JP3227045U - 食品用包装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラスチックによるゴミ公害等の問題を解消し、弁当その他の食品を鮮度を保持して良好かつ衛生的に収容し得る食品用包装箱を提供する。【解決手段】筒状本体1の上端を開口すると共に下端側を底板2で閉塞した食品用包装箱であって、筒状本体は、木製板材11の一方の面に、バージンパルプ製の厚紙12を重合接着して形成した複合板材13で構成する。複合板材の木製板材側を内側に配置し、複合板材を折り線を介して筒状に折り曲げて、内壁面を木製板材の面で形成した筒状本体を構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、各種の弁当、その他の各種食品を収容する食品用包装箱に関する。
従来、食品用包装箱として、四角形その他の多角形断面の筒状に形成した発泡樹脂製の筒状本体の上端を開口すると共に下端部を底板で閉塞した包装箱(折箱)が一般に知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の食品用包装箱(以下、「従来技術」という)の筒状本体は、発泡樹脂製の板材の一方の面の所定の部位にVカット等の折り線を施し、前記各折り線に沿わせて前記板材を折り曲げると共に前記板材の両端を接着等で固着して構成されている。この従来技術によれば保温性(保温効果)を有する食品用包装箱を得ることができる。
従来技術によれば、上述したように保温効果を有する食品用包装箱を得ることができる。しかし、従来技術は筒状本体を発泡樹脂製の板材で構成されているため、プラスチックによる公害、即ち、例えば海洋汚染その他の環境汚染等の問題を有している。そのため、上記問題を解消し得る食品用包装箱の開発が望まれている。
そこで、プラスチックによる上記問題を解消することを目的として、木製板材の一方(外側)の面に古紙等を材料とするチップ紙を重合接着して形成した複合板材で筒状本体を構成して製作した食品用包装箱(以下「先行技術という」)が提案された。この先行技術によれば、プラスチックによる上述した問題を解消し、かつ、一般に知られているように、木が有する殺菌作用(雑菌繁殖抑制作用)、適度の吸湿性等の特性を有する食品用包装箱(折箱)を得ることができる。
しかし、先行技術の包装箱(折箱)は、筒状本体を木製板材の一方の面にチップ紙を重合接着して形成した複合板材で構成されているので、次のような問題を有している。
(1)板材がそり返り易いので、包装箱の形状が悪くなると共に箱をきれいに作製する作業上において問題を有している。
(2)箱の特に、例えば角部(折曲部)の強度が弱く、破損し易い恐れがある。
(3)例えば弁当用等の食品用包装箱は、衛生面や安全性等を確認して管理するため、一般に米飯等の食品を箱内に収容(詰め合わせる)した状態で、衛生面や安全性等を確認する目的で、販売商品として出荷する前に、食品内に、例えば金属針やその他の金属物質が混在しているか否かを検査するために、金属探知機(センサー)を使用し、検査ラインを通過させて食品入り箱を1箱づつチェックしている。上記検査は、主に悪戯等により食品中に金属針等を刺入されることが見受けられるために実施される。そして、上記検査において、センサーが反応した商品(食品入り箱)は、不良品として取り除かれ、廃棄される。
古紙等を材料とするチップ紙は、例えばホッチキスのピンやピン屑等の金属性物質が混入している場合がある。そこで、このようなチップ紙を重合接着して形成した複合板材で筒状本体を構成した食品用包装箱の場合には、弁当等の食品は正常であっても、検査する際に金属センターが筒状本体のチップ紙のピン屑等を検知して反応する問題が生じるおそれを有している。
(4)包装箱の作製作業において、複合板材を木材用加工機で所望寸法に切断加工する際に、チップ紙に金属物質が混入している場合には、加工刃がすぐに切れ難くなる問題がある。この点については、追ってさらに説明する。
(1)板材がそり返り易いので、包装箱の形状が悪くなると共に箱をきれいに作製する作業上において問題を有している。
(2)箱の特に、例えば角部(折曲部)の強度が弱く、破損し易い恐れがある。
(3)例えば弁当用等の食品用包装箱は、衛生面や安全性等を確認して管理するため、一般に米飯等の食品を箱内に収容(詰め合わせる)した状態で、衛生面や安全性等を確認する目的で、販売商品として出荷する前に、食品内に、例えば金属針やその他の金属物質が混在しているか否かを検査するために、金属探知機(センサー)を使用し、検査ラインを通過させて食品入り箱を1箱づつチェックしている。上記検査は、主に悪戯等により食品中に金属針等を刺入されることが見受けられるために実施される。そして、上記検査において、センサーが反応した商品(食品入り箱)は、不良品として取り除かれ、廃棄される。
古紙等を材料とするチップ紙は、例えばホッチキスのピンやピン屑等の金属性物質が混入している場合がある。そこで、このようなチップ紙を重合接着して形成した複合板材で筒状本体を構成した食品用包装箱の場合には、弁当等の食品は正常であっても、検査する際に金属センターが筒状本体のチップ紙のピン屑等を検知して反応する問題が生じるおそれを有している。
