JP3229473U - 粒状研磨材付きスポンジたわし - Google Patents

粒状研磨材付きスポンジたわし Download PDF

Info

Publication number
JP3229473U
JP3229473U JP2020003942U JP2020003942U JP3229473U JP 3229473 U JP3229473 U JP 3229473U JP 2020003942 U JP2020003942 U JP 2020003942U JP 2020003942 U JP2020003942 U JP 2020003942U JP 3229473 U JP3229473 U JP 3229473U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sponge
granular abrasive
granular
scrubbing brush
rubber body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020003942U
Other languages
English (en)
Inventor
佐々木 卓也
卓也 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIZUKI CO., LTD.
Original Assignee
MIZUKI CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIZUKI CO., LTD. filed Critical MIZUKI CO., LTD.
Priority to JP2020003942U priority Critical patent/JP3229473U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229473U publication Critical patent/JP3229473U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

【課題】表面が硬質で凹凸部を有しながらも、スポンジ部分が露出し、手で握ることのできる大きさの粒状研磨材付きスポンジたわしを提供する。【解決手段】粒状研磨材付きスポンジたわし100、110は、スポンジゴム体と、スポンジゴム体の表面を覆うように接着された粒状研磨材10、20からなる表皮層と、から構成され、表皮層が凹凸状に形成され、スポンジゴム体と共に易変形性を有し、表皮層には、スポンジゴム体の一部が露出したスポンジ部31を有する。粒状研磨材10、20の粒径は、2.00〜0.05mmとする。また、スポンジ部31は平坦にすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、スポンジゴム体の表面に粒状研磨材を備えるスポンジたわしに関する。
従来、食器や鍋等を洗う際に、スポンジやたわし等が使用されている。スポンジは、洗剤を含ませて食器等を洗う際に、スポンジ自体が洗剤分を蓄えるため、必要以上の洗剤を使う必要がなく、洗剤を泡立てながら食器等に満遍なく洗剤を塗布でき、洗浄できるという利点がある。しかし、スポンジは柔らかすぎるため、鍋類等やコンロ等に固くついた焦げつきや錆等の頑固な汚れを取り除くのが困難な場合がある。
一方、化学繊維等で作られているナイロン製のたわしや、椰子の繊維で作られる亀の子たわし(登録商標)、金属製のたわし等は、スポンジに比べて硬く、汚れを取り除くのに適しているが、スポンジのように洗剤を蓄えることや泡立てることができず、含ませた洗剤は流れ落ちやすいという課題がある。そのため、スポンジに比べて多くの洗剤が必要である。
また、一側面がスポンジ部で、他側面がスポンジ部よりも硬質で、ナイロン製のたわしのような凹凸部を有するスポンジたわしが知られている。このスポンジたわしを使用することで、洗剤を泡立てながら食器等に満遍なく洗剤を塗布できる機能と、かつ鍋類等の頑固な汚れも落とす機能も有するため、どちらか一方の機能を有する物よりも便利である。
このようなスポンジたわしの一例として特許文献1の発明がある。特許文献1には、
連続気泡を有する弾性多孔質素材からなるスポンジ層を含む積層構造、つまり第1スポンジ層と第2スポンジ層と裏面層(不織布層)を備えるスポンジたわしが開示されている。この発明によると、泡切れ性、水切れ性及び速乾性を向上させ、全ての機能をバランス良く向上させることができるとされている。
また、特許文献2には、手で握ることのできる大きさの球形のたわしが開示されている。この球形のたわしは、三次元クリンプまたはジグザグ状のプラスチック繊維または天然繊維が、立体的に方向性なく絡まる状態で、しかも繊維の間に空隙ができる状態に集合されて球形にされている。この発明によると、安価に多量生産でき、全表面を磨き面として有効利用できるとされている。
