JP3230393B2 - 液晶パネルの検査方法 - Google Patents

液晶パネルの検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶セルをX−
Yマトリクス状に配置して画像の表示を行う液晶パネル
の検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶を用いてテレビ画像を表示す
ることが提案(特開昭59−220703号公報等参
照)されている。
【0003】すなわち図6は、液晶ディスプレイ装置を
構成する液晶表示パネルの構成を示す。この図6におい
て、1はテレビの映像信号が供給される入力端子であ
る。この入力端子1からの信号が、それぞれ例えばNチ
ャンネルFETからなるスイッチング素子M1 、M2
・・Mm を通じて垂直(Y軸)方向の信号線L1 、L2
・・・Lm に供給される。なお、mは水平(X軸)方向
の画素数に相当する数である。
【0004】さらに、m段のシフトレジスタからなる水
平走査回路2が設けられる。この水平走査回路2には水
平周波数のm倍のクロック信号Φ1H, Φ2Hが供給され、
このクロック信号Φ1H, Φ2Hによって順次走査される駆
動パルス信号φH1, φH2・・・φHmが水平走査回路2の
各出力端子から取り出される。この駆動パルス信号φ H1
〜φHmがスイッチング素子M1 〜Mm の各制御端子に供
給される。なお水平走査回路2には低電位(VSS)と高
電位(VDD)が供給され、この2つの電位の間で駆動パ
ルスが形成される。
【0005】また各信号線L1 〜Lm には、それぞれ例
えばNチャンネルFETからなるスイッチング素子
11、M21・・・Mn1、M12、M22・・・Mn2、・・・
1m、M 2m・・・Mnmの一端が接続される。なおnは水
平走査線数に相当する数である。このスイッチング素子
11〜Mnmの他端が、それぞれ液晶セルC11、C21・・
・Cnmの画素電極に接続され、この液晶セルC11〜Cnm
の対抗電極が対抗電極端子3に接続される。またこれら
の液晶セルC11〜Cnmには、並列に電圧保持用の液晶セ
ルの一部を構成するコンデンサCs11〜Csnmが設けら
れる。
【0006】さらに、n段のシフトレジスタからなる垂
直走査回路4が設けられる。この垂直走査回路4には水
平周波数のクロック信号Φ1V、Φ2Vが供給され、このク
ロック信号Φ1V、Φ2Vによって順次走査される駆動パル
ス信号φV1、φV2・・・φVnが垂直走査回路4の各出力
端子から取り出される。この駆動パルス信号φV1〜φ Vn
が水平(X軸)方向のゲート線G1 、G2 ・・・Gn
通じてスイッチング素子M11〜MnmのX軸方向の各列
(M11〜M1m)、(M21〜M2m)・・・(Mn1〜Mnm
ごとの制御端子にそれぞれ供給される。なお、垂直走査
回路4にも水平走査回路2と同様に低電位(VSS)と高
電位(VDD)が供給され、この2つの電位の間で駆動パ
ルスが形成される。
【0007】すなわちこの回路において、水平走査回路
2には図7のAに示すようなクロック信号Φ1H、Φ2H
供給され、垂直走査回路4には図7のBに示すようなク
ロック信号Φ1V、Φ2Vが供給される。そして水平走査回
路2からは図7のCに示すように各画素期間ごとにφH1
〜φHmが出力され、垂直走査回路4からは図7のDに示
すように1水平期間ごとにφV1〜φVnが出力される。さ
らに入力端子1には図7のEに示すような映像信号が供
給される。
【0008】そしてφV1、φH1が出力されているとき
は、スイッチング素子M1 とM11〜M 1mがオンされ、入
力端子1→M1 →L1 →M11→C11//Cs11→対抗電極
端子3の電流路が形成される。これによって液晶セルC
11及びコンデンサCs11に入力端子1に供給された映像
信号と対抗電極端子3に与えられる電位との電位差が供
給される。このためコンデンサCs11に1番目の画素の
信号による電位差に相当する電荷がサンプルホールドさ
