JP3240183U - 上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス - Google Patents

Abstract

【課題】組み合わせて様々な寸法に形成して収納空間及びそれが占めるスペースを調整することができる、上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを提供する。【解決手段】上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスは、複数の収納棚1を備える。収納棚は、直立かつ互いに平行に配列された2つの側板11を有する。2つの側板の互いに対向した一面には、少なくとも2つの層板スロット及び背板スロットが形成される。収納棚は、2つの側板間に位置する少なくとも2つの層板12及び少なくとも1つの背板13を含む。少なくとも1つの転倒防止具2をさらに備える。転倒防止具は、断面がL字状を呈する転倒防止杆21を含む。最も低い箇所にある各層板の底部に固定される複数の脚部3をさらに備える。互いに隣り合う少なくとも2つの収納棚は、位置を左右にずらすか前後にずらしてねじ止め固定される。【選択図】図1

Description

本考案は、家具製品に関するものであり、さらに詳しくは、家具製品である上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスに関するものである。

消費者の多くは、物を整理整頓して環境をきれいに保つために、様々な物を収納することができる収納ボックスを購入して使用している。

しかし、一般に市販されている収納ボックスは寸法・態様が固定されているため、使用者の物入れ空間のニーズを満たすことができず、収納ボックスを置く室内の空間を調整する必要があるため、物入れ空間が不足するか、大き過ぎるスペースを取るため、その実用上、改善が求められていた。

従って、本考案の課題は、組み合わせて様々な寸法に形成して収納空間及びそれが占めるスペースを調整することができる、上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを提供することにある。

上記課題を解決するために、本考案の第1の形態によれば、複数の収納棚を備えた、上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスであって、前記収納棚は、直立かつ互いに平行に配列された2つの側板を有し、2つの前記側板の互いに対向した一面には、少なくとも2つの層板スロット及び背板スロットが形成され、各前記層板スロットは、下から上方向にかけて互いに平行に設けられ、前記背板スロットは、前記層板スロットに対して直角に設けられ、2つの前記側板の前記層板スロットは互いに対応し、2つの前記側板の前記背板スロットも互いに対応し、前記収納棚は、2つの前記側板間に位置する少なくとも2つの層板及び少なくとも1つの背板を含み、前記層板の両側には、外方に延びた挿入部が延設され、各前記層板の2つの前記挿入部は、2つの前記側板の前記層板スロットにそれぞれ挿設され、各前記層板は互いに平行に設けられるとともに、前記挿入部と前記側板とがねじによりねじ止め固定され、各前記背板の両側は、2つの前記側板の前記背板スロットにそれぞれ挿設され、各前記層板間には直立した各前記背板がそれぞれ配設され、任意に互いに隣り合うように配列された2つの前記収納棚は、左右に配列された状態か上下に積層された状態を呈し、左右に配列された2つの前記収納棚の前記側板は、互いに密着されてねじによりねじ止め固定され、上下に積層された2つの前記収納棚の前記層板も互いに密着されてねじによりねじ止め固定されることを特徴とする、上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスが提供される。

前記背板の少なくとも一側には、少なくとも1つの凹溝が凹設され、少なくとも1つの転倒防止具をさらに備え、前記転倒防止具は、断面がL字状を呈する転倒防止杆を含み、前記転倒防止杆は、一部にスライド溝が形成され、他部に固定孔が形成され、前記スライド溝には、位置規制部材が挿通されて前記側板の内側面に固定され、前記転倒防止杆が前記背板の前記凹溝に挿通されることが好ましい。

最も低い箇所にある各前記層板の底部に固定される複数の脚部をさらに備えることが好ましい。

互いに隣り合う少なくとも2つの前記収納棚は、位置を左右にずらすか前後にずらしてねじ止め固定されることが好ましい。

本考案の上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスは、層板上に物品を載置することができ、ねじを利用して収納棚をねじ止め固定することができるため、使用者は、必要な収納空間の多寡及び本考案の収納ボックスを室内に設置する空間の必要に応じ、組み合わせる収納棚の数及び配列形態を自由に調整し、収納ボックスの高さ、幅及び収納空間の多寡を変えることにより使用ニーズを満たすことができる。そのため、本考案の上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスは、寸法及び形態を変えることができなかった従来の収納ボックスの短所を改善することができ、実用的で優れている。

