JP3228129U - 橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング構造 - Google Patents

橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング構造 Download PDF

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Abstract

【課題】保護キャップを取り外すことなく、定着具より外側のPC鋼より線の状態、または定着具の状態をチェックできる橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構の提供。【解決手段】橋梁ケーブルのケーブル線材600が定着具303,403に挿通され、かつ定着具303,403により固定され、定着具303,403の軸方向外側に保護キャップ301,401が設置されてケーブル線材600を覆い、保護キャップ301,401が透視可能であり、保護キャップ301,401を取り外すことなく、外部からケーブル線材600をチェックできる。【選択図】図4

Description

本考案は、橋梁のメンテナンス作業員が、保護キャップを取り外すことなく、外部から直接定着具より軸方向外側のケーブル線材の防錆グリースが変質していないか、または定着具の部材の緊張状態が外れていないか、チェックでき、適時に交換、メンテナンスまたは検査、修理を行い、予防計画を立てることができる、橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング構造に関する。
従来の斜張橋は、図1に示すように、橋梁100の上方に主塔101が立設され、さらに数本のケーブル102をそれぞれ主塔101の上端と橋梁100に連結し、橋梁100を吊って平衡状態にしている。
従来の橋梁のケーブルは、主として、ケーブルの内部にプレストレスPC鋼より線(PC−Strand)を埋設し、1本のPC鋼より線、または複数本のPC鋼より線を束ねて使用することで異なる作業環境の張力条件に対応しており、PC鋼より線に錆や腐蝕が発生しないようにするために、ケーブルの外部を通常さらに一層の高密度ポリエチレン(HDPE、High−Density−Polyethylene)管、アルミ合金管、またはその他の保護管で被覆している。
橋梁ケーブルは、設計の段階でシミュレーションまたは実務経験を通じて、その負荷強度を高めることができるが、その設置場所における海風や強風、豪雨等の気候環境、または車体の衝撃等の要因により使用寿命に影響を生じやすいため、橋梁ケーブルの引張力に対してモニタリングを行うことが、橋梁の安全確保に重要な手段となっている。
橋梁の建設が完了した後は地方交通の要道となるため、橋梁の検査・修理のために橋を封鎖することはできない場合が多く、このためほとんどが交通に影響しない範囲で検査・修理を実施しているのみである。
ケーブルは主にPC鋼より線を利用して強度を提供しており、PC鋼より線の両端が定着部で固定されている。通常は、図2に示すように、定着具103がケーブル102の両端に設置され、PC鋼より線が定着具103に挿通されて固定され、定着具103を通過した外側のPC鋼より線の表面にエポキシ樹脂塗装を施して錆と腐蝕を防止するか、HDPE管で被覆してから、HDPE管の内部に腐蝕防止または防錆用グリースを注入し、最後に金属保護キャップ104で全体を被覆して密封される。
しかしながら、定着部の設置される位置は主塔の上端または橋梁底部の隠れた位置であるため、橋梁ケーブルの定着部に対して定期検査・修理を行うときは、先に定着具103より外側の金属保護キャップ104を取り外さなければ、定着具103より軸方向外側のPC鋼より線の防錆グリースが変質していないか、または定着具103の部材の結合状況にずれがないかをチェックできないため、メンテナンス作業員の手間となり、危険性も高まる。
本考案が解決しようとする課題は、保護キャップを取り外す必要なく、外部から直接定着具よりも軸方向外側のPC鋼より線の腐蝕防止または防錆用グリースが変質していないか、または定着具の部材の結合状況にずれがないか等、その他安全性に影響する懸念をチェックできる、橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構を提供することにある。
本願請求項1に係る考案は、橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構であって、該橋梁ケーブルが主塔上方に取り付けられる固定端と、橋梁側に固定される引張端をそれぞれ備え、固定端と引張端の間に前記橋梁ケーブルのケーブル線材が設置され、該ケーブル線材が前記定着具に挿通され、かつ該定着具により固定され、該定着具の軸方向外側に保護キャップが設置されて前記ケーブル線材を覆い、該保護キャップが透視可能な保護キャップであり、該保護キャップを取り外すことなく、外部から直接該定着具より軸方向外側のケーブル線材をチェックできる、ことを特徴とする、橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構である。
本願請求項2に係る考案は、前記保護キャップが、外部から透視可能なアクリル製保護キャップである、ことを特徴とする、請求項1に記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構である。
本願請求項3に係る考案は、前記保護キャップが、外部から透視可能な強化ガラス製保護キャップである、ことを特徴とする、請求項1に記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構である。
本願請求項4に係る考案は、前記保護キャップが、外部から透視可能なPC保護キャップである、ことを特徴とする、請求項1に記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構である。
本願請求項5に係る考案は、前記ケーブル線材が、PC鋼より線、ワイヤロープ、耐疲労性ケーブル、炭素繊維より線のいずれかである、ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構である。
