JP3228621B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP3228621B2
JP3228621B2 JP31846393A JP31846393A JP3228621B2 JP 3228621 B2 JP3228621 B2 JP 3228621B2 JP 31846393 A JP31846393 A JP 31846393A JP 31846393 A JP31846393 A JP 31846393A JP 3228621 B2 JP3228621 B2 JP 3228621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の先端部に被写
体像を撮像するための撮像素子を備えた電子内視鏡装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内とか管腔内等の直接目視できない
部位を観察するための内視鏡装置として、被写体像を電
気信号に変換するCCD等の固体撮像素子をスコープの
先端部に配設した電子内視鏡と、電子内視鏡からの電気
信号をモニタに表示可能な形態に信号処理を行うプロセ
ッサとを備えて構成される電子内視鏡装置が知られてい
る。
【0003】電子内視鏡装置における撮像方法には、白
色光を被写体に照射し、CCDの前面に配設されたカラ
ーフィルタアレイにより色分離を行って撮像し映像信号
を得る同時撮像方式と、R,G,Bの照射光を時系列的
に被写体に照射し、カラーフィルタアレイ無しのCCD
により撮像した後に同時化して映像信号を得る面順次撮
像方式とがある。
【0004】図6に示した同時撮像方式の内視鏡装置の
構成例を基に同時撮像方式の撮像方法について説明す
る。
【0005】電子内視鏡装置は、先端部にCCDを配設
した内視鏡51と、内視鏡51に照明光を供給する光源
装置52と、内視鏡51で撮像された被写体の画像信号
を信号処理するビデオプロセッサ53とを備えて構成さ
れている。
【0006】光源装置52内には電源54に接続された
キセノンランプ等の光源ランプ55が設けられ、光源ラ
ンプ55より照明光が発光される。この照明光はレンズ
56により集光されて内視鏡51内に挿通されたライト
ガイド57の端面に入射され、ライトガイド57を通じ
て内視鏡先端部より被写体に照射される。そして、照明
された被写体の像が内視鏡先端部のCCD58によって
撮像されるようになっている。
【0007】このとき、ビデオプロセッサ53内のタイ
ミングジェネレータ59により発生されたタイミングパ
ルスはドライバ60によって内視鏡51のCCD58を
駆動する駆動パルスに変換され、内視鏡51内の信号線
を介してCCD58に供給される。このCCDの駆動パ
ルスによりCCD58が駆動され、被写体像はCCD5
8によって画像信号に光電変換されてビデオプロセッサ
53へ伝送される。
【0008】内視鏡51により得られた画像信号は、ビ
デオプロセッサ53内のプリアンプ61で増幅された
後、CDS回路62によってベースバンド帯域に変換さ
れる。このCDS回路62の出力は、A/D変換器63
でデジタル信号に変換され、色分離回路64により輝度
信号(Y)と色差信号(R−Y,B−Y)とに分離され
てマトリクス回路65によってRGB信号に変換され
る。そして、RGB信号はD/A変換器66でアナログ
信号に変換された後、エンコーダ67によりモニタに表
示可能なNTSC信号等のビデオ信号に変換され、モニ
タに出力される。
【0009】ここで、同時撮像方式における色分離の動
作を説明する。CCD58の前面に配設されているカラ
ーフィルタアレイは、図7に示すように2列4行の単位
配列でCy,Mg,Ye,Gの4色のフィルタで構成さ
れている。色差順次方式と呼ばれるこのフィルタ配列で
は、奇数フィールド走査のnラインにおいては垂直転送
路において隣接する垂直方向の2画素の電荷が混合さ
れ、(Mg+Ye),(G+Cy)の繰り返しとなる。
同様に(n+1)ラインでは、(Mg+Cy),(G+
Ye)の繰り返しとなる。ゆえにnラインでは(Mg+
Ye)と(G+Cy)、(n+1)ラインでは(Mg+
Cy)と(G+Ye)の差分をとることで次式のように
色差信号が得られる。 (Mg+Ye)−(G+Cy)=2R−G=R−Y (Mg+Cy)−(G+Ye)=2B−G=B−Y 偶数フィールド走査の場合においても、混合する画素の
組み合わせを変えることにより奇数フィールドと同様に
