JP3225269U - 吊りピース - Google Patents

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昌平 米田
昌平 米田
修生 松岡
修生 松岡
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コンドーテック株式会社
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Abstract

【課題】シャックルとの組付作業性の悪化や溶接強度及び係合強度の低下を招くことなく、現場での作業負担を減少させることが可能となる、吊りピースを提供する。
【解決手段】吊りピース10は、鉄骨Fに固定可能な固定部11と、固定部11に連結されて係合部材であるシャックルSと係合可能な連結部13と、を備え、固定部11は、鉄骨Fに固定される固定面と、固定面の反対側に形成される支持面と、を備え、固定部11における支持面には雌ねじ孔11aが開口され、連結部13は雄ねじ部が形成されたボルトと一体的に構成され、ボルトの雄ねじ部が雌ねじ孔11aに螺入されることにより、連結部13と固定部11とが連結される。
【選択図】図1

Description

本考案は、建築現場等において柱用又は梁用として採用される鉄骨構造材を吊り上げる際に用いられる吊りピースに関する。
従来、建築現場において鉄骨構造材を所定の施工位置へ移送するため、これらの鉄骨構造材に吊りピースを溶接固定し、この吊りピースの挿通孔にシャックル等の連結部材を介してワイヤーロープを連係し、クレーンにてワイヤーロープ、シャックル、及び、吊りピースを介して鉄骨構造材を吊り上げる技術が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−317209号公報
上記の如く鉄骨構造材を移送した後に、鉄骨構造材に対して後付けされる他の構造材と吊りピースとが干渉することがある。この場合、鉄骨構造材に固定した吊りピースの切除が必要となるため、現場における作業負担増の要因となっていた。一方、吊りピースの寸法を小さくして、他の構造材との干渉を防ぐ構成とした場合、吊りピースに対するシャックルの組付作業性の悪化や、吊りピースの溶接強度やシャックルとの係合強度の低下に繋がっていた。
本考案は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、シャックルとの組付作業性の悪化や溶接強度及び係合強度の低下を招くことなく、現場での作業負担を減少させることが可能となる、吊りピースを提供することを目的としている。
本考案は、前述の課題解決のために、以下の吊りピースを構成した。
(1)鉄骨構造材に固定可能な固定部と、前記固定部に連結されて係合部材と係合可能な連結部と、を備える吊りピースであって、前記固定部は、前記鉄骨に固定される固定面と、前記固定面の反対側に形成される支持面と、を備え、前記固定部における前記支持面には雌ねじ孔が開口され、前記連結部は雄ねじ部が形成されたボルトと一体的に構成され、前記ボルトの雄ねじ部が前記雌ねじ孔に螺入されることにより、前記連結部と前記固定部とが連結される、吊りピース。
(2)前記連結部は、前記ボルトの軸心回りに回動自在とされる、(1)に記載の吊りピース。
(3)前記連結部は、前記ボルトの軸心方向と直交する方向を回動中心として搖動可能とされる、(1)又は(2)に記載の吊りピース。
(4)前記固定部は、四角柱形状に形成されるとともに、底面における四辺が前記鉄骨構造材に溶接される、(1)から(3)の何れか一に記載の吊りピース。
本考案に係る吊りピースによれば、シャックルとの組付作業性の悪化や溶接強度及び係合強度の低下を招くことなく、現場での作業負担を減少させることが可能となる。
(a)及び(b)はそれぞれ、本考案に係る吊りピースの使用中の状態、及び、使用後の状態を示す斜視図。 (a)及び(b)はそれぞれ、本考案に係る吊りピースを示す斜視図及び分解斜視図。
以下、本考案の一実施形態に係る吊りピース10を図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態に係る吊りピース10は、図1(a)に示すように、鉄骨構造材(以下、単に「鉄骨」と記載する)Fを、シャックルSを介してクレーン等のワイヤーロープWで吊り上げ、鉄骨Fを所定の施工位置に移送するために用いられる。なお、吊りピース10は鉄骨F以外の構造材を移送する際に用いることも可能である。
図1(a)に示す如く、一対の吊りピース10・10が鉄骨Fの上面においてそれぞれ溶接により接合される。鉄骨Fに対する吊りピース10の固定位置は、適用する鉄骨Fの形状等に応じて適宜に設定可能であるが、鉄骨Fを吊り上げた状態で、鉄骨Fが縦向きにバランス良く支持されるような位置に配置することが好ましい。
シャックルSは、本考案に係る係合部材の一実施形態である。シャックルSは図1(a)に示す如く、シャックルSは、U字金具と、該U字金具の先端に挿通される支持ピンと、支持ピンの軸端に形成した螺子部に締結されるナット部材と、を備えた周知の構成のものである。なお、本実施形態に係る吊りピース10において、ワイヤーロープWと連結する構成として、図1(a)に示すシャックルS以外のものを採用することも可能である。
