JP3235516B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP3235516B2
JP3235516B2 JP15486197A JP15486197A JP3235516B2 JP 3235516 B2 JP3235516 B2 JP 3235516B2 JP 15486197 A JP15486197 A JP 15486197A JP 15486197 A JP15486197 A JP 15486197A JP 3235516 B2 JP3235516 B2 JP 3235516B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal
circuit
integrated circuit
operating voltage
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15486197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH113586A (ja
Inventor
信治 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP15486197A priority Critical patent/JP3235516B2/ja
Publication of JPH113586A publication Critical patent/JPH113586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235516B2 publication Critical patent/JP3235516B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Dram (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
関し、特に外部から供給される電源電圧を回路内部で降
圧して各部へ供給する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体集積回路に用いられる内
部降圧回路は外部から供給される例えば3.3Vの電源
電圧VCCを降圧し、この降圧電圧を図示しない初段回
路や、初段回路に接続されるメモリ回路等に供給するも
のであり、図6に示すように、内部降圧回路Aと内部降
圧回路Bとからなる。まず、内部降圧回路Bについて説
明する。内部降圧回路Bは、差動アンプ式のコンパレー
タ21を有しており、コンパレータ21は、差動対のN
MOSトランジスタQ21,Q22と、定電流源NMO
SトランジスタQ23と、負荷用カレントミラー回路で
あるPMOSトランジスタQ24,Q25とからなる。
ここで、トランジスタQ21のゲートに内部降圧電圧V
INTが、またトランジスタQ22のゲートに基準電圧
Vrefがそれそれ印加されている。
【0003】そしてトランジスタQ22のドレインか
ら、両差動入力のレベル差に応じた電圧が得られる。こ
の電圧出力は、PMOSトランジスタQ26により上記
内部降圧電圧VINTとして出力され、トランジスタQ
21のゲートへフィードバックされる。また、トランジ
スタQ23のゲートにも基準電圧Vrefが印加され定
電流が出力されるようになっている。
【0004】次に、内部降圧回路Aについて説明する。
この内部降圧回路Aも、差動アンプ式のコンパレータ1
1を有しており、コンパレータ11は、差動対のNMO
SトランジスタQ11,Q12と、定電流源NMOSト
ランジスタQ13と、負荷用カレントミラーPMOSト
ランジスタQ14,Q15とからなる。そして、トラン
ジスタQ11のゲートに内部降圧電圧VINTが、また
トランジスタQ12のゲートに基準電圧Vrefがそれ
それ印加される。
【0005】トランジスタQ12ではそのドレインか
ら、同様に、両差動入力のレベル差に応じた電圧を出力
する。この電圧出力はPMOSトランジスタQ16によ
り内部降圧電圧VINTとして出力され、トランジスタ
Q11のゲートへフィードバックされる。また、トラン
ジスタQ13のゲートにも基準電圧Vrefが印加され
定電流が出力されるようになっている。トランジスタQ
13には直列にNMOSトランジスタQ17が接続さ
れ、このトランジスタQ17のゲートを制御信号ACT
によりオン・オフすることによりトランジスタQ13の
定電流がオン・オフされ、内部降圧回路Aの活性制御を
自在としている。
【0006】即ち、集積回路を動作状態にする場合に
は、制御信号ACTを「H」レベルに設定する。する
