JP3226470B2 - 同期整流回路及びスイッチング電源回路 - Google Patents

同期整流回路及びスイッチング電源回路

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JP3226470B2
JP3226470B2 JP33180896A JP33180896A JP3226470B2 JP 3226470 B2 JP3226470 B2 JP 3226470B2 JP 33180896 A JP33180896 A JP 33180896A JP 33180896 A JP33180896 A JP 33180896A JP 3226470 B2 JP3226470 B2 JP 3226470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
回路及び同期整流回路に関し、特に、電界効果トランジ
スタ(以下、FETという)を整流素子として有する同
期整流回路及びこれを用いたスイッチング電源回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチング電源回路及び同期
整流回路に関する従来技術を示す文献として、「特開平
4−127869号公報」がある。図2に、当該公報に
係るスイッチング電源回路を示す。スイッチング電源回
路は、入力電圧源1をスイッチングしてトランス5の1
次側に高周波信号を印加する1次側回路部と、トランス
5の2次側に誘起された高周波信号から所望の直流電圧
を得る2次側回路部とからなる。ここで、2次側回路部
は、整流回路6と平滑回路7とからなり、整流回路6に
よって同期整流された高周波信号を平滑回路7で平滑す
ることにより、所望の直流電圧を得ている。
【0003】なお、整流回路6は、整流用MOSFET
9と、フライホイール用MOSFET10と、MOSF
ET制御部12とからなる。このうち、MOSFET制
御部12は、主スイッチ制御回路2から取り込んだ入力
パルス信号に基づいて駆動信号を生成し、MOSFET
10をオン/オフ制御している。ここで、MOSFET
制御部12は、MOSFET10のゲート電圧がフォー
ルダウンするときのドレイン電圧をタイミング判定回路
17で検出し、さらにその検出結果に基づいて、切替サ
イクルにおけるオン/オフ切替タイミングが「適正」状
態であるか、「早い」状態であるか、「遅い」状態であ
るか遅延回路制御信号発生回路18で判定することによ
り、遅延回路15における遅延時間を適正に変化させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の整流回路6においては、3段階のタイミング判定を
行っているため、回路構成が複雑になるばかりでなく、
判定基準となる電位の設定値によって特性が異なるた
め、判定基準の電位をシビアに設定しなければならない
問題があった。これにより、ノイズマージンに対する不
安や量産時の特性のばらつきに問題が生じていた。
【0005】また、整流回路6は、基本となるパルス信
号をトランス5の1次側回路部より取り出しているた
め、絶縁を考慮した設計を行なう必要や配線の引き回し
が因難であるという問題点があった。
【0006】さらに、負荷電流の大きさに依らず、常に
FETを制御しているため、使用するFETの種類や動
作周波数によっては、負荷電流が小さいにもかかわら
ず、FETを駆動するために比較的大きな駆動電力が必
要となり、整流効率が悪化するという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の発明においては、電界効果トランジスタを用
いた同期整流回路において、以下の手段を備えたことを
特徴とする。
【0008】すなわち、(1) 電界効果トランジスタのタ
ーンオフ時におけるゲート電荷の移動を検出する検出手
段と、(2) 検出手段の検出結果により、電界効果トラン
ジスタに対する駆動信号の1パルスの継続時間を決定
