JP3242591B2 - 縦枠用キャップ - Google Patents

縦枠用キャップ

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JP3242591B2
JP3242591B2 JP05776297A JP5776297A JP3242591B2 JP 3242591 B2 JP3242591 B2 JP 3242591B2 JP 05776297 A JP05776297 A JP 05776297A JP 5776297 A JP5776297 A JP 5776297A JP 3242591 B2 JP3242591 B2 JP 3242591B2
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宏樹 南保
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は横枠が縦枠の側面
に突き合わせられて接合される場合に縦枠の端面を塞ぐ
縦枠用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】縦枠と
横枠から組み立てられるサッシ枠の接合部において、横
枠が縦枠の側面に突き合わせられて接合される場合には
縦枠の端面が開放するため、その端面を塞ぐためのキャ
ップが縦枠の中空部内に挿入される。
【0003】従来のキャップには縦枠の端面を塞ぐ役目
しかないことから、横枠はその端面の縦枠側面への突き
合わせ状態や、横枠と縦枠の両ビスホールの合致状態を
手掛かりにして縦枠に接合されることになるため、位置
決め時や接合時の横枠の安定性がなく、正確に位置決め
されなければ、横枠が捩じれて縦枠に接合される可能性
もある。
【0004】また縦枠のキャップは縦枠内に実開昭56−
100667号のように単に圧入されることにより、または実
公昭62-43104号のように縦枠にビス止めされる、あるい
は突起が縦枠の内部に係合する等により縦枠内に挿入さ
れた状態を維持するが、圧入されるのみでは抜け止めの
確実さに欠け、縦枠へのビス止めや係合等の手段では縦
枠への加工数を増やすことになる。
【0005】この発明は上記背景より、縦枠への接合時
に横枠を安定させ、縦枠への加工を要せずに抜け止めを
確実にするキャップを提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1では縦枠の端面
に突き当たる端板の横枠側の側面にガイド片を突設する
ことにより、ガイド片を縦枠への接合時の横枠の保持と
位置決めのために利用し、横枠の安定性を確保し、縦枠
への接合の精度を高めると共に、サッシ枠を組み立てた
後のキャップの抜け出しを防止する。
【0007】キャップは横枠の縦枠への接合前に縦枠内
に挿入され、横枠を縦枠の側面に突き合わせたときには
ガイド片の、端板の表面側の面に横枠の見込み片の内周
面が接触することで、横枠がガイド片に支持,あるいは
保持され、同時に縦枠に対して位置決めされる。
【0008】横枠が縦枠に対して容易に位置決めされる
ことで、横枠と縦枠の接合作業性が向上する上、接合の
精度が上がるため、捩じれて接合されるようなことがな
くなる。また接合の精度が高まることから、突き合わせ
面からの光漏れの防止が確実になり、シール材の介在に
より突き合わせ面での気密性と水密性の確保もし易くな
る。
【0009】横枠を縦枠に接合した状態では、ガイド片
が横枠の見込み片にキャップの抜け出しの向きに係合す
るため、縦枠へのビス止めや係合等の手段に依ることな
くキャップの抜け出しが防止される。
【0010】ガイド片によって縦枠からの抜け出しが防
止されることで、縦枠の内部への加工が不要になり、ビ
ス止めや係合等の手段を用いる場合より縦枠の製作が簡
略化され、キャップの取付作業が単純化される。
【0011】またガイド片の肉厚を端板の肉厚より小さ
くし、端板の表面との間に段差を付けることにより、横
枠の見込み片の表面と端板の表面を面一にし、接合部の
外観を向上させる。
【0012】この場合、横枠を縦枠の側面に突き合わせ
たときに、ガイド片に接触する横枠の見込み片の端面が
端板の側面に突き当たるため、横枠の位置決めと位置決
めした状態の保持がより確実になる。
