JP3228038B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の吸気弁あ
るいは排気弁(両者を総称して吸排気弁と記す)のバル
ブリフト特性を機関運転条件に応じて可変制御する可変
動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の動弁装置は、一般にカムリフ
トをロッカアームやスイングアームを介して吸排気弁に
伝達し、バルブスプリングにて閉方向に付勢されている
吸排気弁を押し開く構成となっているが、例えば機関の
低速域と高速域とではそれぞれ好ましいバルブリフト特
性が異なるので、運転条件によりバルブリフト特性を切
り換え得るようにした可変動弁装置が種々提案されてい
る。その一例として、例えば特開昭63−167016
号公報等において、カムシャフトにプロフィルの異なる
低速型カムと高速型カムとを並設しておき、それぞれに
従動する主ロッカアームおよび副ロッカアームを必要に
応じて連結状態もしくは離脱状態に切り換えるようにし
た構成のものが知られている。なお、一般に、高速型カ
ムは低速型カムに比して、カムリフト量および開弁期間
の双方が大きく設定されている。
【0003】また、クランクシャフトに対するカムシャ
フトの位相を変化させることで、吸排気弁が開閉するバ
ルブタイミングを遅進させるようにしたバルブタイミン
グ調整機構を用いた可変動弁装置も従来から一部で実用
化されている。つまり、このものでは、バルブリフト特
性の形状は変化せずに、その作動中心角(開時期〜閉時
期の中心となるクランク角)が変化することになる。
【0004】そして、さらに、前者のカム切換によるバ
ルブリフト調整機構と後者のバルブタイミング調整機構
とを組み合わせた可変動弁装置も提案されている。両者
を組み合わせることにより、バルブリフトを大小変化さ
せることができると同時に、開時期および閉時期を可変
制御でき、各運転条件下での要求に一層適合させること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5は、上記のバルブ
リフト調整機構とバルブタイミング調整機構とを組み合
わせた可変動弁装置におけるバルブリフト特性の一例を
示している。なお、この例では、効果の大きな吸気弁側
のみにカム切換によるバルブリフト調整機構とバルブタ
イミング調整機構とを設けてある。すなわち、機関の低
速域では低速型カムによってバルブリフト量およびバル
ブ作動角が小さくなるのに対し、機関の高速域では、高
速型カムによってバルブリフト量およびバルブ作動角が
大きくなる。そして、低速域であって、かつ低負荷の場
合には、吸気弁の閉時期を早めてポンピングロスを低減
するために、バルブタイミング調整機構が進み側へ作動
し、破線で示すように、バルブリフト全体を早めるので
ある。
【0006】ところで、上記のように、例えば吸気弁側
にバルブリフト調整機構とバルブタイミング調整機構の
双方を設けた場合でも、高速型カムを選択しつつバルブ
タイミングを早めるように制御されることはない。しか
しながら、何らかの故障、例えばカムの切換機構が高速
型カムのまま固着してしまったような場合には、低速低
負荷域において、想像線で示すような特性、つまり高速
型カムでかつバルブタイミングが早い特性になってしま
う可能性がある。
【0007】このような場合に、図から明らかなよう
に、本来B点もしくはC点までしかない上死点時のバル
ブリフト量がA点まで増加してしまうことになり、ピス
トンが上死点に達すると、該ピストンと吸気弁とが衝突
したり、あるいは隣接する排気弁と吸気弁とが干渉した
りする虞れがある。なお、排気弁側にバルブリフト調整
機構とバルブタイミング調整機構の双方を設けた場合で
も、同様の不具合が生じうる。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 この 発明は、互いにプロ
フィルの異なる低速型カムと高速型カムとを有するカム
シャフトと、上記低速型カムもしくは高速型カムのいず
れか一方のリフトを選択的に吸排気弁に伝達するバルブ
