JP3228030U - 薄型収容箱 - Google Patents

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巧 村田
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Abstract

【課題】コーナー貼りが採用され、良好な糊付けが達成された薄型収容箱を提供する。【解決手段】薄型収容箱は、矩形状の底面板紙11と、底面板紙の後側辺に連なる後面板紙14と、底面板紙の左側辺に連なる端面板紙13と、後面板紙に連なり、端面板紙に対向するコーナー板紙17Bと、端面板紙において底面板紙と反対側に連なる横フラップ20とを含む。端面板紙および横フラップの端部には、斜め折り線L14を介して折り重ね可能な折り重ね領域22Bが設けられている。コーナー板紙は、後面板紙の側辺に連なり側辺と同じ幅を有する連接部18Bと、連接部から上方に突出する突状部19Bとを有している。突状部は、折り重ね領域と糊付けされ、連接部は、折り重ね領域と糊付けされない。【選択図】図8

Description

この考案は、薄型収容箱に関する。
従来から、所定の形状の板ブランクを折り曲げて折り畳み状態に形成され、折り畳み状態から手で箱状に組み立て可能な収容箱が知られている。このような収容箱として、下記特許文献1のように、底面の角部が糊貼りされたコーナー貼りが採用されたものが知られている。特許文献1の収納箱(装身具収納箱)では、底面の4つの角部にコーナー貼りが施されたいわゆる4コーナー貼りが採用されている。この収納箱では、折り畳み状態(特許文献1の図3〜図7に示す状態)から手で4つの側面板を引き起こす(起立させる)ことにより、4つの角部を形成することができ、これにより、容易に箱状に組み立てることができる。
一方、下記特許文献2には、薄型の梱包箱が開示されている。この梱包箱では、糊付けを行うことなく、左右のフラップをそれぞれ対応するフラップ係止部に係止することにより、梱包箱の形成および封止を実現している。
実登3214493号公報 特開2016−37301号公報
特許文献2に記載の方式では、収容箱(梱包箱)を組み立てるのに手間を要する。組み立ての容易化のため、本願考案者は、コーナー貼りを採用して薄型の収容箱を実現することを検討している。
しかしながら、薄型の収容箱においてコーナー貼りを採用するとすれば、側面板の折り畳み片に糊付けされるコーナー板の高さ方向の幅が狭いために、コーナー板と、コーナー板の接合対象(側面板等)との糊付け面積を十分に確保できないおそれがある。この場合、良好な糊付けを達成できず、その結果、コーナー板と側面板等との接合を強固に保てないおそれがある。
そこで、この考案の一つの目的は、コーナー貼りが採用され、かつ良好な糊付けが達成された薄型収容箱を提供することである。
この考案は、所定の形状の板ブランクを折り曲げて折り畳み状態に形成され、その折り畳み状態から手で箱状に組み立て可能な薄型収容箱であって、矩形状の底面板と、前記底面板の第1の側辺に連なる第1の側面板と、前記底面板において前記第1の側辺に隣接する第2の側辺に連なる第2の側面板と、前記第1の側面板に連なり、前記第2の側面板に対向するコーナー板と、前記第2の側面板において前記底面板と反対側に連なる横フラップとを含み、前記第2の側面板および前記横フラップの端部には、斜め折り線を介して折り重ね可能な折り重ね領域が設けられ、前記コーナー板が、前記第1の側面板の側辺に連なり当該側辺と同じ幅を有する連接部と、当該連接部から上方に突出する突状部とを有し、前記突状部が、折り重ねられた前記折り重ね領域と糊付けされている、薄型収容箱を提供する。
この考案の一実施形態では、前記連接部が、前記折り重ね領域と糊付けされない。
この考案によれば、コーナー貼りが採用され、かつ良好な糊付けが達成された薄型収容箱を提供できる。
この考案の一実施形態に係る薄型収容箱(封緘状態)の斜視図である。 前記薄型収容箱の折り畳み状態を示す平面図である。 前記薄型収容箱の組み立て状態を示す斜視図である。 前記薄型収容箱の展開図である。 前側のコーナー板紙および折り重ね領域を説明するための拡大展開図である。 後側のコーナー板紙および折り重ね領域を説明するための拡大展開図である。 前記薄型収容箱の組み立てを説明するための平面図である。 図3の要部を示す拡大斜視図である。
以下には、図面を参照して、この考案の実施形態について具体的に説明をする。
