JP3240321B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3240321B2
JP3240321B2 JP24240893A JP24240893A JP3240321B2 JP 3240321 B2 JP3240321 B2 JP 3240321B2 JP 24240893 A JP24240893 A JP 24240893A JP 24240893 A JP24240893 A JP 24240893A JP 3240321 B2 JP3240321 B2 JP 3240321B2
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀粒タンクに詰め込ま
れた穀粒を外部に排出する穀粒排出オーガを備えたコン
バインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインは、例えば特
開昭63−313522号公報等に開示され且つ図5に
示すように、走行機体100の上部に、長尺な穀粒排出
オーガ5を片持ち支点位置50を中心に旋回動作イ及び
昇降動作ロが自由に行えるように設けており、穀粒タン
ク51が満杯等になると、穀粒排出オーガ5を実線で示
す収納位置から上昇させて想像線で示すように首を上げ
させ、引き続いて旋回させた後、所定位置で下降させて
首を下げ、コンバインに横付けしたトラック等に穀粒を
排出し、収納時は、この逆の動作が行えるようになって
いる。
【0003】そして、通常、穀粒排出オーガ5を片持ち
支点位置50を中心に首を上げ下げするオーガ昇降用ア
クチュエータ6には油圧シリンダが用いられ、このオー
ガ昇降シリンダ6は、刈取部3を昇降させる刈取昇降シ
リンダ4と共に一のポンプから延びる油圧ラインに共通
に接続し、油圧回路中には、自動刈高さ制御機構等と組
合わせられて通常作業時に用いられる刈取昇降シリンダ
4側をオーガ昇降シリンダ6に優先して油圧ラインに接
続する優先回路を設けており、全体としてシステム構成
上の簡略化が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オーガ昇降
シリンダ6を昇降制御する場合、その上昇位置や下降位
置を検出するセンサを用いて、センサ出力により上昇及
び下降動作を終了させることも可能である。しかし、こ
の場合には、制御回路が複雑になると共に、センサの故
障による誤動作等の問題がある。
【0005】一方、オーガ昇降シリンダ6をタイマで計
時する所定時間にわたり油圧ラインに接続するタイマ管
理による制御を行うこととした場合には、制御回路が簡
単になり、故障も少なくなる利点が得られるが、オーガ
昇降シリンダ6の昇降駆動中に、刈取スイッチ等を操作
して、刈取昇降シリンダ4を油圧ラインに優先的に接続
した場合には、オーガ昇降シリンダ6の昇降駆動が中断
されて、穀粒排出オーガ5がその首を十分に高く持ち上
げる前に上昇動作を止めて旋回動作に移ってしまうた
め、穀粒排出オーガ5が走行機体100の上部部材等に
衝突して損傷する問題等が起こる。
【0006】本発明の目的は、基本的にはタイマ管理に
よる制御を採用して、簡易且つ故障の少ない制御を行い
ながら、穀粒排出オーガが上死点或は下死点に行く前に
昇降を止めてしまうのを回避し、穀粒排出オーガの損傷
事故等を未然に防止できるコンバインを提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、図1に示すように、一のポンプ1から延び
る油圧ライン2に、刈取部を昇降させる刈取昇降シリン
ダ4と、旋回可能な穀粒排出オーガを昇降させるオーガ
昇降シリンダ6とを接続し、刈取昇降シリンダ4をオー
ガ昇降シリンダ6に優先して油圧ライン2に接続する優
先回路7を設けたコンバインにおいて、オーガ昇降指令
の入力で計時を開始するオーガ昇降タイマ8と、このタ
