JP3228316B2 - 光ビーム走査装置の書き込みタイミング制御装置 - Google Patents

光ビーム走査装置の書き込みタイミング制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やレーザビーム
プリンタ等に利用されて感光体上に静電潜像を書き込む
光ビーム走査装置の書き込みタイミング制御装置に係
り、詳細には静電潜像の書き込み位置の調整精度を高め
るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばデジタル複写機では、イメージス
キャナで読み取った原稿の画像情報に基づき、光ビーム
走査装置で感光体上に静電潜像を形成し、この静電潜像
を現像して得られたトナー像を記録シートに転写して画
像形成を行っている。このような目的で使用される上記
光ビーム走査装置は、レーザ光源から照射される光ビー
ムを画像信号で変調すると共に、高速で回転するポリゴ
ンミラーを用いてこの変調光ビームを感光体の各走査ラ
イン毎に所定の走査範囲に亘って偏向移動させるように
構成されており、これによって感光体上に画像情報に応
じた静電潜像の書き込みを行い得るようになっている。
【0003】また、このような光ビーム走査装置では、
各走査ライン毎の潜像の書き込み位置がばらついて画像
品質が低下するのを防止するため、各走査ライン毎に光
ビームの走査開始位置を位置検出センサにて検出し、こ
のセンサが出力する走査開始信号(以下、SOS信号)
に対して画像信号の書き込みタイミング信号(以下、ビ
デオクロック)を同期化させ、この後に同期化されたビ
デオクロックに基づいて静電潜像の書き込みが行われる
ようになっている。
【0004】ところで、近年では、イエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックの各色成分のトナー像を一の記録シ
ートに対して複数の感光体から連続的に転写し、画像形
成速度の高速化を図ったカラー画像形成装置が提案され
ている。このカラー画像形成装置では各色成分の感光体
毎に光ビーム走査装置が設けられており、各光ビーム走
査装置における静電潜像の書き込みタイミングを制御す
ることで、記録シート上における各色成分のトナー像の
転写位置を正確に一致させる工夫がなされている。
【0005】具体的には、記録シートを搬送しているベ
ルト等の搬送手段の上に各色成分の感光体から基準パタ
ーンを順次転写すると共に、この基準パターンの搬送手
段上の転写位置を光学センサで読取り、一色目のトナー
像の転写位置に対する他のトナー像の転写位置のずれ量
を演算して静電潜像の書き込み位置の補正データを作成
し、この補正データに基づいて次の画像形成動作から各
光ビーム走査装置における静電潜像の書き込みタイミン
グを制御するように構成されている。
【0006】従来、このような書き込み位置補正データ
に基づいて光ビーム走査装置の書き込みタイミングを制
御する装置としては、上記SOS信号の入力をきっかけ
として上記ビデオクロックの数倍の高周波数の基準クロ
ックを計数すると共に、その計数値が所定の設定値に達
した際に遅延タイミング信号を出力し、この遅延タイミ
ング信号に対してビデオクロックを同期化するようにし
たものが知られている。
【0007】このような装置では、上記基準クロックを
計数するカウンタの設定値に応じて、上記SOS信号の
入力タイミングから所定時間だけ遅延したタイミングで
ビデオクロックが同期化されるので、前述の書き込み位
置補正データに基づいてカウンタの設定値を変更するこ
とにより、静電潜像の書き込みタイミングを自由に制御
することができ、記録シート上のトナー像の転写位置を
調整することができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の装置において静電潜像の書き込みタイミングを高精
度に制御しようとすれば、より周波数の高い基準クロッ
クが必要となり、それを実現するための回路設計が複雑
となるほか、コスト高を招くといった問題点がある。ま
た、高周波数のクロックを生成するために電磁波が発生
し易くなり、電磁波をシールドするための対策も必要と
なる。更に、基準クロックの周波数は150MHz程度
が技術的な限界であり、中高速カラー複写機のビデオク
ロックが50MHz程度であることを考え合わせると、
いくら静電潜像の書き込みタイミングを制御しても、ト
ナー像の転写位置は最大でも画像を形成する各画素の1
/3程度の精度でしか調整することができず、これより
も小さいトナー像の転写位置ずれを解消することができ
