JP3226981B2 - 角膜内皮細胞観察撮影装置 - Google Patents

角膜内皮細胞観察撮影装置

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JP3226981B2
JP3226981B2 JP25111292A JP25111292A JP3226981B2 JP 3226981 B2 JP3226981 B2 JP 3226981B2 JP 25111292 A JP25111292 A JP 25111292A JP 25111292 A JP25111292 A JP 25111292A JP 3226981 B2 JP3226981 B2 JP 3226981B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼の角膜に向けて
照明光を照射して被検眼の角膜内皮細胞像を観察及び撮
影する角膜内皮細胞観察撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、角膜の内皮は、幼児期において
4,000個〜5,000個の細胞を有している。そし
て、この多数の細胞の内の一つが死ぬと、隣接した細胞
に死んだ細胞が吸収されて徐々に細胞の数が減ると同時
に細胞単体の大きさが大きくなる。
【0003】一方、細胞が死滅減少してその数が、例え
ば、500個以下となると、眼科手術の際に細胞の一部
がメスにより切断されて死滅することにより、角膜に栄
養が供給されず感染等の角膜疾患に至ることがあるため
手術は行わないようになっている。
【0004】そこで、眼科手術前にあっては、角膜内皮
細胞の形状や細胞数を計測してその劣化等を確認し、角
膜手術による人工的細胞死滅を受けても悪影響を与えな
い範囲の細胞数を有しているかどうかを予め確認する必
要があった。また、角膜の手術後にあっても内皮細胞の
被損状態等の経過を確認する必要があった。
【0005】このような、角膜内皮細胞を確認するため
の装置としては、スリットランプに角膜内皮観察用の光
学アタッチメントを装着して角膜内皮細胞像を観察撮影
する非接触式の角膜内皮細胞観察撮影装置が開発されて
いる。
【0006】この非接触式の角膜内皮細胞観察撮影装置
は、照明光学系からの照明光を被検眼の角膜に導き、撮
影光学系を介して撮影することにより、角膜の内皮細胞
像を画面に表示すると同時に、角膜内皮細胞観察撮影装
置の内部、或は別体に画像処理装置等を設けて単位面積
当りの細胞数等の諸データを測定・演算し、その測定・
演算結果を画面に表示していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
角膜内皮細胞観察撮影装置にあっては、細胞の数を測定
・演算するための回路が必要となり、眼科細胞撮影装置
が高価なものとなるばかりでなく、演算処理等に時間を
要するものであった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、単位面積当りの角膜内皮細胞像のおよその細胞数
を容易に確認することができ、検査時間の短縮化を図る
ことができる角膜内皮細胞観察撮影装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、観察用の照明光源からの
照明光を被検眼の角膜に向けて照射する照明光学系と、
角膜内皮細胞を含めて前記角膜からの反射像を受像して
観察する観察光学系と、該観察光学系による前記角膜か
らの反射像を表示する表示装置と、該表示装置に表示さ
れた前記角膜内皮細胞像の表示状態を制御する画像制御
手段と、前記表示装置に表示された前記角膜内皮細胞像
の単位面積当りの個数を判断するために縦横に擬似のパ
ターンを配置し且つ大きさを異ならせた複数種類のパタ
ーン像を前記表示装置に隣接して合成表示させると共に
前記複数種類のパターン像のひとつを選択して前記表示
装置に表示された前記角膜内皮細胞像に重ねて表示した
上でその選択されたパターン像の表示位置を任意に移動
させるパターン制御手段とを備えていることを要旨とす
