JP3230278B2 - 移動体アンテナ - Google Patents

移動体アンテナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ用のカーアンテナ
に使用して好適な移動体アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジオやFM放送受信用のカーアンテナ
として所謂モノポール形のアンテナは広く一般に市販さ
れており、自動車も上述のようなカーアンテナを取付け
ることを前提として車体が構成されており、上記モノポ
ール形のアンテナを車体の所定の場所に取付けた場合
に、モノポール形のアンテナは車体によりグランドされ
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、自動
車は一般にラジオやFM放送受信用のモノポール形のア
ンテナを取付けることを前提として車体が構成されてい
るので、上記アンテナについては、これを簡単に車体に
取付け、かつ車体にグランドさせることができるがテレ
ビ用のカーアンテナをアフターサービスとして取付ける
場合には次に述べるような問題点があった。
【0004】(1)車体表面は塗装等で絶縁されている
ために、アンテナ取付位置の近傍で、アンテナをグラン
ドさせるためには、上記塗装等を部分的に破壊しなけれ
ばならない場合がある。
【0005】(2)塗装等を破壊しないでグランドする
ためにはアース線等を介して塗装等を破壊しなくてもグ
ランド可能な位置に接続しなければならず、作業性が悪
く、また、車体の外観を損う。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解消し、車体
の塗装等を破壊することなく、確実にグランドすること
のできる移動体アンテナを提供することができるように
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体アンテナ
は、第1のアンテナ素子の端部に、該第1のアンテナ素
子の反対側に伸びる第2のアンテナ素子を設け、上記第
1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子の間にバルーン
を配置し、該バルーンに給電線を接続することにより構
成した。
【0008】
【作用】移動体アンテナは、第1のアンテナ素子の端部
に、該第1のアンテナ素子の反対側に伸びる第2のアン
テナ素子を設け、上記第1のアンテナ素子と第2のアン
テナ素子の間にバルーンを配置し、該バルーンに給電線
を接続したので、車体の塗装等を破壊してグランドした
のと同様の作用効果をを得ることができテレビ用のカ
ーアンテナ等としての移動体アンテナの広帯域化や高感
度化を図ることができる。
【0009】
【実施例】次に本発明を図を参照して説明する。
【0010】図1〜図6は第1実施例を示す。
【0011】図1は本発明の移動体アンテナ1の使用状
態を示す図であり、本発明の移動体アンテナ1は、伸縮
自在の第1のアンテナ素子2と、該第1のアンテナ素子
2を一端側から引き出すことができるように取付けたア
ンテナ収納ケース3と、該アンテナ収納ケース3の他端
側に取付けられた第2のアンテナ素子(以下、グランド
側のアンテナ素子という)4と、該グランド側のアンテ
ナ素子4と略平行に、上記アンテナ収納ケース3から引
き出された給電線5と、上記グランド側のアンテナ素子
4と給電線5を束ねるホルダー6とを備えている。
【0012】上記伸縮自在の第1のアンテナ素子2は径
の異なる複数のロッド2a〜2dを順次、スライド自在
に嵌合して連結することにより形成されていて、最も伸
ばした状態にしたときの長さL1がテレビのローチャン
ネル(1〜3チャンネル)の平均的な周波数の波長の長
さの1/4、例えば約82cmになるようになってい
る。
【0013】そして、上記最も径の太いロッド2aがア
ンテナ収納ケース3内に取付けられていて、上記最も径
の太いロッド2aに径の細いロッド2b〜2dが順次挿
入され、その結果、ロッド2a〜2dの全て、即ち第1
アンテナ素子2全体がアンテナ収納ケース3内に収納
されるようになっている。
