JP3235453B2 - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JP3235453B2
JP3235453B2 JP06596896A JP6596896A JP3235453B2 JP 3235453 B2 JP3235453 B2 JP 3235453B2 JP 06596896 A JP06596896 A JP 06596896A JP 6596896 A JP6596896 A JP 6596896A JP 3235453 B2 JP3235453 B2 JP 3235453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を少ない符号
化量で伝送蓄積する画像符号化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カメラの左右に振ったりまたズームを行
なうことによる生じる画面全体の動きを補償することが
できれば、画像の符号化効率が改善されることが期待で
きる。従来のこのような画面全体の動き補償を用いた高
能率画像符号化方式として上倉一人、渡辺裕:"動画像
符号化におけるグローバル動き補償法",電子情報信学論
B-1, Vol. J76-B-I, No. 12, pp. 944-952, 1993.があ
る。
【0003】この方式では、カメラのパン・ズーム操作
によって生じる画像の全画面の動きを推定し補償する。
以後、画面全体の動き補償をグローバル動き補償と呼
ぶ。図5に、この従来の動き補償方式を実行する画像符
号化装置のブロック図を示す。図5において、501は
残差符号化部、502は残差復号化部、503はフレー
ムメモリ、504は動き予測部1、505は3パラメー
タ予測部、506はグローバル動き補償部、507は局
所動き補償部1、508は動き予測部2、509は動き
補償部2、510は比較器、511は差分器、512は
加算器、513は動き情報多重化部である。
【0004】理解を容易にするために、501、50
2、512、503、504、507、511の構成
は、MPEG1(「ア ビデオ コンプレッション ス
タンダードフォー マルチメディア アプリケーション
ズ」 Le Gall, D.: "MPEG:A Video Compression Standa
rd for Multimedia Applications", Trans. ACM, 199
1,Aprilに記載)に基づく画像符号化装置と同一のもの
とする。
【0005】本発明の実施の形態として後に説明する画
像符号化装置と復号化装置もMPEG1に基づく装置で
ある。したがって、残差符号化部501はMPEG1準
拠のデジタルコサイン変換(DCT)と量子化器および
ハフマン符号化器で構成される。また残差復号化部はM
PEG1準拠の逆量子化部とデジタルコサイン逆変換器
から構成される。この従来例では、後述の実施の形態と
同様、ブロックマッチングにより動きベクトルを求め
る。これを図6に示す。図6は従来例と後述の実施の形
態に共通するブロックマッチングを説明する図である。
【0006】図6において、領域Rは16画素×16画
素のブロック領域である。動き予測部1(504)では入力
画像に対して、1フレーム前を参照画像として、動き予
測部2(508)は、後述のグローバル動き補償された画像
を参照画像としてブロックマッチングを行なう。ブロッ
クマッチングは式1に示す誤差絶対値和の計算を行な
い、式2に示すように最少誤差絶対値となる偏位(p,q)
をそのブロックの実測された動きベクトルとする。式1
において、gt(x,y)はフレームt、画面位置
(x,y)における輝度値を表している。そして、式3
に示すように最も値の小さくなる偏位を探索して原推定
(p,q)を得る。この(p,q)は1/2画素精度で求ま
っている。
【0007】
【数1】
【0008】
【数2】
【0009】MPEG1では1フレーム前の復号化結果
とと現在の入力フレームとの間で動きベクトルを求め、
16×16のブロック(以後マクロブロックとよぶ)の
平行移動による動き補償が行なわれる。これは局所動き
補償部1(507)で実行される。これに加えて従来例で
は、カメラの左右上下の動きとズームによるグルーバル
動き補償が実現されている。
【0010】今、画面全体のズーム係数をZ,平行移動量
を水平にH0,垂直にV0,ズーム中心を(x0,y0)とすると、
入力画像における画面全体の任意位置(x,y)のグローバ
ル動き量は式3,式4で表せる。
【0011】
【数3】
【0012】
【数4】
【0013】さらに、j行,i列のマクロブロック中心位
置を(xij, yij)とすると、式5,式6の定義からマクロ
ブロック中心の動きベクトル(uij, vij)は式7として表
現できる。
【0014】
【数5】
【0015】
【数6】
【0016】
【数7】
【0017】従来例では、動き予測部1(504)の出力か
ら2個以上のマクロブロックの動きベクトルを取りだ
し、式8を3パラメータ予測部(505)が実行する。
