JP3232353U - 荷役運搬車両 - Google Patents

荷役運搬車両 Download PDF

Info

Publication number
JP3232353U
JP3232353U JP2021001034U JP2021001034U JP3232353U JP 3232353 U JP3232353 U JP 3232353U JP 2021001034 U JP2021001034 U JP 2021001034U JP 2021001034 U JP2021001034 U JP 2021001034U JP 3232353 U JP3232353 U JP 3232353U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luggage
hanger
handling vehicle
material handling
lift bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021001034U
Other languages
English (en)
Inventor
英智 坪井
英智 坪井
Original Assignee
有限会社三英機設
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社三英機設 filed Critical 有限会社三英機設
Priority to JP2021001034U priority Critical patent/JP3232353U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232353U publication Critical patent/JP3232353U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】工場や倉庫等の狭い所での荷物の荷役運搬作業性を向上する荷役運搬車両を提供する。【解決手段】車体10の前部に設けたマスト20と、マスト20に設けられ、マスト20に沿って上下に昇降可能にされるリフトブラケット30とを有する荷役運搬車両100であって、リフトブラケット30に吊り具60が取付け可能である。【選択図】図2

Description

本考案は、荷役運搬車両に関する。
従来の荷役運搬車両として、特許文献1に記載の如くのフォークリフトがある。
フォークリフトは、車体の前部に設けたマストと、マストに設けられ、該マストに沿って上下に昇降可能にされるリフトブラケットと、リフトブラケットに取り付けられるフォークとを有して構成される。
フォークリフトは、パレットや角材の上にある荷物の下にフォークを差し込み、リフトブラケットと共に昇降するフォークによって荷物を持ち上げ、この荷物を据付位置にまで運搬可能にする。
このようなフォークリフトは、工場や倉庫内で小回りが利くことから、荷役運搬の作業効率を向上できる荷役運搬車両として、多用されている。
特開2019−108208号公報
しかしながら、フォークリフトによる荷役運搬作業は、荷物の持上げ及び据付け時にパレットや角材を必要としたり、フォークに載る荷物の底部が概ね平面状であることを必要としたり、フォークに載ったときの重心バランスが良い荷物、或いは重心高さが高過ぎない荷物であることを必要としたり、荷物の持上位置及び据付位置が工場や倉庫内の床面より低レベルでないことを必要とし、さらには、荷物の持上位置及び据付位置に対して車両の向きを平行又は直角にする必要がある等の不都合がある。
本考案の課題は、工場や倉庫等の狭い所での荷物の荷役運搬作業性を向上することにある。
請求項1に係る考案は、車体の前部に設けたマストと、該マストに設けられ、該マストに沿って上下に昇降可能にされるリフトブラケットとを有する荷役運搬車両であって、前記リフトブラケットに吊り具が取付け可能にされるものである。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案において更に、前記吊り具が、前記リフトブラケットに取り付けられる支柱部と、該支柱部から前方に延出された張出し部とを有し、該張出し部の長手方向に沿う複数位置のそれぞれにフック取付部を備えてなるものである。
請求項3に係る考案は、請求項1又は2に係る考案において更に、前記リフトブラケットにフォークも取付け可能にされ、該フォークと前記吊り具のそれぞれを選択的に取付け可能にしてなるものである。
請求項4に係る考案は、請求項3に係る考案において更に、前記リフトブラケットが、車体幅方向に延びたフィンガーバーを有し、該フィンガーバーに前記フォークと前記吊り具のそれぞれを着脱可能にしてなるものである。
請求項5に係る考案は、請求項3又は4に係る考案において更に、前記リフトブラケットが、前記フォークに載せた荷物の後方への崩れを防止するバックレストを有し、該バックレストに前記吊り具の車体幅方向へのずれ移動を防止するずれ止めを着脱可能にしてなるものである。