なかった。
【0009】このような問題点を解決する書き込みタイ
ミング制御装置としては、基準クロックを発振する発振
器に複数の遅延回路を直列に接続して、基準クロックに
対する遅延時間の異なる複数のビデオクロックを予め生
成しておき、前述の書き込み位置補正データが要求する
遅延時間に最も近い遅延時間を有するビデオクロックを
選択するようにしたものが既に提案されている(特開昭
63−296558号公報、特開平4−282954号
公報参照)。
【0010】しかし、この装置にあっては異なる遅延時
間毎に遅延回路が必要となるので、静電潜像の書き込み
タイミングを高精度に制御すべく遅延時間を細分化する
と、やはり装置を実現するための回路が複雑となり、コ
スト高を招くといった問題点があった。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、高周波数の基準
クロックを用いることなく、且つ、簡単な回路構成で感
光体に対する光ビームの書き込み位置を高精度に調整す
ることが可能な光ビーム走査装置の書き込みタイミング
制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の光ビ
ーム走査装置の書き込みタイミング制御装置は、図1に
示すように、感光体2の各走査ライン毎に画像信号に応
じた光ビーム(Bm)を移動走査させ、感光体2上に画
像信号に応じた潜像を書き込む光ビーム走査装置1にお
いて、各走査ライン毎の光ビーム(Bm)の走査開始位
置を検出して、走査開始信号(SOS)を生成する走査
開始信号生成手段3と、感光体2に対する潜像の書き込
み位置補正データに応じて、上記走査開始信号(SO
S)の入力から所定の遅延時間後に遅延タイミング信号
(DELAY)を出力する遅延時間生成手段4と、上記
遅延タイミング信号(DELAY)に同期した所定のタ
イミングで上記画像信号の書き込みタイミング信号(V
CK)を生成するタイミング信号生成手段5とを備え、
上記遅延時間生成手段4が、上記走査開始信号(SO
S)に応じてランプ電圧を出力するランプ電圧生成手段
6と、上記書き込み位置補正データに応じた一定の遅延
時間決定電圧を出力する定電圧生成手段7と、上記ラン
プ電圧と遅延時間決定電圧とを比較し、両者の電圧値が
合致した時点で上記遅延タイミング信号(DELAY)
を出力する電圧比較手段8とから構成されることを特徴
とするものである。
【0013】このような技術的手段において、上記遅延
時間生成手段4を構成するランプ電圧生成手段6として
は、SOS信号の入力をきっかけとして、図2のグラフ
に実線で示すように、時間Tの経過に伴い電圧Vの大き
さが一方向に向かって徐々に変化するランプ電圧を発生
するものであれば、その具体的構成は適宜設計変更して
差し支えない。このようなランプ電圧生成手段6は、例
えば図3に示すように、直流電源DCに対してコンデン
サCと抵抗Rとを並列に接続した回路で実現される。こ
の回路では、スイッチaを閉じる一方でスイッチbを開
放してコンデンサCを充電した後、スイッチa,bの開
閉を逆転させると、抵抗Rの両端の出力からランプ電圧
を得ることができる。
【0014】また、図2においては時間Tと電圧Vとが
完全な比例関係にあるランプ電圧が描かれているが、時
間Tの経過に伴い電圧Vが線形に変化するものであれ
ば、本発明のランプ電圧は同図のものに限定されない。
【0015】更に、上記遅延時間生成手段4を構成する
定電圧生成手段7としては、図2のグラフに破線で示す
ように、上記ランプ電圧の変化範囲内において、書き込
み位置補正データに対応した一定の遅延時間決定電圧V
0を出力するものであれば、その具体的構成は適宜設計
変更して差し支えない。
【0016】また更に、上記タイミング信号生成手段5
としては、上記遅延時間生成手段4から出力された遅延
タイミング信号に同期したタイミングで書き込みタイミ
ング信号、すなわちビデオクロックを生成するものであ
れば、その具体的構成は適宜設計変更して差し支えな
い。このようにして、ビデオクロックを入力信号に同期
化させるための具体的構成は、例えば、特開昭51−8
9346号公報、特開昭61−150587号公報、特
開平1−222568号公報等に開示されている。
【0017】
【作用】上記技術的手段によれば、ランプ電圧生成手段
が走査開始信号(SOS信号)入力をきっかけとして時
経過と共に変化するランプ電圧を生成する一方、定電圧
生成手段は感光体に対する静電潜像の書き込み位置の補
正値を示す書き込み位置補正データに応じた一定の遅延
時間決定電圧を出力する。そして、電圧比較手段は上記
