JP3226949B2 - レンズメータ - Google Patents

レンズメータ

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JP3226949B2
JP3226949B2 JP01764192A JP1764192A JP3226949B2 JP 3226949 B2 JP3226949 B2 JP 3226949B2 JP 01764192 A JP01764192 A JP 01764192A JP 1764192 A JP1764192 A JP 1764192A JP 3226949 B2 JP3226949 B2 JP 3226949B2
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幸男 池沢
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M11/00Testing of optical apparatus; Testing structures by optical methods not otherwise provided for
    • G01M11/02Testing optical properties
    • G01M11/0228Testing optical properties by measuring refractive power
    • G01M11/0235Testing optical properties by measuring refractive power by measuring multiple properties of lenses, automatic lens meters

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム入りの累進多
焦点レンズ、素性の明らかでない累進多焦点レンズの測
定部位を正確に把握し得るレンズメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、老視矯正用として、境目のな
い累進多焦点レンズがあるが、この累進多焦点レンズは
遠用部,近用部及び両者の間の累進帯部が複雑な非球面
で連続的に構成されているので、二重焦点レンズのよう
に外観で遠用部,近用部を知ることができず、このた
め、レンズメーカーは眼鏡店に納品される円形のアンカ
ットレンズに各種のマーク、例えば、遠用部マーク,近
用部マーク,幾何学中心及び光学中心を示すマーク,隠
しマーク等を設け、レンズメータにより例えば遠用部に
おける球面度数の測定を行う場合には遠用部マークをレ
ンズメータの測定光軸に合わせ、近用部における球面度
数の測定を行う場合には、近用部マークをレンズメータ
の測定光軸に合わせて測定を行っている。
【0003】ところで、アンカットレンズの周囲が研削
されて眼鏡フレームに入れられたフレーム入り累進多焦
点レンズ(眼鏡レンズともいう)を測定することが必要
となることがあるが、フレーム入り累進多焦点レンズで
は周囲が研削されてアンカットレンズに設けられていた
各種のマークのうち遠用部マーク,近用部マークを含め
てそのいくつかが消されてなくなっており、かつ、フレ
ーム入り累進多焦点レンズは形状が対称的ではないので
遠用部,近用部を外観で見分けるのが困難である。
【0004】そこで、従来、各メーカーはレンズマーク
シートを予め準備し、眼鏡店ではその隠しマークとレン
ズマークシートとに基づき遠用部,近用部の測定を行う
ようにしているが、各メーカーのマークシートの全てが
眼鏡店に準備されているとは限らず、準備されていたと
してもその管理が大変であり、また、その隠しマークを
探し出すこと自体が困難であるのみならず、探し出して
レンズマークシートをフレーム入り累進多焦点レンズに
貼付けて測定する作業も面倒であるという問題点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来においても、特開
