JP3238432U

JP3238432U - 自動車内において荷台や寝台として利用可能な車内用装備

Info

Publication number: JP3238432U
Application number: JP2022001727U
Authority: JP
Inventors: 悟朗島田
Original assignee: 島田商事株式会社
Priority date: 2022-05-25
Filing date: 2022-05-25
Publication date: 2022-07-22
Anticipated expiration: 2032-05-25

Abstract

【課題】自動車内において、荷台や寝台として利用可能な車内用装備を提供する。
【解決手段】車内用装備１は、前側に倒伏させたシート４の背もたれ５に設けられているヘッドレストを装着するためのヘッドレスト装着部１４に着脱自在に装着される前側台座７と、シート４の後方に載置される後側台座９と、前側台座７と後側台座９とで支持される台板６とを有し、前側台座７は、前側に倒伏させたシート４の背もたれ５に設けられているヘッドレスト装着部１４に装着された状態で、上面が水平面となっており、下面と自動車３の床面１５との間に荷物を収容するための収容スペース１６が形成可能となっている。
【選択図】図１

Description

本考案は、自動車内において荷台や寝台として利用可能な車内用装備に関するものである。

従来より、自動車内で休息や睡眠をするために、既成の自動車に装着可能な車内用装備が開発されている。

従来の車内用装備としては、シートの背もたれを倒伏させた状態で、自動車の床面に支持体を載置し、支持体とシートの背もたれとで台板を支持する構成のものが知られている（たとえば、特許文献１参照。）。

この車内用装備では、平板状の台板の上部に荷物を置くことで荷台として利用することができ、また、台板の上部で横臥することで寝台として利用することができるようになっている。

特開平８－３１８７８０号公報

ところが、上記従来の車内用装備においては、自動車の床面に支持体を載置する構成となっているために、台板と自動車の床面との間に支持体が設けられており、支持体が邪魔になり台板と自動車の床面との間に荷物を収容することができず、車内用装備の使い勝手が良好なものではなかった。

そこで、請求項１に係る本考案では、自動車内において荷台や寝台として利用可能な車内用装備において、前側に倒伏させたシートの背もたれに設けられているヘッドレストを装着するためのヘッドレスト装着部に着脱自在に装着される前側台座と、前記シートの後方に載置される後側台座と、前側台座と後側台座とで支持される台板とを有し、前側台座は、前記前側に倒伏させたシートの背もたれに設けられているヘッドレスト装着部に装着された状態で、上面が水平面となっており、下面と自動車の床面との間に荷物を収容するための収容スペースが形成可能となっていることにした。

また、請求項２に係る本考案では、前記請求項１に係る本考案において、前記前側台座と後側台座との間に載置される中間台座を有し、台板は、前端部が前側台座で支持される前側台板と、後端部が後側台座で支持される後側台板とからなり、前側台板の後端部と後側台板の前端部とを中間台座で支持した状態で、後側台板の下面と自動車の床面との間に荷物を収容するための収容スペースが形成可能となっていることにした。

また、請求項３に係る本考案では、前記請求項２に係る本考案において、前記中間台座と後側台座に中空部を形成し、中間台座と後側台座で後側台板を支持した状態で、中間台座と後側台座の中空部が荷物を収容するための収容スペースとなっていることにした。

本考案では、台板の上部に荷物を置くことで荷台として利用することができ、また、台板の上部で横臥することで寝台として利用することができ、しかも、その状態で、台板の下方に荷物を収容するための収容スペースを確保することができ、車内用装備の使い勝手を向上させることができる。

本考案に係る車内用装備を示す側面説明図。同平面説明図。同斜視説明図。前側台座の平面図（ａ）、同側面図（ｂ）、同背面図（ｃ）、中間台座の平面図（ｄ）、同側面図（ｅ）、同背面図（ｆ）、後側台座の平面図（ｇ）、同側面図（ｈ）、同背面図（ｉ）。

以下に、本考案に係る自動車内において荷台や寝台として利用可能な車内用装備の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。

図１～図４に示すように、車内用装備１は、水平な地面２に停車されている自動車３の内部において、シート４の背もたれ５を前側に倒伏させた状態で、矩形平板状の台板６を前側台座７と中間台座８と後側台座９とで水平に支持して、台板６の上部に荷物を置くことで荷台として利用することができ、また、台板６の上部で横臥することで寝台として利用することができるようにした装備である。なお、ここでは、助手席後側のシート４の背もたれ５を前側に倒伏させているが、これに限られず他の運転手側や運転手後側や助手席側のシートの背もたれを前側に倒伏させてもよい。

台板６は、前端部が前側台座７の上面で支持されるとともに、後端部が中間台座８の上面前側で支持される前側台板10と、前端部が中間台座８の上面後側で支持されるとともに、後端部が後側台座９の上面で支持される後側台板11とで構成している。なお、ここでは、前側台板10と後側台板11とを同一サイズにしているが、異なるサイズにしてもよい。

前側台座７は、横長矩形箱型形状となっており、背面に装着部としての２本の円柱状の支持体12,13を後方へ向けて突出させた状態で取付けている。この２本の支持体12,13（装着部）は、シート４の背もたれ５の起立させた状態における上端部に設けられているヘッドレストを装着するためのヘッドレスト装着部14（左右一対の上下に伸延する挿通孔）に着脱自在に装着される。

そして、前側台座７は、ヘッドレスト装着部14に装着するとともにシート４の背もたれ５を完全に前側に倒伏させた状態にすると、上面が水平面となるようにしている。

また、前側台座７は、シート４の背もたれ５を完全に前側に倒伏させた状態にすると、下面と自動車３のシート４の前側の床面15（シート４に着座した人の足が置かれる場所）との間に荷物を収容することができる収容スペース16が形成されるようにしている。

