JP3232254B2 - 射出成形用の金型構造およびその金型構造における成形品の突き出し方法 - Google Patents

射出成形用の金型構造およびその金型構造における成形品の突き出し方法

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JP3232254B2
JP3232254B2 JP01486497A JP1486497A JP3232254B2 JP 3232254 B2 JP3232254 B2 JP 3232254B2 JP 01486497 A JP01486497 A JP 01486497A JP 1486497 A JP1486497 A JP 1486497A JP 3232254 B2 JP3232254 B2 JP 3232254B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム成形品等を射
出成形するための金型構造とその金型構造における成形
品の突き出し方法に関し、より詳しくは、成形材料の射
出に先立って予めキャビティ内を真空状態にする機能
と、成形品を下型側に残すように型開きしてその下型を
所定位置まで水平移動させた上で下型から成形品を突き
出す機能とを備えた金型構造とその金型構造における成
形品の突き出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形においては、キャビティ内への
所定の成形材料の射出に先立ってそのキャビティ内のエ
アを充分に排出しないと、エア巻き込み等によって成形
不良を招き易いことから、これに対処し得る金型構造と
して特開昭58−194523号公報に記載されたもの
が提案されている。
【0003】また、特にアンダーカット部を有するゴム
成形品を型開き後の下型から離型する技術として特公平
1−44490号公報に記載されたものが提案されてい
る。
【0004】従来の前者の技術では、図6に示すよう
に、固定式の上型51とともにキャビティ52を形成す
る昇降可能な下型53には複数のエジェクタピン54,
55が設けられており、中央部のエジェクタピン54が
挿入されたピン孔56に、図示外の真空ポンプ等の真空
引き手段に接続された吸引通路57が連通している。ま
た、上下型51,53同士のパーティング面にはエアベ
ント58が形成されており、このエアベント58は上型
側の吸引通路59を介して図示外の真空ポンプ等の真空
引き手段に接続されている。
【0005】そして、エジェクタピン54の上端には、
キャビティ52内に臨むようにしてピン孔56を開閉す
る弁部60が形成されているとともに、この弁部60の
下方側には、ピン孔56との間に隙間通路61を形成す
る縮径部62が形成されている。
【0006】なお、複数のエジェクタピン54,55の
うち中央部以外のものはエジェクタプレート63に連結
されているのに対して、中央部のエジェクタピン54は
図7に示すようにその下端面がエジェクタプレート63
に単に当接するようになっている。
【0007】したがって、図6に示す型締め直後の状態
では、中央部のエジェクタピン54のみがキャビティ5
2内に突出していて、つまり、弁部60が隙間通路61
を開いていてキャビティ52内が吸引通路57と連通し
た状態となっており、この状態のもとで吸引通路57お
よび隙間通路61を通してキャビティ52内の真空引き
を行う。さらに、真空引きを待ってスプルー部64から
所定の成形材料を射出することになるのであるが、スプ
ルー部64からの射出圧を受けてエジェクタピン54が
下降して、図7に示すように弁部60が隙間通路61を
閉じるとともに、エジェクタピン54の下端面がエジェ
クタプレート63に当接する。なお、それまではエジェ
クタピン54自体とピン孔56との間もしくはシール部
材65との間の摩擦力によって、エジェクタピン54が
図6に示す位置に保持されている。
【0008】同時に、上記の射出の進行に伴ってキャビ
ティ52内にはガスが発生するが、これらのガスはエア
ベント58および吸引通路59を通して型外に排出され
る。
【0009】そして、射出完了に続き所定の保圧時間を
経たのちに型開きして、エジェクタピン54,55によ
り成形品W1を下型53の上方に突き出す一方、次の成
形サイクルに備えてエジェクタプレート63を下降させ
た上で再び型締めを行うと、図6に示すような初期状態
に復帰することになる。
【0010】また、後者の技術では、図8に示すよう
に、型開き後の下型71を受け台72上に移動させた上
で、予め下型71内に設けられているエジェクタピン7
3をシリンダ74駆動の押し上げピン75で突き出し
