JP3224850B2 - データ記録方法及びデータ再生装置 - Google Patents

データ記録方法及びデータ再生装置

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JP3224850B2
JP3224850B2 JP11001192A JP11001192A JP3224850B2 JP 3224850 B2 JP3224850 B2 JP 3224850B2 JP 11001192 A JP11001192 A JP 11001192A JP 11001192 A JP11001192 A JP 11001192A JP 3224850 B2 JP3224850 B2 JP 3224850B2
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録情報を有効に蓄積
して高度な演出を施して各情報に基づく提示を行うよう
にした画像ファイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体像をCCD(電荷結合素
子)等の光電変換素子によって電気信号に変換し、所定
のディジタル信号処理の後、メモリカード等の記録媒体
に記録する電子スチルカメラが普及している。電子スチ
ルカメラは、記録媒体として小型軽量なメモリカードを
採用している。しかし、メモリカードは一般に記憶容量
が小さく、価格も高い。従って、撮像した多量の画像デ
ータを長期間保存する場合には、例えば光ディスクのよ
うな大容量で且つ低価格の他の記録媒体にデータを転送
して記憶させる。このような画像ファイル装置は、一般
家庭においては、銀塩写真を貼付して保存する写真アル
バムと同等のものとして位置付けられる。
【0003】図33は写真アルバム1を示す説明図であ
る。写真アルバム1は複数の台紙(ページ)2を綴じて
構成しており、各台紙2上には複数枚の写真3を適宜の
位置に貼付している。これらの写真3は、撮像順に配列
(以下、時間的配列という)されるだけでなく、制作者
の様々な意図によって、その内容に応じた分類に基づい
て配列されることもあり、また、所定の順序及び配置に
よって物語性が付与されて配列(以下、これらを演出的
配列という)されることもある。更に、制作者は台紙2
上の貼付位置を適宜設定することによって、台紙2全体
の視覚的演出効果も考慮する。このようにして制作され
た写真アルバム1は、一般には台紙(ページ)2を順次
捲って観賞する。
【0004】図34は上述した写真アルバムとしての機
能を有する従来の画像ファイル装置を示すブロック図で
ある。なお、電子スチルカメラの記録媒体から画像ファ
イル装置の記録媒体にデータを転送する場合の転送シー
ケンスについては説明を省略する。図35は光ディスク
上のデータ構成を示している。
【0005】光ディスク装置5内に挿入する図示しない
光ディスクとしては書換え可能なものを採用する。光デ
ィスク上には、図35に示すように、14枚の静止画像
データを記録しているものとする。なお、電子スチルカ
メラは例えばJPEG方式の圧縮アルゴリズムによって
静止画像データを圧縮処理しており、光ディスク上には
画像(1)乃至(14)圧縮データが記録される。ま
た、光ディスク上には、14枚の静止画像の画像データ
(1)乃至(14)の外に、管理データも記録してい
る。管理データは各データが記録されているディスク上
の位置等のポインタデータを有しており、画像の再生は
この管理データに基づいて制御される。光ディスク装置
5は光ディスクにデータを書込むと共に、光ディスクに
記憶されたデータを読出す。光ディスク装置5に対する
データの書込み及び読出しはSCSI(Small Computer
System Interface )コントローラ6によって制御して
おり、SCSIコントローラ6はデータ及び制御バス7
からのデータをSCSIバス8を介して光ディスク装置
5に与えると共に、光ディスク装置5からSCSIバス
8を介して読出したデータをデータ及び制御バス7を介
してMPU9に出力する。
【0006】次に、図36及び図37を参照して静止画
像の再生動作について説明する。図36は管理データの
フォーマットを示す説明図であり、図37は動作フロー
を示すフローチャートである。
【0007】ユーザーは操作キー10を操作して画像の再
生をMPU9に指示する。ROM11はMPU9を制御す
るためのプログラムを格納しており、MPU9はROM
11のプログラムに基づいて、データ及び制御バス7を介
してSCSIコントローラ6を制御し、光ディスク装置
5に対して光ディスクが挿入されているか否かを問い合
わせる(ステップS1 )。問い合わせ結果はSCSIコ
ントローラ6を介してMPU9に与える。この問い合わ
せ結果によってディスクが挿入されていることが確認さ
れると、ステップS2 において、MPU9はフレーム番
号(1)の管理データの再生を指示するコマンドをSC
SIコントローラ6を介して光ディスク装置5に対して
発行する。MPU9は再生した管理データに基づいて、
各フレームの再生を行う。ここで、フレームは上述した
写真アルバムの1ページに相当し、後述する画像表示装
置16に表示される1画面を示している。フレーム(1)
については、図36に示すように、管理データのレコー
ド番号(n+0)乃至(n+5)に記録している。な
お、レコード番号のnはシステムオフセットを示す。
【0008】レコード番号(n+0)に記録しているオ
ブジェクト数(=4)は、1フレーム内でユーザーに提
示する対象物の数を示しており、写真アルバムでは1枚
の台紙上に貼付する写真の枚数に相当する。リンク数は
関連を有する他のフレームの数を示し、前後に他のフレ
ームのデータが存在する場合には2であり、一方のみに
他のフレームのデータが存在する場合には1である。レ
コード番号(n+1)にはオブジェクト(1)につい
て、画面上のオブジェクトの表示位置及び大きさを示す
オブジェクト(1)窓位置・大きさ(x,y,h,v)
のデータ及びオブジェクト(1)である画像(3)圧縮
データ(図35参照)の光ディスク上の記録位置を示す
画像(3)圧縮データ・ポインタのデータを記録してい
る。同様に、レコード番号(n+2)乃至(n+4)に
は夫々オブジェクト(2)乃至(4)についてのデータ
を記録している。
【0009】図38は画面上の窓位置・大きさ(x,
y,h,v)のデータを説明するための説明図である。
画像表示装置16の表示画面17は、全域にフレーム領域18
を有し、一部に各オブジェクトを表示する窓領域19を有
している。表示画面17の左上端部の水平及び垂直座標を
(0,0)とすると、窓領域19は、図38に示すよう
に、始端(左上端部)の水平及び垂直座標が(x,y)
で与えられ、水平及び垂直方向の大きさが(h,v)で
与えられる。
【0010】レコード番号(n+6)にはリンク条件及
びリンク先ポインタのデータを記録している。リンク条
件を満足すると、リンク先ポインタに示すレコード番号
の再生を開始するようになっている。例えば、フレーム
(2)については、レコード番号(n+6)に示すよう
にリンク数は2であり、レコード番号(n+10),
(n+11)にはリンク条件“P”の指定によって、リ
ンク先ポインタ(=レコード番号(n+0))のフレー
ム番号(1)のデータを再生し、リンク条件“N”が指
定されると、リンク先ポインタ(=レコード番号(n+
12))のフレーム(3)のデータを再生することを示
している。
【0011】図37のステップS2 において、光ディス
ク装置5はフレーム(1)の管理データを再生し、再生
データをSCSIバス8、SCSIコントローラ6及び
データ及び制御バス7を介してMPU9に供給する。M
PU9は再生した管理データを作業用メモリであるRA
M12に格納する。次いで、MPU9はRAM12に格納し
た管理データの最初のレコード番号(n+0)のデータ
を読出す。
【0012】次に、レコード番号(n+1)からオブジ
ェクト(1)である画像(3)圧縮データ・ポインタを
読出し、読出したポインタに基づいて、画像(3)圧縮
データを再生するための指示コマンドをSCSIコント
ローラ6を介して光ディスク装置5に出力する。光ディ
スク装置5は画像(1)圧縮データを再生し、SCSI
コントローラ6は再生データをRAM12に転送する。R
AM12は転送された画像(3)圧縮データを所定位置に
格納する。
【0013】次に、MPU9はRAM12に格納されてい
る画像(3)圧縮データをJPEGデコーダ13に与え、
JPEGデコーダ13はこの画像(3)圧縮データを復号
してRAM12の所定位置に格納する。次に、MPU9は
RAM12上の管理データ(レコード番号(n+1)によ
ってオブジェクト(1)の窓位置・大きさ(x,y,
h,v)のデータを読込む。MPU9は復号された画像
(3)データを表示した場合の大きさと窓領域との大き
さを比較し、画像(3)データに基づく表示の方が大き
い場合には、窓領域の大きさに合わせて画像(3)デー
タを縮小し、縮小画像データをRAM12上に生成する。
なお、復号画像データの表示時の大きさはJPEGデコ
ーダ13から与えられる。MPU9は画像(3)の縮小画
