JP3233427B2 - 車載用テレビ - Google Patents

車載用テレビ

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JP3233427B2
JP3233427B2 JP02319992A JP2319992A JP3233427B2 JP 3233427 B2 JP3233427 B2 JP 3233427B2 JP 02319992 A JP02319992 A JP 02319992A JP 2319992 A JP2319992 A JP 2319992A JP 3233427 B2 JP3233427 B2 JP 3233427B2
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高史 山口
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の車両のダッ
シュボード等に組み込まれる車載用テレビに関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されているカーステレオとし
て、チューナ、テープデッキ、CDプレーヤ等があり、
これらはオプション又は車両のグレードに合わせてコン
ソールボックス等に取付けられている。
【0003】ところで、近年においては小型薄型等の利
点を有した液晶テレビの機能が高められ、更には値段も
手ごろである等の理由により、ブラウン管式のテレビに
代わり普及度が増している。
【0004】しかし、多くの乗用車においては、ブラウ
ン管式のテレビに限らず液晶テレビを設置するためのス
ペースが無いため、たとえば液晶テレビを車室内に設置
する場合には、ダッシュボード上に専用の取付け金具を
用いて取付けたり、シフトノブ近傍に専用の取付けアー
ムを用いて取付けたりしている。
【0005】ところがこのような取付け方法では、専用
金具あるいは専用アームによって固定取付けされた液晶
テレビを単に車室内に据え付けた場合には、真夏の炎天
下に晒されてしまうケースが多く、このような場合には
液晶表示部が熱によって変形したりし、液晶テレビの表
示機能を著しく阻害してしまう危険性が大である。
【0006】このような不具合を解消するものとして、
たとえば特開平2−31577号公報には、図1乃至図
3に示すように液晶テレビをダッシュボードに組み込ん
だ車載用テレビが開示されている。
【0007】つまり、テレビ本体1を収容する箱型のケ
ーシング2がダッシュボードD内部に設置されている。
ケーシング2内部には、テレビ本体1を進退自在とする
送り機構3が設けられている。テレビ本体1の下端部に
は支持機構(図示省略)が設けられており、この支持機
構を介して送り機構3が連結されている。
【0008】使用に際して、手動によるものはテレビ本
体1をケーシング2内から手前側に引出した後(図2参
照)、支持機構を支点として適当な角度まで起立させる
(図3参照)。これに対し、伝動制御によるものは図示
省略の引出しスタートボタンを操作すると、送り機構3
が駆動することによりケーシング2内からテレビ本体1
が送り出され(図2参照)、この後テレビ本体1が支持
機構を介して所定の角度まで回動される(図3参照)。
【0009】使用しない場合、手動によるものは支持機
構を介してテレビ本体1を水平に倒した後、ケーシング
2内にテレビ本体1を押し込む。これに対し、伝動制御
によるものは、引戻しスタートボタン(図示省略)を操
作すると、支持機構を介してテレビ本体1が水平に倒さ
れた後、送り機構3によってテレビ本体1がケーシング
2内に戻される。
【0010】これにより、使用しない場合にはテレビ本
体1がダッシュボードD内部のケーシング2内に収容さ
れるため、収納スペースが確保されるばかりでなく、真
夏の炎天下に晒されてしまうこともなくなり、液晶表示
部が熱によって変形したりしてしまうという不具合が解
消される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の載用テレビでは、図2に示したように、送り機
構3を駆動させてケーシング2内からテレビ本体1を送
り出す際に、シフトレバー5とダッシュボードDの前面
との間隔が極めて狭い場合が多く、たとえばシフトレバ
ー5がダッシュボードD側のパーキングレンジに位置し
ている場合には、テレビ本体1の先端部がシフトレバー
5に当接してしまう場合もある。
【0012】またダッシュボードD前面のテレビ本体1
の送り出し近傍に他の障害物等が存在している場合で
も、同様にテレビ本体1の先端部がその障害物に当接し
てしまう。このようなことは、テレビ本体1の送り出し
に限らず、テレビ本体1のケーシング2内への引き戻し
の場合も同様のことがいえる。
【0013】このような場合、手動によるものも伝動制
御によるものも共に、テレビ本体1を見やすい角度まで
起立させることができないので、一旦テレビ本体1をケ
ーシング2内に戻し、シフトレバー5を他のレンジに移
動させたり他の障害物を取り除いたりした後、手動によ
るものは再度テレビ本体1をケーシング2内から引き出
し見やすい角度まで起立させる。伝動制御によるもの
は、再度送り機構3を駆動させてケーシング2内からテ
レビ本体1を送り出し、見やすい角度まで起立させる。
【0014】このようなことから、シフトレバー5等の
障害物がテレビ本体1の移動を妨げてしまった場合に
は、結果的にテレビ本体1を見やすい角度まで起立させ