【0018】式8は、各マクロブロックで観測された動
きベクトルと予測される動きベクトルの2乗誤差和が最
小となる計算式である。
【0019】式8のPは式9に示すように取り出したマ
クロブロックの位置から求まる実対称行列で、予め計算
しておくことができる。
【0020】
【数8】
【0021】
【数9】
【0022】この計算されたグローバルパラメータ(Z,
H,V)を用いてグローバル動き補償部(506)が式3に示
す変形を行なう。この変形は、入力画像の各画素位置
(x,y)について、式3に従って動きベクトルを計算し、
フレームメモリ(503)から得られた動きベクトルにより
示される画素位置の画素値を求めることによって実行さ
れる。グローバル動き補償の動きベクトルは1/4画素
精度で求められ、近傍整数位置の4画素値の線形補間と
して求められる。さらにこの変形された画像上でマクロ
ブロック単位の動き予測を動き予測部2(508)が行な
う。比較器(510)は、マクロブロック単位で、MPEG
1と同様のマクロブロック動き補償画像と前フレームの
グローバル動き補償後のマクロブロック動き補償画像の
うち誤差の少ない予測方法を選択する。
【0023】図5中、動きベクトル情報は、マクロブロ
ック単位での選択結果SW、動きベクトルmv1またはmv2、
そして、グローバルパラメータgが動き情報多重化部(5
13)で多重化されて送出される。この従来例では、ブロ
ックマッチング法によって算出されるブロック毎の動き
ベクトルを利用し、反復計算を行なうことなく簡単な積
和演算のみで全画面のパラメータを算出している。また
グローバル動き補償の動画像符号化への適用に際して、
ブロック単位の適応的なON/OFF制御法を提案して
いる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
「課題1」前記した従来例では、カメラの水平垂直の首
振りおよびズームによって生じる動きを補償することが
できる。しかし、前記したグローバル動き補償の構成で
は、残差符号化を行なわないと予測画像の空間解像度が
フレーム毎に低下するという課題が存在する。
【0025】グローバル動き補償で得られる画素単位の
動きベクトルは一般に整数値ではない。このために、近
傍画素値から内挿補間により画素値を算出する。これに
よって、残差符号化により画素値を更新しないかぎり、
予測画像の空間解像度がフレームが更新される度に低下
する。残差符号化を行なえば高い解像度を維持できる
が、そのための符号量が増える。グローバル動き補償に
より高能率に動画像を符号化するためには、解像度低下
の少ない動き補償方式が必要である。
【0026】「課題2」予測画像符号化では、符号化
側、復号化側で予測画像が一致しなければならない。前
記した従来例では、グローバル動き補償の動きベクトル
は各画素位置について1/4画素精度で一致しなければ
ならないことになる。このために、式3のズームに関す
る項Zの符号化精度は、各画素位置について1/4画素
精度一致する程度必要になる。ところが、この精度は位
置に関する乗数であることから画像の大きさに依存す
る。これは符号化装置の将来の拡張を考えると好ましく
ない。またグローバル動き補償のためのアドレス計算も
画像が大きくなると高い演算精度が要求される。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はn×nドットの画素ブロックを符号化対
象フレームとし、時間的に前後する復号化されたフレー
ムを短期参照フレームとして記憶する短期フレームメモ
リと、前記符号化対象フレームと前記短期参照フレーム
の間の、局所的な対応を局所動きベクトルとして検出す
る局所動きベクトル検出手段と、前記局所的動きベクト
ルを用いて前記短期フレームメモリから画像を読み出し
て予測画像を生成する短期動き補償手段と、符号化対象
フレームに対して前記短期参照フレームよりも更新され
る間隔が長い復号化されたフレームを長期参照フレーム
として記憶する長期フレームメモリと、前記符号化対象
フレームと1フレーム前の画像との間の絶対値誤差をu
(x y),v(x y)(x、yは画面上の任意の点;u,v
は画素位置(x、y)における動きベクトル)を変数と
する2次関数として表現し、u,vとアフィン変換パラ
メータaとの関係式を作成し、前記2次関数を前記アフ
ィン変換パラメータaの偏微分が零ベクトルであるとし
て、前記絶対値誤差が最小となる値を得ることにより、
全画面の動きをアフィン変換パラメータaとして推定す
るアフィンパラメータフレーム間推定部と、前記アフィ
ンパラメータフレーム間推定部からの出力から前後する
フレーム間のアフィンパラメータを合成するアフィンパ
ラメータ更新手段と、前記アフィンパラメータ更新手段
のアフィンパラメータを用いて前記長期フレームメモリ
から画像を読み出して予測画像を生成する全画面動き補
償手段とを備え画像符号化装置である。
【0028】
【0029】
【0030】
【発明の実施の形態】発明は、前記課題1を解決する
もので、画像のフレーム系列を入力とし、符号化対象フ
