JP3239211B2 - 建築用防火防煙シャッターの撓み防止装置 - Google Patents

建築用防火防煙シャッターの撓み防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッターカーテ
ンを閉鎖した際、シャッターカーテンに設けた煙返しと
マグサ部に設けた受具とを係合させて、マグサ部におけ
る防火・防煙を行うシャッターにおいて、シャッター閉
鎖時に生ずるスラットの撓みを防止し、かつ両部材を確
実に係合するようにガイドするシャッターカーテンの撓
み防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0003】従来より、シャッターカーテンを閉鎖する
際、シャッターカーテンの上部に設けた煙返しと、マグ
サ部に設けた受金具とを係合させて、火災時に発生する
火煙を遮断する防火防煙シャッターが存在する。(実公
昭52−51886号、特開平9−317353号) 通常、防火シャッターでは、火災時に電源が遮断されて
も開口部を閉鎖できるように開閉機のブレーキを開放
し、シャッターカーテンを自重で降下させる、いわゆる
自重降下式の巻取りシャッターが採用されている。
【0004】この種の自重降下式巻取りシャッターで
は、自重降下の起点となるリード部を全開時に略垂直状
に垂下させて、シャッターカーテンの自重降下を誘起す
るようにしている。ところが、シャッターカーテンが降
下するにつれて、次第に巻胴の巻径が小さくなり、巻胴
とシャッター呑込み口間のシャッターカーテンが巻胴方
向に傾斜するため、呑込口付近のスラットには矢印方向
のモーメント(1図参照)がかかる。ガイドレールに支
持されるスラットの両端部とは異なり、スラットの中間
部はフリー状態となるため、前記モーメントによって、
巻胴側に弓なり状に撓んでしまうため煙返しと受具との
係合ができずに、中間部に隙間があいた状態となって確
実な防火防煙ができなかった。
【0005】上記問題点を解消するために、特開平9−
317353号のようにマグサと巻胴の間に円筒状の押
圧ローラを設けて、スラット中間部の撓みを防止するよ
うにしたものが開示されている。しかしながら、このも
のは、押圧ローラの外周とスラットの厚みが最も大きい
スラット連結部とのポイント接触となるため、煙返しが
受具に係合するタイミングと押圧ローラを作用させるタ
イミングを合致させるためには、微妙な位置調整が必要
となり、その調節作業には熟練を要していた。また、円
筒形の押圧ローラを両ブラケット板間に横架しているた
め、取付けスペースが大きくなり、必然的に収納スペー
スが大きくなってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、シャッターカーテンの上部に突
設した煙返しとマグサ部に設けた受具とをシャッターカ
ーテンが閉鎖した時に係合させるにあたり、マグサ部近
傍でかつ巻胴側には円弧面を有する撓み防止具を設ける
一方、前記煙返しが取り付けられたスラットの裏面側に
は前記円弧面に当接し得る平面を形成することにより、
シャッターカーテンの撓みを矯正し、かつ煙返しを受金
具に確実に係合するよう案内する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を基に説明する。第1図は本発明の実施の形態
によるシャッターの側面図、第2図は撓み防止構造を示
す要部拡大図、第3図(a)は撓み防止具を示す正面
図、(b)は撓み防止具を示す側面図、第4図(a)は
スラット2aの背面図、(b)はスラット2aの側面図
である。
【0008】図1において、1は複数のスラット2,2
・・・・・をインターロック連結部21,22によって
互いに連結してなるシャッターカーテンであって、該シ
ャッターカーテン1の両端は、開口部左右に立設された
ガイドレール3に上下昇降自在に支持されている。5は
開口部の天井部付近にシャッターカーテンの全幅をもっ
て横架されるマグサであって、該マグサ5はシャッター
カーテン1の表面側に取付けられる外マグサ51と裏面
側に取付けられる内マグサ52とによって構成されてい
る。両マグサ51,52の幅方向両端には、ふさぎ板1
2が取り付けられており、マグサの両端部からの火煙の
侵入を防いでいる。
【0009】外マグサ51の上部には断面略コ字状の受
具4が外マグサに一体的に取付けられた状態で、躯体に
埋め込まれたアンカーに溶着固定される。また、該受具
4にはシャッターカーテン1に面する位置に、上向きの
係止片4aが形成されている。
【0010】6はシャッターカーテンが全閉状態となっ
た時に前記受具4に対向位置するスラット2aの表面に
取付けられる煙返しである。該煙返し6は、長尺状の鋼
板を断面形状略N字型となるように折曲成形され、前記
受具4と互いに係止し得る下向きの係止片6aおよびス