像データをRAM12から読出してフレームメモリ14に転
送し、窓領域の位置に対応するフレームメモリ14の所定
の記録位置に格納する。
【0014】次に、MPU9はレコード番号(n+2)
のオブジェクト(2)についてのデータを読出して同様
の処理を行う。更に、レコード番号(n+3),(n+
4)のオブジェクト(3),(4)についてのデータを
読出して同様の処理を行い、フレームメモリ14にフレー
ム(1)のデータを格納する。D/A変換器15はフレー
ムメモリ14のデータを読出してアナログ信号に変換して
画像表示装置16に出力する。画像表示装置16は、表示画
面上に、フレーム(1)の各オブジェクトである画像
(3),(7),(11),(8)を各窓位置・大きさ
のデータで規定された位置及び大きさで表示画像P3 ,
P7 ,P11,P8 として表示する。
【0015】こうして、図37のステップS3 におい
て、1フレームの画像オブジェクトが表示されると、ス
テップS4 に移行して、MPU9はキー入力待ち状態と
なる。ユーザーは、次のフレーム画像を観賞したい場合
には、操作キー10を操作して“N”を入力する。なお、
ユーザーが前フレームの画像を観賞したい場合には、
“P”を入力し、操作を終了したい場合には、“Q”を
入力する。例えば、操作キー10によって“Q”が入力さ
れると、MPU9は処理を終了する。ステップS4にお
いて、“P”又は“N”が入力されると、MPU9は処
理をステップS5 に移行して、リンク条件が存在するか
否かを判断する。
【0016】すなわち、MPU9は管理データから各フ
レームのリンク条件を読出し、操作キー10からの信号と
比較して処理を行う。いま、フレーム番号1の画像オブ
ジェクトが表示されており、MPU9はレコード番号
(n+5)のリンク条件を読出している。ここで、
“P”が入力されると、リンク条件が一致しないので処
理をステップS4 に戻して再度キー入力待ち状態とな
る。“N”が入力されると、リンク条件が一致するの
で、リンク先ポインタであるレコード番号(n+6)の
データの再生を指示する。すなわち、ステップS6 にお
いて、レコード番号(n+6)乃至(n+11)に記録
されているフレーム番号(2)のデータを読出してRA
M12に格納する。次いで、処理をステップS3 に戻し
て、フレーム(2)の画像オブジェクトを表示する。
【0017】図39はユーザーがリンク条件を指定する
ことにより、表示されるフレーム番号(1)乃至(4)
の表示を示す説明図である。
【0018】図39(a)はフレーム(1)の表示を示
しており、オブジェクト(1)乃至(4)として画像
(3),(7),(11),(8)の表示画像P3 ,P
7 ,P11,P8 が表示されていることを示している。フ
レーム(1)の表示時において、ユーザーが“N”を入
力することによって、図39(b)に示すフレーム
(2)の表示が行われる。フレーム(2)では、画像
(9),(10),(12)の表示画像P9 ,P10,P
12が窓位置・大きさのデータに基づく位置及び大きさで
表示される。フレーム(3)においては、図39(c)
に示すように、画像(6),(5),(13)に基づく
表示画像P6 ,P5 ,P13が表示され、フレーム(4)
においては、図39(d)に示すように、画像(1),
(2),(4),(14)に基づく表示画像P1 ,P2
,P4 ,P14が表示される。上述したように、ユーザ
ーが“N”をキー入力することによって次のフレームの
表示が行われ、“P”をキー入力することによって前フ
レームの表示が行われる。
【0019】このように、画像表示装置16の表示画面17
には、複数のオブジェクトで構成されたフレーム画像を
表示し、ユーザーの簡単なキー操作によって、写真アル
バムの台紙を捲るように、順次フレーム画像を切換える
ことができる。こうして、写真アルバムの観賞に酷似し
た態様で記録した画像を観賞することができる。
【0020】ところで、上述したように、管理データ
は、光ディスク上に混在して蓄積されている様々なデー
タ相互間の関係を示している。例えば、レコード番号
(n+0)乃至(n+5)においては、画像(3)圧縮
データがフレーム(1)に属し、フレーム(1)はリン
グ条件(“N”)でフレーム(2)に接続されること等
が記述されている。管理データにおいて記述するデータ
の関係は、先天的属性関係と後天的演出関係とに大別さ
れる。先天的属性関係は、例えば、撮影画像とその撮影
時に得られる撮影条件情報、関連テキスト情報及び音声
情報等の属性情報との関係を示す。撮影条件情報は撮影
日時、天候、ズーム倍率及びシャッタ速度等の情報であ
り、関連テキスト情報は撮影メモ等の情報であり、音声
情報は撮影時前後数秒間の環境音等の情報である。
【0021】撮影画像とその撮影時に得られた属性情報
とは非独立の関係にある。例えば、撮影日時という情報
を単独で提示しても何等意味を持たず、また、この撮影
日時の情報を他の画像に関連して提示することも意味を
持たない。すなわち、先天的属性関係は永続性を有し、
その記述の書換えは行われない。一方、先天的属性関係
以外のデータ相互間の関係は後天的演出関係である。後
天的演出関係は制作者の意図によって任意に記述するこ
とができる。
【0022】電子スチルカメラにおいては、画像情報の
みならず、上述した種々の属性情報を記録することがで
きる。これらの情報は、光ディスク装置5によって、光
ディスクに記録可能である。一方、制作者は、先天的属
性関係及び後天的演出関係を管理データに記述して各フ
レームを構成する。上述したように、この記述に基づい
て、制作者が所望する撮影画像と所望の属性情報とが画
面上に提示される。
【0023】しかしながら、管理データに一旦先天的属
性関係と後天的演出関係とを記述すると、この記述に基
づく情報しか提示されないという問題があった。また、
音楽及びグラフィックス・データ等を用いた高度の演出
効果を得ることができないという問題点もあった。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の画像ファイル装置においては、先天的属性関係と
後天的演出関係とを的確に記述することができず、情報
の有効利用及び演出効果が十分でないという問題点があ
った。
【0025】本発明は、記録可能な全情報について所望
の演出による提示を可能にすることができる画像ファイ
ル装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
データ記録方法は、複数の提示用データを記録し、前記
提示用データとそれ以外の1つ以上の前記提示用データ
との関連が記述されると共に、前記関連に基づいた提示
を行うために、前記各提示用データへのアクセス情報が
記述される1つ以上のデータ集合管理データを記録し、
前記提示用データに基づく提示を行うために前記データ
集合管理データを指定すると共に指定した前記データ集
合管理データにアクセスするためのアクセス情報が記述
される1つ以上の提示データ管理データを記録したもの
であり、本発明の請求項9に係るデータ記録方法は、所
定のデータ記録媒体に、ボリュームヘッダ領域を作成
し、複数の提示用データと、前記提示用データとそれ以
外の1つ以上の前記提示用データとの関連が記述される
と共に、前記関連に基づいた提示を行うために、前記各
提示用データへのアクセス情報が記述される1つ以上の
データ集合管理データと、前記提示用データに基づく提
示を行うために前記データ集合管理データを指定すると
共に指定した前記データ集合管理データにアクセスする
ためのアクセス情報が記述される1つ以上の提示データ
管理データとを記録するためのデータ領域を作成したも
のであり、本発明の請求項17に係るデータ再生装置
は、所定のデータ記録媒体に記録されている提示用デー
タとそれ以外の1つ以上の提示用データとの関連が記述
されると共に、前記関連に基づいた提示を行うために、
前記各提示用データへのアクセス情報が記述される1つ
以上のデータ集合管理データと、前記提示用データに基
づく提示を行うために前記データ集合管理データを指定
すると共に指定した前記データ集合管理データにアクセ
スするためのアクセス情報が記述される1つ以上の提示
データ管理データとを記録している前記データ記録媒体
から前記提示用データ、データ集合管理データ及び提示
データ管理データを再生可能なデータ再生手段と、この
データ再生手段から再生出力が与えられ、前記提示デー
タ管理データの記述に基づいて前記データ集合管理デー
タにアクセスし、アクセスした前記データ集合管理デー
タの記述に基づいて前記提示用データをビデオ信号又は
オーディオ信号に変換して出力する信号処理手段とを具
備したものである。本発明の請求項27に係るデータ記
録方法は、複数の提示用データを記録し、前記提示用デ
ータとそれ以外の1つ以上の前記提示用データとの関連
が記述されると共に、前記関連に基づいた提示を行うた
めに、前記各提示用データへのアクセス情報が記述され
る複数のデータ集合管理データを記録し、前記提示用デ
ータに基づく提示を行うために前記複数のデータ集合管
理データを所定の順で指定すると共に指定した前記デー
タ集合管理データにアクセスするためのアクセス情報が
記述される1つ以上の提示データ管理データを記録した