さらに、上記のたわしとは用途が異なるが、特許文献2と同様に手で握ることのできる大きさの洗浄ボールが知られている(例えば特許文献3)。この洗浄ボールは、例えば火力発電所、原子力発電所などの復水器伝熱管を自動洗浄するスポンジボール洗浄装置に用いられている。洗浄ボールは、耐摩耗性やスケール剥離効果を高めるため、スポンジボール外殻の表面に凹凸状にする程度の粒径をもったゴム製等の粒状研磨材(例えば、合成樹脂を微細なチップ状に破砕した物)が接着されて構成されている(図4参照)。それにより、熱交換器において、保護被膜を削り取ることなく管内面に付着したスライム等を削除することができ、熱交換効率の向上、装置の長寿命化を得ることができるという効果がある。
特開2015−221119号公報 特開平9−327426号公報 特開平5−280889号公報
引用文献1のスポンジたわしでは、不織布層を備えることにより、鍋類の焦げつき等を洗う際において、スポンジ層では拭き取り難い汚れを拭き取ることができるとされているが、洗剤の泡立てにはスポンジ部分を使用し、また、スポンジ部分が持ち手となるため、泡だった洗剤が手に付くという課題があった。また、鍋類等を洗う際にも持ち手が柔らかいスポンジ部分であるため、力を入れ難いという課題もある。
また、特許文献2のたわしは、手で握ることのできる大きさの球形であるため、鍋等のコーナー部を洗う際にも力を入れて洗うことができるが、スポンジを含まないため、前述のように洗剤を蓄えることや泡立てることができず、含ませた洗剤は流れ落ちやすく、多くの洗剤を要するという課題がある。
特許文献3に示すような洗浄ボールを、たわしとして使用する場合には、外殻の表面に粒状研磨材が付着しており、外殻にスポンジがほとんど露出していないため、引用文献2と同様に、外殻に洗剤を含ませて泡立てることができず、外殻に含ませた洗剤は流れ落ちやすいという課題がある。そのため、手で握ることのできる大きさで、表面が硬質でありながら、スポンジ部分が露出しているスポンジたわしが望まれていた。
本考案は、上記課題に鑑み、表面が硬質で凹凸部を有しながらも、スポンジ部分が露出し、手で握ることのできる大きさの粒状研磨材付きスポンジたわしを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、スポンジゴム体と、該スポンジゴム体の表面を覆うように接着された粒状研磨材からなる表皮層と、から構成され、前記表皮層が凹凸状に形成され、前記スポンジゴム体と共に易変形性を有し、前記表皮層には、前記スポンジゴム体の一部が露出したスポンジ部を有することを特徴とする粒状研磨材付きスポンジたわしである。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の粒状研磨材付きスポンジたわしであって、前記粒状研磨材は、粒径が2.00〜0.05mmであることを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の粒状研磨材付きスポンジたわしであって、前記スポンジ部は平坦であることを特徴とする。
本考案の粒状研磨材付きスポンジたわしは、表面のスポンジ部分で洗剤を泡立てながら鍋等に満遍なく洗剤を塗布できると共に、表面が硬質で凹凸部を有し、手で握りやすい大きさであるため、鍋等のコーナー部の汚れを効果的に落とすことができる。
本考案の一実施形態における粒状研磨材付きスポンジたわしを示す模式図である。 図1の粒状研磨材付きスポンジたわしの変形例を示す模式図である。 図1の粒状研磨材付きスポンジたわしの変形例を示す模式図である。 (A)と(B)は従来の洗浄ボール、(C)スポンジボールの模式図である。 洗浄ボールの表面部分の拡大図であり、(A)は凹凸状が際立った模式図、(B)は凹凸状がなだらかな模式図である。
以下、本考案の実施形態(以下、実施例と記す)を、図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、共通する部分には同一の符号を付しており、同一符号の部分に対して重複した説明を省略する。
[従来の洗浄ボールの構成]
本考案の粒状研磨材付きスポンジたわしは、前述の洗浄ボールから着想を得ており、既存の洗浄ボールを加工、又は洗浄ボールの製造方法を参考にしてスポンジたわしが製造される。そのため、まず、従来の洗浄ボールについて、図4、5を参照して説明する。図4(A)と(B)は、従来の洗浄ボールの模式図であり、図4(C)は何もコーティングしていないスポンジボールの模式図である。図5は、洗浄ボールの表面部分の拡大図であり、(A)は凹凸状が際立った模式図、(B)は凹凸状が、なだらかな模式図である。
