JP3238945U - 紐通し具 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類や袋状体の絞り部等に設けられた紐挿通孔に、ゴム紐等の紐状部材を挿通させるために用いる紐通し具を提供する。【解決手段】一端部が連結され、他端部が咬合爪5a、5bを有して拡開し、弾性変形により該他端部を閉じ合わせた状態で該咬合爪を互いに咬合可能な1対の挟持部材2a、2bと、1対の挟持部材を挿通させ、該挟持部材を閉じ合わせた状態で該挟持部材の長手方向へ摺動可能な環状部材3と、を備え、1対の挟持部材は、長手方向中央部よりも他端部側に、環状部材を嵌め込み可能な溝部6a、6bを有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本考案は、紐通し具に関するものである。
従来、衣類や袋状体の絞り部等に設けられた紐挿通孔に、ゴム紐等の紐状部材を挿通させるための紐通し具がある。紐通し具は、一端部が連結され、他端部を閉じ合わせて互いに咬合可能な1対の挟持部材と、挟持部材を挿通させ、挟持部材を閉じ合わせた状態で該挟持部材の長手方向へ摺動可能な環状部材と、を備える挟持タイプが一般的である。
挟持タイプの紐通し具は、挟持部材の他端部寄りの位置まで環状部材を摺動させて、挟持部材の咬合状態を維持することで、咬合爪に紐状部材を挟持することができる。しかしながら、紐挿通孔に紐通し具を通す作業中に、布越しに環状部材に触れたり、周りの布や糸等に引っかかったりすることで、環状部材が挟持部材の一端部方向へ移動し、挟持部材の咬合力が弱くなって紐状部材が咬合爪から外れてしまうことがあった。
このような問題点を解消するために、特許文献1の紐通し具が提案されている。特許文献1の紐通し具は、挟持タイプの紐通し具であり、挟持板部の一方の対向面側に突刺体を突設させてある。この突刺体に、挟持板部が挟持するゴム紐の端部を突き刺すことで、ゴム紐がゴム紐通し作業の途中で外れてしまうことを防ぐものである。
実開平2-29489号公報
文献1の紐通し具は、拘止環が挟持板部の一端部方向へ移動してしまった際、ゴム紐に刺さった突刺体によりゴム紐を外れ難くするが、拘止環が移動してしまうことを防ぐものではないため、拘止環が移動して挟持板部が完全に拡開してしまった場合、突刺体からゴム紐が抜け落ちるおそれがある。また、文献1の紐通し具はゴム紐に針状の突刺体を突き刺して使用するため、ゴム紐が傷み、ほつれの原因となるおそれもある。
この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、環状部材が挟持部材の他端部側から移動しないよう固定して、挟持部材の咬合状態を維持し、紐状部材の離脱を防ぐことである。
上記の目的を達成するために、本考案に係る紐通し具では、挟持部材に環状部材が嵌め込まれる溝部を設けた。
具体的に、第1の考案は、
一端部が連結され、他端部が咬合爪を有して拡開し、弾性変形により該他端部を閉じ合わせた状態で該咬合爪を互いに咬合可能な1対の挟持部材と、
1対の前記挟持部材を挿通させ、該挟持部材を閉じ合わせた状態で該挟持部材の長手方向へ摺動可能な環状部材と、を備え、
1対の前記挟持部材は、長手方向中央部よりも他端部側に、前記環状部材を嵌め込み可能な溝部を有することを特徴とする。
上記の構成によると、環状部材は、挟持部材を閉じ合わせた状態で溝部に嵌め込まれるため、紐挿通孔に紐通し具を通す作業中に一端部方向へ移動することはない。そのため、挟持部材の咬合力が維持され、紐状部材が咬合爪から外れない。
第2の考案は、第1の考案において、
前記溝部は、前記挟持部材を閉じ合わせる方向に凹み、該挟持部材の幅方向に亘って形成されていることを特徴とする。
上記の構成によると、環状部材の大部分が溝部内に収まるため、挟持部材の外周から環状部材が突出する範囲が小さくなり、狭い紐挿通孔であっても引っ掛かりなく容易に挿通可能となる。これにより、環状部材の移動もより確実に防止できる。
第3の考案は、第2の考案において、
前記溝部は、1対の前記挟持部材の互いに対向する対向面とは反対側の離反面において、幅方向の中央部に平坦面を有し、幅方向の両端部に両端部へ向かうにつれて対向面側に近づく湾曲面を有することを特徴とする。
上記の構成によると、環状部材は、内周面が溝部の湾曲面に沿うように嵌め込まれるため、溝部内から環状部材がより離脱し難く、挟持部材の外周から環状部材が突出する範囲がより小さくなるため、紐挿通孔内において引っ掛かりにくい。
第4の考案は、第3の考案において、