して色差信号を得ることができる。なお、輝度信号につ
いては、nラインでは(Mg+Ye)と(G+Cy)
を、(n+1)ラインでは(Mg+Cy)と(G+Y
e)を加算することで得られる。
【0010】次に、図8に示した面順次撮像方式の内視
鏡装置の構成例を基に面順次撮像方式の撮像方法につい
て説明する。
【0011】内視鏡51に照明光を供給する光源装置6
8には、回転フィルタ70が光源ランプ55からの出射
光の光路中に介挿されており、モータ71及びモータド
ライバ72の駆動制御により回転フィルタ70が回転
し、光源ランプ55を出射した照明光は回転フィルタ7
0によりR,G,Bの時系列の照明光となって内視鏡5
1へ出射される。このR,G,Bの照明光は、ライトガ
イド57を経て内視鏡先端部より被写体に照射される。
このとき、モータドライバ72にはタイミングジェネレ
ータ59からのタイミングパルスが送られており、回転
フィルタ70の回転駆動が制御されて照明光のタイミン
グがとられる。
【0012】照明された被写体の像はCCD58によっ
て画像信号に光電変換されてビデオプロセッサ69へ伝
送される。ビデオプロセッサ69では、画像信号はプリ
アンプ61で増幅された後、CDS回路62によってベ
ースバンド帯域に変換され、このCDS回路62の出力
はA/D変換器63でデジタル信号に変換されてセレク
タ73に送られる。セレクタ73はタイミングジェネレ
ータ59により切換えタイミングが制御され、第1メモ
リ74にはR信号が、第2メモリ75にはG信号が、第
3メモリ76にはB信号がそれぞれ供給されて記憶され
る。これらの時系列の色信号は、各メモリから同時化し
て読み出され、D/A変換器66でアナログ信号に変換
された後、エンコーダ67によりモニタに表示可能なN
TSC信号等のビデオ信号に変換され、モニタに出力さ
れる。
【0013】図9に面順次撮像方式での動作を示すタイ
ミングチャートとして、CCD読み出し及び照明光のタ
イミング、各メモリの記憶内容、各フィールドにおける
R,G,B信号の組み合わせを示す。
【0014】同時撮像方式で用いられているCCDを面
順次撮像方式で用いることは、CCDの共通化,ドライ
バの共通化の面で利点がある。面順次撮像方式の場合は
図10に示すようにCCDの前面にはカラーフィルタア
レイを必要とせず、各画素において順次R,G,Bの像
が光電変換される。
【0015】面順次撮像方式の場合に同時撮像方式と同
じCCDを用いたとき、電荷の読み出しにおいては同時
撮像方式と同様に垂直転送路において隣接する垂直方向
の2画素の電荷が混合され読み出される。このとき奇数
フィールド走査と偶数フィールド走査とで電荷を混合す
る組み合わせを変えるとR,G,Bでの信号が1ライン
ずれてラインフリッカとなるため、垂直方向に電荷を加
算する画素の組み合わせを奇数フィールド走査と偶数フ
ィールド走査とで変更しないようにする。従って、図1
1に示すように奇数フィールド走査,偶数フィールド走
査のそれぞれにおいて破線で表された画素の組み合わせ
で電荷が加算され読み出される。
【0016】近年の集積回路技術の進歩によりCCDは
数十万画素にまでなり、さらに画素数の増加が見込まれ
ている。しかし、画素数が増加するにつれ1画素分の面
積は小さくなり、感度は低下する。また、回路の共通化
の上でも同時撮像方式と面順次撮像方式のCCDを共通
化することが望ましいが、面順次撮像方式は光源装置内
の回転フィルタよりR,G,Bの照射光を時系列的に作
るため、照射光の光量特にBの照射光の光量は同時式の
白色光に比べて低くなる。このため感度の低い多画素の
CCDを用いて面順次撮像を行う場合、被写体の暗い部
分では照射光量が少なくなり感度が低下し、画質が劣化
するという問題点がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、撮像
素子の高密度化に伴い1画素当たりの面積が減少して感
度が低下してしまうが、このような多画素のCCDを用
いて面順次撮像を行う場合などには、被写体の暗い部分
では対応する画素への照射光量が少なくなり感度が低下
し、画質が劣化するという問題点が生じる恐れがある。
【0018】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、感度の面で不利である面順次撮像方式において
も被写体の低輝度部分の画質の劣化を防止でき、良好な
画質の観察画像を得ることが可能な電子内視鏡装置を提
