与えられる。この時にw4 に記憶される
値もa0 4 であるから、w0 の出力を読み出した後に
0 4 を加えるようにすれば、メモリw4 が不要とな
り、IIRセクションの一組を省くことができる。但
し、時刻t4 においてt3 迄に記憶されていた値の読み
出しとa0 4 の書き込みを行う必要があるので、回路
には2倍程度の高速動作が要求される。
【0021】より具体的には、t4 の間にw0 をリセッ
トし、その後a0 4 の値が確定してからロードす
か、あるいは図8に示すように、スイッチSW0 〜SW
3 を設け、t4 の区間の後半でa0 4 をメモリにロー
ドするようになされる。図8および以下に説明するブロ
ック図では、メモリに対するリセット信号供給路が省略
されている。
【0022】図9は、(n=12、13タップ)で入力
データ系列xk を4:1に間引く時の計算処理を示す。
入力データ系列中のx0 、x4 、x8 12 16、x
20、・・・のタイミングで出力データ系列yk の値を形
成する。すなわち、出力データ系列yk は、 yk =a0k +a1k-1 +・・・+a12k-12
【0023】一例として、x12の時の計算は、 yk =w0 +a0 121 =w1 +a4 122 =w2 +a8 120 = a1212
【0024】x13の時の計算は、 w1 =w1 +a3 132 =w2 +a7 130 =w0 +a1113
【0025】x14の時の計算は、 w1 =w1 +a2 142 =w2 +a6 140 =w0 +a1014
【0026】x15の時の計算は、 w1 =w1 +a1 152 =w2 +a5 150 =w0 +a9 15
【0027】x16の時の計算は、 yk+1 =w1 +a0162 =w2 4 160 0 +a8161 = a1216
【0028】この図9に示す演算を実現する構成を図1
0に示す。これは、基本的に図8に構成と同様のもので
あるが、間引きフィルタであるため、係数が格納された
シフトレジスタ1に対して、4個のタップ毎に演算回路
が接続される。
【0029】また、係数対称の場合、すなわち、(a0
=a12、a1 =a11、a2 =a10、a3 =a9 、a4
8 、a5 =a7 )の場合では、下記のような動作がな
される。
【0030】以上のように、間引きフィルタでは、非巡
回型構成よりも巡回型構成の方が回路構成が簡単にな
り、また、n次のFIRフィルタでm:1に間引くとき
は、フィルタの出力をm個おきに取り出せば良い。さら
に、巡回型構成による場合にも種々の形があるが、いず
れにしても、対称係数フィルタで、〔n/2〕+1個の
乗算器と、n個の加算器と、n個のメモリが必要とされ
る。巡回型構成によれば、m個おきに出力を取り出せば
良いので、〔n/m〕+1組の巡回型回路で実現でき
る。
【0031】次に、この発明をサンプリングレートの変
換に対して適用した幾つかの例について説明する。以下
に述べるものは、サンプリングレートをm:pに変換す
るもので、(m>p)のみならず、(m<p)(但し、
m≠1)の場合でも、レート変換を行うことができる。
【0032】m:pのサンプリングレート変換を行うに
は、まず、レートをp倍に補間し、その後にm個おきの
出力を取り出す間引きを行う。その結果、サンプリング
レートは、元のレートのp/m倍になる。今、n次(n
+1タップ)のフィルタによってp/mのレート変換を
行う際の計算順序について考える。但し、係数対称フィ
ルタを想定する。
【0033】より具体的に、15(=n)次フィルタに
より3(=m):4(=p)のレート変換を行う場合に
ついて説明する。この例では、図11に示す計算のよう
に、入力データ系列を4倍のレートに変換し、3個おき
に値を取り出す処理がなされ、これは、図12の構成で
実現できる。IIRセクションの数は、図12のシフト
レジスタ1のたて方向にいくつ行くとメモリがあくかを
考えて定められる。一般的にIIRセクション(ストア
するためのメモリの数)は、nとmとを用いて下記の式
で表される。
【0034】ms =〔(n−1)/m+1〕 〔 〕は、ガウスのかっこ式で、その数を超えない最大
の整数を表す。
【0035】この図11の例では、(n=15)であ
り、(n=13、14、15)の時には、 〔(n−1)/3+1〕=5 である。
【0036】各IIRセクションの係数ai の番号i
は、xk のkが1つ増える毎に、4(=p)づつ小さく
なっている。また、各IIRセクションのwj のjが一
つ増えるごとに、3(=m)ずつ大きくなっている。
【0037】次に、フィルタの次数をn1 にする。 n1 =m×ms1 がnより大きいときは、an+1 〜an1の値を0にす
る。nがmで割り切れるときは、n1 とnとが等しくな