ものである。
【0027】
【作用】本発明において、記録媒体には、複数の提示用
データを記録すると共に、提示用データ相互間の関連及
び各提示用データにアクセスするためのアクセス情報が
記述されるデータ集合管理データと提示用データに基づ
く提示を行うためにデータ集合管理データを直接又は間
接に指定してアクセスするための提示データ管理データ
とを記録している。第1の信号処理手段は提示データ管
理データの記述に基づいて例えば集合管理データを読出
し、読出した集合管理データに基づく提示用データを再
生手段によって再生させ、ビデオ信号又はオーディオ信
号に変換して提示手段に与える。また、第2の信号処理
手段は例えばユーザー操作に基づいて、データ集合管理
データに記述された提示用データ相互間の関連に基づく
提示用データを再生手段に再生させ、ビデオ信号又はオ
ーディオ信号に変換して提示手段に与える。提示手段は
第1及び第2の信号処理手段からのビデオ信号及びオー
ディオ信号を提示する。こうして、所望の演出で全提示
用データに基づく提示を可能にしている。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る画像ファイル装置の一
実施例を示すブロック図である。図1において図34と
同一の構成要素には同一符号を付してある。また、図2
は光ディスクのデータ構造を示す説明図であり、図3及
び図4は夫々構造オブジェクト・プレート及び原子オブ
ジェクト・プレートを説明するための説明図である。
【0029】光ディスク装置5は図示しない光ディスク
にデータを記録すると共に、光ディスクに記録されたデ
ータを再生する。図2に示すように、光ディスクの所定
の論理アドレスにはボリューム・ヘッダを記録してい
る。ボリューム・ヘッダは光ディスク自体のID等の情
報と最初に読出すべきデータ・ファイルのポインタを記
述している。データ・ファイルは、図2に示すように、
構造オブジェクト・プレート(以下、SOPという)及
び原子オブジェクト・プレート(以下、AOPという)
の2種類の管理データ・ファイルと複数種類のソースデ
ータ・ファイルとによって構成する。SOPは後天的演
出関係を記述するものであり、AOPは先天的属性関係
を記述するものである。また、本実施例ではソースデー
タとしては、画像ソースデータ、MIDIソースデー
タ、音声ソースデータ、画像属性ソースデータ及びグラ
フィックスソースデータの5種類のデータを記録してい
る。
【0030】画像ソースデータは、例えば電子スチルカ
メラによって撮影された画像をJPEG方式にて圧縮し
た圧縮データであり、MIDIソースデータは電子式自
動楽器用のディジタルインターフェース規格であるMI
DI(Musical Instrument Digital Interface)のファ
イルフォーマットに準拠したデータである。また、音声
ソースデータは電子スチルカメラによる撮影時に得られ
る環境音をADM(適応型デルタ変調)処理したデータ
であり、画像属性ソースデータは電子スチルカメラによ
る撮影時に得られる撮影情報(撮影日時、ズーム倍率及
びシャッタ速度等の情報)のデータである。各データ・
ファイルには夫々1以上のデータが含まれており、各デ
ータはポインタによって管理されているので、ディスク
上の実際の記録位置は自由である。
【0031】SOPは1フレームにおける各オブジェク
トの提示について記述したものであり、写真アルバムに
おける1枚の台紙に相当する。SOPは、図3に示すよ
うに、SOP情報、1以上のオブジェクト情報及び1以
上のリンク情報を有している。SOP情報は、ファイル
ID、オブジェクト情報数及びリンク情報数等について
記述している。オブジェクト情報は提示するオブジェク
トのデータ種別、オブジェクト操作手順及びプレート・
ポインタのデータを示し、複数のオブジェクト情報を記
述することによって、同時に複数のオブジェクトを提示
することができる。本実施例においては、オブジェクト
情報によってAOPを指定するようになっており、実際
に提示するオブジェクトはAOPによって記述する。
【0032】データ種別は提示するオブジェクトのデー
タ種別を示し、例えば、画像、MIDI及び音声等であ
ることを示す。オブジェクト操作手順は、オブジェクト
の提示法を示すものであり、例えば画像についてはディ
スプレイ上の表示位置及び大きさ(窓位置・大きさ)
等、音声についてはオーディオ・チャンネル及び出力レ
ベル等についてのデータである。プレート・ポインタは
提示するオブジェクトを指定するAOPのファイル位置
を示す。更に、本実施例においては、プレートポインタ
によって他のSOPを指定することもできる。これによ
り、1フレームの表示中に他のフレームの表示を行うこ
とも可能である。
【0033】リンク情報は他のフレームに切換える場合
の演出を規定するための情報を記述している。具体的に
は、リンク情報はリンク条件、リンク操作手順及びリン
ク先SOPポインタによって構成する。本実施例におい
てはマウス等のポインタデバイスによるリンク条件の指
定が可能となっており、リンク条件はマウスのポイント
位置及び待ち時間等の条件について記述している。リン
ク操作手順は他のフレームへの切換え方法について記述
しており、例えば、画像については画像を瞬時に切換え
るカット又は画像のフェード・アウトとフェード・イン
とを同時に行って他の画像に切換えるディゾルブ(diss
olve)等、音声については音量を漸次変化させるフェー
ド・アウト又はフェード・イン等について記述してい
る。また、リンク先SOPポインタはリンクするSOP
のディスク上のファイル位置を示す。
【0034】一方、AOPはSOPで指定されるオブジ
ェクトを管理するものであり、図4に示すように、AO
P情報、1以上のデータファイル情報及び1以上のリン
ク情報によって構成する。AOP情報はファイルID、
データファイル情報数及びリンク情報数等について記述
している。データファイル情報は各AOPに属する全デ
ータファイルについての情報であり、データ種別、デー
タ情報及びデータファイル・ポインタのデータを有して
いる。データ種別はそのデータファイルが画像データ、
MIDIデータ又は音声データ等のうちいずれのデータ
種別であるかを示す。データ情報はそのデータファイル
のファイル・サイズ、フォーマットID及びデータ形式
等の種々の情報についての記述である。また、データフ
ァイル・ポインタはそのデータファイルの光ディスク上
の記録位置を示す。
【0035】各リンク情報はリンク種別及びリンク先A
OPポインタによって構成する。リンク種別はこのAO
Pによって示すオブジェクトとリンク先AOPによって
示すオブジェクトとの関係を示すものであり、例えば撮
影順等について記述している。リンク先AOPポインタ
はリンクするAOPファイルの光ディスク上の記録位置
を示している。
【0036】図1において、MPU21は光ディスク装置
5に対するデータの書込み及び読出しを制御する。ま
た、MPU21は光ディスク装置5からSOP及びAOP
を読出して、光ディスク装置1の画像ソースデータ、M
IDIソースデータ、音声ソースデータ、画像属性ソー
スデータ及びグラフィックスソースデータの再生を指示
するようになっている。ROM11はMPU21の動作プロ
グラムを格納しており、RAM12はMPU21の作業用メ
モリである。
【0037】本実施例においては、MPU21は、先ず、
SOPに基づいて提示を行うようになっている。上述し
たように、SOPにはAOP又は他のSOPが指定され
ており、指定されているAOP又はSOPに記述されて
いるソースデータに基づく提示を行うのである。更に、
MPU21は所定のSOPに基づく提示中に、このSOP
には記述されていないが指定されているAOPには記述
されているオブジェクトを提示することもできる。この
指定はユーザーのマウス32の操作に基づいて行う。マウ
ス32はユーザーの操作によって移動し、その移動距離及
び方向に基づくデータをMPU21に出力すると共に、ユ
ーザーのクリック操作のタイミングで座標データをMP
U21に出力するようになっている。MPU21は、例えば
指定されたAOPに基づく表示上でマウス32がクリック
操作されると、提示されてはいないがAOPには記述さ
れている他のオブジェクトを提示するようになってい
る。更に、MPU21は、AOPにリンク情報を記述する
ことによって、上述したクリック操作が行われると、リ
ンク情報によって指定されている他のAOPに基づく提
示を行うようになっている。
【0038】SCSIコントローラ6はデータ及び制御
バス7からのデータをSCSIバス8を介して光ディス
ク装置5に供給すると共に、光ディスク装置5から読出
されたデータがSCSIバス8を介して入力され、デー
タ及び制御バス7を介してMPU21、JPEGデコーダ
13、MIDIデータ復調器22、ADM復調器23又はグラ
フィックス生成回路25に出力する。
【0039】JPEGデコーダ13はSCSIコントロー
ラ6からデータ及び制御バス7を介して転送された圧縮
画像ソースデータを復号して2つの画像用フレームメモ
リ24に与える。MIDIデータ復調器22は図示しないバ
ッファを有しており、SCSIコントローラ6からのM