図1は、この考案の一実施形態に係る薄型収容箱1の斜視図である。図2は、薄型収容箱1の折り畳み状態を示す平面図である。図3は、薄型収容箱1の組み立て状態を示す斜視図である。
薄型収容箱1は、書籍や書類等の厚み(図1に示す上下方向の幅)の薄い被収容物を収容するための箱である。薄型収容箱1は、たとえば、A4サイズに対応する大きさを有しており、その厚みは、25ミリメートル以内である。そのため、薄型収容箱1を、戸建て住宅や集合住宅のポストに投函可能である。
薄型収容箱1は、上部開口2a(図3参照)を有する有底箱状の本体部2と、本体部2の上部開口2aを閉塞する蓋体3とを含む。本体部2の底部2bには、前側の2つの角部2cと、後側の2つの角部2dとが設けられている。薄型収容箱1は、後述する板紙ブランク(板ブランク)4(図4参照)を折り曲げ、かつ糊付けすることにより形成される。この明細書では、蓋体3の開く側を前方とし、蓋体3のヒンジ側を後方として説明する。また、蓋体3側を上方とし、本体部2の底部2b側を下方として説明する。
薄型収容箱1は、たとえば、図2に示す折り畳み状態で、小売店舗や配送業者において販売される。そして、小売店舗や配送業者から購入した購入者が、折り畳み状態の薄型収容箱1を、図3に示す組み立て状態に組み立てる。購入者は、組み立て状態の薄型収容箱1に、書籍や書類等の厚みの薄い被収容物を上部開口2aから収容し、その後、上部開口2aを蓋体3によって閉塞する。そして、前フラップ26を、前面1b(前面板紙12)の内側に挿し込み、かつ下フラップ25を天面1fに糊付けすることにより、図1に示すように、薄型収容箱1の封緘状態が実現される。
図4は、薄型収容箱1の展開図(すなわち、薄型収容箱1として組み立てられる前の板紙ブランク4の平面図)である。図5は、前側のコーナー板紙17Aおよび折り重ね領域22Aを説明するための拡大展開図である。図6は、後側のコーナー板紙17Bおよび折り重ね領域22Bを説明するための拡大展開図である。
図4に示すように、板紙ブランク4は、平板状の紙板を所定の形状に打ち抜くと共に、所定位置に、谷折り線、山折り線等の折り線(罫線)を付すことにより形成される。図4に図示する面の大半が、組み立て後の薄型収容箱1において内面になり、反対側の面が外面になる。換言すると、組み立て後の薄型収容箱1における内面の全てが、図2に図示する面になる。板紙ブランク4は、左右対称である。図4〜図6においては、谷折り線を破線で示し、山折り線を一点鎖線で示す(図2および図7も同様である)。
図4に示すように、板紙ブランク4は、薄型収容箱1の底面1a(図3参照)を形成する矩形状(長方形状)の底面板紙(底面板)11と、底面板紙11を取り囲む4つの矩形状の側面板紙と、薄型収容箱1の天面1f(図1参照)を形成する矩形状の天面板紙15とを備えている。4つの矩形状の側面板紙は、前面板紙(第1の側面板)12と、左右一対の端面板紙(第2の側面板)13と、後面板紙(第1の側面板)14とを含む。前面板紙12、端面板紙13および後面板紙14は、ともに細長長方形状である。前面板紙12、端面板紙13および後面板紙14における高さ方向(図4の上下方向)の幅は、略同一であり、たとえば25ミリメートル以内に設定されている。底面板紙11、前面板紙12、端面板紙13、後面板紙14等が、薄型収容箱1の本体部2(図1参照)を構成し、天面板紙15等が、薄型収容箱1の蓋体3(図1参照)を構成する。
図4に示すように、前面板紙12は、薄型収容箱1の前面1b(図1等参照)を形成する。前面板紙12は、底面板紙11の前側の長辺である前側辺(第1の側辺)11aに沿う折り線L1を介して連なっている。
一対の端面板紙13は、それぞれ、薄型収容箱1の左面1c(図3参照)および右面1d(図1参照)を形成する。底面板紙11の短辺である左側辺(第2の側辺)11bおよび右側辺(第2の側辺)11cには、当該側辺11b,11cに沿う折り線L2が形成されている。一対の端面板紙13は、折り線L2を介して底面板紙11に連なっている。
後面板紙14は、薄型収容箱1の後面1e(図3参照)を形成する。後面板紙14は、底面板紙11の長辺である後側辺(第1の側辺)11dに沿う折り線L4を介して連なっている。
天面板紙15は、後面板紙14の上辺14aに折り線L5を介して上方に連なっている。
