JP3224624B2 - フィッシュアイ検査装置 - Google Patents

フィッシュアイ検査装置

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JP3224624B2
JP3224624B2 JP03193093A JP3193093A JP3224624B2 JP 3224624 B2 JP3224624 B2 JP 3224624B2 JP 03193093 A JP03193093 A JP 03193093A JP 3193093 A JP3193093 A JP 3193093A JP 3224624 B2 JP3224624 B2 JP 3224624B2
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fish eye
image
nucleus
fisheye
line
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JP03193093A
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憲敬 斎藤
正樹 布施
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行するフィルム状被
検査物に含まれるフィッシュアイの検査を目的としたフ
ィッシュアイ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィッシュアイは、ゲル、異物が核とな
って、フィッシュアイの走行方向に魚の目のような形状
で光学的歪みが発生したものである。
【0003】従来より、フィルムのフィッシュアイ検査
用などに、ラインCCDカメラを使用した検査装置が発
表されている。
【0004】これは、高周波点灯蛍光灯、および、光フ
ァイバをライン状に配列した照明装置を使用し、その透
過光をラインCCDカメラで検出して画像処理装置で画
像処理するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】蛍光灯のような散乱光
でフィッシュアイを照明すると、異物が核となったフィ
ッシュアイは検出できるが、ゲルが核となったフィッシ
ュアイは検出できない。また、光ファイバをライン状に
配列したような平行光でフィッシュアイを照明すると、
異物、ゲルが核となったフィッシュアイを、いずれも、
検出できるが、両者の判別は困難であった。
【0006】この発明は上述の背景に基づきなされたも
のであり、その目的とするところは、異物、ゲルが核と
なったフィッシュアイを、いずれも、検出し、しかも、
両者の判別を行うことができる検査装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題解決
に有効なセンシング方式と画像処理方式を工夫すること
で、この発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、この発明におけるセンシング方
式としては、ライン状透過照明装置と、該ライン状透過
照明装置と平行で、同一平面上になるように受光部を配
置し、分解能が最小測定物の1/3以下に設定したライ
ンセンサを使用した。この方式により、核がゲルのフィ
ッシュアイは、移動方向に2個に分割された画像とな
り、核が異物のフィッシュアイは、孤立した画像となっ
た。
【0009】また、画像処理方式としては、1パス方式
の連結性処理方式で、移動方向の膨張処理を行うことに
より、2個に分割された画像と孤立した画像の判別を可
能とした。
【0010】
【作用】上記構成を有する本発明は、以下のように動作
・作用する。
【0011】平行光に近い成分のみを使用して、照明装
置の出射部は、ラインCCDカメラの受光部と平行で、
しかも、同一平面上になるように配置している。
【0012】ゲルが核となったフィッシュアイは、フィ
ッシュアイの直径の約1/3の大きさの2個の黒い画像
に分割される。これは、フィッシュアイの周辺部では、
光学歪みのため透過光線が屈折して、ラインCCDカメ
ラの受光量が低下し、黒く検出されているのに対して、
中心部では光学歪みが少ないこと、ライン状照明である
ことのため、ラインCCDカメラの受光量が低下しなか
ったためである。また、異物が核となったフィッシュア
イは、孤立した画像であり、異物の周辺のフィルムの光
学的歪みがでている部分までを検出している。
【0013】このような特徴のある画像を得るための分
解能は、前記のようにフィッシュアイの直径の約1/3
の大きさの2個の黒い画像に分割されていることから、
最小測定サイズのフィッシュアイの直径の1/3以下で
あればよい。
【0014】2個に分割されているゲルが核となったフ
ィッシュアイと、孤立している異物が核となったフィッ
シュアイの画像を測定してこれを画像処理により判別す
る。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。
【0016】図1は、本発明の装置構成の一例を示すブ
ロック図である。
【0017】1は、フィッシュアイが混入しているフィ
ルムであり、数m/分で走行している。フィッシュアイ
の最小測定サイズは、100μmφである。2は、ライ
ン状ライトガイド(三菱レイヨン(株)製 光ファイバ
商品名 エスカを使用)であり、フィルム1を透過照明
している。3は、ラインCCDカメラ(三菱レイヨン
(株)製 型名 SCC−2048)であり、分解能30
μm/画素、視野60mmに設定している。4は画像処理
装置(三菱レイヨン(株)製 型名 LSC−100)で
あり、ラインCCDカメラ3の画像を処理して、指定範
囲内のフィッシュアイ数をカウントしている。フィッシ
ュアイは、核がゲルと異物に分類され、さらに、大きさ
によるランク分けが行なわれている。5はホストコンピ