イマ8で計時する所定時間にわたりオーガ昇降シリンダ
6を油圧ライン2に接続するオーガ昇降駆動手段9と、
オーガ昇降シリンダ6の昇降駆動中に、優先回路7の作
動で刈取昇降シリンダ4を油圧ライン2に優先接続した
とき、オーガ昇降タイマ8の計時を中断し、優先接続の
解除により中断以降の計時を再開するタイマ計時中断手
段10とを設けた。
【0008】
【作用】オーガ昇降シリンダ6の昇降駆動中に、刈取昇
降シリンダ4が油圧ライン2に優先接続されたとき、オ
ーガ昇降タイマ8の計時は一時的に中断され、優先接続
の解除により中断以降の計時を再開するから、結局、タ
イマ8で計時する実時間にわたりオーガ昇降シリンダ6
を昇降駆動することができ、タイマ管理による制御の採
用で制御装置の簡略化が図れると共に故障も少なくでき
ながら、穀粒排出オーガを所定の上死点又は下死点位置
にまで昇降させることができる。
【0009】
【実施例】本発明に係るコンバインの機械的構造は、基
本的に図5に示したものと同様であり、その作業機部分
の油圧回路は、図1に示すように、エンジン11で駆動
する一のポンプ1から延びる油圧ライン2に、刈取部3
を昇降させる刈取昇降シリンダ4と、旋回可能な穀粒排
出オーガ5を昇降させるオーガ昇降シリンダ6とを接続
している。刈取昇降シリンダ4は、第一電磁切換弁71
を介して油圧ライン2の上流側に、オーガ昇降シリンダ
6は、第二電磁切換弁72を介してその下流側に接続し
ており、第一電磁切換弁71が図示位置にあるとき、油
圧ライン2を第二電磁切換弁72側に接続するが、第一
電磁切換弁71が図中右又は左の位置に切換えられたと
き、油圧ライン2と第二電磁切換弁72との接続を絶
ち、刈取昇降シリンダ4をオーガ昇降シリンダ6に優先
して油圧ライン2に接続する優先回路7を構成してい
る。
【0010】刈取昇降シリンダ4は、第一電磁切換弁7
1を上昇側ソレノイド71aの励磁で図中右の位置に切
換え、油圧ライン2からチェック弁41を介して背圧を
導くことにより上昇され、第一電磁切換弁71を下降側
ソレノイド71bの励磁で図中左の位置に切換え、油圧
ライン2の圧油でパイロット操作弁42を移動させてパ
イロット操作式チェック弁43を開け、可変絞り44を
通じてタンク12に通じるタンクライン13に背圧を抜
くことにより下降される。
【0011】オーガ昇降シリンダ6は、第一電磁切換弁
71が図示位置にあるとき、第二電磁切換弁72を上昇
側ソレノイド72aの励磁で図中右の位置に切換え、油
圧ライン2からパイロット操作式チェック弁61及び絞
り62を介して背圧を導くことにより上昇され、第二電
磁切換弁72を下降側ソレノイド72bの励磁で図中左
の位置に切換え、油圧ライン2の圧油でパイロット操作
式チェック弁61を開け、タンクライン13に背圧を抜
くことにより下降される。
【0012】尚、14はメインリリーフ弁、15はオー
バーロードリリーフ弁である。
【0013】そして、以上の油圧回路の制御装置とし
て、手動スイッチ等によるオーガ昇降指令器900から
取込むオーガ昇降指令の入力で計時を開始するオーガ昇
降タイマ8と、このタイマ8で計時する所定時間にわた
り、第二電磁切換弁72の上昇側ソレノイド72a又は
下降側ソレノイド72bを励磁してオーガ昇降シリンダ
6を油圧ライン2に接続するオーガ昇降駆動手段9と、
オーガ昇降シリンダ6の昇降駆動中に、優先回路7に具
備する第一電磁切換弁71のソレノイド71a,71b
が励磁され、刈取昇降シリンダ4が油圧ライン2に優先
接続されたとき、オーガ昇降タイマ8の計時を中断し、
その優先接続が解除されたとき、中断以降の計時を再開
するタイマ計時中断手段10とを設ける。
【0014】一連の制御は、図2の手順に従い、オーガ
昇降指令の入力で(ステップa)、オーガ昇降タイマ8
をクリアし(ステップb)、第一電磁切換弁71の励磁
による優先接続の有無を判定し(ステップc)、優先接
続が無い場合はタイマ8をカウントアップするが(ステ