IDIソースデータを格納すると共に復調して、復調M
IDIデータをシンセサイザ28に出力する。なお、MI
DIデータ復調器22は一連のデータの復調が終了する
と、その終了ステータスをMPU21に出力する。MPU
21は終了ステータスが入力されると、必要に応じて、M
IDIデータ復調器22にバッファに格納しているMID
Iソースデータの再生を繰返し指示するようになってい
る。ADM復調器23は図示しないバッファメモリを有し
ており、SCSIコントローラ6からの音声ソースデー
タを格納すると共に復調してオーディオ信号を合成回路
29に出力する。
【0040】シンセサイザ28はMIDIデータをオーデ
ィオ信号に変換して合成回路29に出力する。合成回路29
はシンセサイザ28からのオーディオ信号と音声ソースデ
ータに基づくオーディオ信号とを合成してオーディオア
ンプ30に出力する。オーディオアンプ30はオーディオ信
号を増幅してスピーカー31に与えて音響出力させるよう
になっている。
【0041】2つのグラフィックス生成回路25はSCS
Iコントローラ6を介してグラフィックスソースデータ
が与えられ、このデータを表示用のデータに変換して合
成回路27に出力する。なお、一方のグラフィックス生成
回路25が合成回路27にデータを出力している場合には、
他方のグラフィックス生成回路25にグラフィックスソー
スデータを供給するようになっている。カーソル生成回
路26はMPU21からカーソル座標データが与えられ、こ
の画像データに基づく画面上の位置にカーソル画像を表
示するためのデータを生成して合成回路27に出力する。
2つの画像用フレームメモリ24は記憶している画像デー
タを読出して合成回路27に出力する。なお、画像用フレ
ームメモリ24は一方への書込み時に他方からデータを読
出すようになっている。なお、カーソル座標データはマ
ウス32によって指定するようになっている。MPU21は
マウス32からのデータに基づいてカーソル座標データを
作成するようになっている。
【0042】合成回路27は画像用フレームメモリ24、グ
ラフィックス生成回路25及びカーソル生成回路26の出力
を合成してD/A変換器15に出力する。D/A変換器15
は入力されたデータをアナログ信号に変換してビデオ信
号を画像表示装置16に出力する。画像表示装置16は入力
されたビデオ信号に基づく表示を表示画面上に表示する
ようになっている。
【0043】次に、このように構成された実施例の動作
について図5のフローチャート及び図6乃至図32の説
明図を参照して説明する。図5はMPU21の動作フロー
を示している。図6は光ディスク上の記録データを説明
するための説明図である。また、図7乃至図25は夫々
図6中のSOP(1)乃至(5)及びAOP(1)乃至
(14)の具体的な記録データを説明するための説明図
である。
【0044】光ディスクには、図6に示すように、ポイ
ンタ0乃至4に夫々SOP(1)乃至(5)を記録し、
ポインタ5乃至18に夫々AOP(1)乃至(14)を
記録し、ポインタ19乃至26に夫々画像1乃至8ソー
スデータを記録し、ポインタ27乃至34に夫々画像属
性1乃至8ソースデータを記録し、ポインタ35,36
に夫々MIDI(1),(2)ソースデータを記録し、
ポインタ37乃至39に夫々音声1乃至3ソースデータ
を記録し、ポインタ40乃至43に夫々グラフィックス
(1)乃至(4)ソースデータを記録している。
【0045】AOP(1)乃至(14)は、8個の画像
ソースデータ、8個の画像属性ソースデータ、2個のM
IDIソースデータ、3個の音声ソースデータ及び4個
のグラフィックスソースデータ、すなわち、光ディスク
上の全ソースデータについての関係を記述している。図
12に示すように、AOP(1)はデータ種別P(=画
像ソースデータ)とデータ種別A(=画像属性ソースデ
ータ)の2つのデータが関連していることを示してい
る。つまり、図6のポインタ19に記録されている画像
1の撮影時の属性情報はポインタ27の属性情報1であ
ることを示しており、各ファイル容量は夫々360k
B,0.2kBであることも示している。
【0046】また、AOP(2)については、図13に
示すように、データ種別P,Aで示す画像2ソースデー
タ及び画像属性2ソースデータの外に、リンク情報も記
述している。リンク種別は連写であり、図13及び図1
4に示すように、画像2の撮影に続けてポインタ7に記
録したAOP(3)で記述している画像3が撮影された
ことが分かる。また、AOP(3)では、画像3の撮影
と共にデータ種別V(=音声ソースデータ)で示す音声
(環境音)を記録したことを記述している。AOP
(4),(6),(7)では、夫々図15、図17及び
図18に示すように、画像4,6,7の撮影と同時に、
その属性情報である画像属性4,6,7を記録したこと
が分かる。また、AOP(5),(8)では、夫々図1
6及び図19に示すように、画像5,8の撮影と同時に
その属性情報である画像属性5,8及び環境音である音
声2,3を記録したことが分かる。
【0047】AOP(9),(10)は、夫々図20及
び図21に示すように、データ種別M(=MIDIソー
スデータ)で示すMIDI(1),(2)ソースデータ
についての情報を記述している。また、AOP(11)
乃至(14)は、夫々図22乃至図25に示すように、
データ種別G(=グラフィックスソースデータ)で示す
グラフィックス(1)乃至(4)ソースデータについて
の情報を記述している。
【0048】図26乃至図29は夫々グラフィックス
(1)乃至(4)ソースデータに基づく表示例を示す説
明図である。
【0049】グラフィックス(1)ソースデータは、本
実施例では次のSOPに基づく提示に移行するためのリ
ンク条件を指定するためのマウス32のクリック位置を示
す表示を行うためのものである。このソースデータに基
づく表示は、図26に示すように、“次のページ”とい
う文字をボタンの外形を示す枠で囲ったものである。ま
た、グラフィックス(2)ソースデータに基づく表示
は、図27に示すように、“前のページ”という文字を
ボタンの外形を示す枠で囲ったものである。この表示の
表示位置によって、前のSOPに基づく提示に戻すため
のリンク条件を指定することができる。
【0050】すなわち、図7乃至図11に示すように、
SOP(1)乃至(5)のリンク条件としては、W
(x,y,h,v)で示す画面上の表示位置でクリック
操作が行われたか否かを判断する。W(x,y,h,
v)で示す表示位置と図26及び図27の表示の表示位
置とを一致させると、マウスのクリックによって前後の
SOPに基づく提示への移行が可能となる。また、グラ
フィックス(3),(4)ソースデータに基づく表示
は、夫々図28及び図29に示すものとなる。これらの
表示もリンク条件に使用する。
【0051】初期の提示はSOP(1)乃至(5)によ
って指定している。SOP(1)は、図7に示すよう
に、ポインタ5,6に記録されているAOP(1),
(2)に基づく表示及びポインタ15に記録されている
AOP(11)に基づく表示並びにポインタ13に記録
されているAOP(9)に基づくMIDI(1)ソース
データによる音楽を提示することを記述している。各表
示の表示位置及び大きさはW(x,y,h,v)によっ
て指示され、音量はVol(90)によって指示され
る。更に、W(x,y,h,v)に示す表示領域をクリ
ックすることによって、ポインタ(1)に記録されてい
るSOP(2)に基づく提示に移行することも指定され
ており、この移行に際しては表示をスライド・インによ
って入換えることも指定している。
【0052】SOP(2)は、図8に示すように、AO
P(6),(11),(12),(9)によって指定す
る表示及び音楽の外に、データ種別SPで示す他のSO
Pに基づく縮小画像を提示することを記述している。こ
の縮小画像はポインタ3に記録されているSOP(4)
に基づくものであり、図10に示すように、SOP
(4)にはポインタ8に記録されたAOP(4)に基づ
く表示及びAOP(13)のグラフィックス(3)ソー
スデータに基づく表示について記述している。
【0053】グラフィックス(3)ソースデータに基づ
く“次の画像”(図28)は、縮小画像の表示領域に表
示する画像をリンク条件で指定しているSOP(5)に
基づく表示に切換えるためのものである。
【0054】図30は画像表示装置16の表示画面上の表
示例を示す説明図である。図30はSOP(1)乃至
(5)で指定した提示のうち画像ソースデータに基づく
表示のみを示している。図30(a)乃至(c)は夫々
第1乃至第3フレームの表示を示している。第1フレー
ムにおいては、SOP(1)の記述によって、画像1,
2ソースデータに基づく画像P1 ,P2 を表示する。更
に、AOP(2)の記述によって、画像P2 に代えて画
像3ソースデータに基づく画像P3 を表示することもで
きる。また、第2フレームにおいては、図30(b)に
示すように、SOP(2)の記述に基づいて、SOP
(4)に基づく縮小画像である画像P4 と画像P6 とを
表示する。また、SOP(4)に基づく画像に代えて、
SOP(5)に基づく画像P5 を表示することもでき
