JP3223150U - 不正複写抑止ノート - Google Patents
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Abstract
【課題】隠し模様である潜像の肉眼による視認を困難とし、高性能複写機であっても複写物に確実に隠し模様を現出させることによって原本と複写物との識別を容易にし、複写によって現出した潜像が明瞭に判別できる複写抑止ノートを提供する。【解決手段】複写抑止ノートは、不正複写抑止用紙を無線綴じして構成され、用紙は、水平に対して25〜35度傾斜させた線幅が0.02〜0.06mmの傾斜潜像形成線1が用紙全面に設けられ、この傾斜潜像形成線に小幅の白の万線3を交差させて傾斜潜像形成線を点線とし、潜像部分2において傾斜潜像形成線が4分割されている。傾斜潜像形成線は、藤色であるのが好ましい。【選択図】図1
Description
本考案は、ノートに記載された内容が複写機などによって不正に複写されるのを抑止するノートに関する。
カラー複写機の性能の向上は目覚ましいものがあり、複写物であることを見分けることが困難になってきていることから、複写物であることが一目で判別できるようにした偽造抑止手段が施された用紙が種々提案されている。偽造抑止策として知られているものとして、透かし模様、蛍光インキ、及びホログラム等が用いられているが、これらの方法による偽造抑止はコストがかかるので金銭的価値を有する有価証券や公的証明書に用いられるのが一般的である。
潜像による偽造抑止パターンを形成する手法は、特定のパターンを作成して用紙に印刷するものであるので、透かし模様を用紙に形成する方法やホログラムを貼り付ける等の方法に較べてコストが低いというメリットがある。
潜像による偽造抑止パターンを形成する手法は、特定のパターンを作成して用紙に印刷するものであるので、透かし模様を用紙に形成する方法やホログラムを貼り付ける等の方法に較べてコストが低いというメリットがある。
VHスプリット万線方式で潜像が形成してある印刷物をカラー複写機で複写すると、背景となる非潜像部が、実物(被複写物)の刷色(濁色系)とは異なる黒(墨)色で複写され、文字等の隠し模様である潜像部は、実物の刷色に近い色で再現されるようにすることにより、印刷内容とは無関係な特定の模様が浮かびあがるようにしたものであり、カラーコピーされた複写物が原本ではないことが判別されるようになる。
文字や模様であると認識されない隠し文字、例えば「COPY」や「偽物」、または、隠し模様の潜像が、複写機でコピーした複写物に出現して認識可能となって原本でないことが判別可能となるので偽造複写を抑止する偽造抑止パターンは、一例を挙げると、隠し模様の潜像と背景となる地紋とが異なった網点で構成されており、これを複写機でコピーすると複写物では網点の大小の差が濃度差となり、隠し模様が出現するようにしてある。
網点の大小の差による隠し模様の潜像と背景とで構成される従来の複写偽造抑止用紙では、目が慣れてくると潜像が視認しやすくなり、偽造抑止手段が施されていることが見破られてしまう。
隠し模様の潜像の部分は、ある程度の大きさの面積を必要とするが、潜像部分の面積を大きくすると更に肉眼での視認が容易となってコピー抑止手段が施されていることが容易に認知されてしまう。
隠し模様の潜像の部分は、ある程度の大きさの面積を必要とするが、潜像部分の面積を大きくすると更に肉眼での視認が容易となってコピー抑止手段が施されていることが容易に認知されてしまう。
本考案は、肉眼による隠し模様の潜像の視認が困難であり、かつ、高性能複写方式の複写機であっても複写物に確実に隠し模様等の潜像を現出させることによってノートに記載された内容をコピーすることを抑止するものである。
用紙の全面に水平に対して25〜35度傾斜させた線幅0.02〜0.06mmの傾斜潜像形成線が設けてあり、更に、文字、または模様を現す潜像部分を除く部分または潜像部分のいずれかの傾斜潜像形成線が4分割されて4本の分割潜像線として網点面積を10%以下としてあり、この用紙が無線綴じしてある複写抑止用ノートである。
また、用紙の全面に水平に対して25〜35度傾斜させた線幅0.02〜0.06mmの傾斜潜像形成線が設けてあり、この傾斜潜像形成線は白の万線を交差させて点線としてあり、文字、または模様を現す潜像パターン部分を除く部分または潜像パターン部のいずれかの傾斜潜像形成線が4分割して4本の分割潜像線として網点面積を5%以下としてあり、この用紙が無線綴じしてある複写抑止ノートである。
また、用紙の全面に水平に対して25〜35度傾斜させた線幅0.02〜0.06mmの傾斜潜像形成線が設けてあり、この傾斜潜像形成線は白の万線を交差させて点線としてあり、文字、または模様を現す潜像パターン部分を除く部分または潜像パターン部のいずれかの傾斜潜像形成線が4分割して4本の分割潜像線として網点面積を5%以下としてあり、この用紙が無線綴じしてある複写抑止ノートである。
