JP3234301B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP3234301B2
JP3234301B2 JP25252192A JP25252192A JP3234301B2 JP 3234301 B2 JP3234301 B2 JP 3234301B2 JP 25252192 A JP25252192 A JP 25252192A JP 25252192 A JP25252192 A JP 25252192A JP 3234301 B2 JP3234301 B2 JP 3234301B2
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雅人 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブリッジ接続されたス
イッチング素子のスイッチングにより直流電力を交流電
力に変換するインバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のハーフブリッジ構成のインバータ
装置を放電灯点灯装置として用いたものを図21に示
す。このインバータ装置では、直流電源Eの両端にMO
SFETからなるスイッチング素子S1 ,S2 を直列接
続し、少なくともインダクタL1とコンデンサC2 とか
らなる共振回路と、負荷としての放電灯Laとからなる
負荷回路を、直流カット用コンデンサC1 を介してスイ
ッチング素子S2 の両端に接続してある。また、直流カ
ット用コンデンサC1 はその容量が通常はコンデンサC
2 の容量より相当に大きいため、通常は共振回路には含
まれないが、その容量によっては共振回路に含まれる場
合もある。
【0003】上記インバータ装置の各スイッチング素子
1 ,S2 は、制御回路1の制御の下で図22(a),
(b)に示すように交互にオン,オフされ、直流電源E
の電圧を交流電圧(この場合には高周波電圧)に変換し
て放電灯Laに供給し、放電灯Laを高周波点灯する。
この動作を以下に詳述する。いま、時刻t0 で、図22
(a)に示すように制御回路1の制御信号V1 がハイレ
ベル、同図(b)に示すように制御信号V2 がローレベ
ルになったとすると、スイッチング素子S1 がオンとな
ると共に、スイッチング素子S2 がオフとなる。このと
き、直流電源Eから、スイッチング素子S1 、インダク
タL1 、直流カット用コンデンサC1 、コンデンサC2
及び放電灯Laの経路で、放電灯Laに電流が供給され
る。
【0004】このとき、直流カット用コンデンサC1
充電される。また、共振回路にもエネルギが蓄積され
る。なお、インバータ回路の動作周波数を共振回路の共
振周波数よりも高い範囲に設定してある場合について以
下の説明を行う。この場合には、インダクタL1 に蓄積
されるエネルギが以下に説明するように回路動作に主に
影響する。
【0005】そして、時刻t1 になると、図22(a)
に示すように制御回路1の制御信号V1 がローレベル、
同図(b)に示すように制御出力V2 がハイレベルにな
り、スイッチング素子S1 がオフとなると共に、スイッ
チング素子S2 がオンとなる。但し、上記スイッチング
素子S1 ,S2 では純然たるスイッチとは異なり、通常
と逆極性の電圧(直流電源Eの極性とは逆の極性の電
圧)が印加された場合に、スイッチング素子 2 に本来
電流IS2が流れる方向(図21中の矢印で示す電流方
向)とは逆の方向に電流を流す働きを持つ寄生ダイオー
ドを有する。このため、スイッチング素子S2 をオンし
たとき、本来の電流方向にはオンとはならず、インダク
タL2 に蓄積されたエネルギでスイッチング素子S2
寄生ダイオードを介して電流が流れる。つまり、スイッ
チング素子S2 は逆方向に導通した状態になる。そし
て、インダクタL1 のそれまでと同じ方向に電流を流す
機能により、共振回路に蓄積されたエネルギによって、
インダクタL 1 直流カット用コンデンサC1 、コンデ
ンサC2 及び放電灯La、スイッチング素子S2 の寄生
ダイオードの経路で電流が流れる。即ち、インバータ回
路の動作周波数は共振回路の共振周波数よりも高い範囲
に設定してあるので、負荷回路は上述のような動作を行
う。
【0006】そして、共振回路の電流がゼロとなった時
点から、スイッチング素子S2 が本来のオン状態となり
(図21中の矢印で示す方向に電流IS2が流れる状態と
なり)、直流カット用コンデンサC1 と共振回路用コン
デンサC 2 に蓄積された電荷を電源として、直流カッ
ト用コンデンサC1 、インダクタL1 、スイッチング素
子S2 、コンデンサC2 及び放電灯Laの経路で、それ
までと逆方向の電流が流れる。
【0007】その後、時刻t2 で、時刻t0 の場合と同
様に、制御回路1の制御信号V1 がハイレベル、同図
(b)に示すように制御信号V2 がローレベルになるた
め、スイッチング素子S1 がオンとなると共に、スイッ
チング素子S2 がオフとなる。しかし、この場合にもス
イッチング素子 1 は本来の電流IS1が流れる方向(図
21中の矢印で示す方向)にはオンとはならず、共振回
に蓄積されたエネルギでスイッチング素子 1 の寄生
ダイオードがオンとなる。つまり、スイッチング素子S
1 は逆方向に導通した状態になる。そして、共振回路
蓄積されたエネルギによって、スイッチング素子 1
寄生ダイオード、直流電源E、コンデンサC2 及び放電
灯La、直流カット用コンデンサC1 の経路で電流が流
れる
【0008】そして、共振回路の電流がゼロとなった時
点から、スイッチング素子S1 が本来のオン状態とな
り、直流電源E、スイッチング素子S1 、インダクタL
1 、直流カット用コンデンサC1 、コンデンサC2 及び
放電灯Laの経路で電流が流れる。以下、上記一連の動
作を繰り返すことにより、直流電源Eを高周波電力に変
換して、放電灯Laに高周波電力が供給される。このと
き、インダクタL1 に流れる電流IL1は、図22(e)
に示すようになる。
【0009】なお、上述の説明では、時刻t0 の場合
に、スイッチング素子S1 が本来の電流方向にオンとな
ると説明したが、それまでスイッチング素子S1 ,S2
が交互にオン,オフしている定常点灯時には、時刻t0
においてもスイッチング素子S1 の寄生ダイオードのオ
ンにより電流が流れ、その後に本来のスイッチング素子
1 の電流IS1が流れる方向にオンとなることは言うま
でもない。また、上述の説明では、スイッチング素子S
1 ,S2 の寄生ダイオードを共振回路に電流を流すため
に用いたが、スイッチング素子S1 ,S2 に夫々逆並列