る。
【0038】ここで、0〜ms-1 までのIIRセクショ
ンで使われる係数αj について考えてみる。0番目のI
IRセクションの係数ai は、x0 、x1 、x2 、・・
・、xk に対して、a0 、an1-p、an1-2p 、・・・・
・、an1-kp の値をとる。但し、n1 −kpが0になっ
たとき、スイッチSを介して出力し、新しくデータにa
n1を乗じた値をスイッチSWを横に倒してメモリに貯え
る。n1 >nのときは、メモリをリセットするだけで良
い。
【0039】0でないj番目のIIRセクションの係数
について考える。j番目のIIRセクションの係数は、
0 、x1 、x2 、・・・に対して、ajm、ajm-p、a
jm-2p 、・・・・・の値をとる。但し、jm−kpがp
より小さくなったなら、スイッチSを介して出力し、メ
モリをリセットする。その後、jm−kpにn1 を加え
てpを引く。
【0040】係数のシフトレジスタ1は、n1 がpで割
り切れるときはそれぞれのIIRセクションにai の一
部分が循環する形で設定される。また、図11の例のよ
うに、n1 がpで割り切れないときは、ai の順序を図
12のように設定し、1本のシフトレジスタとして循環
する。そして、各IIRセクションは、このシフトレジ
スタ1の途中から係数を取り出すようにする。
【0041】図12の構成では、各乗算器αj にa0
1 、a2 、a3 が来たときに出力し、a0 のときに
は、スイッチSWj を横に倒して、a0 とxk k 積をメ
モリにストアし、その他のa1 、a2 、a3 のときは、
出力した後にメモリをリセットする。
【0042】n次のFIRフィルタの伝達関数を次の式
で表す。
【0043】
【数3】
【0044】図11でも分かるように、上式のプロトタ
イプフィルタに対して、0でない実際のデータ(矢印で
示す)とのコンボリューションが行われるフィルタは、
ポリフェーズフィルタと呼ばれる。m個に間引くとき
は、上式は、m個のポリフェーズフィルタに分けられ
る。すなわち、下記の式でその伝達関数が表される。
【0045】
【数4】
【0046】このポリフェーズフィルタに分解された係
数aim+jが各IIRセクションの係数として用いられ
る。
【0047】nがmで割り切れるときは、例えば(n=
12)次フィルタによって、(4:3)のレート変換を
行うときは、図13の処理がされ、その実現は、図14
の回路でなされる。IIRセクションの個数は、4であ
る。各IIRセクションの係数ai の番号iは、xk
kが一つ増えるごとに4(=P)ずつ小さくなってい
る。(n=12)の場合、4で割り切れるからそれぞれ
のIIRセクションでai が別れて循環することができ
る。従って図14で示す回路は、各IIRセクションの
係数は対応するそれぞれのシフトレジスタ1a、1b、
1c、1dに格納され、複数の各IIRセクションに対
応する複数のシフトレジスタからなる。 シフトレジスタ
1aに格納された係数を演算する最初のIIRセクショ
ンでは、入力ディジタル信号x k とシフトレジスタ1a
に格納された係数とを乗算器α 0 、乗算器α 0 の出力を
遅延するメモリD、メモリDの出力を乗算器α 0 の出力
に加算する加算器、加算器からの出力と乗算器α 0 から
の出力とをメモリDに選択的に供給するスイッチSW0
で構成されている。 シフトレジスタ1bに格納された係
数を演算するIIRセクションでは、入力ディジタル信
号x k とシフトレジスタ1bに格納された係数とを乗算
器α 1 、乗算器α 1 の出力を遅延するメモリD、メモリ
Dの出力を乗算器α 1 の出力に加算する加算器で構成さ
れている。 シフトレジスタ1c、1dに格納された係数
を演算するIIRセクションの構成はシフトレジスタ1
bに格納された係数を演算するIIRセクションと同様
に構成されている。図14から分かるように、各IIR
セクションには、常に同じ決まったポリフェーズフィル
タの係数が使用される。しかしながら、nがmで割り切
れないときは、図12で示すように、出力した後に前と
違うポリフェーズフィルタの係数が使用される。なお、
図15は、図14におけるスイッチSW0およびSの動
作を表している。このスイッチSは、xk のレートの4
/3で動作する。
【0048】一般のm:pのレート変換のときの回路を
図16に示す。この回路でIIRセクションの数は、次
式で表される。 ms =〔(n−1)/m+1〕
【0049】各IIRセクションの係数は、図示のよう
に変化する。ここで、0番目のポリフェーズフィルタの
係数が使われたときは、出力の後のスイッチSWj を横
にたおしてxk とa0 (=an )の積をメモリにストア
する。その他のポリフェーズフィルタの係数が使用され