図4(C)に示すスポンジゴム球体30は、洗浄する伝熱管内の内径に合わせて製造され、その径は10〜50mm程度の大きさである。スポンジゴム球体30は、天然ゴム、又は天然ゴムと合成ゴムの混合した混合物を用いることができる。図4(A)は、粒状研磨材として、合成樹脂等を微細なチップ状の破砕片にしたものを外被とした洗浄ボールである。図4(B)は、粒状研磨材として炭化ケイ素、いわゆるカーボランダム(登録商標)の粒子20(以下、カーボランダム粒子20と記す)を外被とした洗浄ボールである。
図4(A)に示すように、洗浄ボール1は、粒状研磨材として合成樹脂等を微細なチップ状の破砕片10を表面の表皮層に接着して構成されている。粒状研磨材としては、合成樹脂に限定されず、ある程度の堅さを有するものであればいかなるものでもよく、天然合成ゴムやエラストマー等の破砕片を使用したものでもよい。破砕片10の粒径は、スポンジ球体の表面を凹凸状にする粒径で、2.00〜0.05mm程度の粒径のものが使用される。
図4(B)に示すように、洗浄ボール2は、カーボランダム粒子20を表面に接着して構成されている。カーボランダム粒子20を接着することで、摩擦力が向上し、合成樹脂等を表皮層に含む洗浄ボール1では除去できない硬いスケール等を除去できる。
破砕片10又はカーボランダム粒子20を、スポンジゴム球体30に接着している接着剤11は、スポンジゴム球体30と破砕片10又はカーボランダム粒子20との親和力が高く、仕上がり状態で易変形性が発揮できるゴム系のものが用いられる。例えば、クロロプレンゴム系の溶剤液型接着剤が使用される。洗浄ボール1、2の接着剤11と、破砕片10又はカーボランダム粒子20からなる外殻の表皮層の厚さは最大でも2.00mm程度であり、スポンジゴム球体30の径(10〜50mm)と比較して小さいため、易変形性が保たれている。
洗浄ボール1、2には、発電所の伝熱管材質等に応じて、図5(A)の模式図に示すように、表皮層の凹凸状が際立ったものと、図5(B)の模式図に示すように、表皮層の凹凸状が比較的なだらかに形成されているものがある。前者は、粒径が2.0〜0.2mm程度の粒状研磨材が使用され、後者は、粒径が0.80〜0.05mm程度の粒状研磨材が使用される。一例として、図5(A)では、合成樹脂等を微細なチップ状にした破砕片10を含有した表皮層とする洗浄ボール1の表面部分を示し、図5(B)ではカーボランダム粒子20を含有した表皮層とする洗浄ボール2の表面部分を示している。
洗浄ボール1、2の製造方法は、主に次の3工程からなる。(1)スポンジゴム球体30の外表面に接着剤11を万遍なく塗布する。(2)破砕片10又はカーボランダム粒子20をスポンジゴム球体30に付着させる。(3)接着剤11が固まるまで乾燥させる。他の製造方法として、次の3工程からなる方法もある。(1)接着剤11と破砕片10又はカーボランダム粒子20を混合する。(2)混合物をスポンジゴム球体30に付着させる。(3)接着剤11が固まるまで乾燥させる。どちらの方法を使用して製造してもよい。
以上のように洗浄ボール1、2は構成され、製造することが可能である。洗浄ボールは、上記の構成に限定されず、様々な構成が可能である。例えば、カーボランダム粒子20の代わりに、砕砂(天然の岩石を破砕機・粉砕機等で人工的に小さく砕いてできた砂)を表面に接着して、洗浄ボールを構成することも可能である(特願2020−019651)。
[粒状研磨材付きスポンジたわしの構成]
本考案の粒状研磨材付きスポンジたわしは、上記のように構成された既存の洗浄ボールを加工して製造することができる。その際、既存の洗浄ボールは、被洗浄物の形状や汚れ、焦付きの程度を勘案して、最適な粒状研磨材を備えた洗浄ボールを選定することができる。また、上記の洗浄ボールの製造方法を参考にして製造することができる。以下、本考案のスポンジたわしの構成について、図1〜3を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例にかかる粒状研磨材付きスポンジたわしを示す模式図である。図2、3は、図1の粒状研磨材付きスポンジたわしの変形例を示す。
なお、図1〜3で説明するスポンジたわしの表皮層の粒状研磨材に、合成樹脂等を微細なチップ状にした破砕片10と、カーボランダム粒子20を使用しているが、粒状研磨材はこれらに限定されず、いかなる粒状研磨材でもよく、砕砂や金剛砂等でもよい。また、図1〜3を参照して説明するスポンジたわしのスポンジゴム体30の形状が、特定のもの(球や円柱など)を使用しているが、粒状研磨材はこれらに限定されず、いかなる形状でもよい。
図1に示すように、本考案の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110は、スポンジゴム体30と、その表面を覆うように接着された粒状研磨材10、20からなる表皮層で構成されている。その表皮層は凹凸状に形成され、スポンジゴム体30と共に易変形性を有し、表皮層には、スポンジゴム体30の一部が露出したスポンジ部31を有している。