供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
装置は、被写体像を光電変換して画像信号を出力する撮
像素子を備えた電子内視鏡と、前記撮像素子の水平方向
に隣接する画素の出力信号を加算する演算手段と、前記
演算手段による高感度モードと前記演算手段を介さない
高解像度モードのいずれかを選択するための操作手段
前記操作手段の操作に基づいて、前記演算手段によ
る加算を行った信号と前記加算を行わない信号とのいず
れかを選択する選択手段と前記選択手段で選択された
信号を処理して表示可能な画像信号にする信号処理手段
とを備えたことを特徴とするまた、本発明による電子
内視鏡装置は、被写体像を光電変換して画像信号を出力
する撮像素子を備えた電子内視鏡が着脱自在に接続可能
な接続手段と前記撮像素子の水平方向に隣接する画素
の出力信号を加算する演算手段と前記接続手段に接続
された内視鏡の種別を判別する判別手段と前記判別手
段の判別結果に基づいて、前記演算手段による加算を行
った信号と前記加算を行わない信号とのいずれかを選択
する選択手段と前記選択手段で選択された信号を処理
して表示可能な画像信号にする信号処理手段とを備えた
ことを特徴とする。更に、本発明による電子内視鏡装置
は、被写体像を光電変換して画像信号を出力する撮像素
子を備えた電子内視鏡が着脱自在に接続可能な接続手段
前記撮像素子の水平方向に隣接する画素の出力信号
を加算する演算手段と前記接続手段に接続された内視
鏡の種別を判別する判別手段と前記判別手段の判別結
果に基づいて、前記演算手段による加算を行った信号と
前記加算を行わない信号とのいずれかを選択する選択手
段と前記選択手段で選択された信号を処理して表示可
能な画像信号にする信号処理手段と前記判別手段の判
別結果に基づいて、前記内視鏡に供給する光源の照明光
を選択する選択信号を出力する照明光選択手段とを備え
たことを特徴とする。
【0020】
【作用】上記構成において、操作手段により、水平方向
に隣接した画素の電荷の加算処理を行う感度優先モード
と加算処理を行わない解像度優先モードとの切り換えを
行い、これにより感度に有利な通常観察と詳細な観察が
可能な高解像観察の観察モードを切り換えて、被写体な
どの状況に応じた観察、信号処理を行うまた、判別手
段によって、接続された内視鏡の種類を判別し、内視鏡
の種類に応じた撮像方式の切り換えを行うと共に、内視
鏡の種類に応じて加算を行った信号と加算を行わない信
号のいずれかを選択する。更に、内視鏡の種類に応じて
照明光を選択する
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1は電子内視鏡装置の主要部の構成を示すブロック図、
図2はビデオプロセッサ内の加算回路の構成を示すブロ
ック図、図3は図2に示した加算回路の動作を説明する
ための各部の動作波形図、図4は加算回路において加算
するCCDの画素の組み合わせを示す動作説明図であ
る。
【0022】本実施例は面順次撮像方式で撮像を行う場
合の装置構成を示したものである。電子内視鏡装置は、
先端部にCCDを配設した内視鏡1と、内視鏡1に照明
光を供給する光源装置2と、内視鏡1で撮像された被写
体の画像信号を信号処理するビデオプロセッサ3とを備
えて構成されている。
【0023】光源装置2には、電源4に接続されたキセ
ノンランプ等の光源ランプ5と、光源ランプ5からの出
射光の光路中に介挿された回転フィルタ6と、回転フィ
ルタ6を回転駆動するモータ7と、モータ7に駆動電流
を供給して回転フィルタ6の駆動制御を行うモータドラ
イバ8と、光源ランプ5からの照明光を集光するレンズ
9とが設けられており、光源ランプ5より発光された照
明光が回転フィルタ6によりR,G,Bの時系列の照明
光となり、レンズ9により集光されて内視鏡1へ出射さ
れるようになっている。
【0024】内視鏡1には手元側から先端部までライト
ガイド10が挿通されており、ライトガイド10の後端
部が光源装置2に接続されて、前記光源装置2からの照
明光がライトガイド10の端面に入射されるようになっ
ている。この照明光はライトガイド10によって伝達さ
れ内視鏡先端部より被写体に照射される。また、内視鏡
先端部には撮像素子としてのCCD11が配設され、被
写体像を画像信号に光電変換するようになっている。
【0025】内視鏡1に接続されるビデオプロセッサ3
には、各部の動作タイミングを制御するタイミングパル
スを発生するタイミングジェネレータ12と、前記タイ