傾斜潜像形成線を点線とする白の万線の線幅は0.16〜0.20mm、白の万線の間隔が0.34〜0.38mmである複写抑止用紙である。
更に、傾斜潜像形成線は、藤色、藍色、紅色、若草色のいずれかとして肉眼による潜像の確認をしにくくした複写抑止用ノートである。
更に、傾斜潜像形成線は、藤色、藍色、紅色、若草色のいずれかとして肉眼による潜像の確認をしにくくした複写抑止用ノートである。
本考案の複写抑止用ノートを高性能のカラー複写機等で複写すると、原本では肉眼で識別できなかった図柄や文字が複写物に出現し、複写物は原本とは異なったものとなり、原本でないことが判別可能となる。
また、本考案の複写抑止ノートの作成には特殊なインキを必要とせず、従来の印刷技術によって印刷できることから、低コストで複写抑止ノートを提供することができる。
従来の網点の大小の差による隠し模様の潜像パターンは見る者の目が慣れてくると潜像が視認し易くなるのに対し、本考案の複写偽造抑止の隠し模様の潜像部は、線群パターンであるために目視による視認が困難であり、コピー抑止手段が施してあるノートであることを見破るのは容易ではない。
また、著しく細い点線で、紙面に均一な細点を印刷インク(油)でちりばめて仕上げているため、用紙面に文字・画像をボールペンで書く際、紙面から受ける抵抗が低減し、ボールペンのボールがスムースに回転し、画線切れを防ぎ、画線をすべるように、なめらかに描く事ができる。印刷色は、感色性の高い藤色等が好ましい。
また、本考案の複写抑止ノートの作成には特殊なインキを必要とせず、従来の印刷技術によって印刷できることから、低コストで複写抑止ノートを提供することができる。
従来の網点の大小の差による隠し模様の潜像パターンは見る者の目が慣れてくると潜像が視認し易くなるのに対し、本考案の複写偽造抑止の隠し模様の潜像部は、線群パターンであるために目視による視認が困難であり、コピー抑止手段が施してあるノートであることを見破るのは容易ではない。
また、著しく細い点線で、紙面に均一な細点を印刷インク(油)でちりばめて仕上げているため、用紙面に文字・画像をボールペンで書く際、紙面から受ける抵抗が低減し、ボールペンのボールがスムースに回転し、画線切れを防ぎ、画線をすべるように、なめらかに描く事ができる。印刷色は、感色性の高い藤色等が好ましい。
以下、本考案の複写抑止ノートを図面に基づいて説明する。
傾斜潜像形成線1と潜像パターン部2が視覚的にほぼ同一の濃度になるようにすることによって隠し文字や隠しパターンの潜像パターン部2の存在が認識されないようにするものであり、図1(a)は、本考案の複写抑止ノートの用紙の傾斜潜像形成線1の模式的説明図であり、傾斜潜像形成線1が水平に対して30度傾斜させてある。
傾斜潜像形成線1と潜像パターン部2が視覚的にほぼ同一の濃度になるようにすることによって隠し文字や隠しパターンの潜像パターン部2の存在が認識されないようにするものであり、図1(a)は、本考案の複写抑止ノートの用紙の傾斜潜像形成線1の模式的説明図であり、傾斜潜像形成線1が水平に対して30度傾斜させてある。
図1(b)は、潜像パターン部2における傾斜潜像形成線が4つに分割されている状態の拡大図であり、傾斜潜像形成線1の線幅Dは、印刷色によって異なるものとするが、好ましい線幅Dは、藤色、藍色、紅色の場合は0.050mm、若草色は0.045mm、墨色0.055mmであり、平行する傾斜潜像形成線1の中心間隔Wは0.48mm、であり、そして、分割傾斜潜像形成線1aの間隔L3は0.12mmであり、肉眼では、潜像パターン部2の4本の線が傾斜潜像形成線1の線幅Dと連続する線であるように見えるので、潜像2の存在に気付くことはない。
用紙全面に形成された傾斜潜像形成線1は、傾斜潜像形成線1に交差する線幅0.28mm、間隔0.18mmの白の万線3(図面では空白)を交差角60度で重ねることによって、傾斜潜像形成線1を点線としている。
更に、潜像パターン部2において、傾斜潜像形成線1は4分割されて分割潜像線1aとしてあり、4本の分割潜像線1aが1本の傾斜潜像形成線1に対応し、肉眼では連続した線として認識されるので潜像が形成されていることが認識されない。
更に、潜像パターン部2において、傾斜潜像形成線1は4分割されて分割潜像線1aとしてあり、4本の分割潜像線1aが1本の傾斜潜像形成線1に対応し、肉眼では連続した線として認識されるので潜像が形成されていることが認識されない。
図2は、傾斜潜像形成線1を点線とせずに連続線としたものであり、潜像部分または非潜像部分のいずれか一方の部分の傾斜潜像形成線1を四分割したものであり、傾斜潜像形成線1の太さ及び間隔は図1に示したものと同じである。