て、アンダーカット部を有する成形品W2を下型71か
ら突き出すことを基本としている。そして、上記の突き
出しの際には、成形品W2の上方に真空吸盤76が待機
しており、エジェクタピン73で突き出された成形品W
2が真空吸盤76に吸着されると、その真空吸盤76が
図9に示す位置まで回転変位し、その位置にて真空吸盤
76の負圧吸引力が解除されることにより、成形品W2
は真空吸盤76上を滑落して下方の収集箱77に回収さ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図6,7に示した真空
射出成形技術を、図8,9に示したように下型を水平移
動させることを前提としたゴム成形品の成形に適用した
場合、真空引きのための配管を上型のみならず、水平移
動することになる下型にも接続しなければならず、それ
らの配管の引き回しが繁雑かつ面倒なものとなる。
【0012】また、図6に示したエジェクタピン54は
型締め完了時点においてその弁部60が隙間通路61を
開いている必要があるが、下型53が上型51の直下に
向かって水平移動する過程で振動等によってエジェクタ
ピン54が下降してしまうおそれがあり、そのような場
合には弁部60が隙間通路61を閉じてしまうことにな
って、真空引きのための吸引通路57とキャビティ52
との連通が断たれることとなって所期の目的を達成する
ことができなくなる。
【0013】その上、図6に示すように、型締め完了時
にエジェクタピン54の弁部60が常に隙間通路61を
開くような位置に保持するためには、型締め時にその都
度スプルー部64と弁部60とが衝突することになり、
それによって弁部60の損傷を招き易い。
【0014】一方、図8,9に示した後者の技術では、
アンダーカット部を有するカップ状のゴム成形品W2
エジェクタピン73によって無理抜き方式で下型71の
上方に突き出す方式であるため、成形品W2の底部の肉
厚によってはエジェクタピン73が成形品W2そのもの
を突き破ってしまうという現象が起こり、成形品W2
突き出し不良が発生する。
【0015】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、型開き後の下型を所定位置まで水平移動さ
せた上で成形品を突き出す金型構造を前提とした上で、
キャビティ内を真空にするための配管の引き回しを簡素
化し、併せて、エジェクタピンの上端の弁部を損傷等か
ら保護することができ、しかも振動等によってエジェク
タピンの位置が無用に変動することがないようにした金
型構造を提供することを目的としている。
【0016】さらに、本発明は、アンダーカット部を有
するゴム成形品のように無理抜き方式で下型から成形品
を突き出す場合であっても、成形品を確実に下型から突
き出すことができるようにした成形品の突き出し方法を
提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、型締めされた上下型間に形成されるキャビティを予
め真空状態として、この真空状態のキャビティに対して
成形材料を射出して成形を行う一方、成形品を下型側に
残したまま型開きを行うとともに、その下型を所定位置
まで水平移動させた上で成形品を下型から突き出すよう
にした射出成形用の金型構造であって、前記キャビティ
の中央部に開口するように下型に形成されたピン孔と、
このピン孔に挿入されるとともにエジェクタプレートに
上下動可能に支持されたエジェクタピンと、前記ピン孔
の内周面とエジェクタピンの外周面との間に形成された
隙間通路と、この隙間通路に吸引通路を介して接続され
た真空引き手段と、前記エジェクタピンの上端に上型側
の材料注入口と対向するように形成されて、該エジェク
タピンの上下動に応じて前記隙間通路を開閉する弁部
と、前記弁部による隙間通路の開閉に必要なエジェクタ
プレートに対するエジェクタピンのストローク限位置を
規制する開閉ストローク規制手段と、前記エジェクタピ
ンを上方に向けて付勢する一方、材料注入口からの射出
圧が弁部に作用した場合にはその射出圧によりエジェク
タピンが押し下げられて前記弁部が隙間通路を閉じるよ
うにそのばね定数が設定された第1の弾性手段と、前記
下型が所定位置まで水平移動したのちに、前記エジェク
タピンをエジェクタプレートとともに突き出し動作させ
るエジェクタ駆動手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるエジェクタプレートが第1の弾性手段よ
りもばね定数が大きい第2の弾性手段によって常時下方
に付勢されていることを特徴としている。