昭61−200441号公報に開示されているように、
フレーム入り累進多焦点レンズの光学中心から各レンズ
メーカーが指定した寸法だけずらして遠用度数,近用度
数を測定するという測定方法が提案されているが、この
測定方法は累進多焦点レンズの種類が予めわかっていな
いと遠用度数,近用度数を測定できないという不具合が
ある。
【0006】本発明の目的は、隠しマーク,メーカ提供
のレンズマークシートを必要とせず、かつ、素性の明ら
かでない累進多焦点レンズであってもその測定部位の把
握が容易で近用度数測定の正確性向上を図ることが可能
なレンズメータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
累進多焦点レンズの光学特性を測定可能な測定光学系を
有するレンズメータにおいて、前記累進多焦点レンズの
遠用部から近用部方向に亘る各測定部位での前記測定光
学系による光学特性を記憶する記憶手段と、この記憶手
段に記憶した各測定部位での光学特性のうちの加入度数
を縦軸に帯状に表示するとともに、横軸にプリズム値、
累進帯中心からの距離、円柱度数の中から選ばれるいず
れかのパラメータを表示する表示手段を有することを特
徴とするものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】請求項記載の発明は、前記表示手段を、
累進多焦点レンズの測定部位が累進帯に属するときは加
入度数を帯状に表示するとともに、測定部位が累進帯か
らずれたときは、前記帯状の表示を消去し、測定部位を
示す指標のみを対応する加入度数と、測定したプリズ
ム値、累進帯中心からの距離、円柱度数の中から選ばれ
るいずれかのパラメータとで定まる位置に表示するよう
にしたものである。
【0013】
【0014】
【作用】以下に上述した各発明の作用を説明する。
【0015】請求項1記載の発明における測定光学系に
累進多焦点レンズを配置し、遠用部から近用部方向に移
動させつつ測定光学系により各測定部位の光学特性を測
定する。各測定部位での光学特性の各測定値は逐次記憶
手段に記憶される。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】請求項1記載の発明における表示手段は、
加入度数を縦軸に帯状に表示し、横軸プリズム値、累
進帯中心からの距離、円柱度数の中から選ばれるいずれ
かのパラメータを表示する。これにより、累進多焦点レ
ンズの測定位置に対する移動状態と、表示手段の表示態
様とが対応することになり、測定者の累進多焦点レンズ
に対する特性認識が容易となる。
【0024】請求項記載の発明における表示手段は、
累進多焦点レンズの測定部位が累進帯に属するときは加
入度数をその度数に応じた幅で帯状に表示する。
【0025】また、測定部位が累進帯からずれたとき
は、前記帯状の表示を消去し、測定部位を示す指標のみ
を対応する加入度数と、測定したプリズム値、累進帯中
心からの距離、円柱度数の中から選ばれるいずれかのパ
ラメータとで定まる位置に表示する。
【0026】これにより、累進帯における加入度数の視
覚認識、測定部位が累進帯からずれたときの累進多焦点
レンズの特性認識が容易となる。
【0027】
【0028】
【実施例】以下に、本発明に係るレンズメータの実施例
を説明する。
【0029】図4に示すように、眼鏡等に用いられる累
進多焦点レンズ1の場合、遠用部2,近用部3を含めて
遠用部2から近用部3に至る累進帯部4の間では、加入
度数(球面度数S)の変化はあるが、円柱度数C,軸角
度Aには基本的に変化がないという性質があり、また、
斜線で示す左領域5a,右領域5bでは不正な歪みが現
れて乱視成分が測定に現れ、その左領域5a,右領域5
bで測定を行うと、円柱度数Cに傾きが生じ、また、軸
角度Aに変化が生じるという性質がある。
【0030】また、前記左領域5a,右領域5bにおけ
る円柱度数Cは、累進帯部4からの距離に対応して一律
に増加するもののほか、距離の増加にもかかわらず減少
するものも存在する。
