JP3238424U - 軽自動車用補助シート - Google Patents

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Abstract

【課題】後部シートに3人の乗員が座った場合に、左右の乗員が、予め軽自動車に設けられている第1シートベルト及び第2シートベルトを装着できる軽自動車用補助シートを提供する。【解決手段】座部12に設けられたバックル25に接続される係合片36と、座部12に設けられたバックル30に接続される係合片37と、ベルト本体22の金具24が接続されるバックル34と、ベルト本体27の金具29が接続されるバックル35と、係合片36、37、バックル34、35が設けられた補強プレート33と、座部12に置かれて乗員が座る本体部32と、補強プレート33に取り付けられ、かつ、本体部32に座る乗員が装着する第1補助シートベルト63及び第2補助シートベルト64と、本体部32に設けられ、かつ、係合片36の先端36A、及び係合片37の先端37Aが配置される収容空間38と、を有する、軽自動車用補助シート10を構成した。【選択図】図4

Description

本開示は、軽自動車の後部シートに3人の乗員が座る場合に用いる軽自動車用補助シートに関する。
自動車の後部シートに座る3人の乗員が座る場合にシートベルトを着用できるようにした技術の一例が、特許文献1-3に記載されている。これらの特許文献1-3に記載されている技術では、予め3組のシートベルトが自動車の室内に設けられ、かつ、3組のバックルが後部シートに設けられている。そして、3人の乗員が後部シートに座り、それぞれシートベルトを引き出し、かつ、シートベルトに取り付けられている金具をバックルに差し込んで固定することにより、3人の乗員が全てシートベルトを装着できる。
特許第3710395号公報 特開2010-247769号公報 特開平9-254741号公報
本願考案者は、軽自動車の後部シートに3人の乗員が座ると、予め軽自動車に設けられている第1シートベルト及び第2シートベルトを接続する第1バックル及び第2バックルが、中央に座る乗員によって覆われるため、予め軽自動車に設けられている第1シートベルト及び第2シートベルトを装着しにくい、という課題を認識した。
本開示の目的は、軽自動車の後部シートに3人の乗員が座った場合に、後部シートの左右に座る乗員が、予め軽自動車に設けられている第1シートベルト及び第2シートベルトを装着できる軽自動車用補助シートを提供することにある。
本開示は、軽自動車の後部シートの座部に設けられた第1バックルに接続及び解除される第1接続部と、前記座部に設けられた第2バックルに接続及び解除される第2接続部と、前記軽自動車に設けられる第1シートベルトの金具が接続及び解除される第1補助バックルと、前記軽自動車に設けられる第2シートベルトの金具が接続及び解除される第2補助バックルと、前記第1接続部、前記第2接続部、前記第1補助バックル及び前記第2補助バックルが設けられた補強部材と、前記第1接続部、前記第2接続部、前記第1補助バックル、前記第2補助バックル及び前記補強部材を覆い、かつ、前記座部に置かれて乗員が座る本体部と、前記補強部材に取り付けられ、かつ、前記本体部に座る乗員が装着する補助シートベルトと、前記本体部に設けられ、かつ、前記第1接続部のうち前記第1バックルに接続される箇所、及び前記第2接続部のうち前記第2バックルに接続される箇所が配置される収容空間と、を有する軽自動車用補助シートを構成した。
本開示によれば、後部シートの座部に軽自動車用補助シートを置くと、第1係合部は、座部の第1バックルに接続され、かつ、第2係合部は、座部の第2バックルに接続され、軽自動車用補助シートが座部に取り付けられる。そして、第1補助バックルは、予め軽自動車に設けられている第1シートベルトに接続でき、第1補助バックルは、予め軽自動車に設けられている第2シートベルトに接続できる。したがって、座部に3人の乗員が座った場合でも、座部の左右に座っている乗員は、軽自動車に予め設けられている第1シートベルト及び第2シートベルトを使用できる。また、補助シートベルトは、3人の乗員のうち中央において本体部に座る乗員に装着される。したがって、座部に座る3人の乗員の全てがシートベルトを装着できる。