るために時間が掛かってしまうという問題がある。
【0015】またテレビ本体1の先端部とシフトレバー
5等の障害物との当接が何度も繰り返された場合にはテ
レビ本体1及びシフトレバー5等の障害物相互が傷つい
てしまう場合もある。
【0016】更に特に伝動制御によるものでは、テレビ
本体1の先端部がシフトレバー5に当接した状態が長引
くと、送り機構3を駆動させるための駆動モータがその
当接による負荷を受けた状態で稼働し続けるため、場合
によってはその駆動モータの駆動コイルが必要以上に熱
を発し、やがては自らの熱によって駆動コイルが焼き切
れてしまう場合も想定される。
【0017】本発明は、このような事情に対処して成さ
れたもので、テレビ本体の回動タイミングを最適に行わ
せることにより、テレビ本体の送り出しの際の移動方向
における障害物を避け、テレビ本体のスムースな送り出
し動作を行わせることができる車載用テレビを提供する
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
車載用テレビは、テレビ本体と、上記テレビ本体を収納
自在な車両のコンソール部分に埋設されるケーシング
と、上記テレビ本体を上記ケーシングに対して所定の移
動範囲内で進退自在に支持する支持機構と、上記支持機
構によって上記ケーシング外部に突出された上記テレビ
本体を回動させる回動機構と、上記支持機構と上記回動
機構を駆動する駆動手段と、上記駆動手段を制御するこ
とにより上記支持機構と上記回動機構を制御する制御手
段とを備え、上記制御手段は、上記支持機構によって上
記テレビ本体を上記ケーシング外部へ移動させると共
に、上記テレビ本体が上記移動範囲の終了位置に達する
前に上記回動機構による上記テレビ本体の回動を開始さ
せ、上記テレビ本体が所定の回動量に達するのに応じて
上記回動機構と上記支持機構を停止させることを特徴と
する。 請求項2に係る本発明の車載用テレビは、テレビ
本体と、上記テレビ本体を収納自在な車両のコンソール
部分に埋設されるケーシングと、上記テレビ本体を上記
ケーシングに対して所定の移動範囲内で進退自在に支持
する支持機構と、上記支持機構によって上記ケーシング
外部に突出された上記テレビ本体を回動させる回動機構
と、上記支持機構と上記回動機構を駆動する駆動手段
と、上記ケーシングによって進退移動される上記テレビ
本体の移動量を検出する進退量検出手段と、上記回動機
構によって回動される上記テレビ本体の回動量を検出す
る回動量検出手段と、上記駆動手段を制御することによ
り上記支持機構と上記回動機構を制御する制御手段とを
備え、上記制御手段は、上記支持機構によって上記テレ
ビ本体の上記ケーシング外部への移動を開始させた後、
上記テレビ本体が上記移動範囲内の予め決められた所定
の中間移動量に達したことを上記進退量検出手段が検出
するのに応じて、上記支持機構による上記テレビ本体の
上記ケーシング外部への移動を継続させつつ上記回動機
構による上記テレビ本体の回動を開始させ、上記テレビ
本体の回動を開始させた後、上記テレビ本体が所定の回
動量に達したことを上記回動量検出手段が検出するのに
応じて上記回動機構による上記テレビ本体の回動を停止
させると共に、上記テレビ本体が予め決められた所定の
最大移動 量に達したことを上記進退量検出手段が検出す
るのに応じて上記支持機構による上記テレビ本体の上記
ケーシング外部への移動を停止させることをことを特徴
とする。 請求項3に係る本発明の車載用テレビは、請求
項1又は請求項2に係る発明において更に、上記制御手
段に対して指令を行う指令手段を備え、上記制御手段
は、上記指令手段からの上記指令に応じて、上記駆動手
段を制御することにより上記支持機構と上記回動機構を
制御することを特徴とする。 請求項4に係る本発明の車
載用テレビは、請求項3に係る発明において更に、上記
支持機構による上記テレビ本体の移動位置の情報を記憶
する記憶手段を備えることを特徴とする。 請求項5に係
る本発明の車載用テレビは、請求項4に係る発明におい
て更に、上記制御手段は、上記テレビ本体が上記保持位
置に保持された際に上記記憶手段に記憶された上記移動
位置の情報に基づいて、次の回に上記指令手段からの上
記指令がなされるのに応じて上記支持機構による上記テ
レビ本体を保持する保持位置を設定することを特徴とす
る。 請求項6に係る本発明の車載用テレビは、テレビ本
体と、上記テレビ本体を収納自在な車両のコンソール部
分に埋設されるケーシングと、上記テレビ本体を上記ケ
ーシングに対して所定の移動範囲内で進退自在に支持す
る支持機構と、上記支持機構によって上記ケーシング外
部に突出された上記テレビ本体を回動させる回動機構
と、上記支持機構と上記回動機構を駆動する駆動手段
と、上記駆動手段を制御することにより上記支持機構と
上記回動機構を制御する制御手段と、上記制御手段に対
して制御開始の指令をする指令手段とを備え、上記制御
手段は、上記テレビ本体が上記支持機構によって上記ケ
ーシングの外部に突出され且つ上記回動機構により所定
の回動量で回動された状態の際に上記指令手段からの指
令を受けると、上記回動機構に上記テレビ本体の回動を
開始させると共に、上記回動機構の動作終了前に、上記
支持機構に上記テレビ本体の突出している移動量を減ら
す方向への移動を開始させ、上記テレビ本体を上記ケー
シング内へ収納させることを特徴とする。請求項7に係
る本発明の車載用テレビは、テレビ本体と、上記テレビ
本体を収 納自在な車両のコンソール部分に埋設されるケ
