JP3227192B2 - フリーアクセスフロア用床パネル - Google Patents

フリーアクセスフロア用床パネル

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JP3227192B2 JP06537292A JP6537292A JP3227192B2 JP 3227192 B2 JP3227192 B2 JP 3227192B2 JP 06537292 A JP06537292 A JP 06537292A JP 6537292 A JP6537292 A JP 6537292A JP 3227192 B2 JP3227192 B2 JP 3227192B2
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明 宇佐美
滋喜 河井
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浩邦 須永
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床下に通信、電源ケー
ブル等の配線スペースを設けたフリーアクセスフロアの
床面を形成するフリーアクセスフロア用床パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、事務所ビル等の建築物において
は、高度情報化に対応して、コンピュータ、通信機器の
ケーブルあるいは電力ケーブルの自由な配線が可能とな
るように、床下に配線スペースを設けた二重床構造のO
Aルームが多く施工されてきている。
【0003】前記二重床構造の一例としては、図3に示
す構造が一般に知られている。この構造は、コンクリー
ト製の基礎床1上に、支持脚2…と、支持脚2間に架け
渡されたストリンカー3等で床支持梁4が施工され、こ
の床支持梁4上に、四角板状の床パネル5が複数枚敷設
されることにより、OAルームの床面6が形成されるよ
うになっている。これにより、床面6の下方空間には配
線スペース7が設けられ、コンピュータ、通信機器のケ
ーブルや、電力ケーブルが配線されるようになってい
る。
【0004】ここで、床面6を形成している複数枚の床
パネル5は、四角形状に形成されたアルミダイキャスト
製等のパネル基版8の上面に、プラスチック系タイル9
が接合されたものが一般に使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、OAルーム
は、その内部に間仕切り等を配設して会議室、リフレッ
シュコーナーなどの小スペースを設ける場合がある。こ
の場合には、会議室、リフレッシュコーナー内部を落ち
着いた雰囲気に感じさせるために、床面6を前述したタ
イル面に替えて木質床仕上にしたいという要求がある。
【0006】しかしながら、前述したプラスチック系タ
イルに替えて、木質床仕上げのためパネル基版8上に木
質単板を直に接合すると、木材は特有の反り返りや、伸
縮等の変形を生じやすいため、パネル基版8の上面に確
実に接合できないという問題があった。
【0007】また、木材は吸水性を有しており、パネル
基版8に木質単板が直接接合されると、床下に湿気が進
入するおそれがあり、配線スペース7内に配設されてい
るケーブルの絶縁性の面で問題があり、従来において
は、木質単板はフリーアクセスフロア用床パネルの床面
材として採用されていなかった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、木質単板がパネル基版の上面に均一かつ確実に一体
化接合されるとともに、床下の配線スペースへの湿気の
防御対策がなされたフリーアクセスフロア用床パネルを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フリーアクセスフロア用床パネルは、基礎床に配設され
た床支持梁上に複数枚敷設されることにより、床下に配
線スペースを設けて床面を形成する板状のフリーアクセ
スフロア用床パネルであって、それ自体が床面としての
所要強度を有する床下地材としてのパネル基版と、その
パネル基版の上面に接合された複合板とから構成され、
該複合板は、床仕上げ材としての木質単板と、その木質
単板と前記パネル基版との間に介装されて木質単板をパ
ネル基版に対して馴染ませる緩衝層として機能するとと
もに防湿層としても機能する樹脂シートとからなること
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項2記載のフリーアクセスフロ
ア用床パネルは、複合板を構成する木質単板及び樹脂シ
ートが、予め緊密に一体接合されていることを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】本発明の請求項1記載のフリーアクセスフロア