本開示の軽自動車用補助シートを有するシート装置の模式的な正面図である。 軽自動車用補助シートの斜視図である。 軽自動車用補助シートを、軽自動車の後部シートに置いて使用する状態の平面図である。 軽自動車用補助シートを軽自動車の後部シートに置く前の状態の模式的な正面図である。 軽自動車用補助シートを軽自動車の後部シートに置いた状態の模式的な正面図である。 軽自動車用補助シートの他の使用例であり、軽自動車用補助シートが座部に置かれる前の状態を示す模式的な正面図である。 軽自動車用補助シートの他の使用例であり、軽自動車用補助シートが座部に置かれた状態を示す模式的な正面図である。
(具体例)
本開示の軽自動車用補助シートの実施形態を、図面に基づいて説明する。軽自動車用補助シートを説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。図1は、シート装置70の構成を示す模式的な正面図である。シート装置70は、軽自動車の後部シート11と、後部シート11に置いて使用される軽自動車用補助シート10と、を有する。軽自動車用補助シート10の説明に先立ち、後部シート11について説明する。
後部シート11は、軽自動車の室内に配置されている。後部シート11は、軽自動車のフロア60に固定された座部12と、座部12の後端に接続された背もたれ13と、を有する。背もたれ13は、座部12に対して傾斜角度を変更できるようになっている。また、後部シート11は、軽自動車の走行方向に向かって右側に位置する第1領域14と、軽自動車の走行方向に向かって左側に配置される第2領域15と、第1領域14と第2領域15との間に位置する中間領域16と、に分けることができる。第1領域14、第2領域15及び中間領域16には、それぞれ乗員が座ることができる。例えば、第1領域14には、子供17が1人座り、第2領域15には、子供18が1人座り、中間領域16には、子供17,18の大人19が1人で座ることができる。大人19は、例えば、子供17,18の保護者である。なお、図1に示す背もたれ13は、第1領域14、第2領域15、中間領域16の全部に亘って一体に構成された例が示されているが、座部12の左右方向A1において、背もたれ13が2分割されていてもよい。
軽自動車の室内には、第1シートベルト装置20及び第2シートベルト装置21が設けられている。図1に示す第1シートベルト装置20及び第2シートベルト装置21は、軽自動車に予め設けられている3点式のシートベルトである。第1シートベルト装置20は、ベルト本体22と、ベルト収容部23と、金具24と、バックル25と、を有する。ベルト本体22は可撓性を有する素材、例えば、ポリエステル製の素材で長尺状に構成されている。ベルト収容部23は、車体の所定箇所、例えば、リヤピラーに設けられており、ベルト収容部23は、ベルト本体22の巻取り及び繰り出しを行う。ベルト収容部23は、調整機構を有し、調整機構は、ベルト本体22の繰り出しを許容する機能と、ベルト本体22に、所定時間内に所定値以上の荷重が加わると、ベルト本体22の繰り出しを阻止する機能と、を有する。
ベルト本体22の長手方向の第1端部は、調整機構に連結されており、ベルト本体22の長手方向の第2端部は、第1領域14の固定部26により座部12に固定されている。金具24は、ベルト本体22に取り付けられており、金具24は、ベルト本体22の長手方向に沿って移動することができる。金具24には係合穴が設けられている。バックル25は、中間領域16で座部12に取り付けられている。バックル25は、差し込み口、操作ボタン及びロック機構を有する。
第2シートベルト装置21は、ベルト本体27と、ベルト収容部28と、金具29と、バックル30と、を有する。ベルト本体27は可撓性を有する素材、例えば、ポリエステル製の素材で長尺状に構成されている。ベルト収容部28は、車体の所定箇所、例えば、リヤピラーに設けられており、ベルト収容部28は、ベルト本体27の巻取り及び繰り出しを行う。ベルト収容部28は、調整機構を有し、調整機構は、ベルト本体27の繰り出しを許容する機能と、ベルト本体27に、所定時間内に所定値以上の荷重が加わると、ベルト本体27の繰り出しを阻止する機能と、を有する。