ランプ電圧と遅延時間決定電圧とを比較し、時経過によ
って変化したランプ電圧が遅延時間決定電圧と合致した
時点で遅延タイミング信号を出力する。この後、タイミ
ング信号生成手段が上記遅延タイミング信号に同期した
所定のタイミングで画像信号の書き込みタイミング信号
(ビデオクロック)を生成する。
【0018】ここで、上記ランプ電圧は時経過に伴って
その値が徐々に低下あるいは上昇するので、上記書き込
み位置補正データに応じて定電圧生成手段が出力する遅
延時間決定電圧を変更すれば、ランプ電圧の出力が開始
された後にその電圧値が遅延時間決定電圧と合致するま
での時間を任意に延長しあるいは短縮することができ
る。また、ランプ電圧の低下あるいは上昇範囲内におい
て、遅延時間決定電圧の設定ステップを容易に細分化す
ることができるので、ランプ電圧の電圧値と遅延時間決
定電圧が合致するまでの時間を高精度で制御することが
できる。
【0019】すなわち、走査開始信号の入力から遅延タ
イミング信号の出力に至るまでの遅延時間を高精度で制
御することができ、この遅延タイミング信号に対して画
像信号の書き込みタイミング信号を同期化させること
で、走査開始信号に対して所定時間だけ遅延した書き込
みタイミング信号を生成することができる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の光ビーム
そうさ装置の書き込みタイミング制御装置を詳細に説明
する。この実施例は光ビーム走査装置(以下、ROSと
記載)が搭載されるデジタルカラー複写機に本発明を適
用したものである。
【0021】図4はこの実施例で用いられるROS10
の概略構成を示すものである。同図において、符号11
は感光体ドラム、符号12は半導体レーザ、符号13は
半導体レーザから発射される光ビームBmの反射面13
aを備えたポリゴンミラー、符号14は上記ポリゴンミ
ラー13を回転させるためのスキャナモータ、符号15
はfθレンズであり、上記ポリコンミラー13の回転に
伴い、光ビームBmが所定の走査範囲nに亘って感光体
ドラム11を走査するように構成されている。また、感
光体ドラム11の走査開始点に対応した光ビームBmの
光路中にはミラー17が配設されると共に、光ビームB
mの走査範囲nの外側にはこのミラー17の反射光が入
射する位置検出センサ16(以下、SOSセンサと記
載)が配設され、このSOSセンサ16によって光ビー
ムBmの走査開始タイミングが検出されるようになって
いる。
【0022】次に、図5はこのようなROS10の画像
書き込み制御系の全体ブロック図を示すものである。同
図において、符号18はSOSセンサ16から送出され
る走査開始信号(以下SOS信号)を所定レベルに増幅
するセンサアンプ、符号19は読み込んだ原稿画像の画
像処理を行って画像信号ISを順次出力する画像処理ユ
ニット、符号20は書き込み位置補正データに応じて上
記SOS信号から所定時間遅延したレーザ制御信号LC
Sの書き込みタイミング信号(以下、ビデオクロックと
記載)VCKを出力するビデオクロック生成制御回路、
符号21は画像処理ユニット19からの画像信号IS及
びビデオクロックVCKが入力され、画像信号ISに基
づくレーザ制御信号LCSをビデオクロックVCKに同
期させて出力するROSコントローラ、符号22はRO
Sコントローラ21からのレーザ制御信号LCSをレー
ザ駆動信号LDSに変換して半導体レーザ12に対して
出力するレーザドライバである。そして、上記構成のう
ち、ビデオクロック生成制御回路20が本発明の書き込
みタイミング制御装置に該当する。
【0023】図6は、上記ビデオクロック生成制御回路
20を示すものである。この回路は、複写機のメインC
PUから送られてくる静電潜像の書き込み位置補正デー
タに基づいてSOS信号の入力から所定の遅延時間後に
遅延タイミング信号を出力する遅延時間生成回路30
と、この遅延タイミング信号に同期した遅延SOS信号
を生成するフリップフロップ40と、上記遅延SOS信
号に同期したビデオクロックVCKを出力するタイミン
グ信号生成回路50とから構成されている。
【0024】先ず、上記遅延時間生成回路30は、スイ
ッチ操作に応じて図2に示したようなランプ電圧を発生
するランプ電圧発生回路31と、書き込み位置補正デー
タに応じた一定の遅延時間決定電圧を出力するD/Aコ
ンバータ32と、上記ランプ電圧発生回路31の出力電
圧とD/Aコンバータ32の出力電圧とを比較して、両
者の電圧値が合致した時点で遅延タイミング信号を出力
する電圧比較器33とから構成されている。また、上記
