JP3240380U - 包装用容器 - Google Patents

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昭広 中嶋
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株式会社和気
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Abstract

【課題】包装用容器の外形に影響を与えることなく、組み立て状態を簡単に保持できる包装用容器の提供である。【解決手段】折り畳み又は組み立てが可能な包装用容器であって、側板の一方端に形成した固定片10を他端の内側に固定して筒状とした側部3と、側部3の下端に、内底板部と外底板部とからなる底部11とを有し、底部11を側部3の内側に重ねて折り畳み状態とし、側部3から底部11を立ち上げ、外底板部の内側に内底板部を重ねて組み立て状態とし、固定片10と内底板部とを接触させて組み立て状態を保持する。【選択図】図4

Description

本考案は、折り畳み又は組み立てが可能な包装用容器の保形性向上に関する。
従来から、例えば一方の相対向する側板の下縁に夫々半底片を折曲自在に連設し、この両半底片に、他方の相対する側板の下縁に連設した糊付片を貼着して底部を形成する紙箱において、半底片の一方を前後左右4周側板内に嵌合する大きさに延設して嵌合被片とする紙箱が知られている。このような紙箱においては、底部を組み立て形成した状態において、折り畳まれた状態へ戻ろうとする力が働く。これを防止して組み立て状態を保持するため、他方の半底片側の側板に差込口を開穿し、該差込口に嵌合被片の先端縁に設けた差込片を差込み係止する構造が提案されている(特許文献1参照。)。
実開S56-68615号公報
しかしながら、側板に差込口を開穿すれば、紙箱内に埃が侵入するリスクが発生する。また、差込口に差込片を差し込んだ状態では、紙箱の外側に差込片が突出して見栄えがよくないだけでなく、包装紙で紙箱を包装する際に差込片があたり包装紙が破れてしまうという問題も発生する。さらには、差込片を差込口に差し込んで保持するには、紙箱の外側に差込片が突出するほどの長さが必要であるから、組み立て時に差込片が側板内側にこすられて折れ曲がる等して弱り、差込口に差し込まれにくくなって保形性が失われやすくなってしまう。
本考案は、上記問題を解決すべくなされたものである。本考案の目的は、包装用容器の外形に影響を与えることなく、組み立て状態を簡単に保持できる包装用容器の提供である。さらには、折り畳みと組み立てを繰り返しても容器の保形性を損ないにくい包装用容器の提供である。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1の考案では、折り畳み又は組み立てが可能な包装用容器であって、側板の一方端に形成した固定片を他端の内側に固定して筒状とした側部と、前記側部の下端に、内底板部と外底板部とからなる底部とを有し、前記底部を前記側部の内側に重ねて折り畳み状態とし、前記側部から前記底部を立ち上げ、前記外底板部の内側に前記内底板部を重ねて組み立て状態とし、前記固定片と前記内底板部とを接触させて組み立て状態を保持することを特徴とする包装用容器である。
第2の考案では、第1の考案であって、前記内底板部は、組み立て状態において前記側部の内側に重なるフラップ片を有し、前記フラップ片と前記固定片とを接触させて組み立て状態を保持することを特徴とする、請求項1に記載する包装用容器である。
第3の考案では、第2の考案であって、前記固定片の端縁と前記フラップ片の端縁とを接触させて組み立て状態を保持することを特徴とする、請求項2に記載する包装用容器である。
本考案の効果として、包装用容器の外形に影響を与えることなく、組み立て状態を簡単に保持することができる。さらには、折り畳みと組み立てを繰り返しても保形性を損ないにくい。
本実施形態の包装用容器1の展開体2を示す平面図。 本実施形態の包装用容器1の折り畳み途中を示す平面図。 本実施形態の包装用容器1の折り畳み完成状態を示す平面図。 本実施形態の包装用容器1の組み立て状態を示す斜視簡略図。 本実施形態の包装用容器1の固定片とフラップ片の接触状態を示す部分簡略図。
次に、本考案の実施形態である包装用容器1について説明する。
包装用容器1は、図4に示すように、組み立て完成状態において六角形の筒型有底容器であり、側部3と底部11とからなる。
包装用容器1は、図1に示す展開体2を折り曲げ、図3に示すように平坦に折り畳まれた状態で保管され、使用時に図4に示すように組み立てられる。
図1に従って包装用容器1を構成する部分を説明する。展開体2は、紙面手前側を容器内面側として示し、破線は折曲部を示している。
本実施形態において、展開体1は板紙で形成されるが、これに限定されず段ボール等のシート材でもよい。
展開体2は、折曲部を介して側板4、5、6、7、8、9、および下側の端部を斜めに切り欠いて50度に形成した固定片10を左右方向に連設している。これらは側部3を構成する。
また、側板4の下端には折曲部を介して外底板13を連設し、側板5の下端には折曲部を介して外底板14を連設し、側板7の下端には折曲部を介して外底板15を連設し、側板8の下端には折曲部を介して外底板16を連設し、側板9の下端には折曲部を介して外底板17を連設している。外底板14、15、17には、それぞれ折り畳み用の折曲部を有している。これらは外底板部12を構成する。
また、側板6の下端には折曲部を介して六角形の内底板19を連設している。内底板19の周縁には、折曲部を介してフラップ片20、21、22を連設している。フラップ片21は略長方形に形成している。フラップ片20、22は略台形に形成しており、図示下側の斜辺(フラップ片21側の斜辺)は40度となるように形成している。これらは内底板部18を構成する。また、これらは底部11を構成する。
次に、展開体2を折り畳み完成状態とするまでの工程について説明する。