リフト調整機構と、上記カムシャフトのクランクシャフ
トに対する位相を変化させるバルブタイミング調整機構
と、機関の運転条件を検出する検出手段と、検出した機
関運転条件に応じて上記バルブリフト調整機構とバルブ
タイミング調整機構とを制御する制御手段と、を備えて
なる内燃機関の可変動弁装置において、上記バルブリフ
ト調整機構と上記バルブタイミング調整機構のそれぞれ
に、その故障を検出する故障検出手段を設けるととも
に、少なくとも一方の故障を検出したときに、上記バル
ブリフト調整機構を低速型カムに、上記バルブタイミン
グ調整機構をバルブリフト作動中心角が上死点から離れ
る方向に、つまり吸気弁であれば遅れ側に、排気弁であ
れば進み側に、それぞれ制御する干渉回避手段を設けた
ことを特徴としている。
【0010】そして請求項の発明では、上記故障検出
手段自体の異常の有無を検出する手段を設け、少なくと
も一方の故障検出手段が異常であると判定した場合に
も、上記干渉回避手段を作動させ、上記バルブリフト調
整機構を低速型カムに、上記バルブタイミング調整機構
をバルブリフト作動中心角が上死点から離れる方向に、
それぞれ制御するようにした。
【0011】
【0012】
【作用】 請求項1 の構成では、いずれか一方の故障時
に、上記バルブリフト調整機構を低速型カムに制御し、
上記バルブタイミング調整機構をバルブリフト作動中心
角が上死点から離れる方向に制御する。これにより、故
障していない一方の調整機構が作動すれば、上死点時の
バルブリフト量が所期の範囲内に抑制され、ピストン等
との干渉が回避される。
【0013】さらに請求項の構成では、故障検出手段
自体が異常と判定された場合にも、吸排気弁の干渉によ
る破損を未然に防止するために、同様の制御がなされ
る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0015】図1は、吸気弁9側のみにバルブリフト調
整機構40とバルブタイミング調整機構70とを設けた
可変動弁装置の一実施例を示している。
【0016】まず、バルブリフト調整機構40について
説明する。図2,図3にも示すように、各気筒には一対
の吸気弁9に対応して一つのメインロッカアーム1が設
けられている。メインロッカアーム1の基端は各気筒に
共通なメインロッカシャフト3を介してシリンダヘッド
69に揺動自在に支持されている。メインロッカアーム
1の先端には各吸気弁9のステム頂部に当接するアジャ
ストスクリュ10がナット11を介して締結されてい
る。
【0017】メインロッカアーム1には、シャフト13
にニードルベアリングを介してローラ14が回転自在に
支持されており、このローラ14に低速型カム21が当
接するようになっている。
【0018】メインロッカアーム1は平面図上ほぼ矩形
に形成されており、ローラ14と並んで形成された開口
部にサブロッカアーム2が設けられている。このサブロ
ッカアーム2の基端はサブロッカシャフト16を介して
メインロッカアーム1に相対回転可能に連結されてい
る。サブロッカシャフト16はサブロッカアーム2に形
成された穴17に摺動可能に嵌合する一方、メインロッ
カアーム1に形成された穴18に圧入されている。
【0019】サブロッカアーム2は吸気弁9に当接する
部位を持たず、図3に示すように、その先端には高速型
カム22に摺接するカムフォロア部23が円弧状に突出
して形成され、その下側にはこのカムフォロア部23を
高速型カム22に押し付けるロストモーションスプリン
グ25が介装されている。
【0020】メインロッカアーム1にはサブロッカアー
ム2の直下に位置してロストモーションスプリング25
を支持する円柱状の凹部26が一体形成される。コイル
状のロストモーションスプリング25の下端は凹部26
の底面26aに着座し、その上端は凹部26に摺動自在
に嵌合するリテーナ27を介してサブロッカアーム2に
一体形成された凸部28に当接する。
【0021】低速型カム21と高速型カム22はそれぞ
れ共通のカムシャフト72に一体形成され、エンジンの
低回転時と高回転時において要求されるバルブリフト特