【0013】請求項2では端板に一体化し、縦枠の中空
部内に挿入される挿入部の外周に、縦枠の中空部の内周
面に密着するガイド部を形成することによりキャップの
抜け止めを確実にする。
【0014】キャップの挿入部は縦枠内への挿入,ある
いは圧入時に縦枠の内周面に密着し、摩擦力によって挿
入状態を維持するが、挿入部の外周にガイド部が形成さ
れることで、縦枠内への圧入時に縦枠内周面との間の接
触圧力が大きくなり、挿入部のみの場合より挿入状態の
維持が確実になる。
【0015】
【発明の実施の形態】請求項1のキャップ1は図1,図
2に示すように縦枠6の端面に突き当たる端板2と、端
板2に一体化し、縦枠6の中空部61内に挿入される挿入
部3を持ち、端板2の横枠7側の側面に、縦枠6への接
合時に横枠7を保持し、接合後に自身を抜け止めするガ
イド片4を形成したものである。
【0016】キャップ1の挿入部3は縦枠6の中空部61
の内周面に接触しながら挿入され、端板2は縦枠6の端
面に突き当たって端面を塞ぐ。図面ではサッシ枠が図
5,図6に示すような玄関ドア用である場合を示すが、
本発明のキャップ1はサッシ枠全般に適用される。また
サッシ枠が玄関ドア用であることから、キャップ1を縦
枠6の上端に使用しているが、サッシ枠の部位によって
は下端に使用する場合もある。
【0017】ガイド片4は図示するように端板2の横枠
7側の側面に突設され、挿入部3が縦枠6の中空部61内
に挿入された状態では、縦枠6の横枠7側の見込み片62
の表面から横枠7側へ突出する。
【0018】ガイド片4の肉厚は図4に示すように端板
2の肉厚より小さく、ガイド片4と端板2の表面、図面
の場合は端板2の上面との間には段差が付けられ、横枠
7を縦枠6に接合したときに、横枠7の、サッシ枠外周
側の見込み片72の表面と端板2の表面は面一にされる。
この場合、横枠7を縦枠6に突き合わせたときに、横枠
7の見込み片72の端面が端板2の側面に突き当たるた
め、横枠7の位置決めが容易で、正確になる。
【0019】横枠7は図2に示すようにキャップ1が縦
枠6内に挿入された後に、図3に示すように縦枠6の見
込み片62に突き合わせられ、見込み片62を貫通して横枠
7のビスホール71に螺入するねじ8によって縦枠6に接
合される。横枠7の端面と縦枠6の側面との間には、場
合により両者間での気密性と水密性を確保するための薄
肉のシール材が挟み込まれる。
【0020】横枠7を接合する際には、ガイド片4の、
端板2の表面側の面に横枠7の見込み片72の内周面が接
触し、横枠7がガイド片4に支持,あるいは保持された
まま、縦枠6に対して少なくとも高さ方向に位置決めさ
れる。横枠7が図示するような上枠の場合には見込み片
72の下面がガイド片4の上面に接触し、ガイド片4に下
向きに係止することで位置決めされ、下枠の場合には見
込み片72の上面がガイド片4の下面に接触し、上向きに
係止することで位置決めされる。
【0021】ガイド片4が図3,図5に示すように縦枠
6の見込み方向に、横枠7の見付け片73,73間距離に相
当する長さを持つ場合には、横枠7はその見込み方向に
も位置決めされる。
【0022】ガイド片4の肉厚が端板2の肉厚より小さ
いことで、上記の通り、横枠7の接合時に図4に示すよ
うに横枠7の見込み片72の端面がキャップ1の端板2の
側面に突き当たると共に、見込み片72の内周面がガイド
片4の表面に接触し、サッシ枠内周側へ係止する。
【0023】横枠7を縦枠6に接合した後には、ガイド
片4が横枠7の見込み片72にキャップ1の抜け出しの向
きに係合し、見込み片72に拘束されるためキャップ1の
抜け出しが防止される。
【0024】ガイド片4は横枠7の接合時に横枠7の端
部からその内部に入り込むことで横枠7を保持し、横枠
7の接合後にキャップ1自身の抜け出しを防止するた
め、その端板2からの突出長さは問われず、縦枠6の見
込み方向には図示するように連続的に、もしくは断続的
に形成される。
【0025】請求項2のキャップ1は図2,図4に示す
ように挿入部3の外周に、縦枠6の中空部61の内周面に
密着するガイド部5を形成したものである。
【0026】キャップ1は図2に示すように縦枠6の中
空部61内に圧入により挿入されるが、ガイド部5の、先