【0019】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における吸引通路から分岐した分岐吸引
通路が、上下型同士の型合わせ面の隙間を介してキャビ
ティの端末部に連通していることを特徴としている。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明における吸引通路に切換弁を介してエア供給源が
接続されていることにより、吸引通路からの真空引きと
吸引通路へのエア供給とが選択切換可能に構成されてい
て、成形品突き出し時に前記隙間通路から成形品下面に
向けてエアを吹き出すようになっているとともに、前記
分岐吸引通路には、キャビティの端末部から吸引通路側
への真空引きのみを許容するチェック弁が設けられてい
ることを特徴としている。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の金型構造における成形品の突き出し方法であって、エ
ジェクタピンの突き出し動作と並行して、そのエジェク
タピンの突き出し動作によって開かれる隙間通路から成
形品の下面に向けてエアを吹き出すことを特徴としてい
る。
【0022】したがって、請求項1に記載の発明では、
上端部に弁部を有するエジェクタピンが常に上方に、す
なわち弁部が隙間通路を開く方向に弾性手段にて付勢さ
れていることにより、下型が振動等を受けたとしてもエ
ジェクタピンの位置は不変であり、弁部が無用に隙間通
路を閉じてしまうことがなくなる。そして、弁部に成形
材料の射出圧が作用した場合には、エジェクタピンの下
降を許容するように弾性手段のばね定数が設定されてい
るので、エジェクタピンが常時上方に付勢されていたと
しても射出動作に何ら支障をきたすものではない。
【0023】また、請求項2に記載の発明のように、エ
ジェクタピンを支持しているエジェクタプレートが第2
の弾性手段にて常時下方に付勢されていることにより、
エジェクタプレートに加わる突き出し力が解除されれ
ば、第2の弾性手段の力によりエジェクタピンを含むエ
ジェクタプレートは直ちに当初の位置に復帰する。
【0024】請求項3に記載の発明では、ピン孔とエジ
ェクタピンとの間の隙間通路を介してキャビティにつな
がっている吸引通路が途中から分岐吸引通路として分岐
していて、この分岐吸引通路が上下型間の型合わせ面の
隙間を介してキャビティの端末部に連通していることか
ら、隙間通路が弁部によって閉じられた以降において
も、射出の進行とともにキャビティの隅部に追い込まれ
る残存エアやガスをスムーズに金型の外部に排出するこ
とができる。
【0025】請求項4に記載の発明では、隙間通路を介
してキャビティに連なる吸引通路に、切換弁を介してエ
ア供給源が接続されていて、吸引通路からの真空引きと
吸引通路へのエア供給とが選択切換可能であることか
ら、成形品突き出し時に真空引きに代えて隙間通路から
成形品下面にエアを吹き出すことにより、下型からの成
形品の離型を容易にする。
【0026】しかも、上記のエア吹き出し時にはチェッ
ク弁が機能して分岐吸引通路側からのエアの吹き出しが
阻止されて、吸引通路に連なる隙間通路からのみ成形品
下面に向けてエアが吹き出されるために、エア吹き出し
による離型助長効果を効率よく発揮させることができ
る。
【0027】特に請求項5に記載の発明では、エジェク
タピンの突き出し動作と並行して、そのエジェクタピン
の突き出し動作によって開かれる隙間通路から成形品の
下面に向けてエアを吹き出すことにより、エジェクタピ
ンの突き出し力に加えて、エアが成形品を下型から離型
させる効果を発揮し、成形品をその都度確実に下型から
離型させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1〜5は本発明の代表的な実施
の形態を示す図であって、後述するように略カップ状の
ゴム成形品Wを射出成形するための金型構造を示してい
る。なお、図1,3,4においては、中心線Oの右半部
では型締め完了後であって射出前の状態を、同じく中心
線Oの左半部では射出完了後であって型開き前の状態を
それぞれ示している。
【0029】図1,3に示すように、金型1は、上熱盤
2に固定された上型3と下熱盤4に固定された下型5と
から形成されており、下型5が下熱盤4とともに上型3
に対して昇降動作することにより型締め,型開きが行わ
れて両者の間に製品形状部となるキャビティ6が形成さ
れるようになっている。そして、下型5は、型開き後に
下熱盤4とともに所定位置まで水平移動した状態で成形
品Wの突き出しが行われる一方、その成形品Wの突き出
し完了を待って再び下型5が上型3の直下位置まで移動