し、電界効果トランジスタを制御する制御手段とを備
え、(3)検出手段は、上記電界効果トランジスタのゲー
トに蓄積された電荷の引き抜き時に生じる当該電界効果
トランジスタの電圧又は電流の変化と、他の素子又は自
身の電圧又は電流とを比較し、上記電界効果トランジス
タのターンオフのタイミングが所望のものより早いか又
は遅いかを判断することにより、上記電界効果トランジ
スタのゲート電荷の移動を検出するようにする。
【0009】また、第2の発明においては、整流回路に
同期整流回路を用いたスイッチング電源回路において、
以下の手段を備えたことを特徴とする。
【0010】すなわち、(1) 電源と、(2) 電源から供給
される電流を整流又は転流する電界効果トランジスタ
と、(3) 第1の発明の同期整流回路とを備えるようにす
る。
【0011】このように、第1及び第2の発明における
同期整流回路は、駆動対象である電界効果トランジスタ
におけるゲート電荷の移動の有無を検出し、その検出結
果に基づいて、駆動信号の1パルスの継続時間を決定す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、本発明に係る同期整流回路と、これを用いるスイ
ッチング電源回路の第1の実施形態を説明する。
【0013】本発明は、FETを整流素子として用いる
同期整流回路において、FETからゲート電荷を引き抜
くのに使用される回路ループに生じる電気的変化、すな
わちターンオフ時におけるゲート電荷の移動(電流)自
身又はそれによって生じる電圧を検出し、その検出結果
に基づいてFETの駆動信号におけるパルス幅を変化さ
せる制御部についてのものである。なお、ゲート電荷の
移動を直接又は間接的に検出するのは、FETが電荷制
御素子であるためである。
【0014】(A−1)第1の実施形態の構成 図1は、第1の実施形態に係るスイッチング電源回路の
全体構成を示すブロック図である。なお、図1には、図
2との同一、対応部分に同一、対応符号を付して示して
ある。
【0015】この実施形態に係るスイッチング電源回路
の場合も、入力電圧源1をスイッチングしてトランス5
の1次側に高周波信号を印加する1次側回路部と、トラ
ンス5の2次側に誘起された高周波信号から所望の直流
電圧を得る2次側回路部との2つの回路部を基本構成と
する。
【0016】1次側回路部は、入力電圧源1と、主スイ
ッチ制御回路2と、主スイッチ3からなる。ここで主ス
イッチ3は、トランス5の一次側に入力電圧源1と直列
に接続されている。主スイッチ3は、主スイッチ制御回
路2から出力される高周波の駆動信号によりオン/オフ
され、高周波の電圧を、トランス5の1次側に印加す
る。
【0017】一方、2次側回路部は、整流回路6Aと平
滑回路7からなる。整流回路6Aは、トランス5の2次
側に接続されており、FET又はダイオード9Aを用い
て、トランス5の2次側に誘起された高周波の電流を整
流している。整流回路6Aの出力は、チョークコイルや
容量などで構成される平滑回路7に接続されて平滑さ
れ、所定の直流電力として負荷8に供給される。
【0018】次に、整流回路6Aの具体的な構成を説明
する。MOSFET10のソースは、トランス5の2次
側の一端に接続され、そのドレインは、整流用ダイオー
ド9Aのカソードに接続されている。MOSFET制御
部12A(以下、制御部12Aという)は、MOSFE
T10のゲートと接続されている。MOSFET10
は、リカバリ損失及びチャネルの逆方向電流による損失
のない同期整流を行うため、制御部12により駆動制御
されている。
【0019】制御部12Aの詳細な構成を、以下さらに
説明する。制御部12Aは、遅延回路15A、駆動回路
16A、電荷移動検出回路19、遅延回路制御信号発生
回路18Aから構成されている。ここで、電荷移動検出
回路19は、駆動回路16Aと接続されている。これに
より、電荷移動検出回路19が、MOSFET10のゲ
ート電荷引き抜きの回路ループを監視し、電荷の移動
(電流)自身又はそれに伴う電圧の変化を検出する。な