【0031】本実施例のレンズメータ10は、上述した
累進多焦点レンズ1の本質的特性に基づいて構成されて
いる。
【0032】即ち、図1に示すレンズメータ10は、前
記累進多焦点レンズ1の遠用部2から近用部3方向に亘
る各測定部位での球面度数S,円柱度数C,軸角度Aか
らなる光学特性を測定する光源11及び測定光学部12
からなる測定光学系13と、この測定光学系13による
球面度数,円柱度数,軸角度,プリズム値の各測定値を
逐次記憶する記憶手段14と、この記憶手段14に記憶
された遠用部2及び各測定部位での球面度数S,円柱度
数Cを比較するとともに累進帯4の左右の領域5a,5
bにおける円柱度数Cの傾きを利用して測定部位が前記
累進帯4に属するか又はこの累進帯4の左右いずれの領
域に属するかを判別する判別手段15と、この判別手段
15の判別結果を表示する表示手段16と、全体の制御
を行う制御手段17と、測定指示等を入力する入力手段
18と、図2に示すように前記累進多焦点レンズ1のフ
レーム1aに接触可能に配置され、このフレーム1aが
右目用と左目用とで形状が異なることに基づき右目用の
フレーム1aの場合にはオン動作を、左目用のフレーム
1aの場合にはオフ状態を継続するマイクロスイッチ1
9とを具備している。
【0033】前記測定光学系13に挿入される累進多焦
点レンズ1は、図2に示すように、そのフレーム1aと
ともにレンズ受け21上に載置され、また、フレーム1
aをレンズテーブル22に当接させることで測定準備が
整うようになっている。
【0034】前記表示手段16は、図5,図6に示すよ
うに、制御手段17の制御の基に判別手段15の判別結
果を基にして球面度数Sを累進帯表示部に棒状又は線状
で表示し、また、球面度数S,円柱度数Cで定まる位置
を累進帯表示部の左右いずれかの領域に+印で示す指標
αで表示するようになっている。
【0035】次に、上述した構成のレンズメータ10の
作用を図2,図3及び図5,図6をも参照して説明す
る。
【0036】まず、図2に示すように、右目用として構
成されたフレーム1a入りの累進多焦点レンズ1をレン
ズメータ10のレンズ受け21に載せ、そのフレーム1
aをレンズテーブル22に当接させる。このとき、この
累進多焦点レンズ1のフレーム1aは右目用であるた
め、その外周部が前記マイクロスイッチ19に接触して
オン動作させる。この結果、制御手段17により表示手
段16の画面上に「右」の文字を表示させることがで
き、検者に右目用の累進多焦点レンズ1であることを直
ちに認識させることができる。
【0037】そして、レンズメータ10のレンズ受け2
1に、測定部位Pとしての遠用部2の近傍が位置するよ
うにレンズテーブル7を前後に移動させるとともに、累
進多焦点レンズ1を左右(矢印方向)に動かして球面度
数S,円柱度数C,軸角度Aに変化がないことを確めつ
つ前記測定光学系13により遠用度数としての球面度数
S及び円柱度数C,軸角度Aを測定する。
【0038】測定された球面度数S,円柱度数C,軸角
度Aは、制御手段17の制御の基に前記記憶手段14に
記憶される。また、このときの球面度数S,円柱度数
C,軸角度Aは、表示手段16により図5に示すように
数値として表示される。
【0039】同時に、測定部位Pがほぼ遠用部2に一致
しているので、視標αが図5に示すように表示される。
【0040】次に、図3に示すように、近用部3の近傍
である左領域5aの測定部位P1 がレンズ受け21の真
上にくるように、レンズテーブル22を動かした場合、
前記測定光学系13により左領域5aにおける測定部位
P1 の球面度数S,円柱度数C,軸角度Aが測定され、
測定結果が制御手段17に送られる。
【0041】判別手段15は、制御手段17の制御の基
に、測定光学系13により測定した左領域5aにおける
測定部位P1 の球面度数S,円柱度数Cと、前記記憶手
段14に記憶した遠用部2の球面度数S,円柱度数Cと
を比較するとともに、既述した左領域5aにおける円柱
度数Cの傾きを利用して、この場合の測定部位P1 が前