にダイオードを接続するようにしてもよい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記インバータ装置に
おいて負荷に供給される電力(つまりは、インバータ装
置の出力)を可変する場合、スイッチング素子S1 ,S
2 のスイッチング周波数を変化させる。なお、負荷が上
述のように放電灯Laである場合には、放電灯Laを調
光制御することになる。
【0011】ここで、上述したようにスイッチング素子
1 ,S2 のスイッチング周波数を共振回路の共振周波
数より高い範囲に設定してある場合、スイッチング周波
数を低くすれば、スイッチング周波数が共振回路の共振
周波数に近付き、コンデンサC2 の両端に発生する電圧
が高くなり、放電灯Laに供給される電力が大きくな
る。また、逆にスイッチング周波数を高くすれば、スイ
ッチング周波数が共振回路の共振周波数から遠ざかり、
コンデンサC2 の両端に発生する電圧が低くなり、放電
灯Laに供給される電力が小さくなる。
【0012】ところが、上記直流電源Eを交流電源を整
流平滑して得る場合において、スイッチング素子S1
2 のスイッチング周波数を変化させると、交流電源側
に高周波が漏れる問題がある。そこで、交流電源を整流
するダイオードブリッジの入力端などに高周波成分が交
流電源側に漏れることを防止するフィルタが設けられ
る。しかし、上述のようにインバータ装置の動作周波数
が変化すると、高周波成分を除去する上記フィルタの設
計が複雑になるという問題があった。
【0013】また、負荷が放電灯Laである場合に、イ
ンバータ装置の動作周波数を変化させると、それに伴っ
て放電灯Laから放出される光の周波数も変化し、赤外
線リモコンなどの他の機器に悪影響を及ぼすという問題
もある。さらに、放電灯LaがHIDランプである場
合、出力の周波数変化によって音響的共鳴現象を起こす
恐れが高くなり、放電灯Laの破壊などを起こすという
信頼性に関わる問題を生じる。つまり、インバータ装置
の動作周波数が高くなると、HIDランプが音響的共鳴
現象を起こす周波数と、動作周波数とが一致する可能性
が高くなるからである。
【0014】そこで、この点を改善できる従来例とし
て、”Off-Line Application of Fixed-Frequency Clam
ped Mode Series Resonant Converter”,IEEE Tansacti
on onPower Electronics,Vol.6;No.1,January,1991 な
る文献がある。この従来例では、2つのスイッチング素
子の直列回路を直流電源と並列に2組接続すると共に、
夫々の直列回路のスイッチング素子の接続点間に少なく
ともLC共振回路と負荷からなる負荷回路を接続し、夫
々の直列回路のスイッチング素子を同時にオンしないよ
うに交互にオン,オフさせ、一方の直列回路のスイッチ
ング素子のオン,オフのタイミングに対して、他方の直
列回路のスイッチング素子のオン,オフの位相を変化す
ようにしてある。
【0015】なお、上記従来例の動作説明は本発明の実
施例の項で詳述する。この従来例によれば、動作周波数
を変化させずに、負荷に供給する電力を変化させること
ができる。ところが、上述の従来例を特に放電灯点灯装
置として適用し、低温時に放電灯Laに供給される電力
を小さくしぼった状態で、放電灯Laが立消えを起こ
たり、移動縞によるちらつきを発生するという問題があ
った。このため、放電灯Laの調光範囲に制限を生じる
という問題があった。
【0016】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、周波数を変化させるこ
となく、負荷に供給する電力を調整でき、且つ供給電力
を小さく抑えた場合にも負荷を安定動作させることがで
きるインバータ装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、2つのスイッチング素子の直列回路を
直流電源と並列に2組接続すると共に、夫々の直列回路
のスイッチング素子の接続点間に少なくともLC共振回
路と負荷からなる負荷回路を接続し、夫々の直列回路の
スイッチング素子を同時にオンしないように交互にオ
ン,オフさせ、一方の直列回路のスイッチング素子のオ
ン,オフのタイミングに対して、他方の直列回路のスイ
ッチング素子のオン,オフのタイミングを同位相から1
80度ずれた位相までの範囲で可変して、少なくとも1
組の直列回路のスイッチング素子のオン期間の比率を異
ならせている。
【0018】なお、一方の直列回路のスイッチング素子
のオン,オフのタイミングに対して、他方の直列回路の
スイッチング素子のオン,オフのタイミングを早くして
も良いし、また他方の直列回路のスイッチング素子のオ
ン,オフのタイミングを遅らせるようにしてもよい。ま
た、負荷に供給される電力に応じて負荷を安定動作させ
るために、特に負荷への供給電力を小さくした場合に、
一方の直列回路のスイッチング素子のオン期間の比率
を、一方の直列回路のスイッチング素子のオン,オフの
タイミングに対する他方の直列回路のスイッチング素子
のオン,オフの位相のずれの大きさに応じて増加させる
ことが好ましい。
【0019】さらに、一方の直列回路のスイッチング素
子のオン期間の比率を変化させることにより減少する電
力を補うために、一方の直列回路のスイッチング素子の
オン期間の比率を変化させた場合に、他方の直列回路の
スイッチング素子のオン期間の比率を変化させて、負荷
に供給される電力を略一定にすることも可能である
【0020】
【作用】本発明は、上述のように一方の直列回路のスイ
ッチング素子のオン,オフのタイミングに対して、他方
の直列回路のスイッチング素子のオン,オフのタイミン
グを同位相から180度ずれた位相までの範囲で可変す
ることにより、対角位置のスイッチング素子の同時オン
期間を変化させて、スイッチング周波数を変化させず
に、負荷に供給される電力を調整することを可能とし、
スイッチング周波数が変化することに伴う種々の問題点
を回避する。また、少なくとも一方の直列回路のスイッ
チング素子のオン期間の比率を異ならせることにより、
LC共振回路への正負の供給電力をアンバランスにし
て、LC共振回路に蓄積されるエネルギを直流分として
負荷に供給可能とし、例えば負荷が放電灯である場合に
立消えや移動縞によるちらつきを起こすことを防止し、
移動縞によるちらつきも防止する。
【0021】また、一方の直列回路のスイッチング素子
のオン期間の比率を、一方の直列回路のスイッチング素
子のオン,オフのタイミングに対する他方の直列回路の
スイッチング素子のオン,オフの位相の変化の大きさに
応じて増加させることにより、特に負荷への供給電力を
小さくした場合に負荷に印加する直流成分を増加して、
負荷を安定動作させることを可能とする。