お、電荷移動に伴う電圧の変化については、後に詳細に
説明する。電荷移動検出回路19の出力は、遅延回路制
御信号発生回路18Aに送出される。遅延回路制御信号
発生回路18Aは、電荷移動検出回路19の出力信号に
応じた遅延時間を持つ信号を、遅延回路15Aに送出す
る。遅延回路15Aは、遅延回路制御信号発生回路18
Aに接続されており、遅延回路制御信号発生回路18A
の信号を受けて、駆動信号を生成する。この駆動信号
は、駆動回路16Aを介して、MOSFET10のゲー
トに入力され、MOSFET10をオン/オフ制御す
る。
【0020】(A−2)第1の実施形態の動作 (A−2−1)動作原理 次に、以上の構成を有する実施形態に係るスイッチング
電源回路における整流回路6Aの動作原理を説明する。
まず、FETのゲート電荷移動による電圧の発生につい
て説明する。
【0021】一般に、FETを駆動する場合、その駆動
回路から見たFETは、容量性の負荷となる。このた
め、直流的に電流が流れるのではなく、ゲートの寄生容
量分を充電(又は放電)するときのみ電荷の移動があ
る。この電荷の移動は、電荷の移動ループ内のインダク
タンス(寄生も含む)によって、L・di/dtの電圧
を発生させる。また、抵抗(寄生も含む)によって、R
・dq/dtの電圧を発生させる。従って、FETを最
適に制御するためには、ドレイン電流がゼロとなるとき
に、FETがターンオフするようにゲート電荷の引き抜
きが行われるように制御しなければならない。
【0022】そこでまず、図1の駆動回路16Aのドレ
インに接続された電荷移動検出回路19が、MOSFE
T10がターンオフするときにおけるゲート電荷の移動
を検出する。次に、電荷移動検出回路19が、MOSF
ET10の印加電圧VDSが低電位時にゲート電荷の移動
が存在するか判断する。さらに、電荷移動検出回路19
は、遅延回路制御信号発生回路18Aを介して、適切な
遅延時間情報を遅延回路15Aに送出する。
【0023】ここで遅延時間とは、MOSFET10の
ゲート電圧が「H」から「L」に落ちた時点から実際に
電荷の引き抜きが完了するまでの時間である。遅延回路
15Aは、遅延回路制御信号発生回路18Aから受信し
た信号により、駆動信号のパルス幅を適正に変化させ
る。以上の制御により、MOSFET10が適正に制御
され、ボディダイオード10に流れる電流、MOSFE
T10のリカバリ損失、及びチャネルの逆方向電流によ
る損失が無くなる。
【0024】(A−2−2)動作内容 次に、図1の実施形態に係るスイッチング電源回路にお
ける整流回路6Aの動作内容を詳細に説明する。
【0025】まず、スイッチング電源回路の起動時、M
OSFET10のVDSが低電位である時は、ゲート電荷
引き抜きによる電圧は発生しない。これは、ゲート電荷
の引き抜きが、VDSが高電位にある時に行われるからで
ある。しかしながら、MOSFET10は、VDSが低電
位時であっても、次第に、ゲート電荷引き抜きによる電
圧が発生するようになる。これは、遅延回路制御信号発
生回路18Aが徐々に遅延時間を増大させる方向に、遅
延時間の制御電圧又は電流を変化させているためであ
る。
【0026】電荷移動検出回路19は、VDSが低電位の
時にゲート電荷の引き抜きが行われたことを検出する
と、遅延回路制御信号発生回路18Aへ信号を送出す
る。遅延回路制御信号発生回路18Aは、電荷移動検出
回路19から当該信号が入力されると、遅延時間を減少
する方向に遅延時間の制御電圧又は電流を変化させる。
かくして、遅延回路15Aは、遅延時間制御信号に応じ
たパルス幅を持つ駆動信号を駆動回路16Aに送出す
る。そして、駆動回路16Aは、その駆動信号を増幅し
てMOSFET10を駆動する。これによって、MOS
FET10は、再びVDSが高電位の時のみに電荷引き抜
きが行われるように動作する。
【0027】再び、MOSFET10が、VDSが高電位
の時に電荷の引き抜きが行われるようになると、遅延回
路制御信号発生回路18Aは、徐々に遅延時間を増大す