本考案の第1実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを示す斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを示す分解斜視図である。 本考案の第1実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス中の左右に配列した2つの収納棚をねじ止め固定した状態を示す断面図である。 本考案の第1実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス中の上下に積層した2つの収納棚をねじ止め固定した状態を示す断面図である。 本考案の第1実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスの転倒防止具が凹槽から挿出された状態を示す斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを示す斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを示す分解斜視図である。 本考案の第2実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスの別の角度からの斜視図である。 本考案の第3実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスを示す斜視図である。

本考案の技術手段及びそれにより達成可能な効果を、より完全かつ明白に開示するために、開示した添付の図面及び符号と併せて本考案を以下に詳説する。もっとも、本考案は、かかる図面等によって限定されるものではない。

(第1実施形態)
図1～図5を参照する。図1～図5に示すように、本考案の一実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスは、少なくとも複数の収納棚1、複数の転倒防止具2及び複数の脚部3から構成されてなる。

複数の収納棚1は、直立かつ互いに平行に配列された2つの側板11を有する。2つの側板11の互いに対向した一面には、2つの層板スロット111及び背板スロット112が形成される。2つの層板スロット111は、側板11の上下両端に互いに平行にそれぞれ設けられる。背板スロット112は、側板11の一側に設けられるとともに、層板スロット111に対して直角に設けられる。2つの側板11の層板スロット111は互いに対応し、2つの側板11の背板スロット112も互いに対応する。収納棚1は、2つの側板11間に位置する2つの層板12及び背板13を含む。層板12の両側には、外方に延びた挿入部121が延設される。層板12の2つの挿入部121は、2つの側板11の層板スロット111にそれぞれ挿設され、2つの層板12は互いに平行に側板11に対して垂直に設けられるとともに、挿入部121と側板11とはねじ止め固定される。背板13の両側には、凹溝131が凹設される。背板13の両側は、2つの側板11の背板スロット112にそれぞれ挿設され、2つの層板12間に背板13が直立される。各収納棚1は、任意に互いに隣り合う2つの収納棚1により構成されるとともに、左右に配列されて上下に積層される。ここで4つの収納棚1の配列状態は、2×2のレクタングル配列でもよく、左右に配列された2つの収納棚1の側板11を互いに密着させてねじ止め固定し、上下に積層された2つの収納棚1の層板12も互いに密着させてねじ止め固定してもよい。

複数の転倒防止具2は、断面がL字状を呈する転倒防止杆21を含む。転倒防止杆21は、一部にスライド溝22が形成され、他部に固定孔23が形成される。スライド溝22に挿通された位置規制部材24は、側板11の内側面に固定され、転倒防止杆21が背板13の凹溝131に挿通される。

複数の脚部3は、最も低い箇所にある各層板12の底部にねじ止め固定される。

図1～図5を参照する。図1～図5に示すように、使用者は、物品を層板12上に載置して収納することができる。各収納棚1は、ねじ止め固定することができるため、使用者は、室内空間の寸法と、所望の物入れ空間の多寡により、組み合わせる収納棚1の数及びその配列形態を調整することができる。例えば、4つの収納棚を2×2のレクタングル配列する以外に、室内空間が大きめで、必要な物入れ空間が多いときに、収納棚1の配列を3×3にするかそれ以上にしたりして使用者のニーズを満たしてもよい。

また、転倒防止具2の固定孔23に、ねじを挿通させてから壁上にねじ止め固定すると、地震が発生しても、位置規制部材24がスライド溝22の内側に位置拘束されているため、本考案の収納ボックスが転倒することを防ぐことができる他、転倒防止具2を利用して収納棚1を吊下げてキャビネットとして使用することもできる。

図1～図5を参照する。図1～図5に示すように、側板11は、異なる数の層板スロット111を有してもよい。例えば、第1実施形態では層板スロット111が2つ設けられているが、第2実施形態では、図6～図8に示すように、層板スロット111が3つ設けられている。このように各収納棚1に2つ又は3つの層板12を組み合わせ、異なる高さの背板13を組み合わせてもよい。このように、収納棚1に3つの層板12を組み合わせた場合、層板12間に高さが小さめの背板13を取り付けることができ、2つの層板12を組み合わせた場合、高さが大きめの背板13を取り付けることができる。