前記湾曲面は、前記平坦面との境界が、長手方向の中央部へ向かうにつれて幅方向の中央部へ近づく弧状であることを特徴とする。
上記の構成によると、環状部材は、内周面が溝部の長手方向中央部において、より広い範囲が溝部に沿うため、溝部内から環状部材がより離脱し難く、挟持部材の外周から環状部材が突出する範囲がより小さくなるため、紐挿通孔内において引っ掛かりにくい。
第5の考案は、第1の考案において、
前記咬合爪の先端部が、前記挟持部材の他端部側から一端部側へ向けて延びていることを特徴とする。
挟持タイプの紐通し具は、一端部側から紐挿通孔へ挿通される。把持された紐状部材は慣性により挿通方向と反対方向に力が加わる。上記の構成によると、咬合爪の先端部が、紐挿通孔への挿通方向である挟持板部の一端部方向に向けて延びるため、紐状部材をより確実に挟持することができる。
本考案によれば、環状部材が挟持部材の他端部側から移動しないよう固定して、挟持部材の咬合状態を維持し、紐状部材の離脱を防ぐことを可能とする。
本実施形態に係る紐通し具の使用例を示す概略図である。 本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を開いた状態の正面図である。 本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を閉じた状態の正面図である。 本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を開いた状態の側面図である。 図2の一部拡大図である。 本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を開いた状態の平面図である。 図3のA-A線切断部端面図である。 図3のB-B線切断部端面図である。
以下、実施形態に係る紐通し具について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る紐通し具の使用例を示す概略図である。図1に示すように、紐通し具1は、衣類や袋状体の絞り部等に設けられた紐挿通孔Xに、ゴム紐等の紐状部材Yを挿通させるために用いるものである。
図2は、本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を開いた状態の正面図であり、図3は、本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を閉じた状態の正面図である。図2及び図3のように、紐通し具1は、一端部が連結され、他端部を弾性変形により開閉可能な1対の挟持部材2a,2bと、1対の挟持部材2a,2bを挿通させる円環状の環状部材3と、を備える。紐通し具1は、一端部側から紐挿通孔Xへ挿通される。
環状部材3は、挟持部材2a,2bを閉じ合わせた状態で挟持部材2a,2bの長手方向へ摺動可能である。紐通し具1は、環状部材3が挟持部材2a,2bの長手方向中央部よりもー端部側にあるときは、図2に示すように、挟持部材2a,2bが弾性により拡開した状態となる。紐通し具1は、図3に示すように、環状部材3が挟持部材2a,2bの長手方向中央部よりも他端部側にあるときは、挟持部材2a,2bを閉じ合わせた状態で維持することができる。
挟持部材2a,2bの一端部は、挟持部材2a,2bが開く方向に膨らんだ環状の連結部4によって連結されている。連結部4は環状部材3よりも径の大きな環状に形成されている。そのため、挟持部材2a,2bを挿通させた環状部材3は、挟持部材2a,2bの一端部側から外れ落ちることはない。
挟持部材2a,2bの他端部は、咬合爪5a,5bを有する。図4は、本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を開いた状態の側面図である。図4に示すように、挟持部材2a,2bは、閉じ合わせた状態で互いに咬合可能な咬合爪5a,5bを有する。挟持部材2a,2bは、弾性変形により他端部を閉じ合わせた状態で咬合爪5a,5bを咬合することにより、咬合爪5a,5bの間に紐状部材Yを挟持することができる。
咬合爪5a,5bは、他端部側に向かって挟持部材2a,2bを閉じ合わせる方向に延びており、咬合爪5a,5bを咬合させた状態の外寸は、環状部材3の内径よりも大きい。そのため、挟持部材2a,2bを挿通させた環状部材3は、挟持部材2a,2bの他端部側からも外れ落ちることはない。