【0022】さらに、一方の直列回路のスイッチング素
子のオン期間の比率を変化させた場合に、他方の直列回
路のスイッチング素子のオン期間の比率を変化させて、
負荷に供給される電力を略一定にすると、一方の直列回
路のスイッチング素子のオン期間の比率を変化させるこ
とにより減少する電力を補うことが可能となる。
【0023】
【実施例】(実施例1)図1に本発明の一実施例を示
す。本実施例のインバータ装置は、直流電力を交流電力
に変換するものであり、スイッチング素子S1 ,S2
びスイッチング素子S3 ,S4 を夫々直流電源Eの両端
に直列接続し、スイッチング素子S1 ,S 2 の接続点
と、スイッチング素子S3 ,S4 の接続点との間に、イ
ンダクタL1とコンデンサC2 からなる直列共振回路と
負荷Zとからなる負荷回路を接続してある。なお、負荷
ZはコンデンサC2 と並列に接続してある。つまり、こ
のインバータ装置はスイッチング素子S1 〜S4 をブリ
ッジ接続したいわゆるフルブリッジ構成となっている。
【0024】この種の通常のフルブリッジ構成のインバ
ータ装置では、一般に対角位置に設けられたスイッチン
グ素子S1 ,S4 及びスイッチング素子S2 ,S3 を組
として制御回路1で交互にオン,オフして、負荷回路に
交流電流を供給する。まず、本発明の動作を容易に理解
できるように、上記一般的なインバータ装置の動作を詳
述しておく。
【0025】いま、時刻t0 で制御回路1の制御信号V
1 ,V4 がハイレベルとなり、制御信号V2 ,V3 がロ
ーレベルとなる。このとき、スイッチング素子S1 ,S
4 が図2(a),(d)に示すようにオンとなり、スイ
ッチング素子S2 ,S3 が同図(b),(c)に示すよ
うにオフとなり、直流電源Eから、スイッチング素子S
1 、インダクタL1 、コンデンサC2 及び負荷Z、スイ
ッチング素子S4 の経路で、負荷Zに電流が流される。
【0026】時刻t2 では、制御回路1の制御信号
1 ,V4 がローレベルとなり、制御信号V2 ,V3
ハイレベルとなる。すると、スイッチング素子S1 ,S
4 が図2(a),(d)に示すようにオフとなり、スイ
ッチング素子S2 ,S3 が同図(b),(c)に示すよ
うにオンとなる。ここで、上記インバータ装置のスイッ
チング周波数をインダクタL1 とコンデンサC2 からな
る共振回路の共振周波数よりも高い範囲とした場合に
は、従来技術の項で説明したように、共振回路に蓄積さ
れたエネルギによって、インダクタL1 、コンデンサC
2 及び負荷Z、スイッチング素子S3 の寄生ダイオー
ド、直流電源E、スイッチング素子S2 の寄生ダイオー
ドの経路で電流が流れる
【0027】そして、上記共振回路の電流がゼロになっ
た時点から、スイッチング素子S2,S3 がオンとな
り、直流電源Eから、スイッチング素子S3 ,コンデン
サC2及び負荷Z、インダクタL1 、スイッチング素子
2 の経路で、電流がそれまでと逆方向で流される。時
刻t4 では、時刻t0 の場合と同様に、制御回路1の制
御信号V1 ,V4 がハイレベルとなると共に、制御信号
2 ,V3 がローレベルとなり、スイッチング素子
1 ,S4 がオンとなると共に、スイッチング素子
2 ,S3 がオフとなる。このときにも、共振回路に蓄
積されたエネルギによって、インダクタL1 、スイッチ
ング素子 1 の寄生ダイオード、直流電源E、スイッチ
ング素子S4 の寄生ダイオード、コンデンサC2 及び負
荷Zの経路で電流が流れる
【0028】そして、共振回路の電流がゼロになった時
点から、直流電源Eから、スイッチング素子S1 、イン
ダクタL1 、コンデンサC2 及び負荷Z、スイッチング
素子S4 の経路で、負荷Zに電流が流される。なお、イ
ンバータ装置が定常動作している場合には、上記時刻t
0 の時点でも、スイッチング素子 1 ,S 4 の寄生ダイ
オードを介して電流が流れた後に、スイッチング素子
1 ,S 4 を介して正方向への負荷電流が供給される。ま
た、スイッチング素子S1 〜S4 に夫々逆並列にダイオ
ードを接続して、共振回路の電流を流すものもある。
【0029】ところで、従来技術の項で説明した後者の
従来例としてのインバータ装置の場合、負荷Zに供給す
る電力を変化させるとき、図3(a),(b)に示す直
列接続されたスイッチング素子S1 ,S2 のオン,オフ
のタイミングを、同図(c),(d)に示すスイッチン
グ素子S3 ,S4 のオン,オフのタイミングとずらすよ
うにしてある。なお、直流電源Eの出力端間に、直列接
続されたスイッチング素子S1 ,S2 及びスイッチング
素子S3 ,S4 は交互にオン,オフするようにしてあ
る。
【0030】さらに、この従来のインバータ装置の動作
を詳述する。なお、以下の説明は上述の場合と同様に、
インバータ装置のスイッチング周波数が共振回路の共振
周波数よりも高く設定してある場合を例として説明す
る。時刻t0 では、図3(b)に示すようにスイッチン
グ素子S2 ,S 4 がオンとなり、その他のスイッチング
素子S1 3 同図(a),(c)に示すように共に
オフである。従って、負荷回路には電圧が印加されな
い。
【0031】時刻t1 では、同図(c),(d)に示す
ようにスイッチング素子S3 がオン、スイッチング素子
4 がオフし、これにより直流電源E、スイッチング素
子S3 、コンデンサC2 及び負荷Z、インダクタL1
スイッチング素子S2 の経路で、負荷電流が供給され
る。時刻t2 では、図3(b)に示すようにスイッチン
グ素子S2 がオフとなることにより、上記負荷への電圧
の印加がなくなる。また、スイッチング素子2 のオフ
と同時に、スイッチング素子S1 を図3(a)に示すよ
うにオンとするように制御回路1から制御信号V1 が印
加される。この場合には、共振回路に蓄積されたエネル
ギで、インダクタL1 、スイッチング素子S1 の寄生ダ
イオード、スイッチング素子S3 、コンデンサC2 及び
負荷Zの経路で、それまでと同一方向に負荷電流が流さ
る。
【0032】時刻t3 では、図3(c)に示すように、
スイッチング素子S3 がオフとなる。このときにはスイ
ッチング素子S4 を図3(d)に示すようにオンとする
ように制御回路1から制御信号V4 が印加される。この
ため、共振回路にエネルギが残っている場合には、イン
ダクタL1 、スイッチング素子S1 の寄生ダイオード、
直流電源E、スイッチング素子S4 の寄生ダイオード、
コンデンサC2 及び負荷Zの経路で、電流が流れる。
【0033】そして、共振回路の電流がゼロとなった時
点から、スイッチング素子S1 ,S4 が共にオンとな
り、直流電源E、スイッチング素子S1 、インダクタL
1 、コンデンサC2 及び負荷Z、スイッチング素子S4