る方向に、遅延時間の制御電圧又は電流を変化させるよ
うになる。以上の動作を繰り返すことによって、常にM
OSFET10は、最適な制御を受けることになる。
【0028】(A−3)回路例 (A−3−1)回路例の構成 図3は、第1の実施形態に係るスイッチング電源回路の
具体的な回路例を示したものである。
【0029】まず、電荷移動検出回路19の回路構成を
説明する。この回路では、引き抜き電圧の発生を抵抗R
1で検出し、VDSの電位状態をインバータIC1で検出
する。
【0030】このため、抵抗R1の一端をコンデンサC
1の一端に接続し、他端を接地(以下、GNDという)
に接続する。また、コンデンサC1の他端を抵抗R2の
一端に接続し、当該抵抗R2の他端を介して電圧源+V
(t)に接続する。そして、コンデンサC1と抵抗R2
の接続中点を抵抗R5の一端と論理積(NAND)IC
2の入力端子に接続する。なお、抵抗R5の他端はGN
Dに接続しておく。これにより、NANDIC2の入力
端子には(A点)、ゲート電荷の引き抜きによって生じ
る電圧がコンデンサC1を介して現れる。
【0031】また、抵抗R4の一端を抵抗R3の一端に
接続すると共に、抵抗R3と抵抗R4の接続中点をイン
バータIC1の入力端子に接続する。なお、抵抗R4の
他端はGNDに接続しておき、抵抗R3の他端はMOS
FET10のドレインに接続しておく。インバータIC
1の出力端子は、NANDIC2の他方の入力端子に接
続する。これにより、インバータIC1の出力には(B
点)、VDSの分圧電圧を反転した電圧が現れる。
【0032】次に、遅延回路制御信号発生回路18Aの
回路構成を説明する。ダイオードD3のカソードを、電
荷移動検出回路19の出力であるNANDIC2の出力
端子(C点)に接続し、ダイオードD3のアノードを抵
抗R6の一端に接続する。また、この抵抗R6の他端を
コンデンサC2と抵抗R7の接続中点(D点)に接続す
る。なお、コンデンサC2の他端はGNDに接続し、抵
抗R7の他端は電圧源+V(t)に接続しておく。この
コンデンサC2に現れる電位が遅延回路制御信号発生回
路18Aの出力となる。なお、コンデンサC2は、抵抗
R7とコンデンサC2によって定まる時定数により充電
され、抵抗R6とコンデンサC2によって定まる時定数
により放電される。
【0033】さらに、遅延回路15Aの回路構成を説明
する。コンパレータIC4のマイナス入力端子に、遅延
回路制御信号発生回路18Aの出力端子(D点)を接続
する。また、コンパレータIC4のプラス入力端子に、
抵抗R8とコンデンサC3の接続中点(E点)を接続す
る。なお、当該接続中点には、アノードがGNDに接続
されているダイオードD4のカソードを接続しておく。
前述のコンデンサC3の他端には、インバータIC3の
出力端子を接続する。ここで、インバータIC3の入力
端子は、MOSFET10のドレインに接続しておく。
これにより、コンパレータIC4のプラス入力端子(E
点)には、MOSFET10のオンと同時に、抵抗R8
とコンデンサC3で定まる時定数で電位が低下する電圧
が発生する。
【0034】最後に、駆動回路16Aの回路構成を説明
する。この駆動回路16Aのゲート電荷引き抜き線は、
電荷移動検出回路19の抵抗R1とコンデンサC1の接
続中点に接続される。また、駆動回路16Aの出力端子
は、MOSFET10のゲートに接続される。
【0035】(A−3−2)回路例の動作 以下、図4に示す各部の動作波形に基づいて、図3に示
す具体的回路例による動作を説明する。
【0036】スイッチング電源の起動時、MOSFET
10は、VDSが高電位時にのみゲート電荷の引き抜きに
より発生する電圧(以下、引き抜き電圧と呼ぶ)が存在
する状態にある。このため、電荷移動検出回路19の出
力点Cは高電位を保つ。このとき、コンデンサC2は抵
抗R7との時定数に基づいて充電され、点Dの電位は次
第に上昇していく。その結果、点Eの電位が点Dの電位
より上回っている時間は、徐々に短くなっていく。
【0037】このため、コンパレータIC4は、幅が徐