図1(a)及び図2(a)に示すように、吊りピース10は、溶接により鉄骨Fに固定可能な四角柱形状である固定部11と、固定部11に連結されてシャックルSと係合可能にU字形状に形成された連結部13と、を備える。図2に示す如く、固定部11は、鉄骨Fに固定される底面である固定面と、固定面の反対側に形成される上面である支持面と、を備える。なお、固定部11を円柱形状等、他の形状とすることも可能である。
本実施形態に係る吊りピース10においては、四角柱である固定部11の底面における四辺を鉄骨Fに溶接する構成としている。これにより、固定部11を円柱形状に形成した場合等と比較して、鉄骨Fに固定する際の作業を容易に行うことができる。また、固定部11における支持面には、雌ねじ孔11aが開口されている。
また、連結部13は雄ねじ部14aが形成されたボルト14と一体的に構成される。具体的には図2に示す如く、ボルト14は円柱形状の支持部12に貫通され、支持部12に連結部13が連結される。これにより、連結部13とボルト14とが連結される。
支持部12は、基部12a及び回動部12bで構成され、回動部12bは基部12aに対して、ボルト14の周方向に回動自在に連結される。基部12aはボルト14の雄ねじ部14aを固定部11の雌ねじ孔11aに螺入することにより、固定部11に対して相対変位不能とされる。また、連結部13は回動部12bに連結される。これにより、連結部13は、固定部11の上側でボルト14の軸心回りに回動自在とされる。
上記の如く構成することにより、連結部13は固定部11の上方において、水平方向における360度の方向の何れにも姿勢を向けることができる。即ち、鉄骨Fに対する吊りピース10の固定する方向に関わらず、ワイヤーロープWに対して連結部13を適切な姿勢とすることが可能となる。
また、連結部13は、先端部が回動部12bに対して水平方向に挿入されることにより、ボルト14の軸心方向と直交する水平方向を回動中心として搖動可能とされる。これにより、ワイヤーロープWの引張方向に連結部13を傾けることができるため、吊りピース10の耐荷重性及び安定性を向上させることができる。
上記の如く構成された吊りピース10において、図2(b)に示す如く、ボルト14の雄ねじ部14aが雌ねじ孔11aに螺入される。これにより、連結部13と固定部11とが支持部12を介して連結される。
本実施形態に係る吊りピース10は、上記のように連結部13と固定部11とを連結した状態で、図1(a)に示す如く鉄骨Fを所定の施工位置に移送するために用いられる。そして、使用後は、ボルト14を固定部11から取り外すことにより、図1(b)に示す如く支持部12及び連結部13を固定部11から離脱させることができる。
このように、本実施形態に係る吊りピース10は、鉄骨Fを移送した後で支持部12及び連結部13を固定部11から取り外すことにより、鉄骨Fには固定部11のみを残すことができる。このため、鉄骨Fに対して後付けされる他の構造材と、支持部12及び連結部13とが干渉することがない。即ち、吊りピース10の切除等が不要となるため、現場における作業負担を低減させることが可能となる。
また、本実施形態に係る吊りピース10は、固定部11、支持部12、及び、連結部13を、想定される荷重に対して耐えうる大きさで形成することができる。このため、吊りピース10に対してシャックルSの組付作業性を確保することができる。さらに、吊りピース10における固定部11の溶接強度や、シャックルSとの係合強度が低下することがない。このように、本考案に係る吊りピース10によれば、シャックルSとの組付作業性の悪化や溶接強度及び係合強度の低下を招くことなく、現場での作業負担を減少させることが可能となるのである。
10 吊りピース 11 固定部
11a 雌ねじ孔 12 支持部
12a 基部 12b 回動部
13 連結部 14 ボルト
14a 雄ねじ部 W ワイヤーロープ
S シャックル(係合部材) F 鉄骨構造材

Claims (4)

  1. 鉄骨構造材に固定可能な固定部と、前記固定部に連結されて係合部材と係合可能な連結部と、を備える吊りピースであって、
    前記固定部は、前記鉄骨構造材に固定される固定面と、前記固定面の反対側に形成される支持面と、を備え、
    前記固定部における前記支持面には雌ねじ孔が開口され、
    前記連結部は雄ねじ部が形成されたボルトと一体的に構成され、
    前記ボルトの雄ねじ部が前記雌ねじ孔に螺入されることにより、前記連結部と前記固定部とが連結される、吊りピース。
  2. 前記連結部は、前記ボルトの軸心回りに回動自在とされる、請求項1に記載の吊りピース。
  3. 前記連結部は、前記ボルトの軸心方向と直交する方向を回動中心として搖動可能とされる、請求項1又は請求項2に記載の吊りピース。
  4. 前記固定部は、四角柱形状に形成されるとともに、底面における四辺が前記鉄骨構造材に溶接される、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の吊りピース。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7190150B1 (ja) * 2021-10-21 2022-12-15 株式会社 イシハラ 鉄骨の揚重装置

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