ュータ(日本電気(株)製 型名 FC−9801)であ
り、画像処理装置4に対して、検査条件の設定を行い、
得られた検査結果の表示などを行う。
【0018】次に、センシング方式について説明する。
【0019】図2は、各種のセンシング方式で入力した
フィッシュアイ画像のビデオコピーを示している。
【0020】センシング方式Aは、高周波点灯蛍光灯の
ような散乱光を使用した場合である。
【0021】異物が核となったフィッシュアイは、異物
の部分のみ透過光量が減少しているため、検出できる。
しかし、ゲルが核となったフィッシュアイは、透過光量
が僅かしか変化していないため、検出できない。
【0022】センシング方式Bは、光ファイバをライン
状に配列した照明を、フィルムと距離をおいて配置する
ことにより、平行光に近い成分のみを使用した場合であ
る。また、光ファイバの出射部は、ラインCCDカメラ
の受光部と平行で、しかも、同一平面上になるように配
置している。
【0023】ゲルが核となったフィッシュアイは、フィ
ッシュアイの直径の約1/3の大きさの2個の黒い画像
に分割されている。これは、フィッシュアイの周辺部で
は、光学歪みのため透過光線が屈折して、ラインCCD
カメラの受光量が低下し、黒く検出されているのに対し
て、中心部では光学歪みが少ないこと、ライン状照明で
あることのため、ラインCCDカメラの受光量が低下し
なかったためである。また、異物が核となったフィッシ
ュアイは、孤立した画像であり、異物の周辺のフィルム
の光学的歪みがでている部分までを検出している。
【0024】このような特徴のある画像を得るための分
解能は、前記のようにフィッシュアイの直径の約1/3
の大きさの2個の黒い画像に分割されていることから、
最小測定サイズのフィッシュアイの直径の1/3以下で
あればよいことがわかる。
【0025】センシング方式Cは、センシング方式Bと
類似であるが、光ファイバの出射部を数mm分平行移動さ
せ、ラインCCDカメラの受光部と平行であるが、同一
平面上にないように配置したものである。
【0026】ゲルが核となったフィッシュアイと、異物
が核となったフィッシュアイは、いずれも、核の周辺の
フィルムの光学的歪みがでている部分までを検出してい
る。しかし、いずれも孤立した画像であり、両者を判別
することはできない。
【0027】以上説明したように、センシング方式A、
B、Cの中で、ゲルが核となったフィッシュアイと、異
物が核となったフィッシュアイを、いずれも検出でき、
しかも、両者を判別できるのは、センシング方式Bのみ
である。
【0028】次に、画像処理方式について説明する。
【0029】センシング方式Bで得られたように、移動
方向に2個に分割されているゲルが核となったフィッシ
ュアイと、孤立している異物が核となったフィッシュア
イの画像を判別するための画像処理方式は、種々の方式
が考えられる。
【0030】本発明では、ラインCCDカメラからの画
像信号を、一旦、画像メモリに記録することなく、リア
ルタイム処理を行うことが必要となるため、1パス方式
の連結性処理を行っている。
【0031】図3(a)は、ゲルが核となったフィッシ
ュアイの画像を示しており、薄い網掛けの部分が2個あ
る。
【0032】図3(b)は、j方向の膨張処理により、
1個のものと認識する方法を示している。1パス方式の
連結性処理を行い、薄い網掛けの画像が終了した時点か
ら、濃い網掛けに示したように、j方向の膨張処理を行
い、1個として認識する。図3(b)は、3画素分の膨
張処理を行っている。膨張処理すべき画素数は、分解能
などにより適正値に設定すればよい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、フィッシュアイの核の内容
を、ゲルと異物に分類して検査可能であり、フィッシュ
アイ検査装置として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の装置構成の1例を示す概略図
である。
【図2】図2は、この発明によるセンシング方式Bと比
較例のセンシング方式AとBとのフィッシュアイ画像を
示す説明図である。
【図3】図3は、本発明の画像処理方式を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 フィルム 2 ライン状ライトガイド 3 ラインCCDカメラ 4 画像処理装置 5 ホストコンピュータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G01B 11/00 - 11/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン状透過照明装置と、該ライン状透
    過照明発光部と平行で、同一平面上に実質的に配置され
    た受光部を備え、分解能が最小測定物の1/3以下に設
    定したラインセンサと、移動するフィルム状被検査物の
    画像を入力し、移動方向に2個に分割されている欠陥画
    像と、孤立している欠陥画像を検出し、前者をゲルを核
    とするフィッシュアイ、後者を異物を核とするフィッシ
    ュアイと判別する画像処理装置とからなることを特徴と
    するフィッシュアイ検査装置。
JP03193093A 1993-02-22 1993-02-22 フィッシュアイ検査装置 Expired - Lifetime JP3224624B2 (ja)

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JP5220392B2 (ja) * 2007-11-21 2013-06-26 川上産業株式会社 気泡シート体成形情報検出装置、及び気泡シート体成形情報検出方法
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