レームに対して時間的に前後する復号化されたフレーム
を短期参照フレームとして記憶する短期フレームメモリ
と、前記符号化対象フレームと前記短期参照フレームの
間の、局所的な対応を局所動きベクトルとして検出する
局所動きベクトル検出手段と、前記局所的動きベクトル
を用いて前記短期フレームメモリから画像を読み出して
予測画像を生成する短期動き補償手段と、符号化対象フ
レームに対して前記短期参照フレームよりも更新される
間隔が長い復号化されたフレームを長期参照フレームと
して記憶する長期フレームメモリと、前記符号化対象フ
レームと前記長期参照フレームの間の、全画面の対応を
画面上の任意の位置の動きベクトルをその位置を変数と
する多項式関数のパラメータとして検出する全画面動き
検出手段と、前記多項式関数のパラメータを用いて前記
長期フレームメモリから画像を読み出して予測画像を生
成する全画面動き補償手段とを備え、前記短期動き補償
手段と全画面動き補償手段とを適応的に選択して予測符
号化を行なう画像符号化装置である。
【0031】
【0032】
【0033】発明の画像符号化装置では、短期フレー
ムメモリは符号化対象フレームに対して時間的に前後す
る復号化されたフレームを短期参照フレームとして記憶
する。局所動きベクトルは検出手段とは、短期参照フレ
ームと符号化対象フレームの局所的な対応を局所動きベ
クトルとして検出する。そして、短期動き補償手段が、
局所的動きベクトルを用いて前記短期フレームメモリか
ら画像を読み出して予測画像を生成する。
【0034】一方、長期フレームメモリは符号化対象フ
レームに対して短期フレームメモリよりも更新される間
隔が長い復号化されたフレームを長期参照フレームとし
て記憶する。全画面動き検出手段は、長期参照フレーム
と符号化対象フレームの全画面の対応を画面上の任意の
位置の動きベクトルをその位置を変数とする多項式関数
のパラメータとして検出する。
【0035】全画面動き補償手段は多項式関数のパラメ
ータを用いて前記長期フレームメモリから画像を読み出
して予測画像を生成する。画像符号化装置は、この短期
メモリからの局所的な動き補償画像と、長期メモリから
の動き補償画像を適応的に選択して予測符号化を行な
う。全画面動き補償は、更新間隔の長いフレームデータ
を用いて行なわれることになる。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】(第1の実施の形態) 以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。本
明の画像符号化装置の一実施の形態を図1を用いて、
本発明の画像復号化装置の一実施の形態を図2を用いて
説明する。
【0050】図1は画像符号化装置の構成図で、図中10
1は残差符号化部、102は残差復号化部、103はフレーム
メモリ、104は動き予測部1、105はアフィンパラメータ
フレーム間推定部、106はアフィンパラメータ更新部、1
07はテンプレートメモリ、108はアフィン動き補償部、1
09は局所動き補償部1、110は動き予測部2、111は動き
補償部2、112は比較器、113は加算器、114は差分器、1
15は開閉器、116は動き情報多重化部である。
【0051】図2は画像復号化装置の構成図で、図中20
1は残差復号化部、202はフレームメモリ、203は局所動
き補償部1、204はアフィン動き補償部、205は局所動き
補償部2、206は動き情報分離部、207は選択器、208はテ
ンプレートメモリ、209は開閉器、210は加算器である。
【0052】本実施の形態は、その基本構成として従来
例と同くMPEG1に基づく符号化装置と復号化装置を
とる。
【0053】図1に示す画像符号化装置の構成中、残差
符号化部(101)、残差復号化部(102)加算器(11
3)、フレームメモリ(103)、動き予測部1(103)、局
所動き補償部1(109)、差分器(114)と図2に示す画像
復号化装置の構成中、残差復号化部(201)、加算器(2
10)、フレームメモリ(202)、局所動き補償部1(20
3)は従来例で引用したMPEG1に基づく符号化装置
および復号化装置と同一の構成をとる。したがって、残
差符号化部(103)はMPEG1準拠のデジタルコサイン
変換(DCT)と量子化器およびハフマン符号化器で構
成される。また残差復号化部(102、201)はMPEG1
準拠の逆量子化部とデジタルコサイン逆変換器から構成
される。
【0054】符号化装置の入力画像と復号化装置の出力
画像は縦横240×352画素で構成される。また動きベクト
ル検出のための相関演算を行なうブロックは縦16画
素、横16画素で構成されている。
【0055】以上のように構成された第1の実施の形態
についてMPEG1および従来例との相違点を示すこと
により説明する。
【0056】局所動き予測部1(104)は図6に示すよう
に入力画像のブロック情報Rを読みだすと同時に偏位
(u,v)を1画素毎に変化させながら、フレームメモ
リ(103)から前フレームのブロック情報R’を読みだ
し、式1に示す相関演算を行なう。これは従来例におけ