請求項6に係る考案は、請求項1乃至5のいずれかに係る考案において更に、前記車体と前記マストとの間にチルト装置が設けられ、該チルト装置は該マストを該車体の前後方向に傾動可能に支持してなるものである。
請求項7に係る考案は、請求項1乃至6のいずれかに係る考案において更に、前記吊り具が、吊りワイヤを介して荷物を吊り可能にするものである。
請求項8に係る考案は、請求項1乃至6のいずれかに係る考案において更に、前記吊り具が、チェーンブロックを介して荷物を吊り可能にするものである。
(請求項1)
(a)荷役運搬車両は、マストに昇降可能に設けられたリフトブラケットに吊り具を有する。この吊り具に取り付けられたフック等に荷物を吊るし、持上位置から据付位置に運ぶものになる。
荷物を吊るして運ぶことから、荷物をそのまま持上げ、或いはそのまま据付けでき、その持上げ及び据付け時にパレットや角材を必要としない。
(b)荷物を吊るして運ぶことから、荷物を荷台に載せ置いて運ぶものでなく、荷物を荷台に縛り付ける等しなくても、荷物が荷台から脱落する等のおそれがなく、荷物を常に安全に運ぶことができる。また、荷物の底部が平面状であることを必要とせず、例えば、球面状等であってもよい。
(c)荷物を吊るして運ぶことから、吊られた荷物の重心が自然とフォークの鉛直直下に位置して運ばれるものになる。荷物の長手方向における重心バランスや、重心高さに関係なく、荷物を安全に運ぶことができる。
(d)荷物を吊るして運ぶことから、荷物の持上位置や据付位置が工場や倉庫等の床面より低レベルにあっても、荷物をそのまま持上げ、或いはそのまま据付けできる。
(e)荷物を吊るフック等を吊り具のフック取付部等に対して回転可能にすることで、車両は持上位置及び据付位置に対する向きを平行又は直角にする必要がない。したがって、車両は、工場や倉庫等の少ない走行スペースで車両の位置を細かく切替え運転することなく、荷物を迅速に持上げ、据付けできる。
(請求項2)
(f)前記吊り具が、前記リフトブラケットに取り付けられる支柱部と、該支柱部から前方に延出された張出し部とを有し、該張出し部の長手方向に沿う複数位置のそれぞれにフック取付部を備える。比較的軽い荷物は張出し部の先端側に取り付けたフックにより吊ることで、車体から遠い位置に対して持上げ、据付け作業できる。比較的重い荷物は張出し部の基端側に取り付けたフックにより吊ることで、車体の後車輪を吊り荷のモーメントによって浮き上がらせることのない安全状態で持上げ、据付作業できる。
(請求項3)
(g)前記リフトブラケットにフォークも取付け可能にされ、該フォークと前記吊り具のそれぞれを選択的に取り付けできる。従来から多用されているフォークリフトを本考案の荷役運搬車両として採用し、そのリフトブラケットからフォークを取り外し、吊り具を取り付けることで、小回りの利く走行性を簡易に利用できる。
工場や倉庫等の天井高が低い場合や荷物がパレットに載っている場合には、リフトブラケットにフォークを取り付けて、それらの荷物を運ぶこともできる。
(請求項4)
(h)前記リフトブラケットが、車体幅方向に延びたフィンガーバーを有し、該フィンガーバーに前記フォークと前記吊り具のそれぞれを着脱できる。上述(g)の吊り具を、リフトブラケットが有するフォークのフィンガーバーに着脱可能にし、当該フィンガーバーの共通化を図り、フォークと吊り具を選択的に着脱可能にすることで、リフトブラケットの構造の簡素化を実現できる。
(請求項5)
(i)前記リフトブラケットが、前記フォークに載せた荷物の後方への崩れを防止するバックレストを有し、該バックレストに前記吊り具の車体幅方向へのずれ移動を防止するずれ止めを着脱可能にした。上述(g)の吊り具のずれ止めを、フォークに載せた荷物の荷崩れ防止用バックレストに着脱可能にし、フォークと吊り具を選択的に着脱可能にするリフトブラケットの構造の簡素化を実現できる。
吊り具は、荷物の荷重がかかっていればリフトブラケットに対して動かないが、荷重がかかっていないときの走行若しくは旋回により左右に動こうとする吊り具をずれ止めによってリフトブラケットに固定するものになる。
(請求項6)
(j)前記車体と前記マストとの間にチルト装置が設けられ、該チルト装置は該マストを該車体の前後方向に傾動可能に支持する。フックに吊った荷物の据付位置への据付け時に、チルト装置によってマストを前後方向に傾動することで、リフトブラケットに取り付けた吊り具を前後方向に移動させ、その吊り具のフック等に吊っている荷物の前後方向位置を微調整して据付位置へ吊下ろしできる。例えば、荷物に設けてあるボルト穴を据付位置側のアンカーボルトに容易に合致させて当該据付位置に据付けできる。
(請求項7)
(k)前記吊り具が、吊りワイヤを介して荷物を吊り可能にする。多様な形状の荷物も玉掛け有資格者が吊りワイヤを巻き掛けて容易に吊ることができる。