した後に次のサイクルに備えての型締めが行われるよう
になっている。
【0030】前記上型3にはキャビティ6に開口する材
料注入口としてスプルー部7が形成されており、このス
プルー部7を通して射出装置のノズル8からキャビティ
6に対して所定の成形材料の射出が行われる。
【0031】他方、下型5は、下型本体9とその下方の
下型ベース10,11a,11bとから形成されてい
て、下型本体9と上型3との間に上下型のパーティング
面(型合わせ面)12が形成されることになる。
【0032】ここで、本実施の形態の金型構造によって
成形される成形品Wの概略について説明すると、この成
形品Wは、油圧機器のピストンカップを製造する際の中
間段階の成形品であり、図2に示すように、鎖線aで示
す部分で最終的に切除され、その鎖線aよりも下側の部
分がピストンカップとして用いられる。そして、成形品
Wは、円筒状のベース部13の下端に外側斜め上方に延
出する環状リップ14が設けられるとともに、ベース部
13の上端にキャップ部15、さらにこのキャップ部1
5の上面に支柱部16が設けられた形状となっている。
なお、環状リップ14の外周面には径方向に膨出する部
分17aがあり、同様にキャップ部15の内周には凹部
17bがあり、これらが型開き方向に対して引っ掛かり
の関係となるいわゆるアンダーカット部となっている。
【0033】前記下型5にはキャビティ6の中央部下面
に開口するピン孔18が形成されており、このピン孔1
8には該ピン孔18の内周面との間に隙間通路19を形
成するエジェクタピン20が挿入されている。このエジ
ェクタピン20には、キャビティ6に臨むその先端部に
隙間通路19を開閉する大径の弁部21が一体に形成さ
れていて、図1,3の左半部に示すようにエジェクタピ
ン20がエジェクタプレート22に対して下降した時に
は上記の弁部21が隙間通路19を上方から閉塞して、
弁部21自体はキャビティ6の一部を形成するようにな
っている。
【0034】また、下型ベース10のうち前記ピン孔1
8の下方にはこれに連通する空間部23が形成されてい
るとともに、この空間部23と直交しつつ連通する吸引
通路24が形成されており、この吸引通路24は真空引
き手段である真空ポンプ等の真空装置25に接続されて
いる。そして、前記弁部21が図1,3の右半部のよう
に上昇して隙間通路19を開いた時に、キャビティ6内
が隙間通路19と空間部23とを介して吸引通路24に
連通するようになっている。
【0035】なお、エジェクタピン20は、後述するよ
うに同一軸線上に設けられたフローティングピン26と
圧縮コイルスプリング27およびストッパボルト28と
を介してエジェクタプレート22に上下動可能に支持さ
れていて、エジェクタプレート22とともに上下動でき
ることはもちろんのこと、エジェクタプレート22に対
しても上下動できる構造となっている。
【0036】前記エジェクタプレート22はリング状の
ものとして形成されているとともに、下側の下型ベース
11bに植設されたガイドピン30に上下動可能に案内
支持されている。そして、ガイドピン30には第2の弾
性手段である圧縮コイルスプリング31が設けられてい
て、この圧縮コイルスプリングに31よってエジェクタ
プレート22が常に下方に付勢されている。また、上記
の下型ベース11bに形成された支持孔32には、エジ
ェクタピン20と同一軸線上に位置するようにエジェク
タロッド33が上下動可能に設けられていて、このエジ
ェクタロッド33はエジェクタプレート22の下面に当
接しているとともに、該エジェクタロッド33の下降限
位置ではその上面が下型ベース11bの上面(下型ベー
ス11aの下面)と面一状態になるように設定されてい
る。
【0037】前記エジェクタピン20の下端部には、成
形品突き出し時に下型本体9の下面に当接してそのエジ
ェクタピン20の上昇限位置を規制するフランジ部34
が一体に形成されている一方(図5の右半部参照)、エ
ジェクタピン20の下端面はその下方のフローティング
ピン26に当接している。
【0038】フローティングピン26は、エジェクタプ
レート22の下面側から挿入されたストッパボルト28
とねじ結合されており、エジェクタプレート22とスト
ッパボルト28との間にはストロークS1が確保されて
いて、このストロークS1は隙間通路19を開閉する弁
部21の開閉ストロークS2と一致している。つまり、
ストッパボルト28は、エジェクタプレート22に対す
るエジェクタピン20の上動ストロークすなわち弁部2
1の開閉ストロークS2を決定する開閉ストローク規制
手段を形成していて、エジェクタピン20がストローク
1(S2)だけ上昇したとしても弁部21の上面が上型