る局所動き予測部1(504)と同じ動作である。結果とし
て、式2に示すように、最も値の小さくなる偏位を探索
して原推定(p,q)を得る。この(p,q)は1/2画素
精度で求まっている。
【0057】以上の演算は、各ブロックについて行わ
れ、結果は局所動き補償部(109)へ送られMPEG1と
同様のマクロブロック動き補償が行なわれる。
【0058】本実施の形態では、従来例とは異なり式1
0の6パラメータで表現されるアフィン変換によりグロ
ーバル動き補償を行なう。なお式10において、a0〜a5
はアフィンパラメータ、x,y入力画像の画素位置、(u∧
(x,y,),v∧(x,y))は画素位置における動きベクトルであ
る。以下にこのアフィンパラメータを求める過程を説明
する。
【0059】
【数10】
【0060】式1に示す相関演算により、各ブロックに
ついて最小偏位を求める過程で、式11に示す最小偏位
近傍の絶対値誤差の並びSが計算されている。()t
行列の転置を表している。各ブロックの(p,q)とSは
アフィンパラメータフレーム間推定部(105)へ送られ
る。
【0061】
【数11】
【0062】アフィンパラメータフレーム間推定部(10
5)では式12から式17の演算を行ない相関パラメー
タを計算する。
【0063】
【数12】
【0064】
【数13】
【0065】
【数14】
【0066】
【数15】
【0067】
【数16】
【0068】
【数17】
【0069】以上の相関パラメータの演算は、各ブロッ
クについて行なわれる。相関パラメータは次の意味を持
っている。式12〜式17の係数が求まっていることに
より、入力画像からみた1フレーム前の画像への各ブロ
ックの絶対値誤差を式18に示す動きベクトル(u,
v)を変数とする2次関数として表現できる。
【0070】式18に示すEi,jはブロックの絶対値誤差
の位置(p,q)でのテーラー展開として表現されてい
る。この関数により、相関を評価する。
【0071】
【数18】
【0072】ここで、アフィン動き補償部(108)では
式19,式20で表現されるアフィン変換により全画面の変
形を行なう。(u(x,y),v(x,y))は位置(x,y)における動き
ベクトルで、式20はアフィン変換パラメータの並びから
なるベクトルを表している。
【0073】
【数19】
【0074】
【数20】
【0075】式19,式20に示すようにアフィンパラ
メータにより各ブロックの動きベクトルは記述されるか
ら、変分原理により各絶対値誤差関数の総和を最小とす
る必要条件として式21に示すようにアフィン変換パラ
メータaの偏微分が零ベクトルとならなくてはならない
オイラー式が導き出せる。これは式22の行列で表現で
きる。
【0076】アフィンパラメータフレーム間推定部(10
5)はさらに式18から式23(6×6行列)と式24(6×1行
列)の行列を求め、最後に式25によりアフィン変換パラ
メータを求める。
【0077】なお、式23,式24において、(xj,yi)はブ
ロックi,jの中心位置である。
【0078】
【数21】
【0079】
【数22】
【0080】
【数23】
【0081】
【数24】
【0082】
【数25】
【0083】一方、開閉器(115)はN(N≧1)フレー
ム単位に閉じてフレームメモリ(103)の内容をテンプ
レートメモリ(107)へコピーする。
【0084】この実施の形態では、N=10とする。すな
わちフレームメモリ(103)が1フレーム毎に更新され
るのに対して、テンプレートメモリ(107)は10フレー
ム毎に更新される。前述のアフィンパラメータフレーム
間推定部(105)の動作は入力画像からみた1フレーム前
の復号画像の対応位置をアフィンパラメータとして求め
るものであった。アフィン動き補償部(108)は入力画像
からみてテンプレートメモリ(107)に記憶されている1
フレーム前からから9フレーム前の範囲の復号画像を変
形するものであるから、アフィンパラメータフレーム間
推定部(105)の出力をそのまま用いることはできない。
そこでアフィン変換が式10に示すように入力画像の画
素位置について線形式であることを利用して前後するフ
レーム間のアフィンパラメータを合成することにより求
める。これはアフィンパラメータ更新部(106)で実現
される。
【0085】アフィンパラメータ更新部(106)は、1フ
レーム前の入力画像からみたテンプレートメモリ(107)
内の画像へのアフィン変換パラメータをa〜0〜a〜5とし
て記憶している。このパラメータは開閉器(115)と連動
して、新しくテンプレートメモリ(107)へ画像が記憶さ
れる毎に全て0にリセットされる。a〜0〜a〜5とアフィ
ンパラメータフレーム間推定部(105)より得られたa0〜
a5を用いて、式26〜式31により入力画像からみたテ
ンプレートメモリ(107)に記憶されている復号画像への
アフィン変換パラメータa'0〜a'5を求める。得られたa'
0〜a'5をa〜0〜a〜5にフレーム毎に代入して繰返し更新
を行なう。
【0086】
【数26】
【0087】
【数27】
【0088】
【数28】
【0089】