ミングパルス基にをCCDの駆動パルスを生成するドラ
イバ13とが設けられ、駆動パルスによりCCD11を
駆動するようになっている。
【0026】また、ビデオプロセッサ3にはCCD11
からの画像信号を増幅するプリアンプ14と、画像信号
をCDSしてベースバンド帯域に変換するCDS回路1
5と、CCD11における水平方向に隣接した画素出力
を加算する加算回路16とが設けられ、これらが順に接
続されている。そして、CDS回路15及び加算回路1
6の各出力端が選択スイッチ17に接続されており、選
択スイッチ17によって加算回路16の出力信号あるい
は加算回路16を介さないCDS回路15の出力信号が
選択されるようになっている。選択スイッチ17の出力
端はA/D変換器18を介してセレクタ19に接続さ
れ、セレクタ19の出力端には第1メモリ20,第2メ
モリ21,第3メモリ22が接続されており、デジタル
信号に変換されたR,G,Bの画像信号が各メモリに記
憶されるようになっている。第1メモリ20,第2メモ
リ21,第3メモリ22の出力端にはD/A変換器2
3,エンコーダ24が順に接続されており、各メモリに
記憶された時系列のR,G,Bの信号は同時化して読み
出されてアナログ信号に変換された後、エンコーダ24
によりモニタに表示可能なNTSC信号等のビデオ信号
に変換されるようになっている。
【0027】さらに、ビデオプロセッサ3には、前記加
算回路16による加算を行うか否かを操作指示する操作
スイッチ25がフロントパネル等に設けられ、操作スイ
ッチ25にはCPU26が接続されており、CPU26
によって操作スイッチ25からの指示に基づいて選択ス
イッチ17の切換えを制御するようになっている。
【0028】次に、本実施例の電子内視鏡装置の動作に
ついて説明する。
【0029】光源ランプ5より発光された照明光は回転
フィルタ6によりR,G,Bの時系列の3色の照明光と
なり、レンズ9により集光されて内視鏡1のライトガイ
ド10の端面に入射され、ライトガイド10を通じて内
視鏡先端部より被写体に照射される。ここで、モータド
ライバ8は接続ケーブル27を介してビデオプロセッサ
3内のタイミングジェネレータ12に接続されており、
タイミングジェネレータ12からのタイミングパルスに
よって回転フィルタ6の回転駆動が制御されて照明光の
タイミングがとられている。
【0030】また、タイミングジェネレータ12により
発生されたタイミングパルスはドライバ13によって内
視鏡1のCCD11を駆動する駆動パルスに変換され、
内視鏡1内の信号線を介してCCD11に供給され、こ
の駆動パルスによりCCD11が駆動される。照明光に
より照明された被写体の像はCCD11によって画像信
号に光電変換され、垂直転送路において隣接する垂直方
向の2画素の電荷が混合された後、ビデオプロセッサ3
へ伝送される。
【0031】ビデオプロセッサ3において、画像信号は
プリアンプ14で増幅された後、CDS回路15によっ
てベースバンド帯域に変換され、このCDS出力は加算
回路16に入力される。加算回路16にはタイミングジ
ェネレータ12からのタイミングパルスが供給されてお
り、加算回路16によってCCDにおける水平方向に隣
接した画素の出力信号どうしが加算される。この加算回
路16の出力信号と加算回路16を介さないCDS回路
15の出力信号とが選択スイッチ17に入力され、いず
れかが選択されてA/D変換器18へ送られる。
【0032】このとき、操作者により、加算回路16に
よる水平方向に隣接した画素の電荷の加算を行う感度優
先モードと加算回路16による加算を行わない解像度優
先モードのいずれかが操作スイッチ25より選択され、
CPU26は操作スイッチ25からの選択指示に応じて
選択スイッチ17の切換えを制御する。
【0033】選択スイッチ17の出力はA/D変換器1
8によりデジタル信号に変換されてセレクタ19に送ら
れる。セレクタ19はタイミングジェネレータ12から
のタイミングパルスにより切換えタイミングが制御さ
れ、第1メモリ20にはR信号が、第2メモリ21には
G信号が、第3メモリ22にはB信号がそれぞれ供給さ
れて記憶される。これらの時系列の色信号は、各メモリ
から同時化して読み出され、D/A変換器23でアナロ
グ信号に変換された後、エンコーダ24によりモニタに
表示可能なNTSC信号等のビデオ信号に変換され、モ
ニタに出力される。
【0034】ここで、図2及び図3を参照して加算回路
16の構成及び動作を説明する。
【0035】加算回路16は、CDS回路15の出力を