る。また、第3フレームにおいては、SOP(3)の記
述によって、AOP(7),(8)に基づく画像P7 ,
P8 を表示する。
【0055】図31はSOP(1)乃至(5)及びAO
P(1)乃至(14)を用いた提示を示す説明図であ
る。図31、図32及び図5を参照して具体的な動作に
ついて説明する。図31においては、SOPに基づく表
示は四角で囲って示し、画像ソースデータに基づく表示
は四角で囲って斜線を施して示し、MIDIソースデー
タ及び音声ソースデータに基づく提示は丸印で示し、画
像属性ソースデータに基づく表示は四角印で示し、グラ
フィックスソースデータに基づく表示は黒四角印で示
し、初期状態で提示されていないものは破線で囲って示
している。
【0056】MPU21はROM11に格納されているプロ
グラムデータに基づいて光ディスクの記録データの再生
を行う。光ディスク装置5に光ディスクが挿入される
と、MPU21はSCSIコントローラ6を介してボリュ
ーム・ヘッダのデータを再生するコマンドを光ディスク
装置5に発行する。図5のステップS11において、光デ
ィスク装置6から再生されたボリューム・ヘッダのデー
タはSCSIコントローラ6を介して読出され、MPU
21はボリューム・ヘッダのデータを作業用メモリである
RAM12に格納する。ステップS12においては、MPU
21はRAM12に格納されたボリューム・ヘッダから初期
ポインタを読出し、初期ポインタを示す変数PTに代入
した後内部のレジスタに格納する。なお、本実施例では
PT=0である。
【0057】次に、MPU21は、ステップS13におい
て、変数PTによって示されるポインタ0の位置に記録
されているデータの再生をSCSIコントローラ6を介
して光ディスク装置5に指示する。光ディスク装置5は
ポインタ0に記録されているSOP(1)のデータを再
生し、SCSIコントローラ6は再生データをデータ及
び制御バス7を介してRAM12に転送して格納する。M
PU21はRAM12に格納されたSOP(1)のデータか
ら、提示すべきオブジェクトの数(=4)及び設定され
ているリンク数(=1)を知る。
【0058】次に、ステップS14において、MPU21は
SOP(1)で指定されているオブジェクトを出力す
る。すなわち、MPU21は、図7に示すように、第1の
オブジェクトであるAOP(1)がポインタ5に記録さ
れていることを読出し、このポインタ5に記録されてい
るAOP(1)の再生を光ディスク装置5に要求する。
SCSIコントローラ6は光ディスク装置5からのAO
P(1)の再生データをRAM12に転送して格納する。
MPU21は、AOP(1)で記述されているデータのう
ち、SOP(1)の第1のオブジェクトのデータ種別
(=P)と同一データ種別に属するファイルを探す。図
12に示すように、AOP(1)の第1のファイルのデ
ータ種別がPであり、MPU21はこのファイルのポイン
タ19に記録されている画像1ソースデータの再生を光
ディスク装置5に要求する。SCSIコントローラ6は
再生データをJPEGデコーダ13に転送する。JPEG
デコーダ13は所定の復号処理を行った後にRAM12に転
送して格納する。
【0059】一方、MPU21は、SOP(1)の第1オ
ブジェクトについては、表示窓の位置・大きさ(W
(x,y,h,v))のデータによって表示する位置及
び大きさを指定している。画像1についての復調データ
に基づく表示が指定されている表示窓よりも大きい場合
には、MPU21はRAM12上において所定の間引処理に
より復調データを縮小画像データ変換して、画像用フレ
ームメモリ24の一方に転送し表示窓の位置に対応する記
憶領域に格納する。これにより、第1のオブジェクトの
提示の準備が完了する。
【0060】次に、MPU21はSOP(1)の第2のオ
ブジェクトについての提示の準備をする。すなわち、M
PU21は先ずポインタ6に記録されているAOP(2)
の再生を指示し、AOP(2)(図13)で記述されて
いる画像2を、ポインタ10から再生させるための指示
を行う。画像2ソースデータはJPEGデコーダ13で復
調され、復調データはRAM12上で表示窓の大きさに応
じて処理された後、画像用フレームメモリ24の表示窓に
対応する領域に格納される。
【0061】次に、MPU21は、SOP(1)の第3の
オブジェクトの提示の準備をする。MPU21は第3のオ
ブジェクトが記述されたポインタ15に記録されたAO
P(11)の再生を光ディスク装置5に要求する。AO
P(11)の再生データはRAM12に格納する。MPU
21は、SOP(1)の第3のオブジェクトで指定されて
いるデータ種別(=G)と同一種別に属するファイルを
AOP(11)から検出する。図22に示すように、A
OP(11)の第1のファイルのデータ種別がGであ
り、MPU21はこのポインタ40に記録されたグラフィ
ックス(1)ソースデータの再生を光ディスク装置5に
指示する。SCSIコントローラ6は再生データをグラ
フィックス生成回路25の一方に与える。グラフィックス
生成回路25はグラフィックス(1)ソースデータを復調
して表示用のデータを得る。なお、グラフィックス
(1)ソースデータに基づく表示の表示位置は、SOP
(1)のW(x,y,h,v)のデータによって規定さ
れている。
【0062】次に、MPU21はSOP(1)の第4のオ
ブジェクトの提示の準備をする。MPU21は第4のオブ
ジェクトがポインタ13に記録されていることを検出
し、ポインタ13に記録されているAOP(9)の再生
を光ディスク装置5に指示する。再生されたファイルデ
ータはRAM12に格納する。MPU21は、AOP(9)
からSOP(1)の第4のオブジェクトで指定されてい
るデータ種別(=M)と同一のデータ種別のファイルを
検出する。図20に示すように、AOP(9)の第1の
ファイルのデータ種別がMであり、MPU21はポインタ
35に記録されたMIDI(1)ソースデータの再生を
光ディスク装置5に要求する。SCSIコントローラ6
は再生データをMIDIデータ復調器22に転送して、内
蔵バッファメモリに格納する。これにより、SOP
(1)で指定されている全てのオブジェクトの提示の準
備が完了する。
【0063】ここで、MPU21は画像フレームメモリ24
及びグラフィックス生成回路25を再生状態にする。画像
フレームメモリ24は画像1,2ソースデータに基づく画
像データを合成回路27に出力し、グラフィックス生成回
路25はグラフィックス(1)ソースデータに基づく画像
データを合成回路27に出力する。合成回路27はこれらの
データを合成してD/A変換器15に与え、D/A変換器
15は入力されたデータをアナログ信号に変換して画像表
示装置16に出力する。画像表示装置16はD/A変換器15
からのビデオ信号に基づいて、図31(a)に示す表示
を行う。図31(a)に示すように、SOP(1)に基
づく第1フレームにおいては、画像1,2ソースデータ
に基づく画像P1 、P2 とグラフィックス(1)ソース
データに基づく表示G1 が表示されている。なお、表示
G1 は図26に示すボタン表示である。
【0064】一方、MPU21はMIDIデータ復調器22
も再生状態にする。MIDIデータ復調器22はMIDI
データを再生してシンセサイザ28に与え、シンセサイザ
28は入力されたデータをオーディオ信号に変換して合成
回路29を介してオーディオアンプ30に出力する。オーデ
ィオアンプ30は、SOP(1)の音量の指定(Vol
(90))に基づいてオーディオ信号を増幅してスピー
カー31に与える。こうして、フレーム1の表示と共にス
ピーカー31からMIDI(1)ソースデータに基づく音
楽が出力される。これにより、ステップS14のオブジェ
クトの提示が終了する。なお、MPU21はMIDIデー
タ復調器22に再生データを繰返し出力させることによ
り、必要に応じて同一の曲を連続して出力させることも
できる。
【0065】また、マウス32の操作に基づくカーソルを
表示画面内に表示させている。MPU21はマウスの移動
距離及び方向に基づいてカーソル座標データを算出しカ
ーソル生成回路26に転送する。カーソル生成回路26は入
力されたカーソル座標データ基づいて表示画面上にカー
ソルを表示させるための画像データを作成して合成回路
27に出力する。こうして、表示画面上には、ユーザーの
マウス32の操作に基づくカーソルが表示される。
【0066】MPU21は図5のステップS15において、
マウス32がクリックされたか否かを検出している。ユー
ザーによってマウス32がクリックされると、MPU21ス
テップS16においてクリック時点のカーソル座標を求
め、求めたカーソル座標を変数MPに代入して内部レジ
スタに格納する。次いで、ステップS17において、MP
U21は変数MPで与えられるカーソル座標がSOP
(1)のリンク条件で指定された窓位置・大きさ(W
(x,y,h,v))に包含されるか否かを判断する。
なお、上述したように、リンク条件で指定した窓位置・
大きさ(W(x,y,h,v))は第3のオブジェクト
である表示G1 の窓位置・大きさ(W(x,y,h,
v))に一致している。すなわち、ステップS17ではマ
ウス32によるカーソルが表示G1 上でクリックされたか
否かの判定を行うことになる。