ベルト本体27の長手方向の第1端部は、調整機構に連結されており、ベルト本体27の長手方向の第2端部は、第2領域15の固定部31で座部12に固定されている。金具29は、ベルト本体27に取り付けられており、金具29は、ベルト本体27の長手方向に沿って移動することができる。金具29には係合穴が設けられている。バックル30は、中間領域16で座部12に取り付けられている。バックル30は、差し込み口、操作ボタン及びロック機構を有する。バックル25及びバックル30は、座部12の左右方向A1に沿って所定の間隔で配置されている。図4に示すバックル25,30は、座部12の左右方向A1における位置が固定され、かつ、バックル25,30が、座部12の上面から真上に向けて所定量が突出されている例である。
軽自動車用補助シート10は、座部12の上面で左右方向A1の中央に置かれる。座部12を平面視すると、軽自動車用補助シート10は、座部12の配置領域内に収まるような形状及び寸法を有する。図2、図3及び図4に示すように、軽自動車用補助シート10は、本体部32と、補強プレート(ボード)33と、補強プレート33に設けられた2つのバックル34,35と、補強プレート33に設けられた2つの箱61,62と、箱61に取り付けられた第1補助シートベルト63と、箱62に取り付けられた第2補助シートベルト64と、補強プレート33に設けられた2つの係合片36,37と、収容空間38と、を有する。
本体部32は、緩衝材(クッション)及び被覆材を有する。緩衝材は、スポンジ、低反発ウレタン材、シリコンマット等である。緩衝材は、補強プレート33の表面側、つまり、図4において補強プレート33の上側に配置され、かつ、補強プレート33の裏面側、つまり、図4において補強プレート33の下側にも配置されている。被覆材は、緩衝材及び補強プレート33を覆う要素であり、被覆材は、皮革製、合成皮革製、合成繊維製等である。本体部32の上面は、大人19の臀部に沿った形状を備えていることが好ましい。補強プレート33より上における本体部32の厚さは、例えば、4cm乃至5cm程度である。
補強プレート33は、軽自動車用補助シート10の形態を保持するための補強要素であり、補強プレート33は、例えば金属製の板で構成されている。補強プレート33は、2つの張り出し部39,40を有する。2つの張り出し部39,40は、左右方向A1に沿って所定の間隔をおいて配置されている。張り出し部39にバックル34が取り付けられ、張り出し部40にバックル35が取り付けられている。このバックル34,35は、基本的な構成がバックル25,30と同じであり、バックル34,35は、差し込み口、操作ボタン及びロック機構をそれぞれ有する。軽自動車用補助シート10は、本体部32の一部を切り欠いて設けた2つの収容室41,42を有する。収容室41,42は、左右方向A1に間隔をおいて配置されている。
箱61,62は金属製であり、かつ、アーチ形状である。箱61,62は、補強プレート33の表面に固定、例えば、溶接して固定されている。箱61は、収容室41に配置されている。バックル34は、箱61内に配置され、バックル34は、補強プレート33に固定されている。第1補助シートベルト63は、長手方向の第1端部が箱61の外面に固定され、第1補助シートベルト63の長手方向の第2端部にバックル65が設けられている。第1補助シートベルト63は、収容室41及び本体部32の外部に亘って配置されている。第1補助シートベルト63の材質は、ベルト本体22の材質と同じであり、バックル65の構成は、バックル34の構成と同様である。
箱62は、収容室42に配置されている。バックル35は、箱62内に配置され、バックル35は、補強プレート33に固定されている。第2補助シートベルト64は、長手方向の第1端部が箱62の外面に固定され、第2補助シートベルト64の長手方向の第2端部に金具66が設けられている。第2補助シートベルト64は、収容室42及び本体部32の外部に亘って配置されている。第2補助シートベルト64の材質は、ベルト本体27の材質と同じであり、金具66の構成は、金具29の構成と同様である。金具29は、バックル65へ装着及び取り外しが可能である。係合片36,37は、左右方向A1においてバックル34とバックル35との間に配置されている。