と、内部降圧回路AのトランジスタQ13に定電流が流
れることにより所定の内部降圧電圧VINTが発生し、
この内部降圧電圧VINTが集積回路を構成する初段回
路やメモリ回路に印加される。この場合、各内部降圧回
路A,Bの消費電流は約2.1mAである。一方、集積
回路を非動作状態にするために制御信号ACTを「L」
レベルに設定すると、内部降圧回路Bのみが動作し、こ
うした待機状態(スタンバイ状態)時には内部降圧回路
Bの消費電流は約100μAである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の半導
体集積回路では、集積回路の非動作状態時には、内部降
圧回路Bから集積回路各部に低電流を供給するようにし
て内部降圧回路の低消費電流化を図っている。しかし、
この種の半導体集積回路は、一般に動作状態の時間より
非動作状態の時間の方がはるかに長時間であるため、内
部降圧回路の非動作状態時における消費電流をより低減
することが要望されている。したがって本発明は、半導
体集積回路の内部降圧回路において、集積回路の非動作
状態時の消費電流を低減することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、外部電源を降圧して内部動作電圧と
して集積回路内の各部に供給する半導体集積回路におい
て、集積回路の動作状態時に外部電源を降圧して内部動
作電圧を出力すると共に、少なくとも集積回路のスタン
バイ状態時には内部動作電圧の出力を停止する内部降圧
回路と、集積回路の動作状態時に外部電源を降圧して内
部動作電圧を各個に出力し、かつ集積回路のスタンバイ
状態時の各モードに応じて内部動作電圧の出力を各個に
停止する複数の内部降圧部とを設け、かつ複数の内部降
圧部を、集積回路のパワーダウンモード時に内部動作電
圧の出力を停止する第1の内部降圧部と、集積回路のセ
ルフリフレッシュモード時に内部動作電圧の出力を停止
する第2の内部降圧部と、常時内部動作電圧を出力する
第3の内部降圧部とにより構成したものである。したが
って、集積回路のスタンバイ状態時には、内部降圧回路
からの内部動作電圧の出力が停止され、かつ各内部降圧
部の内部動作電圧出力も各モードに応じて停止されると
ともに、特に電流消費を極力抑えたいパワーダウンモー
ドやセルフリフレッシュモードのような場合に内部降圧
回路や内部降圧部の消費電流を低減することができる。
また、セルフリフレッシュモード時において、内部降圧
回路は内部動作電圧の出力を停止する期間と、記憶素子
をリフレッシュするための内部動作電圧を出力する期間
とを有するものである。また、内部降圧回路は集積回路
の動作状態時のパワーダウンモードにより内部動作電圧
の出力を停止するものである。また、スタンバイ状態時
のモードとしてノンパワーダウンモードを有し、ノンパ
ワーダウンモード時において、内部降圧回路は内部動作
電圧の出力を停止し、かつ複数の内部降圧部はすべて内
部動作電圧を出力するものである。また、パワーダウン
モード時に、第1の内部降圧部は内部動作電圧の出力を
停止し、第2及び第3の内部降圧部は内部動作電圧を出
力するものである。また、セルフリフレッシュモード時
に、前記第1及び第2の内部降圧部は内部動作電圧の出
力を停止し、第3の内部降圧部のみ内部動作電圧を出力
するものである。また、動作状態及びスタンバイ時の各
モードに応じて初段回路のうち所望の初段回路のみに内
部動作電圧を供給するものである。また、内部降圧回路
は、セルフリフレッシュモードにおける記憶素子のリフ
レッシュ時に内部動作電圧を出力し、この内部動作電圧
の供給能力を一時的に上げるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図2は本発明に係る半導体集積回路の一
例を示す図である。同図において、この集積回路は、外
部から供給される電源電圧VCCを降圧する内部降圧電
源回路1と、外部の例えばCPUからからアクセスされ
るアドレスA0〜A10やデータDO0〜DO15の入
出力を行う初段回路2と、初段回路2からのアクセスに
よりデータの記憶及び読み出しを行うダイナミックRA
Mなどのメモリ回路3とから構成される。
【0010】内部降圧電源回路1は、外部から与えられ
る電源電圧VCC及びグランド電圧VSSを入力する
と、電源電圧VCCの降圧を行って初段回路2及びメモ
リ回路3に供給する。この降圧電圧が与えられると初段
回路2は、外部のCPUから与えられるチップイネーブ
ル信号CS(バー)、書き込み信号WE(バー)、アド
レスA0〜A10、アドレスA0〜A10のうちカラム
及びロウの各アドレスを指定するストローブ信号CAS
(バー),RAS(バー)、クロックCLK、クロック
