JP3233695B2 - 軌道用軽量盛土配合物および軌道用軽量盛土とその施工方法 - Google Patents

軌道用軽量盛土配合物および軌道用軽量盛土とその施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細骨材として鉱物微粉
末を用いた軌道用軽量盛土配合物とこれを用いた軌道用
軽量盛土およびその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道用軌道の構造として、一般に図6に
示す構造が知られている。図6において1は路盤、2は
軌道である。路盤1は、通常天然地盤を盛土して形成さ
れたもので、土を締固めた断面台形状のものである。軌
道2は、例えば路盤1上に砂利や砕石を所定厚敷き詰め
て形成されたバラスト道床3と、その上に配設された枕
木4…と、該枕木4…の上に平行に配置固定されたレー
ル5、5とからなるものである。また、路盤1として、
コンクリート構造物で形成されたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記鉄
道用軌道における路盤にあっては、天然地盤を盛土して
形成したものの場合、土を締固めるため施工に長時間を
要し、また路盤を安定させるべく裾を広げるよう断面台
形状にする必要があることから軌道の面積に対する路盤
面積の比率が大となり、さらに雨等によって地盤が緩む
ことからメンテナンスに多くの時間と費用を要するとい
った不都合がある。また、路盤をコンクリート構造物で
形成するには、その重量が敷地の地盤に比べ大であるた
め、特に軟弱な地盤では沈下等の恐れがあり適用できな
いといった不都合がある。
【0004】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、路盤の施工期間の短縮す
ることができ、かつ軌道に対する路盤面積の比率を小と
することができ、さらにメンテナンスをほとんど不要に
するとともに、軟弱地盤にも対応し得る軌道用軽量盛土
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の軌道用軽量盛土配合物は、水硬性物質に対し、
土系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン値が5500cm 2
/g以上に微粉末化したもの及びを添加した混合物
に、起泡剤を加えさらに気泡を導入してなるものであ
り、これを用いて軽量盛土を形成することによって前記
課題を解決した。請求項2記載の軌道用軽量盛土では、
鉄道用軌道を敷設すべき敷地の軌道方向の両側に略延長
方向に立設された側壁と、該側壁内に形成された、細骨
材として粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン値が55
00cm 2 /g以上に微粉末化したものを用いた軽量気
泡モルタル層とからなることを前記課題の解決手段とし
た。請求項3記載の軌道用軽量盛土の施工方法では、走
行車両用軌道を敷設すべき敷地に、その軌道方向の両側
に形枠を略鉛直方向に立設し、次いで該形枠内に細骨材
として粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン値が550
0cm 2 /g以上に微粉末化したものを用いた軽量気泡
モルタルを充填し、該軽量気泡モルタルを固化せしめる
ことを前記課題の解決手段とした。
【0006】
【作用】請求項1記載の軌道用軽量盛土配合物によれ
ば、通常のモルタルにおける砂に代わって粘土系鉱物を
乾燥・粉砕してブレーン値が5500cm 2 /g以上に
微粉末化したものを用いているので、砂を配合したモル
タルに比べ圧縮強度が高いものとなり、また材料分離が
起こりにくくなる。さらに、この微粉末化したものは粒
子が小さく比重が小さくなるため、気泡モルタル中に均
等に分散されることにより起泡剤の特性を損なうことが
なくなり、したがって起泡剤を加えさらに気泡を導入す
ることにより、所望する単位重量に調整することが可能
になる。請求項2記載の軌道用軽量盛土によれば、路盤
を形成する盛土が、略延長方向に立設された側壁内に設
けられていることにより、従来の路盤のごとく裾を広げ
た断面台形状のものに比べ軌道の面積に対する路盤面積
の比率が小となる。また、盛土が粘土系鉱物を乾燥・粉
砕してブレーン値が5500cm 2 /g以上に微粉末化
したものを用いた軽量気泡モルタル層で形成されている
ので、前述したように所望する単位重量に調整すること
が可能になり、また、従来の天然地盤からなる盛土と異
なりメンテナンスがほとんど不要となる。請求項3記載
の軌道用軽量盛土の施工方法によれば、形枠内に、細骨
材として粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン値が55
00cm 2 /g以上に微粉末化したものを用いた軽量気
泡モルタルを充填しているので、この軽量気泡モルタル
層を前述したように所望する単位重量に調整することに
より、軟弱地盤上にあっても沈下の恐れのない軽量な