ランプ電圧発生回路31には、SOS信号から一定時間
幅のトリガ信号を生成するパルス発生回路34と、上記
トリガ信号に応じてランプ電圧発生回路31のスイッチ
操作を行うトリガ回路35とが接続されており、SOS
信号の入力に同期した所定のタイミングでランプ電圧が
発生するようになっている。一方、上記D/Aコンバー
タ32にはラッチ回路36が接続されており、D/Aコ
ンバータ32に供給される書き込み位置補正データがラ
ッチ信号に応じて保持されるようになっている。
【0025】また、上記トリガ回路35にはランプ電圧
発生回路31をリセットするためのリセット信号がディ
レイ回路37から入力されるようになっており、このリ
セット信号は上記電圧比較器33からの遅延タイミング
信号をディレイ回路37に印加することで生成される。
【0026】一方、上記フリップフロップ40はSOS
信号、トリガ信号及び遅延タイミング信号の入力に応じ
て遅延SOS信号をタイミング信号生成回路50に出力
するように構成されており、その入力端子DにSOS信
号が入力され且つクロック端子CKに上記トリガ信号が
入力されると、出力Qの遅延SOS信号がハイレベルに
切り換わり、更にリセット端子Rに上記遅延タイミング
信号が入力されると、遅延SOS信号がローレベルに切
り換わるようになっている。
【0027】また、上記タイミング信号生成回路50
は、基準クロックを生成する発振器51と、この基準ク
ロックを上記フリップフロップ40から送出される遅延
SOS信号に同期化させるビデオクロック同期回路52
とから構成されている。図7はこのタイミング信号生成
回路50の一例を示すものであり、遅延SOS信号の入
力に応じてビデオクロックの発振をオン/オフ操作でき
るようになっている。
【0028】図8は、上記ビデオクロック生成制御回路
20における各信号の出力タイミングを示すタイミング
チャートである。光ビームBmが感光体ドラム11の走
査を開始し、時間t1でSOS信号がローレベル(以
下、Lと記載)からハイレベル(以下、Hと記載)に切
り換わったとすると、パルス発生回路34は時間t1か
ら所定時間遅れてトリガ信号をLからHへ切り換える。
ここでの遅れ時間はパルス発生回路34の応答遅れであ
る。これにより、ランプ電圧発生回路31のスイッチ操
作がなされ、ランプ電圧発生回路31からランプ電圧が
出力される。
【0029】また、複写機のメインCPUからは原稿画
像毎あるいは光ビームBmの一走査ライン毎に書き込み
位置補正データがラッチ回路36に転送されており、ラ
ッチ信号に伴いこの書き込み位置補正データがD/Aコ
ンバータ32に設定される。これにより、D/Aコンバ
ータ32は書き込み位置補正データに応じた一定の遅延
時間決定電圧を出力する。
【0030】そして、電圧比較器33はランプ電圧発生
回路31からのランプ電圧とD/Aコンバータ32から
の遅延時間決定電圧とを比較し、両者の電圧値が合致し
たと判断したら遅延タイミング信号をLからHへ切り換
える。ここで、両者の電圧値が合致してから遅延タイミ
ング信号が出力されるまでの遅れ時間は、電圧比較器3
3での応答遅れである。
【0031】一方、フリップフロップ40に対しては、
その入力端子DにSOS信号が、クロック端子CKにト
リガ信号が入力されているので、SOS信号より僅かに
遅れてトリガ信号がLからHへと切り換わると、フリッ
プフロップ40は出力端子Qから出力される遅延SOS
信号をLからHへ切り換える。そして、リセット端子R
に入力される上記遅延タイミング信号が時間t2におい
てLからHへ切り換わると、これより僅かに遅れて遅延
SOS信号をHからLへと切り換える。この遅れ時間は
フリップフロップ40における動作遅れ時間である。
【0032】従って、上記遅延SOS信号はSOS信号
に同期したタイミングでLからHへと切り換わり、ま
た、遅延タイミング信号に同期したタイミングでHから
Lへと切り換わることになる。
【0033】また、上記遅延タイミング信号はディレイ
回路37にも入力され、遅延タイミング信号から僅かに
遅れたリセット信号がディレイ回路37からトリガ回路
35に入力される。これによりランプ電圧発生回路31
がスイッチ操作され、ランプ電圧の出力が停止される。
【0034】そして、上記遅延SOS信号が入力される
タイミング信号生成回路50では、遅延SOS信号がL
からHへ切り換わるとビデオクロックの発振がオフ操作
され、遅延SOS信号がHからLへ切り換わると遅れ時
間を伴って時間t3でビデオクロックの発振が再開され
る。すなわち、ビデオクロックは上記遅延SOS信号が