記累進体4の左側にあることを判別し、判別結果を制御
手段17に送る。
【0042】制御手段17は、この判別結果を基に表示
手段16を制御し、測定点部位P1が前記累進体4の左
側にあること示す指標αを図6に示すように累進体表示
部16aの左側に表示する。尚、図6に示す表示例は、
球面度数S=1.50,円柱度数C=0.50の場合を
表している。
【0043】このようにして、本実施例のレンズメータ
1によれば、素性の明らかでない累進多焦点レンズ1で
あってもその測定位置の把握が容易で近用度数測定の正
確性を期すことができる。また、前記表示手段16は、
測定点が前記累進帯4に属する場合にはこのときの球面
度数Sを累進帯表示部16aに棒状で表示し、測定点が
前記累進帯4の左領域5aに属する場合にはこのときの
球面度数S,円柱度数Cで定まる位置を累進帯表示部1
6aの左領域5aを示す指標αで表示するものであるか
ら、検者は実際の測定部位を視覚により明確に認識でき
る。
【0044】また、前記累進帯表示部16aを傾斜状態
としているので、累進多焦点レンズ1の累進帯4の傾き
に対応させることができ、視覚認識をより明確にするこ
とができる。
【0045】尚、前記表示手段16の表示態様として
は、図5,図6に示す場合のほか、図7に示すように、
右目用の累進帯表示部16aに加えて、左目用の累進帯
表示部16bを併せて表示するようにすることもでき
る。
【0046】次に本発明の他の実施例を図8を参照して
説明する。
【0047】図8は、前記測定光学系13として、同図
に斜線で示す光束23a又は光束23bを照射する光源
11と、前記レンズ受け21に十文字に配置した一対の
CCD素子22a,22bとを用いていることが特徴で
ある。
【0048】そして、例えば光源11から累進多焦点レ
ンズ1を透過して一対のCCD素子22a,22bに入
射する光束23a,23bにより測定部位Pco、測定部
位PC1,測定部位PC2の各円柱度数CC0,CC1,CC2を
測定して、円柱度数CC0,CC1,CC2の差により円柱度
数Cの傾きを判別手段15により判別し、さらに、既述
した図5,図6の場合と同様な表示を行うようにしたも
のである。
【0049】この場合、円柱度数Cの傾きは累進帯4か
らの距離とともに一律に増加しないものもあるが、上述
した測定を複数回繰り返すことで円柱度数Cの傾きの傾
向を測定でき、これにより、検者は実際の測定部位を明
確に認識できる。
【0050】また、図8に示す測定光学系13における
CCD素子22a,22bによる測定部位の領域を拡大
することで、累進多焦点レンズ1が右目用か左目用かを
一回の測定で把握することもできる。
【0051】次に、図9乃至図18を参照して本発明の
さらに別の実施例を説明する。
【0052】図9に示すレンズメータ10Aは、図1に
示すレンズメータ10と略同様の構成であるが、前記表
示手段16の代りに、CRTディプレイ又は液晶ディプ
レイを用いた表示部16Aと、制御手段17の制御の基
に表示部16Aの表示態様を後述するように種々に変化
させる表示駆動部26とからなる表示手段25を用いた
ことが特徴である。
【0053】以下にこのレンズメータ10Aの作用を前
記表示部16Aに表示される累進多焦点レンズ1の各特
性の表示態様を主にして説明する。
【0054】前記測定光学系6により測定された累進多
焦点レンズ1の円柱度数C、加入度数S、プリズム値P
r(プリズムジオプタ)(Δ)、軸角度A、瞳孔間距離
PD等の各値は、制御手段17の制御の基に表示駆動部
26に送られる。
【0055】表示駆動部26は、予め設定した表示用の
プログラムに基づき表示部16Aに表示情報を送り、例
えば、図10に示すように、縦軸に累進多焦点レンズ1
の特性のうちの加入度数Sを、横軸に円柱度数Cを表示
する。この場合、加入度数Sは一定の幅L1 を持った棒
グラフ状に表示するものである。図10に示す例は、加
入度数Sのピーク値が2.75、円柱度数Cが0.25
の場合である。
【0056】さらに、表示部16Aには加入度数Sのピ