土を形成することが可能となる。また、天然地盤を盛土
して形成するのに比べ、土を締固める必要がなくなって
施工期間の短縮化が可能になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を詳しく説明する。本発明にお
ける請求項1記載の軌道用軽量盛土配合物は、水硬性物
質10重量部に対し、鉱物質微粉末を10〜50重量
部、水を10〜35重量部添加した混合物に、起泡剤を
加えてなるものである。水硬性物質としては、ポルトラ
ンドセメント、高炉セメント、フライアッシュセメント
等のセメントの他、地盤改良材(例えば住友セメント株
式会社製のタフロック[商品名])が用いられるが、中
でも裏込・中詰用特殊セメントであるスミシールド(商
品名:住友セメント株式会社製)が好適に用いられる。
【0008】また、細骨材として、一般的な砂に代わ
り、本発明においては鉱物系微粉末が、用いられる。鉱
物系微粉末としては、粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレ
ーン値が5500cm 2 /g以上に微粉末化したものが
用いられる。
【0009】この粘土系鉱物を微粉末化したものとして
は、例えばスミクレー(商品名:住友セメント株式会社
製)が好適に用いられる。このスミクレーは、栃木県産
の良質な粘土系鉱物より採掘し、乾燥・粉砕の工程を経
て微粉末化された粘土であり、以下の優れた性質を有す
るものである。 (a)粘土鉱物より溶出する可溶性のSiO2及びAl2
3が多いため、セメントとのポゾラン反応により強度
が増進する。 (b)ブレーン値が5500cm2/g以上に微粉砕さ
れているため、材料分離が起こりにくい。 (c)各粒径が均等に分布しているため、モルタルとし
ての流動性が著しく改善される。 (d)高粘性を有する。 (e)粒子が小さく、比重が小さいため、気泡モルタル
中で均等に分散され、起泡剤の特性を損なうことがな
い。 なお、このスミクレーは、比重が2.65〜2.70、5
0%粒径が約6.3μmである。また、その化学組成
は、表1に示す通りである。
【表1】
【0010】このようなスミクレーを製造するには、例
えば図1に示すように原料をホッパー1に入れ、ホッパ
ー1から出た原料を篩2で分級し、さらに所定以上の粒
度のものをクラッシャー3で粉砕した後、ドライヤー4
で焼成乾燥する。そして、乾燥後の原料をミル5で再度
所定粒度にまで粉砕し、その後バグフィルター7を通し
て製品を得る。なお、図1において6、8は原料あるい
は製品を移送せしめるための風車である。
【0011】また、前記水硬性物質と鉱物質微粉末とに
は水が加えられ、さらにこれに起泡剤が加えられる。起
泡剤(発泡剤を含む)としては、各種蛋白や動物性加水
分解蛋白質からなるものが好適とされ、具体的には、蛋
白質系のものとしてマールP(商品名:マールコーポレ
ーション[米国]製)、エスコートK(商品名:株式会
社マノール製)、動物性加水分解蛋白質としてグルフォ
ームNo.220(商品名:サン・オリエント化学社
製)が好適に用いられ、さらにはアルミ粉末や高級アル
コール・硫酸エステル系のものとしてファインフォーム
707(商品名:日曹マスターズビルダーズ株式会社
製)も好適に用いられる。なお、グルフォームNo.2
20は液状であり、その使用に際しては、体積比で原液
(グルフォームNo.220)1に対し5〜15の水で
希釈して使用する。そして、このような水硬性物質、鉱
物質微粉末、水、起泡剤の配合比については、水硬性物
質10重量部に対し、鉱物質微粉末を10〜50重量部
を加え、さらに水を10〜35重量部添加する。ここ
で、鉱物質微粉末を10〜50重量部にしたのは、後述
するように軌道用軽量盛土の形成に使用された際、その
圧縮強度を所望する範囲内、すなわち5〜30kgf/
cm2にするためであり、10重量部未満では圧縮強度
が30kgf/cm2を越え過剰品質となってコストが
高くなり、一方50重量部を越えると圧縮強度が5kg
f/cm2を下回る恐れがあるからである。
【0012】また、得られた混合物への起泡剤添加量に
ついては、軌道用軽量盛土配合物が硬化して得られる盛
土の単位重量の設定によって異なる。単位重量について
は0.6〜1.5g/cm3の範囲が、特に軟弱地盤に路
盤となる盛土を形成した際、沈下等の不都合が回避され
好ましく、したがって単位重量が前記範囲となるべく気
泡を導入し得るように、起泡剤の配合量が決定される。
このような配合で形成される軌道用軽量盛土配合物の製
造およびその使用については、例えば図2に示すような
ラインによってなされる。
【0013】図2において10はセメントサイロ、11
は鉱物質微粉末サイロ、12は水槽であり、セメントサ
イロ10および鉱物質微粉末サイロ11からそれぞれ所
定量がモルタルミキサ13に投入される。また、水槽1
2から所定量の水がモルタルミキサ13に注入され、該
モルタルミキサ13内にてセメント、鉱物質微粉末、水
が攪拌混合されモルタルが製造される。そして、得られ
たモルタルはポンプ14によってラインミキシングユニ
ット15に移送される。
【0014】一方、起泡剤は、予め所定比に希釈されて