る。
【0010】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
照明光学系により観察用の照明光源からの照明光が被検
眼の角膜に向けて照射され、観察光学系により角膜内皮
細胞を含めた角膜からの反射像が受像されて表示装置に
表示される。
【0011】一方、この表示装置に表示された角膜内皮
細胞像の表示状態が画像制御手段により制御されると共
に、パターン制御手段により表示装置に表示された角膜
内皮細胞像の単位面積当りの個数を判断するために縦横
に擬似のパターンを配置し且つ大きさを異ならせた複数
種類のパターン像が表示装置に隣接して合成表示され且
そのひとつを選択して表示装置に表示された角膜内皮
細胞像に重ねて表示した上で、選択されたパターン像の
表示位置が任意に移動される。
【0012】
【実施例】次に、本発明の角膜内皮細胞観察撮影装置の
実施例を図1乃至図10に基づいて説明する。
【0013】図10は、本発明の角膜内皮細胞観察撮影
装置としての装置本体Hの外観を示す側面図である。こ
の図10において、60は固定架台、61は固定架台6
0上に搭載された移動架台である。
【0014】移動架台61には、移動架台61の被検眼
に対する相対位置を調整すべく移動架台61を前後左右
方向に移動変位させると共に、マニュアル撮影モードの
際に撮影を実行するための撮影スイッチ62aを有する
レバー62と、装置光学系を内蔵すると共に上下方向に
変位可能な筺体63と、マニュアル操作モードの際に筺
体63の検者側に設けられた表示装置64の画面表示状
態を切り換えるための表示切換スイッチ65と、表示装
置64での角膜内皮表示状態を操作する表示操作装置6
6とを備えている。
【0015】図1は角膜内皮細胞観察撮影装置の装置光
学系を示す平面図である。図1において、1は被検眼E
の前眼部を観察する前眼部観察光学系である。
【0016】前眼部観察光学系1は、ハーフミラー2、
対物レンズ3、ハーフミラー4、光路切り換えミラー
5、CCD6から大略構成され、O1はその光軸であ
る。被検眼Eの前眼部は前眼部照明光源7によって照明
される。ハーフミラー2はアライメント指標光投影手段
としてのアライメント光学系8の一部を構成している。
【0017】アライメント光学系8は、図2に示すよう
に、アライメント用光源9、ピンホール板10、投影レ
ンズ11、絞り12、ハーフミラー13を有する。ピン
ホール板10は投影レンズ11の焦点に配置され、ピン
ホール板10を透過したアライメント指標光は、投影レ
ンズ11により平行光束とされ、ハーフミラー13を介
してハーフミラー2に導かれる。その平行光束はハーフ
ミラー2により反射されて角膜Cに導かれるものであ
る。ハーフミラー13は固視標投影光学系14の一部を
構成している。
【0018】固視標投影光学系14は、固視標光源1
5、ピンホール板16、複数の固視標光源15を提示す
るための光学部材17、投影レンズ18を有する。
【0019】固視標投影光学系14からの固視標光はハ
ーフミラー13、ハーフミラー2を介して被検眼Eに導
かれる。その際、固視標光は、光学部材17の反射面1
9,20において複数回反射されることにより、複数個
の固視標光源像が被検眼Eに提示される。被検者は、そ
の視度に応じた固視標光源像を固視し、アライメント調
整はその固視標光源像を固視させつつ行うものである。
【0020】アライメント光束Kは、図3に示すよう
に、角膜Cの表面Tで反射される。そのアライメント光
束Kは角膜頂点Pと角膜曲率中心O3との間の中間位置
に輝点像Rを形成するようにしてその表面Tで反射され
る。その反射光束はハーフミラー2を介して対物レンズ
3に導かれる。
【0021】対物レンズ3に導かれた反射光束は、その
一部がハーフミラー4によって反射され、残りの光束は
ハーフミラー4を通過する。ハーフミラー4により反射
された反射光束は受光手段としてのアライメント検出セ
ンサー4’に導かれる。アライメント検出センサー4’
には、例えば、ポジションセンサー(PSD)が用いら