(請求項8)
(l)前記吊り具が、チェーンブロックを介して荷物を吊り可能にする。持上位置にある荷物を吊り具のフック等に掛け、リフトブラケットを上昇させることで荷物を吊り上げた状態にして据付位置まで運んだ後、リフトブラケットを下降させ(或いは下降させることなく)、チェーンブロックを用いて荷物を吊り下ろすことで、荷物を工場や倉庫等の床面より低レベル(車両に対して上述の持上位置より低レベル)の据付位置等にまで吊下げできる。
前記吊り具のフック等に左右2個等の複数個のチェーンブロックを取り付け、各チェーンブロックによる荷物の吊上げ量を互いに調整することで、当該荷物に与える吊上げ姿勢の傾斜状態を調整できる。荷物の吊上げ姿勢が当該荷物の運搬経路中にある狭小通路幅を通過可能とするように、当該荷物を傾斜させて運ぶ等ができる。
本考案の荷役運搬車両として採用できる従来型のフォークリフトを示す模式斜視図である。 本考案の一実施形態に係る荷役運搬車両を示す模式側面図である。 吊り具の一例を示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。 吊り具の支柱部を拡大して示す側面図である。 吊り具の張出し部を拡大して示す側面図である。 荷役運搬車両における吊りワイヤの使用状態を示す模式側面図である。 荷役運搬車両におけるチェーンブロックの使用状態を示し、(A)は荷物を水平にして運ぶ模式側面図、(B)は荷物を傾斜して運ぶ模式側面図である。 荷役運搬車両の運搬経路を示し、(A)は吊り具を用いた場合の模式平面図、(B)はフォークを用いた場合の模式平面図である。 荷役運搬車両によるピットを跨ぐ据付位置への運搬工程を示し、(A)は吊り具付き運搬車両を用いる場合の模式図、(B)は吊り具付き運搬車両を用いない場合の模式図である。 荷役運搬車両による段差のある据付位置への運搬工程を示し、(A)は吊り具付き運搬車両を用いる場合の模式図、(B)は吊り具付き運搬車両を用いない場合の模式図である。
図1は、本考案の一実施形態に係る図2に示した荷役運搬車両100として採用できる従来のフォークリフト200を示したものである。
フォークリフト200は、図1に示す如く、車体10の前側に一対の前車輪11を備えると共に、後側に一対の後車輪12を備える。本実施形態において、前車輪11は駆動輪、後車輪12は操舵輪を構成するものとされている。
車体10は、シート13と操舵ハンドル14を備えると共に、シート13の後部にカウンタウェイト15を備え、シート13の上部にヘッドガード16を備える。
フォークリフト200は、車体10の前部に左右一対のマスト20を設けている。マスト20は、左右一対で外側に位置する外側マスト21と、左右一対で両外側マスト21の内側に位置する内側マスト22を有して構成される。外側マスト21の下端部は車体10に枢支され、車体10の前後方向に傾動可能に支持されている。内側マスト22は、外側マスト21にスライドして昇降するように設けられ、外側マスト21と内側マスト22の間には左右一対のリフトシリンダ23が設けられている。各リフトシリンダ23は油圧シリンダによって構成され、その基端側が外側マスト21に枢支され、先端側が内側マスト22に枢支されている。リフトシリンダ23が伸縮駆動されることで、内側マスト22は、外側マスト21に対して昇降する。
フォークリフト200は、マスト20の内側マスト22に装架され、該内側マスト22に沿って上下にスライドして昇降可能にされるリフトブラケット30を有する。フォークリフト200は、マスト20における内側マスト22の上端に近い位置に固定された左右一対のチェーンローラ24のそれぞれに左右のリフトチェーン25を巻き掛け、各リフトチェーン25の一端を外側マスト21に連結すると共に、リフトチェーン25の他端をリフトブラケット30に連結している。前述したリフトシリンダ23の伸縮駆動によって内側マスト22が外側マスト21に対して昇降するとき、リフトブラケット30はリフトチェーン25を介して内側マスト22に沿って昇降するものになる。このとき、リフトブラケット30の昇降距離は、リフトシリンダ23の伸縮量(外側マスト21に対する内側マスト22の昇降距離)の2倍になる。
リフトブラケット30は、車体10の幅方向に延びた上下2本の板状フィンガーバー31、32を上下2位置のそれぞれに有し、各フィンガーバー31、32に左右一対のフォーク40を従来の取付構造によって着脱可能としている。
リフトブラケット30は、上フィンガーバー31の上部に、フォーク40に載せた荷物の後方への崩れを防止するバックレスト33を有する。
車体10とマスト20の間にはチルト装置50が設けられている。チルト装置50は、油圧シリンダにて構成され、その基端側が車体10に枢支され、先端側がマスト20の外側マスト21に枢支されている。マスト20及びリフトブラケット30は、チルト装置50が伸縮駆動されることで前後方向に傾動する。