用床パネルによれば、木質単板の下面側に一体化接合さ
れた樹脂シートが、パネル基版の上面に馴染みを良くし
て接合されるため、複合板をパネル基版の上面に均一か
つ確実に一体化接合される。また、樹脂シートは、吸水
性を有する木質単板の湿気が、床下の配線スペースへ進
入してくるのを遮断する機能を果たしている。
【0012】また、請求項2記載のフリーアクセスフロ
ア用床パネルは、パネル基版に接合される複合板が、予
め木質単板と樹脂シートとが緊密に一体化接合されてい
るので、長期間の使用に際しても両者は容易に剥離せ
ず、さらには、木質単板に反り返りや伸縮等の変形が生
じたとしても、樹脂シート自身が変形して木質単板の変
形量を十分にカバーすることができる。
【0013】
【実施例】本発明のフリーアクセスフロア用床パネルの
一実施例について、図1及び図2を参照して説明する。
なお、図3に示したものと同一構成部分には、同一符号
を付してその説明を省略する。
【0014】本実施例の特徴は、床支持梁4上に敷設さ
れるけい酸カルシウム質板などからなるパネル基版8の
上面に、木質単板10と樹脂シート11とが層状に接合
されてなる複合板12が、木質単板10側を床面として
接合されて床パネル13が形成されていることである。
そして、複合板12は、予め工場において緊密に一体接
合されて現場に搬入されるようになっている。
【0015】本実施例の複合板12を構成している木質
単板10は、ナラ材からなる厚み0.3mmの単板が使用
されている。また、樹脂シート11は、厚み2.7mmの
塩化ビニールシートが使用されている。そして、木質単
板10及び樹脂シート11は、予め工場において、緊密
に一体化接合された状態で、3mm程の板厚に積層形成さ
れている。なお、木質単板11の表面には、長期間使用
されても耐磨耗性に優れた状態で木質感が持続されよう
に、ポリウレタン樹脂塗料により表面仕上げ加工が施さ
れている。
【0016】この複合板12の具体的材料としては、朝
日ウッドテック株式会社製の複合板(ウッディー1)が
使用されている。この複合板12は、日本工業規格のA
5705(ビニル床タイル)の性能基準に相当する板材
であり、加熱による長さ変化量、吸水による長さ変化
量、へこみ、残留へこみ、加熱減量に対する基準値と、
同等若しくはそれ以上の品質基準を有するように形成さ
れている。
【0017】そして、複合板12は、パネル基版8の上
面と同形状の単一板に形成されるか、複数枚の長方形状
の板材とされ、木質単板10を床面側としかつ樹脂シー
ト11を裏面側とした状態で、接着剤が塗布されたパネ
ル基版8の上面全体に貼り付けられる。
【0018】この場合、複合板12の裏面側とされた樹
脂シート11は、パネル基版8の上面に密接するように
接着面が変形しながら当接するので、パネル基版8の上
面に十分に馴染んで接着される。そして、複合板12の
上部からローラー手段等を使用して圧着されることによ
り、複合板12はパネル基版8の上面全体に接合され
る。
【0019】上記構成の複合板12がパネル基版8に一
体化接合されてなる床パネル13は、吸水性を有する木
質単板10が使用されているが、木質単板10の下面側
に接合されている樹脂シート11が、床下の配線スペー
ス7への木質単板10が含む湿気を遮断する機能を果た
しているので、配線スペース7へ湿気を進入させない。
【0020】また、複合板12は、予め工場において、
木質単板10と樹脂シート11とが緊密に一体化接合さ
れているので、長期間の使用に際しても両者は容易に剥
離せず、さらには、木質単板10に反り返りや伸縮等の
変形が生じたとしても、樹脂シート11自身が変形して
木質単板10の変形量をカバーすることができるので、
床パネル13の上面材として十分に耐久性を有するもの
である。
【0021】以上、述べたことから容易に理解できるよ
うに、本実施例のフリーアクセスフロア用床パネルは、
木質単板10の下面側に一体化接合された樹脂シート1
1が、パネル基版8の上面に馴染みを良くして接合され
るので、複合板12をパネル基版8の上面に均一かつ確
実に一体化接合することができ、しかも、樹脂シート1
1は、吸水性を有する木質単板11の湿気が床下の配線
スペース7へ進入してくるのを遮断する機能を果たして
いるので、OAルーム内に間仕切り14等を配設して会
議室、リフレッシュコーナー等の小スペース15を設け
た場合に、天然木独特の質感と色合いをだした木床仕上
げの床面16を形成することができる。
【0022】また、パネル基版8に接合される複合板1
2は、予め工場において、木質単板10と樹脂シート1
1とが緊密に一体化接合されているので、長期間の使用
に際しても両者は容易に剥離せず、さらには、木質単板
10に反り返りや伸縮等の変形が生じたとしても、樹脂
シート11自身が変形して木質単板10の変形量をカバ
ーすることができるので、十分に耐久性の優れた床パネ
