JP3233678U - グラビア印刷装置 - Google Patents

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【課題】小型化を図ることができるグラビア印刷装置を提供する。【解決手段】グラビア印刷装置11は、ウェブWを巻き取り可能な第1軸13と、ウェブWを巻き取り可能な第2軸14と、第1軸13と第2軸14との間でウェブWを搬送経路に沿って往復搬送可能な一対のニップローラ18と、搬送経路に配置され、一対のニップローラ18によって搬送されるウェブWに対して単色の印刷が可能な1つの印刷部29とを備え、1つの印刷部29は、ウェブWに対して上記単色とは異なる単色の印刷が可能な他の印刷部29Aと交換可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、例えばプラスチックフィルムなどのウェブに印刷を行うグラビア印刷装置に関する。
従来、この種のグラビア印刷装置として、例えば特許文献1に記載されたグラビア印刷機が知られている。こうしたグラビア印刷機は、搬送されるウェブに複数色の印刷をするべく、互いに異なる色のインクで印刷する複数の印刷ユニットを備えている。そして、これら複数の印刷ユニットによって、搬送されるウェブに対して一色ずつ順次に追加するように印刷することで複数色の印刷をしている。
特開2005−324386号公報
ところで、上述のようなグラビア印刷機は、ウェブの印刷に必要な色の数だけ印刷ユニットを配置する必要があるため、大型化してしまうという問題がある。
本考案は、このような実情に着目してなされた。その目的は、小型化を図ることができるグラビア印刷装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するグラビア印刷装置は、ウェブを巻き取り可能な第1軸と、前記ウェブを巻き取り可能な第2軸と、前記第1軸と前記第2軸との間で前記ウェブを搬送経路に沿って往復搬送可能な搬送部と、前記搬送経路に配置され、前記搬送部によって搬送される前記ウェブに対して単色の印刷が可能な1つの印刷部と、を備え、1つの前記印刷部は、前記ウェブに対して前記単色とは異なる単色の印刷が可能な他の印刷部と交換可能に構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、印刷部が1つなので、印刷部が複数あるグラビア印刷装置に比べて、小型化を図ることができる。この場合、第1軸から繰り出されて印刷された後に第2軸に巻き取られたウェブは再び第1軸に巻き戻すことができるので、1つの印刷部による印刷と、1つの印刷部の交換と、ウェブの巻き戻しとをウェブの印刷に必要な色の数だけ繰り返し行うことで、印刷部が1つであっても複数色の印刷を行うことができる。
上記グラビア印刷装置は、印刷後の前記ウェブに対してラミネートフィルムを貼り合わせるラミネート機構を備えることが好ましい。
この構成によれば、印刷後のウェブに対してラミネート加工を施すことができる。
上記グラビア印刷装置において、前記ラミネート機構は、前記ウェブと前記ラミネートフィルムとを重ねた状態で加熱しながら挟圧可能な一対のニップローラを有し、一対の前記ニップローラは、前記搬送部を構成していることが好ましい。
この構成によれば、ラミネート機構を構成する一対のニップローラを、ウェブを搬送する搬送部と兼用できるので、一対のニップローラを搬送部と兼用しない場合に比べて部品点数を低減できる。
本考案によれば、グラビア印刷装置の小型化を図ることができる。
一実施形態のグラビア印刷装置の概略構成図。 グラビア印刷装置の電気的構成を示すブロック図。 見当マークが印刷されたウェブの一部を示す平面図。
以下、グラビア印刷装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、グラビア印刷装置11は、ウェブWを搬送経路に沿って上流側から下流側に向けて搬送しながら印刷を行うものであり、略直方体状のフレーム12を備えている。この場合、ウェブWとしては長尺状の紙やプラスチックフィルムなどを用いることができるが、本実施形態のウェブWにはプラスチックフィルムが採用されている。
フレーム12における長手方向の中央部を挟んだ一方側及び他方側には、ウェブWを巻き取り可能な第1軸13及びウェブWを巻き取り可能な第2軸14がそれぞれ配置されている。第1軸13と第2軸14とは、フレーム12の長手方向において互いに対向している。フレーム12における上部には、印刷後のウェブWを乾燥させる乾燥ユニット15が配置されている。フレーム12の長手方向における第2軸14側の端部には、印刷後のウェブWに対してラミネートフィルムLを貼り合わせるラミネート機構16が配置されている。