イネーブル信号WLE、及びデータDO0〜DO15を
メモリ回路3へ出力する。この結果メモリ回路3の該当
アドレスにデータの書き込みが行われる。また、書き込
み信号WE(バー)が「H」レベルの読み出しモード時
には該当アドレスのデータがメモリ回路3から読み出さ
れて初段回路2を介し外部へ出力される。
【0011】図3は初段回路2の一例を示す回路図であ
り、同図(a)に示す初段回路は、外部からのアドレス
やデータが外部信号Vin1としてに与えられると、ト
ランジスタQ52から信号Voutとしてメモリ回路3
へ出力するものである。ここで、集積回路が非動作状態
となりかつ後述するパワーダウンモードになると、本回
路には内部降圧電源回路1からの降圧電圧VINTが出
力されなくなる。即ち、図2に示すクロックイネーブル
信号CKEがイネーブル状態を表す「H」レベルから非
イネーブル状態を表す「L」レベルになると、パワーダ
ウン信号PWDNBが「L」レベルとなる。これによ
り、図3(a)の初段回路への電源(即ち、トランジス
タQ55,Q56への降圧電圧VINT)が供給されな
くなり、かつトランジスタQ55,Q56もオフするこ
とからこの初段回路は動作しなくなり、従ってメモリ回
路3に対するデータの読み書きは行われない。
【0012】一方、図3(b)に示す初段回路は、外部
からのクロックCLKが外部信号Vin2として与えら
れると、トランジスタQ62から信号Voutとしてメ
モリ回路3へ出力するものである。ここで、集積回路が
非動作状態となりかつ後述するセルフリフレッシュモー
ドになると、本回路に対しては内部降圧電源回路1から
の降圧電圧VINTが出力されなくなる。またこのとき
「L」レベルのセルフリフレッシュ信号SRSBにより
トランジスタQ65,Q66もオフする。したがってこ
の場合、図3(b)の初段回路は動作しなくなり、メモ
リ回路3に対し外部からのクロックCLKが供給されな
くなる。このため、メモリ回路3は自身でリフレッシュ
を行ってその記憶内容を保持する。
【0013】このように本半導体集積回路は、動作状態
と、非動作状態(待機モード)を表すスタンバイ状態と
を有している。そして、スタンバイ状態として、初段回
路2に対しその一部(クロックCLK供給部分)を除い
て電源供給を停止する図3(a)のパワーダウンモー
ド、初段回路の全てに電源供給を停止するセルフリフレ
ッシュモードモードがある。この他、スタンバイ状態と
して初段回路2への電源供給を停止しないノンパワーダ
ウンモード(非パワーダウンモード)がある。
【0014】図1は本半導体集積回路の要部を示す回路
図であり、外部から供給される電源電圧を降圧して集積
回路の各部に供給する内部降圧電源回路1の構成を示す
ものである。図1において、内部降圧電源回路1は、内
部降圧回路Aと、内部降圧回路B1(第1の内部降圧
部)と、内部降圧回路B2(第2の内部降圧部)と、内
部降圧回路B3(第3の内部降圧部)とからなる。内部
降圧回路Aは、差動アンプ式のコンパレータ11を有し
ており、コンパレータ11は、差動対のNMOSトラン
ジスタQ11,Q12と、定電流源NMOSトランジス
タQ13と、負荷用カレントミラーPMOSトランジス
タQ14,Q15とからなる。そして、トランジスタQ
11のゲートに内部降圧電圧VINTが、またトランジ
スタQ12のゲートに基準電圧Vrefがそれそれ印加
される。
【0015】トランジスタQ12ではそのドレインか
ら、両差動入力のレベル差に応じた電圧を出力する。こ
の電圧出力は、PMOSトランジスタQ16により内部
降圧電圧VINTとして出力され、トランジスタQ11
のゲートへフィードバックされる。また、トランジスタ
Q13のゲートにも基準電圧Vrefが印加され定電流
が出力されるようになっている。トランジスタQ13に
は直列にそれぞれNMOSトランジスタQ17、Q19
が接続され、このトランジスタQ17、Q19の各ゲー
トを、集積回路の動作状態を示す制御信号ACTとパワ
ーダウン信号PWDNBとによりそれぞれオン・オフす
ることでトランジスタQ13の出力電流がオン・オフさ
れる。
【0016】従って、内部降圧回路Aは、集積回路が動
作状態の場合は、制御信号ACT及びパワーダウン信号
PWDNBがともに「H」レベルの信号として与えられ
ることから、初段回路2へ降圧電圧VINTを供給する
活性化状態となる。また、集積回路がスタンバイ状態で
は外部から「L」レベルの制御信号ACTが与えられる
ことから、初段回路2には降圧電圧VINTを供給しな
い非活性化状態になる。なお、集積回路の動作状態を示
す制御信号ACTは、外部から与えられる図2に示す、
チップイネーブル信号CS(バー)、書き込み信号WE