3に当接しないようにそのストローク限位置が設定され
ている。
【0039】そして、前記フローティングピン26とエ
ジェクタプレート22との間には第1の弾性手段である
圧縮コイルスプリング27が介装されていて、エジェク
タピン20はこの圧縮コイルスプリング27によって常
に上方に付勢されている。
【0040】ここで、圧縮コイルスプリング27のばね
定数はエジェクタプレート22を付勢している圧縮コイ
ルスプリング31のばね定数よりも小さく設定されてお
り、かつ圧縮コイルスプリング27は、弁部21にスプ
ルー部7からの射出圧が作用した場合には、その弁部2
1で隙間通路19を閉塞するべくエジェクタピン20の
下動を許容するように設定されている。
【0041】前記下型ベース10および下型本体9には
吸引通路24から分岐した分岐吸引通路35が形成され
ており、この分岐吸引通路35は上下型3,5間のパー
ティング面12に設定された微小なエアベント36を介
してキャビティ6の端末部に連通している。そして、前
記分岐吸引通路35の下端部には、微小量だけ上下動し
得るようにホルダ37にて位置規制された弁体38が設
けられていることによりチェック弁(逆止弁)39が形
成されている。したがって、吸引通路35を通しての真
空引きの際には上記のチェック弁39が開き、隙間通路
19側からのみならずエアベント36を通してもキャビ
ティ6内の真空引きが行われるようになっている。
【0042】前記吸引通路24には、切換弁40を介し
て真空装置25とともにエア供給源であるエア供給装置
41が接続されていて、必要に応じて切換弁40を切換
動作させることにより、吸引通路24からの真空引きに
代えて、該吸引通路24にエア供給装置41からエアを
供給することができるようになっている。すなわち、図
4の右半部に示すように、真空装置25による真空引き
時には、チェック弁39の弁体38が下降することか
ら、前述したように隙間通路19とエアベント36の双
方を通してキャビティ6内の空気が吸引排出される一方
(空気の流れを図中白抜き矢印で示す)、エア供給装置
41によるエア供給時には、同図左半部に示すように、
その圧力によってチェック弁39が閉じられることか
ら、隙間通路19を通してのみキャビティ6側にエアを
供給することができるようになっている(空気の流れを
図中黒塗り矢印で示す)。なお、42は真空引き時にそ
の真空度を監視するための真空センサである。
【0043】ここで、上下型3,5同士のパーティング
面12はもちろんのこと、下型5を形成している下型本
体9、下型ベース10,11a,11b相互の接合面の
ほか、支持孔32とエジェクタロッド33の摺動面に
は、それぞれにOリング状のシール部材43または44
が設けられていて、型内空間が完全な密閉空間となるよ
うにシールされている。
【0044】したがって、以上のように構成された金型
構造のもとで成形品Wの成形を行うにあたっては、図
1,3に示すように、先ず上型3に対して下型5を下熱
盤4とともに上昇させて型締めを行う。この型締め状態
では、エジェクタプレート22が下側の下型ベース11
bに圧接するように圧縮コイルスプリング31にて下方
に付勢されている一方、エジェクタピン20は逆に圧縮
コイルスプリング27にて上方に付勢されていて、弁部
21はキャビティ6内に突出しつつ隙間通路19を開い
ている。これにより、キャビティ6は隙間通路19と空
間部23を通して吸引通路24に連通するとともに、エ
アベント36と分岐吸引通路35を通しても吸引通路2
4に連通する。
【0045】この時、エジェクタピン20の先端の弁部
21が上型3に当接しないようにストッパボルト28と
エジェクタプレート22との当接によってエジェクタピ
ン20の上昇限位置が規制されていることから、型締め
の際にその都度上型3が弁部21に衝突することがな
く、その弁部21を損傷等から保護することができる。
【0046】続いて、この状態から切換弁40が真空装
置25側に切り換えられると、吸引通路24および分岐
吸引通路35を通してキャビティ6内のエアを排出する
べく図4の右半部に示すように真空引きが行われ、キャ
ビティ6内が所定の真空状態になったことが真空センサ
42によって検出されると、射出装置のノズル8からス
プルー部7を通してキャビティ6に対しゴム材料(ゴム
生地)の射出が開始される。キャビティ6内にゴム材料
が射出されると、エジェクタピン20がその弁部21に
作用する射出圧によって圧縮スプリング27を押し縮め
つつストロークS2だけ下降し、図1,3の左半部に示
すように、弁部21が隙間通路19の上端開口縁を閉塞
するようになる。