々に狭くなるパルスを出力することになる。このパルス
幅がより狭いパルスは、より長い遅延時間を持つ信号と
なる。この制御信号が、駆動回路16Aを介してMOS
FET10を駆動する。なお、駆動回路16AがMOS
FET10を駆動するとき、特に、MOSFET10を
オフするためにゲート電荷を引き抜くときには、ゲート
電荷の移動に伴って、抵抗R1の両端にR・dq/dt
で与えられる電圧(図4の点Aに示すパルス波形)が発
生される。
【0038】やがて、コンデンサC2に対する充電によ
り、点Dの電位がある電位より高い電位を発生するよう
になると、MOSFET10のVDSが低電位である場合
にも引き抜き電圧(図4の点Aに示すパルス波形)が現
れるようになる。このとき、電荷移動検出回路19のN
ANDIC2の入力には、共に「H」レベルが入力され
ることになり、その出力端子の電位が低電位となる。こ
れにより、それまで充電されるだけであったコンデンサ
C2から、当該コンデンサC2と抵抗R6とで定まる時
定数で電荷が放電されるようになる。
【0039】これにより、点Dの電位は下降する。点D
の電位が下降すれば、遅延回路15Aは、上記遅延時間
が減少する方向に制御信号を出力する(図4の場合、遅
延時間がTからT1になる)。なおこのとき、点Dの電
位は、VDSが高電位時にのみMOSFET10が引き抜
き電圧を発生するようになるまで下降する。そして、M
OSFET10がVDSの高電位時のみ引き抜き電圧を発
生させるようになると、再び点Dの電位は上昇を開始す
る。その結果、上記の動作が繰り返されることになる。
なお、充電による時定数を大きくとるため、抵抗R6
は、抵抗R7より小さく設定すると良い。
【0040】(A−4)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、MOSFET
10の動作状態を、VDSが低電位時における引き抜き電
圧の有無によって(すなわち2段階で)判定でき、その
分、回路構成を簡素化することができる。
【0041】また、従来回路のように基本信号をトラン
ス5の1次側から引き込むような構成を用いないため、
従来のように絶縁の心配や配線引き回しの困難を排除す
ることができる。
【0042】(B)第2の実施形態 以下、本発明に係る同期整流回路と、これを用いるスイ
ッチング電源回路の第2の実施形態を説明する。この第
2の実施形態は、第1の実施形態において説明した同期
整流回路に対して、負荷電流の大きさによっては必要に
応じて、MOSFET10の駆動信号を停止する機能を
付加した点を異にするものである。
【0043】(B−1)第2の実施形態の構成及び動作 図5は、第2の実施形態に係るスイッチング電源回路の
全体構成を示すブロック図である。図5から分かるよう
に、第2の実施形態は、図1において説明した電荷移動
検出回路19に対して入力端子を追加し、これをMOS
FET10のドレインに接続した点のみが異なる。従っ
て、ここでは、相違点に係る電荷移動検出回路19Aの
動作についてのみ説明する。
【0044】このように第2の実施形態において追加さ
れた電荷移動検出回路19Aの入力端子は、MOSFE
T10のドレインに接続されており、VDSを監視するの
に用いられる。すなわち、この電荷移動検出回路19A
は、MOSFET10のVDSが低電位の時にゲート電荷
の移動が存在するか否かを判断するものである。
【0045】通常、電荷移動検出回路19Aは、この判
定結果を出力として遅延回路制御信号発生回路18Aに
送出する。
【0046】しかし、この実施形態に係る電荷移動検出
回路19は、負荷電流が小さくなって電流不連続モード
になると(チョークコイル(平滑回路7内)が主スイッ
チ3がオンの間に蓄えたエネルギーを主スイッチ3のオ
フの間に放出しきる負荷電流領域になると)、それまで
MOSFET10が実行していたVDSが低電位時におけ
るゲート電荷の移動の有無の判定を停止し、判定結果を
送出しないように動作する。その結果、MOSFET1