(バー)、ストローブ信号CAS(バー),RAS(バ
ー)等の各信号がアクティブ状態になったとき、内部降
圧回路Aに与えられるものである。
【0017】次に、内部降圧回路B1は、同様に差動ア
ンプ式のコンパレータ21を有しており、コンパレータ
21は、差動対のNMOSトランジスタQ21,Q22
と、定電流源NMOSトランジスタQ23と、負荷用カ
レントミラーPMOSトランジスタQ24,Q25とか
らなる。そして、トランジスタQ21のゲートに内部降
圧電圧VINTが、またトランジスタQ22のゲートに
基準電圧Vrefがそれそれ印加される。
【0018】トランジスタQ22ではそのドレインか
ら、両差動入力のレベル差に応じた電圧を出力する。こ
の電圧出力は、PMOSトランジスタQ26により内部
降圧電圧VINTとして出力され、トランジスタQ21
のゲートへフィードバックされる。また、トランジスタ
Q23のゲートにも基準電圧Vrefが印加され定電流
が出力されるようになっている。トランジスタQ23に
は直列にNMOSトランジスタQ27が接続され、この
トランジスタQ27のゲートをパワーダウン信号PWD
NBによりオン・オフすることによりトランジスタQ2
3の出力電流がオン・オフされる。従って、内部降圧回
路B1は、集積回路がスタンバイ状態であっても「H」
レベルのパワーダウン信号PWDNBが与えられ、従っ
てノンパワーダウンモードであれば、初段回路2へ降圧
電圧VINTを供給する活性化状態となる。また、パワ
ーダウン信号PWDNBが「L」レベルになると、図3
(a)で説明したように初段回路2へ降圧電圧VINT
を供給しない。
【0019】次に、内部降圧回路B2も、内部降圧回路
B1と同様の構成であるが、トランジスタQ27のゲー
トをセルフリフレッシュ信号SRSBによりオン・オフ
する点が異なる。従って、内部降圧回路B2は、「H」
レベルのセルフリフレッシュ信号SRSBが外部から与
えられていれば初段回路2へ降圧電圧VINTを供給す
る活性化状態となる。ここで、セルフリフレッシュ信号
SRSBが「L」レベルになり、セルフリフレッシュモ
ードになると、図3(b)で説明したように初段回路2
へ降圧電圧VINTを供給しない。なお、セルフリフレ
ッシュ信号SRSBは、外部から与えられるクロックイ
ネーブル信号CKE,チップイネーブル信号CS(バ
ー)、及びストローブ信号CAS(バー),RAS(バ
ー)がともに「L」レベル、かつ書き込み信号WE(バ
ー)が「H」レベルになると、「L」レベルとなる。
【0020】次に、内部降圧回路B3も、同様に差動ア
ンプ式のコンパレータ41を有しており、コンパレータ
41は、差動対のNMOSトランジスタQ41,Q42
と、定電流源NMOSトランジスタQ43と、負荷用カ
レントミラーPMOSトランジスタQ44,Q45とか
らなる。そして、トランジスタQ41のゲートに内部降
圧電圧VINTが、またトランジスタQ42のゲートに
基準電圧Vrefがそれそれ印加される。
【0021】トランジスタQ42ではそのドレインか
ら、両差動入力のレベル差に応じた電圧を出力する。こ
の電圧出力は、PMOSトランジスタQ46により内部
降圧電圧VINTとして出力され、トランジスタQ41
のゲートへフィードバックされる。また、トランジスタ
Q43のゲートに対しても基準電圧Vrefが印加され
て定電流が出力される。なお、内部降圧回路B3は、外
部からのパワーダウン信号PWDNBやセルフリフレッ
シュ信号SRSBにより制御されないため、常時降圧電
圧VINTを出力する活性化状態にある。
【0022】このように、本発明では、集積回路を動作
状態にしたい場合、外部から制御信号ACT,パワーダ
ウン信号PWDNB及びセルフリフレッシュ信号SRS
Bをともに「H」レベルの信号として与え、各内部降圧
回路A,B1〜B3を活性化し降圧電圧VINTを初段
回路2へ供給する。なお、この場合の各内部降圧回路で
消費される消費電流の和は約2.1mAである。また、
集積回路を、スタンバイ状態かつノンパワーダウンモー
ドにしたい場合は、外部から制御信号ACTのみを
「L」レベルとして与え、内部降圧回路Aのみを非活性
状態にし、各内部降圧回路B1〜B3から降圧電圧VI
NTを初段回路2へ供給する。この場合の各内部降圧回
路B1〜B3で消費される消費電流の和は約100μA
である。
【0023】次に、集積回路を、スタンバイ状態かつパ
ワーダウンモードにしたい場合は、外部から制御信号A
CT及びパワーダウン信号PWDNBをともに「L」レ
ベルとして与え、内部降圧回路A,B1を非活性状態に
する。従ってこの場合は、活性状態にある各内部降圧回
路B2,B3から降圧電圧VINTが初段回路2へ供給