図3のように、軽自動車用補助シート10を平面視すると、張り出し部39と張り出し部40との間に、本体部32により3方向を囲まれた収容空間38が形成されている。収容空間38は、本体部32の一部を切り欠いて設けられている。収容空間38は、軽自動車用補助シート10が座部12の上面に置かれた場合に、本体部32における最も後部に配置されている。張り出し部39に係合片36が設けられ、張り出し部40に係合片37が設けられている。係合片36は、張り出し部39につながった金属片である。係合片37は、張り出し部40につながった金属片である。
さらに、図2に示すような補助要素67が設けられていてもよい。補助要素67は、収容空間38へ挿入及び取り出しできるような形状及び寸法を有している。補助要素67の材質は、本体部32の材質と同じである。補助要素67は、2つの切り欠き71,69を有する。切り欠き71は、係合片36及びバックル25が進入できる形状及び寸法を有する。切り欠き69は、係合片37及びバックル30が進入できる形状及び寸法を有する。補助要素67は、軽自動車用補助シート10が座部12の上面に置かれた場合に、収容空間38を埋める要素であり、マジックテープ(登録商標)等の要素を用いて、本体部32に対して取り付け及び取り外しができるようになっている。本体部32の高さ方向の厚さと、補助要素67の高さ方向の厚さとは同じである。本体部32及び補助要素67の高さ方向は、座部12の上下方向である。さらに、補助要素67は、本体部32に対して、マジックテープに代えて接続片、紐等により一体的に接続されるような構造及び形状を有していてもよい。なお、補助要素67の上面は、大人19の臀部の形状に沿った形状を備えていることが好ましい。
軽自動車用補助シート10が座部12の上面に置かれると、係合片36,37は、座部12の左右方向A1で所定の間隔をおいて配置される。係合片36,37は、補強プレート33から突出された部位をフック形状に屈曲させたもの、または、フック形状の係合片36,37を、補強プレート33に溶接固定したもの、の何れであってもよい。係合片36の先端36Aは、補強プレート33に向けて突出され、係合片37の先端37Aは、補強プレート33に向けて突出されている。係合片36の先端36Aの形状及び寸法は、金具24の先端形状及び寸法と同じである。係合片37の先端37Aの形状及び寸法は、金具29の先端形状及び寸法と同じである。図4には、左右方向A1において、係合片36,37同士の間隔が、バックル25,30の間隔に対応している例が示されている。
図3のように軽自動車用補助シート10を平面視した場合、または、図4のように軽自動車用補助シート10を正面視した場合の何れにおいても、軽自動車用補助シート10は左右対称の形状及び構造を有する。本体部32の厚さ方向、つまり、図4の上下方向において、本体部32の配置範囲内に、補強プレート33、バックル34,35、係合片36,37が配置されている。図3のように軽自動車用補助シート10を平面視した場合、係合片36と係合片37とが、収容空間38に間隔をおいて配置されている。さらに、図3のように軽自動車用補助シート10を平面視すると、バックル34,35の全部は、本体部32の配置領域内に配置されている。このように、本体部32は、補強プレート33、バックル34,35、係合片36,37を覆っている。また、図4のように、係合片36の先端36A、及び係合片37の先端37Aは、収容空間38に配置されている。さらに、図4のように軽自動車用補助シート10を正面視すると、補強プレート33、バックル34,35、係合片36,37は、何れも本体部32の厚さ方向の配置領域内に配置されている。本体部32の厚さ方向は、図4における上下方向である。
軽自動車用補助シート10を使用する場合、先ず、図4のように、バックル25,30の真上に収容空間38を位置させる。そして、軽自動車用補助シート10を座部12に向けて下降させ、係合片36の先端36Aをバックル25の差し込み口へ挿入し、かつ、係合片37の先端37Aをバックル30の差し込み口へ挿入する。さらに、バックル25のロック機構は、係合片36をロックし、バックル30のロック機構は、係合片37をロックする。次いで、図5のように、本体部32の下面が、座部12上に接触される。なお、軽自動車用補助シート10の後端は、背もたれ13に接触される。このようにして、軽自動車用補助シート10が座部12に取り付けられ、かつ、固定される。