の経路で、それまでとは逆方向の負荷電流が流される。
但し、上記時刻t3 の時点に共振回路の電流がゼロとな
った場合には、制御回路1の制御信号V4 がハイレベル
となると同時に、スイッチング素子S4 がオンとなる。
この場合には、この時刻t3 で既にスイッチング素子S
1 がオンであるので、時刻t3 において、直流電源E、
スイッチング素子S1 、インダクタL1、コンデンサC
2 及び負荷Z、スイッチング素子S4 の経路で、負荷電
流が流れる。
【0034】時刻t4 では、スイッチング素子S1 がオ
フとなり、上記経路での負荷電流の供給が停止される。
このとき、同時にスイッチング素子S2 に制御回路1か
らオンとする制御信号V2 が印加され、共振回路に蓄積
されたエネルギによって、インダクタL1 、コンデンサ
2 及び負荷Z、スイッチング素子S4 、スイッチング
素子S2 の寄生ダイオードの経路で電流が流れる
【0035】時刻t5 では、スイッチング素子S4 がオ
フとなると共に、図3(c)に示すようにスイッチング
素子S3 をオンとする制御回路1のハイレベルの制御信
号V3 が与えられる。このとき、共振回路にエネルギが
残っている場合には、インダクタL1 、コンデンサC2
及び放電灯Z、スイッチング素子S3 の寄生ダイオー
ド、直流電源E、スイッチング素子S2 の寄生ダイオー
ドの経路で、電流が流れる。そして、共振回路の電流が
ゼロとなった後、直流電源E、スイッチング素子S3
コンデンサC2 及び負荷Z、インダクタL1 、スイッチ
ング素子S2 の経路で、負荷電流が流れる。
【0036】記一連の動作を繰り返すことにより、直
流電源Eの出力である直流電圧を交流電圧に変換して、
交流電圧が負荷回路に供給される。このインバータ装置
では、対角位置のスイッチング素子S1 ,S4 及びスイ
ッチング素子S2 ,S3 の同時オン期間が、図2に示す
ように一致している場合よりも短くなり、従って負荷Z
に供給される電力が低減される。なお、インバータ装置
のスイッチング周波数を共振回路の共振周波数よりも高
い範囲で最も低く設定しておく。
【0037】つまり、このインバータ装置では、スイッ
チング素子S1 ,S2 のオン,オフのタイミングに対し
て、スイッチング素子S3 ,S4 のオン,オフの位相を
変化させることにより、スイッチング素子S1 ,S4
びスイッチング素子S2 ,S3 同時にオンする時間を
変化させ、スイッチング素子S1 〜S4 のスイッチング
周波数を変化させずに、負荷回路に供給される電力を変
化させることができるのである。このため、交流電源A
Cへの高周波出力の漏れを防止するフィルタ(図示せ
ず)の設計が容易となる。また、負荷Zが放電灯である
場合に、放電灯の発する光の周波数が変化し、赤外線リ
モコンなどの他の機器に悪影響を及ぼすということがな
い。さらに、放電灯がHIDランプである場合、出力の
周波数変化によって音響的共鳴現象を起こす恐れも少な
くできる。
【0038】なお、上述の説明はスイッチング素子
1 ,S3 のスイッチング位相に対してスイッチング素
子S2 ,S4 のスイッチング位相を遅らせた場合につい
て説明したが、逆に進ませても、同様に負荷回路に供給
される電力を変化させることができる。しかし、上記イ
ンバータ装置で負荷Zが放電灯であり、低温時に放電灯
への供給電力を小さくしぼった場合に、放電灯が立消え
を起こし、放電灯の調光制御範囲が狭くなるという問題
がある。
【0039】そこで、本実施例ではこの点を改善するた
めに、図4に示すように、夫々のスイッチング素子
1 ,S2 のオン期間の比率、つまりはオンデューティ
を異ならせてある。なお、スイッチング素子S1 ,S2
は相反させてオン,オフさせるようにしてある。また、
スイッチング素子S3 ,S4 のオン期間の比率は同じに
なっている。
【0040】時刻t0 の前の期間では、スイッチング素
子S1 ,S4 が共にオンであることにより、直流電源
E、スイッチング素子S1 、インダクタL1 、コンデン
サC2及び負荷Z、スイッチング素子S4 の経路で、負
荷電流が流される。時刻t0 では、スイッチング素子S
4 がオフとなり、これにより上記経路での負荷電流の供
給は停止される。この時刻t0 では、スイッチング素子
3 に制御回路1でハイレベルの制御信号V3 が与えら
れるので、上記説明から明らかなように、共振回路に蓄
積されたエネルギによって、インダクタL1 、コンデン
サC2 及び負荷Z、スイッチング素子S3 の寄生ダイオ
ード、スイッチング素子S1の経路で電流が流れる
【0041】時刻t1 では、スイッチング素子S1 がオ
フとなることにより、上記経路での電流が停止され、ス
イッチング素子S1 のオフと同時にスイッチング素子S
2 に制御回路1でハイレベルの制御信号V2 が与えられ
るので、共振回路に蓄積されたエネルギによって、イン
ダクタL1 、コンデンサC2 及び負荷Z、スイッチング
素子S3 の寄生ダイオード、直流電源E、スイッチング
素子S2 寄生ダイオード経路で電流が流れる。そし
て、共振回路の電流がゼロとなった時点で、直流電源
E、スイッチング素子S3 、コンデンサC2 及び負荷
Z,インダクタL1 、スイッチング素子S2 の経路で、
負荷電流が流される。
【0042】時刻t2 で、スイッチング素子S2 ,S3
がオフになり、上記経路での負荷電流の供給は停止され
る。それと同時に、スイッチング素子S1 ,S4 をオン
とする制御信号V1 ,V2 が与えられるので、共振回路
に蓄積されたエネルギによって、スイッチング素子S1
の寄生ダイオード、直流電源E、スイッチング素子S4
の寄生ダイオード、コンデンサC2 及び負荷Zの経路で
電流が流れる。そして、共振回路の電流がゼロになった
時点から、直流電源E、スイッチング素子S1、インダ
クタL1 、コンデンサC2 及び負荷Z、スイッチング素
子S4 の経路で、負荷電流が流れる。
【0043】時刻t3 では、スイッチング素子S4 のオ
フにより、上記経路での負荷電流が停止され、この時点
共振回路のエネルギによって、時刻t0 で説明したよ
うにスイッチング素子S3 の寄生ダイオードを介して
流が流れる。ここで、スイッチング素子S1 ,S2 のオ
ン期間の比率を異ならせてあるので、図4(e)に示す
ようにスイッチング素子S1 ,S4 が同時にオンする期
の方が、スイッチング素子S2 ,S3 が同時にオンす
る期間よりも長くなる。このため、スイッチング素子S
1 ,S4 が同時にオンする期間と、スイッチング素子S
2 ,S3 が同時にオンする期間とで、負荷回路に負荷電
流が流れる時間が変化し、共振回路に蓄積されるエネル
ギが異なってくる。そして、本実施例のようにスイッチ
ング素子S1 のオン期間よりもスイッチング素子S2