荷役運搬車両100は、本実施形態では従来のフォークリフト200を採用したものであり、図2に示す如く、そのリフトブラケット30に吊り具60を取付可能にする。すなわち、荷役運搬車両100は、リフトブラケット30にフォーク40を取付可能にしながら、フォーク40と吊り具60のそれぞれをリフトブラケット30に選択的に取付可能にするものである。
なお、荷役運搬車両100は、それ自体が前述したと同様の車体10、マスト20、リフトブラケット30、チルト装置50等を備えるものであれば、従来のフォークリフト200を採用したものであることを必要としない。このとき、荷役運搬車両100は、吊り具60を備えることを必須とするが、フォーク40を備えることを必須とするものではない。
吊り具60は、図2乃至図5に示す如く、リフトブラケット30に取り付けられる支柱部70と、該支柱部70の上端部に接合されて、その上端部から前方に延出された張出し部80とを有する。
支柱部70は、例えばH型鋼等から構成され、図4に示す如く、リフトブラケット30の上下のフィンガーバー31、32にフォーク40と吊り具60のそれぞれを着脱可能にするための上下の取付部71、72を備える。上取付部71は、板状の上フィンガーバー31の正面に添設される取付板部71Aの上部に引掛け爪71Bをボルト止めして設けられ、この引掛け爪71Bを上フィンガーバー31の上縁部に上方から引掛けて、該上取付部71を上フィンガーバー31に取付可能にしている。上取付部71は、上フィンガーバー31への取付状態下で、上フィンガーバー31との間で吊り具60及び吊り荷の重量に起因するせん断荷重と引張荷重を担持する。
下取付部72は、板状の下フィンガーバー32の正面に前方から押し当てられる取付板部72Aを備えると共に、該取付板部72Aの下部に下フィンガーバー32の背面の下方側から着脱可能にボルト止めされる押さえ板72Bを備える。押さえ板72Bは、下フィンガーバー32をその下縁側から取付板部72Aとの間に挟み込み、支柱部70の全体をリフトブラケット30の上下のフィンガーバー31、32に保持可能にする。下取付部72は、下フィンガーバー32への取付状態下で、下フィンガーバー32との間で吊り具60及び吊り荷の重量に起因する圧縮荷重を担持する。また、荷物を吊っていない荷役運搬車両100の走行時に、路面の凹凸等による吊り具60の浮き上がりを、押さえ板72Bの存在により防止する。
支柱部70は、図4に示す如く、吊り具60の車体幅方向へのずれ移動を防止する左右一対のずれ止め73をリフトブラケット30のバックレスト33に着脱可能に備える。各ずれ止め73は、リフトブラケット30におけるバックレスト33の上縁部に上方から引掛け可能となるように、下向きに開口するコの字状溝73Aを備えると共に、正面から該コの字状溝73Aに向けて螺着される取付ボルト74を備える。吊り具60の支柱部70に備えた上下の取付部71、72がリフトブラケット30の上下のフィンガーバー31、32に取り付けられた状態下で、各ずれ止め73のコの字状溝73Aをバックレスト33の上縁部に引掛け、両側のずれ止め73を支柱部70の両側部に左右から隙間なく当接させて取付ボルト74を該バックレスト33に締結することで、各ずれ止め73をバックレスト33に固定する。
張出し部80は、例えばI型鋼等から構成され、支柱部70の上端部に溶接されて前方に延出される。張出し部80は、該張出し部80の下面における左右の縁部のそれぞれに、該張出し部80の前後方向に沿うリブ81を溶接等されて備え、各リブ81の長手方向に沿う複数位置のそれぞれに孔状フック取付部82を備えると共に、各フック取付部82に取付ピン83を挿着可能にしている。
吊り具60は、張出し部80における適宜のフック取付部82に挿着される取付ピン83を介して、コブラフック(例えば基本使用荷重=5tonf、安全率4倍)等のフック90の受座91を取付可能とする。フック90は、張出し部80のフック取付部82に対して水平軸(取付ピン83の中心軸)及び鉛直軸の周りで回転自在とされる。吊り具60は、張出し部80に設けた取付部に必ずしもフック90を取り付けることなく、該取付部にチェーンブロック等の他の吊り金物を取り付けるものであってもよい。
本実施形態の荷役運搬車両100は、吊り具60に設けたフック90に吊りワイヤ92を取り付け、この吊りワイヤ92を介して荷物Cを吊り可能とする(例えば図6)。また、荷役運搬車両100は、吊り具60に設けたフック90に1個以上のチェーンブロック93を取り付け、このチェーンブロック93を介して荷物Cを吊り可能とする(例えば図7)。なお、荷役運搬車両100は、吊り具60を構成する張出し部80にフック90を介さず、チェーンブロック93を直接的に取り付け、このチェーンブロック93を介して荷物Cを吊ってもよい。
なお、荷役運搬車両100に用いられる吊り具60は、張出し部80における支柱部70との接合部寄りの上面に吊り環Hを備える。吊り具60を荷役運搬車両100に適用するとき、クレーン車等のフック90を吊り環Hに連結し、このクレーンによって吊り上げた吊り具60を荷役運搬車両100のリフトブラケット30に前述の如くに着脱することができる。