ップd)、優先接続が有る場合はタイマ8のカウントを
ストップしておき(ステップe)、第二電磁切換弁72
のソレノイド72a又72bの励磁(ステップf)を、
タイマ8の通算の計時期間が設定値に達するまで(ステ
ップg)継続した後、その励磁を解除する(ステップ
h)。
【0015】以上の構成により、オーガ昇降シリンダ6
の昇降駆動途中で、刈取昇降シリンダ4が優先的に作動
されても、オーガ昇降シリンダ6は、タイマ8で計時す
る通算の計時期間にわたって昇降駆動されるため、穀粒
排出オーガ5を途中で止めること無く所定の上死点又は
下死点位置にまで昇降させることができる。
【0016】図3は、比較例を示し、オーガ昇降シリン
ダ6と絞り62との間に閉込み圧で作動する圧力スイッ
チ63を接続し、図4に示すように、オーガ昇降指令の
入力以降(ステップi)、圧力スイッチ63の作動を判
定し(ステップj)、穀粒排出オーガ5が上死点に達し
て閉込み圧が上昇し、圧力スイッチ63がオンになるま
で第二電磁切換弁72の励磁を継続する一方(ステップ
k)、圧力スイッチ63のオン動作で励磁を解除せんと
した(ステップm)ものであるが、閉込み圧自体が不安
定であるため、第二電磁切換弁72の励磁を解除する前
に、その励磁時間が極端に短時間であるか否かを判定し
(ステップn)、極短時間の場合は警報を出力する(ス
テップp)等の煩雑な処理を必要とするし、上昇駆動の
場合はともかく、下降駆動の場合は、閉込み圧の利用が
困難であるから、結局、下死点検出センサを用いざるを
得ず、本実施例が有利であることが理解できる。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明によれば、オーガ昇降タイ
マ8で計時する実時間にわたりオーガ昇降シリンダ6を
昇降駆動することができ、タイマ管理による制御の採用
で制御装置の簡略化が図れると共に故障も少なくできな
がら、穀粒排出オーガ5が上死点或は下死点に行く前に
昇降を止めてしまうのを回避でき、穀粒排出オーガ5の
損傷事故等を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コンバインにおける作業機部分の油圧回
路図。
【図2】同油圧回路の制御フローチャート。
【図3】比較例の要部油圧回路図。
【図4】同比較例の制御フローチャート。
【図5】従来のコンバインの側面図。
【符号の説明】
1;ポンプ、2;油圧ライン、3;刈取部、4;刈取昇
降シリンダ、5;穀粒排出オーガ、6;オーガ昇降シリ
ンダ、7;優先回路、8;オーガ昇降タイマ、9;オー
ガ昇降駆動手段、10;タイマ計時中断手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一のポンプ(1)から延びる油圧ライン
    (2)に、刈取部(3)を昇降させる刈取昇降シリンダ
    (4)と、旋回可能な穀粒排出オーガ(5)を昇降させ
    るオーガ昇降シリンダ(6)とを接続し、刈取昇降シリ
    ンダ(4)をオーガ昇降シリンダ(6)に優先して油圧
    ライン(2)に接続する優先回路(7)を設けたコンバ
    インにおいて、オーガ昇降指令の入力で計時を開始する
    オーガ昇降タイマ(8)と、このタイマ(8)で計時す
    る所定時間にわたりオーガ昇降シリンダ(6)を油圧ラ
    イン(2)に接続するオーガ昇降駆動手段(9)と、オ
    ーガ昇降シリンダ(6)の昇降駆動中に、優先回路
    (7)の作動で刈取昇降シリンダ(4)を油圧ライン
    (2)に優先接続したとき、オーガ昇降タイマ(8)の
    計時を中断し、優先接続の解除により中断以降の計時を
    再開するタイマ計時中断手段(10)とを設けたことを
    特徴とするコンバイン。
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