【0014】上記アンテナ収納ケース3の底面には両面
接着テープ11が設けられていて、該両面接着テープ1
1により、アンテナ収納ケース3は自動車の車体12の
センターピラー13に取付けられている。
【0015】そして、上記アンテナ収納ケース3内から
上記第1のアンテナ素子2を最大限に引き出すと、上記
第1のアンテナ素子2は長さL2の部分が上記センター
ピラー13に重なり合い、残りの長さL3の部分が車体
12よりも上方に伸びて、この部分がテレビのハイチャ
ンネル(4〜12チャンネル)のアンテナ素子として有
効に作用するようになっている。
【0016】また、グランド側のアンテナ素子4は同軸
ケーブルで作られていて、その長さL4はテレビのハイ
チャンネル(4〜12チャンネル)の平均的な周波数の
波長の長さの約1/4の長さ、例えば36cm程度の大
きさに形成されていて、上記第1のアンテナ素子2に対
して一直線状に伸びている。
【0017】そして、上記アンテナ収納ケース3から引
き出された給電線5は上記グランド側のアンテナ素子4
と平行しながら車体12のドア14側に伸び、該ドア部
分から車室内に導入されてテレビに接続されるようにな
っている。
【0018】上記ホルダー6はグランド側のアンテナ素
子4と給電線5を平行にした状態で車体12のセンター
ピラー13部分に固定するためのものである。
【0019】上記ホルダー6はプラスチックにより断面
凹形のチャンネル状に作られていて、上面側に設けた溝
16内に上記グランド側のアンテナ素子4と給電線5を
挿入することにより、これらグランド側の素子4と給電
線5を平行に束ねた状態に係止することができるように
なっていると共に、底面側に設けた両面接着テープ17
により、車体12のフロントピラー13に取付けられる
ようになっている。
【0020】また、上記アンテナ収納ケース3内におい
ては、図4に示したように、給電点にバルーン(コモン
モード電流阻止フィルター)21が設けられている。
【0021】第1実施例の移動体アンテナ1は上述のよ
うな構成であって、テレビのハイチャンネル(4〜12
チャンネル)の電波を受信する場合には、図5に示した
ように、第1のアンテナ素子2の長さL3の部分(車体
に重なり合っていない部分)がアンテナとして有効に作
用し、第1のアンテナ素子2の長さL2の部分(車体に
重なり合っている部分)は上記L3の部分で発生した起
電力をB点まで導く給電線の役割を果すことになる。
【0022】そして、上記グランド側のアンテナ素子4
の長さL4はハイチャンネルの平均的な周波数の波長の
長さの約1/4の長さに形成されているので、A点とG
点の間は低インピーダンスでグランドされた状態にな
り、B点まで導かれた成分(起電力)は効果的に給電線
5側に導かれる。
【0023】また、ローチャンネル(1〜3チャンネ
ル)の電波を受信する場合には、図6に示したように、
A点とG点は容量性の低インピーダンスになるので、実
用上影響ない程度の感度が得られる。
【0024】従って、ローチャンネルとハイチャンネル
の双方において、感度を有する広帯域アンテナにするこ
とができるのである。
【0025】なお、グランド側のアンテナ素子を設けた
本発明の移動体アンテナとグランド側の素子を設けない
移動体アンテナの性能の試験したところ図11に示した
ような測定結果が得られ、本発明の移動体アンテナの効
果が優れたものであることが証明された。
【0026】図7は本発明の第2実施例を示す。
【0027】この実施例は図6で説明したA点とG点で
の等価的インピーダンスを更に低くして、ローチャンネ
ルでのマッチングを向上させようとするものであり、上
述の第1実施例の移動体アンテナにローチャンネル(1
〜3チャンネル)の平均的な周波数の波長の長さの1/
4の長さL52本目(2番目)のグランド側のアンテ
ナ素子22を追加したものである。
【0028】そして、上記2本目のグランド側のアンテ
ナ素子22により、A点を等価的にグランドに落すこと
により、ローチャンネルでの感度をより一層向上させる
ことができる。
【0029】図8は第3実施例を示す。
【0030】この実施例は第2実施例の変形例であり、
給電点から上記2本目のグランド側のアンテナ素子22
の長さL5の位置にバルーン21を配置することによ