サンプルホールドするサンプルホールド回路(SH)
(1) 28と、CDS回路15の出力とサンプルホールド
回路(1) 28の出力とを加算する加算器29と、加算器
29の出力をサンプルホールドするサンプルホールド回
路(2) 30とを備えて構成されている。サンプルホール
ド回路(1) 28,サンプルホールド回路(2) 30は、そ
れぞれタイミングジェネレータ12からのサンプルホー
ルドパルスSHP1 ,SHP2 により入力信号を保持す
るようになっている。
【0036】図3(a)に示されるCCD11の出力の
画像信号は、CDS回路15により図3(b)に示すよ
うなベースバンド信号に変換される。このCDS回路1
5の出力はサンプルホールド回路(1) 28及び加算器2
9の一端に入力される。ここで、CDS出力のうちn画
素,(n+2)画素,(n+4)画素,…の信号は図3
(c)に示すSHP1 のタイミングによりサンプルホー
ルド回路(1) 28によってサンプルホールドされ、加算
器29の他端に入力される。加算器29において前記サ
ンプルホールドされた信号とサンプルホールド回路(1)
28を介さない信号とが加算され、加算器29の出力が
サンプルホールド回路(2) 30に入力される。サンプル
ホールド回路(2) 30において、図3(d)に示すSH
P2 のタイミングによりサンプルホールドすることによ
り、CCDにおいて水平方向に隣接する画素、すなわち
n画素と(n+1)画素,(n+2)画素と(n+3)
画素,(n+4)画素と(n+5)画素,…の組み合わ
せで信号が加算され、図3(e)に示すような水平方向
に隣接する画素の電荷を加算した画像信号が得られる。
【0037】従って、加算回路16により、図4に示す
ように垂直方向及び水平方向に隣接する4画素の電荷を
加算した信号が生成され、選択スイッチ17へ出力され
る。このようにCCDから出力される画素毎の画像信号
を、その水平方向に隣接した画素の画像信号と加算し出
力することで感度の向上を図ることができる。
【0038】本実施例では、水平方向に隣接した画素の
電荷の加算処理を行う感度優先モードと加算処理を行わ
ない解像度優先モードとの切換えを外部から制御可能と
し、これにより感度に有利な通常観察と、詳細な観察が
可能な高解像観察の観察モード切り換えができ、被写体
などの状況に応じた観察,信号処理が可能となる。
【0039】このように本実施例によれば、感度の面で
不利である面順次撮像方式においても画像信号のレベル
を上げて感度を向上させることができ、被写体の低輝度
部分の画質の劣化を防止することが可能であり、状況に
応じて常に良好な画質の観察画像を得ることができる。
また、被写体の低輝度部分の画質の劣化を防止できるた
め同時撮像方式に用いられるCCDを感度的に不利な面
順次撮像方式に用いることが可能となる。
【0040】図5は本発明の第2実施例に係る電子内視
鏡装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【0041】第2実施例は面順次撮像方式と同時撮像方
式とを切換え可能とした装置構成を示したものである。
なお、第1実施例と同様な構成要素については説明を省
略する。
【0042】内視鏡31には種類判別のためスコープの
IDデータが記憶されているROM34が設けられてお
り、一方、ビデオプロセッサ33にはROM34が接続
されるCPU35が設けられ、CPU35によりROM
34の情報を基に接続された内視鏡の種類を判別して撮
像方式の切換え指示を送出するようになっている。
【0043】光源装置32には、CPU35からの切換
え指示によって回転フィルタ6を照明光の光路中から挿
脱するフィルタ駆動部36が設けられている。
【0044】また、ビデオプロセッサ33には、同時撮
像方式における信号処理のため、白色照明光による画像
信号を輝度信号(Y)と色差信号(R−Y,B−Y)と
に色分離を行う色分離回路37と、輝度信号と色差信号
とからRGB信号に変換するマトリクス回路38とが設
けられ、A/D変換器18の出力端に接続されている。
第1メモリ20,第2メモリ21,第3メモリ22の出
力端とマトリクス回路38の出力端とは選択スイッチ3
9にそれぞれ接続され、各メモリから同時化されて出力
されるRGB信号またはマトリクス回路38の出力のR
GB信号のいずれか一方が選択されてD/A変換器23
に入力されるようになっている。
【0045】本実施例では、CPU35によって接続さ