れ、その手段の詳細は後述する。
【0022】光路切り換えミラー5は、常時は前眼部観
察光学系1の光路から退避されている。また、光路切り
換えミラー5は、その一面に遮光面5aを有し、その他
面に全反射面5bを有する。ハーフミラー4を通過した
光束は、CCD6に導かれて結像され、CCD6に輝点
像が形成される。ハーフミラー4はアライメントパター
ン投影光学系21からの光束を反射する。
【0023】アライメントパターン投影光学系21は、
アライメントパターン用光源22、アライメントパター
ン板23、投影レンズ24から概略なっている。
【0024】アライメントパターン板23には円環状パ
ターンが形成されている。円環状パターンを形成するパ
ターン形成光束はハーフミラー4によって反射されてC
CD6に導かれ、CCD6に円環状パターン像が形成さ
れる。このCCD6は表示装置64に接続されている。
【0025】表示装置64の画面25には、図4に示す
ように、被検眼Eの前眼部像26と円環状パターン像2
7が表示される。角膜Cにより反射されて輝点像R’を
形成する光束が円環状パターン像27の中央に位置する
ように装置本体Hを上下(Y方向)、左右(X方向)に
振らせてアライメント調整を行い、被検眼Eの眼球光軸
O2と装置光軸O1とを合致させる。また、装置本体H
を被検眼Eに対して前後(Z方向)にずらして作動距離
を設定する。
【0026】前眼部観察光学系1の両側には、照明光学
系28と観察撮影光学系29とが設けられている。照明
光学系28は被検眼Eの角膜Cに向けて斜め方向から照
明光束を照射する。
【0027】照明光学系28は、観察用の照明光源3
0、集光レンズ31、赤外フィルター31’、撮影用の
照明光源32、集光レンズ33、スリット板34、投光
レンズ35を有する。照明光源30と照明光源32とは
集光レンズ31に関して共役である。
【0028】照明光源30にはハロゲンランプが用いら
れ、照明光源32にはキセノンランプが用いられる。照
明光源30から出射された光束は、集光レンズ31、赤
外フィルター31’を経て照明光源32の配設位置で一
旦収束される。この赤外光束は照明光源32から射出さ
れたかのようにして集光レンズ33に導かれる。この集
光レンズ33により集光された赤外光束はスリット板3
4に導かれる。スリット板34には細長い長方形状のス
リット36が形成されている。赤外光束はこのスリット
36を通過して投光レンズ35に導かれる。
【0029】35’は光路長補正用の光学部材である。
図1は内皮細胞観察時に光路中に挿入した状態である。
可視光での撮影時には退避して光路長を補正するので凸
レンズで構成されている。また、逆に観察時に光路中に
光学部材35’を挿入せず撮影時に挿入しようとする場
合には、平行平面板或は凹レンズにすればよい。尚、光
学部材35’の挿入場所は図示位置の外に投光レンズ3
5と角膜Cとの間に設けることも考えられる。アライメ
ントが完了した状態では、スリット板34と角膜Cとは
投光レンズ35に関して略共役であり、角膜Cにはスリ
ット光束が照射される。このスリット光束は角膜Cをそ
の表面Tから内部に向かって横切る。
【0030】観察撮影光学系29は対物レンズ40、ハ
ーフミラー41、マスク42、リレーレンズ43、ミラ
ー44、変倍レンズ45、合焦レンズ46、光路切り換
えミラー5から大略構成されている。
【0031】光路切り換えミラー5は、マニュアル撮影
モードの場合にはミラー切換スイッチ65を押圧するこ
とにより前眼部観察光学系1の光路に挿入される。ま
た、オート撮影モードの場合にはアライメント検出セン
サー4’からの出力信号により自動的に前眼部観察光学
系1の光路に挿入される。アライメントが完了した状態
ではマスク42と角膜Cとは対物レンズ40に関してほ
ぼ共役である。
【0032】スリット光束は角膜Cにおいて反射され
る。その反射の状態を図5に示す。スリット光束の一部
は空気と角膜Cとの境界面である角膜表面Tにおいてま
ず反射される。その角膜表面Tからの反射光束Lの光量
が最も多い。角膜内皮細胞Nからの反射光束Mの光量は