【数29】
【0090】
【数30】
【0091】
【数31】
【0092】アフィン動き補償部(108)ではa'0〜a'5
を用いて式10に示す動きベクトルを入力画像の全ての画
素位置について計算し、テンプレートメモリ(107)中の
画像上で得られた動きベクトル移動した画素位置の画素
値を求めることにより実行される。グローバル動き補償
の動きベクトルは1/4画素精度で求められ、近傍整数位
置の4画素値の線形補間として求められる。さらにこの
変形された画像上でマクロブロック単位の動き予測を動
き予測部2(110)が行なう。局所動き補償部(111)、
比較器(112)、差分器(114)、残差符号化部(10
1)、残差復号化部(102)、加算器(113)の動作は従
来例と同じである。
【0093】動きベクトル情報は、マクロブロック単位
での選択結果SW、動きベクトルmv1あるいはmv2、そして
アフィンパラメータaが動き情報多重化部(116)で多重
化されて送出される。
【0094】次に図2を用いて図1の符号化装置に対応
する復号化装置の動作を説明する。動き情報分離部(20
6)は、動き情報多重化部(116)の出力を入力として、
マクロブロック単位での選択結果SW、動きベクトルmv1
あるいはmv2、そしてアフィンパラメータaが分離復号さ
れる。
【0095】SWにより、所動き補償部1(203)の動作も
しくはアフィン動き補償部(204)と局所動き補償部(20
5)の組合せ動作が選択される。選択器(207)はSWを基
にいずれかの出力を選択する。
【0096】画像復号化装置の他の構成では残差復号化
部(201)、フレームメモリ(202)、局所動き補償部1
(203)、アフィン動き補償部(204)局所動き補償部2
(205)テンプレートメモリ(208)、開閉器(209)、
加算器(210)の動作は既に説明した図1の同名ブロッ
クと同じである。開閉器(209)は、符号化装置側の開
閉器(115)と同期して10フレーム毎にテンプレート
メモリ(208)の内容を更新する。
【0097】以上に説明した本実施の形態では、従来例
と比較して以下の特長を持つ。 (1)従来例では、動き予測部1(504)の出力は動きベ
クトルだけであり、全画面の動きを記述するパラメータ
はこの動きベクトルを基にして計算されている。しか
し、局所的な相関演算では、輝度変化のない領域では局
所動きベクトルは不定となる。また輝度変化があっても
単調な輪郭周辺では動きベクトルは輪郭接線方向に自由
度を持ち、局所動きベクトルは同様に不定となる。した
がって、従来例に示した2段階のパラメータ推定法では
大きな推定誤差が危惧される。一方本実施の形態に示し
た手法では自由度を2次関数で定量的に表現し、2次関
数の総和の最小化を計ることにより、本来ならば不定と
なる局所動きベクトルの影響を押えて、より安定にパラ
メータ推定できることが期待される。
【0098】(2)グローバル動き補償が10フレーム
間隔で更新されるテンプレートを基に実行されるため
に、残差符号化を行なわない予測画像の空間解像度が徐
々に低下するという問題が従来例と比較して軽減され
る。
【0099】なお、時間軸上、入力画像と最大9フレー
ム離れた画像とのアフィンパラメータを直接にブロック
相関で求めることは、各画素における動きベクトルが大
きくなる可能性があることから、難しい。そこで、本実
施の形態では、前後するフレーム間でアフィンパラメー
タを求めておき、これを合成して長いフレーム間隔のア
フィンパラメータを求めている。
【0100】(実施の形態2) 次に画像符号化装置の一実施の形態を図3図4を用
いて説明する。
【0101】図3は、画像符号化装置の構成図で、図中
301は残差符号化部、302は残差復号化部、303はフレー
ムメモリ、304は動き予測部1、305は代表点動きベクト
ルフレーム間推定部、306は代表点動きベクトル更新
部、307はテンプレートメモリ、308は代表ベクトル内挿
動き補償部、309は局所動き補償部1、310は開閉器、31
1は動き情報多重化部、312は比較器、313は加算器、314
は差分器である。
【0102】図4は画像復号化装置の構成図で、図中40
1は残差復号化部、402はフレームメモリ、403は局所動
き補償部1、404は代表ベクトル内挿動き補償部、405は
テンプレートメモリ、406は動き情報分離部、407は選択
器、408は開閉器、409は加算器である。
【0103】なお、動き情報多重化部(311)を除き、同
名であれば図3の構成要素の動作は図1中の構成要素と
同じである。同様に動き情報分離部(406)を除き、図4
の構成要素の動作は図2中の構成要素と同じである。
【0104】第2の実施の形態と第1の実施の形態の差
異は、 (1)グローバル動き補償後の局所動き補償を行なわな
い。 (2)アフィンパラメータの更新、伝送を3代表点の動きベ
クトルで行なう。 (3)グローバル動き補償は3代表点の動きベクトルの内挿
で行なう。 という3点である。以下にこの差異を述べる。
【0105】まず、前記図3と図4の構成中、符号化装
置では、動き情報多重化部(311)が動きベクトルmv,