される。そしてこの場合の各内部降圧回路B2,B3で
消費される消費電流の和は約20μAである。次に、集
積回路を、スタンバイ状態でパワーダウンモード、かつ
セルフリフレッシュモードにしたい場合は、外部から制
御信号ACT,パワーダウン信号PWDNB及びセルフ
リフレッシュ信号SRSBをともに「L」レベルとして
与え、内部降圧回路A,B1,B2を非活性状態にす
る。従ってこの場合は内部降圧回路B3のみから降圧電
圧VINTが初段回路2側へ供給される。この場合の内
部降圧回路B3で消費される消費電流は約5μAであ
る。
【0024】このセルフリフレッシュモードでは、上述
したように、メモリ回路3は自身の記憶内容を保持する
ため、内部で所定のタイミングにしたがってセルフリフ
レッシュを行う。このセルフリフレッシュは、図5に示
すように約10μS毎に行われ、このリフレッシュ時点
では内部降圧回路Aが活性化し内部降圧電源VINTの
供給能力を上げている。これにより内部降圧回路での消
費電流は5μAより増加するが、リフレッシュ時間は約
50nSであり、リフレッシュ間隔約10μSの1/2
00であるため、増加する消費電流は無視できる値であ
る。
【0025】このように、本発明では、外部電源を降圧
して集積回路各部に供給する内部降圧回路を複数設け、
各用途に応じて各内部降圧回路を活性化するようにした
ものである。従って、集積回路のスタンバイ状態時には
内部降圧回路で必要以上の電流が消費されることを回避
でき、この結果、集積回路の非動作状態時における消費
電流を低減できる。
【0026】図4は本集積回路の状態遷移の一例を示す
図である。本集積回路が動作状態にあれば、各内部降圧
回路A,B1〜B3は活性化されている。ここで制御信
号ACTを「L」レベルにすると、内部降圧回路Aのみ
が非活性化されるノンパワーダウンモードのスタンバイ
状態となる。この状態で、制御信号ACTを「H」レベ
ルにすると全ての内部降圧回路は活性化され、再び動作
状態に移行する。
【0027】また、上記のスタンバイ状態で図2に示す
クロックイネーブル信号CKEを、イネーブル状態の
「H」レベルから非イネーブル状態の「L」レベルにす
ると、上述したようにパワーダウン信号PWDNBが
「L」レベルとなることにより、内部降圧回路B1,B
2のみが活性化状態となるパワーダウンモードのスタン
バイ状態となる。このような低消費電流のパワーダウン
モードの状態で、クロックイネーブル信号CKEを
「H」レベルにすると、ノンパワーダウンモードのスタ
ンバイ状態に移行し、さらに制御信号ACTを「H」レ
ベルにすると全ての内部降圧回路は活性化され、再び動
作状態に移行する。したがって、低消費電流のパワーダ
ウンモードから動作状態に移行するには、一旦ノンパワ
ーダウンモードのスタンバイ状態に移行した後、動作状
態に移行するという2ステップを要する。
【0028】一方、本集積回路が動作状態で、制御信号
ACTの「H」レベルを維持したまま、クロックイネー
ブル信号CKEを、イネーブル状態の「H」レベルから
非イネーブル状態の「L」レベルにすると、内部降圧回
路A,B1が非活性化され、内部降圧回路B1,B2の
みが活性化状態となるパワーダウンモードのスタンバイ
状態となる。そして、この状態でクロックイネーブル信
号CKEを「H」レベルにすると、全ての内部降圧回路
は活性化され、再び動作状態に移行する。したがって低
消費電流のパワーダウンモードと動作状態との間は、ク
ロックイネーブル信号CKEの制御(即ち、パワーダウ
ン信号PWDNBの制御)を行うことにより、1ステッ
プで遷移させることができる。即ち、動作状態から低消
費電流のスタンバイ状態へ直接移行させることができる
と共に、低消費電流のスタンバイ状態から全ての内部降
圧回路が活性化する動作状態へ直ちに移行させることが
できる。この結果、外部から初段回路2を介し集積回路
内部のメモリ回路3を直ちにアクセスできる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
積回路の動作状態時に外部電源を降圧して内部動作電圧
を出力し、集積回路のスタンバイ状態時には内部動作電
圧の出力を停止する内部降圧回路と、集積回路の動作状
態時に外部電源を降圧して内部動作電圧を各個に出力
し、かつ集積回路のスタンバイ状態時の各モードに応じ
て内部動作電圧の出力を各個に停止する複数の内部降圧
部とを設け、集積回路のスタンバイ状態時には、内部降
圧回路の内部動作電圧の出力を停止させ、かつ各内部降
圧部の内部動作電圧出力も各モードに応じて停止させる
ようにしたので、集積回路の非動作状態時の内部降圧回
路や内部降圧部の消費電流を低減できる。また、複数の