相対的に小さい。角膜実質M’からの反射光束L’の光
量が最も小さい。反射光束Mは対物レンズ40により集
光されて光路長補正部材40’を経て、ハーフミラー4
1に導かれる。
【0033】光路長補正部材40’は、図1に示したよ
うに、赤外照明光での観察時にその光路へ挿入され、可
視光での撮影時にはその光路から退避される。このとき
の光路長補正部材40’は凸レンズが使用される。ま
た、逆に、撮影時に平行平面板或は凹レンズを光路長補
正部材40’としてその光路へ挿入することにより、基
準位置に角膜内皮細胞像を形成させ、観察時に光路補正
部材40’をその光路から退避させることも可能であ
る。なお、光路長補正部材43’もこの光路長補正部材
40’と同様の動きと形状を有し、その挿入場所は図1
に示した位置の他、対物レンズ40の手前(角膜C側)
や、ハーフミラー41とマスク42との間、合焦レンズ
46と光路切り換えミラー5との間でも同様の効果を得
ることができる。
【0034】反射光束の一部はハーフミラー41により
反射されてラインセンサー47に導かれる。また、ハー
フミラー41を通過した反射光束は、マスク42に導か
れ、角膜内皮細胞Nを含めて角膜断面像がマスク42の
配設位置に形成される。
【0035】マスク42は角膜内皮細胞像を形成する以
外の余分の反射光束を遮光する役割を果たす。角膜内皮
細胞像を形成する反射光束は、光路長補正部材43’、
リレーレンズ43、ミラー44、変倍レンズ45、合焦
レンズ46を介して光路切り換えミラー5に導かれ、光
路切り換えミラー5により反射された後、CCD6に結
像される。
【0036】角膜Cの断面方向に対してラインセンサー
47は、図6(ロ)に示すように配置されていて、反射
光束の強度分布は図6(イ)に示すようなものとなる。
図6(イ)において、符号Uは角膜Cの表面Tにおいて
反射された反射光束によるピークである。符号Vは角膜
Cの内皮細胞部分のピークである。
【0037】ピークUは光像49に対応し、ピークVは
角膜内皮細胞像48に対応する。光像49はマスク42
によって遮光されないとしたら角膜表面Tからの反射光
束により形成される光像である。なお、50は角膜実質
M’からの反射光束による光像である。
【0038】ラインセンサー47の各番地の素子の出力
は、図1に示すように、合焦判断回路47’に入力され
る。合焦判断回路47’はピークU及びピークVを含む
信号全てを記憶して演算処理することによりピークVの
番地を判断する。また、合焦判断回路47’はピークV
の番地Lがラインセンサー47の中心番地Qに一致する
か否かを判断する。
【0039】装置本体Hを被検眼Eの前眼部に向かって
離反接近させる(装置光学系をZ方向に移動させる)と
ピークVの番地Lが移動する。装置本体HはピークVの
番地Lが中心番地Qに一致するとき、角膜内皮細胞が合
焦されるように設計されている。
【0040】前眼部観察光学系1により画面25に表示
された前眼部像26を見ながら、レバー62を操作し
て、輝点像R’が所定の円環状パターン像27に近づく
ように移動架台61を概略操作する。これにより、輝点
像R’を形成する反射光束がアライメント検出センサー
4’に導かれる。アライメント検出センサー4’により
その輝点像R’のX方向位置情報とY方向位置情報とが
検出される。
【0041】合焦判断回路47’は、ピークVの番地L
が中心番地Qの範囲にあるとき、マニュアル撮影モード
際には点滅制御回路52に向って信号を出力し、オート
撮影モードの際にはミラー駆動回路53に向って信号を
出力する。
【0042】点滅制御回路52は、合焦判断回路47’
及びアライメント検出センサー4’からの出力信号に基
づいてアライメントパターン用光源22を点滅させる。
【0043】マニュアル撮影モード際には、検者はアラ
イメントパターン用光源22の点滅による画面25上の
円環状パターン像27の点滅を見てミラー切換スイッチ
65を押圧する。これにより、ミラー駆動回路53に信
号が出力され、この信号の出力により光路切り換えミラ
ー5が前眼部観察光学系1の光路内に挿入される。