図1及び図2に示すように、ラミネート機構16は、ラミネートフィルムLが巻回された第3軸17と、ウェブWの搬送経路に配置された一対のニップローラ18と、第3軸17に巻回されたラミネートフィルムLを一対のニップローラ18まで導く複数の案内ローラ19とを備えている。第3軸17は、第3モータ20によって回転駆動可能とされ、第3モータ20の駆動によりラミネートフィルムLを繰り出す方向へ回転駆動される。
一対のニップローラ18は、第3軸17から繰り出されたラミネートフィルムLと接着剤の塗布された印刷後のウェブWとを重ねた状態で加熱しながら挟圧することによってラミネートフィルムLと印刷後のウェブWとを貼り合わせる。ウェブWの搬送経路における一対のニップローラ18の直ぐ下流側の位置には、ラミネートフィルムLが貼り合わされたウェブWを冷却可能な金属製の冷却ローラ21が配置されている。冷却ローラ21の内部には、冷却水が循環されるようになっている。
図1及び図2に示すように、第1軸13は、第1モータ22によって回転駆動可能とされ、第1モータ22の駆動によりウェブWを巻き取る方向へ回転駆動される。第2軸14は、第2モータ23によって回転駆動可能とされ、第2モータ23の駆動によりウェブWを巻き取る方向へ回転駆動される。
上流側となる第1軸13から乾燥ユニット15を経由して下流側となる第2軸14に至るまでのウェブWの搬送経路には、複数の従動ローラ24が適宜間隔を置いて回転可能に配置されている。すなわち、複数の従動ローラ24は、ウェブWを搬送経路に沿って案内する。
一対のニップローラ18は、ウェブWの搬送経路における乾燥ユニット15の下流側の位置に配置され、第1軸13と第2軸14との間でウェブWを搬送経路に沿って往復搬送可能に構成されている。本実施形態では、ラミネート機構16を構成する一対のニップローラ18がウェブWを搬送経路に沿って往復搬送可能な搬送部としても機能する。すなわち、一対のニップローラ18は、ラミネート機構16だけでなく搬送部も構成している。
一対のニップローラ18のうちの一方はヒーター25によって所定の温度に加熱可能な金属製の加熱ローラ26によって構成され、他方はゴムローラ27によって構成されている。加熱ローラ26は搬送モータ28によって正逆両方向に回転駆動可能とされ、ゴムローラ27は加熱ローラ26の回転駆動に伴って従動回転する。
そして、加熱ローラ26及びゴムローラ27によってウェブWを挟圧した状態で、加熱ローラ26が正方向(図1では時計方向)に回転駆動されると、ウェブWが搬送経路に沿って第2軸14へ向かって搬送され、加熱ローラ26が逆方向(図1では反時計方向)に回転駆動されると、ウェブWが搬送経路に沿って第1軸13へ向かって搬送される。
ウェブWの搬送経路における乾燥ユニット15の上流側の位置には、一対のニップローラ18によって上流側から下流側に搬送されるウェブWに対して単色の印刷が可能な1つの印刷部29が配置されている。印刷部29は、ウェブWを挟んで印刷部29と対向するように配置されたゴム製の円柱状をなす圧胴30とでウェブWを挟圧する円柱状の版胴31と、内部にインクを貯留する有底箱状のインクパン32とを備えている。
版胴31は、絵柄や文字などの凹版が形成された周面の一部がインクパン32内のインクに浸されるように配置されている。版胴31は、回転することで周面が順次にインクパン32内のインクに浸されて印刷に使用される凹版部分(くぼみ部分)にインクが入り込む。版胴31の周面には、版胴31の周面における凹版部分以外の印刷に使用されない部分に付着したインクを掻き落とすためのドクターブレード33が接触している。そして、版胴31と圧胴30とでウェブWを挟圧した際に版胴31の周面における凹版部分に保持されたインクがウェブWに転移することで、ウェブWの印刷がなされる。
版胴31は、版胴モータ34によって回転駆動可能とされ、版胴モータ34の駆動により正逆両方向に回転駆動可能になっている。版胴31には、版胴31の回転量を検出するロータリーエンコーダ35が設けられている。版胴31は、位置調整機構36によって軸方向(ウェブWの幅方向;図1では紙面と直交する方向)の位置が調整されるようになっている。上記した1つの印刷部29は、ウェブWに対して他の異なる単色の印刷が可能な他の印刷部と交換可能に構成されている。