0に対する駆動信号はなくなり、MOSFET10は、
常にオフの状態となる。
【0047】かかる後、やがて再び負荷電流が電流連続
モードになると(チョークコイル(平滑回路7内)が主
スイッチ3がオンの間に蓄えたエネルギーが、主スイッ
チ3がオフの間に放出しきらなくなる負荷電流領域にな
ると)、電荷移動検出回路19は、再び、MOSFET
10のVDSが低電位の時におけるゲート電荷の移動の有
無の判定を開始し、駆動回路16Aは、MOSFET1
0に対して駆動信号を送出し始める。
【0048】(B−2)回路例 図5は、第2の実施形態に係るスイッチング電源回路の
具体的な回路例を示したものである。ただし、この回路
例についても、第1の実施形態と異なる部分についての
み、すなわち、電荷移動検出回路19Aについてのみ、
その構成と動作を説明する。従って、その他の部分の構
成及び動作は同じである。
【0049】(B−2−1)回路例の構成 この回路では、引き抜き電圧又はそれと同様の電圧の発
生をトランジスタQ1及び抵抗R10で検出し、また、
VDSの電位状態を積分器(抵抗R11、コンデンサC
4)及びコンパレータIC5で検出し、そのうちターン
オフ時に生じた引き抜き電圧の発生を論理和(OR)I
C6によって抽出する。
【0050】このため、ダイオードD5のアノードをM
OSFET10のドレインに接続し、その接続中点にト
ランジスタQ1のエミッタを接続する。また、ダイオー
ドD5のカソードをトランジスタQ1のベースに接続
し、その接続中点を抵抗R9の一端に接続する。ここ
で、抵抗R9の他端には、インダクタL1の一端を接続
し、その他端をGNDに接続しておく。さらに、トラン
ジスタQ1のコレクタをダイオードD6及び抵抗R10
を介して電圧源+V(t)に接続し、ダイオードD6の
アノードと抵抗R10の接続中点をORIC6の一方の
入力端子(A点)に接続しておく。これにより、ORI
C6の入力端子には(A点)、ゲート電荷の引き抜きに
よって生じる電圧が検出され現れる。
【0051】また、抵抗R11の一端をMOSFET1
0のドレインに接続すると共に、この抵抗R11の他端
をコンデンサC4の一端に接続する。なお、コンデンサ
C4の他端はGNDに接続しておく。そして、抵抗R1
1とコンデンサC4の接続中点をコンパレータIC5の
プラス入力端子に接続する。一方、コンパレータIC5
のマイナス入力端子には電圧源V1を接続しておく。こ
こで、コンパレータIC5のプラス入力端子には、抵抗
R11とコンデンサC4の時定数だけ遅延した電圧の波
形が現れる。これにより、コンパレータIC5の出力端
(B点)には、MOSFET10のターンオフから所定
時間遅延した後立ち上がり、ターンオン後も一定時間所
定時間立ち上がったままの電圧が現れる。
【0052】さらに、論理和(OR)IC6の出力端子
は、次段に位置する遅延回路制御信号発生回路18Aを
構成するダイオードD3のカソードに接続される。
【0053】(B−2−2)回路例の動作 以下、図7に示す各部の動作波形に基づいて、図6に示
す具体的回路例による動作を説明する。
【0054】スイッチング電源の起動時、MOSFET
10は、VDSが高電位時にのみ引き抜き電圧が存在する
状態にある。このため、電荷移動検出回路19Aの出力
点Cは高電位を保つ。コンデンサC2は抵抗R7との時
定数で充電され、点Dの電位が次第に上昇していく。そ
の結果、点Eの電位が点Dの電位より上回っている時間
は、徐々に短くなっていく。
【0055】このため、コンパレータIC4は、幅が徐
々に狭くなるパルスを出力することになる。このパルス
幅がより狭いパルスは、より長い遅延時間を持つ信号と
なる。この制御信号が、駆動回路16Aを介してMOS
FET10を駆動する。なお、駆動回路16AがMOS
FET10を駆動するとき、特に、MOSFET10を
オフするためにゲート電荷の引き抜くときには、ゲート
電荷の移動に伴って、インダクタL1の両端にL・di
/dtで与えられる電圧が発生される。