【0044】オート撮影モード際には、ミラー駆動回路
53に出力された信号により光路切り換えミラー5が前
眼部観察光学系1の光路内に自動的に挿入される。
【0045】この光路切換ミラー5の光路内への挿入に
より、画面25上には、図7(ロ)に示すように、角膜
内皮細胞像48が表示される。
【0046】マニュアル撮影モード際には、検者はこの
表示を観察しながら角膜内皮細胞像48の合焦がベスト
ピントとなるように装置本体Hを移動操作した後、撮影
スイッチ62aを押圧すると照明光源32が発光して角
膜内皮細胞像48の撮影が実行される。オート撮影モー
ドの際には、マニュアル撮影モード際に光路切換ミラー
5の光路内への挿入に連動して照明光源32が発光して
角膜内皮細胞像48の撮影が実行される。
【0047】角膜内皮細胞像48の撮影が完了すると、
検者は表示操作装置66を操作して画面25上に角膜内
皮細胞像48の単位面積当りの個数を判断するためのパ
ターン像54を合成させる。
【0048】表示操作装置66は、図7(イ)に示すよ
うに、ズームスイッチ67、パターンスイッチ68、縮
小スイッチ69、拡大スイッチ70、カラースイッチ7
1、取り消しスイッチ72、プリントスイッチ73、選
択スイッチ74、方向スイッチ75を備えている。
【0049】ズームスイッチ67は、画面25上に表示
されている単位面積当りの細胞数を示す個数(例えば、
1000個単位)に対応した大きさの異なる複数種類の
パターンサンプル55,56,57,58を段階的に変
更する際に使用され、このズームスイッチ67を押圧し
た後、方向スイッチ75の↑スイッチ75a又は↓スイ
ッチ75bを押圧することによりパターンサンプル5
5,56,57,58のパターンの大きさが変化する。
この時、各パターンサンプル55,56,57,58の
下方に表示された個数も同時に変化する。
【0050】パターンスイッチ68は、図7(イ)に示
した正六角形、図8(イ)に示した菱形、図8(ロ)に
示した正方形、図8(ハ)に示した円形等、適宜のパタ
ーン形状を選択する際に使用される。
【0051】縮小スイッチ69及び拡大スイッチ70
は、角膜内皮細胞像48の画面表示上の大きさを任意又
は段階的に縮小又は拡大するためのもので、画面25に
角膜内皮細胞像48のみが表示されている場合には、角
膜内皮細胞像48の縮小・拡大に連動してパターンサン
プル55,56,57,58も等倍に縮小拡大され、角
膜内皮細胞像48とパターン像54とが合成された状態
のときには両者が同時に縮小・拡大される。
【0052】カラースイッチ71は、角膜内皮細胞像4
8又はパターン像54の何れか一方の表示色を可変する
際に使用され、この何れか一方の表示色を可変すること
により角膜内皮細胞像48とパターン像54とが容易に
区別される。
【0053】取り消しスイッチ72は、各種スイッチ6
7〜73の直前の操作を取り消す際に使用される。
【0054】プリントスイッチ73は、画面25に表示
されている角膜内皮細胞像48又は角膜内皮細胞像48
とパターン像54との合成画像を図示しないプリンタに
プリントする際に使用される。
【0055】選択スイッチ74は、パターンサンプル5
5,56,57,58に対応した選択実行スイッチ74
a,74b,74c,74dを備え、画面25に角膜内
皮細胞像48のみが表示されている際には、任意の選択
実行スイッチ74a,74b,74c,74dを押圧す
ることにより、押圧された選択実行スイッチ74a,7
4b,74c,74dに対応したサンプルパターン5
5,56,57,58がパターン像54として合成表示
される。
【0056】また、この合成状態にあるときに、選択実
行スイッチ74a,74b,74c,74dを押圧する
と、押圧したものに対応したサンプルパターン55,5
6,57,58とパターン像54が切り換えられる。
【0057】方向スイッチ75は、パターン像47の表
示位置を任意に移動させる際に使用され、このパターン
像47の移動により角膜内皮細胞像48とパターン像4
7との比較が容易となる。
【0058】尚、パターン像54の画面上の移動操作
