JP3229524B2 - 鉄道車両の蓋体開閉装置 - Google Patents
鉄道車両の蓋体開閉装置Info
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Description
面の開口を塞ぐ蓋体を開閉可能に支持する鉄道車両の蓋
体開閉装置に関するものである。
支持するものとして、丁番が用いられており、蓋体を容
易に取り外したり取り付けたりすることができるように
するために、図6に示すように、一方には丁番ピン10
0を固定し、他方にはこの丁番ピン100を挿入可能な
挿入孔102を形成したものも知られている。また、図
7に示すように、固定した丁番ピン104に逆「J」字
状の金具106を引っ掛けるようにして、取り外し可能
にしたものも知られている。
た従来の、前者のものでは、丁番ピン100を挿入孔1
02に抜き差しするために、図に示すように、丁番ピン
100の長さに応じた距離aを移動させなければならな
い。よって、この距離aの空間を確保しなければ抜き差
しできないという問題があった。
方向には何時でも外れてしまう。蓋体を閉じた状態に保
持するときには、蓋体が丁番ピン104の廻りに揺動で
きないようにすると共に、この方向に蓋体が動くのをも
規制する必要があり、その為、保持する機構が複雑で、
操作も複雑なものになってしまうという問題があった。
場所であっても蓋体の取り付け・取り外しが可能な鉄道
車両の蓋体開閉装置を提供することにある。
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、鉄道車両本体の底面の開口を塞ぐ蓋体
を開閉可能に支持する鉄道車両の蓋体開閉装置におい
て、前記車両本体側あるいは前記蓋体側の一方に支点軸
を他方に前記支点軸が揺動可能に挿入される挿入孔を設
け、前記支点軸にその円周上の一部をその直径よりも小
さな幅に切り欠いた平坦部を形成すると共に、前記蓋体
を所定角度で開いた状態としたときに前記支点軸を前記
平坦部と平行な方向から、かつ、前記車両本体に接近す
る方向から挿通可能なスリットを前記挿入孔に連設し、
前記蓋体が前記開口を閉じた状態のときには、前記支点
軸廻りの前記蓋体の揺動を規制する掛金部材を設けたこ
とを特徴とする鉄道車両の蓋体開閉装置がそれである。
したときに、それ以上の開方向の前記蓋体の揺動を規制
するストッパ機構を設けてもよい。
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は鉄道
車両本体で、車両本体1の底面に地面側に向かって開口
2が形成されており、この開口2は、車両本体1内の種
々の機器の保守や点検のため等に用いられる。
体4を備え、車両本体1側には、図2,図3に示すよう
に、開口2の内の側壁に、固定側金具6が取り付けられ
ている。固定側金具6は、垂直に立てられた一対の側板
8,10を備え、両側板8,10には、側板8,10を
貫通して支点軸12が固定されている。
軸12は、その円周上の一部が平行な2つの面で切り欠
かれて、平坦面14a,14b,16a(一部のみ図示
する)が形成されており、両平坦面14a,14b,1
6a間の幅は、支点軸12の直径よりも小さな幅に形成
されている。両側板8,10の間には、下方に向かって
延出された止め板18が側板8,10よりも下方に飛び
出して設けられている。
は、両側板8,10をその間に挿入できる間隔で、側板
8,10と平行に引掛け板20,22が立設されてい
る。両引掛け板20,22には、同芯上に挿入孔24,
26がそれぞれ貫設されており、挿入孔24,26は支
点軸12を挿入した際には、支点軸12を揺動可能に挿
入できる径に形成されている。
平坦面14a,14b,16aの幅に対応した間隔のス
リット28,30が形成されており、この平坦面14
a,14b,16aの方向と、スリット28,30の方
向とを合わせて、スリット28,30を通して挿入孔2
4,26に支点軸12を挿入できるように構成されてい
る。
向と、スリット28,30の方向とが合うのは、図1に
示すように、蓋体4を所定角度θで開いた状態としたと
きとなるように構成されている。本実施例では、スリッ
ト28,30の方向を蓋体4と平行に、そして、平坦面
14a,14b,16aの方向を、水平から下に向かっ
て30度傾斜した状態に形成されている。これにより、
所定角度θが30度のときに合う。この所定角度θは、
周辺の機器や車両本体1の底面と軌道面との間隔等を考
慮して、適宜決定すればよい。
入した状態で、蓋体4を所定角度θとしたときに、両引
掛け板20,22に装着された規制軸32が止め板18
に当接し、蓋体4がそれ以上揺動しないように構成され
ている。尚、本実施例では、止め板18と規制軸32と
によりストッパ機構33が構成されている。
掛け板20,22と反対側の縁に筒部材34が支点軸1