【0047】この時、真空装置25によるキャビティ6
内の真空引きはなおも継続されており、ゴム材料から発
生するガスは隙間通路19が完全に閉じられるまで真空
装置25によって吸い出される。また、隙間通路19が
弁部21によって完全に閉じられた後は、ゴム材料から
発生するガスは射出の進行に伴って徐々にキャビティ6
の端末部に封じ込められることになるものの、エアベン
ト36および分岐吸引通路35を通して真空装置25に
よってスムーズに排出される。
【0048】キャビティ6内への射出完了とともに材料
の固化を待って下型5が下動して、型開きが行われる。
この型開きの際には、前述したように成形品W自体がい
わゆるアンダーカット形状を有するために、成形品Wは
エジュクタピン20を押し下げたまま下型5に密着して
いてそのまま下型5に残存するかたちとなる。
【0049】型開きが完了すると、下型5は下熱盤4と
ともに図示外の駆動装置によって駆動されて、そのまま
所定位置まで水平移動する。水平移動した位置では図5
に示すように外部取り出し装置45と外部エジェクタロ
ッド46が待機しており、下型5が位置決めされるのを
待ってその外部エジェクタロッド46が上昇動作して、
型内のエジェクタロッド33を突き上げる。エジェクタ
ロッド33は、エジェクタプレート22を付勢している
圧縮コイルスプリング31のばね力に打ち勝って、エジ
ェクタプレート22とフローティングピン26およびエ
ジュクタピン20を所定ストロークS3だけ一体的に突
き上げ、結果的にエジュクタピン20は下型5から成形
品Wを無理抜きするようなかたちで離型させて下型5上
方に成形品Wを突き出す。
【0050】この成形品突き出し時には、エジェクタピ
ン20による突き出し力付与に加えて、エア供給による
下型5からの成形品Wの離型が同時に行われる。すなわ
ち、成形品Wの突き出し動作に先立って切換弁40がエ
ア供給装置41側に切り換えられ、成形品Wの突き出し
開始によってエジェクタピン20の弁部21が隙間通路
19をわずかに開くと、エア供給装置41からのエアが
この開いた隙間を通して下型5と成形品Wとの間に導入
される。したがって、下型5からの成形品Wの離型はこ
のエア供給によって一段と促進され、成形品Wは確実に
下型5から離型される。
【0051】なお、エア供給装置41から吸引通路24
へのエア供給の際には、図4の左半部に示すようにチェ
ック弁39が作動して、その分岐吸引通路35側へのエ
アの供給を遮断し、隙間通路19からのエアを吹き出し
のみを許容する。これにより、エア圧力は下型5から成
形品Wを押し上げる方向に有効に作用し、下型5からの
成形品Wの離型を一段と確実なものとする。
【0052】こうして、外部エジェクタロッド46によ
る突き出し動作によって成形品Wが突き出されると、図
5に示すように外部取り出し装置45が成形品Wを把持
して次工程へと搬送する。なお、図5の左半部は、外部
取り出し装置45が停止していて突き出された成形品W
を把持する状態を示しているのに対して、同図右半部
は、成形品Wを把持した外部取り出し装置45が上昇し
始めた状態を示している。
【0053】上記の外部エジェクタロッド46による突
き出しの際に、外部取り出し装置45がその把持した成
形品Wをわずかに持ち上げるのと同時に、図5に示すよ
うに、エジュクタピン20はそのフランジ部34が下型
本体9下面に当接するまで圧縮コイルスプリング27の
力によってわずかに上昇し、離型後の成形品Wを外部取
り出し装置45に押し付ける。このように、成形品Wは
離型初期から外部取り出し装置45による搬送時まで上
方への突き上げ力が作用しているため、成形品Wの離
型、突き出しおよび外部取り出し装置45による取り出
しまで確実に行われる。
【0054】このように本実施形態の金型構造において
は、材料射出前にキャビティ6内のエアを確実に排出で
きることはもちろんのこと、射出中に発生するガスもま
た確実に排出できるため、エア巻き込み等による成形不
良の発生を防止でき、またアンダーカット形状をもつ成
形品であっても下型5から確実に離型させることができ
る。特に、この金型構造にあっては、成形品突き出し時
にエア供給を併用しているため、外部エジェクタロッド
46の突き出しストロークの間、エア供給の効率的な補
助によって成形品Wを下型5から確実に離型させること
ができるとともに、突き出しストローク後も圧縮コイル
スプリング27が伸びきるまでさらに成形品Wを押し上
げることができるため、成形品Wがゴム弾性のために下
型5から外れにくい場合であっても、成形品Wを損傷す
ることなく確実に取り出すことができる。
【0055】ここで、上記の実施の形態では、1ショッ