ーク値が2.75が数値情報として合せて表示される。
【0057】また、図11に示すように、表示部16A
の表示態様を、縦軸に累進多焦点レンズ1の特性のうち
の加入度数Sを、横軸にプレズム値Prを示す状態にす
ることもできる。図11に示す例は、加入度数Sのピー
ク値が2.75、プリズム値Prが10Δの場合であ
る。
【0058】さらに、図12に示すように、表示部16
Aの表示態様を、縦軸に累進多焦点レンズ1の特性のう
ちの加入度数Sを、横軸に測定部位の累進帯中心からの
距離x(mm)(=10Pr/S;プレンティスの公式によ
る。)を示す状態にすることもできる。図11に示す例
は、加入度数Sのピーク値が2.75、距離x=10(m
m)の場合である。
【0059】このような図10乃至図12に示す各表示
態様とすることにより、当該累進多焦点レンズ1の加入
度数Sのピーク値及びプリズム値Pr、累進帯中心から
の距離x、円柱度数Cの各値を視覚的に容易に認識可能
となる。
【0060】また、図13に示すように、累進多焦点レ
ンズ1の加入度数Sの値が2.00である場合に、前記
表示部16Aに表示される棒グラフの幅を図10に示す
場合よりも狭い幅L2 で表示し、加入度数Sのピーク値
も数字スケールの2.00の位置にすることにより、加
入度数Sの変化をピーク値及び棒グラフの幅双方で認識
でき、加入度数Sの視覚的な把握がより容易となる。
【0061】次に、図14乃至図16を参照して、累進
多焦点レンズ1の測定部位P,P2,P3 と、表示部1
6Aの表示態様との関係について説明する。
【0062】図14に示すように、累進多焦点レンズ1
の測定部位が遠用部2に相当するPのとき、表示部16
Aには、この場合の加入度数+3.0に相当する狭い幅
を持った一対の累進帯4とそれ以外の領域とを区画する
境界線30A,30Bが表示される。尚、図14中、P
0 はレンズメータ10Aの測定位置を示す原点像を示す
ものである。
【0063】次に、前記累進多焦点レンズ1の測定部位
をずらし、図15に示すように、測定部位を近用部3に
近いP2 とした場合には、前記境界線30A,30Bの
幅はこのときの加入度数+2.0に応じて図14に示す
場合よりも広くなり、かつ、加入度数+2.0に対応す
る棒グラフ31が表示される。そして、前記境界線30
A,30Bの位置は累進多焦点レンズ1の測定部位をず
らした分だけ表示部16A上で上方にずれる。この際、
前記原点像P0 は位置不変である。
【0064】さらに、前記累進多焦点レンズ1の測定部
位をずらし、図16に示すように、測定部位を累進帯か
ら外れたP3 とした場合には、前記境界線30A,30
Bの幅はこのときの加入度数+2.50に応じて図14
に示す場合よりもさらに広くなり、かつ、加入度数+
2.0に対応する棒グラフ31Aが表示される。そし
て、前記境界線30A,30Bの位置は累進多焦点レン
ズ1の測定部位をずらした分だけ表示部16A上で横方
向にずれる。この際、前記原点像P0 は位置不変であ
る。
【0065】このような表示部16Aの表示態様とする
ことにより、累進多焦点レンズ1の測定位置に対する移
動状態と、表示部16Aの表示態様とが対応することに
なり、測定者の累進多焦点レンズ1に対する各種の特性
認識が容易となる。
【0066】また、前記表示部16Aの表示態様を、累
進多焦点レンズ1の測定部位が累進帯に属するときは加
入度数Sをその度数に応じた幅で棒グラフ状に表示して
おき、測定部位が累進帯からずれたときは、図17に示
すように、棒グラフを消し、測定部位を示す×印の指標
αのみを対応する加入度数Sと円柱度数Cとで定まる位
置に表示することも可能である。
【0067】これにより、累進帯における加入度数Sの
視覚認識、測定部位が累進帯からずれたときの累進多焦
点レンズ1の特性認識が容易となる。
【0068】さらに、図18に示すように、累進多焦点
レンズ1の加入度数Sが+2.00、円柱度数Cが−
0.5である場合に、前記表示部16Aの表示態様を、
円柱度数Cの値に応じて棒グラフが円柱度数C=−0.