また、軽自動車用補助シート10を使用する場合、補助シートベルト(キッズベルト)43,44,59を事前に用意する。第1領域14で座部12に子供17が座った状態で、ベルト本体22を子供17の体に接触させ、かつ、金具24を収容室41へ挿入してバックル34の差し込み口へ差し込む。すると、バックル34のロック機構が金具24をロックする。ロック機構が金具24をロックすると、金具24はバックル34から抜けなくなる。さらに、補助シートベルト43のクランプ44,45でベルト本体22をそれぞれ挟む。このようにして、ベルト本体22のうち、金具24とベルト収容部23との間の部位を、図1のように屈曲させ、ベルト本体22が子供17の首に接触することを回避する。
また、第2領域15で座部12に子供17が座った状態で、ベルト本体27を子供17の体に接触させ、かつ、金具29を収容室42へ挿入してバックル35の差し込み口へ差し込む。すると、バックル35のロック機構が金具29をロックする。ロック機構が金具29をロックすると、金具29はバックル35から抜けなくなる。さらに、補助シートベルト46のクランプ47,48でベルト本体27をそれぞれ挟む。このようにして、ベルト本体27のうち、金具29とベルト収容部28との間の部位を、図1のように屈曲させ、ベルト本体27が子供18の首に接触することを回避する。
さらに、中間領域16で本体部32に大人19が座った状態において、第1補助シートベルト63及び第2補助シートベルト64を大人19に掛け、図1のように、金具66をバックル65へ差し込んで固定する。本開示の軽自動車用補助シート10を座部12に置き、大人19が軽自動車用補助シート10に座ると、本来、ベルト本体22の金具24が接続されるバックル25、及びベルト本体27の金具29が接続されるバックル30は、大人19の臀部により覆われる。しかし、バックル34をベルト本体22の金具24に接続し、バックル35をベルト本体27の金具29に接続できる。したがって、座部12に座った子供17は、ベルト本体22を装着でき、座部12に座った子供18は、ベルト本体27を装着できる。また、座部12の中央で本体部32に座った大人19は、第1補助シートベルト63及び第2補助シートベルト64を装着できる。
つまり、子供17に装着されるベルト本体22は、ベルト収容部23、固定部26、バックル34の3点で支持される。子供18に装着されるベルト本体27は、ベルト収容部28、固定部31、バックル35の3点で支持される。大人19に装着される第1補助シートベルト63は箱61で支持され、第2補助シートベルト64は箱62で支持される。したがって、走行している軽自動車が減速した場合に、子供17,18及び大人19が、慣性力で前のめりになることを抑制できる。
なお、バックル34の操作ボタンを操作すると、バックル34のロック機構による金具24のロックが解除され、金具24をバックル34から抜くことができる。また、バックル35の操作ボタンを操作すると、バックル35のロック機構による金具29のロックが解除され、金具29をバックル35から抜くことができる。さらに、金具66をバックル65から取り外すことができる。
さらに、大人19が2人で後部シート11に座る場合、軽自動車用補助シート10は座部12上に置かれない。そして、金具24をバックル25の差し込み口に差し込むと、バックル25のロック機構が金具24をロックする。ロック機構が金具24をロックすると、金具24はバックル25から抜けなくなる。バックル25の操作ボタンを操作すると、ロック機構による金具24のロックが解除され、金具24をバックル25から抜くことができる。また、金具29をバックル35の差し込み口に差し込むと、バックル35のロック機構が金具29をロックする。ロック機構が金具29をロックすると、金具29はバックル35から抜けなくなる。バックル35の操作ボタンを操作すると、ロック機構による金具29のロックが解除され、金具29をバックル35から抜くことができる。