ーシングと、上記テレビ本体を上記ケーシングに対して
所定の移動範囲内で進退自在に支持する支持機構と、上
記支持機構によって上記ケーシング外部に突出された上
記テレビ本体を回動させる回動機構と、上記支持機構と
上記回動機構を駆動する駆動手段と、上記回動機構によ
って回動される上記テレビ本体の回動量を検出する回動
量検出手段と、上記駆動手段を制御することにより上記
支持機構と上記回動機構を制御する制御手段と、上記制
御手段に対して制御開始の指令をする指令手段とを備
え、上記制御手段は、上記テレビ本体が上記支持機構に
よって上記ケーシングの外部に突出され且つ上記回動機
構により所定の回動量で回動された状態の際に上記指令
手段からの指令を受けると、上記回動機構により上記テ
レビ本体の上記ケーシング外部側への回動を開始させる
と共に、上記支持機構により上記テレビ本体の突出して
いる移動量を減らす方向への移動を開始させた後、上記
テレビ本体が上記ケーシング内への収納が可能な予め決
められた回動量に達したことを上記回動量検出手段が検
出するのに応じて上記回動機構を停止させ、引き続き上
記支持機構により上記テレビ本体を予め決められた所定
の移動量だけケーシング内へ移動させた後、上記支持機
構を停止させて上記テレビ本体を上記ケーシング内へ収
納させることを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1、請求項2、請求項3に係る本発明の
車載用テレビによれば、テレビ本体を支持機構によって
ケーシングの外部へ移動させ、テレビ本体が所定の移動
範囲の終了位置に達する前に、回動機構によってテレビ
本体の回動を開始させる。 そして、テレビ本体が所定の
回動量に達するのに応じて回動機構と支持機構を停止さ
せる。つまり、テレビ本体のケーシングからの突出量
(ストローク)が少ないうちに、テレビ本体の回動が開
始される。これにより、ダッシュボード前面にシフトレ
バーや他の障害物等が存在している場合でも、テレビ本
体をその障害物に当たることがないように回動して、所
定の見やすい位置まで確実に回動させることができる。
請求項4に係る本発明の車載用テレビでは、記憶手段が
テレビ本体の支持機構による移動位置の情報を記憶す
る。 請求項5に係る本発明の車載用テレビによれば、記
憶手段がテレビ本体の支持機構による移動位置の情報を
記憶する。これにより、テレビ本体が保持位置に保持さ
れた際の移動位置の情報を記憶する。そして、その後
(次の回)に、制御手段が指令手段から指令を受けた場
合、制御手段はこの記憶手段に記憶手段に基づいてテレ
ビ本体を保持すべき位置を設定して、支持機構を制御す
ることにより、自動的にテレビ本体を適切な保持位置に
移動及び停止させて保持させる。 つまり、前の回にテレ
ビ本体を保持した保持位置と同じ位置に、次の回にもテ
レビ本体を自動的に保持させることで、ダッシュボード
前面にシフトレバーや他の障害物等が存在している場合
でも、その障害物を避けることができ、一度の動作でテ
レビ本体を所定の位置である見やすい位置まで確実に回
動させて保持させることができる。 請求項6、請求項7
に係る本発明の車載用テレビは、テレビ本体が支持機構
によってケーシングの外部に突出され且つ回動機構によ
って回動されている状態のときに、指令手段からの指令
(収納の指令)がなされると、回動機構によるテレビ本
体の回動が開始されると共に、回動機構の動作終了前
に、支持機構によるテ レビ本体のケーシング内への移動
が開始される。つまり、テレビ本体を倒れる方向へ回動
させると共に、その回動動作が終わらないうちに、テレ
ビ本体の突出している移動量を減らす方向へそのテレビ
本体をケーシング側へ移動させていくことで、テレビ本
体をケーシング内に収納する。 これにより、テレビ本体
を回動させる際に、テレビ本体のケーシング外部側への
突出量(ストローク)を少なくすることができ、ダッシ
ュボード前面にシフトレバーや他の障害物等が存在して
いる場合でも、その障害物を避けて、テレビ本体をケー
シング内に収納することができる。
【0020】但し、上記の回動開始位置は、テレビ本体
の回動に支障をきたすことのない場所である。したがっ
て、テレビ本体のケーシングからの押し出し方向におけ
るストロークを少なくすることができるので、ダッシュ
ボード前面にシフトレバーや他の障害物等が存在してい
る場合でも、その障害物を避けることができ、一度の動
作でテレビ本体を所定位置である見やすい位置まで確実
に回動させることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図4乃至図11は、本発明の車載用テレビ
の一実施例の構成を示すものである。図4は本車載用テ
レビの構成を示す平面図、図5は図4の車載用テレビを
示す底面図、図6は図4の車載用テレビを示す正面図、
図7は図4の車載用テレビを示す左側面図、図8は図4
の車載用テレビのテレビ本体が押し出される状態を示す
左側面図、図9は図4の車載用テレビのテレビ本体が回
動を開始する状態を示す左側面図、図10は図4の車載
用テレビのテレビ本体が回動を開始する状態を示す左側
面図、図11は図4の車載用テレビのテレビ本体の背面
側がダッシュボードに当接された状態を示す左側面図で
ある。車両のダッシュボード(図示省略)等に設けられ
るケーシング10に対しテレビ本体20が支持機構30
を介して回動自在に支持されている。またテレビ本体2
0は、送り機構40によりケーシング10に対して進退