(4)包装箱の作製作業において、複合板材を木材用加工機で所望寸法に切断加工する際に、チップ紙に金属物質が混入している場合には、加工刃がすぐに切れ難くなる問題がある。この点については、追ってさらに説明する。
本考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、従来技術のプラスチックによるゴミ公害等の問題を解消すると共に先行技術の木製板材の有する長所はそのまま活用し、かつ、先行技術の上述した諸問題を解消し得る食品用包装箱を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本考案のうち、1つの考案(第1の考案)は、一端を開口した筒状本体の他端部側を底板で閉塞した食品用包装箱であって、
前記本体は、木製板材の一方の面に、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成され、
前記本体の内側壁面は、前記複合板材の前記木製板材側の面で構成されていることを特徴とする。
前記本体は、木製板材の一方の面に、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成され、
前記本体の内側壁面は、前記複合板材の前記木製板材側の面で構成されていることを特徴とする。
本考案の他の1つの考案(第2の考案)は、第1の考案の食品用包装箱において、前記本体は、三角形その他の多角形断面の筒状に形成されていることを特徴とする。
本考案のさらに他の1つの考案(第3の考案)は、第1の考案の食品用包装箱において、前記本体は、対向する各角部に直線部を付与した変形四角形断面の筒状に形成されていることを特徴とする。
本考案のさらに他の1つの考案(第4の考案)は、第1の考案の食品用包装箱において、前記本体は、略隅丸四角形断面の筒状に形成されていることを特徴とする。
本考案のさらに他の1つの考案(第5の考案)は、第1ないし第4の考案のいずれかの食品用包装箱の製造に使用する箱材料板であって、所望の幅及び長さの木製板材の一方の面に、前記木製板材と同じ幅及び長さで、かつ、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成されていることを特徴とする。
本考案によれば次のような作用効果を奏する。
(1)プラスチックによるゴミ公害等の問題を解消し得る食品用包装箱を提供することができる。
(2)筒状本体は木製板材の一方の面にバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成されているので、改良技術に比べて板材がそり返る等、変形するのを防止することができる。
(3)箱の角部(折曲部)は強化されて強度が向上されるので、破損するのを防止できる。
(4)筒状本体の内側壁面は、前記複合板材の木製板材側の面で構成されているので、先行技術と同様に木が有する特性を備える包装箱を提供することができる。
(5)複合板材は木製板材の一方の面にバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成したので、木材用加工機で切断加工しても、先行技術のように加工刃がすぐに切れ難くなるのを防止できる。
(6)包装箱には金属製物質が混在することはないので、金属探知機により検査する際に先行技術のような問題を生じることはない。
(7)第5の考案によれば、前記(1)ないし(6)に記載の作用効果を奏する食品用包装箱の製造に好適な食品用包装箱用の箱材料板を提供することができる。
(1)プラスチックによるゴミ公害等の問題を解消し得る食品用包装箱を提供することができる。
(2)筒状本体は木製板材の一方の面にバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成されているので、改良技術に比べて板材がそり返る等、変形するのを防止することができる。
(3)箱の角部(折曲部)は強化されて強度が向上されるので、破損するのを防止できる。
(4)筒状本体の内側壁面は、前記複合板材の木製板材側の面で構成されているので、先行技術と同様に木が有する特性を備える包装箱を提供することができる。
(5)複合板材は木製板材の一方の面にバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成したので、木材用加工機で切断加工しても、先行技術のように加工刃がすぐに切れ難くなるのを防止できる。
(6)包装箱には金属製物質が混在することはないので、金属探知機により検査する際に先行技術のような問題を生じることはない。
(7)第5の考案によれば、前記(1)ないし(6)に記載の作用効果を奏する食品用包装箱の製造に好適な食品用包装箱用の箱材料板を提供することができる。
以下、図面を参照して本考案の実施形態の一例について説明する。
図1ないし図5は本考案の一実施形態(実施形態1)の食品用包装箱を示す。