性を満足するように異なる形状(大きさが異なる相似形
も含む)に形成されている。この実施例では、図5に示
すように、高速型カム22は低速型カム21と比べ、バ
ルブリフト量と作動角(開弁期間)を共に大きくしたプ
ロフィールを有している。
【0022】両ロッカアーム1,2を適宜に連結させる
ために、メインロッカアーム1とサブロッカアーム2に
渡ってプランジャ33,31,34が摺動自在に嵌合さ
れている。プランジャ33の背後には油圧通路43が接
続されており、プランジャ34の背後にはリターンスプ
リング38が配設されている。
【0023】油圧通路43から導かれる作動油圧が低い
と、リターンスプリング38の付勢力によりプランジャ
33,31がサブロッカアーム2とメインロッカアーム
1にそれぞれ収まって両者の揺動を拘束しない。つま
り、両者が離脱状態となる。一方、油圧通路43から導
かれる作動油圧が上昇すると、プランジャ33,31が
リターンスプリング38を圧縮しながら摺動して、メイ
ンロッカアーム1とサブロッカアーム2に渡って嵌合す
ることにより両者が一体となって揺動する。
【0024】油圧通路43はメインロッカアーム1およ
びメインロッカシャフト3の内部を通して設けられてお
り、電磁切換弁45を介してオイルポンプ57の吐出油
圧が所定の高回転時にのみ導かれるようになっている。
【0025】次に、バルブタイミング調整機構70につ
いて説明する。バルブタイミング調整機構70は、カム
シャフト72とカムプーリ71の間に設けられ、運転条
件に応じて両者の位相を変化させ、吸気弁9の開閉時期
を変えるようになっている。カムプーリ71はタイミン
グベルト66を介してクランクシャフト(図示せず)か
らの回転力が伝達される。
【0026】図4にも示すように、カムシャフト72の
端部には筒形のインナハウジング65がボルト64を介
して固定されている。インナハウジング65の外周に回
転可能に嵌合する筒形のアウタハウジング63が設けら
れており、該アウタハウジング63にカムプーリ71が
一体形成されている。
【0027】インナハウジング65とアウタハウジング
63の間にはリング状のヘリカルギア73が介装されて
いる。ヘリカルギア73は、内外周にヘリカルスプライ
ンがそれぞれ形成されており、各ヘリカルスプラインが
インナハウジング65の外周とアウタハウジング63の
内周と噛合い、ヘリカルギア73が軸方向に移動する
と、アウタハウジング63に対してインナハウジング6
5が相対回転し、カムプーリ71に対するカムシャフト
72の位相が変化するようになっている。
【0028】インナハウジング65とアウタハウジング
63とヘリカルギア73の間には油圧室75が画成され
ている。油圧室75に導かれる油圧力が所定値を越えて
上昇すると、ヘリカルギア73が所期位置からリターン
スプリング74に抗して軸方向に移動することにより、
カムシャフト72は吸気弁9の開閉時期を進角させる方
向に回転するようになっている。
【0029】すなわち、ヘリカルギア73が所期位置に
あるときは、図5に実線で示すように、吸気弁9の開閉
時期が相対的に遅く、またヘリカルギア73が最大に変
位したときは、図5に破線で示すように、吸気弁9の開
閉時期が相対的に早まる。
【0030】油圧室75には、カムシャフト72の内部
に形成された軸孔78と、シリンダヘッド69に形成さ
れたオイルギャラリ59と、オリフィス77と、シリン
ダブロック68に形成されたメインギャラリ58を介し
て、オイルポンプ57からの吐出油圧が導入される。
【0031】そして、この油圧を適宜に開放するため
に、カムシャフト72の他端に、エンジン運転条件に応
じて開閉制御される電磁切換弁79が設けられている。
電磁切換弁79は非通電時に図のように軸孔78を開い
て油圧室75に導かれる油圧を低下させ、通電時には軸
孔78を閉塞して油圧室75に導かれる油圧を高めるよ
うになっている。
【0032】バルブリフト調整機構40とバルブタイミ
ング調整機構70の制御手段として、電磁切換弁45と
電磁切換弁79の通電を制御するコントロールユニット
51が設けられている。
【0033】コントロールユニット51は、エンジン回