れ、この電荷量に対応して液晶セルC11の光透過率が変
化される。
【0009】これと同様のことが液晶セルC12〜Cnm
びコンデンサCs12〜Csnmについて、各画素ごとに順
次行われ、さらに次のフィールドの信号が供給された時
点で各コンデンサCs11〜Csnmにサンプルホールドさ
れた電荷量が書き換えられる。このようにして、映像信
号の各画素に対応して液晶セルC11〜Cnmの光透過率が
変化され、これが順次繰り返されてテレビ画像の表示が
行われる。
【0010】さらに液晶で表示を行う場合には、一般に
その信頼性、寿命を長くするために交流駆動が用いられ
る。そこで例えばテレビ画像の表示においては、上述の
図7のEに示すように、映像信号を対抗電極の電位に対
して1フィールドまたは1フレームごとに反転させた信
号を入力端子1に供給する。また液晶ディスプレイ装置
においては表示の垂直方向のシューティング等を防止す
る目的で信号を1水平期間ごとに反転することも行われ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
液晶表示パネルにおいて、各画素を構成するスイッチン
グ素子M11〜Mnmと液晶セルC11〜Cnmは、数万〜数十
万の素子が微細に配列されたものであり、製造時に欠陥
が発生する恐れを解消することは困難である。このた
め、製造時にこれらの画素の欠陥を検出して製品の品質
を管理する必要があるが、上述のように微細に配列され
た各画素の欠陥を目視等で検査することは、極めて困難
であった。
【0012】そこで液晶セルに液晶が注入される以前ま
たは注入された後の上述の液晶表示パネルに対して、入
力端子1に所定の検査信号を供給してスイッチング素子
1〜Mm 及びM11〜Mnmを駆動し、コンデンサCs11
〜Csnmに検査信号を書き込む。その後に再びスイッチ
ング素子M1 〜Mm 及びM11〜Mnmを駆動し、コンデン
サCs11〜Csnmに書き込まれた検査信号を読み出す。
そしてこの読み出された信号の変動を検出して、各画素
の欠陥を検出する液晶パネルの検査方法が提案された。
【0013】ところがこのような方法を採用した場合
に、上述の液晶表示パネルでは、入力端子1から液晶セ
ルC11〜Cnm及びコンデンサCs11〜Csnmに到るまで
には、スイッチング素子M1 〜Mm 、M11〜Mnmの容量
成分や信号線L1 〜Lm の配線容量等の容量成分が寄生
している。従ってコンデンサCs11〜Csnmに書き込ま
れた検査信号を入力端子1の側に読み出す際には、これ
らのスイッチング素子や信号線の寄生容量が読み出され
る信号に影響を与えることになる。
【0014】そしてこの場合に、これらの寄生容量はコ
ンデンサCs11〜Csnmに比べて値が大きく、さらに不
安定である。このため読み出される検査信号がこれらの
寄生容量の影響を受け易く、特にその値が不安定である
ことから、画素欠陥判定の誤差要因となるものであっ
た。
【0015】この出願はこのような点に鑑みてなされた
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の方法
では、読み出される検査信号が液晶セルを構成する容量
成分以外の容量成分の影響を受け易く、画素欠陥判定の
誤差要因となるというものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、垂直方向に平行に複数の垂直信号線L1 〜Lm と、
水平方向に平行に複数のゲート線G1 〜Gn とが配設さ
れ、これらの垂直信号線とゲート線との各交点にそれぞ
れ画素を構成する選択素子(スイッチング素子M11〜M
nm)と液晶セルC11〜Cnmが設けられて成り、映像信号
が水平走査手段(水平走査回路2及びスイッチング素子
1 〜Mm )を介して上記垂直信号線に供給され、駆動
信号(垂直走査回路4)が上記ゲート線を介して上記選
択素子に供給されるようにした液晶パネルに対して、上
記液晶セルに液晶が注入される以前または注入された後