まず、図2に示すように、側板4の下端の折曲部を折り曲げて外底板13を側板4の内側に重ね、側板5の下端の折曲部を折り曲げて外底板14を側板5の内側に重ね、側板6の下端の折曲部を折り曲げて内底板19を側板6の内側に重ね、側板7の下端の折曲部を折り曲げて外底板15を側板7に重ね、側板8の下端の折曲部を折り曲げて外底板16を側板8の内側に重ね、側板9の下端の折曲部を折り曲げて外底板17を側板9の内側に重ねる。
そして、外底板14の折曲部を折り返して、外底板14同士を重ねる。また、外底板15の折曲部を折り返して、外底板15同士を重ねる。
そして、図3に示すように、側板7と側板8との間の折曲部を折り曲げて側板7と側板8とを重ねる。同時に、外底板15の折り返した部分と外底板16とが重なった部分を接着剤で固定する。また、内底板19と外底板17の折曲部から自由端側の部分とが重なる部分を接着剤で固定する。
そして、側板4と側板5との間の折曲部を折り曲げて側板4と側板5を重ねる。同時に外底板13と外底板14との折り返した部分とが重なった部分を接着剤で固定する。また固定片10と側板4の側端とを接着剤で固定する。これらの接着剤塗布部分は接着部Sとして図示している。
包装用容器1はこの状態で折り畳み状態が完成して保管され、使用時に完全に組み立てられる。
次に、組み立て工程について説明する。組み立てが完成した状態を図4に示す。
折り畳み状態の包装用容器1を組み立てるには、まず、側板4と側板5との間の折曲部付近と側板7と側板8との間の折曲部付近とを近づけるように押圧すれば、側板4と側板5の間の距離、及び側板7と側板8の間の距離が離れ、各側板間の折曲部が折れ曲がって、六角形筒状の側部3が形成される。
同時に、側板4から外底板13が立ち上がり、これと連動して外底板13と固定された外底板14の折り返した部分が展開し、外底板14が側板5から立ち上がる。また、側板8から外底板16が立ち上がり、これと連動して外底板16と固定された外底板15の折り返した部分が展開し、外底板15が側板7から立ち上がる。さらに、側板9から外底板17が立ち上がり、外底板17の端側が折曲部で折れ曲がって外底板17同士が重なりながら、固定された内底板19が連動して側板6から立ち上がる。
そして、フラップ片20、21、22を折曲部で立ち上げ、フラップ片20を側板4の内側に重ね、フラップ片21を側板9の内側に重ね、フラップ片22を側板8の内側に重ねれば、外底板13、14、15、16、17の内側に内底板19が重なる。
図4、図5に示すように、この状態において底部11は折り畳まれた状態へ戻ろうとする力が働いているため内底板19は浮き上がろうとするが、固定片10の斜めに切り欠かれた端縁と上方へ移動しようとするフラップ片20の斜辺の端縁とが接触して内底板部18の移動が規制され、底部11が折り畳まれた状態へ戻ろうとするのを阻止している。このようにして、包装用容器1は組み立てられた状態が保持される。
上記の通り、本実施形態の包装用容器1は、折り畳み又は組み立てが可能であって、側部3を構成する側板9の一方端に形成した固定片10を、側部3を構成する側板4の端の内側に固定して六角形筒状とした側部3と、この下端に、内底板部18と外底板部12とからなる底部11とを有し、底部11を側部3の内側に重ねて折り畳み状態とし、側部3から底部11を立ち上げ、外底板部12の内側に内底板部18を重ねて組み立て状態とし、内底板部18は、組み立て状態において側部3を構成する側板4の内側に重なるフラップ片20を有し、このフラップ片20の端縁と固定片10の端縁とを接触させて組み立て状態を保持する包装用容器である。
このように、固定片10と内底板部18とを接触させて、底部11が折り畳まれた状態へ戻ろうとするのを簡単な工程で規制し、包装用容器1の外形に影響を与えることなく、組み立て状態を簡単に保持することができる。さらには、フラップ片20は側板4に重なる構成であるから、複数回折り畳み又は組み立てを繰り返しても、側板との擦れによって保形性が損なわれることがない。
以上、実施形態について説明したが、本考案はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態のようにフラップ片を設けず、内底板19の端部を固定片10の下端縁に接触させて組み立て状態を保持してもよい。
また、本実施形態では六角形筒型の包装用容器であるが、四角形筒型や五角形筒型の包装用容器であっても本考案を採用して同様の効果を得ることができる。
本考案の技術的範囲は、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる考案が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
1 包装用容器
2 展開体
3 側部
4、5、6、7、8、9 側板
10 固定片
11 底部
12 外底板部
13、14、15、16、17 外底板
18 内底板部
19 内底板
20、21、22 フラップ片
S 接着部

Claims (3)

  1. 折り畳み又は組み立てが可能な包装用容器であって、側板の一方端に形成した固定片を他端の内側に固定して筒状とした側部と、前記側部の下端に、内底板部と外底板部とからなる底部とを有し、前記底部を前記側部の内側に重ねて折り畳み状態とし、前記側部から前記底部を立ち上げ、前記外底板部の内側に前記内底板部を重ねて組み立て状態とし、前記固定片と前記内底板部とを接触させて組み立て状態を保持することを特徴とする包装用容器。
  2. 前記内底板部は、組み立て状態において前記側部の内側に重なるフラップ片を有し、前記フラップ片と前記固定片とを接触させて組み立て状態を保持することを特徴とする、請求項1に記載する包装用容器。
  3. 前記固定片の端縁と前記フラップ片の端縁とを接触させて組み立て状態を保持することを特徴とする、請求項2に記載する包装用容器。
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