中間台座８は、支持板17と左右側板18,19と底板20とで横長中空矩形箱型形状となっており、前後に貫通する中空部21を形成している。

そして、中間台座８は、自動車３のシート４の後側の床面22に底板20を載置した状態で、支持板17の上面が水平面となるようにしている。

後側台座９は、支持板23と左右側板24,25と底板26とで横長中空矩形箱型形状となっており、後方を後板27で被覆し、前側を開口させた中空部28を形成している。なお、ここでは、中間台座８と後側台座９とは、異なる形状としているが、同一形状としてもよい。

そして、後側台座９は、自動車３のシート４の後側の床面22に底板26を載置した状態で、支持板23の上面が水平面となるようにしている。

これらの中間台座８と後側台座９とで台板６（後側台板11）を水平に支持した状態にすると、後側台板11の下面と自動車３のシート４の後側の床面22との間に荷物を収容することができる収容スペース29が形成されるようにしている。

その状態においては、中間台座８の中空部21と後側台座９の中空部28とが収容スペース29に連通し、荷物を収容することができる収容スペースとして利用することができるようになっている。なお、後側台座９の中空部28の後方を後板27で被覆することで後方（車外）への荷物の脱落を防止することができる。

上記車内用装備１は、シート４の背もたれ５に装着されているヘッドレストをヘッドレスト装着部14から取外した後に、そのヘッドレスト装着部14に前側台座７の装着部（支持体12,13）を装着するとともに、シート４の背もたれ５を完全に前側に倒伏させ、シート４の後側の床面22に中間台座８と後側台座９とを載置し、前側台座７と中間台座８と後側台座９との上面に台板６（前側台板10と後側台板11）を載置する。これにより、台板６の上部に荷物を置くことで荷台として利用することができ、また、台板６の上部で横臥することで寝台として利用することができるようになる。なお、中間台座８を用いずに前側台座７と後側台座９とで１枚の台板６を支持するようにしてもよい。

以上に説明したように、上記した自動車３の内部において荷台や寝台として利用可能な車内用装備１は、前側に倒伏させたシート４の背もたれ５に設けられているヘッドレストを装着するためのヘッドレスト装着部14に着脱自在に装着される前側台座７と、シート４の後方に載置される後側台座９と、前側台座７と後側台座９とで支持される台板６とを有し、前側台座７は、前側に倒伏させたシート４の背もたれ５に設けられているヘッドレスト装着部14に装着された状態で、上面が水平面となっており、下面と自動車３の床面15との間に荷物を収容するための収容スペース16を形成可能とした構成となっている。

そのため、上記構成の車内用装備１では、台板６の上部に荷物を置くことで荷台として利用することができ、また、台板の上部で横臥することで寝台として利用することができ、しかも、その状態で、台板６の下方に荷物を収容するための収容スペース16を確保することができ、車内用装備１の使い勝手を向上させることができる。

また、上記車内用装備１は、前側台座７と後側台座９との間に載置される中間台座８を有し、台板６は、前端部が前側台座７で支持される前側台板10と、後端部が後側台座９で支持される後側台板11とからなり、前側台板10の後端部と後側台板11の前端部とを中間台座８で支持した状態で、後側台板11の下面と自動車３の床面22との間に荷物を収容するための収容スペース29を形成可能とした構成となっている。

これによっても、上記構成の車内用装備１では、台板６の下方に荷物を収容するための収容スペース29を確保することができ、車内用装備１の使い勝手を向上させることができる。

また、上記車内用装置１は、中間台座８と後側台座９に中空部21,29を形成し、中間台座８と後側台座９で後側台板11を支持した状態で、中間台座８と後側台座９の中空部21,29が荷物を収容するための収容スペースとなっている。

これによっても、上記構成の車内用装備１では、台板６の下方に荷物を収容するための収容スペースを確保することができ、車内用装備１の使い勝手を向上させることができる。

１車内用装備２地面
３自動車４シート
５背もたれ６台板
７前側台座８中間台座
９後側台座 10 前側台板
11 上面後側 12,13 支持体
14 ヘッドレスト装着部 15 床面
16 収容スペース 17 支持板
18,19 左右側板 20 底板
21 中空部 22 床面
23 支持板 24,25 左右側板
26 底板 27 後板
28 中空部 29 収容スペース

Claims

自動車内において荷台や寝台として利用可能な車内用装備において、
前側に倒伏させたシートの背もたれに設けられているヘッドレストを装着するためのヘッドレスト装着部に着脱自在に装着される前側台座と、前記シートの後方に載置される後側台座と、前側台座と後側台座とで支持される台板とを有し、
前側台座は、前記前側に倒伏させたシートの背もたれに設けられているヘッドレスト装着部に装着された状態で、上面が水平面となっており、下面と自動車の床面との間に荷物を収容するための収容スペースが形成可能となっていることを特徴とする車内用装備。
前記前側台座と後側台座との間に載置される中間台座を有し、
台板は、前端部が前側台座で支持される前側台板と、後端部が後側台座で支持される後側台板とからなり、
前側台板の後端部と後側台板の前端部とを中間台座で支持した状態で、後側台板の下面と自動車の床面との間に荷物を収容するための収容スペースが形成可能となっていることを特徴とする請求項１に記載の車内用装備。
前記中間台座と後側台座に中空部を形成し、中間台座と後側台座で後側台板を支持した状態で、中間台座と後側台座の中空部が荷物を収容するための収容スペースとなっていることを特徴とする請求項２に記載の車内用装備。