に、所定の検査信号を供給して上記水平走査手段及び上
記選択素子を駆動し、上記液晶セルを構成する容量成分
(コンデンサCs11〜Cs nm)に上記検査信号を書き込
み、その後に上記水平走査手段及び上記選択素子を駆動
し、上記液晶セルを構成する容量成分に書き込まれた上
記検査信号を読み出して、上記画素の欠陥を検出するよ
うにした液晶パネルの検査方法において、上記所定の検
査信号を供給して上記水平走査手段及び上記選択素子を
駆動し、上記液晶セルを構成する容量成分に上記検査信
号を書き込んだ後に、上記水平走査手段を駆動すると共
に、上記選択素子への上記駆動信号の供給を遮断して上
記選択素子の駆動を停止させて、上記液晶セルを構成す
る容量成分以外の配線及び回路素子の容量成分に書き込
まれた上記検査信号を読み出す期間を設け、その後に上
記水平走査手段及び上記選択素子を駆動し、上記液晶セ
ルを構成する容量成分に書き込まれた上記検査信号を読
み出して、上記画素の欠陥を検出するようにした液晶パ
ネルの検査方法である。
【0017】本発明による第2の手段は、第1の手段記
載の液晶パネルの検査方法において、上記画素の欠陥の
検出される液晶パネルには、上記液晶セルを構成する容
量成分に書き込まれた上記検査信号を読み出す手段(切
替えスイッチ11、I/Vアンプ12)と、上記選択素
子への上記駆動信号の供給を遮断する手段(アンド回路
1 〜An 、イネーブル端子5)とを有するようにした
液晶パネルの検査方法である。
【0018】本発明による第3の手段は、第1の手段記
載の液晶パネルの検査方法において、上記検査信号の上
記液晶セルを構成する容量成分への書き込み、上記液晶
セルを構成する容量成分以外の配線及び回路素子の容量
成分に書き込まれた上記検査信号の読み出し、その後の
上記液晶セルを構成する容量成分に書き込まれた上記検
査信号の読み出しは、水平期間ごとに順次に行うか、垂
直期間ごとに行われるようにした液晶パネルの検査方法
である。
【0019】
【作用】これによれば、液晶セルを構成する容量成分に
検査信号を書き込んだ後に、選択素子を遮断して液晶セ
ルを構成する容量成分以外の配線及び回路素子の容量成
分に書き込まれた検査信号を読み出す期間を設け、その
後に液晶セルを構成する容量成分に書き込まれた検査信
号を読み出して画素の欠陥を検出するようにしたので、
読み出される検査信号への液晶セルを構成する容量成分
以外の容量成分の影響を少なくして、良好な画素欠陥判
定を行うことができる。
【0020】
【実施例】図1において、10は本発明の適用された液
晶表示パネルを示す。なお図1において、上述の図6と
対応する部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。この液晶表示パネル10に対して、検査装置20
からの検査信号の出力が切替えスイッチ11の一方の固
定接点aを介して入力端子1に接続される。また、切替
えスイッチ11の他方の固定接点bがI/Vアンプ12
を介して検査装置20の検査入力に接続される。さらに
検査装置20の制御出力が切替えスイッチ11の制御端
子に接続される。
【0021】また、この液晶表示パネル10において、
垂直走査回路4からのゲート線G1〜Gn にそれぞれア
ンド回路A1 〜An が設けられる。さらにこれらのアン
ド回路A1 〜An がイネーブル端子5に接続され、この
イネーブル端子5が検査装置20に接続される。さらに
検査装置20からのクロック信号Φ1H、Φ2H、Φ1V、Φ
2V等の制御信号が液晶表示パネル10に供給される。
【0022】そしてこの液晶表示パネル10に対して、
例えば水平走査回路2には通常と同じクロック信号
Φ1H、Φ2Hが供給されると共に、垂直走査回路4には、
通常の3倍の周期とされたクロック信号Φ1V、Φ2Vが供
給される。これによって垂直走査回路4からは、例えば
図2のAに示すような駆動パルス信号φV1が取り出さ
れ、一方、水平走査回路2からは、例えば図2のBに示