内部降圧部を、集積回路のパワーダウンモード時に内部
動作電圧の出力を停止する第1の内部降圧部と、集積回
路のセルフリフレッシュモード時に内部動作電圧の出力
を停止する第2の内部降圧部と、常時内部動作電圧を出
力する第3の内部降圧部とにより構成したので、スタン
バイ状態において、特に電流消費を極力抑えたいパワー
ダウンモードやセルフリフレッシュモードのような場合
に内部降圧回路や内部降圧部の消費電流を低減すること
ができる。また、非パワーダウンモード時には内部降圧
部は内部動作電圧を出力する活性化状態となっているこ
とから、集積回路を動作状態にする場合は内部降圧回路
のみを活性化すればよく、したがって集積回路を直ちに
動作状態に移行させて外部から速やかに集積回路内の各
部をアクセスできる。また、内部降圧回路は集積回路の
動作状態時のパワーダウンモードを示す信号に基づき部
動作電圧の出力を停止するようにしたので、集積回路が
スタンバイ状態になるとそのパワーダウン信号により速
やかに内部降圧回路や内部降圧部を非活性化させてその
消費電流を低減できるとともに、集積回路を動作状態に
する場合は非パワーダウン信号により直ちに内部降圧回
路や内部降圧部を活性化でき、したがって外部から速や
かに集積回路内の各部をアクセスできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体集積回路の要部を示す内
部降圧回路の回路図である。
【図2】 半導体集積回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 半導体集積回路を構成する初段回路の一例を
示す回路図である。
【図4】 半導体集積回路の状態遷移を示す図である。
【図5】 半導体集積回路を構成するメモリ回路のセル
フリフレッシュのタイミングを示す図である。
【図6】 従来の内部降圧回路の回路図である。
【符号の説明】
1…内部降圧電源回路、2…初段回路、3…メモリ回
路、11,21,31,41…コンパレータ、Q11〜
Q19,Q21〜Q28,Q31〜Q38,Q41〜Q
46,Q51〜Q56,Q61〜Q66…トランジス
タ、IN1,IN2…インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/4074 G11C 11/406

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源を降圧して内部動作電圧として
    初段回路を含む内部の各部に供給する半導体集積回路に
    おいて、 半導体集積回路の動作状態時に外部電源を降圧して前記
    内部動作電圧を出力すると共に、少なくとも半導体集積
    回路のスタンバイ状態時には該内部動作電圧の出力を停
    止する内部降圧回路と、 半導体集積回路の動作状態時に外部電源を降圧して前記
    内部動作電圧を各個に出力し、かつ半導体集積回路のス
    タンバイ状態時の各モードに応じて該内部動作電圧の出
    力を各個に停止する複数の内部降圧部とを備えるととも
    に、 前記複数の内部降圧部は、 半導体集積回路の前記スタンバイ状態時のうちパワーダ
    ウンモード時に前記内部動作電圧の出力を停止する第1
    の内部降圧部と、 半導体集積回路の前記スタンバイ状態時のうちセルフリ
    フレッシュモード時に前記内部動作電圧の出力を停止す
    る第2の内部降圧部と、 常時前記内部動作電圧を出力する第3の内部降圧部とを
    備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記内部降圧回路は、前記セルフリフレッシュモード時
    に、 内部動作電圧の出力を停止する期間と、記憶素子を
    リフレッシュするための内部動作電圧を出力する期間と
    を有することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記内部降圧回路は半導体集積回路の動作状態と前記ス
    タンバイ状態時のうちのパワーダウンモードとの間で移
    行する機能を有し、該パワーダウンモードにおいて前記
    内部動作電圧の出力を停止することを特徴とする半導体
    集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記内部降圧回路の内部動作電圧出力端と前記複数の内
    部降圧部の各内部動作電圧出力端とは共通に接続されて
    いることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記スタンバイ状態時の各モードとして、少なくともノ