図4に示すように、板紙ブランク4は、さらに、前面板紙12の左方および右方の側辺12bに、折り線L7を介してそれぞれ連なるコーナー板紙(コーナー板)17Aを備えている。板紙ブランク4は、後面板紙14の左方および右方の側辺14bに、折り線L8を介してそれぞれ連なるコーナー板紙(コーナー板)17Bを備えている。これら合計4つのコーナー板紙17A、17Bは、底面板紙11の重心位置を中心として点対称をなしている。
図5に示すように、個々のコーナー板紙17Aは、略方形状に形成されている。個々のコーナー板紙17Aは、連接部18Aと、薄型収容箱1の組み立て状態において連接部18Aから上方(図5で下方)に突出する突状部19Aとを含む。連接部18Aは、折り線L7に連なり、折り線L7と直交する方向に折り線L7と同じ幅で延びる矩形状である。突状部19Aは、連接部18Aに折り線L9を介して連なっている。突状部19Aは、個々のコーナー板紙17Aにおいて、前面板紙12の上辺12aよりも、端面板紙13と反対側に突出した領域である。つまり、コーナー板紙17Aの折り線L7に沿う方向における最大長さは、前面板紙12の側辺12bの長さ(すなわち、前面板紙12の高さ方向(図4の上下方向)の幅(25ミリメートル以内))よりも長くされている。突状部19Aには、糊が配置される。すなわち、突状部19Aに糊配置部30が形成される。一方、連接部18Aには、糊が配置されていない。すなわち、連接部18Aには糊配置部が設けられていない。
図6に示すように、個々のコーナー板紙17Bは、略方形状に形成されている。個々のコーナー板紙17Bは、連接部18Bと、薄型収容箱1の組み立て状態において連接部18Bから上方(図6でも上方)に突出する突状部19Bとを含む。連接部18Bは、折り線L8に連なり、折り線L8と直交する方向に折り線L8と同じ幅で延びる矩形状である。突状部19Bは、連接部18Bに折り線L10を介して連なっている。突状部19Bは、個々のコーナー板紙17Bにおいて、後面板紙14の上辺14aよりも、端面板紙13と反対側に突出した領域である。つまり、コーナー板紙17Bの折り線L8に沿う方向における最大長さは、後面板紙14の側辺14bの長さ(すなわち、後面板紙14の高さ方向の幅(25ミリメートル以内))よりも長くされている。突状部19Bには、糊が配置される。すなわち、突状部19Bに糊配置部30が形成される。一方、連接部18Bには、糊が配置されていない。すなわち、連接部18Bには糊配置部が設けられていない。
図4に示すように、個々の端面板紙13において、底面板紙11と反対側の側辺13aには、折り線L11を介して横フラップ20が連なっている。個々の端面板紙13と、それに対応する横フラップ20とによって、側面部21が構成される。個々の側面部21の折り線L11に沿う方向の両端部には、略三角形状の折り重ね領域22A、22Bが形成されている。折り重ね領域22A、22Bは、側面部21における折り重ね領域22A、22B以外の領域に対し、外側(図4の背面側)に折り重ねられる。
図4および図5に示すように、前面板紙12側の折り重ね領域22Aは、斜め折り線L13を介して、側面部21における折り重ね領域22A以外の領域と連なっている。斜め折り線L13は、側辺11b,11cと側辺13bとの交点P1を起点として、側辺11b,11c(折り線L11)と側辺13bとがなす角度(約90°)を二等分するように横フラップ20の先端縁まで延びている。
図5に示すように、個々の折り重ね領域22Aは、端面板紙13に設けられる三角形状の第1の部分23Aと、横フラップ20に設けられる直角台形状の第2の部分24Aとを含む。折り重ね領域22Aの第2の部分24Aが、コーナー板紙17Aの突状部19Aと糊によって接合されている。すなわち、第2の部分24Aに、突状部19Aの糊配置部30に対応する糊配置部40が形成される。一方、第1の部分23Aには、糊が配置されていない。すなわち、第1の部分23Aには糊配置部が設けられていない。個々の折り重ね領域22Aと、対応するコーナー板紙17Aとの接合により、前側の角部2c(図1等参照)が形成される。
図4および図6に示すように、後面板紙14側の折り重ね領域22Bは、斜め折り線L14を介して、側面部21における折り重ね領域22B以外の領域と連なっている。斜め折り線L14は、側辺11b,11cと側辺13bとの交点P2を起点として、側辺11b,11c(折り線L11)と側辺13bとがなす角度(約90°)を二等分するように横フラップ20の先端縁まで延びている。