図1ないし図5に示すように、本実施形態(実施形態1)の食品用包装箱100は、一端(図1において上端)を開口10した筒状本体1(筒状胴部)と、前記本体1の他端部側(図1において下端部側)を閉塞して設けた底板2と有している。実施形態1の前記本体1は四角形断面(図示では略長方形)の筒状に形成されている。前記本体1は所望の大きさに形成される。
前記筒状本体1は、所望の肉厚の木製板材11の一方の面(本体1の外側になる面)に、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙12を重合接着して形成した複合板材13で構成されている。複合板材13は長方形に形成され、前記本体1は後述するように、複合板材を各折り線に沿って折り曲げ、その両端を接着して構成されている。前記本体1の内側側面は、複合板材の木製板材の面で構成されている。したがって、複合板材13には、木製板材11側の面を内側に向けて折り曲げるように折り線が施されている。
木製板材11の種類は特に限定するものではなく、任意に選択して採用できる。例えば、エゾ松、トド松、アカ松、シナ、ファルカタ、スプルスその他の木を採用できる。但し、上記に限定するものではない。
バージンパルプ製の厚紙12は、木材を材料にした新しいパルプ製の厚紙である。このパルプ紙は強度が高く、例えば、牛乳パック等に採用されている。
前記複合板材13を形成する木製板材11の肉厚及びバージンパルプ製の厚紙の肉厚は特に限定するものではなく、所望の肉厚に決定できる。例えば、前者11の肉厚:約1.5〜約3.0ミリ、後者12の肉厚:約1.0〜約2.5ミリ程度に設定することができる。実施形態1では、前者11の肉厚及び後者12の肉厚を約2.0ミリに設定したものを採用してある。但し、上記は一例として挙げたもので、上記範囲に限定するものではない。この点については後述する各実施形態においても同様である。
前記底板2は所望の肉厚の前記木製板材11やバージンパルプ製の厚紙、或いはその他の任意の素材で構成する。そして、この実施形態1では、前記本体1の他端に底板2を接着して食品用包装箱を構成してある。なお、筒状本体1の外側面には、所望に応じて木目模様その他の任意の模様を印刷等により施してもよい。
実施形態1の食品用包装箱100は上記のように構成したもので、この包装箱は従来の食品用包装箱と全く同様に各種の弁当、その他の各種食品の包装用として使用するものである。なお、図示しないが、所望の上蓋を被せることも従来と同様である。
次に実施形態1の食品用包装箱100の製造方法の一例につき説明する。図5には、前記包装箱の筒状本体1の製造に使用する食品用包装箱の箱材料板(原材料板)の一例が開示されている。この箱材料板3は、所望の肉厚、所望の幅及び長さの木製板材31の一方の面に、前記板材31と同一の幅及び長さで、かつ、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙32を重合接着した複合板材で構成されている。
前記箱材料板3(原材料板)の幅及び長さは特に限定するものではないが、例えば幅約36cm〜50cm、長さ約2m〜5m程度に形成したものを採用できる。但し、上記範囲に限定するものではない。前記木製板材31の肉厚及びバージンパルプ製の厚紙32の肉厚も特に限定されるものではないが、例えば前者31の肉厚として、約1.5ミリ〜約3.0ミリ程度、後者32の肉厚として、約1.0ミリ〜約2.5ミリ程度のものを採用できる。本実施形態(実施形態1)では、前者31及び後者32の肉厚を約2.0ミリに設定したものを採用してある。但し、上記範囲に限定するものではない。
図2に示すように、前記箱材料板3の木製板材31側の面に前記板3の幅方向に向けて板3の一側から他側にかけて所定の距離間隔で折り線14(Vカット)を施す。また、前記材料板3を前記筒状本体1の周方向の長さに対応する長さに切断15する。上記工程により一次加工板材33を得る。
前記一次加工板材33の加工作業は公知の方法により箱材料板3を作業ラインに沿って搬送し、図示しない加工部を通過させて行える。一次加工板材33の両端、即ち、切断15部の端部は斜めにカットされる。この加工は、一次加工板材33の両端に位置する部位における折り線14(Vカット)の部位を切断するようにカット加工(切断15)することにより行える。この切断加工作業も従来と同様の公知の方法を採用して実施することができる。上記作業工程により得られた一次加工板材33のうち、先端部(図2において上端)に形成される切断片34、及び一次加工板材33の最後部の下端に形成される切断片34(図示せず)は不使用部材であり、廃棄される。
次いで、図3(a)に示すように、上記工程により得られた一次加工板材33を作業ラインに沿って搬送してカッター部(図示せず)を通過させ、一次加工板材をカッター部で所定寸法の幅に切断16して筒状本体1を構成する複合板材13を得る。この切断加工も従来公知の方法を採用して実施できる。
次いで、図4に示すように、前記複合板材13を各折り線14に沿って内側に折り曲げると共に、前記板材13の両端(斜めにカットされた面)を接着17して筒状本体1を形成する。上記工程により内側壁面を木製板材11、また、外側壁面をバージンパルプ製の厚紙で構成した筒状本体1が製造される。そして、本体1の他端(図4において下端)に底板2を接着することにより、本実施形態(実施形態1)の食品用包装箱100が製造される。