オン期間が短いと、スイッチング素子S1 ,S4 の同時
オン時に共振回路に供給されるエネルギが増加し、この
エネルギに伴う直流成分が負荷回路に印加されることに
なる。
【0044】図5は、スイッチング素子S1 のオン期間
よりもスイッチング素子S2 のオン期間短くすると共
に、図3で説明した方法、つまりはスイッチング素子S
1 2 のスイッチング位相に対してスイッチング素子
3 ,S4 のスイッチング位相を変化させることによ
り、スイッチング素子S1 ,S4 及びスイッチング素子
2 ,S3 同時にオンする時間を変化させ、負荷回路
に供給される電力を変化させ、負荷Zに供給される電力
を低減している。この場合の動作は、スイッチング素子
1 ,S4 及びスイッチング素子S2 ,S3 が同時オン
する時間する時間が図4の場合よりもさらに短くなる点
を除いて同様に動作する。
【0045】なお、図3の場合にはスイッチング素子S
1 ,S2 のオン,オフ位相よりもスイッチング素子
3 ,S 4 のオン,オフ位相を遅らせてあるが、図5の
場合にはスイッチング素子S1 ,S2 のオン,オフ位相
よりもスイッチング素子 3 ,S4 のオン,オフ位相を
進ませてある点が異なるが、負荷Zに供給する電力を低
減させる働きは同じである。このようにすれば、スイッ
チング周波数を変化させる必要がなく、スイッチング周
波数を変化させることに伴う問題を生じない。さらに、
スイッチング素子S1 ,S4 の同時オンの期間とスイッ
チング素子S2 ,S3 の同時オンの期間との長さが異な
るため、負荷Zに直流成分が印加される。これにより、
負荷Zが放電灯であり、低温時に調光状態を深くした場
合に、上記直流成分が放電灯に印加されているので、交
流分が低下してもこの直流分で放電灯が点灯状態に保た
れ、放電灯が立消えを起こしにくくなり、移動縞による
ちらつきも低減する。従って、調光範囲を広くすること
が可能となり、安定な点灯が可能となる。
【0046】図6は図4の場合とは逆に、スイッチング
素子S1 のオン期間をスイッチング素子S2 のオン期間
よりも短くし、スイッチング素子S1 ,S2 のオン,オ
フ位相よりもスイッチング素子S3 ,S4 のオン,オフ
位相を遅らせた場合を示す。この場合には図6から明ら
かなように、スイッチング素子S1 ,S4 の同時オンの
期間よりもスイッチング素子S2 ,S3 の同時オンの期
間が長くなる。このため、インダクタL1 には上述の場
合とは逆極性の直流成分が蓄えられることになる。但
し、このように極性が異なっても、放電灯が立消えを起
こしにくくする効果は同様に得ることができる。なお、
この場合においてスイッチング素子S1,S2 のオン,
オフ位相に対して、スイッチング素子S3 ,S4 のオ
ン,オフ位相をさらに遅らせれ、負荷Zに供給される電
力を低減した場合を図7に示す。また、図8に示すよう
に、図2の場合と同様にスイッチング素子S1 のオン期
間をスイッチング素子S2 のオン期間よりも長くし、ス
イッチング素子S1 ,S2のオン,オフ位相よりもスイ
ッチング素子 3 ,S 4 のオン,オフ位相を遅らせた場
合を示す。詳細な説明は省略するが、この場合にも上述
の場合と同様の効果を得ることができる。
【0047】さらに、図9に示すように、スイッチング
素子S3 ,S4 のオン期間の比率を変化させても同様の
効果を得ることができることは言うまでもない。ところ
で、上述の場合には共振回路のエネルギの蓄積状態をア
ンバランスとして、放電灯に直流成分を印加するように
していたが、上記の場合には放電灯に印加される直流成
分が略一定になっていた。上記放電灯が立ち消えを起こ
し易くなるのは、深く調光されたときであるので、深く
調光されたとき、つまりは放電灯に供給される電力が少
なくなるのに伴って、放電灯に印加する直流電圧を増加
させることが好ましい。
【0048】この場合、放電灯に供給される電力が少な
くなるのは、スイッチング素子S1,S2 のオン,オフ
位相に対して、スイッチング素子S3 ,S4 のオン,オ
フ位相の変化が大きくなるときである。そこで、スイッ
チング素子S1 ,S2 のオン,オフ位相に対して、スイ
ッチング素子S3 ,S4 のオン,オフ位相の変化が大き
くなることに伴って、スイッチング素子S1 ,S2 のオ
ン期間の比率を大きく変化させれば、放電灯に供給され
る電力が少なくなるのに伴って、放電灯に印加する直流
電圧を増加させることができる。
【0049】具体的には、図2、図5及び図10のよう
にスイッチング素子S1 ,S2 のオン,オフ位相に対し
て、スイッチング素子S3 ,S4 のオン,オフ位相の変
化が大きくなることに伴って、スイッチング素子S1
2 のオン期間の比率を大きく変化させればよい。つま
り、図4の動作状態に対して、図5は放電灯に供給され
る電力を低下させた場合と見ることができ、図10はさ
らに放電灯に供給される電力を低下させた場合と見るこ
とができる。これらの図から明らかなように、、スイッ
チング素子S1 ,S2 のオン期間の比率が大きく変化す
ることにより、共振回路のエネルギの蓄積状態をアンバ
ランスな状態がさらに大きくなっており、従って放電灯
に印加される直流電圧が増加している。
【0050】(実施例2)以上の実施例では概念的な説
明を行ったが、本実施例では図11に示すように負荷Z
が放電灯Laである場合の具体例を示す。なお、本実施
例は、図12及び図13に示すようにスイッチング素子
1 ,S2 のオン期間の比率を変化させ、且つスイッチ
ング素子S1 ,S2 のオン,オフ位相に対してスイッチ
ング素子S 3 ,S4 のオン,オフ位相を進ませたもの
で、図13が放電灯Laへの供給電力を低下させた場合
を示す。本実施例の動作は上述した実施例の場合と同様
であるので、詳細な説明は省略する。
【0051】ここで、インダクタL1 に流れる電流IL1
は、図12(j)及び図13(j)に示すように、スイ
ッチング素子S1 ,S2 のオン期間の比率を変化させる
ことにより、正の波高値IL1P が、負の波高値IL1N
りも高くなり、これにより図12(k)及び図13
(k)に示すように、ランプ電流ILaの波高値I
LaP が、負の波高値ILaN よりも高くなり、放電灯La
に直流を重畳した形で、放電灯Laに供給する電力を減
少させることができることを示す。
【0052】図14に上記インバータ装置における制御
回路1の具体回路を示す。この制御回路1は、基本周波
数の矩形波信号を発生する発振回路2と、この発振回路
2の出力に応じてスイッチング素子S1 ,S2 を駆動す
る駆動回路3,4と、発振回路2の出力を一定時間遅延
させた信号を作成する遅延回路5と、この遅延回路5の
出力に応じてスイッチング素子S3 ,S4 を駆動する駆