    ンパワーダウンモードと、パワーダウンモードと、セル
    フリフレッシュモードとを有することを特徴とする半導
    体集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記スタンバイ状態時のモードとしてノンパワーダウン
    モードを有し、該ノンパワーダウンモード時において、
    前記内部降圧回路は内部動作電圧の出力を停止し、かつ
    前記複数の内部降圧部はすべて内部動作電圧を出力する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記パワーダウンモード時に、前記第1の内部降圧部は
    内部動作電圧の出力を停止し、第2及び第3の内部降圧
    部は内部動作電圧を出力することを特徴とする半導体集
    積回路。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 前記セルフリフレッシュモード時に、前記第1及び第2
    の内部降圧部は内部動作電圧の出力を停止し、第3の内
    部降圧部のみ内部動作電圧を出力することを特徴とする
    半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8の何れかの請求
    項において、 動作状態及びスタンバイ時の各モードに応じて前記初段
    回路のうち所望の初段回路のみに前記内部動作電圧を供
    給することを特徴とする半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 前記内部降圧回路は、前記セルフリフレッシュモードに
    おける記憶素子のリフレッシュ時に内部動作電圧を出力
    し、該内部動作電圧の供給能力を一時的に上げることを
    特徴とする半導体集積回路。
JP15486197A 1997-06-12 1997-06-12 半導体集積回路 Expired - Fee Related JP3235516B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15486197A JP3235516B2 (ja) 1997-06-12 1997-06-12 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15486197A JP3235516B2 (ja) 1997-06-12 1997-06-12 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH113586A JPH113586A (ja) 1999-01-06
JP3235516B2 true JP3235516B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=15593527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15486197A Expired - Fee Related JP3235516B2 (ja) 1997-06-12 1997-06-12 半導体集積回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235516B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4017248B2 (ja) 1998-04-10 2007-12-05 株式会社日立製作所 半導体装置
JP4704389B2 (ja) * 1999-11-09 2011-06-15 富士通セミコンダクター株式会社 半導体記憶装置、その制御方法
JP4983378B2 (ja) * 1999-11-09 2012-07-25 富士通セミコンダクター株式会社 半導体記憶装置、その動作方法、その制御方法、メモリシステムおよびメモリの制御方法
JP4064618B2 (ja) * 1999-11-09 2008-03-19 富士通株式会社 半導体記憶装置、その動作方法、その制御方法、メモリシステムおよびメモリの制御方法
JP2002042467A (ja) 2000-07-21 2002-02-08 Mitsubishi Electric Corp 電圧降圧回路およびそれを備える半導体集積回路装置
US6510096B2 (en) * 2001-04-27 2003-01-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Power down voltage control method and apparatus