2と直交して設けられており、筒部材34には、掛金部
材36が蓋体4と平行に摺動可能に挿入されている。車
両本体1側には、蓋体4により開口2を閉じた状態にし
たときに、掛金部材36に対向して、掛金部材36を挿
入可能な止め孔38が形成された止め金具40が取り付
けられている。掛金部材36は、揺動可能に支持された
レバー42を揺動させることにより、リンク部材44を
介して摺動されるように構成されている。
開閉装置の作動について説明する。蓋体4により開口2
を閉じるときには、蓋体4を所定角度θに傾けて、スリ
ット28,30の方向と、平坦面14a,14b,16
aの方向とを合わせる。そして、蓋体4を図1矢印cの
逆方向に押し上げ、支点軸12をスリット28,30に
通し、図3に示すように、支点軸12を挿入孔24,2
6に挿入する。
間隔が少なくても、所定角度θを小さな角度とする構成
とすることにより、容易に支点軸12を挿入孔24,2
6に挿入できる。また、蓋体4を所定角度θに傾けて押
し上げればよく、特別な広い空間を必要とすることなく
挿入できる。
せて、開口2を塞ぎ、レバー42を操作して、掛金部材
36を摺動させて止め孔38に挿入する。これにより、
蓋体4は支点軸12廻りの揺動が規制され、また、スリ
ット28,30の方向と、平坦面14a,14b,16
aの方向とが異なるので、支点軸12が挿入孔24,2
6から外れることはない。よって、掛金部材36を止め
孔38に挿入する簡単な構造、及び操作で蓋体4を止め
ることができる。
2を操作して、掛金部材36を止め孔38から引き抜
く。そして、蓋体4を支点軸12の廻りに、図1矢印d
方向に、規制軸32が止め板18に当接するまで揺動さ
せる。そのとき、蓋体4は所定角度θとなり、スリット
28,30の方向と、平坦面14a,14b,16aの
方向とが合う。
坦面14a,14b,16aの方向とを合わせるといっ
た煩わしい操作をすることなく、容易に蓋体4を図1矢
印c方向に引き下げることができる。これにより、支点
軸12がスリット28,30を通って引き出され、蓋体
4を車両本体1から取り外すことができる。
体1側に、挿入孔24,26を蓋体4側に設けたが、こ
れとは逆に支点軸12を蓋体4側に、挿入孔24,26
を車両本体1側に設けても実施可能であり、このよう
な、第2実施例について、図4によって説明する。
持部材52を設け、支持部材52には下方に向かって開
口したスリット54が形成されている。蓋体4には、挿
入孔50と平行な支点軸56が取付金具58を介して固
定されている。支点軸56には蓋体4を所定角度傾斜さ
せた状態のときに、垂直となる一対の平坦面58a,5
8bが、支点軸56の円周上の一部を切り欠き、両平坦
面58a,58b間の幅が支点軸12の直径よりも小さ
な幅で、スリット54を挿通可能に形成されている。
斜させた状態で、スリット54と平坦面58a,58b
との方向が合い、スリット54を通し、挿入孔50に支
点軸56を挿入する。これにより、蓋体4を支点軸56
の廻りに揺動させることができ、揺動させると、スリッ
ト54と平坦面58a,58bとの方向が異なるので、
支点軸56がスリット54を通ることはなく、蓋体4は
外れない。
5に示す第3実施例のように、蓋体4に垂直に開閉軸6
0を回転可能に支持し、開閉軸60の先端に掛金部材6
2を一体的に回転するように取り付ける。車両本体1側
には、蓋体4が開口2を閉じた状態のときに当接する金
具64を取り付ける。開閉軸60を回転させると、掛金
部材62が旋回されて、ばね66の付勢力により、掛金
部材62と蓋体4との間に金具64を挟み込むことがで
きるように構成されている。
金部材62を旋回させて金具64を挟み込み、蓋体4の
揺動を規制して開口2を閉じると共に、掛金部材62を
旋回させて、金具64の挟み込みを解除し、蓋体4を所
定角度開いた状態にして、蓋体4を取り外して開口2を
開くことができる。
8に挿入して、あるいは、掛金部材62と蓋体4との間
に金具64を挟んで、蓋体4の支点軸12,56廻りの
揺動を規制できればよく、蓋体4を車両本体1に強固に
固定する必要はない。従って、掛金部材36,62は、
簡単な操作で規制を解除できるような構成とすることが
できる。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
蓋体開閉装置は、車両本体の底面と軌道面との間隔が少
なくても、所定角度を小さなものとして容易に蓋体を取
り外したり、取り付けたりすることができるという効果
を奏する。また、取り付け・取り外しの際に、特別の広
い空間を必要としない。更に、掛金部材は蓋体の支点軸
廻りの揺動を規制できればよいので、簡単な操作で規制
を解除できるような構成とすることができる。ストッパ
機構を設けることにより、ストッパ機構が揺動を規制す
るので、蓋体を所定角度に開いた状態に容易に揺動操作
できる。
装置の断面図である。