転信号、エンジン負荷信号をはじめ、冷却水温信号、潤
滑油の温度信号、過給機による吸気の過給圧力信号等が
入力され、これらの検出値に基づいてエンジントルクの
急激な変動を抑えつつ、バルブリフト特性の切り換えを
円滑に行うようになっている。
【0034】また上記バルブリフト調整機構40には、
その故障検出手段として、電磁切換弁45により制御さ
れる油圧通路43内の油圧を検出する油圧センサ101
が設けられている。なお、この故障検出手段としては、
吸気弁9のバルブリフト量を直接検出したり、電磁切換
弁45の弁体の切換状態を検出したりする手段を採用す
ることもできる。さらに上記バルブタイミング調整機構
70には、その故障検出手段として、カムシャフト72
の位相を検出する電磁ピックアップからなるカム位相検
出センサ102が設けられている。なお、吸入空気流量
に基づいてバルブリフト調整機構40やバルブタイミン
グ調整機構70の故障を検出することも可能である。
【0035】次に、上記実施例の作用について説明す
る。
【0036】図6は、機関運転条件に対するバルブリフ
ト調整機構40とバルブタイミング調整機構70の制御
状態を示す説明図であり、図示するように、機関高速域
では、バルブリフト調整機構40が高速型カム22を選
択し、バルブタイミング調整機構70が開閉時期を遅れ
側に制御する。これによりバルブオーバラップが大とな
る。なお、バルブリフト調整機構40の電磁切換弁45
のONが高速型カム22に、OFFが低速型カム21に
それぞれ対応する。またバルブタイミング調整機構70
の電磁切換弁79のONが開閉時期の進み側に、OFF
が遅れ側に、それぞれ対応する。つまり、機関高速域で
は、電磁切換弁45がON、電磁切換弁79がOFFと
なる。
【0037】また機関低速域で、かつ高負荷側の領域で
は、両電磁切換弁45,79がOFFとなり、低速型カ
ム21で、かつ開閉時期が遅れ側となる。これによりバ
ルブオーバラップは小さくなる。
【0038】さらに機関低速域で、かつ低負荷側の領域
では、電磁切換弁45がOFF、電磁切換弁79がON
となり、低速型カム21で、かつ開閉時期が進み側とな
る。これにより、吸気弁9の閉時期が早まり、ポンピン
グロスが低減して、燃費が向上する。
【0039】このように、通常は、両電磁切換弁45,
79が同時にONとなることはなく、図5に想像線で示
したようなバルブリフト特性は発生しない。しかし、例
えばバルブリフト調整機構40のプランジャ33等が高
速型カム22の状態のまま固着したような場合には、低
速低負荷域でバルブ開閉時期が早まると、想像線のよう
なバルブリフト特性となり、ピストン等と干渉する恐れ
がある。
【0040】そこで、コントロールユニット51におい
ては、図7に示すフローチャートに従って異常の検出お
よび異常時の干渉回避を行っている。このルーチンは、
繰り返し実行されるもので、まず、ステップ1で機関運
転条件信号および油圧センサ101、カム位相検出セン
サ102の検出信号が読み込まれる。そして、ステップ
2およびステップ3で、油圧センサ101およびカム位
相検出センサ102が異常であるか否か順次判定され
る。例えば、センサの出力信号が全くなく、断線してい
ると考えられる場合や、出力信号が異常なレベルである
場合などは、センサ101,102が異常であると判定
する。センサ101,102が一つでも異常であれば、
ステップ6へ進む。また、センサ101,102が正常
である場合には、ステップ4およびステップ5へ進み、
バルブリフト調整機構40およびバルブタイミング調整
機構70が故障していないか否かを判定する。これは、
機関運転条件に基づく本来の制御状態と、実際に検出さ
れた状態とを対比することにより行う。ここで、一方で
も故障であると判定した場合には、ステップ6へ進む。
そして、ステップ6では、運転条件に拘わらず、電磁切
換弁45,79の双方をOFFとする。
【0041】このように両電磁切換弁45,79をOF
Fとすれば、バルブリフト調整機構40は低速型カム2
1側に制御される。同時に、バルブタイミング調整機構