図6に示すように、個々の折り重ね領域22Bは、端面板紙13に設けられる三角形状の第1の部分23Bと、横フラップ20に設けられる直角台形状の第2の部分24Bとを含む。折り重ね領域22Bの第2の部分24Bが、コーナー板紙17Bの突状部19Bと糊によって接合されている。すなわち、第2の部分24Bに、突状部19Bの糊配置部30に対応する糊配置部40が形成される。一方、第1の部分23Bには、糊が配置されていない。すなわち、第1の部分23Bには糊配置部が設けられていない。個々の折り重ね領域22Bと、対応するコーナー板紙17Bとの接合により、後側の角部2d(図1等参照)が形成される。
図4に示すように、板紙ブランク4は、さらに、前面板紙12の上辺12aの左右部分にそれぞれ連なった一対の封緘糊付け用の下フラップ25と、天面板紙15の前側辺15aに連なった前フラップ26と、天面板紙15の左右の側辺15bに連なった補強板紙27とを含む。
板紙ブランク4を構成する板紙は、段ボール原紙である。この実施形態では、前フラップ26と前面板紙12との弾性係合や、薄型収容箱1としての強度の兼ね合いから、板紙として、坪量が270g/m以上400g/m以下の段ボール原紙が採用されることが好ましい。坪量は一例であり、この範囲を超える坪量であってもよい。
図7は、薄型収容箱1の組み立てを説明するための平面図である。図2〜図7を参照しながら、板紙ブランク4から組み立て状態の薄型収容箱1に至るまでの工程を説明する。これらの工程は、製函機を用いて実行される。
図4に示す板紙ブランク4の展開状態から、左右の補強板紙27を内側に折り畳む。左右の補強板紙27は、天面板紙15に糊付けにより接合される。これにより、蓋体3の天面が二重構造になり、天面板紙15が補強される。
また、図4に示す板紙ブランク4の展開状態から、左右一対の側面部21(端面板紙13および横フラップ20)を内側に折り畳む。そして、かつ2つの三角形状の折り重ね領域22A、および2つの三角形状の折り重ね領域22Bを外側に折り返す。
また、一対のコーナー板紙17Aおよび一対のコーナー板紙17Bを、それぞれ、前面板紙12側および後面板紙14に向けて内側に折り畳む。この状態で、前面板紙12および後面板紙14を底面板紙11に向けて内側に折り畳む。これにより、コーナー板紙17Aが対応する折り重ね領域22Aに対向し、かつコーナー板紙17Bが対応する折り重ね領域22Bに対向する。具体的には、コーナー板紙17Aの突状部19Aが、折り重ね領域22Aの直角台形状の第2の部分24Aに対向し、コーナー板紙17Aの連接部18A、折り重ね領域22Aの三角形状の第1の部分23Aに対向する。また、コーナー板紙17Bの突状部19Bが、折り重ね領域22Bの直角台形状の第2の部分24Bに対向し、コーナー板紙17Bの連接部18Bが、折り重ね領域22Bの三角形状の第1の部分23Bに対向する。
そして、この状態で、突状部19A(糊配置部30)が第2の部分24A(糊配置部40)に糊付けされる。これにより、コーナー板紙17Aが、対応する折り重ね領域22Aに貼り付けられる(コーナー貼り)。また、突状部19B(糊配置部30)が第2の部分24B(糊配置部40)に糊付けされる。これにより、コーナー板紙17Bが、対応する折り重ね領域22Bに貼り付けられる(コーナー貼り)。このとき、連接部18A、18Bは、第1の部分23A、23Bに糊付けされない。この状態の平面形状を図7に示す。図7では、理解の容易化のため、天面板紙15を後面板紙14に対し、折り線L5に沿って外側に向けて折り畳んだ状態を示している。
そして、図7に示す状態から、天面板紙15を、後面板紙14に対し、折り線L5に沿って内側に向けて(底面板紙11に向けて)折り畳むことにより、図3に示す薄型収容箱1の組み立て状態が実現する。そして、その状態で、薄型収容箱1が出荷され、小売店舗や配送業者に納品される。
図8は、図3の要部を示す拡大斜視図である。
小売店舗や配送業者から購入した購入者は、図2に示す状態から、天面板紙15を折り線L5に沿って外側に向けて折り返し、この状態で、左右一対の側面部21(端面板紙13および横フラップ20)を外側に向けて引き起こす。これにより、左右一対の側面部21、前面板紙12および後面板紙14が立ち上がる。これにより、図3や図8に示すように、前側の2つの角部2cおよび後側の2つの角部2dが形成される。
以上によりこの実施形態によれば、側面部21(端面板紙13および横フラップ20)の端部には、斜め折り線L13、L14を介して折り重ね可能な折り重ね領域22A、22Bが設けられている。また、前面板紙12または後面板紙14から連なるコーナー板紙17A、17Bが、連接部18A、18Bと、連接部18A、18Bから上方に突出する突状部19A、19Bとを有している。そして、突状部19A、19Bが、折り重ねられた折り重ね領域22A、22Bと糊付けされている。
