JP3222279U - 平面複数層ホコリ取り粘着紙構造 - Google Patents

Abstract

【課題】清掃箇所の角部や表面形状によらず清掃可能なホコリ取り粘着紙構造を提供する。【解決手段】手で持つためのベース１０を備え、ベースの底部に一定規格のフラット面１１を設置し、フラット面上に複数層の粘着紙２１を積層して結合し、重なって隣り合う各粘着紙間及び最下層粘着紙表面にはそれぞれ離型紙２２を設置する。使用時には最下層の離型紙を剥がし、清掃する表面に沿って接触させて操作することにより、粘着紙表面に塗布された粘着剤により各種綿埃、毛髮、粉状ホコリ、砂埃等の微細な汚れを粘着吸着させて清掃する。粘着紙表面に微細な汚れがいっぱいになったら、粘着紙を剥がして取り外し、次の粘着紙の離型紙を剥がして使用する。【選択図】図２

Description

本考案は、平面複数層ホコリ取り粘着紙構造に関し、特にローラー式ホコリ取り粘着紙とは異なる斬新な構造で、ホコリ取り粘着紙を平面式複数層構造とすることで、平面的で微細な汚れの清掃をより便利に実施できる平面複数層ホコリ取り粘着紙構造に関する。

一般に環境中には綿埃、毛髮、粉状ホコリ、砂埃等微細な汚れが充満している。
この類の汚れは非常に微細なため、通常の清掃方法で取り除くことは非常に難しい。
この類の微細な汚れを取り除くニーズに応えるため、業者は、ローラー式ホコリ取り粘着紙を開発した。
ロール状に巻かれた粘着紙をハンドル付きローラーに装着させることで、押圧して転がす方式を通して、粘着紙は清掃しようとする表面で往復ローリングし、各種綿埃、毛髮、粉状ホコリ、砂埃等の微細な汚れは、粘着紙表面に塗布された粘着剤に粘着吸着され、清掃の目的を達成する。
表面に微細な汚れがいっぱいに粘着した後は、該粘着紙を剥がして取り外し次の粘着紙を用いて、清掃作業を継続する。

しかし、上記のローラー式ホコリ取り粘着紙において、押して転がす方式により、粘着紙を往復ローリングさせ、微細な汚れを粘着させる方式は非常に便利だが、その粘着紙は筒状に巻かれているため、清掃時に、その円筒形の制限を受け、清掃面の隅の部位に完全に接触できず、清掃死角が生じてしまう。
さらに、ある種の物品の表面形状は、この種のローラー式ホコリ取り粘着紙が適用不能で、適用性に限界があると言う問題が存在する。
そのため、異なる形態のホコリ取り粘性紙を組み合わせて使用し、清掃死角と一部の制限を解決する必要がある。

特開２００３−１１６７６４号公報 実用新案登録第３０６５５７６号公報

本考案の目的は、使用において清掃死角及び一部の制限が生じやすいと言う従来のローラー式ホコリ取り粘着紙に存在する問題を解決できる平面複数層ホコリ取り粘着紙構造を提供することである。

使用において清掃死角及び一部の制限が生じやすいと言う従来のローラー式ホコリ取り粘着紙に存在する問題を解決するため、本考案による粘着紙は所定規格の複数層を重ねて貼り合わせ、これを手で持つのに適したベースの所定のフラット面に設置し、手で持って移動させる方式で、清掃しようとする表面で粘着紙を移動させ、微細な汚れを平面で粘着して取り除く機能を達成し、その清掃部位は、清掃面の隅の部位まで到達するため、死角ゼロ清掃の機能を達成する。

本考案の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造は、粘着紙は平面で、手で持つのに適したベースの底面に多数層を重ねて粘着して覆い、操作及び使用において非常に簡便で、清掃の死角及び一部の制限の問題を排除でき、同時に使用後の粘着紙を剥がして取り外す操作も直接的で容易で、使用しない時には、離型紙により粘着紙の粘着剤面は隔離保護され、微細な汚れが粘着する問題を回避でき、極めて優れた実用の価値を有する。