(第2実施形態)
図1及び図6を参照する。図1及び図6に示すように、層板12には、ねじ止め固定に用いるねじ孔が形成されているため、収納棚1に異なる配列方式を採用して上下に積層してもよく、図示するように上下に積層した2つの収納棚1を完全に位置合わせし、正面から見てタイル貼りのイモ貼り(stack bond)のような状態にしてもよい。図9に示すように、他の実施形態では、各収納棚1を正面から見てタイル貼りの馬貼り(stretcher bond)のような状態にして上層の収納棚1の中心を、下層の2つの収納棚1の交接箇所に位置合わせさせているが、本考案の収納棚1の上下積層方式はこれだけに限定されるものではない。

(第3実施形態)
図9を参照する。図9に示すように、本考案の第3実施形態に係る上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスの収納棚1は、左右方向の位置をずらしてもよいし、上下に積層してもよい。例えば、互いに隣り合う2つの収納棚1の位置を前後でずらして様々な空間に適応させてもよい。例えば、本考案に係る収納棚1を突出した壁又は階段に設置する場合、上下に積層された収納棚1の位置を前後にずらしてねじ止め固定し、上層の収納棚1を突出箇所又は高めのステップ上に当接させ、柱の横に設置する場合には、同様に左右に配列された収納棚1の位置を前後でずらしてねじ止め固定すると、2つの収納棚1をそれぞれの柱及び壁面にそれぞれ当接させることができるため、空間を効率良く利用することができる。

1 収納棚
2 転倒防止具
3 脚部
11 側板
12 層板
13 背板
21 転倒防止杆
22 スライド溝
23 固定孔
24 位置規制部材
111 層板スロット
112 背板スロット
121 挿入部
131 凹溝

Claims (4)

1. 複数の収納棚を備えた、上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックスであって、
   前記収納棚は、直立かつ互いに平行に配列された2つの側板を有し、2つの前記側板の互いに対向した一面には、少なくとも2つの層板スロット及び背板スロットが形成され、各前記層板スロットは、下から上方向にかけて互いに平行に設けられ、前記背板スロットは、前記層板スロットに対して直角に設けられ、2つの前記側板の前記層板スロットは互いに対応し、2つの前記側板の前記背板スロットも互いに対応し、前記収納棚は、2つの前記側板間に位置する少なくとも2つの層板及び少なくとも1つの背板を含み、前記層板の両側には、外方に延びた挿入部が延設され、各前記層板の2つの前記挿入部は、2つの前記側板の前記層板スロットにそれぞれ挿設され、各前記層板は互いに平行に設けられるとともに、前記挿入部と前記側板とがねじによりねじ止め固定され、各前記背板の両側は、2つの前記側板の前記背板スロットにそれぞれ挿設され、各前記層板間には直立した各前記背板がそれぞれ配設され、任意に互いに隣り合うように配列された2つの前記収納棚は、左右に配列された状態か上下に積層された状態を呈し、左右に配列された2つの前記収納棚の前記側板は、互いに密着されてねじによりねじ止め固定され、上下に積層された2つの前記収納棚の前記層板も互いに密着されてねじによりねじ止め固定されることを特徴とする、上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス。
2. 前記背板の少なくとも一側には、少なくとも1つの凹溝が凹設され、
   少なくとも1つの転倒防止具をさらに備え、
   前記転倒防止具は、断面がL字状を呈する転倒防止杆を含み、
   前記転倒防止杆は、一部にスライド溝が形成され、他部に固定孔が形成され、
   前記スライド溝には、位置規制部材が挿通されて前記側板の内側面に固定され、前記転倒防止杆が前記背板の前記凹溝に挿通されることを特徴とする請求項1に記載の上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス。
3. 最も低い箇所にある各前記層板の底部に固定される複数の脚部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス。
4. 互いに隣り合う少なくとも2つの前記収納棚は、位置を左右にずらすか前後にずらしてねじ止め固定されることを特徴とする請求項1に記載の上下積層・左右組み合わせ可能な収納ボックス。
   

Images