ル13の上面材として使用することができる。
【0023】なお、本実施例において、木質単板10の
樹種としてナラ材を使用したが、厚さは0.3mmに限定
されるものではなく、又、他の樹種も任意選択できる。
デザインについても寄木模様など任意に設定できる。ま
た、木質単板10は、必要により裏打ちしても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のフ
リーアクセスフロア用床パネルは、それ自体が床面とし
ての所要強度を有する床下地材としてのパネル基版と、
そのパネル基版の上面に接合された複合板とから構成さ
れ、該複合板は、床仕上げ材としての木質単板と、その
木質単板と前記パネル基版との間に介装されて木質単板
をパネル基版に対して馴染ませる緩衝層として機能する
とともに防湿層としても機能する樹脂シートとからなる
ものであるから、木質単板の下面側に一体化接合された
樹脂シートが、パネル基版の上面に馴染みを良くして接
合されるため、複合板をパネル基版の上面に均一かつ確
実に一体化接合することができ、しかも、樹脂シート
が、木質単板の湿気が床下の配線スペースへ進入するの
を遮断する機能を果たすことができる。したがって、O
Aルーム内に間仕切り等を設けて形成された会議室、リ
フレッシュコーナー等の小スペースに、天然木独特の質
感と色合いを出し、かつ落ち着いた雰囲気を感じさせる
木床仕上げの床面を形成することができる。
【0025】また、請求項2記載のフリーアクセスフロ
ア用床パネルによれば、パネル基版に接合された複合板
は、予め木質単板と樹脂シートとが緊密に一体化接合さ
れているため、長期間の使用に際しても両者は容易に剥
離せず、さらには、木質単板に反り返りや伸縮等の変形
が生じたとしても、樹脂シート自身が変形して木質単板
の変形量を十分にカバーすることができるため、耐久性
の優れた床パネルの上面材として使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリーアクセスフロア用床パネルを示
す要部断面斜視図である。
【図2】本発明のフリーアクセスフロア用床パネルをO
Aルーム内の一部の床パネルに使用した状態を示す斜視
図である。
【図3】従来のフリーアクセスフロア用床パネルを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎梁 4 床支持梁 7 配線スペース 8 パネル基版 10 木質単板 11 樹脂シート 12 複合板 13 床パネル 16 床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高畠 聡 東京都港区芝大門一丁目1番26号 ニチ アス株式会社内 (72)発明者 宇佐美 明 東京都港区芝大門一丁目1番26号 ニチ アス株式会社内 (72)発明者 河井 滋喜 大阪府大阪市中央区南本町4丁目5番10 号 朝日ウッドテック株式会社内 (72)発明者 中村 茂 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 須永 浩邦 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−45126(JP,U) 実開 昭63−129033(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024 601 E04F 15/04 B32B 1/00 - 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎床に配設された床支持梁上に複数枚
    敷設されることにより、床下に配線スペースを設けて床
    面を形成する板状のフリーアクセスフロア用床パネルで
    あって、それ自体が床面としての所要強度を有する床下地材とし
    てのパネル基版と、そのパネル基版の上面に接合された
    複合板とから構成され、 該複合板は、床仕上げ材としての木質単板と、その木質
    単板と前記パネル基版との間に介装されて木質単板をパ
    ネル基版に対して馴染ませる緩衝層として機能するとと
    もに防湿層としても機能する樹脂シートとからなる こと
    を特徴とするフリーアクセスフロア用床パネル。
  2. 【請求項2】 複合板を構成する木質単板及び樹脂シー
    トは、予め緊密に一体接合されていることを特徴とする
    請求項1記載のフリーアクセスフロア用床パネル。
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KR100594510B1 (ko) * 2005-09-12 2006-06-30 조숭환 이중바닥재

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