JP3224946B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP3224946B2
JP3224946B2 JP19858594A JP19858594A JP3224946B2 JP 3224946 B2 JP3224946 B2 JP 3224946B2 JP 19858594 A JP19858594 A JP 19858594A JP 19858594 A JP19858594 A JP 19858594A JP 3224946 B2 JP3224946 B2 JP 3224946B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばシングルチップ
・マイクロコンピュータ(マイコン)などのように同一
チップ上にロジック回路とメモリとが搭載されている半
導体集積回路に係り、特にメーカー側の出荷検査とかユ
ーザー側の受入れ検査などに際してメモリに格納されて
いる内容のテストを行い、その結果を外部に出力するた
めのメモリ内容テスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリ内容をデッドコピーなどの不正読
み出しから保護するために、各種の方法が提案されてお
り、その1つとして、メモリに格納されている内容を外
部に出力させないようにする(出力を禁止する)方法が
ある。上記したような出力を禁止する方法を採用する場
合、メモリ内容を知り得る当事者にとってはメモリ内容
が正しいか否か(例えばユーザーの仕様に一致している
か否か)のテストを行い得るように、メモリ内容テスト
回路が設けられている。
【0003】このようなメモリ内容テスト回路として
は、例えば特開平5−40836号のシングルチップ・
マイクロコンピュータに開示されているように、メモリ
内容を外部に出力させずにその機密を保持しつつ、外部
からメモリの各アドレスに対応して期待値データを入力
し、メモリデータと比較して一致/不一致の結果を外部
に出力することが望ましい。
【0004】上記特開平5−40836号においては、
ワンタイムPROM(一度だけ書込みが可能なプログラ
マブル・リードオンリーメモリ)に格納されているユー
ザープログラムのテストを行うための2つの実施例が開
示されている。
【0005】1つ目の実施例は、外部からアドレスデー
タと期待値データとをユーザープログラムの開始アドレ
スから終了アドレスまで順次変更して入力し、期待値デ
ータの入力タイミングに同期して判定信号出力を観測す
ることにより、ユーザープログラムを1アドレス毎に判
定する。
【0006】2つ目の実施例は、ユーザープログラムの
テストの対象となるブロック領域の開始アドレスおよび
終了アドレスをそれぞれデコードするためのアドレスデ
コーダを設けておき、開始アドレスと終了アドレスとの
間の全アドレスについてメモリデータと期待値データと
比較し、全アドレスとも一致しているか否かの結果を外
部に出力する。
【0007】上記した2つ目の実施例の利点は、不正読
み出しを試みる者が、前記テストの対象となるブロック
領域の開始アドレスと終了アドレスとの間の全アドレス
について各アドレス毎の期待値データの組み合わせを生
成しようとすると、コンピュータを使用したとしても多
大な年月を要するようになり、実際には不正読み出しが
不可能に近くなることにある。
【0008】しかし、ユーザープログラムを多数のブロ
ック領域に分割して各ブロック領域毎に前記したような
テストを行う場合には、各ブロック領域毎の開始アドレ
スおよび終了アドレスをそれぞれデコードするためにア
ドレスデコーダをそれぞれ設けておく必要があり、アド
レスデコーダの使用個数が増加し、チップサイズの増大
をまねく。このような問題は、特にテストの対象となる
メモリの容量が大きくなるにつれて顕著になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
メモリ内容テスト回路は、搭載されているメモリの内容
を複数個のブロック領域に分割してテストする場合に、
各ブロック領域毎のテスト開始アドレスやテスト終了ア
ドレスのような特定のアドレスをデコードするためのア
ドレスデコーダの使用個数が増加し、チップサイズの増
大をまねくという問題があった。
【0010】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、搭載されているメモリの内容を外部に出力さ
せることなくその機密を保持しつつテストを行うことが
でき、メモリの内容を複数個のブロック領域に分割して
テストする場合でも、各ブロック領域毎のテスト開始ア
ドレスやテスト終了アドレスのような特定のアドレスを