すような駆動パルス信号φ1H〜φHmが取り出される。す
なわち1つの駆動パルス信号φV1の期間に、駆動パルス
信号φ1H〜φHmが3回繰り返して取り出される。
【0023】さらに、上述の切替えスイッチ11が図2
のCに示すような検査装置20からの制御信号によっ
て、駆動パルス信号φV1の最初の1回の駆動パルス信号
φ1H〜φHmの繰り返しの期間に検査装置20からの検査
信号の出力側とされ、残りの2回の期間に検査入力側に
される。また、検査装置20からの図2のDに示すよう
なイネーブル信号がイネーブル端子5に供給される。す
なわちこのイネーブル端子5には、駆動パルス信号φV1
の中央の駆動パルス信号φ1H〜φHmの繰り返しの期間に
低電位となるイネーブル信号が供給される。
【0024】これによって、上述の液晶表示パネル10
に対して、駆動パルス信号φV1の中の最初の駆動パルス
信号φ1H〜φHmの期間に、検査装置20からの検査信号
が切替えスイッチ11の固定接点aを介して入力端子1
に供給される。そしてこの入力端子1に供給された検査
信号がスイッチング素子M1 〜Mm を通じて信号線L 1
〜Lm に供給され、対応するスイッチング素子M11〜M
1mを通じてコンデンサCs11〜Cs1mに書き込まれる。
それと共にこの検査信号は、スイッチング素子M1 〜M
m 、M11〜Mnmの容量成分や信号線L1 〜Lm の配線容
量等のコンデンサCs11〜Cs1m以外の配線及び回路素
子の寄生容量成分にも書き込まれる
【0025】次に駆動パルス信号φV1の中の2番目の駆
動パルス信号φ1H〜φHmの期間に、スイッチング素子M
11〜Mnmがオフされた状態でスイッチング素子M1 〜M
m が順次オンされる。これによって上述のコンデンサC
11〜Cs1m以外の配線及び回路素子の寄生容量成分
が、切替えスイッチ11の固定接点bを介してI/Vア
ンプ12に接続される。そしてこのI/Vアンプ12で
信号の読み出し動作が行われることによって、これらの
コンデンサCs11〜Cs1m以外の配線及び回路素子の寄
生容量成分の電位レベルがI/Vアンプ12の読み出し
レベルとなり、検査信号の成分が除去される。
【0026】そして駆動パルス信号φV1の中の最後の駆
動パルス信号φ1H〜φHmの期間に、再びスイッチング素
子M11〜M1mがオンされると、コンデンサCs11〜Cs
1mに書き込まれた検査信号がスイッチング素子M11〜M
1mを通じて信号線L1 〜Lmに取り出され、スイッチン
グ素子M1 〜Mm を通じて入力端子1の側に取り出され
る。そしてこの取り出された信号が、切替えスイッチ1
1の固定接点bを介してI/Vアンプ12に供給され、
このI/Vアンプ12を通じて検査装置20の検査入力
に供給される。
【0027】従ってこの装置において、上述の2番目の
駆動パルス信号φ1H〜φHmの期間に、コンデンサCs11
〜Cs1m以外の配線及び回路素子の寄生容量成分の電位
レベルがI/Vアンプ12の読み出しレベルにされる。
これによって最後の駆動パルス信号φ1H〜φHmの期間に
は、コンデンサCs11〜Cs1mに書き込まれた検査信号
がスイッチング素子M1 〜Mm 、M11〜Mnmの容量成分
や信号線L1 〜Lm の配線容量等の寄生容量成分の影響
を受けること無く入力端子1の側に取り出され、この取
り出された信号が検査装置20の検査入力に供給され
る。
【0028】すなわち従来の検査方法では、図3に示す
ように入力端子1に供給された検査信号がコンデンサC
11〜Cs1mに書き込まれた直後に、コンデンサCs11
〜Cs1mに書き込まれた検査信号の読み出しが行われて
いた。この場合に、読み出される検査信号には、例えば
図4のAに網点で示すような、コンデンサCs11〜Cs
1m以外の配線及び回路素子の寄生容量成分による影響が
発生していた。
【0029】これに対して本願の発明では、上述のよう
に検査信号がコンデンサCs11〜Cs1mに書き込まれた
後にスイッチング素子M11〜Mnmがオフされた状態で、