本考案の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構は、保護キャップを取り外す必要はなく、外部から直接定着具よりも外側のPC鋼より線の腐蝕防止または防錆用グリースが変質していないか、または定着具の部材の結合状況にずれがないか等、その他安全性に影響する懸念をチェックでき、橋梁のメンテナンス作業員が迅速、安全に、随時検査・修理を行うことができるため、橋梁の使用寿命を延長し、橋梁の使用上の安全性を確保して、突然の断裂により発生する悲劇を回避することができる。
従来の斜張橋の概略図である。 従来のケーブル定着具の斜視図である。 本考案の実施例に係る橋梁ケーブルの概略図である。 本考案の実施例に係る定着具装置の側面図である。 本考案の実施例に係る定着具装置の斜視図である。 本考案の別の実施例に係る斜張橋の概略図である。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。なお、本考案は、実施例に限定されない。
図3に示すように、本考案の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構が採用される橋梁ケーブル200は、その一端が主塔上方に固定される固定端300であり、他端が橋梁側(例えば橋桁)に固定される引張端400である。
固定端300と引張端400の間には外套管500が設置され、外套管500の内部にケーブル線材が設置される。ケーブル線材はPC鋼より線、ワイヤロープ、耐疲労性ケーブルまたは炭素繊維ケーブルとすることができる。
また、固定端300と引張端400にはそれぞれ保護キャップ301、401、緩み防止板302、402、定着具303、403、定着具リング304、404が設置される。
図4に示すように、定着部300A、400Aの緩み防止板302、402、定着具303、403及び定着具リング304、404を組み立てた後、定着具303、403を通過した軸方向外側のPC鋼より線(ケーブル線材)600の外面にさらにエポキシ樹脂塗装を施して錆と腐蝕を防止するか、HDPE管700で被覆してから、HDPE管700の内部に腐蝕防止または防錆用グリースを注入し、最後に保護キャップ301、401を被せてPC鋼より線600を覆い密封する。
図5に示すように、保護キャップ301、401は透視可能な材質で製造された透視可能な保護キャップである。このため、橋梁のメンテナンス作業員が保護キャップ301、401を取り外すことなく、外部から定着具303、403より軸方向外側のPC鋼より線600のエポキシ樹脂塗装が脱落して錆や腐蝕が発生していないか、HDPE管700内部の腐蝕防止または防錆用グリースが変質していないか、または定着具303、403の部材の結合状況にずれや不具合がないか等、安全性に影響する懸念を直接チェックすることができる。
例えば、保護キャップ301、401は、外部から透視可能なアクリル製保護キャップ、外部から透視可能な強化ガラス製保護キャップ、または外部から透視可能なPC保護キャップとすることができる。
図6は、本考案の別の実施例を示す。
本実施例では、橋脚等の位置にカメラ800等の監視器材を設置して、無線または有線方式で、橋梁のメンテナンス作業員が透視可能な保護キャップ301、401の外部から鋼より線の防錆グリースに変質がないか等を遠隔監視している。
かつ、保護キャップ301、401の全体が透視可能であり、異なる角度から直接チェックできるため、カメラ800の設置位置にも柔軟性があり、定着具より軸方向外側の鋼より線の防錆グリースに変質が生じたり、部材にずれが発生したりなどの不具合を発見できれば、早期に介入して橋梁の安全を維持し、遺憾な悲劇の発生を回避することができる。
その他の構造は、図3乃至図5に示す実施例と同様である。
以上は本考案の最良の実施例を説明するものであり、本考案の要旨を逸脱しない改変は、すべて本考案の権利範囲内に含まれる。
100 橋梁
101 主塔
102 ケーブル
103 定着具
104 金属保護キャップ
200 橋梁ケーブル
300 固定端
400 引張端
500 外套管
300A、400A 定着部
301、401 保護キャップ
302、402 緩み防止板
303、403 定着具
304、404 定着具リング
600 PC鋼より線(ケーブル線材)
700 HDPE管
800 カメラ

Claims (5)

  1. 橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構であって、該橋梁ケーブルが主塔上方に取り付けられる固定端と、橋梁側に固定される引張端をそれぞれ備え、固定端と引張端の間に前記橋梁ケーブルのケーブル線材が設置され、該ケーブル線材が前記定着具に挿通され、かつ該定着具により固定され、該定着具の軸方向外側に保護キャップが設置されて前記ケーブル線材を覆い、該保護キャップが透視可能な保護キャップであり、該保護キャップを取り外すことなく、外部から直接該定着具より軸方向外側のケーブル線材をチェックできる、ことを特徴とする、橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構。
  2. 前記保護キャップが、外部から透視可能なアクリル製保護キャップである、ことを特徴とする、請求項1に記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構。
  3. 前記保護キャップが、外部から透視可能な強化ガラス製保護キャップである、ことを特徴とする、請求項1に記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構。
  4. 前記保護キャップが、外部から透視可能なPC保護キャップである、ことを特徴とする、請求項1に記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構。
  5. 前記ケーブル線材が、PC鋼より線、ワイヤロープ、耐疲労性ケーブル、炭素繊維より線のいずれかである、ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の橋梁ケーブルの定着具の透視モニタリング機構。
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