【0067】ユーザーが表示G1 上でマウス32をクリッ
クすると、リンク条件が満足され、処理はステップS18
に移行して、リンク先ポインタであるポインタ1を変数
PTに代入した後、ステップS13に処理を戻す。ステッ
プS13ではポインタ1のファイルであるSOP(2)を
読込む。こうして、次のステップS14において、図31
(b)に示すSOP(2)に基づく提示が行われる。な
お、フレーム1からフレーム2への切換は、SOP
(1)に記述されているリンク操作手順に従って、スラ
イド・イン方式を採用する。
【0068】一方、マウス32を表示G1 上以外の部分で
クリックすると、リンク条件は満足せず次のステップS
19に処理を移行する。ステップS19ではSOP(1)の
各オブジェクト操作手順に記述された窓位置・大きさ
(W(x,y,h,v))と変数MPとを比較する。す
なわち、ステップS19ではマウス32が画像オブジェクト
上のいずれかでクリックされたか否かを判断することに
なる。画像P1 ,P2 上以外の部分でクリックが行われ
た場合には、ステップS19から処理はステップS15に移
行してクリック操作待ち状態となる。いま、ユーザーが
画像P2 上でマウス32をクリックすると、MPU21はR
AM12上に格納されているAOP(2)に含まれるデー
タのうち、既に提示されているオブジェクトのデータフ
ァイルを除く全データファイルのデータ種別及び全リン
ク種別を読出し、MPU21にプログラムされている所定
のフォーマットに従ってグラフィックス生成回路25に出
力する。グラフィックス生成回路25は、データ種別及び
リンク種別のデータをメニュー形式(メニュー・ボタ
ン)で表示するための画像データを合成回路27に出力す
る。
【0069】図32はメニューボタンの表示を説明する
ための説明図である。
【0070】合成回路27はメニュー・ボタン表示用の画
像データを他の画像データと合成してA/D変換器15に
与え、画像表示装置16はA/D変換器15の出力から画面
上に図32に示すメニュー・ボタン表示を表示する(ス
テップS20)。AOP(2)では、図13に示すよう
に、データ種別Aで示される画像属性2ソースデータと
リンク種別連写で示されるAOP(3)が指定されてお
り、この場合のメニュー・ボタンは“撮影情報一覧”及
び“連写画像”を指定するものになっている(図32参
照)。
【0071】ユーザーはメニュー・ボタンの表示をマウ
ス32でクリックすることによって、初期状態では提示さ
れていないこれらのデータに基づく提示を行うことがで
きる。ステップS21,S22,S23はマウス32がクリック
され、クリックされた時点のカーソル座標を変数MPに
代入し、この変数とメニュー・ボタンの表示位置との比
較からメニュー・ボタン上をクリックされたか否かを判
断している。メニュー・ボタン以外の部分がクリックさ
れた場合には、処理をステップS21に戻してクリックの
発生を待機し、メニュー・ボタン上でクリックされる
と、次のステップS24でメニュー・ボタンで指定される
オブジェクトを提示する。
【0072】例えば、“撮影情報一覧”を指定するため
のメニュー・ボタン上をユーザーがマウス32でクリック
すると、MPU21はAOP(2)の記述からポインタ2
8に記録されている画像属性2ソースデータの再生を指
示する。MPU21は光ディスク装置5からの再生データ
を所定のフォーマットでグラフィックス生成回路25に与
える。グラフィックス生成回路25は与えられたデータを
画像データに変換して合成回路27に与える。こうして、
画像表示装置16の表示画面上に、図31(a)の破線四
角印で示す属性情報の表示A2 、すなわち、撮影日時、
ズーム倍率及びシャッタ速度等の表示を行う。
【0073】また、ユーザーが“連写画像”を指定する
ためのメニュー・ボタン上をマウス32でクリックする
と、MPU21はAOP(2)のリンク情報の記述からポ
インタ7に記録されているAOP(3)のデータの再生
を指示する。図14に示すように、AOP(3)はデー
タ種別P,A,Vで示す3種類のデータファイルについ
ての記述である。連写の指定はSOP(1)の第2のオ
ブジェクトに対するものであり、MPU21はAOP
(3)の各データのうちデータ種別Pで示す画像3ソー
スデータの読出しを指示する。光ディスク装置5はポイ
ンタ21に記録されている画像3ソースデータを再生
し、SCSIコントローラ6は再生データをJPEGデ
コーダ13に出力する。以後、同様の動作によって、画像
P2 の表示位置に画像P2 に代えて画像3ソースデータ
に基づく画像P3 を表示する。
【0074】なお、音声データも他のデータと同様に、
提示についてはSOP及びAOPによって管理する。S
OP又はAOPによって音声データの提示が指示される
と、MPU21は指定された音声データをディスクから読
出し、ADM復調器23に内蔵されているバッファ・メモ
リに転送する。ADM復調器23はMPU21からの再生の
指示によって音声データを復調し、合成回路29にオーデ
ィオ信号を出力する。こうして、スピーカー31から音声
データに基づく音響を出力させている。例えば、ユーザ
ーが画像P3 上をマウス32でクリックすると、グラフィ
ックス生成回路25によって、画面上には“撮影情報一
覧”を指定するためのメニュー・ボタンの外に、“音声
出力”を指定するためのメニュー・ボタン(図示省略)
も表示される。ユーザーが“音声出力”を指定するため
のメニュー・ボタン上でマウス32をクリックすることに
より、AOP(3)の記述からポインタ37に記録されて
いる音声1ソースデータが光ディスク装置5によって再
生される。再生データはADM復調器23に与えてオーデ
ィオ信号に変換する。こうして、画像3の撮影時前後の
環境音V1 をスピーカー31から出力させることができ
る。
【0075】本実施例においては、SOPの1つのオブ
ジェクトとして他のSOPを指定することもでき、所定
フレームのオブジェクトとして他のフレームのオブジェ
クトを提示することができる。例えば、SOP(2)に
おいては第1オブジェクトとしてSOP(4)を記述し
ている。上述したように、ユーザーがマウス32で図31
(a)の表示G1 上をクリックすると、SOP(2)に
基づいてオブジェクトが提示される。
【0076】MPU21はSOP(2)の第1のオブジェ
クト情報からポインタ3に記録されているSOP(4)
のデータを読出す。図10に示すように、SOP(4)
にはデータ種別P,Gで示すAOP(4),(13)に
ついての記述がある。AOP(4)は、図15に示すよ
うに、データ種別P,Aで示す画像4ソースデータ及び
画像属性4ソースデータについて記述してあり、AOP
(13)は図24に示すように、データ種別Gで示すグ
ラフィックス(3)ソースデータについて記述してあ
る。MPU21はデータ種別Pに対応したAOP(4)の
画像4ソースデータの再生及びデータ種別Gに対応した
AOP(13)のグラフィックス(3)ソースデータの
再生を指示する。これらの再生データは夫々JPEGデ
コーダ13及びグラフィックス生成回路25に与える。以後
同様の動作によって、フレーム(2)の第1のオブジェ
クト表示窓には、図31(b)の四角で囲った部分に示
すように、画像P4 と表示G3 とを表示する。
【0077】また、図31(b)に示すように、SOP
(2)の第2乃至4のオブジェクトである画像P6 及び
表示G1 ,G2 も表示窓位置・大きさ(W(x,y,
h,v))のデータに基づく位置に表示する。なお、第
5のオブジェクトであるMIDI(1)ソースデータに
基づく音楽M1 は、第1フレームから連続して提示して
おり、提示のために新たな操作は行わない。
【0078】ここで、ユーザーがマウス32を移動させ
て、画像G3 である“次の画像”を指定するためのボタ
ン上でクリックすると、SOP(4)のリンク条件を満
足し、MPU21はポインタ4に記録されているSOP
(5)のデータを読込む。SOP(5)には、図11に
示すように、データ種別P,V,Gの3つのオブジェク
トについて記述がある。MPU21は、SOP(5)の記
述からポインタ9,18に記録されているAOP
(5),(14)のデータを読出し、AOP(5),
(14)の記述に基づいて、図31(b)に示すよう
に、画像5ソースデータに基づく画像P5 及びグラフィ
ックス(4)ソースデータに基づく表示G2 を提示する
と共に、画像5の撮影時の環境音である音声2ソースデ
ータに基づく環境音V2をスピーカー31から出力させ
る。こうして、SOP(4)に基づく画像P4 及び表示
G3 はリンク操作手順で規定したカットによって画像P
5 及び表示G4 に変更される。ここで、ユーザーが画像
P5 上でマウス32をクリックすると、“撮影情報一覧”
のみのメニュー・ボタンが表示され、このメニュー・ボ
タン上でクリックすることにより、撮影5に対応した撮
影情報の表示A5 が表示される。
【0079】ユーザーが、表示G2 である“前の画像”
を指定するためのボタン(図29参照)上でマウス32を
クリックすると、SOP(5)のリンク条件を満足し、
SOP(4)に基づく提示に戻る。この場合の画面の変
更もカットである。また、フレーム2の表示G2 をクリ