れた内視鏡の種類を判別し、選択スイッチ17,選択ス
イッチ39,及び光源装置32のフィルタ駆動部36へ
切換え指示を送出して撮像方式の切換えを行う。
【0046】光源装置32から出射された照明光は内視
鏡31のライトガイド10を通して先端部より被写体に
照射される。被写体像はCCD11によって画像信号に
光電変換され、垂直転送路において隣接する垂直方向の
2画素の電荷が混合された後、ビデオプロセッサ33へ
伝送される。
【0047】ビデオプロセッサ33において、画像信号
はプリアンプ14で増幅された後、CDS回路15によ
ってベースバンド帯域に変換され、加算回路16に入力
される。加算回路16では、第1実施例と同様にしてC
CDにおける水平方向に隣接した画素の出力信号どうし
が加算され、図4に示すように垂直方向及び水平方向に
隣接する4画素の電荷を加算した信号が得られる。この
加算回路16の出力信号と加算回路16を介さないCD
S回路15の出力信号とが選択スイッチ17に入力さ
れ、CPU35の制御によりいずれかが選択されてA/
D変換器18へ送られる。
【0048】選択スイッチ17の出力はA/D変換器1
8によりデジタル信号に変換された後、色分離回路3
7,マトリクス回路38を経由してR,G,B信号に変
換される同時撮像信号処理の過程と、セレクタ19,第
1メモリ20,第2メモリ21,第3メモリ22により
時系列のR,G,B信号が同時化される面順次撮像信号
処理の過程とに送られる。これらの信号処理過程の出力
は選択スイッチ39に入力され、CPU35の制御によ
りいずれか一方の出力が選択される。選択スイッチ39
の出力のR,G,B信号は、D/A変換器23でアナロ
グ信号に変換された後、エンコーダ24によりモニタに
表示可能なNTSC信号等のビデオ信号に変換され、モ
ニタに出力される。
【0049】ここで、CPU35の動作について説明す
る。内視鏡31をビデオプロセッサ33に接続すると、
ROM34に記憶されたスコープのIDデータがCPU
35に送られる。
【0050】CPU35は、そのIDデータを基に接続
された内視鏡が面順次撮像用のスコープか同時撮像用の
スコープかを判別する。そして、CPU35は内視鏡の
判別結果により、面順次撮像用のスコープが接続された
ときには、選択スイッチ17を加算回路16側に、選択
スイッチ39をメモリ側にそれぞれ切り換え、選択スイ
ッチ17により加算回路16を介して加算処理が行われ
た信号を選択してA/D変換器18に送ると共に、面順
次撮像信号処理を行った信号を選択しD/A変換器23
に送るよう選択スイッチ39を制御する。また、同時撮
像用のスコープが接続されたときには、選択スイッチ1
7をCDS回路15側に、選択スイッチ39をマトリク
ス回路38側にそれぞれ切り換え、選択スイッチ17に
より加算回路16を介さず加算処理を行わない信号をA
/D変換器18に送ると共に、同次撮像信号処理を行っ
た信号を選択しD/A変換器23に送るよう選択スイッ
チ39を制御する。
【0051】また、CPU35は内視鏡の判別結果を光
源装置32にも送出し、フィルタ駆動部36を制御す
る。面順次撮像用のスコープが接続されたときには、フ
ィルタ駆動部36によって照明光の光軸上に回転フィル
タ6を挿入し、R,G,Bの時系列照明光を被写体に照
射させるようにする。また、同時撮像用のスコープが接
続されたときには、フィルタ駆動部36によって回転フ
ィルタ6を照明光の光軸上から外し、被写体に白色照明
光を照射させるようにする。
【0052】このように、本実施例では、装着された内
視鏡を識別し、面順次撮像方式のスコープが装着された
場合のみ、CCDから出力される画素毎の画像信号をそ
の水平方向に隣接した画素の画像信号と加算を行って出
力する。これにより、感度的に不利な面順次撮像方式の
感度を向上させることが可能である。なお、感度がそれ
ほど問題とならない同時撮像方式のスコープの場合は加
算処理を行わず、フィルタアレイの配列に応じた色分離
を行う。
【0053】従って、接続された内視鏡の種類に応じ
て、面順次撮像方式のスコープが装着された場合に水平
方向に隣接した画素の電荷の加算処理を行うことによっ
て、感度の面で不利である面順次撮像方式において画像
信号のレベルを上げて感度を向上させることができ、被
写体の低輝度部分の画質の劣化を防止することが可能で
あり、状況に応じて常に良好な画質の観察画像を得るこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