デコードするためのアドレスデコーダをブロック領域毎
に設ける必要のないメモリ内容テスト回路を有する半導
体集積回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
は、データを格納するための複数のブロック領域に分割
されたROMと、上記ROMのテストモードに際して外
部から上記ROMのアドレスを指定するアドレス信号お
よび上記アドレスに対応する期待値データが入力し、上
記ROMの読み出しデータを外部に出力させずに上記期
待値データと比較して一致/不一致の判定結果を外部に
出力するメモリ内容テスト回路とを具備し、上記メモリ
内容テスト回路は、前記アドレス信号に応じて前記RO
Mから読み出されるデータと、前記アドレス信号と同期
して順次入力される所定の期待値データとを比較し、一
致したか否かを判定するデータ比較回路と、前記ROM
の所定数連続するアドレスを順次指定するアドレス信
が入力されたか否かを判定する連続アドレス入力判定回
路と、上記連続アドレス入力判定回路の判定出力および
前記データ比較回路の一致判定出力に基づいて、前記連
続アドレスに応じて前記ROMから読み出されたデータ
と前記順次入力された期待値データとの対応するデータ
同士が全て一致したか否かを判定して判定信号を出力
る連続データ一致判定回路とを有し、上記連続アドレス
入力判定回路は、前記アドレス信号の上位ビットの所定
ビット数の信号が変化しないことを検知する第1の検知
回路と、前記アドレス信号の下位ビットの所定ビット数
の信号に基づいて前記ROMの複数の各ブロック領域毎
の開始アドレス及び各ブロック領域毎の終了アドレスを
検知する第2の検知回路とを有し、前記連続データ一致
判定回路は、前記第1の検知回路の検知出力、前記第2
の検知回路における各ブロック領域毎の開始アドレスの
検知出力および前記データ比較回路の一致判定出力が入
力される第1の論理回路と、上記第1の論理回路の出力
が変化しないことを検知する第3の検知回路と、前記第
2の検知回路で前記各ブロック領域毎の終了アドレスが
検知された際に、上記第3の検知回路の検知出力を前記
判定信号として出力する第2の論理回路とを有すること
を特徴とする。
【0012】
【作用】ROMのテストモードに際して、ROMの所定
数連続するアドレスを指定するアドレス信号が外部から
アドレスバスに順次入力し、アドレス信号の変化に同期
して各アドレスに対応する期待値データが外部から第2
のデータバスに順次入力する。そして、ROMから第1
のデータバスに順次読み出されたデータを外部に出力さ
せずに期待値データと順次比較し、連続するアドレスの
全てのデータが一致しているか否かの判定結果を外部に
出力することが可能になっている。
【0013】従って、ROMの内容(例えばユーザープ
ログラム)を連続する所定数のワード単位で複数個のブ
ロック領域に分割し、各ブロック領域のテストを行い、
このテストを全ブロック領域に対して繰り返すことによ
り、ROMの内容の全てについてテストを実施すること
が可能になる。
【0014】この場合、ROMの容量が大きくなった場
合でも、同じテスト回路を繰り返し使用することにより
テストを実施することができるので、従来例では各ブロ
ック領域毎の開始アドレスおよび終了アドレスをそれぞ
れデコードするために多数のアドレスデコーダを必要と
したことに比べて、チップサイズの増大分は少なくて済
む。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施例に係るシング
ルチップ・マイコンの一部を示している。
【0016】このマイコンにおいて、1はCPU(中央
処理装置)、2はプログラムデータとかテーブルデータ
などを格納するためのROM、3は上記CPU1および
ROM2に接続されているアドレス信号・データ信号転
送用の内部バス(アドレス・データバス)、4は周辺回
路、5はアドレス・データ端子群である。
【0017】上記ROM2は、例えば16ビットのワー
ドを例えば256ワード分だけ格納し得る4Kビット
(=16ビット×256)の容量を有し、8ビットのア
ドレス信号により256個のアドレス空間を指定するこ
とが可能である。
【0018】メモリ内容テスト回路10は、上記ROM
2のテストモードに際して外部から上記ROMの所定数
連続するアドレスを指定するアドレス信号および上記ア
ドレスに対応する期待値データが順次入力し、上記RO
M2から順次読み出されたデータを外部に出力させずに
上記期待値データと順次比較し、上記連続するアドレス
の全てのデータが一致しているか否かの判定結果を外部
に出力するものであり、例えば次に述べるように構成さ
れている。
【0019】即ち、上記メモリ内容テスト回路10は、