図1(A)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし100は、図4(A)の合成樹脂等を微細なチップ状にした破砕片10を表皮層とするスポンジゴム球体30(スポンジゴム体)である洗浄ボールを、3分の2程度の高さで切断して構成されている。表皮層を切断した面が、表皮層に露出したスポンジ部31である。洗浄ボールを切断する高さは、3分の2程度に限定されず、いかなる高さでもよいが、2分の1以上の高さで切断することが好ましい。洗浄ボールを2分の1以上の高さで切断することで、持ち手部分(粒状研磨材を含む表皮層)が全体の半分以上になり、持ち易くなる。さらに、表皮層に露出したスポンジ部31は1つだけでなく、2つ以上形成してもよい。
図1(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし110は、図4(B)のカーボランダム粒子20を含有した表皮層とする洗浄ボールを4分の3程度の高さで切断して構成されている。図1(B)においても、図1(A)と同様に、表皮層を切断した面が、表皮層に露出したスポンジ部31である。また、図1(A)と同様に、洗浄ボールを切断する高さは、4分の3程度に限定されず、いかなる高さでもよく、スポンジ部31は1つに限定されず、2つ以上形成してもよい。
このように、図1(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110は、表皮層に露出したスポンジ部31が設けられていることで、洗剤を吸収し、泡立てることができ、洗い易くなる。特に図1(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110は、スポンジ部31が平坦であるため、球状では届かない角のある角型鍋等の隅々まで洗いやすいという利点がある。また、粒状研磨材付きスポンジたわし100、110は、既存の洗浄ボールを切断するだけで、容易に製造できるという利点がある。
なお、粒状研磨材付きスポンジたわし100、110は、既存の洗浄ボールを切断して製造するのではなく、スポンジゴム体を予め球体の3分の2程度又は4分の3程度の高さになるように成形した後に、スポンジ部31以外に接着剤で粒状研磨材を付けて製造してもよい。その場合の粒状研磨材の粒径は、スポンジ体の表面を凹凸状にする粒径であればよく、洗浄ボールで使用される粒径(2.00〜0.05mm程度)のものに限定されず、いかなる粒径でもよい。本実施例では、洗浄ボールと同様に、2.00〜0.05mm程度の粒径の粒状研磨材を使用する。それにより、鍋等を傷つけずに、効率よく洗浄できる。
図2(A)、(B)は、図1(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110の変形例を示す模式図である。図2(A)、(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし120、130の特徴は、形状が洗浄ボールのように球形でありながら、表皮層に露出したスポンジ部31が設けられている点である。
図2(A)は、図1(A)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし100と同様に、スポンジゴム球体30(スポンジゴム体)の表面を覆うように接着された粒状研磨材(合成樹脂等を微細なチップ状にした破砕片10)を表皮層として構成されている。図2(A)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし120は、既存の洗浄ボールの表皮層を加工して、円形に露出したスポンジ部31が2つ設けられている。スポンジ部31は、円形に限らず、いかなる形状でもよい。スポンジ部31は、1つ又は3つ以上設けてもよい。意匠性を有するように、ハート型や星型でデザインしたスポンジ部31を設けてもよいし、サッカーボールのような模様でスポンジ部31を設けてもよい。
図2(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし130は、図1(B)と同様に、スポンジゴム球体30(スポンジゴム体)の表面を覆うように接着された粒状研磨材(カーボランダム粒子20)を表皮層として構成されている。図2(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし130は、図2(A)と同様に既存の洗浄ボールの表皮層を加工して、長方形に露出したスポンジ部31が1つ設けられている。スポンジ部31の形状は、いかなる形状でもよく、2つ以上であってもよい。