ックすると、リンク条件を満足して、SOP(1)に基
づくオブジェクトの提示が行われる。この場合の画像の
切換えはカットで行われる。また、フレーム2の表示G
1 をクリックすると、図31(c)に示すSOP(3)
に基づくオブジェクトの提示が行われる。この場合に
は、SOP(2)に規定されているようにスライド・イ
ンで画像は切換えられる。
【0080】SOP(3)においては、オブジェクトと
して図9に示すようにAOP(7),(8),(1
2),(10)が指定され、これらのAOPに基づい
て、図31(c)に示すように、画像P7 ,P8 及び表
示G2 を表示すると共に、MIDI(2)ソースデータ
に基づく音楽M2 をスピーカー31から出力させる。更
に、ユーザーが画像P8 上をマウス32でクリックする
と、“撮影情報一覧”及び“音声出力”を指定するため
のメニュー・ボタンが表示される。ユーザーが“撮影情
報一覧”のメニュー・ボタンをクリックすると画像8の
撮影についての撮影情報の表示A8 が表示され、“音声
出力”を指定するためのメニュー・ボタンをクリックす
ると、画像8撮影時前後の環境音V3 がスピーカー31か
ら出力される。表示G2 をクリックすると、再びSOP
(2)に基づいてオブジェクトが提示がされる。
【0081】このように、本実施例においては、記録し
たデータの属性関係はAOPに記述し、初期状態で提示
するオブジェクトはSOPに記述してSOPによってA
OP又は他のSOPを指定し、指定されたAOPに基づ
いて記録されているデータを再生して提示するようにな
っている。AOPによって記録時に得られる全情報の関
係を記録保持しており、初期状態で提示するオブジェク
トの外に、AOPで記述されている全オブジェクトを提
示可能であり、高い演出効果を得ることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録可能な全情報について所望の演出による提示を可能に
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像ファイル装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】光ディスクのデータ構造を説明するための説明
図。
【図3】SOPを説明するための説明図。
【図4】AOPを説明するための説明図。
【図5】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】光ディスク上の具体的なデータを説明するため
の説明図。
【図7】図6中の具体的なSOPを示す説明図。
【図8】図6中の具体的なSOPを示す説明図。
【図9】図6中の具体的なSOPを示す説明図。
【図10】図6中の具体的なSOPを示す説明図。
【図11】図6中の具体的なSOPを示す説明図。
【図12】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図13】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図14】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図15】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図16】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図17】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図18】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図19】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図20】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図21】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図22】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図23】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図24】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図25】図6中の具体的なAOPを示す説明図。
【図26】グラフィックス(1)ソースデータに基づく
表示を説明するための説明図。
【図27】グラフィックス(2)ソースデータに基づく
表示を説明するための説明図。
【図28】グラフィックス(3)ソースデータに基づく
表示を説明するための説明図。
【図29】グラフィックス(4)ソースデータに基づく
表示を説明するための説明図。
【図30】実施例の動作を説明するための説明図。
【図31】実施例の提示を説明するための説明図。
【図32】メニュー・ボタンを示す説明図。
【図33】写真アルバムを示す説明図。
【図34】従来の画像ファイル装置を示すブロック図。
【図35】従来例における光ディスク上のデータ構造を
示す説明図。
【図36】従来例における管理データを示す説明図。
【図37】従来例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図38】窓領域を説明するための説明図。
【図39】従来例の動作を説明するための説明図。
【符号の説明】
5…光ディスク装置、13…JPEGデコーダ、16…画像
表示装置、21…MPU、22…MIDIデータ復調器、23
…ADM復調器、24…画像用フレームメモリ、25…グラ
フィックス生成回路、26…カーソル生成回路、28…シン
セサイザ、31…オーディオアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/937

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の提示用データを記録し、前記提示用データとそれ以外の1つ以上の前記提示用デ
    ータとの関連が記述されると共に、前記関連に基づいた
    提示を行うために、前記各提示用データへのアクセス情
    報が 記述される1つ以上のデータ集合管理データを記録
    し、 前記提示用データに基づく提示を行うために前記データ
    集合管理データを指定すると共に指定した前記データ集
    合管理データにアクセスするためのアクセス情報が記述
    される1つ以上の提示データ管理データを記録したこと
    を特徴とするデータ記録方法。
  2. 【請求項2】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、他の提示データ管理データを指定すると共に指定し
    た前記提示データ管理データにアクセスするための情報
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録方
    法。
  3. 【請求項3】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示の提示
    時間を指定する情報を含むことを特徴とする請求項1に
    記載のデータ記録方法。
  4. 【請求項4】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示の表示
    画面上における配置を指定する情報を含むことを特徴と
    する請求項1に記載のデータ記録方法。
  5. 【請求項5】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示方法を
    指定する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    データ記録方法。
  6. 【請求項6】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、1表示画面上の全ての提示のための全ての表示を他
    の提示データ管理データに基づくものに変更するための
    1つ以上のリンクを指定するための情報を含むことを特
    徴とする請求項1に記載のデータ記録方法。
  7. 【請求項7】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、1表示画面上の全ての提示のための全ての表示のう
    ちの一部を他の提示データ管理データに基づくものに変
    更するための1つ以上のリンクを指定するための情報を
    含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録方
    法。
  8. 【請求項8】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、少なくとも2つ以上あり、これらのうち、特定の2
    つの提示データ管理データは、少なくとも1つ以上の共