70は遅れ側に制御される。つまり、バルブリフトの作
動中心角θM (図5参照)が上死点から離れる方向へ制
御される。従って、仮に一方の機構が故障していたとし
ても、上死点時の吸気弁9のバルブリフトは小さくな
り、ピストンや排気弁との干渉が防止される。また、セ
ンサ101,102が故障していて、各機構の故障を検
出できないような場合にも、同様に制御され、吸気弁9
の衝突が未然に防止される。
【0042】
【0043】
【0044】
【発明の効果】 以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、バルブリフト調整機構およびバルブタイミン
グ調整機構の故障検出に基づいて上死点時のバルブリフ
トが小さくなるように制御されるので、バルブリフト調
整機構あるいはバルブタイミング調整機構が故障した場
合でも、吸排気弁の干渉が防止される。従って、バルブ
リセスを大きく設ける必要がなくなり、燃焼室の設計の
上で有利となる。
【0045】さらに請求項の構成によれば、故障検出
手段となるセンサが故障したような場合にも、吸排気弁
の干渉が未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る可変動弁装置の一実施例を示す
構成説明図。
【図2】そのロッカアーム部分の拡大平面図。
【図3】同じくロッカアーム部分の断面図。
【図4】バルブタイミング調整機構の断面図。
【図5】この実施例のバルブリフト特性図。
【図6】機関運転条件に対する制御の状態を示す説明
図。
【図7】異常時の処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
40…バルブリフト調整機構 45…電磁切換弁 51…コントロールユニット 70…バルブタイミング調整機構 79…電磁切換弁 101…油圧センサ 102…カム位相検出センサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−64608(JP,A) 特開 昭60−150409(JP,A) 特開 平5−79363(JP,A) 実開 昭62−160708(JP,U) 特公 平5−87643(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301 F01L 1/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いにプロフィルの異なる低速型カムと
    高速型カムとを有するカムシャフトと、上記低速型カム
    もしくは高速型カムのいずれか一方のリフトを選択的に
    吸排気弁に伝達するバルブリフト調整機構と、上記カム
    シャフトのクランクシャフトに対する位相を変化させる
    バルブタイミング調整機構と、機関の運転条件を検出す
    る検出手段と、検出した機関運転条件に応じて上記バル
    ブリフト調整機構とバルブタイミング調整機構とを制御
    する制御手段と、を備えてなる内燃機関の可変動弁装置
    において、上記バルブリフト調整機構と上記バルブタイ
    ミング調整機構のそれぞれに、その故障を検出する故障
    検出手段を設けるとともに、少なくとも一方の故障を検
    出したときに、上記バルブリフト調整機構を低速型カム
    に、上記バルブタイミング調整機構をバルブリフト作動
    中心角が上死点から離れる方向に、それぞれ制御する干
    渉回避手段を設けたことを特徴とする内燃機関の可変動
    弁装置。
  2. 【請求項2】 上記故障検出手段自体の異常の有無を検
    出する手段を設け、少なくとも一方の故障検出手段が異
    常であると判定した場合にも、上記干渉回避手段を作動
    させ、上記バルブリフト調整機構を低速型カムに、上記
    バルブタイミング調整機構をバルブリフト作動中心角が
    上死点から離れる方向に、それぞれ制御することを特徴
    とする請求項記載の内燃機関の可変動弁装置。
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