図2(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし120、130は、表皮層に露出したスポンジ部31が設けられていることで、洗剤を吸収し、泡立てることができる。図2(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし120、130は、球状であるため、角型鍋等の隅々を洗うのに適さない場合もあるが、被洗浄物によっては有効に使用できる。また、球体に様々なデザインのスポンジ部31が露出されることで、意匠性を高めることができる。
粒状研磨材付きスポンジたわし120、130は、既存の洗浄ボールの表皮層を加工するだけで容易に製造できるが、製造方法はこれに限定されない。例えば、既存の洗浄ボールを加工して製造するのではなく、球形のスポンジゴム体に様々なデザインのスポンジ部31が露出されるように接着剤で粒状研磨材を付けて製造してもよい。その場合の粒状研磨材の粒径については、図1(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110と同様である。
図3(A)、(B)は、図1(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110の変形例を示す模式図である。図3(A)、(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし140、150の特徴は、球形や球形を切断した形状ではなく、円錐台(いわゆるプリン型)と円柱の形状にある。図3(A)に示すように、本実施例の円錐台は、円錐を底面に略平行な平面で切り、小円錐の部分を除いた立体形状であり、上面又は底面は平坦でなくてもよい。
図3(A)は、図1(A)と図2(A)と同様に、スポンジゴム球体30(スポンジゴム体)の表面を覆うように接着された粒状研磨材(合成樹脂等を微細なチップ状にした破砕片10)を表皮層として構成されている。図3(A)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし140は、円錐台の形状で、上面又は底面若しくはその両方に、表皮層から露出したスポンジ部31が設けられている。本実施例では、上面にスポンジ部31が設けられている。
図3(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし150は、図1(B)、図2(B)と同様に、スポンジゴム球体30(スポンジゴム体)の表面を覆うように接着された粒状研磨材(カーボランダム粒子20)を表皮層として構成されている。図3(B)に示す粒状研磨材付きスポンジたわし150は円柱の形状で、上面又は底面若しくはその両方に、表皮層から露出したスポンジ部31が設けられている。上面又は底面は、平坦でなくてもよい。本実施例では、両方にスポンジ部31が設けられている。
図3(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし140、150は、円錐台又は円柱の立体形状であるため、手で側面を持ち易く、上面又は底面若しくはその両方にスポンジ部31が露出されていることで、洗剤を吸収し泡立てることができる。特に図3(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし140、150のスポンジ部31を平坦に構成すれば、角型鍋等の隅々を洗い易くなる。
粒状研磨材付きスポンジたわし140、150は、既存の洗浄ボールの製造方法と同様に、円錐台又は円柱のスポンジゴム体に、スポンジ部31が露出されるように接着剤で粒状研磨材を付けて製造する。その場合の粒状研磨材の粒径は、図1(A)、(B)の粒状研磨材付きスポンジたわし100、110の粒状研磨材の粒径と同様である。また、既存の洗浄ボールを加工して製造してもよい。さらに、本考案の粒状研磨材付きスポンジたわしは、円錐台又は円柱の形状に限定されず、円錐や角柱、角錐台の形状など、様々な立体形状で製造することができる。また、上面や底面に、表皮層から露出したスポンジ部31を設けることに限定されず、側面にスポンジ部31が設けられていてもよい。
以上、説明したように、本考案の粒状研磨材付きスポンジたわしは、表面層が粒状研磨材を含んで硬質で凹凸部を有しながらも、スポンジ部分が露出するように構成されている。それにより、表面のスポンジ部分で洗剤を泡立てながら鍋等に満遍なく洗剤を塗布できると共に、表面が硬質で凹凸部を有し、手で握りやすい大きさであるため、鍋等のコーナー部の汚れを効果的に落とすことができる。さらに、既存の洗浄ボールを加工して製造することもできるため、安価に製造することができる。
なお、上述した粒状研磨材付きスポンジたわしは、一例であり、その構成は、考案の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
1、2 洗浄ボール
10 合成樹脂等を微細なチップ状の破砕片
11 接着剤
20 カーボランダム粒子
30 スポンジゴム球体(スポンジゴム体)
31 スポンジ部
100、110、120、130、140、150 粒状研磨材付きスポンジたわし