は、方向スイッチ75の他に図示しないマウスにより操
作してもよい。
【0059】図9は、このような表示操作装置65によ
る画面25の制御を示す。図9において、76はCCD
6に結像された像を記憶するフレームメモリ、77は表
示操作装置66からの操作信号の入力に基づいてフレー
ムメモリ76に記憶された像を縮小・拡大や染色等の制
御をする画像制御装置、78はパターン制御回路79に
よりパターンの選択・拡大・縮小・染色等の制御された
パターンを像として角膜内皮細胞像48と合成するため
の画像合成回路である。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る角膜内皮細胞観察撮影装置
は、以上説明のように構成したので、単位面積当りの角
膜内皮細胞像のおよその細胞数を容易に確認することが
でき、検査時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる角膜内皮細胞観察撮影装置の実
施例を示す光学系の説明図である。
【図2】本発明に係わるアライメント光学系を示す図で
ある。
【図3】本発明に係わるアライメント指標光束の反射状
態を示す図である。
【図4】前眼部像の表示状態を示す図である。
【図5】角膜におけるスリット光束の反射状態を示す図
である。
【図6】角膜内皮細胞像とラインセンサーに受光される
光量との関係を示し、(イ)は光量分布のグラフ図、
(ロ)はラインセンサーに受光された角膜内皮細胞像の
説明図である。
【図7】(イ)は操作部の正面図、(ロ)は表示状態を
示すモニタの正面図である。
【図8】(イ)〜(ハ)はそれぞれパターン形状の変形
例を示す説明図である。
【図9】画面の制御を示すブロック図である。
【図10】本発明に係わる角膜内皮細胞観察撮影装置の
全体構成を示す側面図である。
【符号の説明】
E…被検眼 C…角膜 28…照明光学系 29…観察撮影光学系(観察光学系) 30…照明光源 48…角膜内皮細胞像 54…パターン像 64…表示装置 77…画像制御装置(画像制御手段) 79…パターン制御装置(パターン制御手段)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察用の照明光源からの照明光を被検眼
    の角膜に向けて照射する照明光学系と、角膜内皮細胞を
    含めて前記角膜からの反射像を受像して観察する観察光
    学系と、該観察光学系による前記角膜からの反射像を表
    示する表示装置と、該表示装置に表示された前記角膜内
    皮細胞像の表示状態を制御する画像制御手段と、前記表
    示装置に表示された前記角膜内皮細胞像の単位面積当り
    の個数を判断するために縦横に擬似のパターンを配置し
    且つ大きさを異ならせた複数種類のパターン像を前記表
    示装置に隣接して合成表示させると共に前記複数種類の
    パターン像のひとつを選択して前記表示装置に表示され
    た前記角膜内皮細胞像に重ねて表示した上でその選択さ
    れたパターン像の表示位置を任意に移動させるパターン
    制御手段とを備えていることを特徴とする角膜内皮細胞
    観察撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記角膜内皮細胞像を縮小・拡大させる
    内皮ズーム手段と、前記角膜内皮細胞像の縮小・拡大に
    連動して前記パターン像を等倍に縮小拡大させるパター
    ンズーム手段とを有することを特徴とする請求項1に記
    載の角膜内皮細胞観察撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記角膜内皮細胞像又は前記パターン像
    の表示状態の色や濃度を変更させる変色手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の角膜内皮細胞観察
    撮影装置。
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