図3及び図4は、本考案のコピー抑止ノートの用紙の実施例をカラー複写機で複写した複写物を示している。
潜像パターン部のパターンの領域を傾斜潜像形成線1が4分割された分割潜像線1aとし、これをカラー複写機で複写すると、傾斜潜像形成線1の領域はコピーされるが4分割された分割潜像線1aの領域はコピーされずに白色となるので白抜きパターン「COPY」として視認され、複写物であることが判別できる。
更に、ノートの紙面に縦横の線からなる傾斜潜像形成線1と同色の方眼を形成した用紙としてこれを無線綴じのノートにすることによって、ノートに記載された秘匿すべき事項のメモがコピーされて外部に漏出するのを抑止することができる。
図3及び図4は、本考案のコピー抑止ノートの用紙の実施例をカラー複写機で複写した複写物を示している。
潜像パターン部のパターンの領域を傾斜潜像形成線1が4分割された分割潜像線1aとし、これをカラー複写機で複写すると、傾斜潜像形成線1の領域はコピーされるが4分割された分割潜像線1aの領域はコピーされずに白色となるので白抜きパターン「COPY」として視認され、複写物であることが判別できる。
更に、ノートの紙面に縦横の線からなる傾斜潜像形成線1と同色の方眼を形成した用紙としてこれを無線綴じのノートにすることによって、ノートに記載された秘匿すべき事項のメモがコピーされて外部に漏出するのを抑止することができる。
図4に示す例は、横罫線のノートとしたものであり、潜像パターン「COPY」の部分を傾斜潜像形成線1とし、その他の部分は傾斜潜像形成線1を4分割した分割潜像線1aとしたものである。このノートを複写機でコピーすると、傾斜潜像形成線1の領域はコピーされるが分割潜像線1aの部分はコピーされず、パターン「COPY」の部分の傾斜潜像線が複写されるので視認できるようになり、複写物であることが判別可能となる。
1 傾斜潜像形成線
1a 分割潜像線
2 潜像パターン部
3 白の万線
W 傾斜潜像形成線の中心間隔
D 傾斜潜像形成線の線幅
L1 白の万線の線幅
L2 白の万線の間隔
L3 分割潜像線の間隔
1a 分割潜像線
2 潜像パターン部
3 白の万線
W 傾斜潜像形成線の中心間隔
D 傾斜潜像形成線の線幅
L1 白の万線の線幅
L2 白の万線の間隔
L3 分割潜像線の間隔
Claims (3)
- 用紙の全面に水平に対して25〜35度傾斜させた線幅0.02〜0.06mmの傾斜潜像形成線が設けてあり、この傾斜潜像形成線は白の万線を交差させて点線としてあり、文字、または模様を表す潜像パターン部を除く部分、若しくは、潜像パターン部のいずれか一方の傾斜潜像形成線が4分割されて4本の分割潜像線として網点面積が5%以下としてあり、この用紙が無線綴じしてある複写抑止ノート。
- 用紙の全面に水平に対して25〜35度傾斜させた線幅0.02〜0.06mmの傾斜潜像形成線が設けてあり、更に、文字、または模様を現す潜像パターン部分を除く部分または潜像パターン部分のいずれかの傾斜潜像形成線を4分割して4本の分割潜像線として網点面積を10%以下としてあり、この用紙が無線綴じしてある複写抑止ノート。
- 請求項1または2のいずれかにおいて、傾斜潜像形成線が、藤色、若草色のいずれかである複写抑止ノート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019002520U JP3223150U (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 不正複写抑止ノート |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3223150U true JP3223150U (ja) | 2019-09-19 |
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Family Applications (1)
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JP2019002520U Active JP3223150U (ja) | 2019-07-09 | 2019-07-09 | 不正複写抑止ノート |
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JP (1) | JP3223150U (ja) |
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2019
- 2019-07-09 JP JP2019002520U patent/JP3223150U/ja active Active
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