すなわち、版胴31とインクの入ったインクパン32とは、他の版胴と他のインクの入ったインクパンと交換可能になっている。圧胴30は、版胴31とでウェブWを挟圧する挟圧位置と、版胴31とでウェブWを挟圧しない非挟圧位置との間で移動可能に構成されている。版胴31とインクの入ったインクパン32の交換作業は、圧胴30を非挟圧位置に移動させた状態で行われる。
ウェブWの搬送経路における印刷部29の上流側の近傍位置及び下流側の近傍位置には、先刷りでウェブWの幅方向の端部に付された図3に示す見当マークMを検出する上流側センサ37及び下流側センサ38がそれぞれ配置されている。上流側センサ37及び下流側センサ38は、光電管を2つずつ有している。
そして、例えばウェブWに3色の絵柄を順次に重ねて印刷する場合には、1色目の絵柄の印刷のときに2色目の絵柄の印刷のときの見当合わせのための直角二等辺三角形状の見当マークMをウェブWに印刷し、2色目の絵柄の印刷のときに3色目の絵柄の印刷のときの見当合わせのための見当マークMをさらにウェブWに印刷する。
ウェブWの搬送経路における上流側センサ37と第1軸13との間には、ウェブWの張力を調整可能なインフィードユニット39が配置されている。インフィードユニット39は、フィードローラ40と、フィードローラ40とでウェブWを挟圧するフィードニップローラ41とを有している。フィードローラ40はフィードモータ42によって正逆両方向に回転駆動可能とされ、フィードニップローラ41はフィードローラ40の回転駆動に伴って従動回転する。
乾燥ユニット15は、ケース43と、ケース43に設けられた2つの乾燥機44とを有している。ケース43内には印刷後のウェブWが通過するようになっており、印刷後のウェブWはケース43内を通過する過程で2つの乾燥機44からの温風を受けて乾燥される。
次に、グラビア印刷装置11の電気的構成について説明する。
図2に示すように、グラビア印刷装置11は、装置全体を統括制御する制御部45を備えている。制御部45の入力側インターフェース(図示略)には、グラビア印刷装置11の各種操作を行うための操作部46、上流側センサ37、下流側センサ38、及びロータリーエンコーダ35がそれぞれ電気的に接続されている。
制御部45の出力側インターフェース(図示略)には、位置調整機構36、ヒーター25、及び乾燥機44がそれぞれ電気的に接続されている。さらに、制御部45の出力側インターフェース(図示略)には、版胴モータ34、第1モータ22、第2モータ23、第3モータ20、フィードモータ42、及び搬送モータ28が、それぞれモータ駆動回路47〜52を介して電気的に接続されている。
制御部45は、操作部46、上流側センサ37、下流側センサ38、及びロータリーエンコーダ35から送信される信号に基づいて、位置調整機構36、ヒーター25、及び乾燥機44の駆動を個別に制御する。また、制御部45は、操作部46、上流側センサ37、下流側センサ38、及びロータリーエンコーダ35から送信される信号に基づいて、版胴モータ34、第1モータ22、第2モータ23、第3モータ20、フィードモータ42、及び搬送モータ28の駆動をモータ駆動回路47〜52を介して個別に制御する。
制御部45は、ロータリーエンコーダ35から送信されるパルス信号に基づき、版胴31の回転位置(位相)を把握する。制御部45は、上流側センサ37から送信される信号に基づき、ウェブWの所定の位置に印刷部29によって印刷がなされるようにモータ駆動回路51を介してフィードモータ42の駆動を制御するとともに位置調整機構36の駆動を制御する。制御部45は、下流側センサ38から送信される信号に基づき、ウェブWの所定の位置に印刷部29によって印刷がなされるようにモータ駆動回路47を介して版胴モータ34の駆動を制御するとともに位置調整機構36の駆動を制御する。
次に、グラビア印刷装置11の作用について説明する。
ウェブWに複数色の絵柄の印刷を行う場合には、まず、加熱ローラ26を正方向(図1では時計方向)に回転駆動させるとともに、ウェブWを巻き取る方向(図1では時計方向)に第2軸14を回転駆動させる。すると、第1軸13に巻回されたウェブWは、巻き解かれながら第1軸13から繰り出されるとともに、搬送経路に沿って下流側へ向かって搬送される。第1軸13から繰り出されたウェブWは、印刷部29を構成する版胴31と圧胴30とで挟圧されながら搬送される過程で1色目の絵柄の印刷がなされる。