挿入孔に挿入する前の状態の拡大斜視図である。
挿入孔に挿入した後の状態の拡大斜視図である。
を挿入孔に挿入する前の状態の拡大斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 鉄道車両本体の底面の開口を塞ぐ蓋体を
開閉可能に支持する鉄道車両の蓋体開閉装置において、 前記車両本体側あるいは前記蓋体側の一方に支点軸を他
方に前記支点軸が揺動可能に挿入される挿入孔を設け、前記支点軸にその円周上の一部をその直径よりも小さな
幅に切り欠いた平坦部を形成すると共に、 前記蓋体を所
定角度で開いた状態としたときに前記支点軸を前記平坦
部と平行な方向から、かつ、前記車両本体に接近する方
向から挿通可能なスリットを前記挿入孔に連設し、 前記蓋体が前記開口を閉じた状態のときには、前記支点
軸廻りの前記蓋体の揺動を規制する掛金部材を設けたこ
とを特徴とする鉄道車両の蓋体開閉装置。 - 【請求項2】 前記蓋体を所定角度で開いた状態とした
ときに、それ以上の開方向の前記蓋体の揺動を規制する
ストッパ機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の
鉄道車両の蓋体開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18263495A JP3229524B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 鉄道車両の蓋体開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18263495A JP3229524B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 鉄道車両の蓋体開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930412A JPH0930412A (ja) | 1997-02-04 |
JP3229524B2 true JP3229524B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=16121728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18263495A Expired - Lifetime JP3229524B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 鉄道車両の蓋体開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229524B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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JP5151147B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2013-02-27 | ヤマハ株式会社 | 電子鍵盤楽器の筐体構造 |
EP2366609B1 (en) | 2010-03-02 | 2014-09-03 | Iveco Magirus Ag | Fixing device for a cladding plate of a vehicle |
EP2524842B1 (en) | 2011-05-17 | 2014-05-07 | Iveco Magirus AG | Fixing device for a cladding plate |
JP5996948B2 (ja) * | 2012-07-02 | 2016-09-21 | 東日本旅客鉄道株式会社 | コンクリート部材の補強装置に用いられるピンレス継手 |
JP6731830B2 (ja) * | 2016-10-21 | 2020-07-29 | 株式会社オカムラ | 回動操作部材の取付部構造、及び、それを備えた什器 |
JP7077090B2 (ja) * | 2018-03-23 | 2022-05-30 | 日本車輌製造株式会社 | 鉄道車両の床下塞ぎ板 |
JP7388048B2 (ja) * | 2019-08-27 | 2023-11-29 | 富士電機株式会社 | 電力変換装置 |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP18263495A patent/JP3229524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0930412A (ja) | 1997-02-04 |
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