自在とされている。更にテレビ本体20は、回動機構5
0によって所定の見やすい角度まで回動されるようにな
っている。
【0022】ケーシング10には、テレビ本体20の出
入口となる開口部13が設けられている。また、ケーシ
ング10は、DIN規格により定められた寸法とされて
いる。
【0023】テレビ本体20の側面には、チャンネルセ
レクトや音量調整及び輝度調整等を行うための機能ボタ
ン(図示省略)が設けられている。テレビ本体20に
は、液晶表示部21が設けられており、ケーシング10
内に収納された状態にあっては液晶表示部21が下側に
向けられている。テレビ本体20の縁部23aは、R状
に形成されており、これにより後述するようにテレビ本
体20がケーシング10から完全に押し出される直前の
位置での回動がスムースに行われるようになっている。
【0024】支持機構30には、サブケーシング31が
備えられている。サブケーシング31の両サイドには支
持部材32を介してローラ33が回転自在に取付けられ
ている。ケーシング10の内側面には、ガイド部材14
が水平方向に延存している。各ローラ33は、ガイド部
材14に載置されている。これにより、サブケーシング
31は、ケーシング10内にてスライド自在とされる。
サブケーシング31の先端部には、支持アーム34が対
向配置されている。各支持アーム34間には、テレビ本
体20が回動自在に取付けられている。
【0025】サブケーシング31の上端面の一側には、
光センサ70が取付けられている。ケーシング10の内
面の光センサ70に対応する位置には、シート状の位置
検出部材71が貼付けられている。サブケーシング31
の移動に伴って光センサ70が位置検出部材71からの
変調された反射光を取り込むことにより、サブケーシン
グ31の移動量が検出される。
【0026】送り機構40には、サブケーシング31を
ケーシング10内にてスライドさせるための送り用駆動
モータ41が備えられている。送り用駆動モータ41の
駆動軸には、ウォームギヤ42が取付けられている。サ
ブケーシング31の上端部には、ピニオンギヤ43が回
転自在に取付けられている。ウォームギヤ42とピニオ
ンギヤ43との間には、伝達ギヤ42a〜42fが介在
されている。送り用駆動モータ41の駆動力は、伝達ギ
ヤ42a〜42fを介してピニオンギヤ43に伝達され
る。
【0027】ケーシング10側には、ラックギヤ11,
12が平設されている。ピニオンギヤ43はラックギヤ
11に噛み合っている。ピニオンギヤ44はラックギヤ
12に噛み合っている。ピニオンギヤ43,44はシャ
フト45を介して連結されている。送り駆動用モータ4
1の駆動力がピニオンギヤ43に伝えられると、サブケ
ーシング31がスライドする。このとき、ピニオンギヤ
43に伝えられた駆動力はシャフト45を介してピニオ
ンギヤ44に伝達されるため、サブケーシング31のス
ライド動作が適切に行われる。
【0028】ケーシング10の先端部側には、テレビ本
体20が所定位置まで送り出された後の回動開始位置を
センスするセンススイッチ46が取付けられている。サ
ブケーシング31の側面には、サブケーシング31が所
定量だけ送り出された際にセンススイッチ46に当接
し、これをオンさせる当接部材(図示省略)が取付けら
れている。
【0029】なお、テレビ本体20の所定位置までの送
り出し位置をセンスするセンサにあっては、この例のよ
うにメカニカルなものに限らず光学式センサ等のように
他のセンサを用いてもよい。また、上記の光センサ70
による水平移動の量検出により、所定量が検出されたこ
とによって回動を開始させるようにしてもよい。
【0030】回動機構50には、ケーシング10外に押
し出されたテレビ本体20を見やすい角度まで回動させ
るための回動力を与える回動用駆動モータ51が備えら
れている。回動用駆動モータ51の駆動軸には、ウォー
ムギヤ52が取付けられている。サブケーシング31の
先端部側には、テレビ本体20側に設けられた回動用の
扇状ギヤ22,23に噛合う大ギヤ53が回動自在に配
置されている。なお、大ギヤ53は各扇状ギヤ22,2
3に対向させて配置されており、各大ギヤ53は軸53
aによって連結されている。
【0031】大ギヤ53とウォームギヤ52との間に
は、伝達ギヤ54a〜54fが介在されている。回動用
駆動モータ51の駆動力は、伝達ギヤ54a〜54fを
介して大ギヤ53に伝達される。
【0032】伝達ギヤ54fに噛合う位置には、回動角
判別ギヤ55が配置されている。回動角判別ギヤ55に
は、図7(b)に示すように、外周面が白黒に塗り分け
られた判別板56が一体的に取付けられている。
【0033】サブケーシング31の上端面の判別板56
に対応する位置には、基板57を介して光センサ58が
取付けられている。テレビ本体20の回動に伴って光セ
ンサ58が判別板56からの変調された反射光を取り込
むことにより、テレビ本体20の回動量が検出される。
【0034】このような構成の車載用テレビの基本的な
動作は次の通りである。まず、ケーシング10内からの
テレビ本体20の引き出しを促す図示省略のスタートス
イッチを操作すると、送り機構40の送り用駆動モータ
41が駆動される。送り用駆動モータ41の駆動力は、
この駆動軸に取付けられているウォームギヤ42及び伝
達ギヤ42a〜42fを介してピニオンギヤ43に伝達
される。またピニオンギヤ43に伝達された駆動力はシ
ャフト45を介してピニオンギヤ44に伝達される。ピ
ニオンギヤ43,44が回転することにより、ラックギ
ヤ11,12との噛合力によってサブケーシング31が
開口部13側に送り出される。
【0035】このとき、サブケーシング31に取付けら
れている光センサ70がケーシング10の内面に取付け
られているシート状の位置検出部材71からの変調され
た反射光を検出することにより、サブケーシング31の
移動量が検出される。
【0036】サブケーシング31が送り用駆動モータ4
1の駆動力によってたとえば図9に示す開口部13側ま
で送り出されると、サブケーシング31に取付けられて
いる当接部材がケーシング10側に取付けられているセ
ンススイッチ46に当接する。この位置は、テレビ本体
20がケーシング10から完全に押し出されている直前
の場所であり、且つテレビ本体20の回動に支障をきた
すことのない位置でもある。
【0037】これにより、テレビ本体20の回動スター
ト位置が検知され、回動機構50の回動用駆動モータ5
1が駆動される。回動用駆動モータ51の駆動力は、こ
の駆動軸に取付けられているウォームギヤ52及び伝達
ギヤ54a〜54fを介して大ギヤ53に伝達される。
一方の大ギヤ53に伝達された駆動力は、軸53aを介
して他方の大ギヤ53にも伝達される。
【0038】各大ギヤ53が回転し、これに噛合う扇状
ギヤ22,23が回動することにより、テレビ本体20
が回動する。
【0039】このとき、テレビ本体20の縁部23aは
R状に形成されているため、テレビ本体20の回動に際
してはその縁部23aがケーシング10に当接すること
がなくスムースに行われる。またこのとき、伝達ギヤ5
4fに噛合う回動角判別ギヤ55がテレビ本体20の回
動に同期して回転し、併せて判別板56も回転する。サ
ブケーシング31側に取付けられている光センサ58が
判別板56の回転によって変調された反射光を取り込む
ことにより、テレビ本体20の回動量が検出される。
【0040】テレビ本体20がたとえば予め設定された
角度まで回動すると、光センサ58の検出結果によりそ
れが検知されて、回動用駆動モータ51の駆動が停止さ
れる。
【0041】テレビ本体20の回動停止の直前又は直後
においては、サブケーシング31の上端面に取り付けら
れている光センサ70がケーシング10側に貼付けられ
ているシート状の位置検出部材71からの変調された反
射光を取り込み、サブケーシング31を所定量だけ送り
出したことを検知する。これにより、送り用駆動モータ
41の駆動が停止される。
【0042】更に、光センサ58による予め設定された
角度までの回動結果及び光センサ70によるサブケーシ
ング31の所定の送出し量が検出されると、送り用駆動
モータ41が送り方向とは逆に駆動され、これにより支
持機構30がケーシング10内部に引き戻される。この
ケーシング10の戻り量は光センサ70によって検出さ
れており、図11に示すように、テレビ本体20の背面
側がダッシュボードDに当接するまでの戻り量が検出さ
れると、送り用駆動モータ41の駆動が停止される。
【0043】これにより、テレビ本体20の背面側がダ
ッシュボードDによって保持され、テレビ本体20に対
する固定領域が広げられるため、走行中におけるテレビ
本体20のブレが確実に防止される。なお、テレビ本体
20の背面側がダッシュボードDに当接する状態を検出
するに際しては、送り用駆動モータ41にかかる負荷の
上昇に基づいたり、たとえばテレビ本体20の背面側に
メカニカルスイッチや光学式スイッチを設けこれらの検
出結果に基づいたりして行うようにしてもよい。
【0044】テレビ本体20がダッシュボードDに保持
される状態にあっては、その背面側がダッシュボードD
に当接しているため、テレビ本体20に設けられている
各種操作ボタンの操作に支障をきたすこともない。
【0045】一方、ケーシング10内部にテレビ本体2
0が戻る場合の基本的な動作は次の通りである。まず、
送り機構40の送り用駆動モータ41が上記とは逆方向
に駆動され、サブケーシング31がケーシング10内部
に引き戻される。これと略同時に回動用駆動モータ51
が上記とは逆方向に駆動され、テレビ本体20が水平に
倒される側に回動される。
【0046】テレビ本体20が水平位置まで完全に倒さ
れた際、サブケーシング31は図9に示す位置まで移動
している。このとき、サブケーシング31に取付けられ
ている当接部材がケーシング10側に取付けられている
センススイッチ46に当接することによってテレビ本体
20の水平位置までの回動戻し完了が検知される。これ
により、回動用駆動モータ51の駆動が停止される。
【0047】この状態からサブケーシング31の引き込
みが更に続行される。サブケーシング31の上端面に取
り付けられている光センサ70がケーシング10側に貼
付けられているシート状の位置検出部材71からの変調
された反射光を取り込み、サブケーシング31が所定量
だけ引き込まれたことを検知すると、送り用駆動モータ
41の駆動が停止される。
【0048】続いて、車両のアクセサリーキーのオン/
オフに基づいたケーシング10からのテレビ本体20の
出入動作を、図12乃至図15を用いて説明する。
【0049】まず、テレビ本体20がケーシング10か
ら押し出されている状態のとき、アクセサリーキーがオ
フされると(ステップ101)、テレビ本体20の収納
動作が開始される(ステップ102)。このとき、テレ
ビ本体20の収納動作開始前のテレビ本体20の起立角
度等の状態を記憶させるためにメモリキー(図示省略)
を操作すると(ステップ103)、前回の操作において
メモリにデータが格納されている場合にはそのデータが
更新され(ステップ106)、メモリにデータが格納さ
れていない場合には現時点のデータがメモリに格納され
る(ステップ107)。但し、(ステップ103)にお
いて、メモリキーの操作が行われない場合には、前回格
納されたメモリのデータがクリアされる(ステップ10
4)。
【0050】これらの操作を終えると、回動用駆動モー
タ51が駆動される(ステップ108)。このとき、上
述したように光センサ58が判別板56の回転によって
変調された反射光を取り込み(ステップ109)、光セ
ンサ58の検出結果が所定値に達すると(ステップ11
0)、次いで送り用駆動モータ41が駆動される(ステ
ップ111)。このとき、回動用駆動モータ51の駆動
は継続されている。
【0051】回動用駆動モータ51の駆動によってテレ
ビ本体20の引き込み動作が行われると、上述したよう
に光センサ70がケーシング10側に貼付けられている
シート状の位置検出部材71からの変調された反射光を
取り込む(ステップ112)。
【0052】テレビ本体20の引き込み動作中に、上記
の光センサ58の検出結果が所定値に達すると(ステッ
プ113)、回動用駆動モータ51の駆動が停止される
(ステップ114)。次いで、光センサ70による検出
結果が所定値に達すると(ステップ115)、送り用駆
動モータ41の駆動が停止され(ステップ116)、ケ
ーシング10内へのテレビ本体20の収納動作が終了す
る。
【0053】続いて、テレビ本体20がケーシング10
内に収納されている状態のとき、アクセサリーキーがオ
ンされ(ステップ201)、更にテレビ本体20の押し
出しを促すスイッチがオンされている場合(ステップ2
02)、メモリ内に前回の操作によってデータが格納さ
れているか否かの判断が行われる(ステップ203)。
【0054】メモリ内にデータが格納されていない場合
には、後に駆動される回動用駆動モータ51による回動
量が所定値にセットされる(ステップ205)。これに
対し、メモリ内にデータが格納されている場合には、送
り用駆動モータ41による送り量及び回動用駆動モータ
51による回動量がメモリ内のデータに基づいてセット
される(ステップ204)。
【0055】次いで、送り用駆動モータ41が駆動され
ると(ステップ206)、上述したように光センサ70
が位置検出部材71からの変調された反射光を取り込む
(ステップ207)。光センサ70が所定値に達すると
(ステップ208)、回動用駆動モータ51が駆動され
(ステップ209)、併せて光センサ58が判別板56
の回転によって変調された反射光を取り込む(ステップ
210)。
【0056】この状態において、光センサ70の検出結
果が所定値に達すると(ステップ211)、送り用駆動
モータ41の駆動が停止される(ステップ212)。光
センサ58の検出結果が所定値に達すると(ステップ2
13)、回動用駆動モータ51の駆動が停止される(ス
テップ214)。
【0057】次いで、(ステップ204)における送り
用駆動モータ41の送り量たる水平パルスの設定の有無
が判断され(ステップ215)、パルスの設定が有ると
判断された場合には送り用駆動モータ41が逆駆動さ
れ、光センサ70の検出結果が所定値に達すると、送り
用駆動モータ41の駆動が停止される(ステップ217
〜219)。
【0058】これに対し、(ステップ215)にてパル
スの設定が無いと判断された場合には、振動吸収モード
の有無が判断され(ステップ216)、有ると判断され
た場合には送り用駆動モータ41が逆駆動され、テレビ
本体20の背面側がダッシュボードDに当接した時点で
送り用駆動モータ41の駆動が停止される(ステップ2
20〜222)。
【0059】このように、本実施例では、サブケーシン
グ31の送り出し中にサブケーシング31に取付けられ
ている当接部材がケーシング10側に取付けられている
センススイッチ46に当接することにより、テレビ本体
20の回動開始位置を検出する。この位置は、テレビ本
体20がケーシング10から完全に押し出される直前の
場所であり、且つテレビ本体20の回動に支障をきたす
ことのない位置でもある。
【0060】したがって、テレビ本体20がケーシング
10内部より完全に押し出される直前からテレビ本体2
0の所定角度である見やすい位置までの回動を行わせる
ことが可能とされるため、押し出された状態にあるテレ
ビ本体20の先端部とケーシング10の開口部13との
間のテレビ本体20の押し出しスペースが小さくなる。
【0061】このため、ダッシュボード前面のテレビ本
体20の送り出し側近傍にシフトレバーや他の障害物等
が存在している場合でも、その障害物を避けることがで
き、テレビ本体20を所定位置である見やすい位置まで
確実且つスムースに回動させることができる。またテレ
ビ本体20の所定位置までの動作は、一度で確実に行わ
れるため、結果的にテレビ本体20の所定位置である見
やすい位置までの送り出しに要する動作時間を短くする
ことができる。
【0062】一方、ケーシング10内部にテレビ本体2
0を戻す場合には、機構40の送り用駆動モータ41及
び回動機構50の回動用駆動モータ51を略同時に逆駆
動さてサブケーシング31の引き込み動作を行わせつつ
テレビ本体20を水平位置側に倒すようにした。したが
って、上記同様にダッシュボード前面のテレビ本体20
の送り出し側近傍にシフトレバーや他の障害物等が存在
している場合でも、その障害物を避けることができ、テ
レビ本体20の水平位置までの回動及びサブケーシング
31の引き込み動作を確実に行わせることができるた
め、結果的にテレビ本体20のケーシング10内部への
戻し動作時間を短くすることができる。
【0063】また、ケーシング10に対するテレビ本体
20の押し出し及び引き戻し動作を確実に行わせること
ができるため、テレビ本体20が障害物に当接すること
による傷の発生や駆動モータの焼き切れの問題等も確実
に防止することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車載用テレ
ビによれば、進退量検出手段によりテレビ本体がケーシ
ングから完全に押し出される直前の位置である所定位置
まで移動したことが検出された際、回動動作開始手段に
よりテレビ本体の回動動作を開始させるようにした。但
し、上記の回動開始位置は、テレビ本体の回動に支障を
きたすことのない場所である。
【0065】したがって、テレビ本体のケーシングから
の押し出し方向におけるストロークを少なくすることが
できるので、ダッシュボード前面にシフトレバーや他の
障害物等が存在している場合でも、その障害物を避ける
ことができ、一度の動作でテレビ本体を所定位置である
見やすい位置まで確実且つスムースに回動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の車載用テレビの取付け状態の一例を示す
斜視図である。
【図2】図1の車載用テレビのケーシングからテレビ本
体が押し出される状態を示す斜視図である。
【図3】図1のテレビ本体が見やすい角度まで回動され
た状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の車載用テレビの一例を示す平面図であ
る。
【図5】図4の車載用テレビを示す底面図である。
【図6】図4の車載用テレビを示す正面図である。
【図7】図4の車載用テレビを示す左側面図である。
【図8】図4の車載用テレビのテレビ本体が押し出され
る状態を示す左側面図である。
【図9】図4の車載用テレビのテレビ本体が回動を開始
する状態を示す左側面図である。
【図10】図4の車載用テレビのテレビ本体が回動を開
始する状態を示す左側面図である。
【図11】図4の車載用テレビのテレビ本体の背面側が
ダッシュボードに当接された状態を示す左側面図であ
る。
【図12】図4の車載用テレビのテレビ本体をアクセサ
リーキーのオフ状態に同期させてケーシング内に戻す場
合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】図4の車載用テレビのテレビ本体をアクセサ
リーキーのオフ状態に同期させてケーシング内に戻す場
合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】図4の車載用テレビのテレビ本体をアクセサ
リーキーのオン状態に同期させてケーシング内から外部
に押し出す場合の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図15】図4の車載用テレビのテレビ本体をアクセサ
リーキーのオン状態に同期させてケーシング内から外部
に押し出す場合の動作を説明するためのフローチャート
である。
【符号の説明】
10 ケーシング 13 開口部 20 テレビ本体 21 液晶表示部 30 支持機構 31 サブケーシング 40 送り機構 41 送り用駆動モータ 46 センススイッチ 55回動角判別ギヤ 56 判別板 58 光センサ 50 回動機構 70 光センサ 71 位置検出部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 合議体 審判長 神崎 潔 審判官 藤井 昇 審判官 溝渕 良一 (56)参考文献 特開 平2−31577(JP,A) 実開 平1−123557(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ本体と、 前記テレビ本体を収納自在な車両のコンソール部分に埋
    設されるケーシングと、 前記テレビ本体を前記ケーシングに対して所定の移動範
    囲内で進退自在に支持する支持機構と、 前記支持機構によって前記ケーシング外部に突出された
    前記テレビ本体を回動させる回動機構と、 前記支持機構と前記回動機構を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段を制御することにより前記支持機構と前記
    回動機構を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記支持機構によって前記テレビ本体を前記ケーシング
    外部へ移動させると共に、前記テレビ本体が前記移動範
    囲の終了位置に達する前に前記回動機構による前記テレ
    ビ本体の回動を開始させ、前記テレビ本体が所定の回動
    量に達するのに応じて前記回動機構と前記支持機構を停
    止させることを特徴とする車載用テレビ。
  2. 【請求項2】 テレビ本体と、 前記テレビ本体を収納自在な車両のコンソール部分に埋
    設されるケーシングと、 前記テレビ本体を前記ケーシングに対して所定の移動範
    囲内で進退自在に支持する支持機構と、 前記支持機構によって前記ケーシング外部に突出された
    前記テレビ本体を回動させる回動機構と、 前記支持機構と前記回動機構を駆動する駆動手段と、 前記ケーシングによって進退移動される前記テレビ本体