トで一つの成形品Wを成形する場合について説明した
が、キャビティ6やエジェクタピン20を複数ずつ設
け、各エジェクタピン20のまわりに形成される隙間通
路19を共通の吸引通路24に連通させるようにして、
1ショットで多数個の成形品Wを同時に成形するように
しても良い。
【0056】加えて、成形品形状が同じで設定サイズ内
であれば、成形品の種類に応じて、上型3、下型5およ
びエジェクタピン20をセットとして交換するようにす
れば、それ以外の金型構成要素は共通して使用して複数
種類の成形品の成形に対応できるため、汎用性が高く、
金型コストも低減できる利点がある。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、下型に
は上端部に弁部を有するエジェクタピンが設けられてい
て、その弁部が真空引き用の隙間通路を開く方向にエジ
ェクタピンが第1の弾性手段にて常に付勢されている一
方、射出圧が作用した場合にはエジェクタピンが下降し
て隙間通路を閉じるように構成されているため、下型移
動時に振動等を受けたとしても弁部が無用に隙間通路を
閉じてしまうことがなく、射出に先立ってキャビティ内
を確実に真空にすることができて、エア巻き込みによる
成形不良の発生を未然に防止できる効果がある。
【0058】しかも、弁部による隙間通路の開閉に必要
なエジェクタピンのストローク限位置を規制する開閉ス
トローク規制手段が設けられているため、従来のように
型締めの際にその都度上型と弁部とが当接することがな
いので、弁部を損傷等から保護してその耐久性を向上さ
せることが可能となる。
【0059】特に、請求項2に記載の発明のように、エ
ジェクタピンを支持しているエジェクタプレートが第2
の弾性手段にて常に下方に付勢されていることにより、
エジェクタプレートに加わる突き出し力が解除されれ
ば、上記の第2の弾性手段の力によりエジェクタピンが
エジェクタプレートとともに直ちに当初の位置に復帰す
ることから、エジェクタピンの作動信頼性が一段と向上
する。
【0060】請求項3に記載の発明によれば、隙間通路
に連なる吸引通路から分岐した分岐吸引通路がキャビテ
ィの端末部に連通しているため、射出に先立ってキャビ
ティ内の空気を効率よく排出できることはもちろんのこ
と、隙間通路が閉じられた後においても、射出の進行と
ともにキャビティの隅部に追い込まれる残存エアやガス
をスムーズに型外に排出することができ、これによって
もまたエア巻き込み等による成形不良の発生を未然に防
止して、なお一層の成形品質の向上を図ることができ
る。
【0061】その上、真空引きのために真空手段に接続
される配管類は下型側に設けるだけで足りることから、
その配管類の引き回しをきわめて簡素化できる効果があ
る。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、上記の吸
引通路および分岐吸引通路を使っての真空引きのみなら
ず、この吸引通路を使ってエアを供給することが可能で
あるため、成形品突き出し時に成形品の下面にエアを吹
き出すことによりこれが下型からの成形品の離型を助長
するはたらきをし、成形品の突き出し不良を防止して成
形品をより確実に突き出すことができる効果がある。
【0063】しかも、上記のエア吹き出し時にチェック
弁が機能して分岐吸引通路からのエアの吹き出しが阻止
されて、吸引通路に連なる隙間通路からのみエアが吹き
出されるために、エアの力を成形品の離型のためにより
有効に活用することができ、成形品の離型,突き出しを
一段と確実に行える効果がある。
【0064】特に、請求項5に記載の発明によれば、エ
ジェクタピンの突き出し力に加えて上記のエアの力を成
形品に同時に作用させることにより、上記と同様に成形
品の離型,突き出しがより確実に行われるとともに、そ
の突き出しの信頼性向上によって成形品の離型,突き出
しを含む射出成形工程の完全自動化を実現できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態を示す射出成形用
金型の断面説明図。
【図2】図1の金型構造で成形されるゴム成形品の一例
を示す断面図。
【図3】図1の要部拡大図。
【図4】図1,3に示す金型構造での真空引き時および
エア供給時の作動説明図。
【図5】図1,3に示す金型構造の型開き状態を示す断
面説明図。
【図6】従来の射出成形用金型の構造を示す型締め時の
断面説明図。
【図7】図6に示す金型構造の射出完了時の断面説明
図。
【図8】従来のゴム成形品の取り出し方法を示す要部断
面説明図。
【図9】図8の作動説明図。
【符号の説明】