以下、荷役運搬車両100の使用態様について説明する。
(例1)(図6)
図6に示した荷役運搬車両100は、吊り具60に設けたフック90に吊りワイヤ92を介して、長尺円柱状の荷物Cを横向き姿勢で吊り、持上位置から持ち上げて、据付位置に運び、据付位置に吊り下ろして据え付ける例である。
荷役運搬車両100は、通過する搬送経路に狭い箇所がある場合には、荷物Cに対する吊りワイヤ92の巻き掛け方を変えて該荷物Cの搬送姿勢を縦向きにすることができる。
(例2)(図7)
図7(A)(B)に示した荷役運搬車両100は、吊り具60に設けたフック90に2個のチェーンブロック93を介して荷物Cを吊る例である。図7(A)は両チェーンブロック93の長さを同等にして荷物Cを横向き姿勢で吊り、図7(B)は両チェーンブロック93の長さを互いに調整して荷物Cを所望の傾斜姿勢で吊ったものである。
(例3)(図8)
図8は、荷役運搬車両100の運搬経路を示したものであり、図8(A)は荷役運搬車両100が吊り具60を用いた場合であり、図8(B)は荷役運搬車両100がフォーク40を用いた場合である。
吊り具60を用いた場合には、以下のメリットがある。
i.吊り具60に設けたフック90が張出し部80のフック取付部82に対して鉛直軸周りで回転するため、荷役運搬車両100の向きを荷物Cの持上位置や据付位置に対して平行又は直角にする必要がない。
ii.吊り具60に設けたフック90により上方から荷物Cを吊り上げ、吊り下ろすものであり、フォーク40を用いた場合に必要とされるパレットや角材を必要としない。荷物Cに対する荷役運搬車両100の移動範囲にパレットや角材に対するフォーク40の差込み代、抜き代を必要としないから、荷物Cの持上げ、据付けの作業スペースが少なくなるし、角材を抜く手間が省ける。
iii.荷物Cをそのまま吊り下ろして据え付けるものであり、荷物Cの下面にフォーク40を抜く場合の擦り傷等を生ずるおそれがない。
フォーク40を用いる場合には、以下のデメリットがある。
i.荷役運搬車両100の向きを荷物Cの持上位置や据付位置に対して平行又は直角にする必要がある。
ii.荷物Cの下面に対してフォーク40を抜き差しするため、荷物Cを休めるパレットや角材が必要になり、荷物Cに対する荷役運搬車両100の移動範囲にパレットや角材に対するフォーク40の差込み代、抜き代を必要とし、荷物Cの持上げ、据付けの作業スペースが大きくなるし、荷物Cの下から角材を抜くのにジャッキが必要になって手間が増える。
iii.荷物Cの下からフォーク40を抜くときに、荷物Cの下面に擦り傷等を生じるおそれがある。
(例4)(図9)
図9は、荷役運搬車両100によるピットPを跨ぐ据付位置への運搬工程(玉掛け、吊上げ、固定・取付)を示し、図9(A)は吊り具60付きの荷役運搬車両100を用いた場合であり、図9(B)は荷役運搬車両100を用いない場合である。
吊り具60付きの荷役運搬車両100を用いた場合には、以下のメリットがある。
i.搬入時レッカーを使用してトラックから荷物Cを吊り上げて角材の上に置き、吊り具60に設けたフック90で荷物Cを吊り上げ、そのまま据付けできる。
ii.チルローラーRを用いる運搬に比べ、作業人員を1乃至2名減らすことができる。
iii.チルローラーRを用いる運搬に比べ、荷物Cを旋回するときの段取り替えの必要がなく、荷役運搬車両100は、20mm以上の段差がある場合でも、走行が可能となる。
iv.据付位置にピットPがあってもそのまま据付けできる。
v.荷役運搬車両100による運搬のみとなるためコストが下がる。
vi.搬入した荷物Cをそのまま据付けできる。
vii.有資格作業が少なくなるため、人選の幅が広くなる。
viii.仮設門型構Sを設置する作業に比べ工数と時間が短縮できる。
ix.高所作業が少ないため危険作業が減る。
荷役運搬車両100を用いない場合には、以下のデメリットがある。
i.搬入時レッカーを使用してトラックから吊り上げた荷物Cを4台のチルローラーRの上に置き、門型構Sまでコロ引きしてくる。
ii.チルローラーRを用いる運搬は1台に最低1名を必要とするため、4台のチルローラーRに、最低4名と先導1名の5名は必要となる。
iii.チルローラーRを用いる運搬時、荷物Cを旋回するたびに段取り替えが必要となり、5mm以上の段差がある場合も段取り替えが必要となる。
iv.据付位置にピットPがない場合は据付位置までコロ引きしてジャッキアップし、チルローラーRを抜くことができるが、ピットPがある場合には仮設門型構Sの設置が必要になる。
v.仮設門型構Sの設置・解体にコストがかかる。
vi.仮設材を吊り上げるための段取りが必要になる。
vii.仮設材を組み上げるための仮設足場が必要になる。
viii.吊り具60付きの荷役運搬車両100を使用する作業に比べ工数と時間がかかる。