に縦枠6内に挿入される側には縦枠6内への挿入を容易
にするために、挿入部3の先端側、すなわち先に挿入さ
れる側から端板2側へかけて、次第に縦枠6の中空部61
の内周面に接近する向きの傾斜が付けられる。
【0027】ガイド部5はその厚み分、挿入部3の挿入
と共に、ガイド部5が接触する縦枠6の見込み片62や見
付け片63を中空部61の内部から押し広げる働きをするた
め、挿入部3が縦枠6内に挿入されたときには縦枠6の
内周面との間で圧力を及ぼし合った状態で縦枠6の内周
面に密着する。
【0028】ガイド部5は挿入部3の見込み方向両面の
少なくとも一方、または見付け方向両面の少なくとも一
方、あるいは図4に示すように見込み方向両面の少なく
とも一方と見付け方向両面の少なくとも一方に形成され
る。
【0029】挿入部3は見込み方向に形成されるガイド
部5と、見付け方向に形成されるガイド部5によって中
空部61からそれぞれの方向に圧力を受け、挿入された状
態での安定性を確保する。
【0030】
【発明の効果】請求項1では縦枠の端面に突き当たる端
板の横枠側の側面に、横枠の内周面が接触するガイド片
を突設しているため、縦枠への接合時に横枠を保持し、
縦枠に対して位置決めできる。
【0031】ガイド片によって横枠を縦枠に対して容易
に位置決めできることで、接合の精度が上がり、横枠と
縦枠の接合作業性が向上する。
【0032】また接合の精度が高まるため、横枠の縦枠
との突き合わせ面からの光漏れを防止でき、両者間に薄
肉のシール材を介在させれば、突き合わせ面での気密性
と水密性の確保が容易になる。
【0033】ガイド片は横枠を縦枠に接合した状態で、
横枠の見込み片にキャップの抜け出しの向きに係合する
ため、ビス止めや係合等の手段に依ることなくキャップ
自身の抜け出しを防止できる。この結果、縦枠の内部へ
の加工が不要になり、ビス止めや係合等の手段を用いる
場合より縦枠の製作が簡略化され、キャップの取付作業
が単純化される。
【0034】加えてガイド片の肉厚を端板の肉厚より小
さくし、端板の表面との間に段差を付けているため、横
枠の見込み片の表面と端板の表面を面一にできる他、横
枠の縦枠への接合時に、ガイド片に接触する横枠の見込
み片が端板の側面に突き当たるため、横枠の保持と位置
決めがより確実になる。
【0035】請求項2では縦枠の中空部内に挿入される
挿入部の外周に、縦枠の中空部の内周面に密着するガイ
ド部を形成しているため、縦枠内への圧入時に縦枠内周
面との間の接触圧力が大きくなり、縦枠からの抜け止め
が確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップを縦枠の中空部内に挿入した状態を示
した斜視図である。
【図2】キャップを縦枠の中空部内に挿入するときの様
子を示した斜視図である。
【図3】縦枠に横枠を接合するときの様子を示した斜視
図である。
【図4】キャップと横枠の端面の関係を示した縦断面図
である。
【図5】サッシ枠を示した縦断面図である。
【図6】サッシ枠を示した横断面図である。
【符号の説明】
1……キャップ、2……端板、3……挿入部、4……ガ
イド片、5……ガイド部、6……縦枠、61……中空部、
62……見込み片、63……見付け片、7……横枠、71……
ビスホール、72……見込み片、73……見付け片、8……
ねじ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦枠の端面に突き当たる端板と、端板に
    一体化し、縦枠の中空部内に挿入される挿入部を持ち、
    縦枠の開放した端面を塞ぐキャップであり、端板の横枠
    側の側面にガイド片が突設され、ガイド片の肉厚は端板
    の肉厚より小さく、端板の表面との間に段差が付いてい
    る縦枠用キャップ。
  2. 【請求項2】 挿入部の外周に、縦枠の中空部の内周面
    に密着するガイド部が形成されている請求項1記載の縦
    枠用キャップ。
JP05776297A 1997-03-12 1997-03-12 縦枠用キャップ Expired - Fee Related JP3242591B2 (ja)

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