動回路6,7とで構成してある。
【0053】発振回路2は、タイマIC2aと、このタ
イマIC2aの外付け抵抗R11、可変抵抗VR11,VR
12、ダイオードD11,D12及びコンデンサC11で構成さ
れ、図15(a)の矩形波信号を発生する。ここで、可
変抵抗VR11,VR12の調整により、矩形波信号のハイ
レベル期間とローレベル期間との比率を可変できるよう
になっている。
【0054】スイッチング素子S1 を駆動する駆動回路
3は、スイッチング素子S2 と同時オンして直流電源E
間を短絡することを防止するデッドオフ期間を発振回路
2の出力Vaに設定するデッドオフ回路31と、このデ
ッド回路31の出力をレベルシフトしてスイッチング素
子S1 に与えるレベルシフト回路32とで構成してあ
る。
【0055】ところで、上述の場合には説明しなかった
が、直流電源Eに対して直列に接続されたスイッチング
素子S1 ,S2 及びスイッチング素子S3 ,S4 が同時
にオンすると、電源短絡状態になるため、それを防止す
るためにスイッチング素子S 1 ,S2 あるいはスイッチ
ング素子S3 ,S4 がオン,オフに切り換わる時点に
は、スイッチング素子S1 ,S2 あるいはスイッチング
素子S3 ,S4 が共にオフとなるいわゆるデットオフ期
間が設けられる。
【0056】デッドオフ回路31は、可変抵抗VR13
VR15、ダイオードD13,D14、コンデンサC12及びバ
ッファアンプB1 で構成してある。つまり、可変抵抗V
13,VR14とコンデンサC12の時定数で決まる時間
(図15におけるt0 −t1 の期間)だけ、発振回路2
の出力Vaの立上りを遅らせた図15(c)の信号を
【0057】レベルシフト回路32は、トランジスタQ
11〜Q14からなるカレントミラー回路CM3 と、バッフ
ァアンプB2 と、直流電源Eの電圧を定電圧化するツェ
ナダイオードZD1 及びコンデンサC18からなる定電圧
回路33とで構成してある。このレベルシフト回路32
では、カレントミラー回路CM3 でデッドオフ回路31
の出力を電流に代えて、異なる電位で動作するバッファ
アンプB2 に信号を伝達し、バッファアンプB2 の出力
を制御信号V1 としてスイッチング素子S1 に与える。
【0058】スイッチング素子S2 の駆動回路4は、ス
イッチング素子S2 と同時オンして直流電源E間を短絡
することを防止するデッドオフ期間を発振回路2の出力
Vaから設定するデッドオフ回路41で構成してある。
つまり、スイッチング素子S2 動作基準電位は制御回
路1の基準電位と一致しているので、レベルシフト回路
は必要ない。
【0059】上記デッドオフ回路41は、インバータゲ
ートI1 、可変抵抗VR16〜VR18、ダイオードD15
16、コンデンサC13及びバッファアンプB3 で構成し
てある。このデッドオフ回路41では、インバータゲー
トI1 で発振回路2の出力Vaを反転し(その反転出力
Vbを図15(b)に示す)、可変抵抗VR16,VR 17
とコンデンサC13の時定数で決まる時間(図15のt4
−t5 で示す期間)だけ、発振回路2の出力Vaの立上
りを遅らせた図15(d)の信号を作成する。
【0060】遅延回路5は、発振回路2の出力Vaを遅
延する時間を設定する遅延時間設定部51と、この遅延
時間設定回路51の遅延時間に応じて発振回路2の出力
Vaを全体的に遅延させた信号を作成する遅延信号作成
部52とで構成してある。遅延時間設定部51は、可変
抵抗VR19,VR20、ダイオードD17、コンデンサ
14、インバータゲートI3 ,I4 とで構成し、可変抵
抗VR19とコンデンサC14の時定数で決まる時間(例え
ば、図15のt0 −t2 で示す期間)が、発振回路2の
出力Vaを遅延する時間となる。さらに詳しくは、発振
回路2の出力Vaの立上りから図15(e)に示すよう
にコンデンサC14の充電が開始され、コンデンサC14
両端電圧がインバータゲートI3 のスレッショルド電圧
に達したとき、インバータゲートI3 の出力Vdは図1
5(f)のようになる。
【0061】遅延信号作成部52は、遅延時間設定部5
1のインバータゲートI3 の出力Vdと発振回路2の出
力VaとのアンドをとるアンドゲートAND1 と、遅延
時間を得るためのコンデンサC15と、アンドゲートAN
1 の出力VgでコンデンサC15を充電するカレントミ
ラー回路CM1 と、コンデンサC15の両端電圧を所定電
圧と比較するコンパレータCP1 と、発振回路2の出力
Vaを反転するインバータゲートI2 と、インバータゲ
ートI2 の出力VfとコンパレータCP1 の出力Viと
のアンドをとるアンドゲートAND2 と、アンドゲート
AND2 の出力Vjと遅延時間設定部51の出力Veと
のオアをとるオアゲートOR1 と、オアゲートOR1
出力VkとインバータゲートI2 の出力Vfとのアンド
をとるアンドゲートAND3 と、アンドゲートAND3
の出力Vlに応じてコンデンサC 15の放電を行うカレン
トミラー回路CM2 とで構成してある。
【0062】以下、この遅延信号作成部52の動作を説
明する。アンドゲートAND1 で、図15(f)に示す
遅延時間設定部51のインバータゲートI3 の出力Vd
と、発振回路2の出力Vaとのアンドをとると、このア
ンドゲートAND1 の出力Vgは、図15(i)に示す
ように、遅延時間設定部51で設定した遅延時間に相当
する期間ハイレベルとなる。このアンドゲートAND1
の出力Vgがハイレベルである期間、図15(j)に示
すようにコンデンサC15がカレントミラー回路CM1
充電される。ここで、コンパレータCP1 の基準電圧は
ほぼ0Vに設定してあるので、その出力Viは図15
(k)に示すようにハイレベルに保たれる。
【0063】上述の動作時点では、図15(h)に示す
ようにインバータゲートI2 の出力Vfはローレベルで
あるので、同図(l)に示すようにアンドゲートAND
2 の出力Vjはローレベルとなっている。そして、上記
コンパレータCP1 の出力はコンデンサC15が充電され
ている期間ハイレベルに保たれる。いま、図15(a)
に示すように発振回路2の出力Vaがローレベルとなる
と、同図(h)に示すようにインバータゲートI2 の出
力Vfがハイレベルとなる。このため、同図(l)に示
すようにアンドゲートAND2 の出力Vjがハイレベル
となる。これにより、遅延時間設定部51のインバータ
ゲートI4 の出力Veがローレベルに立ち下がった後
も、オアゲートOR1 の出力Vkは図15(m)に示す
ようにハイレベルに保たれる。
【0064】このとき、アンドゲートAND3 の出力V
lが図15(n)に示すようにハイレベルになることに
より、カレントミラー回路CM2 が動作し、コンデンサ