本考案実施例の構造模式図である。 本考案実施例の実施状態参考図である。 本考案実施例の別種の実施状態模式図（１）である。 本考案実施例の別種の実施状態模式図（２）である。 本考案実施例の別種の実施状態模式図（３）である。 本考案実施例の別種の実施状態模式図（４）である。 本考案実施例のさらに別種の実施状態模式図（１）である。 本考案実施例のさらに別種の実施状態模式図（２）である。 本考案実施例のさらに別種の実施状態模式図（３）である。 本考案実施例のさらに別種の実施状態模式図（４）である。

（実施例）

図１〜１０示すように、本考案の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造は、手で持つのに適したベース１０を備える。

該ベース１０は、任意の適当な形状とするが、少なくともベース１０の底部には、所定規格のフラット面１１を設置し、該フラット面１１に所定層数の粘着紙２１を積層して覆い、ホコリ取り粘着紙２０を構成する。

該ホコリ取り粘着紙２０は、複数の一枚一枚の粘着紙２１と複数の離型紙２２を交互に配する形態で、順番に該ベース１０底部のフラット面１１に粘着して結合し、これにより重なって隣り合う各粘着紙２１間及び最下層粘着紙２１表面には、それぞれ離型紙２２が設置される。

これにより、各層の粘着紙２１の隔絶保護と剥がしやすさを形成し、こうして本考案の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造を構成する。

上記した構造により構成される本考案の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造は、使用において、最下層の離型紙２２を剥がして取り外して最下層の粘着紙２１表面に塗布された粘着剤を露出させる。

これにより、ベース１０を手で持って、ホコリ取り粘着紙２０を、清掃しようとする表面で適当に移動させ、該表面に存在する綿埃、毛髮、粉状ホコリ、砂埃等の微細な汚れは、粘着紙２１表面の粘着剤により粘着吸着され、こうしてその清掃効果を達成する。

しかも、その粘着紙２１は、平面形態を呈して、微細な汚れを粘着吸着する作用を行うため、机の角、壁の角等の隅の部位に容易に接触でき、死角ゼロ清掃を達成できる。

粘着紙２１表面に微細な汚れがいっぱいに付着した後は、該粘着紙２１を剥がして取り外し捨てればよく、そこで次の粘着紙表面の離型紙２２を保留すれば次の粘着紙２１を隔離保護できる。

次に使用する時に、該離型紙２２を剥がして取り外せば、微細な汚れの粘着吸着作業を継続でき（図３〜６参照）、この時に、該粘着紙２１と次の離型紙２２を同時に剥がして取り外せば、次の粘着紙２１は粘着吸着清掃作業を継続でき（図７〜１０参照）、複数回使用の実用性と利便性を達成できる。

すなわち、本考案の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造は、手で持つのに適したベース底部のフラット面設計により、複数枚の粘着紙を順番にベース底部に重ねて粘着して覆い、離型紙により粘着紙同士を隔絶し、各粘着紙は独立した清掃面として相互干渉の恐れがなく、平面形態で微細な汚れを粘着吸着して清掃する方式により、ベースを直接手で持って操作する移動の利便性を発揮することができ、清掃がより便利となり、しかも隅の部位へと効果的に接触され、死角ゼロ清掃を達成でき、従来のローラー式ホコリ取り粘着紙の欠点を効果的に補うことができる。

上記を総合すると、本考案の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造は、その全く新しい構造により、従来のローラー式ホコリ取り粘着紙の押圧して転がす方式の清掃法を完全に放棄し、直接、便利に手で持ち粘着吸着させることで、使用操作において簡単かつ便利なだけでなく、清掃に死角がないと言う長所を達成でき、従来の構造の使用における問題と欠点を徹底的に解決でき、極めて優れた産業上の利用価値を備える。

本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。

１０ ベース
１１ フラット面
２０ ホコリ取り粘着紙
２１ 粘着紙
２２ 離型紙

Claims (2)

1. 手で持つのに適したベースと複数のホコリ取り粘着紙からなり、
   該ベース底部にホコリ取り粘着紙に合わせた一定規格のフラット面を設け、
   該フラット面に上記複数のホコリ取り粘着紙を積層して粘着して覆い、
   該複数の粘着紙のそれぞれの間に離型紙を介そうすると共に最下層の粘着紙表面に離型紙を設置して各粘着紙を隔離して保護すると共に使用に際して剥離して清掃することを、
   特徴とする平面複数層ホコリ取り粘着紙構造。
2. 前記ベースは、手で持つのに適した各種形態を呈することを特徴とする請求項１に記載の平面複数層ホコリ取り粘着紙構造。