4倍され整数値に量子化された代表点動きベクトルの差
分表現(s0,t0),(s1,t1),(s2,t2),マクロブロック単位で
の選択結果SWを多重化し,これに対応して図4の復号化
装置では動き情報分離部(406)がmv,(s0,t0),(s1,t1),
(s2,t2),SWの3情報を分離復号する動作が異なる。
【0106】アフィンパラメータの推定は、以下の方法
で求める。式32に示すようにアフィンパラメータaは同
一直線上にない3点o,h,vの動きが定まれば求めることが
できる。Poは式33に示すoの位置に関する行列、Voは式3
4に示すoの位置の動きベクトルである。h,vについても
同様である。
【0107】
【数32】
【0108】
【数33】
【0109】
【数34】
【0110】本実施の形態ではo,h,vの位置を入力画像
上の(0,0),(H,0),(0,V)の位置に定めた。
【0111】H,Vは画像の大きさでH=352,V=240であ
る。次に、画面上の図7に示すように新たにTL,TR,C,B
L,BRの5点を観測位置として選び、代表点動きベクトル
フレーム間推定部(305)では、動きベクトル予測部1(3
04)の出力の中で上記5つのブロック相関の結果を用い
てアフィンパラメータを計算する。この手順を図8に示
す。5点の名から3点の組合せを順に選び式25によりア
フィンパラメータaを求める。そして、得られたアフィ
ンパラメータによりo,h,vの位置の動きベクトルを1/
4画素精度で求め、記憶する。
【0112】全ての組合せについて、動きベクトルをo,
h,vの位置について求め、中間値を結果とする。これをV
o,Vh,Vvとすると、これが1フレーム間のアフィンパラ
メータの別表現である。第1の実施の形態では、アフィ
ンパラメータを合成することにより、入力画像とテンプ
レートとのアフィンパラメータを求めた。
【0113】本実施の形態では、代表点動きベクトル更
新部(306)が、1フレーム前の入力画像からみたテンプ
レートメモリ(307)内の画像への対応を代表点動きベク
トルV〜o,V〜h,V〜vとして記憶している。
【0114】この代表点動きベクトルは開閉器(310)と
連動して、新しくテンプレートメモリ(307)へ画像が記
憶される毎に全て0ベクトルにリセットされる。V〜o,V
〜h,V〜vと代表点動きベクトルフレーム間推定部(305)
より得られたVo,Vh,Vvを用いて、式35〜式37により入力
画像からみたテンプレートメモリ(307)に記憶されてい
る復号画像へのアフィン変換パラメータV'o,V'h,V'vを
求める。得られたV'o,V'h,V'vをV〜o,V〜h,V〜vにフレ
ーム毎に代入して繰返し更新を行なう。
【0115】そして,V'o,V'h,V'vを4倍にして整数化
した値の並び(U4o,V4o),(U4h,V4h),(U4v,V4v)を以下の
差分形式(s0,s1,s2,t0,t1,t2)に変換して伝送する。
【0116】
【数35】
【0117】
【数36】
【0118】
【数37】
【0119】ここで,差分形式は各々以下に示す通りと
なる。 s0=U4o s1=U4h-U4o s2=U4v-U4o t0=V4o t1=V4h-V4o t2=V4v-V4o この差分データは表1に示す可変長符号に変換されて符
号化される。
【0120】これには国際標準化機構(ISO)における
静止画符号化標準JPEG「ジェイペグテクニカルスペシフ
ィケーション」(ISO/IEC JTC1/SC29/WG10: JPEG Techn
icalSpeicification, JPEG8-R8,1998年8月)で採用され
ている符号化方法を用いる。この符号化方法では差分デ
ータに対するカテゴリSSSSとハフマン符号を求める。こ
こでSSSSは差分データをグループ分けするための変数で
あり、差分が正の場合には差分を2進表現した場合に上
位ビットからからみて最初に”1”が立つ最下位ビット
の番号であり、差分が負の場合は差分値−1を2進表現
した場合に上位ビットからみて最初に”0”が立つ最下
位ビットの番号である。
【0121】カテゴリに対応する(表1)のハフマン符
号を伝送することにより、差分値のカテゴリが分かる
が、これだけでは差分データを特定することができない
ために、ハフマン符号の後に付加ビットを加える。SSSS
はこの付加ビットのビット長に対応しており差分が正の
場合には差分の最下位ビットからSSSSビットを、差分が
負の場合には差分値−1の最下位ビットからSSSSビット
が付加ビットとなる。
【0122】このようにして、(s0,s1,s2,t0,t1,t2)の
各々に対して、カテゴリSSSSのハフマン符号と付加ビッ
トが可変長符号として伝送される。この符号化は動き情
報多重化部(311)で行なうものとする。
【0123】
【表1】
【0124】動き情報分離部(406)では、ビットストリ
ームの中からSSSSに対応するハフマン符号を見つけてカ
テゴリSSSSを復号する。引き続いてSSSSビット分の付加
ビットを読み込み、付加ビットの先頭ビットが1の場合