【0056】やがて、コンデンサC2に対する充電によ
り、点Dの電位がある電位より高い電位を発生するよう
になると、MOSFET10のVDSが低電位である場合
にも引き抜き電圧が現れるようになる。本来、この引き
抜き電圧によってダイオードD3、抵抗R6を介して、
点Dの電位を下降させるが、実際の回路では、スイッチ
ング時のノイズによってMOSFET10のターンオン
時にも引き抜き電圧と同様の電圧が得られる。
【0057】このため、コンパレータIC5とORIC
6を用いることによって、所望の電圧のみを選別する。
これによって、引き抜き電圧時にのみコンデンサC2の
電荷を抵抗R6との時定数によって放電することができ
る。その結果、点Dの電位は下降することになる。
【0058】これに対して、負荷電流が小さくなり、電
流不連続モードになると、MOSFET10のドレイン
電流の向きが電流連続モードと異なり、ドレインからソ
ースに流れる。このドレイン電流の流れは、ゲート電荷
の引き抜きの方向とは反対であることから多少打ち消さ
れ、引き抜き電圧は電流連続モードと比較して、小さく
なる。そこで、電荷移動検出回路19内の抵抗R9を大
きく設定することにより、トランジスタQ1がオンしな
いようにしておく。これにより、負荷電流が小さいとき
の引き抜き電圧の検出を停止させるようにする。かくし
て、電荷移動検出回路19Aの引き抜き電圧は全く送出
されなくなり、コンデンサC2の電位点Dは抵抗R7に
よる充電によって上昇を続ける。
【0059】やがて、点Dが点Eのピークより高くなる
と、コンパレータIC4の出力は低電位を保つ。この結
果、駆動回路16Aの出力も低電位となり、MOSFE
T10は電流連続モードになり、次に引き抜き電圧が発
生するまでオフ状態を維持する。なお、充電による時定
数を大きくとるため、この場合も抵抗R6は、抵抗R7
より小さく設定すると良い。
【0060】(B−3)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形
態の場合と同様、VDSが低電位時における引き抜き電圧
の有無によって(すなわち2段階で)判定でき、その
分、回路構成を簡素化することができると共に、軽負荷
時にMOSFET10の駆動を停止でき、軽負荷時の効
率を高めることができる。
【0061】(C)他の実施形態 (1) なお、上述の第1の実施形態に係るスイッチング電
源回路の具体的回路例として図3を示したが、これはあ
くまでも一例を示したに過ぎず、電荷移動の検出抵抗R
1の代わりに、カレントトランス、インダクタを用いた
り、他の素子やパターン等の抵抗成分、インダクタンス
成分を用いても良い。また、電荷移動の検出信号(点
A)は、NANDで受けなくても、BJT、コンパレー
タ等で受けても良い。
【0062】(2) また、同様に、上述の第2の実施形態
に係るスイッチング電源回路の具体的回路例として図5
を示したが、これはあくまでも一例を示したに過ぎず、
電荷移動の検出抵抗インダクタL1の代わりに、カレン
トトランス、抵抗を用いたり、他の素子やパターン等の
抵抗成分、インダクタンス成分を用いることも可能であ
る。また、抵抗R9を小さく設定すれば、軽負荷時にも
MOSFET10の駆動を行うことができるため、動作
条件、要求条件等によっては、軽負荷時のMOSFET
10の動作を切り換える使用方法も可能である。
【0063】(3) さらに、上述の第1及び第2の実施形
態においては、遅延回路制御信号発生回路18Aが、遅
延時間を徐々に増大させる方向に遅延時間の制御電圧を
変化させる場合について述べたが、これに限るものでは
なく、徐々に遅延時間を減少させる方向に制御しても良
い。また、遅延回路制御信号発生回路18Aにおける遅
延時間の制御は、電圧に限らず電流でも良い。
【0064】(4) さらに、上述の第1及び第2の実施形
態においては、検出した電荷移動による電圧をそのまま
使用して駆動パルスを形成したが、要求される特性や用
途によっては、ワンショットマルチバイブレータ等でパ