JP4132795B2 (ja) * 2001-11-28 2008-08-13 富士通株式会社 半導体集積回路
CN101027619A (zh) * 2004-05-14 2007-08-29 泽默斯技术有限公司 内部电压发生器方案和电源管理方法
KR100660537B1 (ko) 2004-12-27 2006-12-22 삼성전자주식회사 락 아웃 장치 및 이를 구비한 반도체 집적회로 장치
KR100812936B1 (ko) 2005-05-03 2008-03-11 주식회사 하이닉스반도체 스탠바이 모드에서 누설전류가 감소된 내부전원전압발생회로

Also Published As

Publication number Publication date
JPH113586A (ja) 1999-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5933383A (en) DRAM having a power supply voltage lowering circuit
US6292424B1 (en) DRAM having a power supply voltage lowering circuit
KR0166402B1 (ko) 반도체 집적회로
US6021082A (en) Semiconductor memory device including an internal power supply circuit having standby and activation mode
JP4036536B2 (ja) セルフ−リフレッシュモードを備えたdram装置
US9176553B2 (en) Semiconductor device employing DVFS function
US5804893A (en) Semiconductor device with appropriate power consumption
US20020008502A1 (en) Voltage downconverter circuit capable of reducing current consumption while keeping response rate
KR20030037266A (ko) 내부 전압 레벨 제어 회로 및 반도체 기억 장치 및 그들의제어 방법
US5455803A (en) Semiconductor device which operates at a frequency controlled by an external clock signal
JP4043142B2 (ja) メモリデバイス
JPH09204775A (ja) 半導体集積回路装置
KR100226085B1 (ko) 반도체기억장치
US6768693B2 (en) Integrated dynamic memory with control circuit for controlling a refresh mode of memory cells, and method for driving the memory
JP3376960B2 (ja) 半導体記憶装置およびそれを用いたシステム
US7692978B2 (en) Semiconductor device that uses a plurality of source voltages
JP3235516B2 (ja) 半導体集積回路
US5373473A (en) Amplifier circuit and semiconductor memory device employing the same
KR100378690B1 (ko) 대기전류를감소시킨반도체메모리용고전원발생장치
JP3410914B2 (ja) 半導体集積回路
JP3285664B2 (ja) ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
US5966045A (en) Semiconductor device having a first stage input unit to which a potential is supplied from external and internal power supplies
US5771198A (en) Source voltage generating circuit in semiconductor memory
JPH05159572A (ja) 半導体装置
KR100265607B1 (ko) 저전력 메모리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees