JP3233121U - 分岐器用枕木 - Google Patents

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楠田 将之
将之 楠田
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崇 唐須
崇 唐須
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Abstract

【課題】強度を確保しつつ、設置作業を容易に行うことが可能な、分岐器用枕木を提供する。【解決手段】鉄道線路のうち分岐器が配置される分岐器区間に設けられ、プレストレストコンクリート製であり、高さが139mm以上143mm以下であり、下面の幅が297mm以上303mm以下である。分岐器区間は、分岐器のポイント部およびリード部が配置される第1区間を有し、第1区間に設けられ、上面の幅が292mm以上298mm以下である第1分岐器用枕木10を備える。第1分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材40が28本並設される。【選択図】図2

Description

本開示は、分岐器用枕木に関する。
従来から、プレストレストコンクリート製の枕木が、例えば、特許文献1で提案されているプレストレストコンクリート製の弾性枕木の製造方法に記載されている。
特許文献1で提案されているプレストレストコンクリート製の弾性枕木の製造方法は、枕木の成形空間の上側に弾性体の収容空間を設けた底打ち型型枠において、前記成形空間にコンクリートを充填し、そのあと、前記収容空間に弾性体を収容して、この弾性体を抑え部材によりコンクリートに押し付け、弾性体と枕木とが一体化された製品を得ることを特徴とする。
特開平8−281616号公報
特許文献1に記載されたような従来からあるプレストレストコンクリート製の枕木のなかで、鉄道線路のうち分岐器が配置される分岐器区間に設けられるものは、例えば、高さが210mm程度であり、下面の幅が270mm程度であるものが多い。このような構造を備えることで、従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木は強度を確保している。一方で、このような従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木は、例えば所定の道床厚を確保する必要があることなどを原因として、設置作業が困難になる場合があった。
そこで、本開示は、強度を確保しつつ、設置作業を容易に行うことが可能な、分岐器用枕木を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る分岐器用枕木は、鉄道線路のうち分岐器が配置される分岐器区間に設けられ、プレストレストコンクリート製であり、高さが139mm以上143mm以下であり、下面の幅が297mm以上303mm以下である。
上記構成によれば、従来からある分岐器用枕木と比較して高さが小さいので、設置作業を容易に行うことができる。また、プレストレストコンクリート製であり、従来からある分岐器用枕木と比較して断面幅が大きいので、上記のように高さを小さくしても、強度を確保することができる。
本開示によれば、強度を確保しつつ、設置作業を容易に行うことが可能な、分岐器用枕木を提供することができる。
本開示の一態様に係る分岐器用枕木が設けられる鉄道線路の分岐器区間を示す概略的な平面図である。 本開示の一態様に係る分岐器用枕木が備える第1分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。 本開示の一態様に係る分岐器用枕木が備える第2分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。 本開示の一態様に係る分岐器用枕木が備える第3分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。 従来からある分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。
以下、本開示の一態様に係る分岐器用枕木について図面を参照して説明する。なお、本態様によって本開示が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(分岐器区間BI)
図1は、本態様に係る分岐器用枕木が設けられる鉄道線路の分岐器区間を示す概略的な平面図である。図1に示すように、本態様では、鉄道線路Lのうち分岐器100が設けられる分岐器区間BIは、分岐器100のポイント部102およびリード部104が配置される区間BI(第1区間)と、分岐器100のモータ部106が配置される区間BI(第2区間)と、分岐器100のクロッシング部108およびガード部110が配置される区間BI(第3区間)と、を有する。なお、本態様では、モータ部106がポイント部102内に配置されるため、区間BIは区間BIの一部を構成する。
モータ部106には、トングレールを転換させることで、列車の進行方向を決定するモータが設けられる。ポイント部102、リード部104、クロッシング部108およびガード部110については、公知であるため、ここではその説明を省略する。
(分岐器用枕木10)
図1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木5は、区間BI(第1区間)に設けられる分岐器用枕木10(第1分岐器用枕木)を備える。
図2は、本態様に係る分岐器用枕木が備える第1分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。分岐器用枕木10は、高さHが139mm以上143mm以下であり、下面の幅WBが297mm以上303mm以下であり、上面の幅WAが292mm以上298mm以下である。分岐器用枕木10の長さは、例えば2400mm程度である。
分岐器用枕木10は、プレストレストコンクリート(以下単に「PC」と言う場合がある。)の設計基準強度が80N/mm以上である。
分岐器用枕木10の内部には、高さ方向および幅方向に直交する分岐器用枕木20の長さ方向(図2の奥行き方向)に延びるように、棒状の鋼材40が計28本並設される。具体的には、分岐器用枕木10の上面から30mmだけ下側(いわゆる「上かぶり」が30mm)の1段目に6本の鋼材40が並設され、この1段目から30mmだけ下側の2段目に6本の鋼材40が並設され、この2段目から25mmだけ下側の3段目に8本の鋼材40が並設され、この3段目から25mmだけ下側の4段目に8本の鋼材40が並設される。なお、該4段目は、分岐器用枕木10の下面から30mmだけ上側(いわゆる「下かぶり」が30mm)である。
上記1段目において中心線CLよりも幅方向の一方側(以下「左面側」と言う場合がある。)に並設される3本の鋼材40は、幅方向において互いに30mm程度の間隔を空けて並設される。なお、ここでいう中心線CLとは、分岐器用枕木10の幅方向の中央を高さ方向に延びる中心線である。上記2段目において中心線CLよりも左面側に並設される3本の鋼材40、上記3段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本の鋼材40、および、上記4段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本の鋼材40についても同様である。
上記1段目〜上記4段目それぞれで最も左面側に配置される鋼材40は、幅方向において互いに同じ位置である。これら4本の鋼材40と交差するように下面から引いた垂線と、分岐器用枕木10の左下角部と距離は、30mm程度である。
上記3段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本のうち最も中心線CL側に配置される鋼材40、および、上記4段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本のうち最も中心線CL側に配置される鋼材40は、幅方向において互いに同じ位置である。これら2本の鋼材40から中心線CLまでの距離は30mm程度である。
上記28本の鋼材40は、分岐器用枕木10の内部に中心線CLを対称軸として左右対称に並設される。したがって、ここでは中心線CLよりも右面側に並設される残り14本の鋼材40についての同様となる説明は繰り返さない。
分岐器用枕木10のうち長さ方向の端部の幅方向の中央部には、ショルダー50が埋め込まれる。このショルダー50を含むパンドロール締結装置により、分岐器用枕木10に床板またはタイプレートが締結される。なお、ショルダー50の代わりに、例えばボルトを用いて分岐器用枕木10に床板またはタイプレートが締結されても良い。このようにボルトを用いて分岐器用枕木10に床板またはタイプレートが締結される場合、上記で説明した28本の鋼材40の並列態様を適宜変更しても良い。
(分岐器用枕木20)
図1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木5は、区間BI(第2区間)に設けられる分岐器用枕木20(第2分岐器用枕木)をさらに備える。この分岐器用枕木20に、列車の進行方向を決定するためのモータが設けられる。
図3は、本態様に係る分岐器用枕木が備える第2分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。分岐器用枕木20は、上記分岐器用枕木10と同様に、高さHが139mm以上143mm以下であり、下面の幅WBが297mm以上303mm以下である。一方、分岐器用枕木20は、上記分岐器用枕木10と異なり、上面の幅WAが277mm以上283mm以下である。分岐器用枕木20の長さは、例えば3300mm程度である。
分岐器用枕木20は、上記分岐器用枕木10と同様に、PCの設計基準強度が80N/mm以上である。
分岐器用枕木20の内部には、上記分岐器用枕木10と同様に、分岐器用枕木20の長さ方向に延びるように、棒状の鋼材40が計28本並設される。上記分岐器用枕木10の場合と同じ高さ位置である1段目、2段目、3段目および4段目に、上記分岐器用枕木10と同様に6本、6本、8本および8本の鋼材40(計28本の鋼材40)が並設される。
上記1段目において中心線CLよりも左面側に並設される3本の鋼材40は、幅方向において互いに28mm程度の間隔を空けて並設される。上記2段目において中心線CLよりも左面側に並設される3本の鋼材40、上記3段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本の鋼材40、および、上記4段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本の鋼材40についても同様である。
上記1段目〜上記4段目それぞれで最も左面側に配置される鋼材40は、幅方向において互いに同じ位置である。これら4本の鋼材40と交差するように下面から引いた垂線と、分岐器用枕木20の左下角部と距離は、33.5mm程度である。
上記3段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本のうち最も中心線CL側に配置される鋼材40、および、上記4段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本のうち最も中心線CL側に配置される鋼材40は、幅方向において互いに同じ位置である。これら2本の鋼材40から中心線CLまでの距離は32.5mm程度である。
分岐器用枕木20の内部に並設される上記28本の鋼材40は、上記分岐器用枕木10の場合と同様に、中心線CLを対称軸として左右対称に並設される。したがって、ここでは中心線CLよりも右面側に並設される残り14本の鋼材40についての同様となる説明は繰り返さない。
分岐器用枕木20のうち長さ方向の端部の幅方向の中央部には、分岐器用枕木10と同様に、ショルダー50が埋め込まれる。ショルダー50などの詳細については、分岐器用枕木10の場合と同様であるため、ここではその説明を繰り返さない。
(分岐器用枕木30)
図1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木5は、区間BI(第3区間)に設けられる分岐器用枕木30(第3分岐器用枕木)をさらに備える。
図3は、本態様に係る分岐器用枕木が備える第3分岐器用枕木の高さ方向に沿った概略的な断面図である。分岐器用枕木30は、上記分岐器用枕木10、20と同様に、高さHが139mm以上143mm以下であり、下面の幅WBが297mm以上303mm以下である。一方、分岐器用枕木30は、上記分岐器用枕木10、20と異なり、上面の幅WAが287mm以上293mm以下である。分岐器用枕木30の長さは、例えば3400mm程度である。
分岐器用枕木30は、上記分岐器用枕木10、20と異なり、PCの設計基準強度が100N/mm以上である。
分岐器用枕木30の内部には、上記分岐器用枕木10、20と同様に、分岐器用枕木30の長さ方向に延びるように、棒状の鋼材40が計28本並設される。具体的には、分岐器用枕木30の上面から35mmだけ下側(いわゆる「上かぶり」が35mm)の1段目に6本の鋼材40が並設され、この1段目から25mmだけ下側の2段目に6本の鋼材40が並設され、この2段目から25mmだけ下側の3段目に8本の鋼材40が並設され、この3段目から25mmだけ下側の4段目に8本の鋼材40が並設される。なお、該4段目は、分岐器用枕木30の下面から30mmだけ上側(いわゆる「下かぶり」が30mm)である。
上記1段目において中心線CLよりも左面側に並設される3本の鋼材40は、幅方向において互いに30mm程度の間隔を空けて並設される。上記2段目において左面側に並設される3本の鋼材40、上記3段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本の鋼材40、および、上記4段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本の鋼材40についても同様である。
上記1段目〜上記4段目それぞれで最も左面側に配置される鋼材40は、幅方向において互いに同じ位置である。これら4本の鋼材40と交差するように下面から引いた垂線と、分岐器用枕木30の左下角部と距離は、30mm程度である。
上記3段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本のうち最も中心線CL側に配置される鋼材40、および、上記4段目において中心線CLよりも左面側に並設される4本のうち最も中心線CL側に配置される鋼材40は、幅方向において互いに同じ位置である。これら2本の鋼材40から中心線CLまでの距離は30mm程度である。
分岐器用枕木30の内部に並設される上記28本の鋼材40は、上記分岐器用枕木10、20の場合と同様に、中心線CLを対称軸として左右対称に並設される。したがって、ここでは中心線CLよりも右面側に並設される残り14本の鋼材40についての同様となる説明は繰り返さない。
分岐器用枕木30のうち長さ方向の端部の幅方向の中央部には、分岐器用枕木10、20と同様に、ショルダー50が埋め込まれる。ショルダー50などの詳細については、分岐器用枕木10、20の場合と同様であるため、ここではその説明を繰り返さない。
(効果)
上記したように、本態様に係る分岐器用枕木5は、ポイント部102およびリード部104が配置される区間BI(第1区間)に設けられる分岐器用枕木10(第1分岐器用枕木)と、モータ部106が配置される区間BI(第2区間)に設けられる分岐器用枕木20(第2分岐器用枕木)と、クロッシング部108およびガード部110が配置される区間BI(第3区間)に設けられる分岐器用枕木30(第3分岐器用枕木)と、を備える。分岐器用枕木10、20、30および従来からあるPC製の分岐器用枕木(図5参照。以下「従来品90」という場合がある。)の構成について表1にまとめる。
Figure 0003233121
ここで、図5に示すように、従来品90は、例えば、高さH´が210mm程度であり、下面の幅WB´が270mm程度であるものが多い。このような構造により、従来品90は、強度を確保しているが、例えば所定の道床厚を確保する必要があることなどを原因として、設置作業が困難になる場合があった。一方、表1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木10、20、30(換言すれば分岐器用枕木5)は、高さH、H、Hが、それぞれ、139mm以上143mm以下であり、従来品90と比較して高さが小さいので、設置作業を容易に行うことができる。また、本態様に係る分岐器用枕木10、20、30は、PC製であり、従来品90と比較して下面の幅WB、WB、WBが大きいことで断面幅が大きいことにより、上記のように高さH、H、Hを小さくしても、強度を確保することができる。その結果、本態様によれば、強度を確保しつつ、設置作業を容易に行うことが可能な、分岐器用枕木5を提供することができる。
表1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木10は、分岐器用枕木20、30と比較して上面の幅WAが大きい。これより、本態様に係る分岐器用枕木10は、いっそう強度を確保できるので、隣り合う分岐器用枕木10、10の中心線CL同士の標準的な間隔(以下単に「枕木間隔」と言う。)を、従来品90の枕木間隔(例えば最大650mm程度)と比較して大きくできる(例えば最大750mm程度)。その結果、ポイント部102およびリード部104が配置される区間BIへの設置本数を減らせるので、例えばコストの低減などを図ることが可能となる。なお、例えば、クロッシング部108に配置される分岐器用枕木30は、ポイント部102およびリード部104に配置される分岐器用枕木10と比較して、作用する列車荷重が大きい。また、ガード部110に配置される分岐器用枕木30は、軌間欠線部が存在する。これらの理由により、隣り合う分岐器用枕木30、30の枕木間隔について、上記した分岐器用枕木10、10の場合のように大きくすることは困難である。一方、ポイント部102およびリード部104に配置される分岐器用枕木10は、上記理由を考慮する必要がないため、上記のように枕木間隔を大きくできる。
表1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木20は、上面の幅WAが277mm以上283mm以下であるため、設置作業の容易性および強度を確保しつつ、従来品90と同程度の枕木間隔で、モータ部106が配置される区間BIに設けることができる。
表1に示すように、本態様に係る分岐器用枕木30は、上面の幅WAが287mm以上293mm以下であるため、設置作業の容易性および強度を確保しつつ、従来品90と同程度の枕木間隔で、クロッシング部108およびガード部110が配置される区間BIに設けることができる。
(変形例)
上記説明から、当業者にとっては、本開示の一態様の多くの改良や他の態様が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造および/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
上記態様では、分岐器用枕木10の上面の幅WAが292mm以上298mm以下であり、分岐器用枕木20の上面の幅WAが277mm以上283mm以下であり、分岐器用枕木30の上面の幅WAが287mm以上293mm以下である場合について説明した。しかし、この場合に限定されず、分岐器用枕木10、20、30は、それぞれ、高さH、H、Hが、それぞれ、139mm以上143mm以下であり、下面の幅WB、WB、WBが、それぞれ、297mm以上303mm以下であれば、強度を確保しつつ、設置作業を容易に行える範囲で、上面の幅WA、WA、WAを適宜調整可能である。
(まとめ)
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る分岐器用枕木は、鉄道線路のうち分岐器が配置される分岐器区間に設けられ、プレストレストコンクリート製であり、高さが139mm以上143mm以下であり、下面の幅が297mm以上303mm以下である。
上記構成によれば、従来からある分岐器用枕木と比較して高さが小さいので、設置作業を容易に行うことができる。また、プレストレストコンクリート製であることにより、従来からある分岐器用枕木と比較して断面幅が大きいことにより、上記のように高さを小さくしても、強度を確保することができる。その結果、強度を確保しつつ、設置作業を容易に行うことが可能な、分岐器用枕木を提供することができる。
前記分岐器区間は、前記分岐器のポイント部およびリード部が配置される第1区間を有し、前記第1区間に設けられ、上面の幅が292mm以上298mm以下である第1分岐器用枕木を備えても良い。
上記構成によれば、第1分岐器用枕木は、いっそう強度を確保できるので、プレストレストコンクリート製の従来からある分岐器用枕木と比較して枕木間隔を大きくできる。その結果、ポイント部およびリード部が配置される第1区間への設置本数を減らせるので、例えばコストの低減などを図ることが可能となる。
前記第1分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材が28本並設されても良い。
上記構成によれば、第1分岐器用枕木は、従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木と比較して、いっそう強度を確保できる。
前記分岐器区間は、前記分岐器のモータ部が配置される第2区間を有し、前記第2区間に設けられ、上面の幅が277mm以上283mm以下である第2分岐器用枕木を備えても良い。
上記構成によれば、設置作業の容易性および強度を確保しつつ、従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木と同程度の枕木間隔で、モータ部が配置される第2区間に設けることができる。
前記第2分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材が28本並設されても良い。
上記構成によれば、第2分岐器用枕木は、従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木と比較して、いっそう強度を確保できる。
前記分岐器区間は、前記分岐器のクロッシング部およびガード部が配置される第3区間を有し、前記第3区間に設けられ、上面の幅が287mm以上293mm以下である第3分岐器用枕木を備えても良い。
上記構成によれば、設置作業の容易性および強度を確保しつつ、従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木と同程度の枕木間隔で、クロッシング部およびガード部が配置される第3区間に設けることができる。
前記第3分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材が28本並設されても良い。
上記構成によれば、第3分岐器用枕木は、従来からあるプレストレストコンクリート製の分岐器用枕木と比較して、いっそう強度を確保できる。
5 分岐器用枕木
10 分岐器用枕木(第1分岐器用枕木)
20 分岐器用枕木(第2分岐器用枕木)
30 分岐器用枕木(第3分岐器用枕木)
40 鋼材
50 ショルダー
100 分岐器
102 ポイント部
104 リード部
106 モータ部
108 クロッシング部
110 ガード部
BI 分岐器区間
BI 区間(第1区間)
BI 区間(第2区間)
BI 区間(第3区間)
CL〜CL 中心線
L 鉄道線路

Claims (7)

  1. 鉄道線路のうち分岐器が配置される分岐器区間に設けられ、
    プレストレストコンクリート製であり、
    高さが139mm以上143mm以下であり、
    下面の幅が297mm以上303mm以下である、分岐器用枕木。
  2. 前記分岐器区間は、前記分岐器のポイント部およびリード部が配置される第1区間を有し、
    前記第1区間に設けられ、上面の幅が292mm以上298mm以下である第1分岐器用枕木を備える、請求項1に記載の分岐器用枕木。
  3. 前記第1分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材が28本並設される、請求項2に記載の分岐器用枕木。
  4. 前記分岐器区間は、前記分岐器のモータ部が配置される第2区間を有し、
    前記第2区間に設けられ、上面の幅が277mm以上283mm以下である第2分岐器用枕木を備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の分岐器用枕木。
  5. 前記第2分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材が28本並設される、請求項4に記載の分岐器用枕木。
  6. 前記分岐器区間は、前記分岐器のクロッシング部およびガード部が配置される第3区間を有し、
    前記第3区間に設けられ、上面の幅が287mm以上293mm以下である第3分岐器用枕木を備える、請求項1ないし5のいずれかに記載の分岐器用枕木。
  7. 前記第3分岐器用枕木は、その内部に高さ方向および幅方向に直交する長さ方向に延びるように棒状の鋼材が28本並設される、請求項6に記載の分岐器用枕木。
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