ix.高所作業が多いため安全面でデメリットが多くなる。
(例5)(図10)
図10は、荷役運搬車両100による段差Kのある据付位置への運搬工程(玉掛け、吊上げ、固定・取付)を示し、図10(A)は吊り具60付きの荷役運搬車両100を用いた場合であり、図10(B)は荷役運搬車両100を用いない場合である。
吊り具60付きの荷役運搬車両100を用いた場合には以下のメリットがある。
i.荷役運搬車両100を用いた運搬のみとなるためコストが下がる。
ii.搬入した荷物Cをそのまま据付けできる。
iii.有資格作業が少なくなるため、人選の幅が広くなる。
iv.仮設門型構Sを設置する作業に比べ工数と時間が短縮できる。
v.高所作業が少ないため危険作業が減る。
荷役運搬車両100を用いない場合には、以下のデメリットがある。
i.仮設門型構Sの設置・解体にコストがかかる。
ii.仮設材を吊り上げるための段取りが必要になる。
iii.仮設材を組み上げるための仮設足場が必要になる。
iv.吊り具60付きの荷役運搬車両100を使用する作業に比べ工数と時間がかかる。
v.高所作業が多いため安全面でデメリットが多くなる。
本実施形態の荷役運搬車両100によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)荷役運搬車両100は、マスト20に昇降可能に設けられたリフトブラケット30に吊り具60を有する。この吊り具60に取り付けられたフック90等に荷物Cを吊るし、持上位置から据付位置に運ぶものになる。
荷物Cを吊るして運ぶことから、荷物Cをそのまま持上げ、或いはそのまま据付けでき、その持上げ及び据付け時にパレットや角材を必要としない。
(b)荷物Cを吊るして運ぶことから、荷物Cを荷台に載せ置いて運ぶものでなく、荷物Cを荷台に縛り付ける等しなくても、荷物Cが荷台から脱落する等のおそれがなく、荷物Cを常に安全に運ぶことができる。荷物Cの底部が平面状であることを必要とせず、例えば、球面状等であってもよい。
(c)荷物Cを吊るして運ぶことから、吊られた荷物Cの重心が自然とフォーク40の鉛直直下に位置して運ばれるものになる。荷物Cの長手方向における重心バランスや、重心高さに関係なく、荷物Cを安全に運ぶことができる。
(d)荷物Cを吊るして運ぶことから、荷物Cの持上位置や据付位置が工場や倉庫等の床面より低レベルにあっても、荷物Cをそのまま持上げ、或いはそのまま据付けできる。
(e)荷物Cを吊るフック90等を吊り具60のフック取付部82等に対して回転可能にすることで、車両は持上位置及び据付位置に対する向きを平行又は直角にする必要がない。したがって、車両は、工場や倉庫等の少ない走行スペースで車両の位置を細かく切替え運転することなく、荷物Cを迅速に持上げ、据付けできる。
(f)前記吊り具60が、前記リフトブラケット30に取り付けられる支柱部70と、該支柱部70から前方に延出された張出し部80とを有し、該張出し部80の長手方向に沿う複数位置のそれぞれにフック取付部82を備える。比較的軽い荷物Cは張出し部80の先端側に取り付けたフック90により吊ることで、車体10から遠い位置に対して持上げ、据付け作業できる。比較的重い荷物Cは張出し部80の基端側に取り付けたフック90により吊ることで、車体10の後車輪12を吊り荷のモーメントによって浮き上がらせることのない安全状態で持上げ、据付作業できる。
(g)前記リフトブラケット30にフォーク40も取付け可能にされ、該フォーク40と前記吊り具60のそれぞれを選択的に取り付けできる。従来から多用されているフォークリフト200を本考案の荷役運搬車両100として採用し、そのリフトブラケット30からフォーク40を取り外し、吊り具60を取り付けることで、小回りの利く走行性を簡易に利用できる。
工場や倉庫等の天井高が低い場合や荷物Cがパレットに載っている場合には、リフトブラケット30にフォーク40を取り付けて、それらの荷物Cを運ぶこともできる。
(h)前記リフトブラケット30が、車体幅方向に延びたフィンガーバー31、32を有し、該フィンガーバー31、32に前記フォーク40と前記吊り具60のそれぞれを着脱できる。上述(g)の吊り具60を、リフトブラケット30が有するフォーク40のフィンガーバー31、32に着脱可能にし、当該フィンガーバー31、32の共通化を図り、フォーク40と吊り具60を選択的に着脱可能にすることで、リフトブラケット30の構造の簡素化を実現できる。
(i)前記リフトブラケット30が、前記フォーク40に載せた荷物Cの後方への崩れを防止するバックレスト33を有し、該バックレスト33に前記吊り具60の車体幅方向へのずれ移動を防止するずれ止め73を着脱可能にした。上述(g)の吊り具60のずれ止め73を、フォーク40に載せた荷物Cの荷崩れ防止用バックレスト33に着脱可能にし、フォーク40と吊り具60を選択的に着脱可能にするリフトブラケット30の構造の簡素化を実現できる。