このとき、ウェブWの幅方向の端部には、2色目の絵柄の印刷のときの見当合わせのための見当マークM1も印刷される。1色目の絵柄の印刷がなされたウェブWは、下流側へ向かって搬送され、乾燥ユニット15のケース43内を搬送される過程で2つの乾燥機44からの温風を印刷面で受けて乾燥される。乾燥機44で乾燥されたウェブWは、搬送経路に沿って下流側へ向かって搬送されて第2軸14によって巻き取られる。
続いて、1色目の絵柄の印刷がなされたウェブWに2色目の絵柄の印刷をするべく、加熱ローラ26を逆方向(図1では反時計方向)に回転駆動させるとともに、ウェブWを巻き取る方向(図1では時計方向)に第1軸13を回転駆動させる。このとき、圧胴30は、挟圧位置から非挟圧位置に移動される。すると、第2軸14に巻き取られた状態になっている1色目の絵柄の印刷がなされたウェブWは、搬送経路に沿って上流側に向かって搬送されて第1軸13に巻き取られる。すなわち、第2軸14に巻き取られた状態になっている1色目の絵柄の印刷がなされたウェブWは、第1軸13に巻き戻される。
続いて、印刷部29を2色目の絵柄の印刷を行う印刷部29Aと交換した後、加熱ローラ26を正方向に回転駆動させるとともに、ウェブWを巻き取る方向に第2軸14を回転駆動させる。このとき、圧胴30は、非挟圧位置から挟圧位置に移動される。すると、第1軸13に巻回されたウェブWは、巻き解かれながら第1軸13から繰り出されるとともに、搬送経路に沿って下流側へ向かって搬送される。
続いて、1色目の絵柄の印刷のときにウェブWに印刷された見当マークM1(図3参照)が上流側センサ37によって検出されると、制御部45は当該検出結果に基づいてウェブWの1色目の絵柄の上の所定の位置に印刷部29Aによって2色目の絵柄の印刷がなされるとともに見当マークM1間の距離が所定のピッチ(本例では版胴31の円周長)になるようにフィードローラ40の駆動を制御する。
すなわち、ウェブWの1色目の絵柄の上の所定の位置に印刷部29Aによって2色目の絵柄の印刷がなされるように、インフィードユニット39によって印刷部29Aに向かうウェブWの張力が調整されるとともに位置調整機構36によって版胴31の軸方向の位置が調整される。この調整は、版胴31が1回転される毎に行われる。この場合、ウェブWは、インフィードユニット39による張力の調整により若干伸縮する。
なお、ウェブWの搬送方向における初期印刷位置合わせは、圧胴30が非挟圧位置から挟圧位置に移動される前に、上流側センサ37による見当マークM1の検出タイミングと版胴31の回転方向の位置とに基づいて自動的に行われる。この場合、ウェブWの搬送方向における初期印刷位置は、見当マークM1の位置と版胴31の回転方向の原点位置とに基づいて算出される。これにより、ウェブWの搬送方向における初期印刷位置合わせに伴うウェブWのロスが最小限に抑えられる。
続いて、インフィードユニット39によって張力が調整されたウェブWは、印刷部29Aを構成する版胴31と圧胴30とで挟圧されながら搬送される過程で2色目の絵柄の印刷がなされる。このとき、ウェブWの幅方向の端部には、3色目の絵柄の印刷のときの見当合わせのための見当マークM2(図3参照)も印刷される。2色目の絵柄の印刷がなされたウェブWは、下流側へ向かって搬送される。
そして、ウェブWの見当マークM1及び見当マークM2が下流側センサ38によって検出されると、制御部45は、当該検出結果に基づいてウェブWの1色目の絵柄の上の所定の位置と印刷部29Aによって2色目の絵柄の印刷がなされた位置とのずれを無くすように、版胴モータ34の駆動及び位置調整機構36の駆動をフィードバック制御する。これにより、版胴31の回転位置(位相)と版胴31の軸方向の位置とが調整される。この場合、ウェブWは、版胴31の回転により張力が付与されて若干伸縮する。
下流側センサ38を通過した1色目の絵柄及び2色目の絵柄が印刷されたウェブWは、下流側へ向かって搬送され、乾燥ユニット15のケース43内を搬送される過程で2つの乾燥機44からの温風を印刷面で受けて乾燥される。乾燥機44で乾燥されたウェブWは、搬送経路に沿って下流側へ向かって搬送されて第2軸14によって巻き取られる。
ウェブWに対する3色目以降の絵柄の印刷は、上述と同様にして行われ、ウェブWに対する最後の色の印刷が終わったら、ウェブWを第2軸14から第1軸13に巻き戻し、インクパン32内のインクを接着剤に変更するとともに版胴31をウェブWに対して接着剤を塗布するためのローラに変更する。続いて、第3軸17からラミネートフィルムLを繰り出して、当該ラミネートフィルムLを一対のニップローラ18間(加熱ローラ26とゴムローラ27との間)においてウェブWに合流させる。このとき、ラミネートフィルムLは、ウェブWの印刷面に重なるように配置される。