なお、実施形態1の食品用包装箱は、底板2を筒状本体1の下端に接着して構成した例を開示したが、例えば特許文献1の公報や実用新案登録第3143291号公報の図6等に開示されているように、底板を上げ底形に構成してもよいこと勿論である。この点については後述する各実施形態の食品用包装箱においても同様である。
実施形態1の食品用包装箱によれば次のような作用効果を奏する。
(1)プラスチックによるゴミ公害等の問題を解消し得る食品用包装箱を提供することができる。
(2)筒状本体は木製板材の一方の面にバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成されているので、板材がそり返る等、変形するのを防止することができる。
(3)上記(2)の構成により、箱の製造作業を簡単、かつ、円滑良好に行うことができる。
(4)箱の角部(折曲部)は強化されて強度が向上されるので、破損するのを防止できる。
(5)筒状本体の内側壁面は木製板材で構成されているので、その特性として吸湿作用及び雑菌繁殖抑制作用を有している。したがって、米飯や各種弁当、或いはその他の各種の食品の鮮度を長時間にわたり衛生的に保持することができる。
(6)先行技術のように、木製板材の一方の面にチップ紙を重合接着して形成した複合板材で筒状本体を構成した場合、包装箱の作製作業において、複合板材を木材用加工機で所定寸法に切断加工する際に、チップ紙に金属物質が混入している場合、加工機の加工刃(切断刃)が金属物質の部分に接触ないし切断すると、加工刃の刃がすぐに切れ難くなる。一方、実施形態1では上記(2)の構成により、複合板材には金属物質は混入していないので、木材用加工機で板材を切断加工しても先行技術のように加工刃の切れ味が低下することなく、長時間に亘り円滑良好に使用することができる。したがって、板材の切断加工の効率性を向上することができる。
(7)包装箱の筒状本体には金属製の物質が混在することはないので、金属探知機により検査する際に先行技術による上述したような問題が生じることはない。
(1)プラスチックによるゴミ公害等の問題を解消し得る食品用包装箱を提供することができる。
(2)筒状本体は木製板材の一方の面にバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成されているので、板材がそり返る等、変形するのを防止することができる。
(3)上記(2)の構成により、箱の製造作業を簡単、かつ、円滑良好に行うことができる。
(4)箱の角部(折曲部)は強化されて強度が向上されるので、破損するのを防止できる。
(5)筒状本体の内側壁面は木製板材で構成されているので、その特性として吸湿作用及び雑菌繁殖抑制作用を有している。したがって、米飯や各種弁当、或いはその他の各種の食品の鮮度を長時間にわたり衛生的に保持することができる。
(6)先行技術のように、木製板材の一方の面にチップ紙を重合接着して形成した複合板材で筒状本体を構成した場合、包装箱の作製作業において、複合板材を木材用加工機で所定寸法に切断加工する際に、チップ紙に金属物質が混入している場合、加工機の加工刃(切断刃)が金属物質の部分に接触ないし切断すると、加工刃の刃がすぐに切れ難くなる。一方、実施形態1では上記(2)の構成により、複合板材には金属物質は混入していないので、木材用加工機で板材を切断加工しても先行技術のように加工刃の切れ味が低下することなく、長時間に亘り円滑良好に使用することができる。したがって、板材の切断加工の効率性を向上することができる。
(7)包装箱の筒状本体には金属製の物質が混在することはないので、金属探知機により検査する際に先行技術による上述したような問題が生じることはない。
図6は、本考案の他の実施形態(実施形態2)の食品用包装箱を示す。なお、実施形態2において、実施形態1で既に説明した構成と共通する構成部等には同一符号を付して説明を省略する。この点については、後述する各実施形態においても同様である。
実施形態2の食品用包装箱200は、筒状本体1の形状に特徴がある。
図6に示すように、実施形態2の食品用包装箱200の筒状本体1は、三角形断面の筒状に構成されている。他の構成は実施形態1と同様である。また、実施形態2の食品用包装箱200は、実施形態1と同様の方法により製造される。
実施形態2の食品用包装箱は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図7は、本考案のさらに他の実施形態(実施形態3)の食品用包装箱を示す。実施形態3の食品用包装箱300も筒状本体1の形状に特徴がある。
図7に示すように、実施形態3の食品用包装箱300の筒状本体1は、六角形断面の筒状に構成されている。他の構成は実施形態1と同様である。また、実施形態3の食品用包装箱300は、実施形態1と同様の方法により製造される。
実施形態3の食品用包装箱は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用され、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図8は、本考案のさらに他の実施形態(実施形態4)の食品用包装箱を示す。実施形態4の食品用包装箱400も筒状本体1の形状に特徴がある。