Claims (3)

  1. スポンジゴム体と、該スポンジゴム体の表面を覆うように接着された粒状研磨材からなる表皮層と、から構成され、
    前記表皮層が凹凸状に形成され、前記スポンジゴム体と共に易変形性を有し、
    前記表皮層には、前記スポンジゴム体の一部が露出したスポンジ部を有することを
    特徴とする粒状研磨材付きスポンジたわし。
  2. 前記粒状研磨材は、粒径が2.00〜0.05mmであることを特徴とする請求項1に記載の粒状研磨材付きスポンジたわし。
  3. 前記スポンジ部は平坦であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粒状研磨材付きスポンジたわし。
JP2020003942U 2020-09-14 2020-09-14 粒状研磨材付きスポンジたわし Active JP3229473U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003942U JP3229473U (ja) 2020-09-14 2020-09-14 粒状研磨材付きスポンジたわし

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003942U JP3229473U (ja) 2020-09-14 2020-09-14 粒状研磨材付きスポンジたわし

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3229473U true JP3229473U (ja) 2020-12-10

Family

ID=73646698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020003942U Active JP3229473U (ja) 2020-09-14 2020-09-14 粒状研磨材付きスポンジたわし

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3229473U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7823245B2 (en) Cleaning and scouring glove
JP7325960B2 (ja) 不織布ハンドパッド
US4621388A (en) Waterproof scouring glove with flange
US5915869A (en) Ergonomic cleaning apparatus with multiple scrubbing surfaces
US5609431A (en) Cleaning material with material supply
US10986979B2 (en) Scrub sponge with selectively accessible abrasive region
CA1129612A (en) Cleaning and washing pad
US3226751A (en) Combinational sponge and scouring device
JP2010104548A (ja) ボール洗浄具
KR101315348B1 (ko) 다용도 세척용 패드
JP2023544086A (ja) スクレーパースポンジ
US10441131B2 (en) Scrubber/scraper sponge
JP3229473U (ja) 粒状研磨材付きスポンジたわし
JP2015221119A (ja) スポンジたわし
US9908218B2 (en) Media-bearing polisher and restorer
JP5735842B2 (ja) 足洗い用ブラシ及び洗浄具
US20120311804A1 (en) Hand-Mounted Cleaning Tool
US20060016034A1 (en) Scuff remover device
US20030192141A1 (en) Scrub Sponge
CN202408753U (zh) 清洁用片体
JP3131161U (ja) スポンジたわし
CN2912503Y (zh) 一种清洁抛光钢丝棉块
US20090019781A1 (en) Mixture article for cleaning superficially-adhered substances
JP3135553U (ja) 清掃用具
JP4699437B2 (ja) 洗浄具

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3229473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250