1…金型 3…上型 5…下型 6…キャビティ 7…スプルー部(材料注入口) 12…パーティング面 18…ピン孔 19…隙間通路 20…エジェクタピン 21弁部 22…エジェクタプレート 24…吸引通路 25…真空装置(真空引き手段) 27…圧縮コイルスプリング(第1の弾性手段) 28…ストッパボルト(開閉ストローク規制手段) 31…圧縮コイルスプリング(第2の弾性手段) 35…分岐吸引通路 36…エアベント 39…チェック弁 40…切換弁 41…エア供給装置(エア供給源) 46…外部エジェクタロッド(エジェクタ駆動手段) W…成形品
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−24259(JP,A) 特開 平6−99438(JP,A) 特開 平6−182797(JP,A) 特開 平2−72917(JP,A) 特開 昭58−194523(JP,A) 実開 平4−81720(JP,U) 実開 昭58−171325(JP,U) 特公 平1−44490(JP,B2) 実公 昭43−13756(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/74

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締めされた上下型間に形成されるキャ
    ビティを予め真空状態として、この真空状態のキャビテ
    ィに対して成形材料を射出して成形を行う一方、成形品
    を下型側に残したまま型開きを行うとともに、その下型
    を所定位置まで水平移動させた上で成形品を下型から突
    き出すようにした射出成形用の金型構造であって、 前記キャビティの中央部に開口するように下型に形成さ
    れたピン孔と、 このピン孔に挿入されるとともにエジェクタプレートに
    上下動可能に支持されたエジェクタピンと、 前記ピン孔の内周面とエジェクタピンの外周面との間に
    形成された隙間通路と、 この隙間通路に吸引通路を介して接続された真空引き手
    段と、 前記エジェクタピンの上端に上型側の材料注入口と対向
    するように形成されて、該エジェクタピンの上下動に応
    じて前記隙間通路を開閉する弁部と、 前記弁部による隙間通路の開閉に必要なエジェクタプレ
    ートに対するエジェクタピンのストローク限位置を規制
    する開閉ストローク規制手段と、 前記エジェクタピンを上方に向けて付勢する一方、材料
    注入口からの射出圧が弁部に作用した場合にはその射出
    圧によりエジェクタピンが押し下げられて前記弁部が隙
    間通路を閉じるようにそのばね定数が設定された第1の
    弾性手段と、 前記下型が所定位置まで水平移動したのちに、前記エジ
    ェクタピンをエジェクタプレートとともに突き出し動作
    させるエジェクタ駆動手段と、 を備えたことを特徴とする射出成形用の金型構造。
  2. 【請求項2】 前記エジェクタプレートが第1の弾性手
    段よりもばね定数が大きい第2の弾性手段によって常時
    下方に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の
    射出成形用の金型構造。
  3. 【請求項3】 前記吸引通路から分岐した分岐吸引通路
    が上下型同士の型合わせ面の隙間を介してキャビティの
    端末部に連通していることを特徴とする請求項1または
    2記載の射出成形用の金型構造。
  4. 【請求項4】 前記吸引通路に切換弁を介してエア供給
    源が接続されていることにより、吸引通路からの真空引
    きと吸引通路へのエア供給とが選択切換可能に構成され
    ていて、成形品突き出し時に前記隙間通路から成形品下
    面に向けてエアを吹き出すようになっているとともに、
    前記分岐吸引通路には、キャビティの端末部から吸引通
    路側への真空引きのみを許容するチェック弁が設けられ
    ていることを特徴とする請求項3記載の射出成形用の金
    型構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の金型構造における成形品
    の突き出し方法であって、エジェクタピンの突き出し動
    作と並行して、そのエジェクタピンの突き出し動作によ
    って開かれる隙間通路から成形品の下面に向けてエアを
    吹き出すことを特徴とする射出成形用の金型構造におけ
    る成形品の突き出し方法。
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