外部からアドレス端子群11aを介してアドレス信号が
入力されるアドレスバス11と、外部から制御信号端子
群12aを介して複数の制御信号が入力される複数本の
制御信号線12と、前記制御信号線12上の制御信号に
より前記ROM2が制御されて前記アドレスバス11上
のアドレス信号に応じてROMデータが読み出される第
1のデータバス13と、外部から前記アドレス信号と同
期して所定の期待値データが入力される第2のデータバ
ス14と、上記第1のデータバス13上のデータと第2
のデータバス14上のデータとを比較し、一致した場合
にデータ一致判定信号を発生するデータ比較回路15
と、連続アドレス入力判定回路16と、連続データ一致
判定回路17とを具備する。
【0020】上記連続アドレス入力判定回路16は、前
記ROM2のアドレスのうち所定数連続するアドレスを
順次指定するアドレス信号が外部から前記アドレスバス
11に順次入力されたか否かを判定し、連続アドレス入
力を判定した場合に連続アドレス入力判定信号を出力す
るものである。
【0021】前記連続データ一致判定回路17は、上記
連続アドレス入力判定回路16の出力信号および前記デ
ータ比較回路15の出力信号に基づいて、前記アドレス
バス11に順次入力される連続アドレスに応じて前記第
1のデータバス13に順次読み出されたデータと前記第
2のデータバスに順次入力された期待値データとの対応
するデータ同士が全て一致したか否かを判定し、一致し
た場合に連続データ一致判定信号を出力するものであ
る。
【0022】上記メモリ内容テスト回路10において
は、ROM2のテストモードに際してROM2の所定数
連続するアドレスを指定するアドレス信号が外部からア
ドレスバス11に順次入力し、上記アドレス信号の変化
に同期して各アドレスに対応する期待値データが外部か
ら第2のデータバス14に順次入力し、ROM2から第
1のデータバス13に順次読み出されたデータを上記期
待値データと順次比較し、対応するデータ同士が全て一
致しているか否かの判定結果を外部に出力することが可
能になっている。
【0023】従って、ROM2の内容を連続する例えば
16ワード単位で複数個のブロック領域に分割し、各ブ
ロック領域のテストを行い、このテストを全ブロック領
域に対して繰り返すことにより、ROM2の内容の全て
についてテストを実施することが可能になる。
【0024】この場合、ROM2の容量が大きくなった
場合でも、同じテスト回路を繰り返し使用することによ
りテストを実施することができるので、従来例では各ブ
ロック領域毎の開始アドレスおよび終了アドレスをそれ
ぞれデコードするために多数のアドレスデコーダを必要
としたことに比べて、チップサイズの増大分は少なくて
済む。
【0025】図2は、図1中の連続アドレス入力判定回
路16および連続データ一致判定回路17を取り出して
一具体例を示している。連続アドレス入力判定回路16
は、第1の制御クロック信号を受けてリセットされた
後、前記アドレス信号の上位の例えば4ビットが変化し
ないことを検知する第1の検知回路21と、前記アドレ
ス信号の例えば上位4ビット以外の下位4ビットが例え
ば“0000”から“1111”まで連続的に変化した
ことを検知する第2の検知回路22とを具備する。
【0026】上記第2の検知回路22は、前記第1の制
御クロック信号を受けてリセットされた後、前記アドレ
ス信号の変化毎に与えられる第2の制御クロック信号を
カウントする4ビットのバイナリカウンタ回路221
と、このカウンタ回路221の4ビット出力と前記アド
レス信号の下位4ビットとが一致するか否かを検知する
一致回路222とを具備する。この一致回路222は、
上記2組の4ビット信号がそれぞれ入力する4個の排他
的オアゲート223と、この4個の排他的オアゲート2
23の各出力が入力するノアゲート224とからなる。
【0027】前記連続データ一致判定回路17は、上記
第1の検知回路21の検知出力と上記第2の検知回路2
2の検知出力とが共に発生し、かつ、前記データ比較回
路15のデータ一致判定信号が変化しないことを検知し
て前記連続データ一致判定信号を出力するように論理回
路により構成されている。
【0028】即ち、第1の検知回路21の検知出力と第
2の検知回路22の検知出力と前記データ比較回路15
のデータ一致判定信号とが入力する第1のアンドゲート
23と、この第1のアンドゲート23の出力が変化しな
いことを検知する第3の検知回路24と、前記カウンタ
回路221の4ビット出力が全て“1”に揃ったことを
検知する第4の検知回路25と、この第4の検知回路2
5の出力と前記第3の検知回路24の出力とが入力する
第2のアンドゲート26とを具備し、この第2のアンド
ゲート26の出力を連続データ一致判定出力端子27を