    通の前記データ集合管理データを指定すると共に、指定
    した前記データ集合管理データへのアクセス情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ記録方法。
  9. 【請求項9】 所定のデータ記録媒体に、ボリュームヘ
    ッダ領域を作成し、 複数の提示用データと、前記提示用データとそれ以外の
    1つ以上の前記提示用データとの関連が記述されると共
    に、前記関連に基づいた提示を行うために、前記各提示
    用データへのアクセス情報が記述される1つ以上のデー
    タ集合管理データと、前記提示用データに基づく提示を
    行うために前記データ集合管理データを指定すると共に
    指定した前記データ集合管理データにアクセスするため
    のアクセス情報が記述される1つ以上の提示データ管理
    データとを記録するためのデータ領域を作成したことを
    特徴とするデータ記録方法。
  10. 【請求項10】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、他の提示データ管理データを指定すると共に指定し
    た前記提示データ管理データにアクセスするための情報
    を含むことを特徴とする請求項9に記載のデータ記録方
    法。
  11. 【請求項11】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示の提示
    時間を指定する情報を含むことを特徴とする請求項9に
    記載のデータ記録方法。
  12. 【請求項12】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示の表示
    画面上における配置を指定する情報を含むことを特徴と
    する請求項9に記載のデータ記録方法。
  13. 【請求項13】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示方法を
    指定する情報を含むことを特徴とする請求項9に記載の
    データ記録方法。
  14. 【請求項14】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、1表示画面上の全ての提示のための全ての表示を他
    の提示データ管理データに基づくものに変更するための
    1つ以上のリンクを指定するための情報を含むことを特
    徴とする請求項9に記載のデータ記録方法。
  15. 【請求項15】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、1表示画面上の全ての提示のための全ての表示のう
    ちの一部を他の提示データ管理データに基づくものに変
    更するための1つ以上のリンクを指定するための情報を
    含むことを特徴とする請求項9に記載のデータ記録方
    法。
  16. 【請求項16】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、少なくとも2つ以上あり、これらのうち、特定の2
    つの提示データ管理データは、少なくとも1つ以上の共
    通の前記データ集合管理データを指定すると共に、指定
    した前記データ集合管理データへのアクセス情報を含む
    ことを特徴とする請求項9に記載のデータ記録方法。
  17. 【請求項17】 所定のデータ記録媒体に記録されてい
    提示用データとそれ以外の1つ以上の提示用データと
    の関連が記述されると共に、前記関連に基づいた提示を
    行うために、前記各提示用データへのアクセス情報が
    述される1つ以上のデータ集合管理データと、前記提示
    用データに基づく提示を行うために前記データ集合管理
    データを指定すると共に指定した前記データ集合管理デ
    ータにアクセスするためのアクセス情報が記述される1
    つ以上の提示データ管理データとを記録している前記デ
    ータ記録媒体から前記提示用データ、データ集合管理デ
    ータ及び提示データ管理データを再生可能なデータ再生
    手段と、 このデータ再生手段から再生出力が与えられ、前記提示
    データ管理データの記述に基づいて前記データ集合管理
    データにアクセスし、アクセスした前記データ集合管理
    データの記述に基づいて前記提示用データをビデオ信号
    又はオーディオ信号に変換して出力する信号処理手段と
    を具備したことを特徴とするデータ再生装置。
  18. 【請求項18】 前記信号処理手段は、前記1つ以上の
    提示データ管理データのうちの1つの提示データ管理デ
    ータを選択して、前記データ集合管理データにアクセス
    することを特徴とする請求項17に記載のデータ再生装
    置。
  19. 【請求項19】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、他の提示データ管理データを指定すると共に指定し
    た前記提示データ管理データにアクセスするための情報
    を含み、 前記信号処理手段は、前記データ再生手段から再生出力
    が与えられ、前記提示データ管理データの記述に基づい
    て前記データ集合管理データだけでなく前記他の提示デ
    ータ管理データにもアクセス可能であることを特徴とす
    る請求項17に記載のデータ再生装置。
  20. 【請求項20】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示の提示
    時間を指定する情報を含み、 前記信号処理手段は、前記1つ以上の提示データ管理デ
    ータに基づいて提示を順次切換えることを特徴とする請
    求項17に記載のデータ再生装置。
  21. 【請求項21】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示の表示
    画面上における配置を指定する情報を含むことを特徴と
    する請求項17に記載のデータ再生装置。
  22. 【請求項22】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、前記複数の提示用データに基づく複数の提示方法を
    指定する情報を含むことを特徴とする請求項17に記載
    のデータ再生装置。
  23. 【請求項23】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、1表示画面上の全ての提示のための全ての表示を他
    の提示データ管理データに基づくものに変更するための
    1つ以上のリンクを指定するための情報を含むことを特
    徴とする請求項17に記載のデータ再生装置。
  24. 【請求項24】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、1表示画面上の全ての提示のための全ての表示のう
    ちの一部を他の提示データ管理データに基づくものに変
    更するための1つ以上のリンクを指定するための情報を
    含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ再生装
    置。
  25. 【請求項25】 前記1つ以上の提示データ管理データ
    は、少なくとも2つ以上あり、これらのうち、特定の2
    つの提示データ管理データは、少なくとも1つ以上の共
    通の前記データ集合管理データを指定すると共に、指定
    した前記データ集合管理データへのアクセス情報を含む
    ことを特徴とする請求項17に記載のデータ再生装置。
  26. 【請求項26】 前記データ記録媒体は、ボリュームヘ
    ッダ領域と、複数の提示用データ、前記1つ以上のデー
    タ集合管理データ及び前記1つ以上の提示データ管理デ
    ータを記録するためのデータ領域とを有することを特徴
    とする請求項17に記載のデータ再生装置。
  27. 【請求項27】 複数の提示用データを記録し、 前記提示用データとそれ以外の1つ以上の前記提示用デ
    ータとの関連が記述されると共に、前記関連に基づいた
    提示を行うために、前記各提示用データへのアクセス情
    報が記述される複数のデータ集合管理データを記録し、 前記提示用データに基づく提示を行うために前記複数の
    データ集合管理データを所定の順で指定すると共に指定
    した前記データ集合管理データにアクセスするためのア
    クセス情報が記述される1つ以上の提示データ管理デー
    タを記録したことを特徴とするデータ記録方法。
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JPH09198392A (ja) * 1996-01-16 1997-07-31 Canon Inc データ管理・出力方法及び該方法を備える電子ファイリングシステム
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