には差分が正、0の場合には差分が負であると判断す
る。
【0125】負である場合、付加ビットを2進表現とし
これに1を加えた後、SSSS+1ビット目から上に1を詰
めて負数に変換する。
【0126】第1の実施例では、アフィンパラメータa
を伝送して式10により入力画面上の各画素位置の動きベ
クトルを計算していた。本実施例では、等価的に(U4o,V
4o),(U4h,V4h),(U4v,V4v)を内挿補間することにより計
算する。
【0127】式32に従えば、3点o,h,vの動きベクトル
より、アフィンパラメータoは式38と式39より求まる。
【0128】
【数38】
【0129】
【数39】
【0130】展開すれば、動きベクトルは式40,41とし
て得られることになる。これは、3点o,h,vの動きベク
トルを位置に応じて中割して求めていることになる。
【0131】
【数40】
【0132】
【数41】
【0133】各画素位置について、1/4精度を保証し、
かつ符号化側と復号化側でグローバル動き補償はによる
予測画像を同一とするために、式42と式43に示す式を整
数演算として行なうことが考えられる。
【0134】
【数42】
【0135】
【数43】
【0136】式42と式43において,(X,Y)は入力画面上
の画素位置、V4(X,Y),V4(X,Y)はその位置における4倍
された整数動きベクトル、(U4o,V4o)は4倍された位置o
における整数動きベクトル、(U4h,V4h),(U4v,V4v)はそ
れぞれ画面右上端、左下端の動きベクトルである。
【0137】この計算の実際は、本実施例では、(U4o,V
4o),(U4h,V4h),(U4v,V4v)は、差分形式(s0,s1,s2,t0,
t1,t2)で伝送されることを利用する。
【0138】すなわりち代表ベクトル内挿動き補償部
(308)では、式42と式43は式44,式45として実現され
る。
【0139】
【数44】
【0140】
【数45】
【0141】またこの時、s1,s2,t1,t2の全てが零であ
ることが分かった場合は、式44,式45の計算を簡略化す
る。すなわちs0,t0で定まる並行移動のみとしてs1,s2,
t1,t2に関するグローバル動き補償のための計算を省略
して行なう。
【0142】本実施の形態の特長は以下にまとめられ
る。 (1)第1の実施の形態と比較して第2の実施の形態で
は、グローバル動き補償後の動き予測を省略しているた
め、画像符号化装置では比較的に処理の重いブロックマ
ッチング処理が従来の技術に記したMPEG1と同じ規
模に収まっている。
【0143】(2)全画面動きが5つのブロック相関によ
り求めているために処理負荷が軽い。また、5つのブロ
ック相関の中から3つのブロック相関を選び、これから
代表点o,h,vの動きベクトルを計算しその成分の中間値
を選ぶことにより、画面全体とは異なる動きがあっても
その影響を受け難い構成になっている。
【0144】(3)代表点o,h,vを直交する位置に選び、こ
の点の動きベクトル伝送することにより、動き補償の際
の座標計算が簡略化されている。これにより高い演算精
度を補償することができる。
【0145】(4)代表点を差分形式で可変長符号化する
ことにより、アフィン変換が単純な並行移動の場合は(s
0,t0)により並行移動が表され、他のs1,s2,t1,t2は全て
零になる。従って、並行移動が水平に1画素であるとす
ると、合計15ビットでアフィン変換パラメータが伝送
できることになる。
【0146】(表1)では1/4画素精度の動きを−5
11.75〜+512画素の範囲で表現することができ
るが、これを固定長符号化で行なうとすると12ビット
×6=72ビット必要になる。これと比べると通常の動
きベクトルの範囲では発生ビット量を抑えることができ
る。また画像の変形が並行移動だけで行なえるのか、一
般的なアフィン変換を行う必要があるのかの判定が差分
表現から簡単に判定することができる。これにより、グ
ローバル動き補償のためのアドレス計算は、簡略化して
行なうことができる利点が生じてくる。
【0147】なお、本実施例で述べたグローバル動きデ
ータの伝送方法は、グローバル動き補償がアフィン変換
の場合を述べたが、双一次補間による変換あるいは透視
変換下での平面の動きモデルに拡張することができる。
いずれの場合も8パラメータの変換であり、新たに画面
右下端点の座標位置(H,V)における1/4画素精度動
きベクトル(U4hv,V4hv)を伝送することより実現でき
る。双一次補間による場合、式46,式47に示すように8
つのパラメータで画面全体の動きが記述される。
【0148】
【数46】
【0149】
【数47】
【0150】ここで、 s0=U4o s1=U4h-U4o s2=U4v-U4o s3=U4o-U4h-U4v+U4hv t0=V4o t1=V4h-V4o t2=V4v-V4o t3=V4o-V4h-V4v+V4hv とすると、双一次補間による場合、動きベクトルは
【0151】
【数48】
【0152】
【数49】
【0153】で表現することができる。ここで(s3,t3)
=(0,0)であれば、アフィン変換と同じ処理、(s0,t0)以