吊り具60は、荷物Cの荷重がかかっていればリフトブラケット30に対して動かないが、荷重がかかっていないときの走行若しくは旋回により左右に動こうとする吊り具60をずれ止め73によってリフトブラケット30に固定するものになる。
(j)前記車体10と前記マスト20との間にチルト装置50が設けられ、該チルト装置50は該マスト20を該車体10の前後方向に傾動可能に支持する。フック90に吊った荷物Cの据付位置への据付け時に、チルト装置50によってマスト20を前後方向に傾動することで、リフトブラケット30に取り付けた吊り具60を前後方向に移動させ、その吊り具60のフック90等に吊っている荷物Cの前後方向位置を微調整して据付位置へ吊下ろしできる。例えば、荷物Cに設けてあるボルト穴を据付位置側のアンカーボルトに容易に合致させて当該据付位置に据付けできる。
(k)前記吊り具60が、吊りワイヤ92を介して荷物Cを吊り可能にする。多様な形状の荷物Cも玉掛け有資格者が吊りワイヤ92を巻き掛けて容易に吊ることができる。
(l)前記吊り具60が、チェーンブロック93を介して荷物Cを吊り可能にする。持上位置にある荷物Cを吊り具60のフック90等に掛け、リフトブラケット30を上昇させることで荷物Cを吊り上げた状態にして据付位置まで運んだ後、リフトブラケット30を下降させ(或いは下降させることなく)、チェーンブロック93を用いて荷物Cを吊り下ろすことで、荷物Cを工場や倉庫等の床面より低レベル(車両に対して上述の持上位置より低レベル)の据付位置等にまで吊下げできる。
前記吊り具60のフック90等に左右2個等の複数個のチェーンブロック93を取り付け、各チェーンブロック93による荷物Cの吊上げ量を互いに調整することで、当該荷物Cに与える吊上げ姿勢の傾斜状態を調整できる。荷物Cの吊上げ姿勢が当該荷物Cの運搬経路中にある狭小通路幅を通過可能とするように、当該荷物Cを傾斜させて運ぶ等ができる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述したが、本考案の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本考案に含まれる。例えば、荷役運搬車両100は、従来のフォークリフト200を用いることを必須としない。また、荷役運搬車両100の原動機は、ガソリン又はディーゼル等のエンジン式でもよいし、バッテリーを用いる電動式でもよい。また、荷役運搬車両100の前車輪11と後車輪12は、それらのいずれを駆動輪とするものでもよい。
本考案によれば、工場や倉庫等の狭い所での荷物の荷役運搬作業性を向上することができる。
100 荷役運搬車両
200 フォークリフト
10 車体
20 マスト
30 リフトブラケット
31、32 フィンガーバー
33 バックレスト
40 フォーク
50 チルト装置
60 吊り具
70 支柱部
73 ずれ止め
80 張出し部
82 フック取付部
90 フック
92 吊りワイヤ
93 チェーンブロック


Claims (8)

  1. 車体の前部に設けたマストと、該マストに設けられ、該マストに沿って上下に昇降可能にされるリフトブラケットとを有する荷役運搬車両であって、
    前記リフトブラケットに吊り具が取付け可能にされる荷役運搬車両。
  2. 前記吊り具が、前記リフトブラケットに取り付けられる支柱部と、該支柱部から前方に延出された張出し部とを有し、該張出し部の長手方向に沿う複数位置のそれぞれにフック取付部を備えてなる請求項1に記載の荷役運搬車両。
  3. 前記リフトブラケットにフォークも取付け可能にされ、該フォークと前記吊り具のそれぞれを選択的に取付け可能にしてなる請求項1又は2に記載の荷役運搬車両。
  4. 前記リフトブラケットが、車体幅方向に延びたフィンガーバーを有し、該フィンガーバーに前記フォークと前記吊り具のそれぞれを着脱可能にしてなる請求項3に記載の荷役運搬車両。
  5. 前記リフトブラケットが、前記フォークに載せた荷物の後方への崩れを防止するバックレストを有し、該バックレストに前記吊り具の車体幅方向へのずれ移動を防止するずれ止めを着脱可能にしてなる請求項3又は4に記載の荷役運搬車両。
  6. 前記車体と前記マストとの間にチルト装置が設けられ、該チルト装置は該マストを該車体の前後方向に傾動可能に支持してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の荷役運搬車両。
  7. 前記吊り具が、吊りワイヤを介して荷物を吊り可能にする請求項1乃至6のいずれかに記載の荷役運搬車両。
  8. 前記吊り具が、チェーンブロックを介して荷物を吊り可能にする請求項1乃至6のいずれかに記載の荷役運搬車両。