介して外部に出力する。
【0029】次に、図1および図2のメモリ内容テスト
回路10の動作について図3のタイミング図を参照しな
がら詳細に説明する。ROMのテストモードに際して、
まず、外部から制御信号線12に第1の制御クロック信
号および第2の制御クロック信号が入力した後、外部か
らアドレスバス11に8ビットのアドレス信号が入力さ
れ、このアドレス信号によりテストの対象となるROM
領域の先頭アドレス(本例では、アドレス信号の下位4
ビットが全て“0”となるアドレスが割り付けられ
る。)が指定され、さらに、外部から第2のデータバス
14に所定の期待値データが入力される。
【0030】上記第1の制御クロック信号により、第1
の検知回路21はリセットされて“H”レベルを出力
し、第3の検知回路24もリセットされて“H”レベル
を出力し、カウンタ回路221はリセットされて4ビッ
ト出力が“0000”になる。これにより、上記カウン
タ回路221の4ビット出力“0000”とアドレス信
号の下位4ビット“0000”とが一致するので、一致
回路222から“H”レベルが出力する。この場合、上
記アドレス信号に応じてROM2のデータが第1のデー
タバス13上に読み出されており、データ比較回路15
は、第1のデータバス13上のデータと第2のデータバ
ス14上の期待値データとを比較し、一致した場合に
“H”レベルのデータ一致判定信号を発生する。これに
より、第1のアンドゲート23の三入力とも“H”レベ
ルになり、第1のアンドゲート23の出力が“H”レベ
ルになるが、第3の検知回路24は“H”レベル入力に
は応答せずに“H”レベル出力状態を維持する。
【0031】この後、アドレス信号の下位4ビットが上
記“0000”から“1111”まで連続的に16アド
レス分変化するように制御され、このアドレス信号の変
化と同期して所定の期待値データが入力される。
【0032】この場合、カウンタ回路221はアドレス
信号の変化と同期して入力する第2の制御クロック信号
をカウントし、アドレス信号の下位4ビットの“000
0”から“1111”までの連続的な変化と同期してカ
ウンタ回路221の4ビット出力が“0000”から
“1111”まで連続的に変化するので、一致回路22
2は“H”レベル出力状態を維持する。
【0033】また、データ比較回路15は、上記アドレ
ス信号の変化に応じてROM2から第1のデータバス1
3上に順次読み出されたデータとアドレス信号の変化と
同期して第2のデータバス14に順次入力した期待値デ
ータとを順次比較し、それぞれ一致した場合には“H”
レベル出力状態を維持する。
【0034】また、上記したようにアドレス信号の下位
4ビットが上記“0000”から“1111”まで連続
的に変化する間、アドレス信号の上位4ビットは変化し
ないので、第1の検知回路21はこの状態を検知して
“H”レベル出力状態を維持する。
【0035】そして、前記アドレス信号の下位4ビット
が“1111”になった状態(カウンタ回路221の4
ビット出力が全て“1”に揃った状態)を第4の検知回
路25が検知すると、その出力が“H”レベルになり、
第2のアンドゲート26の二入力とも“H”レベルにな
り、第2のアンドゲート26の出力が“H”レベルにな
る。
【0036】この出力は、アドレス信号の上位4ビット
が一定で下位4ビットが“0000”から“1111”
まで連続的に変化する16アドレス分のROM読み出し
データと各アドレスの期待値データとが全て一致したこ
とを表わす連続データ一致判定出力である。
【0037】上記実施例のメモリ内容テスト回路10に
よれば、ROM2の内容(例えばユーザープログラム)
を連続する16ワード単位で16個のブロック領域に分
割し、各ブロック領域毎に前記したような処理を繰り返
すことにより、ROM2の内容を外部に出力させずにそ
の機密を保持しつつROM2の内容の全てについてテス
トを実施することが可能になる。
【0038】この場合、ROM2の容量が大きくなった
場合でも、同じメモリ内容テスト回路10を繰り返し使
用することによりテストを実施することができるので、
従来例では各ブロック領域毎の開始アドレスおよび終了
アドレスをそれぞれデコードするために多数のアドレス
デコーダを必要としたことに比べて、チップサイズの増
大分は少なくて済む。
【0039】ここで、ROM2の内容の不正読み出しを
試みる場合を考える。1ワードを構成する16ビットは
64K(=216)通りの組み合わせを持ち、8ビットの
アドレス信号の下位4ビットの連続的な変化(16通
り)で指定される連続する16ワードを構成する256
ビットは(21616=232=1.16×1077通りの組
み合わせを持つ。
【0040】従って、不正読み出しを試みる場合に最大