起泡剤タンク16に貯蔵され、ポンプ17によって所定
量ラインミキシングユニット15に移送される。ライン
ミキシングユニットでは、前記モルタルと起泡剤とが混
合され、さらにコンプレッサー18から所定量の空気が
導入される。そして、このように空気が導入されること
により、モルタルは所定量の気泡を有した気泡モルタル
となり、注入管19より所望する箇所に充填されるので
ある。このようにして得られた軌道用軽量盛土配合物
と、一般的なモルタル配合物とを表2に示す配合で試作
し、その基礎物性を調べた。
【表2】 なお、表2中において起泡剤A、Bは蛋白系、Cは高級
アルコール硫酸エステル系化合物、Dは前記グルフォー
ムNo.220である。また、本発明品において細骨材
として使用した粘土は前記スミクレーであり、センント
としては前記スミシールドを用いた。
【0015】そして、これら配合物の練り上がり時の物
性と、材令28日の比重及び各強度を調べ、その結果を
表3に示す。
【表3】 表3に示した結果より、本発明品は従来品に比べ材令2
8日の圧縮強度に優れていることが確認された。
【0016】次に、本発明における請求項2記載の軌道
用軽量盛土と請求項3記載の軌道用軽量盛土の施工方法
を説明する。図3は請求項2記載の軌道用軽量盛土の一
例を示す図であり、図3において符号20は、盛土であ
る。この盛土20は、細骨材として鉱物微粉末を用いた
軽量気泡モルタルからなる層であって、具体的には前述
した請求項1記載の配合物が硬化して形成されたもので
ある。ここで、盛土20は鉄道の軌道用として、その単
位重量が0.6〜1.5g/cm3、圧縮強度が安全率を
見込んで5〜30kgf/cm2程度とされる。
【0017】また、この盛土20の両側にはほぼ直立し
た状態で側壁21、21が配設されている。これら側壁
21、21は、コンクリート板、鉄板、木板あるいは樹
脂板等からなるもので、後述するように施工時において
形枠として使用されたものである。また、これら側壁2
1、21間には、該側壁21、21を連結するとともに
これらを互いに引っ張るための引張材として機能するタ
イロッド22が、必要により前記盛土20を貫通した状
態で配設されるが、図4に示すようにタイロッドに代わ
って支柱28、28を側壁21、21外部に設置しても
よく、また図5に示すように内部に設置してもよい。ま
た、図4、図5中二点鎖線で示すようにタイロッド22
を支柱28、28と併用してもよい。また、一例とし
て、盛土20の上部には、緩衝効果を上げるため下部の
軽量気泡モルタルより高密度の気泡モルタル層または気
泡コンクリート層からなる床版23が配設されており、
床版23の上には図4に示した軌道2と同様にバラスト
道床24、枕木25、レール26が順次配設されて軌道
27が形成されているが、本発明はこの例に限定されな
いのはもちろんである。
【0018】このような軌道用軽量盛土を作製するに
は、まず走行車輌用軌道を敷設すべき敷地に、その軌道
方向の両側に側壁21、21となる形枠を略鉛直方向に
直立させ、さらにこれらの間をタイロッド22…で連結
する。次に、該形枠内に細骨材として鉱物微粉末を用い
た軽量気泡モルタル、具体的には前述した請求項1記載
の配合物をこれに所定量の空気を導入しつつ充填する。
次いで、該軽量気泡モルタルを固化せしめ、軌道用軽量
盛土を得る。そして、この上に床版23を載置し、さら
に床版23の上にバラスト道床24、枕木25、レール
26を順次敷設して軌道27を得る。
【0019】このような軌道用軽量盛土にあっては、路
盤を形成する盛土20が、略延長方向に立設された側壁
内21、21に設けられていることにより、従来の路盤
のごとく裾を広げた断面台形状のものに比べ軌道27の
面積に対する路盤面積の比率を小とすることができ、し
たがって省スペース化が図れ、敷地を有効利用すること
ができる。また、盛土20を、鉱物微粉末を用いた軽量
気泡モルタル層で形成しているので、従来の天然地盤か
らなる盛土と異なりメンテナンスがほとんど不要とな
る。
【0020】また、このような軌道用軽量盛土の施工方
法にあっては、軽量気泡モルタルに導入する気泡量を調
整することによって該モルタルの単位重量を所望する範
囲にすることができ、よって軟弱地盤上にあっても沈下
の恐れのない盛土20を形成することができる。また、
天然土や調整土を盛土して形成するのに比べ、土を締固
める必要がなくよって施工期間を短縮することができ
る。さらに、形枠をそのまま側壁21、21とすること
ができるので、施工に際してのコストアップを抑制する
ことができる。なお、前記実施例では盛土を地面に直接
形成するようにしたが、地盤によっては地面に穴を掘
り、一部が地中に埋まるようにして盛土を形成し、安定
性を高めてもてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明における請求
項1記載の軌道用軽量盛土配合物は、砂に代わって粘土
系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン値が5500cm 2
g以上に微粉末化したものを用いているので、砂を配合