HからLへ切り換わるタイミングに同期化され、換言す
れば、上記遅延タイミング信号がLからHへ切り換わる
タイミングに同期化されたことになる。
【0035】このように本実施例のビデオクロック生成
制御回路20では、SOS信号の入力タイミングt1
ら所定の遅延時間が経過したタイミングt2において遅
延タイミング信号が出力され、この遅延タイミング信号
に同期したタイミングt3においてビデオクロックが生
成される。このとき、書き込み位置補正データに応じて
遅延時間決定電圧を適宜設定すると、ランプ電圧が発生
してから遅延時間決定電圧と合致するまでの時間T0
短縮あるいは伸長されるので、タイミングt1に対する
タイミングt2の遅れ時間は書き込み位置補正データに
対応することになる。
【0036】また、複写機のメインCPUを仮に8ビッ
トと想定すれば、書き込み位置補正データすなわち遅延
時間決定電圧は256ステップに細分化することができ
るので、時間T0は256段階に設定することができ、
その分だけタイミングt1に対するタイミングt2の遅れ
時間を高精度に制御することができる。
【0037】従って、本実施例ではSOSセンサ16が
光ビームBmの走査開始を検出した後、書き込み位置補
正データに応じた所定の遅延時間が経過したタイミング
でビデオクロックが同期化され、この同期化されたビデ
オクロックを用いて静電潜像の書き込みが行われるの
で、静電潜像の書き出し位置を書き込み位置補正データ
に応じて高精度に調整することができるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の光ビ
ーム走査装置の書き込みタイミング制御装置によれば、
走査開始信号に同期してランプ電圧生成手段でランプ電
圧を生成する一方、書き込み位置補正データに応じて定
電圧生成手段で一定の遅延時間決定電圧を出力し、これ
らを電圧比較手段で比較すれば、走査開始信号に対して
所定時間だけ遅延した書き込みタイミング信号を高精度
に生成することができるので、高周波数の基準クロック
を用いることなく、且つ、簡単な回路構成で感光体に対
する光ビームの書き込み位置を高精度に調整することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ビーム走査装置の書き込みタイミ
ング制御装置の概略構成を示す図である。
【図2】 ランプ電圧と遅延時間決定電圧との関係を示
すグラフである。
【図3】 ランプ電圧生成手段の一例を示す回路図であ
る。
【図4】 実施例に係る光ビーム走査装置を示す斜視図
である。
【図5】 実施例に係る光ビーム走査装置の制御系を示
すブロック図である。
【図6】 実施例に係るビデオクロック生成制御回路を
示すブロック図である。
【図7】 実施例に係るタイミング信号生成回路の一例
を示す回路図である。
【図8】 実施例に係るビデオクロック生成制御回路の
作動状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…光ビーム走査装置、2…感光体、3…走査開始信号
生成手段、4…遅延時間生成手段、5…タイミング信号
生成手段、6…ランプ電圧生成手段、7…定電圧生成手

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体の各走査ライン毎に画像信号に応
    じた光ビームを移動走査させ、感光体上に画像信号に応
    じた潜像を書き込む光ビーム走査装置において、 各走査ライン毎の光ビームの走査開始位置を検出して、
    走査開始信号を生成する走査開始信号生成手段と、感光
    体に対する潜像の書き込み位置補正データに応じて、上
    記走査開始信号の入力から所定の遅延時間後に遅延タイ
    ミング信号を出力する遅延時間生成手段と、上記遅延タ
    イミング信号に同期した所定のタイミングで上記画像信
    号の書き込みタイミング信号を生成するタイミング信号
    生成手段とを備え、 上記遅延時間生成手段は、上記走査開始信号に応じてラ
    ンプ電圧を出力するランプ電圧生成手段と、上記書き込
    み位置補正データに応じた一定の遅延時間決定電圧を出
    力する定電圧生成手段と、上記ランプ電圧と遅延時間決
    定電圧とを比較し、両者の電圧値が合致した時点で上記
    遅延タイミング信号を出力する電圧比較手段とから構成
    されていることを特徴とする光ビーム走査装置の書き込
    みタイミング制御装置。
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