限で1.16×1077通りのワードデータを入力する必
要があり、1ワードのデータを1回入力するのに仮に1
μsを要するとすれば、3.67×1063年要すること
になり、事実上、不正読み出しは不可能になる。
【0041】なお、上記実施例において、連続アドレス
入力判定回路16は、アドレス信号の所定の上位ビット
が変化しないことを検知する第1の検知回路21と、ア
ドレス信号の下位ビットの内容が連続的に所定回数変化
したことを検知する第2の検知回路22とを具備するの
で、ROM2のアドレス数の整数分の1のメモリ領域を
単位として連続アドレス入力を容易に判定することが可
能になる。
【0042】また、前記第2の検知回路22は、アドレ
ス信号の下位の複数ビットが全て“0”の状態から全て
“1”の状態になるまで連続的に変化したことを検知す
るので、アドレス信号の変化毎に与えられる制御クロッ
ク信号をカウントするバイナリカウンタ回路221と、
このバイナリカウンタ回路221の出力ビットとアドレ
ス信号の下位ビットとが一致するか否かを検知する一致
回路222を用いた簡易な回路構成により実現すること
が可能になる。また、バイナリカウンタ回路221の出
力ビットが全て“1”に揃ったことを検知することによ
り、所定の連続アドレス入力が終了したことを容易に検
知することが可能になる。
【0043】図4は、図1のシングルチップ・マイコン
のブロック構成をさらに詳しく示している。1はCP
U、2はROM、3は上記CPUおよびROMに接続さ
れているアドレス信号・データ信号転送用の内部バス、
4は周辺回路、5はアドレス・データ端子群、10aは
メモリ内容テスト回路である。
【0044】41はシングルチップ・マイコンの通常動
作モード/ROMのテストモードに応じて前記CPU1
から出力したアドレス信号/前記アドレスバス11に入
力されたアドレス信号を切り替えて前記ROM2に供給
する第1のマルチプレクサ回路である。
【0045】42は通常動作モード/ROMのテストモ
ードに応じて前記CPU1から出力した制御信号/前記
制御信号線12に入力された制御信号を切り替えて前記
ROM2に供給する第2のマルチプレクサ回路である。
【0046】43は、前記内部バス3の中間部に挿入さ
れたイネーブル制御機能付きの入力バッファ回路であ
り、通常動作モードでのデータ入力時にはアドレス・デ
ータ端子群5からのデータ入力が可能な状態、ROMの
テストモードに際しては非動作状態になるようにイネー
ブル制御信号TEST/READにより制御される。
【0047】44は上記入力バッファ回路41に並列に
接続され、通常動作モードでのデータ出力時にはアドレ
ス・データ端子群5へのデータ出力が可能な状態、RO
Mのテストモードに際しては非動作状態になるようにイ
ネーブル制御信号TEST/WRITEにより制御され
るイネーブル制御機能付きの出力バッファ回路である。
【0048】上記入力バッファ回路43/出力バッファ
回路44は、ROMのテストモードに際して内部バス3
をROM2側とアドレス・データ端子群5側とに2分割
し、ROMの読み出しデータを外部へ出力せず、外部か
らの期待値データの入力を可能としている。これによ
り、内部バス3のうちで、入力バッファ回路43/出力
バッファ回路44よりもROM2側の部分は前記第1の
データバス13を兼用し、入力バッファ回路43/出力
バッファ回路44よりもアドレス・データ端子群5側の
部分は前記第2のデータバス14を兼用している。
【0049】上記したようにシングルチップ・マイコン
の通常動作モード/ROMのテストモードに対応する構
成を有する図4のシングルチップ・マイコンにおいて
も、ROMのテストモードに際しては図3を参照して前
述したような動作が行われるので、前述したような効果
が得られる。
【0050】
【発明の効果】上述したように本発明の半導体集積回路
に搭載されているメモリ内容テスト回路によれば、同一
チップ上に搭載されているROMの所定のアドレス領域
毎に所定数連続するアドレスのROMデータを外部に出
力せずに各アドレスに対応する期待値データと比較し、
全アドレスともデータが一致しているか否かの判定結果
を外部に出力することができる。
【0051】従って、ROM内容の機密性を保持しつつ
テストを行うことができ、ROMの内容を多数のブロッ
ク領域に分割してテストする場合でも、各ブロック領域
毎のテスト開始アドレスやテスト終了アドレスのような
特定のアドレスをデコードするためのアドレスデコーダ
ブロック領域毎に設ける必要がなくなり、チップサイ
ズの増大分は少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシングルチップ・マ
イコンの一部を示すブロック図。
【図2】図1中の連続アドレス入力判定回路および連続