したモルタルに比べ圧縮強度が高いものとなり、また材
料分離が起こりにくくなることから長距離輸送に優れた
ものとなる。さらに、この微粉末化したものは粒子が小
さく比重が小さくなるため、気泡モルタル中に均等に分
散されることにより起泡剤の特性を損なうことがなくな
り、したがって起泡剤を加えさらに気泡を導入すること
により、所望する単位重量に調整することができ、よっ
て軟弱地盤上にあっても沈下のおそれのない軽量な盛土
を作製することができる。請求項2記載の軌道用軽量盛
土は、路盤を形成する盛土が、略延長方向に立設された
側壁内に設けられているので、従来の路盤のごとく裾を
広げた断面台形状のものに比べ軌道の面積に対する路盤
面積の比率を小とすることができ、したがって省スペー
ス化が図れ、軌道沿いの敷地を有効利用することができ
る。また、盛土を、粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレー
ン値が5500cm 2 /g以上に微粉末化したものを用
いた軽量気泡モルタル層で形成しているので、前述した
ように所望する単位重量に調整されることことにより、
軟弱地盤上にあっても沈下のおそれのない軽量な盛土と
なり、また、従来の天然地盤からなる盛土と異なりメン
テナンスがほとんど不要となり、したがって維持に要す
るコストを大幅に削減することができる。請求項3記載
の軌道用軽量盛土の施工方法は、形枠内に、細骨材とし
て粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン値が5500c
2 /g以上に微粉末化したものを用いた軽量気泡モル
タルを充填しているので、この軽量気泡モルタル層を前
述したように所望する単位重量に調整することにより、
軟弱地盤上にあっても沈下の恐れのない軽量な盛土を形
成することができる。また、天然地盤を盛土して形成す
るのに比べ、土を締固める必要がなくなって施工期間を
短縮することができる。さらに、形枠をそのまま側壁と
することができるので、施工に際してのコストアップを
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スミクレーの製造工程を示す図。
【図2】軌道用軽量盛土配合物の製造ラインを示す図。
【図3】本発明の鉄道軌道用盛土の一実施例を示す断面
図。
【図4】本発明の鉄道軌道用盛土の他の実施例を示す断
面図。
【図5】本発明の鉄道軌道用盛土の他の実施例を示す断
面図。
【図6】従来の鉄道軌道用盛土の一実施例を示す断面
図。
【符号の説明】
20 盛土 21 側壁 27 軌道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 大介 東京都日野市東平山3−17−10−303 (72)発明者 横田 紀男 東京都千代田区神田美土代町1番地 住 友セメント株式会社 中央研究所内 (72)発明者 安済 俊哉 東京都千代田区東神田2−4−5 住友 セメント株式会社 関連事業本部内 (72)発明者 大倉 力四郎 東京都千代田区東神田2−4−5 住友 セメント株式会社 関連事業本部内 (72)発明者 榎本 哲郎 東京都千代田区東神田2−4−5 住友 セメント株式会社 関連事業本部内 (56)参考文献 特開 平2−91319(JP,A) 特公 昭53−3842(JP,B2) 実公 昭17−12636(JP,Y1) 第19回関東支部技術研究発表会・講演 概要集 社団法人土木学会関東支部発行 第36〜37頁、第40〜41頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01B 2/00 E01B 1/00 E02D 17/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水硬性物質に対し、粘土系鉱物を乾燥・
    粉砕してブレーン値が5500cm 2 /g以上に微粉末
    化したもの及びを添加した混合物に、起泡剤を加えさ
    らに気泡を導入してなることを特徴とする軌道用軽量盛
    土配合物。
  2. 【請求項2】 鉄道用軌道を敷設すべき敷地に形成され
    た軌道用軽量盛土であって、前記敷地の軌道方向の両側
    に略延長方向に立設された側壁と、該側壁内に形成され
    た、細骨材として粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブレーン
    値が5500cm 2 /g以上に微粉末化したものを用い
    た軽量気泡モルタル層とからなることを特徴とする軌道
    用軽量盛土。
  3. 【請求項3】 走行車両用軌道を敷設すべき敷地に、そ
    の軌道方向の両側に形枠を略鉛直方向に立設し、次いで
    該形枠内に細骨材として粘土系鉱物を乾燥・粉砕してブ
    レーン値が5500cm 2 /g以上に微粉末化したもの
    を用いた軽量気泡モルタルを充填し、該軽量気泡モルタ
    ルを固化せしめることを特徴とする軌道用軽量盛土の施
    工方法。
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