たときは出力した後にメモリにリセットをかけ、次のポ
リフェーズフィルタによるコンボリューションにそなえ
る。
【0050】
【発明の効果】この発明は、間引きあるいはレート変換
を行う時に、巡回型の構成(IIRセクション)を使用
することによって、メモリ数を節減できる。特に、時間
方向の処理では、メモリがフレームメモリであり、ま
た、縦方向の処理では、メモリがラインメモリであり、
これらの個数を節減できる効果が大きく、次数の高いフ
ィルタを構成する時に、ハードウエアの規模を小さくで
きる。さらに、巡回型の構成において、必要な乗算器が
一つであり、構成が簡略な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できるFIR型フィルタの一例
の構成を示すブロック図である。
【図2】先に提案されているIIRセクションのブロッ
ク図である。
【図3】係数対称型のFIR型フィルタの一例のブロッ
ク図である。
【図4】係数対称型のFIR型フィルタの一例のブロッ
ク図である。
【図5】この発明によるFIRフィルタの一例のブロッ
ク図である。
【図6】図5の構成の処理を示す略線図である。
【図7】係数対称型のフィルタの処理を示す略線図であ
る。
【図8】係数対称型フィルタの一例のブロック図であ
る。
【図9】この発明による間引きフィルタの処理を示す略
線図である。
【図10】この発明による間引きフィルタの構成を示す
ブロック図である。
【図11】この発明によるレート変換フィルタの一例の
処理を示す略線図である。
【図12】この発明によるレート変換フィルタの一例の
ブロック図である。
【図13】この発明によるレート変換フィルタの他の例
の処理を示す略線図である。
【図14】この発明によるレート変換フィルタの他の例
のブロック図である。
【図15】この発明によるレート変換フィルタの他の例
の処理の説明のための略線図である。
【図16】この発明によるレート変換フィルタの一般的
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 係数が格納されたシフトレジスタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−79615(JP,A) 特開 昭61−28221(JP,A) 特開 昭53−77438(JP,A) 特開 平4−311159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 17/06 671 H03H 17/06 655 H03H 17/04 613

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の係数が循環的にシフトされるシフ
    トレジスタと、 入力ディジタル信号と上記シフトレジスタからの係数と
    を乗算する複数のIIRセクションと、 上記IIRセクションの出力を順次選択するロータリ・
    セレクタとを有し、 上記IIRセクションは、 上記入力ディジタル信号と上記シフトレジスタからの係
    数とを乗算する乗算器と、遅延用の メモリと、 上記メモリの出力を上記乗算器の出力に加算する加算器
    と、 上記加算器からの出力と上記乗算器からの出力とを、上
    記メモリに選択的に供給するスイッチとを有することを
    特徴とするFIR型フィルタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のFIR型フィルタであっ
    て、 上記シフトレジスタは上記複数のIIRセクションに対
    応する複数のシフトレジスタからなり、 各IIRセクションに対して、対応する係数を循環的に
    供給するFIR型フィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のFIR型フィルタであっ
    て、 上記IIRセクションの少なくとも一つは、 入力ディジタル信号と上記シフトレジスタからの係数と
    を乗算する乗算器と、 上記乗算器の出力を遅延するメモリと、 上記メモリの出力を上記乗算器の出力に加算する加算器
    と、 上記加算器からの出力と乗算器からの出力とを、上記メ
    モリに選択的に供給するスイッチとからなり、 他の上記IIRセクションは、 入力ディジタル信号と上記シフトレジスタからの係数と
    を乗算する乗算器と、 上記乗算器の出力を遅延するメモリと、 上記メモリの出力を上記乗算器の出力に加算する加算器
    とからなるFIR型フィルタ。
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