即ち、図8に示すように、実施形態4の食品用包装箱400の筒状本体1は、八角形断面の筒状に構成されている。他の構成は実施形態1と同様である。また、実施形態1と同様の方法に製造される。
実施形態4の食品用包装箱は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図9は、本考案のさらに他の実施形態(実施形態5)の食品用包装箱を示す。実施形態5の食品用包装箱500も筒状本体1の形状に特徴がある。
即ち、図9に示すように、実施形態5の食品用包装箱500の筒状本体1は、本体1の対向する各角部に所望長さの直線部4を付与して形成した変形四角形断面の筒状に構成されている。他の構成は実施形態1と同様である。また、実施形態1と同様の方法により製造される。
実施形態5の食品用包装箱は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより実施形態1と同様の作用効果を奏する。
図10及び図11は、本考案のさらに他の実施形態(実施形態6)の食品用包装箱を示す。実施形態6の食品用包装箱600は、筒状本体1の構成に特徴がある。
図10に示すように、実施形態6の食品用包装箱600の筒状本体1は、本体1の各角部に丸みを付与して形成した略隅丸四角形断面の筒状に構成されている。前記本体1は、複合板材13に所定の間隔で折り線14Aを形成し、各折り線14Aに沿って板材13を内側に湾曲を付与して折り曲げると共に、前記板材13の両端を接着17等で固着して略隅丸四角形断面の筒状に形成されている。なお、実施形態6の前記複合板材13の両端は斜めに切断することなく、直角に切断されている。
前記各折り線14Aは、図11に示すように、複合板材13の所定部位に、前記板材13の幅方向に向けて所望間隔を存して平行に形成した複数本(図示では5本)の切込線14a、14b、14c、14d、14eで構成されている。なお、切込線14a…14eの構成については図11(b)を参照。
上記により、図11(c)に示すように、前記板材13を各折り線14Aに沿って内側へ折り曲げることにより、前記板材13は各折り曲げ角部(四隅部)に湾曲を付与して折り曲げられるように構成されている。なお、角部の湾曲の大きさや曲率は切込線14a…14eの本数や間隔等により調整することができる。他の構成は実施形態1と同様である。また、実施形態6の食品用包装箱600は、前記切込線14a…14eの形成加工作業以外は実施形態1と同様の方法により製造される。
実施形態6の食品用包装箱は上記のように構成され、実施形態1と同様に使用される。これにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
なお、上記各実施形態1〜6では、底板2を筒状本体1の下端に接着して構成した例を開示したが、上述したように、底板を上げ底形に構成してもよい。
また、上記した各実施形態は一例として開示したもので、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載の技術思想を越脱しない範囲内において任意に変更可能なものである。
1 筒状本体
2 底板
3 箱材料板
10 開口
11 木製板材
12 バージンパルプ製の厚紙
13 複合板材
2 底板
3 箱材料板
10 開口
11 木製板材
12 バージンパルプ製の厚紙
13 複合板材
Claims (5)
- 一端を開口した筒状本体の他端部側を底板で閉塞した食品用包装箱であって、
前記本体は、木製板材の一方の面に、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成され、
前記本体の内側壁面は、前記複合板材の前記木製板材側の面で構成されている
ことを特徴とする食品用包装箱。 - 前記本体は、三角形その他の多角形断面の筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用包装箱。
- 前記本体は、対向する各角部に直線部を付与した変形四角形断面の筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用包装箱。
- 前記本体は、略隅丸四角形断面の筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の食品用包装箱。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の食品用包装箱の製造に使用する箱材料板であって、
所望の幅及び長さの木製板材の一方の面に、前記木製板材と同じ幅及び長さで、かつ、所望の肉厚のバージンパルプ製の厚紙を重合接着して形成した複合板材で構成されている
ことを特徴とする食品用包装箱の箱材料板。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
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