スイッチング素子M1 〜Mm 、M11〜Mnmの容量成分や
信号線L1 〜Lm の配線容量等の寄生容量成分に書き込
まれた検査信号を読み出す期間を設ける。これによって
最後の期間に読み出される検査信号から、例えば図4の
Bに示すようにコンデンサCs11〜Cs1m以外の配線及
び回路素子の寄生容量成分による影響が除去される。
【0030】従ってこのように液晶セルを構成する容量
成分以外の配線及び回路素子の寄生容量成分による影響
が除去されることによって、例えば図4のB中のaに示
すように、欠陥部分の信号の変動が明瞭になる。そして
このような検査信号を用いることによって、良好な画素
欠陥判定を行うことができるようになる。
【0031】こうして上述の方法によれば、液晶セルを
構成する容量成分に検査信号を書き込んだ後に、選択素
子を遮断して液晶セルを構成する容量成分以外の配線及
び回路素子の寄生容量成分に書き込まれた検査信号を読
み出す期間を設け、その後に液晶セルを構成する容量成
分に書き込まれた検査信号を読み出して画素の欠陥を検
出するようにしたので、読み出される検査信号へを構成
する容量成分以外の寄生容量成分の影響を少なくして、
良好な画素欠陥判定を行うことができるものである。
【0032】なお上述の例では、画素欠陥判定を行うた
めの検査信号の液晶セルを構成する容量成分への書き込
み、液晶セルを構成する容量成分以外の配線及び回路素
子の寄生容量成分に書き込まれた検査信号の読み出し、
その後の液晶セルを構成する容量成分に書き込まれた検
査信号の読み出しは、水平期間ごとに順次に行うように
したが、これは垂直期間ごとに行うようにしてもよい。
その場合に液晶セルを構成する容量成分以外の配線及び
回路素子の寄生容量成分からの検査信号の読み出しは、
1水平期間の時間で足りるので、全体の検査に要する時
間を短縮できる。
【0033】また上述の方法は、例えば図5に示すよう
に、コンデンサCs11〜Csnmの他端がそれぞれ前段の
ゲート線に接続されているような液晶表示パネルについ
ても、同様に実施することができる。すなわちこの場合
に、コンデンサCs21〜Cs nmの他端がそれぞれ前段の
ゲート線に接続されると共に、最初の水平走査線のコン
デンサCs11〜Cs1mが接続される前段のゲート線G0
にもアンド回路A0 を設けて、他のゲート線と同様にイ
ネーブル信号によって信号の遮断を行うことによって、
上述と同様の画素欠陥判定を行うことができる。
【0034】さらに上述の図1、図5の例において、検
査信号の信号源及び検査信号からの欠陥の判別を行う処
理回路は、それぞれ検査装置20とは別体の回路で構成
してもよい。また、液晶表示パネル10に設けられるア
ンド回路A1 〜An 及びイネーブル端子5は、インター
レース表示等の目的で設けられている回路を流用するこ
とができる。
【0035】また上述の本発明による液晶パネルの検査
方法によれば、液晶セルC11〜Cnmに液晶が注入される
以前または注入された後のいずれであっても、同様に検
査を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、液晶セルを構成する
容量成分に検査信号を書き込んだ後に、選択素子を遮断
して液晶セルを構成する容量成分以外の配線及び回路素
子の容量成分に書き込まれた検査信号を読み出す期間を
設け、その後に液晶セルを構成する容量成分に書き込ま
れた検査信号を読み出して画素の欠陥を検出するように
したので、読み出される検査信号への液晶セルを構成す
る容量成分以外の容量成分の影響を少なくして、良好な
画素欠陥判定を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶パネルの検査方法を適用した
装置の一例の構成図である。
【図2】その説明のためのタイミングチャート図であ
る。
【図3】その説明のためのタイミングチャート図であ
る。
【図4】その説明のための波形図である。
【図5】本発明による液晶パネルの検査方法を適用した