ラット2aに固定される取付面6bが形成され、スラッ
ト2aの全幅に亘って突設されている。
【0011】したがって、シャッターカーテンを全閉状
態にすると、スラット2aに取付けられた煙返し6の係
止片6aが外マグサに一体的に取付けられた受具4の係
止片4aにあいじゃくり状に係合するため、外マグサ5
1付近ではシャッターの全幅において火煙を遮断するこ
とができるようになっている。
【0012】図2において、7は前記内マグサ52の上
部に固定された取付台53上に所定ピッチで固定される
撓み防止具であって、該撓み防止具7は、所定幅の鋼板
をプレス加工によって折曲成形し、前記取付台53の上
面に固定される取付面7a、該取付面7aの一端には円
弧面7bが、そして前記取付面7aの幅方向両端には取
付台に固定される際の位置決めとなる折返し片7cが形
成されている。また、円弧面7bの外周には合成樹脂製
のカバー体8が取り付けられており、スラット2が円弧
面に接触した際の傷付きや騒音を防止する機能を有して
いる。以上のように構成された撓み防止具7は円弧面7
bがガイド溝端部に位置するように固定台53に所定間
隔を存して取付けられている。
【0013】9は前記スラット1aの裏面側に取付けら
れる当て板である。該当て板9は、所定幅に寸断された
鋼板にプレス加工を施して断面略ハット型に成形され、
スラットに固定される取付部91,91と該取付部9
1,91より立ち上がった当接面92とを有している。
当接面92の立上り寸法はスラットの厚さが最も大きく
なる連結部21または22と同高になるように設定さ
れ、スラット2aの幅方向に所定間隔(前記撓み防止具
7と同一ピッチ)で溶着固定されている。以上が本発明
によるシャッターの撓み防止装置の一実施の形態であ
り、次にその作用及び効果について説明する。
【0014】シャッター開放姿勢ではシャッターカーテ
ン1は、天井内に横架された巻胴10の外周に巻付けら
れて、天井内に収納されている。そして、火災が生じた
際、火災感知器(図示しない)等に連動して開閉機のブ
レーキが開放されると、シャッターカーテンはリード部
を起点として、その自重によって降下し始める。シャッ
ターカーテンが降下していくと、巻胴の外径が徐々に小
さくなり、シャッターカーテンが巻胴から解かれる位置
と呑込口との変位量が大きくなるため、呑込口11付近
のシャッターカーテンにはモーメントが生じ、シャッタ
ーカーテンの中間部に撓みが発生する。
【0015】シャッターカーテンの降下過程において
は、スラット2の中間部に生じた撓みはスラット連結部
21または22が撓み防止具7の円弧面7bに当接し
て、撓みを矯正されながら降下し続ける。やがて、全閉
状態になる直前(煙返し6の取付けられたスラット2a
が呑込口を通過する時)スラット2aの裏面に取付けら
れた当て板9の当接平面92が撓み防止具の円弧面7b
に終始当接支持されて撓みが矯正されるため、同スラッ
トの表面に取付けられた煙返し6は、マグサ部に取付け
られた受具4に確実に係止されるようにガイドされこと
となる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、火
災が生じてシャッターカーテンを降下させた時にスラッ
ト中間部に発生する撓みを矯正しながら、シャッターカ
ーテンの上部に取付けられた煙返しを、外マグサに取付
けられた受具に確実に係合させることができるため、防
火シャッターのマグサ部における防火及び防煙機能をよ
りいっそう確実なものとすることができる。
【0017】また、シャッターカーテンが当接する面に
のみ円弧面を形成したので、従来のように円筒形のロー
ラなどのように余分なスペースを設ける必要も無く、可
及的に小さなスペースに取りつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるシャッターの側面図
【図2】撓み防止構造を示す要部拡大図
【図3】(a)は撓み防止具を示す正面図、(b)は撓
み防止具を示す側面図
【図4】(a)はスラット2aの背面図、(b)はスラ
ット2aの側面図
【符号の説明】
1シャッターカーテン 2スラット 2aマグサ部スラット 4受具 5マグサ 6煙返し 7撓み防止具 7b円弧面 9当て板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッターカーテンの上部に突設した煙返
    しとマグサ部に設けた受具とをシャッターカーテンが閉
    鎖した時に係合させるにあたり、マグサ部近傍でかつ巻
    胴側には円弧面を有する撓み防止具を設ける一方、前記
    煙返しが取り付けられたスラットの裏面側には前記円弧
    面に当接し得る平面を形成したことを特徴とする防火防
    煙シャッターの撓み防止装置。
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