図5は、挟持部材2a,2bの他端部の拡大図である。図5に示すように、咬合爪5a,5bの先端部は、挟持部材2a,2bの他端部側から一端部側へ向けて延びている。咬合爪5a,5bは、先端部がこのように形成されることにより、紐状部材Yをより確実に挟持することができる。
挟持部材2a,2bは、長手方向中央部よりも他端部側に、環状部材3を嵌め込み可能な溝部6a,6bを有する。溝部6a,6bは、挟持部材2a,2bを閉じ合わせる方向に凹む。
図6は、本実施形態に係る紐通し具の挟持部材を開いた状態の平面図である。図6に示すように、溝部6a,6bは、挟持部材2a,2bの幅方向に亘って形成されている。
図7は、図3のA-A線切断部端面図であり、溝部6a,6bにおける切断部の端面を示す。図8は、図3のB-B線切断部端面図であり、溝部6a,6bよりも一端部側の挟持部材2a,2bにおける切断部の端面を示す。挟持部材2a,2bは、図8に示すように、長手方向中央部よりも一端部側において、挟持部材2a,2bの互いに対向する対向面が平坦面であり、対向面とは反対側の離反面が、上に凸の湾曲面20である。
また、図6に示すように、挟持部材2a,2bは、湾曲面20が長手方向中央部よりも他端部側へ近づくにつれて、幅方向の中央部から次第に平坦面21となる。挟持部材2a,2bは、溝部6a,6bよりも他端部側において、対向面及び離反面ともに平坦面である。
図7に示すように、溝部6a,6bは、挟持部材2a,2bの互いに対向する対向面とは反対側の離反面において、幅方向の中央部に平坦面22を有し、幅方向の両端部に両端部へ向かうにつれて対向面側に近づく湾曲面23を有する。湾曲面23は、図6に示すように、平坦面22との境界が、湾曲面23における長手方向の中央部へ向かうにつれて幅方向の中央部へ近づく弧状である。
<作用効果>
以上のように構成した紐通し具1は、環状部材3が、挟持部材2a,2bを閉じ合わせた状態で溝部6a,6bに嵌め込まれるため、紐挿通孔Xに紐通し具1を通す作業中に一端部方向へ移動することはない。そのため、挟持部材2a,2bの咬合力が維持され、紐状部材Yが咬合爪5a,5bから外れない。
溝部6a,6bは、挟持部材2a,2bを閉じ合わせる方向に凹み、挟持部材2a,2bの幅方向に亘って形成されているため、環状部材3の大部分が溝部6a,6b内に収まるため、挟持部材2a,2bの外周から環状部材3が突出する範囲が小さくなり、狭い紐挿通孔Xであっても引っ掛かりなく容易に挿通可能となる。これにより、環状部材の移動もより確実に防止できる。
溝部6a,6bは離反面において、幅方向の中央部に平坦面22を有し、幅方向の両端部に両端部へ向かうにつれて対向面側に近づく湾曲面23を有するため、環状部材3は、内周面が溝部6a,6bの湾曲面23に沿うように嵌め込まれ、溝部内6a,6bからより離脱し難く、挟持部材2a,2bの外周から突出する範囲がより小さくなるため、紐挿通孔X内で引っ掛かりにくい。
湾曲面23は、平坦面22との境界が、長手方向の中央部へ向かうにつれて幅方向の中央部へ近づく弧状であることにより、上記の効果がより得られ易くなる。
1 紐通し具
2a,2b 挟持部材
3 環状部材
4 連結部
5a,5b 咬合爪
6a,6b 溝部
20,23 湾曲面
21,22 平坦面
X 紐挿通孔
Y 紐状部材

Claims (5)

  1. 一端部が連結され、他端部が咬合爪を有して拡開し、弾性変形により該他端部を閉じ合わせた状態で該咬合爪を互いに咬合可能な1対の挟持部材と、
    1対の前記挟持部材を挿通させ、該挟持部材を閉じ合わせた状態で該挟持部材の長手方向へ摺動可能な環状部材と、を備え、
    1対の前記挟持部材は、長手方向中央部よりも他端部側に、前記環状部材を嵌め込み可能な溝部を有することを特徴とする紐通し具。
  2. 前記溝部は、前記挟持部材を閉じ合わせる方向に凹み、該挟持部材の幅方向に亘って形成されていることを特徴とする請求項1に記載の紐通し具。
  3. 前記溝部は、1対の前記挟持部材の互いに対向する対向面とは反対側の離反面において、幅方向の中央部に平坦面を有し、幅方向の両端部に両端部へ向かうにつれて対向面側に近づく湾曲面を有することを特徴とする請求項2に記載の紐通し具。
  4. 前記湾曲面は、前記平坦面との境界が、長手方向の中央部へ向かうにつれて幅方向の中央部へ近づく弧状であることを特徴とする請求項3に記載の紐通し具。
  5. 前記咬合爪の先端部が、前記挟持部材の他端部側から一端部側へ向けて延びていることを特徴とする請求項1に記載の紐通し具。
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