15の放電が開始される。ここで、カレントミラー回路
CM2 と上記カレントミラー回路CM1 はミラー比が
1:1に設定してあるので、図15(j)に示すよう
に、遅延時間設定部51で設定した遅延時間と同じ時間
後に、コンデンサC15が完全に放電される。
【0065】そして、コンデンサC15が完全に放電され
ると、コンパレータCP1 の出力Viは図15(k)に
示すようにローレベルとなる。これにより、アンドゲー
トAND2 の出力Vjが図15(l)に示すようにロー
レベルとなり、オアゲートOR1 の出力Vkも同図
(m)に示すようにローレベルとなる。そして、そのオ
アゲートOR1 の出力VkによりアンドゲートAND3
の出力Vlが図15(n)に示すようにローレベルにな
り、カレントミラー回路CM2 の動作が停止される。
【0066】つまり、上記遅延信号作成部52は、遅延
時間設定部51で設定された時間と同じだけの時間、オ
アゲートOR1 の出力Vkの立下りを遅らせるために設
けてあり、遅延時間設定回路51の遅延時間に応じて発
振回路2の出力Vaを全体的に遅延させた信号を作成し
ている。そして、この信号Vkを基にして駆動回路6,
7がスイッチング素子S3 ,S 4 を駆動する。スイッチ
ング素子S3 の駆動回路6は、デッドオフ回路61とレ
ベルシフト回路62とで構成し、スイッチング素子S4
の駆動回路7は、デッドオフ回路71で構成してある。
【0067】デッドオフ回路61は、インバータゲート
5 、可変抵抗VR24〜VR26、ダイオードD20
21、コンデンサC17及びバッファアンプB5 で構成し
てあり、オアゲートOR1 の出力の反転出力Vmの立上
りを図15の 6 −t 7 で示す期間遅延させて、デッド
オフ期間を設定する。また、レベルシフト回路62は、
トランジスタQ15〜Q18からなるカレントミラー回路C
4 と、バッファアンプB6 と、直流電源Eの電圧を定
電圧化するツェナダイオードZD2 及びコンデンサC19
からなる定電圧回路63とで構成してある。
【0068】デッドオフ回路71は、可変抵抗VR21
VR23、ダイオードD18,D19、コンデンサC16及びバ
ッファアンプB4 で構成してあり、オアゲートOR1
出力Vkを反転した出力の立上りを図15の 2 −t 3
で示す期間遅延させて、デッドオフ期間を設定する。こ
のようにすれば、スイッチング素子S1 ,S2 及びスイ
ッチング素子S3 ,S4 のオン,オフタイミングの位相
差としては、図15における時刻t1 −t3として与え
られる。そして、スイッチング素子S1 ,S2 のオン期
間の比率を可変する場合には、例えば図14における可
変抵抗VR15の抵抗値を大きくして、制御信号V1 の立
下り時点を遅らせると共に、可変抵抗VR17の抵抗値を
大きくして、制御信号V2 の立上り時点を遅らせるよう
にすればよい。
【0069】(実施例3)図16で本発明のさらに他の
実施例の動作を説明する。なお、回路構成は図1と同じ
である。上述した各実施例の場合、スイッチング素子S
1 ,S2 のオン期間の比率を可変して直流分を負荷回路
に印加していたが、この場合にスイッチング素子S1
2 のオン期間の比率を変化させると、負荷Zへの供給
電力が大きいとき(放電灯の場合には例えば全点灯時)
にも、負荷Zに供給される電力がそれに応じて低下して
いた。そこで、この点を改善するため、本実施例では、
スイッチング素子S1 ,S2 のオン期間の比率を変えた
場合、それに応じてスイッチング周波数S3 ,S4 側の
オン期間の比率も変えるようにしてある。
【0070】例えば、図16(a),(b)に示すよう
に、スイッチング素子S1 のオン期間をスイッチング素
子S2 のオン期間よりも長くしたとき、同図(c),
(d)に示すようにスイッチング素子S4 のオン期間を
スイッチング素子S3 のオン期間よりも長くする。この
ようにすれば、スイッチング素子S1 ,S4 の同時オン
期間を長くして、インバータ装置の全体としての負荷へ
の供給電力を増加させ、スイッチング素子S1 ,S2
オン期間の比率を可変しない場合と同程度の電力を負荷
Zに供給することが可能となる。
【0071】図17はスイッチング素子S1 ,S2 のオ
ン,オフタイミングよりスイッチング素子S3 ,S4
オン,オフタイミングが遅れている場合を示す。この場
合にも同様に、図17(a),(b)に示すように、ス
イッチング素子S1 のオン期間をスイッチング素子S2
のオン期間よりも長くしたとき、同図(c),(d)に
示すようにスイッチング素子S4 のオン期間をスイッチ
ング素子S3 のオン期間よりも長くする。このようにす
れば、スイッチング素子S1 ,S4 の同時オン期間を長
くして、インバータ装置の全体としての負荷への供給電
力を増加させることができる。
【0072】図18は図11においてスイッチング素子
1 ,S2 のオン期間の比率変化させることにより、
放電灯Laを全点灯させるときに、負荷Zに供給される
電力が低下することを、上述の場合と同様にして、スイ
ッチング素子S1 ,S2 のオン期間の比率に応じてスイ
ッチング周波数S3 ,S4 側のオン期間の比率を変化さ
せて補うようにしたものである。
【0073】(実施例4) 図19は負荷が放電灯Laである場合において、共振回
路のコンデンサC2 以外に放電灯Laのフィラメントの
非電源側の両端に予熱用のコンデンサC3 を接続したも
のである。この場合、放電灯Laが点灯していないとき
には、コンデンサC3 を介してフィラメントに電流が流
れ、スイッチング素子S 1 ,S 2 に対するスイッチング
素子S 3 ,S 4 の位相を変化して出力を増加し、放電灯
Laが点灯すると、コンデンサC3 の両端電圧が下がる
ため、コンデンサC3 の電流が減少し、点灯前の先行予
熱を行うことができる。このような構成であっても、上
述した各実施例を適用し、スイッチング素子S1 〜S4
のスイッチング周波数を変化させずに、放電灯Laを調
光点灯でき、スイッチング素子S1 ,S2 のオン期間の
比率を変えて、放電灯Laの立消えを防止し、移動縞に
よるちらつきを低減することができる。
【0074】図20は、図19の予熱用としてインダク
タL2 を用いたものである。このようにしても放電灯L
aの点灯前にフィラメントを先行予熱することができ、
しかもインダクタL2 に蓄積されるエネルギもスイッチ
ング素子S1 ,S2 のオン期間の比率を可変することで
変化し、放電灯Laに重畳する直流分を増加でき、低温
時の深い調光状態における放電灯Laの立消えをさらに
良好に防止できる利点もある。
【0075】ところで、上述の説明では、スイッチング
素子がFETである場合について説明したが、バイポー
ラトランジスタやサイリスタにダイオードを逆並列に接