以上のように、後部シート11の座部12に軽自動車用補助シート10を置き、大人19が軽自動車用補助シート10に座ると、座部12のバックル25,30は、ベルト本体22,27に接続されず、軽自動車用補助シート10を座部12に取り付けることに利用される。また、バックル34は、1人目の子供17が装着するベルト本体22の金具24に接続される。バックル35は、2人目の子供18が装着するベルト本体27の金具29に接続される。したがって、座部12に、2人の子供17,18及び1人の大人19が座った場合でも、予め設けられているベルト本体22,27を使用できる。さらに、第1補助シートベルト63及び第2補助シートベルト64を、座部12の中央に座った大人19に装着できる。したがって、後部シート11に座った3名の乗員全員が、シートベルトを着用できる。さらに、収容空間68を、図2に示す補助要素67で埋めてから、大人19が軽自動車用補助シート10に座ると、収容空間38があることによる座り心地の低下を防止できる。
(他の使用例)
図6及び図7には、軽自動車用補助シート10の他の使用例が示されている。バックル25,30が略上を向いて配置され、バックル25,30の上端が、座部12の上面に位置している例である。このような場合、アダプタ(アタッチメント)51,52を用いる。アダプタ51は、金具53とバックル54とを一体的に連結したものである。金具53は、金具24と同様の構造を有する。バックル54は、バックル25と同様の構造及び機能を有する。アダプタ52は、金具56及びバックル57と、金具56とバックル57とを一体的に連結し経つものである。金具56は、金具29と同様の構造を有する。バックル57は、バックル30と同様の構造及び機能を有する。
本開示の軽自動車用補助シート10を、図7のように座部12に置く場合、金具53がバックル25に接続され、係合片36がバックル54に接続される。また、金具56がバックル30に接続され、係合片37がバックル57に接続される。バックル54,57は、収容空間38に配置される。
(その他の説明)
本実施形態で説明した事項の技術的意味の一例は、次の通りである。軽自動車用補助シート10は、軽自動車用補助シートの一例であり、座部12は、座部の一例である。バックル25は、第1バックルの一例であり、バックル30は、第2バックルの一例である。係合片36は、第1接続部の一例であり、係合片37は、第2接続部の一例である。ベルト本体22は、第1シートベルトの一例であり、ベルト本体27は、第2シートベルトの一例である。バックル34は、第1補助バックルの一例であり、バックル35は、第2補助バックルの一例である。補強プレート33は、補強部材の一例である。本体部32は、本体部の一例である。
第1補助シートベルト63及び第2補助シートベルト64は、補助シートベルトの一例である。また、補強部材に取り付けられる補助シートベルトは、補助シートベルトが補強部材に直接取り付けられる構造、または、補助シートベルトが補強部材に間接的に取り付けられる構造の何れでもよい。収容空間38は、収容空間の一例である。左右方向A1は、所定方向の一例である。収容室41は、第1バックル収容室の一例であり、収容室42は、第2バックル収容室の一例である。係合片36の先端36Aは、「第1接続部のうち第1バックルに接続される箇所」の一例である。係合片37の先端37Aは、「第2接続部のうち第2バックルに接続される箇所」の一例である。
本実施形態は、図面を用いて開示されたものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、軽自動車のメーカー毎、または、車種毎に、図4及び図5における左右方向A1におけるバックル25とバックル30との間隔が異なる場合がある。このため、本開示の軽自動車用補助シート10は、左右方向A1における係合片36と係合片37との間隔を異ならせたものを、複数種類用意しておくことで、対応可能である。例えば、左右方向A1における係合片36と係合片37との間隔が、狭い、普通、広い、というように、軽自動車用補助シート10として複数のラインナップを用意することができる。また、係合片36,37の形状、構造、向き、及びサイズは、バックル25,30の形状、構造、向き及びサイズに適合するように、任意に設計変更することができる。
また、補強プレート33は、強度を確保できる材質及び形状であればよく、図3のように補強プレート33を平面視した場合に、任意の箇所に穴を設けることにより、補強プレート33の軽量化、及び材料の低減を図ることもできる。さらに、補強部材は、板形状に限らず、フレーム形状であってもよい。さらに、バックル25,30またはバックル54,57が配置される収容空間38は、本体部32を厚さ方向に貫通する穴、または、本体部32の下面に設けられる凹部であってもよい。さらに、軽自動車に予め設けられている第1シートベルト装置及び第2シートベルト装置が、座部に設けられているベルト収容部及びバックルにより支持される2点式のベルト本体を有する構造であってもよい。