仮に、コーナー板紙17A、17Bにおいて突状部19A、19Bを設けないとすれば、連接部18A、18Bと、折り重ね領域22A、22Bとの糊付けにより、コーナー板紙17A、17Bと折り重ね領域22A、22Bとを接合させる必要がある。連接部18A、18Bの高さ方向の幅が狭いため、コーナー板紙17A、17Bと折り重ね領域22A、22Bとの糊付け面積を十分に確保できないおそれがある。この場合、良好な糊付けを達成できない結果、コーナー板紙17A、17Bと端面板紙13との接合を強固に保てないおそれがある。
これに対し、この実施形態では、連接部18A、18Bから上方に突出する突状部19A、19Bと折り重ね領域22A、22Bとを糊付けする。これにより、コーナー板紙17A、17Bと折り重ね領域22A、22Bとを良好に貼り合わせることができる。ゆえに、コーナー板紙17A、17Bと折り重ね領域22A、22Bとの接合を強固に達成できる。
また、連接部18A、18Bを折り重ね領域22A、22Bと糊付けしなくても、コーナー板紙17A、17Bと折り重ね領域22A、22Bとの強固な接合を実現できるので、連接部18A、18Bを、折り重ね領域22A、22Bと糊付けしていない。これにより、糊の使用量の低減を図ることができる。
以上、この考案の一実施形態について説明したが、この考案は他の形態で実施することもできる。
たとえば、蓋体3が、後面板紙14ではなく、前面板紙12に連なっていてもよい。
また、底面板紙11、前面板紙12、左右一対の端面板紙13、後面板紙14等を構成する板ブランク(板紙ブランク4)板を、段ボール原紙を用いて形成するとして説明したが、段ボール原紙に限られず、紙板として、紙器用板紙、雑板紙等が用いられてもよい。紙器用板紙の一例は、コート紙である。また、この板ブランクが、樹脂板(より具体的には、たとえば塩ビ、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテフタレート(PET)等を用いて形成された透明樹脂板)等の板紙以外の板を用いて形成されていてもよい。
また、薄型収容箱1は、書籍、書類以外の厚みの薄い被収容物を収容するものであってもよい。また、薄型収容箱1は、たとえば、A4サイズを超える大きさを有してもよいし、その厚みが25ミリメートルを超えてもよい。
その他、実用新案登録請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
1 :薄型収容箱
4 :板紙ブランク(板ブランク)
11 :底面板紙(底面板)
11a :前側辺(第1の側辺)
11b :左側辺(第2の側辺)
11c :右側辺(第2の側辺)
11d :後側辺(第1の側辺)
12 :前面板紙(第1の側面板)
12b :側辺
13 :端面板紙(第2の側面板)
14 :後面板紙(第1の側面板)
14b :側辺
17A :コーナー板紙(コーナー板)
17B :コーナー板紙(コーナー板)
18A :連接部
18B :連接部
19A :突状部
19B :突状部
20 :横フラップ
22A :折り重ね領域
22B :折り重ね領域
L13 :斜め折り線
L14 :斜め折り線

Claims (2)

  1. 所定の形状の板ブランクを折り曲げて折り畳み状態に形成され、その折り畳み状態から手で箱状に組み立て可能な薄型収容箱であって、
    矩形状の底面板と、
    前記底面板の第1の側辺に連なる第1の側面板と、
    前記底面板において前記第1の側辺に隣接する第2の側辺に連なる第2の側面板と、
    前記第1の側面板に連なり、前記第2の側面板に対向するコーナー板と、
    前記第2の側面板において前記底面板と反対側に連なる横フラップとを含み、
    前記第2の側面板および前記横フラップの端部には、斜め折り線を介して折り重ね可能な折り重ね領域が設けられ、
    前記コーナー板が、前記第1の側面板の側辺に連なり当該側辺と同じ幅を有する連接部と、当該連接部から上方に突出する突状部とを有し、
    前記突状部が、折り重ねられた前記折り重ね領域と糊付けされている、薄型収容箱。
  2. 前記連接部が、前記折り重ね領域と糊付けされない、請求項1に記載の薄型収容箱。
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