続したものを用いてもよい。また、直流電源は、交流電
源を整流あるいは整流平滑して得られるものなども含ま
れることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】本発明は上述のように、一方の直列回路
のスイッチング素子のオン,オフのタイミングに対し
て、他方の直列回路のスイッチング素子のオン,オフの
タイミングを同位相から180度ずれた位相までの範囲
で可変しているので、対角位置のスイッチング素子の同
時オン期間を変化させて、スイッチング周波数を変化さ
せずに、負荷に供給される電力を調整することができ、
定常点灯時にスイッチング周波数が変化することに伴う
種々の問題点を回避することができる。また、少なくと
も一方の直列回路のスイッチング素子のオン期間の比率
を異ならせてあるので、LC共振回路への正負の供給電
力をアンバランスにして、LC共振回路に蓄積されるエ
ネルギを直流分として負荷に供給でき、例えば負荷が放
電灯である場合に立消えや移動縞によるちらつきを起こ
すことを防止できる。
【0077】また、一方の直列回路のスイッチング素子
のオン期間の比率を、一方の直列回路のスイッチング素
子のオン,オフのタイミングに対する他方の直列回路の
スイッチング素子のオン,オフの位相変化の大きさに応
じて増加させることにより、特に負荷への供給電力を小
さくした場合に負荷に印加する直流成分を増加すること
ができ、負荷を安定動作させることができる。
【0078】さらに、一方の直列回路のスイッチング素
子のオン期間の比率を変化させた場合に、他方の直列回
路のスイッチング素子のオン期間の比率を変化させて、
負荷に供給される電力を略一定にすると、一方の直列回
路のスイッチング素子のオン期間の比率を変化させるこ
とにより減少する電力を補うことがことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】同上の負荷への供給電力最大時の動作説明図で
ある。
【図3】スイッチング周波数を変えることなく、負荷へ
の供給電力を可変する方法を示す動作説明図である。
【図4】負荷に直流成分を印加する方法を示す動作説明
図である。
【図5】負荷に直流成分を印加し、且つスイッチング周
波数を変えることなく、負荷への供給電力を変化させる
場合の動作説明図である。
【図6】負荷に直流成分を印加する他の方法を示す動作
説明図である。
【図7】同上において負荷への供給電力を変化させた場
合の動作説明図である。
【図8】負荷に直流成分を印加するさらに他の方法を示
す動作説明図である。
【図9】負荷に直流成分を印加するさらに別の方法を示
す動作説明図である。
【図10】負荷に供給する電力を小さくするに伴って、
負荷に印加する直流成分を増加させた場合の動作説明図
である。
【図11】負荷が放電灯である場合の具体回路図であ
る。
【図12】同上のほぼ全点灯時の動作説明図である。
【図13】同上の調光時の動作説明図である。
【図14】同上の制御回路の具体回路図である。
【図15】同上の制御回路の動作説明図である。
【図16】一方の直列回路の夫々のスイッチング素子の
オン期間の比率が変化しても、負荷に供給される電力を
低下させない方法を示す動作説明図である。
【図17】一方の直列回路の夫々のスイッチング素子の
オン期間の比率が変化しても、負荷に供給される電力を
低下させない他の方法を示す動作説明図である。
【図18】図11の回路において、一方の直列回路の夫
々のスイッチング素子のオン期間の比率が変化しても、
負荷に供給される電力を低下させない方法を示す動作説
明図である。
【図19】負荷が放電灯である場合に予熱用のコンデン
サを設けた場合の回路図である。
【図20】負荷が放電灯である場合に予熱用のインダク
タを設けた場合の回路図である。
【図21】従来のハーフブリッジ構成のインバータ装置
の回路図である。
【図22】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
E 直流電源 S1 〜S4 スイッチング素子 L1 インダクタ C2 コンデンサ Z 負荷 1 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−254098(JP,A) 特開 昭63−290171(JP,A) 特開 昭59−153473(JP,A) 特開 昭63−92277(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのスイッチング素子の直列回路を直
    流電源と並列に2組接続すると共に、夫々の直列回路の
    スイッチング素子の接続点間に少なくともLC共振回路
    と負荷からなる負荷回路を接続し、夫々の直列回路のス
    イッチング素子を同時にオンしないように交互にオン,
    オフさせ、一方の直列回路のスイッチング素子のオン,
    オフのタイミングに対して、他方の直列回路のスイッチ
    ング素子のオン,オフのタイミングを同位相から180
    度ずれた位相までの範囲で可変して、少なくとも一方の
    直列回路のスイッチング素子のオン期間の比率を異なら
    せて成ることを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 一方の直列回路のスイッチング素子のオ
    ン,オフのタイミングに対して、他方の直列回路のスイ
    ッチング素子のオン,オフのタイミングを早くして成る
    ことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 一方の直列回路のスイッチング素子のオ
    ン,オフのタイミングに対して、他方の直列回路のスイ
    ッチング素子のオン,オフのタイミングを遅らせて成る
    ことを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 一方の直列回路のスイッチング素子のオ
    ン期間の比率を、一方の直列回路のスイッチング素子の
    オン,オフのタイミングに対する他方の直列回路のスイ
    ッチング素子のオン,オフの位相のずれの大きさに応じ
    て増加させて成ることを特徴とする請求項1記載のイン
    バータ装置。
  5. 【請求項5】 一方の直列回路のスイッチング素子のオ
    ン期間の比率を変化させた場合に、他方の直列回路のス
    イッチング素子のオン期間の比率を変化させて、負荷に
    供給される電力を略一定にして成ることを特徴とする請
    求項1記載のインバータ装置。
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