本実施形態には、次のシート装置も記載されている。例えば、軽自動車に設けられる第1シートベルト及び第2シートベルトと、前記第1シートベルトの金具が接続される第1バックル、及び前記第2シートベルトの金具が接続される第2バックルを有する座部と、前記座部に置かれる軽自動車用補助シートと、を有するシート装置において、前記軽自動車用補助シートは、前記第1バックルに接続される第1接続部と、前記第2バックルに接続される第2接続部と、前記第1シートベルトの金具が接続される第1補助バックルと、前記第2シートベルトの金具が接続される第2補助バックルと、前記第1接続部、前記第2接続部、前記第1補助バックル及び前記第2補助バックルが設けられた補強部材と、前記第1接続部、前記第2接続部、前記第1補助バックル、前記第2補助バックル及び前記補強部材を覆い、かつ、前記座部に置かれて乗員が座る本体部と、前記補強部材に取り付けられ、かつ、前記本体部に座る乗員が装着する補助シートベルトと、前記本体部に設けられ、かつ、前記第1接続部のうち前記第1バックルに接続される箇所、及び前記第2接続部のうち前記第2バックルに接続される箇所が配置される収容空間と、を有する、シート装置が記載されている。
本実施形態は、軽自動車の後部シートに3人の乗員が座れるようにする軽自動車用補助シートとして利用可能である。
10…軽自動車用補助シート、12…座部、22,27…ベルト本体、25,30,34,35…バックル、32…本体部、33…補強プレート、36,37…係合片、36A,37A…先端、38…収容空間、41,42…収容室、63…第1補助シートベルト、64…第2補助シートベルト、A1…左右方向

Claims (4)

  1. 軽自動車の後部シートの座部に設けられた第1バックルに接続及び解除される第1接続部と、
    前記座部に設けられた第2バックルに接続及び解除される第2接続部と、
    前記軽自動車に設けられる第1シートベルトの金具が接続及び解除される第1補助バックルと、
    前記軽自動車に設けられる第2シートベルトの金具が接続及び解除される第2補助バックルと、
    前記第1接続部、前記第2接続部、前記第1補助バックル及び前記第2補助バックルが設けられた補強部材と、
    前記第1接続部、前記第2接続部、前記第1補助バックル、前記第2補助バックル及び前記補強部材を覆い、かつ、前記座部に置かれて乗員が座る本体部と、
    前記補強部材に取り付けられ、かつ、前記本体部に座る乗員が装着する補助シートベルトと、
    前記本体部に設けられ、かつ、前記第1接続部のうち前記第1バックルに接続される箇所、及び前記第2接続部のうち前記第2バックルに接続される箇所が配置される収容空間と、
    を有する、軽自動車用補助シート。
  2. 請求項1記載の軽自動車用補助シートにおいて、
    前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記本体部の所定方向に間隔をおいて配置され、
    前記第1補助バックル及び前記第2補助バックルは、前記本体部の前記所定方向に間隔をおいて配置され、
    前記本体部の前記所定方向で、前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記第1補助バックルと前記第2補助バックルとの間に配置され、
    前記本体部の前記所定方向は、前記本体部が置かれる前記座部の左右方向と同じ方向である、軽自動車用補助シート。
  3. 請求項2記載の軽自動車用補助シートにおいて、
    前記本体部は、
    前記第1補助バックルを収容する第1バックル収容室と、
    前記第2補助バックルを収容する第2バックル収容室と、
    を有する、軽自動車用補助シート。
  4. 請求項1記載の軽自動車用補助シートにおいて、
    前記収容空間を埋める補助要素を有する、軽自動車用補助シート。
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