JP2021001034U 2021-03-24 2021-03-24 荷役運搬車両 Active JP3232353U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001034U JP3232353U (ja) 2021-03-24 2021-03-24 荷役運搬車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001034U JP3232353U (ja) 2021-03-24 2021-03-24 荷役運搬車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3232353U true JP3232353U (ja) 2021-06-10

Family

ID=76218021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001034U Active JP3232353U (ja) 2021-03-24 2021-03-24 荷役運搬車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3232353U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115447467A (zh) * 2022-09-23 2022-12-09 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 矿用发动机驱动胶轮式双驾驶室单元支架搬运机器人

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115447467A (zh) * 2022-09-23 2022-12-09 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 矿用发动机驱动胶轮式双驾驶室单元支架搬运机器人
CN115447467B (zh) * 2022-09-23 2024-03-26 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 矿用发动机驱动胶轮式双驾驶室单元支架搬运机器人

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4491449A (en) Load raising vehicle and method
US10556783B2 (en) Forklift adapter
JP3232353U (ja) 荷役運搬車両
US4614251A (en) Load raising vehicle and method
GB2471541A (en) A fall prevention system for a platform
US20100230559A1 (en) Gantry device for use in the assembly or maintenance of heavy parts of a travelling device
JP3213796U (ja) スロープ付荷役作業ステージ
KR102188659B1 (ko) 핸드 파렛트 트럭용 전도방지장치
KR20110040385A (ko) 샤클 운반용 대차
EP0053009A2 (en) A load lifting attachment for use with a fork lift truck, hoist, crane or the like
JP5606170B2 (ja) フォークリフト用アタッチメント及びこれを用いた荷扱い方法
CN113460891A (zh) 一种alc墙板吊运组合装置
US5873479A (en) Device for ensuring the transport of containers
JP6688414B1 (ja) 貨物自動車荷台からの墜落防止装置
JP5438850B1 (ja) デバンニング装置
KR200322579Y1 (ko) 크레인 리프트 트럭
JP3061380B1 (ja) 重量物搬送台車及び重量物搬送装置及びそれらを用いた重量物搬送方法
JP7428848B1 (ja) 建築機材用ラック
JP5690084B2 (ja) フォークリフト用アタッチメント及びこれを用いた荷扱い方法
CN215905702U (zh) 一种施工现场周转吊装搬移架
CN218754494U (zh) 一种装载发动机组用高稳定性吊具
JP2012218606A (ja) 建設機械
CN212222155U (zh) 轨道梁的吊具
CN218988705U (zh) 一种用于倒装式建造储油罐的叉车辅助装置
CN217578217U (zh) 用于设备搬运的叉车举臂

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3232353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250