り、給電線5の外皮導体に2本目のグランド側のアンテ
ナ素子22と同様の機能を持たせるようにしたものであ
る。
【0031】図9は第4実施例を示す。
【0032】この実施例は第2実施例の移動体アンテナ
に上記第1のアンテナ素子2とは別個のハイチャンネル
用の2本目のアンテナ素子23を設け、該2本目のアン
テナ素子23と上記グランド側のアンテナ素子4をハイ
チャンネル用とし、上記第1のアンテナ素子2と2本目
グランド側のアンテナ素子22をローチャンネル用と
することにより、それぞれを最も共振しやすい長さに形
成して、更なる高感度広帯域化を図ることができるよう
にしたものである。
【0033】図10は第5実施例を示す。
【0034】この実施例は第4実施例の移動体アンテナ
において、ハイチャンネル用とローチャンネル用にそれ
ぞれ独立にバルーン21と給電線5を設け、独立した二
系統のアンテナとしてダイバーシティを組むことによ
り、自動車の進行方向(方角)に対する受信強度の変化
を抑制することができるようにしたものである。
【0035】
【発明の効果】本発明の移動体アンテナには次に述べる
ような効果がある。
【0036】(1)第1のアンテナ素子の端部に、例え
ばテレビのハイチャンネルの周波長の波長の約1/4の
長さの第2のアンテナ素子(グランド側のアンテナ素
子)を設け、これら第1,第2のアンテナ素子の間にバ
ルーンを配置し、該バルーンに給電線を接続したたの
で、車体表面の塗装等を破壊することなくアンテナをグ
ランドさせたのと同様の効果を得ることができる。
【0037】(2)アンテナ素子を伸縮自在にし、かつ
アンテナ収納ケース内に収納できるようにしたので、洗
車時などにおいても、いちいちアンテナを取外す必要が
ない。また、両面接着テープによってアンテナ収納ケー
スを容易に自動車等の移動体に取り付けることができ
る。
【0038】(3)移動体アンテナを広帯域化や高感度
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の使用状態の斜視図。
【図2】要部の側面図。
【図3】要部の平面図。
【図4】アンテナ収納ケースを取外した状態の説明図。
【図5】ハイチャンネルの場合の等価回路を示す説明
図。
【図6】ローチャンネルの場合の等価回路を示す説明
図。
【図7】第2実施例の説明図。
【図8】第3実施例の説明図。
【図9】第4実施例の説明図。
【図10】第5実施例の説明図。
【図11】効果を示すグラフ図。
【符号の説明】
1…移動体アンテナ 2…第1のアンテナ素子 3…アンテナ収納ケース 4…第2のアンテナ素子(グランド側のアンテナ素子) 5…給電線 21…バルーン 22…2本目のグランド側のアンテナ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 1/32 H01Q 1/22 H01Q 9/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアンテナ素子の端部に、該第1の
    アンテナ素子の反対側に伸びる第2のアンテナ素子を設
    け、上記第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子の間
    にバルーンを配置し、該バルーンに給電線を接続した
    とを特徴とする移動体アンテナ。
  2. 【請求項2】 第2のアンテナ素子は、テレビのハイチ
    ャンネルの周波長の波長の約1/4の長さに形成されて
    いる請求項1に記載の移動体アンテナ。
  3. 【請求項3】 第1のアンテナ素子は、伸縮自在に構成
    されていてアンテナ収納ケース内に収納可能になってい
    る請求項1に記載の移動体アンテナ。
  4. 【請求項4】 アンテナ収納ケースは、両面接着テープ
    によって移動体に取り付けられている請求項3に記載の
    移動体アンテナ。
  5. 【請求項5】 第2のアンテナ素子は、長さの異なる複
    数本のアンテナ素子で構成されている請求項1に記載の
    移動体アンテナ。
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