装置の他の例の構成図である。
【図6】液晶表示パネルの説明のための構成図である。
【図7】その説明のための波形図である。
【符号の説明】
10 液晶表示パネル 20 検査装置 1 入力端子 2 水平走査回路 3 対向電極端子 4 垂直走査回路 5 イネーブル端子 11 切替えスイッチ 12 I/Vアンプ M1 〜Mm スイッチング素子 L1 〜Lm 信号線 M11〜Mnm スイッチング素子 C11〜Cnm 液晶セル Cs11〜Csnm コンデンサ G1 〜Gn ゲート線 A1 〜An アンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 101 G02F 1/133 550 G02F 1/1343 G02F 1/1368

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直方向に平行に複数の垂直信号線と、
    水平方向に平行に複数のゲート線とが配設され、これら
    の垂直信号線とゲート線との各交点にそれぞれ画素を構
    成する選択素子と液晶セルが設けられて成り、 映像信号が水平走査手段を介して上記垂直信号線に供給
    され、駆動信号が上記ゲート線を介して上記選択素子に
    供給されるようにした液晶パネルに対して、 上記液晶セルに液晶が注入される以前または注入された
    後に、 所定の検査信号を供給して上記水平走査手段及び上記選
    択素子を駆動し、上記液晶セルを構成する容量成分に上
    記検査信号を書き込み、 その後に上記水平走査手段及び上記選択素子を駆動し、
    上記液晶セルを構成する容量成分に書き込まれた上記検
    査信号を読み出して、上記画素の欠陥を検出するように
    した液晶パネルの検査方法において、 上記所定の検査信号を供給して上記水平走査手段及び上
    記選択素子を駆動し、上記液晶セルを構成する容量成分
    に上記検査信号を書き込んだ後に、 上記水平走査手段を駆動すると共に、上記選択素子への
    上記駆動信号の供給を遮断して上記選択素子の駆動を停
    止させて、上記液晶セルを構成する容量成分以外の配線
    及び回路素子の容量成分に書き込まれた上記検査信号を
    読み出す期間を設け、 その後に上記水平走査手段及び上記選択素子を駆動し、
    上記液晶セルを構成する容量成分に書き込まれた上記検
    査信号を読み出して、上記画素の欠陥を検出するように
    した液晶パネルの検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶パネルの検査方法に
    おいて、 上記画素の欠陥の検出される液晶パネルには、上記液晶
    セルを構成する容量成分に書き込まれた上記検査信号を
    読み出す手段と、上記選択素子への上記駆動信号の供給
    を遮断する手段とを有するようにした液晶パネルの検査
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液晶パネルの検査方法に
    おいて、 上記検査信号の上記液晶セルを構成する容量成分への書
    き込み、上記液晶セルを構成する容量成分以外の配線及
    び回路素子の容量成分に書き込まれた上記検査信号の読
    み出し、その後の上記液晶セルを構成する容量成分に書
    き込まれた上記検査信号の読み出しは、水平期間ごとに
    順次に行うか、垂直期間ごとに行われるようにした液晶
    パネルの検査方法。
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JP4761773B2 (ja) * 2005-01-06 2011-08-31 シャープ株式会社 表示装置およびその検査方法、ならびにその表示装置の検査システム

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