5に対応する位置までふくらんだものとすることもでき
る。これにより、当該累進多焦点レンズ1の円柱度数C
の変化の視覚認識が容易となる。
【0069】本発明は、上述した実施例の他、その要旨
の範囲内で種々の変形が可能である。
【0070】例えば、上述した実施例では、球面度数S
を累進帯表示部に棒状で表示したが、線状で表示しても
よい。
【0071】また、上述した実施例では、円柱度数Cで
定まる部位を累進帯表示部の隣に指標αで表示したが、
指標αの形状は×印の他種々の形状を選定し得ることは
いうまでもない。
【0072】さらに、本実施例においては、フレーム入
り累進多焦点レンズについてのみ説明したが、アンカッ
トレンズの測定にも適用できる他、プリズムシーニング
加工を施された累進多焦点レンズにも適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上詳述した請求項1記載の発明によれ
ば、光学特性の変化の態様に応じて測定部位の変化の状
況が表示されるので、素性の明らかでない累進多焦点レ
ンズであってもその測定部位の把握が容易で近用度数測
定の正確性を向上し得るレンズメータを提供することが
できる。
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】請求項記載の発明によれば、累進帯にお
ける加入度数の視覚認識、測定部位が累進帯からずれた
ときの累進多焦点レンズの特性認識の容易化を図ること
が可能なレンズメータを提供することができる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズメ−タの実施例の構成を示
すブロック図
【図2】本実施例のレンズメ−タにおける累進多焦点レ
ンズの測定状態を示す説明図
【図3】本実施例のレンズメ−タにおける累進多焦点レ
ンズの測定状態を示す説明図
【図4】累進多焦点レンズの光学的構成を示す説明図
【図5】本実施例のレンズメ−タにおける表示手段の表
示態様を示す説明図
【図6】本実施例のレンズメ−タにおける表示手段の表
示態様を示す説明図
【図7】本実施例のレンズメ−タにおける表示手段の表
示態様の他例を示す説明図
【図8】本発明に係るレンズメ−タの他の実施例の測定
光学系の構成を示す説明図
【図9】本発明に係るレンズメ−タのさらに別の実施例
の構成を示すブロック図
【図10】図9に示す実施例の表示部の表示態様を示す
説明図
【図11】図9に示す実施例の表示部の表示態様を示す
説明図
【図12】図9に示す実施例の表示部の表示態様を示す
説明図
【図13】図9に示す実施例の表示部における円柱度数
の表示幅を変化した状態の説明図
【図14】図9に示す実施例において累進多焦点レンズ
の測定部位と表示部の表示態様との関係を示す説明図
【図15】図9に示す実施例において累進多焦点レンズ
の測定部位と表示部の表示態様との関係を示す説明図
【図16】図9に示す実施例において累進多焦点レンズ
の測定部位と表示部の表示態様との関係を示す説明図
【図17】図9に示す実施例において累進多焦点レンズ
の測定部位が累進帯からずれた場合の表示部の表示態様
を示す説明図
【図18】図9に示す実施例において円柱度数に応じて
表示部の表示態様を変化した場合を示す説明図
【符号の説明】
1 累進多焦点レンズ 2 遠用部 3 近用部 4 累進帯 10 レンズメータ 13 測定光学系 14 記憶手段 15 判別手段 16 表示手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−200441(JP,A) 特開 平2−186235(JP,A) 特開 昭61−251732(JP,A) 特開 平2−1516(JP,A) 実開 平1−135344(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 累進多焦点レンズの光学特性を測定可能
    な測定光学系を有するレンズメータにおいて、前記累進
    多焦点レンズの遠用部から近用部方向に亘る各測定部位
    での前記測定光学系による光学特性を記憶する記憶手段
    と、この記憶手段に記憶した各測定部位での光学特性の
    うちの加入度数を縦軸に帯状に表示するとともに、横軸
    にプリズム値、累進帯中心からの距離、円柱度数の中か
    ら選ばれるいずれかのパラメータを表示する表示手段を
    有することを特徴とするレンズメータ。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、累進多焦点レンズの測
    定部位が累進帯に属するときは加入度数を帯状に表示す
    るとともに、測定部位が累進帯からずれたときは、前記
    帯状の表示を消去し、測定部位を示す指標のみを対応
    する加入度数と、測定したプリズム値、累進帯中心から
    の距離、円柱度数の中から選ばれるいずれかのパラメー
    タとで定まる位置に表示するものである請求項記載の
    レンズメータ。
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