    の移動量を検出する進退量検出手段と、 前記回動機構によって回動される前記テレビ本体の回動
    量を検出する回動量検出手段と、 前記駆動手段を制御することにより前記支持機構と前記
    回動機構を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、 前記支持機構によって前記テレビ本体の前記ケーシング
    外部への移動を開始させた後、 前記テレビ本体が前記移動範囲内の予め決められた所定
    の中間移動量に達したことを前記進退量検出手段が検出
    するのに応じて、前記支持機構による前記テレビ本体の
    前記ケーシング外部への移動を継続させつつ前記回動機
    構による前記テレビ本体の回動を開始させ、 前記テレビ本体の回動を開始させた後、前記テレビ本体
    が所定の回動量に達したことを前記回動量検出手段が検
    出するのに応じて前記回動機構による前記テレビ本体の
    回動を停止させると共に、前記テレビ本体が予め決めら
    れた所定の最大移動量に達したことを前記進退量検出手
    段が検出するのに応じて前記支持機構による前記テレビ
    本体の前記ケーシング外部への移動を停止させることを
    ことを特徴とする車載用テレビ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段に対して指令を行う指令手
    段を備え、 前記制御手段は、前記指令手段からの前記指令に応じ
    て、前記駆動手段を制御することにより前記支持機構と
    前記回動機構を制御することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の車載用テレビ。
  4. 【請求項4】 前記支持機構による前記テレビ本体の移
    動位置の情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴と
    する請求項3に記載の車載用テレビ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記テレビ本体が前記
    保持位置に保持された際に前記記憶手段に記憶された前
    記移動位置の情報に基づいて、次の回に前記指令手段か
    らの前記指令がなされるのに応じて前記支持機構による
    前記テレビ本体を保持する保持位置を設定することを特
    徴とする請求項4に記載の車載用テレビ。
  6. 【請求項6】 テレビ本体と、 前記テレビ本体を収納自在な車両のコンソール部分に埋
    設されるケーシングと、 前記テレビ本体を前記ケーシングに対して所定の移動範
    囲内で進退自在に支持する支持機構と、 前記支持機構によって前記ケーシング外部に突出された
    前記テレビ本体を回動させる回動機構と、 前記支持機構と前記回動機構を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段を制御することにより前記支持機構と前記
    回動機構を制御する制御手段と、 前記制御手段に対して制御開始の指令をする指令手段と
    を備え、 前記制御手段は、 前記テレビ本体が前記支持機構によって前記ケーシング
    の外部に突出され且つ前記回動機構により所定の回動量
    で回動された状態の際に前記指令手段からの指令を受け
    ると、前記回動機構に前記テレビ本体の回動を開始させ
    ると共に、前記回動機構の動作終了前に、前記支持機構
    に前記テレビ本体の突出している移動量を減らす方向へ
    の移動を開始させ、前記テレビ本体を前記ケーシング内
    へ収納させることを特徴とする車載用テレビ。
  7. 【請求項7】 テレビ本体と、 前記テレビ本体を収納自在な車両のコンソール部分に埋
    設されるケーシングと、 前記テレビ本体を前記ケーシングに対して所定の移動範
    囲内で進退自在に支持する支持機構と、 前記支持機構によって前記ケーシング外部に突出された
    前記テレビ本体を回動させる回動機構と、 前記支持機構と前記回動機構を駆動する駆動手段と、 前記回動機構によって回動される前記テレビ本体の回動
    量を検出する回動量検出手段と、 前記駆動手段を制御することにより前記支持機構と前記
    回動機構を制御する制御手段と、 前記制御手段に対して制御開始の指令をする指令手段と
    を備え、 前記制御手段は、前記テレビ本体が前記支持機構によっ
    て前記ケーシングの外 部に突出され且つ前記回動機構に
    より所定の回動量で回動された状態の際に前記指令手段
    からの指令を受けると、前記回動機構により前記テレビ
    本体の前記ケーシング外部側への回動を開始させると共
    に、前記支持機構により前記テレビ本体の突出している
    移動量を減らす方向への移動を開始させた後、 前記テレビ本体が前記ケーシング内への収納が可能な予
    め決められた回動量に達したことを前記回動量検出手段
    が検出するのに応じて前記回動機構を停止させ、引き続
    き前記支持機構により前記テレビ本体を予め決められた
    所定の移動量だけケーシング内へ移動させた後、前記支
    持機構を停止させて前記テレビ本体を前記ケーシング内
    へ収納させることを特徴とする車載用テレビ。
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