外が全て零であれば、並行移動と同じ処理となる。透視
変換における平面の動きモデルの場合は、やや複雑な計
算となるが、いずれの場合も(s3,t3)=(0,0)であるかど
うか、(s0,t0)以外が零であるかどうかアフィン変換、
並行移動との自動切替が行なえるため、上記した差分形
式での画像端点の動きベクトル伝送の利点は大きい。
【0154】
【発明の効果】以上のように、発明によれば、グロー
バル動き補償によって生じる予測画像の解像度低下を従
来技術に比して低減することができる。これにより、カ
メラの首振りおよびズームによって生じる動きを補償す
ることから、より少ない情報伝送量で画像を伝送するこ
とが可能となる。
【0155】また、動きベクトルを内挿補間しグローバ
ル動き補償を行なうことから、アドレス計算の複雑さが
減り演算精度を高く保つことができる。したがって、符
号化側と復号化側の予測画像の一致を容易にとることが
でき、結果としてグローバル動き補償による効率の良い
予測画像符号化を行うことができる。
【0156】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像符号化
装置の構成図
【図2】同第1の実施の形態における画像復号化装置の
構成図
【図3】本発明の第2の実施の形態における画像符号化
装置の構成図
【図4】同第2の実施の形態における画像復号化装置の
構成図
【図5】従来の画像符号化装置の構成図
【図6】ブロック相関法の原理図
【図7】第2の実施の形態における代表点と観測点を示
す線図
【図8】第2の実施の形態における代表点動きベクトル
フレーム間推定部の動作図
【符号の説明】
101,301 残差符号化部 102,201,302,401 残差復号化部 103,202,303,402 フレームメモリ 104,110,304 局所動き予測部 105 アフィンパラメータフレーム間推定部 106 アフィンパラメータ更新部 107,208,307,405 テンプレートメモリ 108,204 アフィン動き補償部 109,110,203,205,309,403 局
所動き補償部 112,312 比較器 113,210,313,409 加算器 114,314 差分器 116,311 動き情報多重部 115,209,310,408 開閉器 206,406 動き情報分離部 207,407 選択器 305 代表点動きベクトルフレーム間推定部 306 代表点動きベクトル更新部 308,404 代表ベクトル内挿動き補償部 SW マクロブロック単位での予測選択結果SW mv1,mv2 マクロブロック動きベクトル g グローバル動き補償パラメータ a アフィン動き補償パラメータ U4,V4 4倍され整数値に量子化された代表点動きベク
トル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n×nドットの画素ブロックを符号化対
    象フレームとし、時間的に前後する復号化されたフレー
    ムを短期参照フレームとして記憶する短期フレームメモ
    リと、 前記符号化対象フレームと前記短期参照フレームの間
    の、局所的な対応を局所動きベクトルとして検出する局
    所動きベクトル検出手段と、 前記した局所的動きベクトルを用いて前記短期フレーム
    メモリから画像を読み出して予測画像を生成する短期動
    き補償手段と、 符号化対象フレームに対して前記短期参照フレームより
    も更新される間隔が長い復号化されたフレームを長期参
    照フレームとして記憶する長期フレームメモリと、 前記符号化対象フレームと1フレーム前の画像との間の
    絶対値誤差をu(x y),v(x y)(x、yは画面上の任
    意の点;u,vは画素位置(x、y)における動きベク
    トル)を変数とする2次関数として表現し、u,vとア
    フィン変換パラメータaとの関係式を作成し、前記2次
    関数を前記アフィン変換パラメータaの偏微分が零ベク
    トルであるとして、前記絶対値誤差が最小となる値を得
    ることにより、全画面の動きをアフィン変換パラメータ
    aとして推定するアフィンパラメータフレーム間推定部
    と、 前記アフィンパラメータフレーム間推定部からの出力か
    ら前後するフレーム間のアフィンパラメータを合成する
    アフィンパラメータ更新手段と、 前記アフィンパラメータ更新手段のアフィン パラメータ
    を用いて前記長期フレームメモリから画像を読み出して
    予測画像を生成する全画面動き補償手段とを備え画像
    符号化装置。
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栄藤稔、外2名,「階層表現と多重テンプレートを用いた画像符号化」,電子情報通信学会技術研究報告,社団法人電子情報通信学会,平成7年3月17日,第94巻,第549号,p.99−106(IE94−159)

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