度の面で不利である面順次撮像方式においても被写体の
低輝度部分の画質の劣化を防止でき、良好な画質の観察
画像を得ることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、
図1は電子内視鏡装置の主要部の構成を示すブロック図
【図2】ビデオプロセッサ内の加算回路の構成を示すブ
ロック図
【図3】図2に示した加算回路の動作を説明するための
各部の動作波形図
【図4】加算回路において加算するCCDの画素の組み
合わせを示す動作説明図
【図5】本発明の第2実施例に係る電子内視鏡装置の主
要部の構成を示すブロック図
【図6】同時撮像方式の内視鏡装置の構成例を示すブロ
ック図
【図7】同時撮像方式に用いるCCDの前面に設けられ
るカラーフィルタアレイを示す説明図
【図8】面順次撮像方式の内視鏡装置の構成例を示すブ
ロック図
【図9】面順次撮像方式における動作を示すタイミング
チャート
【図10】同時撮像方式に用いるCCDの前面を示す説
明図
【図11】同時撮像方式で用いられるCCDを面順次撮
像方式に用いた場合の垂直方向に電荷を加算する画素の
組み合わせを示す説明図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…光源装置 3…ビデオプロセッサ 11…CCD 12…タイミングジェネレータ 16…加算回路 17…選択スイッチ 25…操作スイッチ 26…CPU
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−56354(JP,A) 特開 平5−41835(JP,A) 特開 平4−225687(JP,A) 特開 平4−256364(JP,A) 特開 平4−337983(JP,A) 特開 昭64−48014(JP,A) 特開 平1−259833(JP,A) 特開 平1−113021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26 H04N 5/30 - 5/335

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を光電変換して画像信号を出力
    する撮像素子を備えた電子内視鏡と、 前記撮像素子の水平方向に隣接する画素の出力信号を加
    算する演算手段と、前記演算手段による高感度モードと前記演算手段を介さ
    ない高解像度モードのいずれかを選択するための操作手
    段と前記操作手段の操作に基づいて、前記演算手段による加
    算を行った信号と前記加算を行わない信号とのいずれか
    を選択する選択手段と前記選択手段で選択された信号を処理して表示可能な画
    像信号にする信号処理手段と 、 を備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 被写体像を光電変換して画像信号を出力
    する撮像素子を備えた電子内視鏡が着脱自在に接続可能
    な接続手段と前記撮像素子の水平方向に隣接する画素の出力信号を加
    算する演算手段と前記接続手段に接続された内視鏡の種別を判別する判別
    手段と前記判別手段の判別結果に基づいて、前記演算手段によ
    る加算を行った信号と前記加算を行わない信号とのいず
    れかを選択する選択手段と前記選択手段で選択された信号を処理して表示可能な画
    像信号にする信号処理手段とを備えたことを特徴とする電子内視鏡装置
  3. 【請求項3】 被写体像を光電変換して画像信号を出力
    する撮像素子を備えた電子内視鏡が着脱自在に接続可能
    な接続手段と前記撮像素子の水平方向に隣接する画素の出力信号を加
    算する演算手段と前記接続手段に接続された内視鏡の種別を判別する判別
    手段と前記判別手段の判別結果に基づいて、前記演算手段によ
    る加算を行った信号と前記加算を行わない信号とのいず
    れかを選択する選択手段と前記選択手段で選択された信号を処理して表示可能な画
    像信号にする信号処理手段と前記判別手段の判別結果に基づいて、前記内視鏡に供給
    する光源の照明光を選 択する選択信号を出力する照明光
    選択手段とを備えたことを特徴とする電子内視鏡装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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