データ一致判定回路を取り出して一具体例を示す論理回
路図。
【図3】図1および図2のメモリ内容テスト回路の動作
例を示すタイミング図。
【図4】図1のシングルチップ・マイコンの構成をさら
に詳しく示すブロック図。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…内部バス(アドレス・デ
ータバス)、5…アドレス・データ端子群、10a…メ
モリ内容テスト回路、11a…アドレス端子群、11…
アドレスバス、12a…制御信号端子群、12…制御信
号線、13…第1のデータバス、14…第2のデータバ
ス、15…データ比較回路、16…連続アドレス入力判
定回路、17…連続データ一致判定回路、41…第1の
マルチプレクサ回路、42…第2のマルチプレクサ回
路、43…入力バッファ回路、44…出力バッファ回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G11C 29/00 673 G11C 29/00 673B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 G06F 12/14 G06F 15/78 G11C 17/00 G11C 29/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを格納するための複数のブロック
    領域に分割されたROMと、 上記ROMのテストモードに際して外部から上記ROM
    のアドレスを指定するアドレス信号および上記アドレス
    に対応する期待値データが入力し、上記ROMの読み出
    しデータを外部に出力させずに上記期待値データと比較
    して一致/不一致の判定結果を外部に出力するメモリ内
    容テスト回路とを具備し、 上記メモリ内容テスト回路は、前記アドレス信号に応じて前記ROMから読み出される
    データと、前記アドレス信号と同期して順次入力される
    所定の期待値データとを比較し、一致したか否かを判定
    するデータ比較回路と、 前記ROMの所定数連続するアドレスを順次指定するア
    ドレス信号が入力されたか否かを判定する連続アドレス
    入力判定回路と、 上記連続アドレス入力判定回路の判定出力および前記
    ータ比較回路の一致判定出力に基づいて、前記連続アド
    レスに応じて前記ROMから読み出されたデータと前記
    順次入力された期待値データとの対応するデータ同士が
    全て一致したか否かを判定して判定信号を出力する連続
    データ一致判定回路とを有し、 上記連続アドレス入力判定回路は、 前記アドレス信号の上位ビットの所定ビット数の信号が
    変化しないことを検知する第1の検知回路と、 前記アドレス信号の下位ビットの所定ビット数の信号に
    基づいて前記ROMの複数の各ブロック領域毎の開始ア
    ドレス及び各ブロック領域毎の終了アドレスを検知する
    第2の検知回路とを有し、 前記連続データ一致判定回路は、 前記第1の検知回路の検知出力、前記第2の検知回路に
    おける各ブロック領域毎の開始アドレスの検知出力およ
    び前記データ比較回路の一致判定出力が入力される第1
    の論理回路と、 上記第1の論理回路の出力が変化しないことを検知する
    第3の検知回路と、 前記第2の検知回路で前記各ブロック領域毎の終了アド
    レスが検知された際に 、上記第3の検知回路の検知出力
    を前記判定信号として出力する第2の論理回路とを有す
    ること を特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の検知回路は、前記アドレス信
    号の下位ビットの所定ビット数の信号が全て“0”の状
    を検出して前記開始アドレスを検知し、全て“1”の
    状態を検出して前記終了アドレスを検知することを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の検知回路は、第1の制御クロ
    ック信号を受けてリセットされた後、前記アドレス信号
    の変化毎に与えられる第2の制御クロック信号をカウン
    トするバイナリカウンタ回路をさらに有することを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2の論理回路がそれぞれア
    ンドゲートで構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の半導体集積回路。
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