そして、加熱ローラ26をヒーター25によって加熱した状態で正方向に回転駆動させると、ラミネートフィルムLと接着剤が塗布されたウェブWとが重なった状態で加熱ローラ26とゴムローラ27とによって挟圧及び加熱されながら下流側へ搬送される過程で接着剤によって接着される。すなわち、接着剤が塗布されたウェブWの印刷面にラミネートフィルムLが貼り合わせられるラミネート加工がウェブWに対して施される。ラミネート加工が施されたウェブWは、冷却ローラ21によって冷却された後、第2軸14に巻き取られる。
このように本実施形態のグラビア印刷装置11では、印刷部29が1つなので、印刷部が複数あるグラビア印刷装置に比べて、小型化を図ることができる。また、本実施形態のグラビア印刷装置11では、第1軸13から繰り出されて印刷された後に第2軸14に巻き取られたウェブWは再び第1軸13に巻き戻すことができる。
このため、本実施形態のグラビア印刷装置11では、1つの印刷部29による印刷と、1つの印刷部29の交換と、ウェブWの巻き戻しとをウェブWの印刷に必要な色の数だけ繰り返し行うことで、印刷部29が1つであっても複数色の印刷を行うことができる。さらに、本実施形態のグラビア印刷装置11は、ラミネート機構16を備えているため、ウェブWの印刷及び印刷後のウェブWに対するラミネート加工の両方を一つの工程で行うことができる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)グラビア印刷装置11は、ウェブWに対して単色の印刷が可能な1つの印刷部29を備え、1つの印刷部29は、ウェブWに対して上記単色とは異なる単色の印刷が可能な他の1つの印刷部29Aと交換可能に構成されている。この構成によれば、印刷部29が1つなので、印刷部が複数あるグラビア印刷装置に比べて、小型化を図ることができる。したがって、老人や女性であっても容易に扱うことができる。
(2)グラビア印刷装置11は、印刷後のウェブWに対してラミネートフィルムLを貼り合わせるラミネート機構16を備えている。この構成によれば、印刷後のウェブWに対して速やかにラミネート加工を施すことができる。
(3)グラビア印刷装置11において、ラミネート機構16は、ウェブWとラミネートフィルムLとを重ねた状態で加熱しながら挟圧可能な一対のニップローラ18を有し、一対のニップローラ18は、ウェブWを搬送する搬送部を構成している。この構成によれば、ラミネート機構16を構成する一対のニップローラ18を、ウェブWを搬送する搬送部と兼用できるので、一対のニップローラ18を搬送部と兼用しない場合に比べて部品点数を低減できる。
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・ラミネート機構16を構成する一対のニップローラ18は、必ずしもウェブWを搬送する搬送部と兼用する必要はない。すなわち、一対のニップローラ18とは別に搬送部としての一対のローラを設けるようにしてもよい。
・ラミネート機構16は、省略してもよい。
11…グラビア印刷装置、13…第1軸、14…第2軸、16…ラミネート機構、18…ラミネート機構及び搬送部を構成するニップローラ、29,29A…印刷部、L…ラミネートフィルム、W…ウェブ。

Claims (3)

  1. ウェブを巻き取り可能な第1軸と、
    前記ウェブを巻き取り可能な第2軸と、
    前記第1軸と前記第2軸との間で前記ウェブを搬送経路に沿って往復搬送可能な搬送部と、
    前記搬送経路に配置され、前記搬送部によって搬送される前記ウェブに対して単色の印刷が可能な1つの印刷部と、
    を備え、
    1つの前記印刷部は、前記ウェブに対して前記単色とは異なる単色の印刷が可能な他の印刷部と交換可能に構成されていることを特徴とするグラビア印刷装置。
  2. 印刷後の前記ウェブに対してラミネートフィルムを貼り合わせるラミネート機構を備えることを特徴とする請求項1に記載のグラビア印刷装置。
  3. 前記ラミネート機構は、前記ウェブと前記ラミネートフィルムとを重ねた状態で加熱しながら挟圧可能な一対のニップローラを有し、
    一対の前記ニップローラは、前記搬送部を構成していることを特徴とする請求項2に記載のグラビア印刷装置。
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