ルスの幅を加工するようにしても良い。
【0065】(5) さらに、上述の実施形態においては、
電圧源+V(t)として直流電圧を用いる場合について
述べたが、これに限らず、パルス電圧等でも良い。ま
た、この電圧源+V(t)を、電荷移動検出回路19
(又は19A)と遅延回路制御信号発生回路18Aで共
用する場合について述べたが、これに限らず、共用しな
くても良い。
【0066】(6) 上述したように、各部について適用し
得る他の実施形態について述べたが、それぞれブロック
図である図1及び図5と同機能の回路構成となれば、他
の回路での実現も可能である。
【0067】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、判定基
準を、駆動対象である電界効果トランジスタにおけるゲ
ート電荷の移動の有無の2段階とし、その検出結果に基
づいて、駆動信号の1パルスの継続時間を決定するよう
にしたことにより、従来に比して回路構成が簡単で済む
同期整流回路及びスイッチング電源回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】従来の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態の具体的な回路例を示す回路図
である。
【図4】図3に示す回路例における各部の動作波形を示
す信号波形図である。
【図5】第2の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】第2の実施形態の具体的な回路例を示す回路図
である。
【図7】図6に示す回路例における各部の動作波形を示
す信号波形図である。
【符号の説明】
1…入力電圧源、2…主スイッチ制御回路、3…主スイ
ッチ、5…トランス、6…整流回路、7…平滑回路、8
…負荷、9A…整流用ダイオード、10…フライホイー
ル用MOSFET、11…フライホイール用MOSFE
T10のボディダイオード、12A…フライホイール用
MOSFET10の制御部、15A…遅延回路、16A
…駆動回路、18A…遅延回路制御信号発生回路、1
9、19A…電荷移動検出回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタを用いた同期整流
    回路において、 上記電界効果トランジスタのターンオフ時におけるゲー
    ト電荷の移動を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果により、上記電界効果トランジ
    スタに対する駆動信号の1パルスの継続時間を決定し、
    上記電界効果トランジスタを制御する制御手段とを備
    え、 上記検出手段は、上記電界効果トランジスタのゲートに
    蓄積された電荷の引き抜き時に生じる当該電界効果トラ
    ンジスタの電圧又は電流の変化と、他の素子又は自身の
    電圧又は電流とを比較し、上記電界効果トランジスタの
    ターンオフのタイミングが所望のものより早いか又は遅
    いかを判断することにより、上記電界効果トランジスタ
    のゲート電荷の移動を検出する ことを特徴とする同期整
    流回路。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記1パルスの継続時
    間が所定の時間より短いときは、上記電界効果トランジ
    スタを停止することを特徴とする請求項1に記載の同期
    整流回路。
  3. 【請求項3】 整流回路に同期整流回路を用いたスイッ
    チング電源回路において、 電源と、 上記電源から供給される電流を整流又は転流する電界効
    果トランジスタと、 請求項1又は請求項2に記載の同期整流回路とを備えた
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
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